JP2001124206A - 筐体のガスケット取付構造、ガスケット、及び筐体 - Google Patents

筐体のガスケット取付構造、ガスケット、及び筐体

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JP2001124206A
JP2001124206A JP30181799A JP30181799A JP2001124206A JP 2001124206 A JP2001124206 A JP 2001124206A JP 30181799 A JP30181799 A JP 30181799A JP 30181799 A JP30181799 A JP 30181799A JP 2001124206 A JP2001124206 A JP 2001124206A
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gasket
housing
projection
sealing
fitting groove
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Yasuhiro Kitajima
靖浩 北島
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NEC Corp
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  • Gasket Seals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド及び密封構造とした筐体において、
気密性を十分に確保すると共に筐体内部の装置実装容積
を大きくとることができるようにする。 【解決手段】 カバー30とボディ20とで構成されガ
スケット40が取り付けられる筐体10のガスケット取
付構造において、ボディのフランジ面21にガスケット
はめ込み溝22が形成され、ガスケットはめ込み溝は、
シールドガスケットと1又は2以上の密封ガスケットと
が一体化されたガスケットが取り付けられる構造である
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCATV中
継装置などの各種の機器に用いられる筐体のガスケット
取付構造、及びこのガスケット取付構造を有する筐体に
取り付けられるガスケット、並びにこのガスケットを取
り付けた上記の取付構造をなす筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】CATV中継装置などの屋外機器として
用いられる屋外機器筐体は、外部からの電磁雑音、ある
いは埃や雨水などの侵入を防止して筐体内部の電気回路
の環境を一定に保つために、ガスケットを取り付けたシ
ールド及び密封構造が採られている。
【0003】図17は、従来の屋外機器筐体100の筐
体カバー120を閉じた状態の全体構成を示す斜視図で
ある。図18は、シールド及び密封構造を成す筐体10
0のガスケット取付構造を示す断面図である。また、図
19は、例えば地下などに設置するため気密性が特に要
求される場合の、シールド及び密封構造を成す筐体10
0のガスケット取付構造を示す断面図である。
【0004】筐体100は、筐体ボディ110と開閉可
能な筐体カバー120とで構成される。筐体ボディ11
0は、外部からの電磁雑音を遮断するためのシールドガ
スケット130または131と、気密性を確保するため
の密封ガスケット140または141とを、それぞれ取
り付けるための複数のガスケット取付溝150及び15
1または152及び153を有する構造とされている。
ガスケット130,131,140及び141は、それ
ぞれリング状に形成されている。なお、密封ガスケット
141は、2つのリング状の密封ガスケットを一体形成
したものである。
【0005】筐体100は、シールドガスケット130
または131と密封ガスケット140または141とを
それぞれ筐体ボディ110に設けられたガスケット取付
溝150及び151または152及び153にはめ込ん
で取り付け、筐体カバー120を閉じてボルトにより固
