JPH1179787A - 電磁波シールド窓材 - Google Patents
電磁波シールド窓材Info
- Publication number
- JPH1179787A JPH1179787A JP24294297A JP24294297A JPH1179787A JP H1179787 A JPH1179787 A JP H1179787A JP 24294297 A JP24294297 A JP 24294297A JP 24294297 A JP24294297 A JP 24294297A JP H1179787 A JPH1179787 A JP H1179787A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- electromagnetic wave
- window material
- metal thin
- transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/34—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
- C03C17/36—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions at least one coating being a metal
- C03C17/3602—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions at least one coating being a metal the metal being present as a layer
- C03C17/3605—Coatings of the type glass/metal/inorganic compound
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/06—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with metals
- C03C17/09—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with metals by deposition from the vapour phase
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/34—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
- C03C17/36—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions at least one coating being a metal
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/34—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
- C03C17/36—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions at least one coating being a metal
- C03C17/3602—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions at least one coating being a metal the metal being present as a layer
- C03C17/3668—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions at least one coating being a metal the metal being present as a layer the multilayer coating having electrical properties
- C03C17/3676—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions at least one coating being a metal the metal being present as a layer the multilayer coating having electrical properties specially adapted for use as electromagnetic shield
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性，取扱性に優れた電磁波シールド用窓
材を提供する。 【解決手段】 四角形に形成された透明板ガラス４に
は、金属薄膜６が積層されており、この金属薄膜６が形
成された透明板ガラス４の周縁端部を覆うように導電層
８が設けられている。透明板ガラス４の表面に形成され
た透明な金属薄膜６が、可視光線を遮ることなく電磁波
をシールドする。また、導電層８は金属薄膜６と導通し
ているので、当該電磁波シールド窓材２が取り付けられ
る導電性の窓枠や筐体を接地しておけば、これら窓枠や
筐体に電磁波シールド窓材２を取り付けるだけで、導電
層８を介して金属薄膜６を簡単に接地でき、金属薄膜６
による電磁波シールド効果をより確実なものとすること
ができると共に、金属薄膜６をあらためて接地する作業
を必要としないので、取付時の作業性を向上させること
ができる。
材を提供する。 【解決手段】 四角形に形成された透明板ガラス４に
は、金属薄膜６が積層されており、この金属薄膜６が形
成された透明板ガラス４の周縁端部を覆うように導電層
８が設けられている。透明板ガラス４の表面に形成され
た透明な金属薄膜６が、可視光線を遮ることなく電磁波
をシールドする。また、導電層８は金属薄膜６と導通し
ているので、当該電磁波シールド窓材２が取り付けられ
る導電性の窓枠や筐体を接地しておけば、これら窓枠や
筐体に電磁波シールド窓材２を取り付けるだけで、導電
層８を介して金属薄膜６を簡単に接地でき、金属薄膜６
による電磁波シールド効果をより確実なものとすること
ができると共に、金属薄膜６をあらためて接地する作業
を必要としないので、取付時の作業性を向上させること
ができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓などの開口部を
塞ぐと共に、該開口部からの電磁波の侵入，漏洩を防止
するために用いられる電磁波シールド窓材に関する。
塞ぐと共に、該開口部からの電磁波の侵入，漏洩を防止
するために用いられる電磁波シールド窓材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、電磁波を遮断する電磁波シー
ルド窓材として、導電メッシュを２枚の透明なパネルで
挟み込んだものや、導電メッシュを透明なパネルの表面
に貼り付けたものが知られている。
ルド窓材として、導電メッシュを２枚の透明なパネルで
挟み込んだものや、導電メッシュを透明なパネルの表面
に貼り付けたものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような導
電メッシュを用いた電磁波シールド窓材では、非透明な
導電メッシュがその配設位置にて視界を遮るため、シー
ルド性を向上させるために導電メッシュの編目を小さく
する程、視界が制限され、電磁波シールド窓材を通し
て、内部又は外部が見にくいという問題があった。
電メッシュを用いた電磁波シールド窓材では、非透明な
導電メッシュがその配設位置にて視界を遮るため、シー
ルド性を向上させるために導電メッシュの編目を小さく
する程、視界が制限され、電磁波シールド窓材を通し
て、内部又は外部が見にくいという問題があった。
【０００４】また、ワイヤメッシュの配設位置以外の部
分では、太陽光からの赤外線が、殆ど遮られることなく
透過してしまうため、例えば、このような電磁波シール
ド窓材を、建物や自動車の窓に用いた場合、冷房機の効
率を向上させることができないという問題もあった。
分では、太陽光からの赤外線が、殆ど遮られることなく
透過してしまうため、例えば、このような電磁波シール
ド窓材を、建物や自動車の窓に用いた場合、冷房機の効
率を向上させることができないという問題もあった。
【０００５】更に、本来の目的である電磁波シールドを
確実なものとするには、導電メッシュを接地しなければ
ならないが、そのためには、導電メッシュと導通するア
ース線等を設け、このアース線をあらためて接地する必
要があり、設置作業に手間を要するという問題があっ
た。
確実なものとするには、導電メッシュを接地しなければ
ならないが、そのためには、導電メッシュと導通するア
ース線等を設け、このアース線をあらためて接地する必
要があり、設置作業に手間を要するという問題があっ
た。
【０００６】本発明は、上記問題点を解決するために、
透明性，取扱性に優れた電磁波シールド窓材を提供する
ことを目的とする。
透明性，取扱性に優れた電磁波シールド窓材を提供する
ことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
