JP2000077885A - 電磁波シールド兼防水パッキン - Google Patents
電磁波シールド兼防水パッキンInfo
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- JP2000077885A JP2000077885A JP10259409A JP25940998A JP2000077885A JP 2000077885 A JP2000077885 A JP 2000077885A JP 10259409 A JP10259409 A JP 10259409A JP 25940998 A JP25940998 A JP 25940998A JP 2000077885 A JP2000077885 A JP 2000077885A
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- Japan
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- electromagnetic
- wave shielding
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- waterproof seal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁波シールド及び防水の2つの機能を有す
るとともに、構造がシンプルで安価なパッキンを提供す
る。 【解決手段】 防水シール部材1、防水シール部材1の
外周の一部に電磁波シールド部2、及び両面接着部3を
設けた構成とした。
るとともに、構造がシンプルで安価なパッキンを提供す
る。 【解決手段】 防水シール部材1、防水シール部材1の
外周の一部に電磁波シールド部2、及び両面接着部3を
設けた構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器あるいは
制御機器において、金属筐体とその蓋や扉、または窓と
の間に介在させる電磁波シールド及び防水に使用するパ
ッキンに関するものものである。
制御機器において、金属筐体とその蓋や扉、または窓と
の間に介在させる電磁波シールド及び防水に使用するパ
ッキンに関するものものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやその周辺機器等の電子機
器、または電子機構を内蔵する制御機器にあっては、E
MI(電磁干渉ないし電磁障害)対策、またはRFI
(電波障害)対策のため、金属筐体とその扉、窓、また
は蓋との間に電磁波シールドパッキンを設けることが必
要とされる。一方、屋外に設置される上記機器において
は、防水性(密閉性)、耐久性も同時に要求される。
器、または電子機構を内蔵する制御機器にあっては、E
MI(電磁干渉ないし電磁障害)対策、またはRFI
(電波障害)対策のため、金属筐体とその扉、窓、また
は蓋との間に電磁波シールドパッキンを設けることが必
要とされる。一方、屋外に設置される上記機器において
は、防水性(密閉性)、耐久性も同時に要求される。
【0003】電磁波シールド用パッキンとしては、導電
性ゴム、金属編組を使用したものが知られている一方、
防水用パッキンとしては、ゴム部材等の防水性に優れた
部材を使用した物が知られている。ところが、上記の従
来のパッキンを使用して、電磁波シールドと防水性の両
機能を達成させようとすると、上記2種類のパッキンが
必要となり、構造が複雑となってしまったり、スペース
上の問題が生じてしまう。また、コスト的にも高価な物
となってしまう。
性ゴム、金属編組を使用したものが知られている一方、
防水用パッキンとしては、ゴム部材等の防水性に優れた
部材を使用した物が知られている。ところが、上記の従
来のパッキンを使用して、電磁波シールドと防水性の両
機能を達成させようとすると、上記2種類のパッキンが
必要となり、構造が複雑となってしまったり、スペース
上の問題が生じてしまう。また、コスト的にも高価な物
となってしまう。
【0004】さらに、特開平9−23084号公報は、
導電性糸を使用した電磁波シールド性ガスケットが示さ
れている。しかし、導電性糸のため、筐体との接触面積
が少なく、接触抵抗が高くなってしまい、シールド効果
が劣るという問題があったり、導電性糸が切れたり、す
り減ってしまうという耐久性の問題がある。
導電性糸を使用した電磁波シールド性ガスケットが示さ
れている。しかし、導電性糸のため、筐体との接触面積
が少なく、接触抵抗が高くなってしまい、シールド効果
が劣るという問題があったり、導電性糸が切れたり、す
り減ってしまうという耐久性の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解消し、構造がシンプルで安価な電磁波シ
ールド兼防水パッキンを提供することを課題とするもの
である。
術の問題点を解消し、構造がシンプルで安価な電磁波シ
ールド兼防水パッキンを提供することを課題とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、防水性に優れ
た部材の表面に、接触抵抗の少ない電磁波シールド部を
設けることを想到し、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明は、(1)弾性発泡体から成る防水シール部
材の外周の一部に、電磁波シールド部及び両面接着部を
設けたことを特徴とする電磁波シールド兼防水パッキ
ン、(2)弾性発泡体をシリコーンゴムで構成するとと
もに、電磁波シールド部をポリエステルクロスに銅ニッ
ケル合金をメッキまたは蒸着または含浸させた部材で構
成したことを特徴とする前記(1)記載の電磁波シール
ド兼防水パッキンである。
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、防水性に優れ
た部材の表面に、接触抵抗の少ない電磁波シールド部を
設けることを想到し、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明は、(1)弾性発泡体から成る防水シール部
材の外周の一部に、電磁波シールド部及び両面接着部を
設けたことを特徴とする電磁波シールド兼防水パッキ
ン、(2)弾性発泡体をシリコーンゴムで構成するとと
もに、電磁波シールド部をポリエステルクロスに銅ニッ
ケル合金をメッキまたは蒸着または含浸させた部材で構
成したことを特徴とする前記(1)記載の電磁波シール
ド兼防水パッキンである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。1は防水シール部材、2は電磁波シール
ド部、3は両面接着部である。防水シール部材1の具体
例としては、PVC、EPDM、ポリウレタン、シリコ
ーンゴム、ネオプレンゴム等の合成ゴム、またはエラス
トマーからなる発泡体が用いられ、防水シール性、耐久
性、耐侯性、難燃性に優れたシリコーンゴム発泡体が特
に好ましい。しかも、高度な防止性を確保するため、一
部が独立気泡を有する発泡体であることが要求される。
細に説明する。1は防水シール部材、2は電磁波シール
ド部、3は両面接着部である。防水シール部材1の具体
例としては、PVC、EPDM、ポリウレタン、シリコ
ーンゴム、ネオプレンゴム等の合成ゴム、またはエラス
トマーからなる発泡体が用いられ、防水シール性、耐久
性、耐侯性、難燃性に優れたシリコーンゴム発泡体が特
に好ましい。しかも、高度な防止性を確保するため、一
部が独立気泡を有する発泡体であることが要求される。
【0008】防水シール部材である発泡体は、発泡倍率
が2〜8倍(好ましくは3〜6倍)、見かけ密度が0.