定することで組み立てられる。組み立てられた筐体10
0は、シールドガスケット130または131が筐体ボ
ディ110および筐体カバー120に接触した状態とな
っている。また、組み立てられた筐体100は、密封ガ
スケット140または141が筐体ボディ110と筐体
カバー120との間に挟まれて圧縮された状態となって
いる。
【0006】従来のガスケット取付構造では、例えば、
図18に示すような、ガスケット取付溝150,151
とガスケット130,140との間に接着剤160を塗
布してガスケット130,140を筐体ボディ110に
接着させる構造や、また、例えば図19に示すような、
ガスケット141を複数のネジ170でガスケット取付
溝153に固定して筐体ボディ110に取り付ける構造
などが採られていた。
【0007】これらの取付構造によると、筐体カバー1
20の開閉時にガスケット130,131,140,1
41がガスケット取付溝150及び151または152
及び153から抜け出てしまうことを防止することがで
き、筐体100内部に搭載されている電気回路などの交
換作業などを良好に行なうことができる。
【0008】また、例えば実開昭61−183597号
公報に記載されている通信装置用筐体のシールド密封構
造のように、ガスケット取付溝を複数設ける必要のない
通信装置用筐体のシールド及び密封構造が知られてい
る。この通信装置用筐体のシールド密封構造によれば、
シールドガスケットと密封ガスケットとを接続部を用い
て連結して一体形成したガスケットにより通信装置用筐
体のシールド及び密封機能が保証される。
【0009】このように、接続部を用いて一体形成した
ガスケットを筐体に取り付ける構造とすることで、ガス
ケットの取付が容易になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した図1
8及び図19に記載された取付構造は、ガスケットがシ
ールドガスケットと密封ガスケットに分離していたた
め、ガスケット取付溝を複数設けなければならなかっ
た。従って、大きな筐体フランジ面を確保する必要があ
る。その結果、筐体内部の装置実装容積が小さくなって
しまうという問題があった。
【0011】また、接着材やネジを用いる取付構造にす
ると、ガスケット破損時などにおける交換が困難である
という問題があった。
【0012】さらに、接着剤により接着させる取付構造
では、ガスケットに塗布した接着剤の弾性がガスケット
の弾性に非常に近い値でなければ、ガスケットと接着剤
の間に隙間を生じ、ガスケットと接着剤の境目から浸水
してしまう要因となる。従って、気密性が不十分である
という問題があった。
【0013】一方、実開昭61−183597号公報に
記載された通信装置用筐体のシールド密封構造における
取付構造は、接続部を用いてガスケットを一体に形成す
る構造になっているので、接続部の占める領域を考慮し
てガスケット取付溝の大きさを定めなければならない。
すなわち、接続部を含むガスケットを取り付けられるガ
スケット取付溝を設けなければならないため、ガスケッ
ト取付溝を設けるために必要とされる筐体フランジ面を
広く確保しておかなければならない。従って、筐体内部
の装置実装容積が小さくなってしまうという問題を同様
に有している。
【0014】また、シールドガスケットにおいて、取付
溝との接触個所は、強磁性材料のワイヤを編んだ編組で
形成されているので気密性に欠ける。従って、主とし
て、密封ガスケットのみで密封構造が達成される。その
結果、例えば地下に筐体を設置する場合などには十分な
気密性を確保することができないという問題もあった。
【0015】本発明は上述した問題を解消し、シールド
及び密封構造とした筐体において、気密性を十分に確保
すると共に筐体内部の装置実装容積を大きくとることが
できるようにすることに加え、ガスケットの交換を容易
にし、さらにはメンテナンスにおける筐体カバーの開閉
時などにガスケットが溝から抜け出ることのないように
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明の筐体のガスケット取付構造は、カバーと
ボディとで構成されガスケットが取り付けられる筐体の