なされた発明である請求項１に記載の電磁波シールド窓
材は、透明な材料からなる板状の本体と、該本体の表面
に形成された透明な金属薄膜と、前記本体の周縁端部を
覆い且つ前記金属薄膜と導通する導電層とを備えること
を特徴とする。
なされた発明である請求項１に記載の電磁波シールド窓
材は、透明な材料からなる板状の本体と、該本体の表面
に形成された透明な金属薄膜と、前記本体の周縁端部を
覆い且つ前記金属薄膜と導通する導電層とを備えること
を特徴とする。
【０００８】このように構成された本発明の電磁波シー
ルド窓材は、建物，筐体，車両などの様々な開口部に取
り付けられて、導電層を介して金属薄膜が接地された状
態で使用され、この接地された導電層が、当該電磁波シ
ールド窓材が取り付けられた開口部を通過しようとする
電磁波を遮蔽する。
ルド窓材は、建物，筐体，車両などの様々な開口部に取
り付けられて、導電層を介して金属薄膜が接地された状
態で使用され、この接地された導電層が、当該電磁波シ
ールド窓材が取り付けられた開口部を通過しようとする
電磁波を遮蔽する。
【０００９】このように、本発明の電磁波シールド窓材
によれば、本体の周縁端部に金属薄膜と導通する導電層
が設けられているので、当該電磁波シールド窓材が取り
付けられる開口部にアルミサッシ等の導電性の枠材を取
り付け、この枠材を接地しておけば、当該電磁波シール
ド窓材を枠材に取り付けるときに、導電層を枠材に直接
接触させるだけで（又は導電性の弾性材などを介して間
接的に接触させることにより）、当該窓材に特別な加工
を施すことなく簡単かつ確実に金属薄膜を接地すること
ができ、金属薄膜により電磁波シールドを良好に行うこ
とができる。
によれば、本体の周縁端部に金属薄膜と導通する導電層
が設けられているので、当該電磁波シールド窓材が取り
付けられる開口部にアルミサッシ等の導電性の枠材を取
り付け、この枠材を接地しておけば、当該電磁波シール
ド窓材を枠材に取り付けるときに、導電層を枠材に直接
接触させるだけで（又は導電性の弾性材などを介して間
接的に接触させることにより）、当該窓材に特別な加工
を施すことなく簡単かつ確実に金属薄膜を接地すること
ができ、金属薄膜により電磁波シールドを良好に行うこ
とができる。
【００１０】また、導電層は、周縁端部を覆っているの
で、金属薄膜が一方の面だけに形成されていたとして
も、この金属薄膜形成面だけでなく、その裏面または周
縁の端面のいずれを、枠材に接触させても確実に金属薄
膜を接地することができ、当該窓材の設置方法の自由度
が高いので、設置作業を容易にすることができる。
で、金属薄膜が一方の面だけに形成されていたとして
も、この金属薄膜形成面だけでなく、その裏面または周
縁の端面のいずれを、枠材に接触させても確実に金属薄
膜を接地することができ、当該窓材の設置方法の自由度
が高いので、設置作業を容易にすることができる。
【００１１】更に、電磁波を遮蔽するシールド層が透明
な金属薄膜からなり、従来のように導電メッシュにて可
視光線が遮られることがないので、良好な視界を確保で
き、しかも、金属薄膜は、電磁波だけでなく、赤外線も
吸収するので、当該電磁波シールド窓材が取り付けられ
た開口部からの入射光による、筐体や建物や車両等の内
部の温度の上昇を抑えることができ、特に、建物や車両
等に用いた場合では、冷房機の効き具合を向上させるこ
とができる。
な金属薄膜からなり、従来のように導電メッシュにて可
視光線が遮られることがないので、良好な視界を確保で
き、しかも、金属薄膜は、電磁波だけでなく、赤外線も
吸収するので、当該電磁波シールド窓材が取り付けられ
た開口部からの入射光による、筐体や建物や車両等の内
部の温度の上昇を抑えることができ、特に、建物や車両
等に用いた場合では、冷房機の効き具合を向上させるこ
とができる。
【００１２】なお、本体の材料としては、ガラスの他、
アクリル，ポリカーボネート等の透明な樹脂を使用する
ことができる。また、本体を構成する材料は、透明であ
れば着色されたものであってもよい。また、金属酸化物
のバインダを混入したり、金属酸化物の膜を形成するこ
とにより、紫外線を反射又は吸収する性能を付与したも
のを用いてもよい。
アクリル，ポリカーボネート等の透明な樹脂を使用する
ことができる。また、本体を構成する材料は、透明であ
れば着色されたものであってもよい。また、金属酸化物
のバインダを混入したり、金属酸化物の膜を形成するこ
とにより、紫外線を反射又は吸収する性能を付与したも
のを用いてもよい。
【００１３】また、導電層は、金属薄膜と同様の材料に
より、金属薄膜と同様の方法で形成してもよいし、導電