15〜0.6g/cm2 (好ましくは0.2〜0.4g
/cm2 )、であるものが特に好適である。防水シール
部材1の幅は10mm〜40mm程度が実用的である。
ただし、筐体には種々の種類や大きさがあるので、防水
シール部材1の厚さ及び長さについては特に制限はな
い。もちろん、防水シール部材を接合して長尺化できる
ことは言うまでもない。
が2〜8倍(好ましくは3〜6倍)、見かけ密度が0.
15〜0.6g/cm2 (好ましくは0.2〜0.4g
/cm2 )、であるものが特に好適である。防水シール
部材1の幅は10mm〜40mm程度が実用的である。
ただし、筐体には種々の種類や大きさがあるので、防水
シール部材1の厚さ及び長さについては特に制限はな
い。もちろん、防水シール部材を接合して長尺化できる
ことは言うまでもない。
【0009】次に、電磁波シールド部2については、耐
磨耗性の有るポリエステルクロスに銅ニッケル合金をメ
ッキまたは蒸着、あるいは含浸させた部材を使用する。
電磁波シールド部2は、防水シール部材1の外周の一部
に設けられており、厚さは0.01mm〜0.20mm
(好ましくは0.05mm〜0.15mm)である。シ
ールド部材2の防水シール部材1への固定方法は、接着
剤等による通常の固定方法を用いる。また、電磁波シー
ルド部2の表面比率は、後述する両面接着部の比率等か
ら適宜選択すれば良い。
磨耗性の有るポリエステルクロスに銅ニッケル合金をメ
ッキまたは蒸着、あるいは含浸させた部材を使用する。
電磁波シールド部2は、防水シール部材1の外周の一部
に設けられており、厚さは0.01mm〜0.20mm
(好ましくは0.05mm〜0.15mm)である。シ
ールド部材2の防水シール部材1への固定方法は、接着
剤等による通常の固定方法を用いる。また、電磁波シー
ルド部2の表面比率は、後述する両面接着部の比率等か
ら適宜選択すれば良い。
【0010】さらに、本発明では、筐体への取付けを考
慮し、防水シール部材1の外周の一部に両面接着部3が
設けられている。両面接着部3には、アクリル系の両面
貼着テープが用いられる。両面接着部の幅、長さ、厚さ
については、必要とされる貼着強度、筐体の寸法に応じ
て適宜選択すれば良い。筐体への取付けの際には、上記
両面貼着テープの離型紙3aを剥がして貼付すれば良
い。
慮し、防水シール部材1の外周の一部に両面接着部3が
設けられている。両面接着部3には、アクリル系の両面
貼着テープが用いられる。両面接着部の幅、長さ、厚さ
については、必要とされる貼着強度、筐体の寸法に応じ
て適宜選択すれば良い。筐体への取付けの際には、上記
両面貼着テープの離型紙3aを剥がして貼付すれば良
い。
【0011】
【発明の効果】本発明では、防水性の高い防水シール部
材を用いているので、優れた防水性が確保できるととも
に、筐体との十分な接触面積が得られ、接触抵抗が低
く、優れた電磁波シールド効果が得られる。さらに、耐
久性、耐侯性、難燃性にも優れるとともに、構造がシン
プルである。
材を用いているので、優れた防水性が確保できるととも
に、筐体との十分な接触面積が得られ、接触抵抗が低
く、優れた電磁波シールド効果が得られる。さらに、耐
久性、耐侯性、難燃性にも優れるとともに、構造がシン
プルである。
【図1】本発明の電磁波シールド兼防水パッキンの断面
構造図である。
構造図である。
【符号の説明】 1 防水シール部材 2 電磁波シールド部 3 両面接着部
Claims (2)
- 【請求項1】 弾性発泡体から成る防水シール部材の外
周の一部に、電磁波シールド部及び両面接着部を設けた
ことを特徴とする電磁波シールド兼防水パッキン。 - 【請求項2】 弾性発泡体をシリコーンゴムで構成する
とともに、電磁波シールド部をポリエステルクロスに銅
ニッケル合金をメッキまたは蒸着または含浸させた部材
で構成したことを特徴とする請求項1の電磁波シールド
兼防水パッキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259409A JP2000077885A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 電磁波シールド兼防水パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259409A JP2000077885A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 電磁波シールド兼防水パッキン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000077885A true JP2000077885A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17333724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10259409A Abandoned JP2000077885A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 電磁波シールド兼防水パッキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000077885A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006064642A1 (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-22 | Nok Corporation | 電磁波シールド用ガスケット |
JP2012145405A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Hitachi Aloka Medical Ltd | 個人線量計 |
-
1998
- 1998-08-28 JP JP10259409A patent/JP2000077885A/ja not_active Abandoned
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006064642A1 (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-22 | Nok Corporation | 電磁波シールド用ガスケット |
US7446264B2 (en) | 2004-12-15 | 2008-11-04 | Nok Corporation | Electromagnetic wave shielding gasket |
JP2012145405A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Hitachi Aloka Medical Ltd | 個人線量計 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050823 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20070718 |