ガスケット取付構造において、ボディのフランジ面に、
ガスケットを配するガスケットはめ込み溝が形成され、
ガスケットはめ込み溝は、シールドガスケットと1又は
2以上の密封ガスケットとが一体化されたガスケットが
取り付けられる構造であることを特徴とするものであ
る。
【0017】上記の構成としたことで、気密性を十分に
確保すると共に筐体内部の装置実装容積を大きくとるこ
とができる。また、ガスケットの交換を容易に行なうこ
とができる。
【0018】また、本発明の筐体のガスケット取付構造
は、シールドガスケットが配される位置に対応したガス
ケットはめ込み溝の底面部分に、ガスケットはめ込み溝
に沿ってボディ突起が設けられ、カバーのボディ突起に
対応する部分にカバー突起が設けられていることを特徴
とするものである。
【0019】上記の構成としたことで、メンテナンスに
おける筐体カバーの開閉時などにガスケットが溝から抜
け出ることを防止することができる。
【0020】また、本発明の筐体のガスケット取付構造
は、ボディ突起は、ガスケットはめ込み溝の底面中央部
に、ガスケットはめ込み溝に沿って設けられることを特
徴とするものである。
【0021】上記の構成としたことで、筐体を組み立て
る際に一体化したガスケットを容易に配することができ
る。また、ガスケット及び溝を形成する際の寸法精度を
容易に高質なものとすることができる。
【0022】また、本発明の筐体のガスケット取付構造
は、ガスケットはめ込み溝の両側面の一方及び他方にそ
れぞれ突起部が設けられたガスケット固定構造を1又は
2以上備えたものである。
【0023】上記の構成としたことで、ガスケットの交
換を容易に行なうことができると共に、メンテナンスに
おける筐体カバーの開閉時などにガスケットが溝から抜
け出てしまうことを確実に防止することができる。
【0024】また、本発明の筐体のガスケット取付構造
は、ガスケット固定構造は、ガスケットはめ込み溝の両
側面の一方の面に形成された第1の突起部と、両側面の
他方の面に設けられ第1の突起部を挟むよう対向して形
成された第2の突起部及び第3の突起部とを含むもので
ある。
【0025】上記の構成としたことで、ガスケットの交
換を容易に行なうことができると共に、メンテナンスに
おける筐体カバーの開閉時などに第1〜第3の突起部に
よりガスケットが溝から抜け出てしまうことを確実に防
止することができる。
【0026】また、本発明の筐体のガスケット取付構造
は、第1の突起部、第2の突起部及び第3の突起部がそ
れぞれくの字形に形成されたものである。
【0027】上記の構成としたことで、ガスケットの交
換を容易に行なうことができると共に、メンテナンスに
おける筐体カバーの開閉時などにくの字形の突起部によ
りガスケットが溝から抜け出てしまうことを確実に防止
することができる。
【0028】また、本発明の筐体のガスケット取付構造
は、ガスケット固定構造は、第1、第2及び第3の突起
部に対応させてボディ突起及びカバー突起を屈曲させた
屈曲部をも備えるものである。
【0029】上記の構成としたことで、ガスケットの交
換を容易に行なうことができると共に、メンテナンスに
おける筐体カバーの開閉時などに、第1〜第3の突起部
とボディ突起及びカバー突起の屈曲部とによりガスケッ
トが溝から抜け出てしまうことを確実に防止することが
できる。
【0030】また、本発明のガスケットは、筐体に取り
付けられ、シールド及び密封機能を有するガスケットに
おいて、シールドガスケットと、1又は2以上の密封ガ
スケットとで構成され、シールドガスケットと1又は2
以上の密封ガスケットとが一体形成されることを特徴と
するものである。
【0031】上記の構成としたことで、筐体に取り付け
たれた場合に気密性を十分に確保することができ、ガス
ケットを筐体に取り付けるとした場合に、筐体内部の装
置実装容積を大きくとることができる。また、筐体に取
り付けられた場合にガスケットの交換を容易に行なうこ
とができる。
【0032】また、本発明のガスケットは、2つの密封
ガスケットを含み、シールドガスケットを2つの密封ガ
スケットによって両側から挟んで一体形成され、各断面
が、中心円形かつ左右略扇形の左右対称な断面形状であ
ることを特徴とするものである。