性の塗料を塗布や、アルミニウムや銅等の導電性テープ
や金属板の接着、填め込み等により形成してもよい。と
ころで、金属薄膜としては、銀，銅，パラジウム，チタ
ン，インジウム，スズ，クロム，アルミニウム，タンタ
ル，バナジウム，ニッケル，ニオブ等を用いることがで
き、特に、導電性の優れた銀等が好ましい。また金属薄
膜の厚さは、透明性と導電性とを両立させるために、１
〜３０ｎｍが好ましい。
より、金属薄膜と同様の方法で形成してもよいし、導電
性の塗料を塗布や、アルミニウムや銅等の導電性テープ
や金属板の接着、填め込み等により形成してもよい。と
ころで、金属薄膜としては、銀，銅，パラジウム，チタ
ン，インジウム，スズ，クロム，アルミニウム，タンタ
ル，バナジウム，ニッケル，ニオブ等を用いることがで
き、特に、導電性の優れた銀等が好ましい。また金属薄
膜の厚さは、透明性と導電性とを両立させるために、１
〜３０ｎｍが好ましい。
【００１４】このような透明な金属薄膜は、例えば請求
項２に記載のように、スパッタリング又は蒸着により形
成することができる。このようなスパッタリングや蒸着
によれば、きわめて薄くかつ均一な金属薄膜を形成でき
るため、透明性を犠牲にすることなく、導電性，即ち電
磁波シールド性に優れた金属薄膜を形成することができ
る。
項２に記載のように、スパッタリング又は蒸着により形
成することができる。このようなスパッタリングや蒸着
によれば、きわめて薄くかつ均一な金属薄膜を形成でき
るため、透明性を犠牲にすることなく、導電性，即ち電
磁波シールド性に優れた金属薄膜を形成することができ
る。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面と
共に説明する。図１は、本実施形態の電磁波シールド窓
材２の全体構成を表しており、（ａ）は平面図、（ｂ）
はそのＡ−Ａ断面図である。
共に説明する。図１は、本実施形態の電磁波シールド窓
材２の全体構成を表しており、（ａ）は平面図、（ｂ）
はそのＡ−Ａ断面図である。
【００１６】図１に示すように、本実施形態の電磁波シ
ールド窓材２は、四角形に形成された本体としての透明
板ガラス４と、この透明板ガラス４の一方の面に積層さ
れた金属薄膜６と、金属薄膜６が形成された透明板ガラ
ス４の周縁端部を覆うように設けられた導電層８とから
なる。
ールド窓材２は、四角形に形成された本体としての透明
板ガラス４と、この透明板ガラス４の一方の面に積層さ
れた金属薄膜６と、金属薄膜６が形成された透明板ガラ
ス４の周縁端部を覆うように設けられた導電層８とから
なる。
【００１７】ここで、透明板ガラス４は、シリカガラス
に、ニッケル，クロム，コバルト，鉄等の金属酸化物を
バインダとして加えることにより、紫外線吸収性能が付
与されている。また、金属薄膜６は、銅を材料としてス
パッタリング法により１〜３０ｎｍの厚さに形成されて
いる。このようにきわめて薄く形成された金属薄膜６
は、透明性を有している。なお、金属薄膜６は、スパッ
タリング法によらず、真空蒸着法や電子ビーム蒸着法等
により形成してもよい。
に、ニッケル，クロム，コバルト，鉄等の金属酸化物を
バインダとして加えることにより、紫外線吸収性能が付
与されている。また、金属薄膜６は、銅を材料としてス
パッタリング法により１〜３０ｎｍの厚さに形成されて
いる。このようにきわめて薄く形成された金属薄膜６
は、透明性を有している。なお、金属薄膜６は、スパッ
タリング法によらず、真空蒸着法や電子ビーム蒸着法等
により形成してもよい。
【００１８】更に、導電層８は、アルミニウム製の導電
性テープを、導電性接着剤にて接着することにより形成
されている。なお、導電層８は、導電性塗料の塗布等に
より形成してもよい。このように構成された本実施形態
の電磁波シールド窓材２では、金属薄膜６は、導電層８
と接触して導通しており、この導電層８を介して金属薄
膜６を簡単に接地することが可能である。また、透明に
形成された金属薄膜６は、可視光線を遮ることなく電磁
波や赤外線を吸収，反射し、一方、バインダとして金属
酸化物が加えられた透明板ガラス４は、紫外線を吸収，
反射する。
性テープを、導電性接着剤にて接着することにより形成
されている。なお、導電層８は、導電性塗料の塗布等に
より形成してもよい。このように構成された本実施形態
の電磁波シールド窓材２では、金属薄膜６は、導電層８
と接触して導通しており、この導電層８を介して金属薄
膜６を簡単に接地することが可能である。また、透明に
形成された金属薄膜６は、可視光線を遮ることなく電磁
波や赤外線を吸収，反射し、一方、バインダとして金属
酸化物が加えられた透明板ガラス４は、紫外線を吸収，
反射する。