【0033】上記の構成としたことで、ガスケットが取
り付られる筐体を組み立てる際に一体化したガスケット
を容易に配することができる。また、ガスケット及び溝
の断面形状を左右対称に形成することができるため、ガ
スケット及び溝を形成する際の寸法精度を容易に高質な
ものとすることができる。
【0034】また、本発明のガスケットは、一つの密封
ガスケットを含み、シールドガスケットと密封ガスケッ
トとが一体形成されているものである。
【0035】上記の構成としたことで、例えば密封ガス
ケットを1つ取り付ける場合について、気密性を維持し
たままガスケットが取り付けられる筐体のフランジ面を
小さくすることができる。従って、ガスケットが取り付
けられる筐体内部の装置実装容積を広くすることができ
る。
【0036】さらに、本発明の筐体は、カバーと、ボデ
ィと、カバーとボディとの間に挟まれるガスケットとを
含む筐体において、ガスケットは、シールドガスケット
と、1又は2以上の密封ガスケットとを一体化して構成
され、ボディのフランジ面に、ガスケットを配するガス
ケットはめ込み溝が形成されたことを特徴とするもので
ある。
【0037】上記の構成としたことで、気密性を十分に
確保すると共に筐体内部の装置実装容積を大きくとるこ
とができる。また、ガスケットの交換を容易に行なうこ
とができる。
【0038】また、本発明の筐体は、シールドガスケッ
トが配される位置に対応したガスケットはめ込み溝の底
面部分に、ガスケットはめ込み溝に沿ってボディ突起が
設けられ、カバーのボディ突起との対応部分にカバー突
起が設けられているものである。
【0039】上記の構成としたことで、メンテナンスに
おける筐体カバーの開閉時などにガスケットが溝から抜
け出ることを防止することができる。
【0040】また、本発明の筐体は、ボディ突起が、ガ
スケットはめ込み溝の底面中央部に、ガスケットはめ込
み溝に沿って設けられることを特徴とするものである。
【0041】上記の構成としたことで、筐体を組み立て
る際に一体化したガスケットを容易に配することができ
る。また、ガスケット及び溝を形成する際の寸法精度を
容易に高質なものとすることができる。
【0042】また、本発明の筐体は、ガスケットはめ込
み溝の両側面の一方及び他方にそれぞれ突起部が設けら
れたガスケット固定構造を1又は2以上備えたもので
る。
【0043】上記の構成としたことで、ガスケットの交
換を容易に行なうことができると共に、メンテナンスに
おける筐体カバーの開閉時などにガスケットが溝から抜
け出てしまうことを確実に防止することができる。
【0044】また、本発明の筐体は、ガスケット固定構
造は、ガスケットはめ込み溝の両側面の一方の面に形成
された第1の突起部と、両側面の他方の面に設けられ第
1の突起部を挟むよう対向して形成された第2の突起部
及び第3の突起部とを含むものである。
【0045】上記の構成としたことで、ガスケットの交
換を容易に行なうことができると共に、メンテナンスに
おける筐体カバーの開閉時などに第1〜第3の突起部に
よりガスケットが溝から抜け出てしまうことを確実に防
止することができる。
【0046】また、本発明の筐体は、第1の突起部、第
2の突起部及び第3の突起部がそれぞれくの字形に形成
されたものである。
【0047】上記の構成としたことで、ガスケットの交
換を容易に行なうことができると共に、メンテナンスに
おける筐体カバーの開閉時などにくの字形の突起部によ
りガスケットが溝から抜け出てしまうことを確実に防止
することができる。
【0048】また、本発明の筐体は、ガスケット固定構
造は、第1、第2及び第3の突起部に対応させてボディ
突起及びカバー突起を屈曲させた屈曲部をも備えるもの
である。
【0049】上記の構成としたことで、ガスケットの交
換を容易に行なうことができると共に、メンテナンスに
おける筐体カバーの開閉時などに、第1〜第3の突起部
とボディ突起及びカバー突起の屈曲部とによりガスケッ
トが溝から抜け出てしまうことを確実に防止することが
できる。
【0050】また、本発明の筐体は、ガスケットは、2
つの密封ガスケットを有し、シールドガスケットを2つ
の密封ガスケットによって両側から挟んで一体形成さ
れ、ガスケットの各断面が、中心円形かつ左右略扇形の