【００１９】ここで、図２（ａ）は、本実施形態の電磁
波シールド窓材２を、アルミニウム等の導電性材料から
なる窓枠Ｗに取り付けた状態を表す説明図である。図２
（ａ）に示すように、電磁波シールド窓材２の端部を、
窓枠Ｗには、電磁波シールド窓材２の導電層８が形成さ
れた部分の肉厚より幅広の取付溝Ｍが形成されており、
電磁波シールド窓材２の端部を、この取付溝Ｍに挿入し
て、取付溝Ｍを形成する一対の側壁の一方の側に押しつ
けるように保持し、この状態で、他方の側の側壁と電磁
波シールド窓材２との隙間に、弾性材（導電性のものが
好ましい）Ｄをはめ込むことにより、電磁波シールド窓
材２は、窓枠Ｗの取付溝Ｍに固定される。この時、取付
溝Ｍ内に配置された導電層８は、弾性材Ｄに付勢されて
窓枠Ｗと密着するため、窓枠Ｗと導電層８（ひいては金
属薄膜６）とが確実に導通する。即ち、窓枠Ｗを接地し
ておけば、電磁波シールド窓材２をこの窓枠Ｗに取り付
けるだけで、金属薄膜６は確実に接地されるのである。
波シールド窓材２を、アルミニウム等の導電性材料から
なる窓枠Ｗに取り付けた状態を表す説明図である。図２
（ａ）に示すように、電磁波シールド窓材２の端部を、
窓枠Ｗには、電磁波シールド窓材２の導電層８が形成さ
れた部分の肉厚より幅広の取付溝Ｍが形成されており、
電磁波シールド窓材２の端部を、この取付溝Ｍに挿入し
て、取付溝Ｍを形成する一対の側壁の一方の側に押しつ
けるように保持し、この状態で、他方の側の側壁と電磁
波シールド窓材２との隙間に、弾性材（導電性のものが
好ましい）Ｄをはめ込むことにより、電磁波シールド窓
材２は、窓枠Ｗの取付溝Ｍに固定される。この時、取付
溝Ｍ内に配置された導電層８は、弾性材Ｄに付勢されて
窓枠Ｗと密着するため、窓枠Ｗと導電層８（ひいては金
属薄膜６）とが確実に導通する。即ち、窓枠Ｗを接地し
ておけば、電磁波シールド窓材２をこの窓枠Ｗに取り付
けるだけで、金属薄膜６は確実に接地されるのである。
【００２０】次に、図２（ｂ）は、本実施形態の電磁波
シールド窓材２を、導電性の筐体Ｋに形成された開口部
Ｏに取り付けた状態を表す説明図である。なお、電磁波
シールド窓材２は、透明板ガラス４が導電層８に覆われ
ていない部分の大きさが、筐体Ｋの開口部Ｏの略等しい
大きさに形成されているものとする。
シールド窓材２を、導電性の筐体Ｋに形成された開口部
Ｏに取り付けた状態を表す説明図である。なお、電磁波
シールド窓材２は、透明板ガラス４が導電層８に覆われ
ていない部分の大きさが、筐体Ｋの開口部Ｏの略等しい
大きさに形成されているものとする。
【００２１】図２（ｂ）に示すように、電磁波シールド
窓材２により、筐体Ｋの開口部Ｏを塞ぐと、透明板ガラ
ス４の周縁端部に形成された導電層８と筐体Ｋの開口縁
部とが接触する。この状態で、電磁波シールド窓材２の
導電層８が形成された部位と筐体Ｋの開口縁部との互い
に対応する位置に予め形成されたネジ孔に、ネジＢを螺
合させることで、電磁波シールド窓材２を筐体Ｋに固定
する。このネジＢの締め付け力により、導電層８は筐体
Ｋに密着するため、筐体Ｋと導電層８（ひいては金属薄
膜６）とが確実に導通する。即ち、筐体Ｋを接地してお
けば、電磁波シールド窓材２を筐体Ｋの開口部Ｏにネジ
止めするだけで、金属薄膜６は確実に接地されるのであ
る。
窓材２により、筐体Ｋの開口部Ｏを塞ぐと、透明板ガラ
ス４の周縁端部に形成された導電層８と筐体Ｋの開口縁
部とが接触する。この状態で、電磁波シールド窓材２の
導電層８が形成された部位と筐体Ｋの開口縁部との互い
に対応する位置に予め形成されたネジ孔に、ネジＢを螺
合させることで、電磁波シールド窓材２を筐体Ｋに固定
する。このネジＢの締め付け力により、導電層８は筐体
Ｋに密着するため、筐体Ｋと導電層８（ひいては金属薄
膜６）とが確実に導通する。即ち、筐体Ｋを接地してお
けば、電磁波シールド窓材２を筐体Ｋの開口部Ｏにネジ
止めするだけで、金属薄膜６は確実に接地されるのであ
る。
【００２２】以上、説明したように本実施形態の電磁波
シールド窓材２によれば、透明板ガラス４の表面に透明
な金属薄膜６が形成されているので、可視光線を遮るこ
となく電磁波をシールドすることができ、窓としての透
明性が要求される箇所に好適に使用することができる。
シールド窓材２によれば、透明板ガラス４の表面に透明
な金属薄膜６が形成されているので、可視光線を遮るこ
となく電磁波をシールドすることができ、窓としての透
明性が要求される箇所に好適に使用することができる。
【００２３】また、本実施形態の電磁波シールド窓材２
によれば、透明板ガラス４の周縁端部に設けられた導電
層８が金属薄膜６と接触して導通しているので、当該電
磁波シールド窓材２が取り付けられる導電性の窓枠Ｗや
筐体Ｋを接地しておけば、これら窓枠Ｗや筐体Ｋに電磁
波シールド窓材２を取り付けるだけで、導電層８を介し
て金属薄膜６を簡単に接地でき、金属薄膜６による電磁
波シールド効果をより確実なものとすることができると
共に、金属薄膜６をあらためて接地する作業を必要とし
ないので、取付時の作業性を向上させることができる。
によれば、透明板ガラス４の周縁端部に設けられた導電
層８が金属薄膜６と接触して導通しているので、当該電
磁波シールド窓材２が取り付けられる導電性の窓枠Ｗや
筐体Ｋを接地しておけば、これら窓枠Ｗや筐体Ｋに電磁
波シールド窓材２を取り付けるだけで、導電層８を介し
て金属薄膜６を簡単に接地でき、金属薄膜６による電磁
波シールド効果をより確実なものとすることができると
共に、金属薄膜６をあらためて接地する作業を必要とし
ないので、取付時の作業性を向上させることができる。
【００２４】更に、本実施形態の電磁波シールド窓材２
によれば、金属薄膜６が電磁波をシールドするだけでな
く、赤外線の一部も吸収，反射するので、建物や車両の
窓に用いれば、冷房機の効率を向上させることができ、
しかも、透明板ガラス４が紫外線を吸収するので、紫外
線による人体等への影響を低減することができる。
によれば、金属薄膜６が電磁波をシールドするだけでな
く、赤外線の一部も吸収，反射するので、建物や車両の
窓に用いれば、冷房機の効率を向上させることができ、
しかも、透明板ガラス４が紫外線を吸収するので、紫外
線による人体等への影響を低減することができる。
【００２５】なお、上記実施形態では、金属薄膜６は、
透明板ガラス４の表面に単純に形成されているだけであ
るが、導電層８が形成される以外の表面を、更に耐湿性
の透明樹脂、例えば、フッ素系樹脂，シリコン基を有す
る樹脂（オルガノポリシラン樹脂，ポリシロキサン樹
脂），エポキシ樹脂等で被覆してもよい。この場合、金
属薄膜６が外気に晒されないため、金属薄膜６の耐久性
を向上させることができる。
透明板ガラス４の表面に単純に形成されているだけであ
るが、導電層８が形成される以外の表面を、更に耐湿性
の透明樹脂、例えば、フッ素系樹脂，シリコン基を有す
る樹脂（オルガノポリシラン樹脂，ポリシロキサン樹
脂），エポキシ樹脂等で被覆してもよい。この場合、金
属薄膜６が外気に晒されないため、金属薄膜６の耐久性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本実施形態の電磁波シールド窓材２の全体構
成を表す平面図、及びそのＡ−Ａ断面図である。
成を表す平面図、及びそのＡ−Ａ断面図である。
【図２】 本実施形態の電磁波シールド窓材２の使用状
態を表す説明図である。
態を表す説明図である。
【符号の説明】 ２…電磁波シールド窓材 ４…透明板ガラス
６…金属薄膜 ８…導電層 Ｂ…ネジ Ｄ…弾性材
Ｋ…筐体 Ｍ…取付溝 Ｏ…開口部 Ｗ…窓枠
６…金属薄膜 ８…導電層 Ｂ…ネジ Ｄ…弾性材
Ｋ…筐体 Ｍ…取付溝 Ｏ…開口部 Ｗ…窓枠
Claims (2)
- 【請求項１】 透明な材料からなる板状の本体と、 該本体の表面に形成された透明な金属薄膜と、 前記本体の周縁端部を覆い且つ前記金属薄膜と導通する
導電層と、 を備えることを特徴とする電磁波シールド窓材。 - 【請求項２】 前記金属薄膜は、スパッタリング又は蒸
着により形成されていることを特徴とする請求項１に記
載の電磁波シールド窓材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24294297A JPH1179787A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 電磁波シールド窓材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24294297A JPH1179787A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 電磁波シールド窓材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1179787A true JPH1179787A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17096522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24294297A Pending JPH1179787A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 電磁波シールド窓材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1179787A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6063479A (en) * | 1997-09-19 | 2000-05-16 | Bridgestone Corporation | Light transmitting electromagnetic-wave shielding plate |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP24294297A patent/JPH1179787A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6063479A (en) * | 1997-09-19 | 2000-05-16 | Bridgestone Corporation | Light transmitting electromagnetic-wave shielding plate |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4613530A (en) | Multiple pane glass unit with electrically conductive transparent film for use as radiation shield | |
| US4874903A (en) | Shielding panel | |
| KR900008709B1 (ko) | 디스플레이 장치용 일체식 터치 패널 시스템 | |
| EP0949648A4 (en) | PLASMA SCREEN PROTECTION PLATE AND MANUFACTURING METHOD THEREOF | |
| JPS5832884B2 (ja) | 電磁遮蔽体 | |
| WO2010055656A1 (ja) | 電磁遮蔽パネル、窓部材、構造物、電磁シールドルーム及び電磁シールドボックス | |
| JPH11274791A (ja) | 電波シールド材 | |
| JPH1179787A (ja) | 電磁波シールド窓材 | |
| JP4487345B2 (ja) | 電波暗室 | |
| US20040165123A1 (en) | Liquid crystal display device and an electromagnetic wave absorbing device | |
| JPH057092A (ja) | 電子装置のシールド・ウインドウ固定構造 | |
| JPH0546320Y2 (ja) | ||
| JP2004241718A (ja) | 電磁遮蔽ガラス | |
| JP4767494B2 (ja) | 電磁波シールド方法及び電磁波シールド窓、電磁波シールド窓を備えた製造装置、電磁波シールド窓を備えた輸送機器、並びに電磁波シールド窓を備えた建築構造物 | |
| JPH058540U (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPH071837Y2 (ja) | 電磁シールド複層ガラス構造 | |
| CN101568609B (zh) | 接缝带材和密封窗贴膜接缝的方法 | |
| JP5104362B2 (ja) | 電磁遮蔽間仕切り | |
| JP4487346B2 (ja) | 電波無響箱 | |
| JP3467637B2 (ja) | 電磁遮蔽窓 | |
| JPS62204228A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JP2000265752A (ja) | ガラス窓 | |
| JPH0511587Y2 (ja) | ||
| JP2006092031A (ja) | 電磁波シールド付きタッチパネルおよびその製造方法 | |
| JP2003258487A (ja) | 電磁波シールド性を有するフィルム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041021 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050728 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060125 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060627 |