左右対称な断面形状であるものである。
【0051】上記の構成としたことで、例えば密封ガス
ケットを1つ用いていたものについては、実装容積を小
さくすることなく気密性を高めることができる。また、
密封ガスケットを2つ用いていたものについては、気密
性を維持したまま、装置実装容積を大きくすることがで
き、あるいは筐体の小型化や軽量化を図ることができ
る。
【0052】また、本発明の筐体は、ガスケットは、一
つの密封ガスケットを有し、シールドガスケットと密封
ガスケットとで一体形成されたものである。
【0053】上記の構成としたことで、例えば密封ガス
ケットを1つ用いていたものについては、気密性を維持
したまま、装置実装容積を大きくすることができ、ある
いは筐体の小型化や軽量化を図ることができる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。なお、本例では、例
えばCATV中継装置などの通信機器として用いられる
屋外機器筐体について説明する。
【0055】図1は、本例のガスケット取付構造を備え
る例えばCATV中継装置として用いられる屋外機器筐
体10の筐体カバー30を開けてガスケット40を取り
出した状態を示す斜視図である。図2は、屋外機器筐体
10の筐体カバー30を閉じた状態を示す斜視図であ
る。
【0056】筐体10は、筐体ボディ20と、筐体ボデ
ィ20に開閉可能に取り付けられた筐体カバー30とを
含む。筐体ボディ20と筐体カバー30は、それぞれ、
例えばアルミニウムや亜鉛、あるいはマグネシウムなど
の金属材料を用いて形成される。
【0057】筐体10は、筐体ボディ20と筐体カバー
30との間にガスケット40を介在させることによりシ
ールド及び密封を行なうシールド機能及び密封機能を有
している。筐体10は、シールド機能及び密封機能によ
り筐体10内部に実装した例えば電子回路などの各種装
置の環境を一定に保つようにする。
【0058】図3は、筐体カバー30を取り外した筐体
ボディ20を上方から見た図である。筐体ボディ20の
フランジ面21には、ガスケット40をはめ込んで筐体
10に取り付けるためのガスケットはめ込み溝22が設
けられている。
【0059】なお、筐体ボディ20のフランジ面21
は、本例では、筐体カバー30を筐体ボディ20に取り
付けた場合に、筐体カバー30のフランジ面31(図1
参照)と接触または略接触した状態となる面である。
【0060】ガスケットはめ込み溝22は、フランジ面
21にリング状に設けられている。本例では、ガスケッ
トはめ込み溝22の底面中央部に、溝22に沿ってリン
グ状にボディ突起23が設けられている。
【0061】図4は、図2におけるB−B断面により、
筐体カバー30を閉じた状態の筐体10のガスケットは
め込み溝22の構造を示す断面図である。筐体カバー3
0のフランジ面31には、カバー突起32が設けられて
いる。カバー突起32は、筐体カバー30を閉じたとき
にボディ突起23と対向するフランジ面31内にリング
状に設けられる。
【0062】すなわち、カバー突起32は、本例では、
筐体カバー30を閉じたときに、ガスケットはめ込み溝
22の底面中央部の上方に位置する部分に設けられてい
る。従って、本例では、筐体10の断面形状における、
ガスケットはめ込み溝22、筐体カバーのフランジ面3
1、カバー突起32などにより形成されるガスケット4
0を組み込むための空洞部分が、略左右対称な形状とな
っている(図4参照)。
【0063】図5は、図1におけるA−A断面により、
ガスケット40の断面構造を示す断面斜視図である。ガ
スケット40は、本例では、例えば断面円形の切れ目の
ないリング形状であるシールドガスケット41と、例え
ば断面略扇形の切れ目のないリング形状である2つの密
封ガスケット42,43とを含む。
【0064】ガスケット40は、本例では、シールドガ
スケット41の左右に設けられている密封ガスケット形
成部44,45を覆うようにそれぞれの密封ガスケット
42,43を形成するようにしている。従って、ガスケ
ット40は、シールドガスケット41と密封ガスケット
42,43とを一体化した構成とされている。なお、ガ
スケット40は、本例では、各断面が中心円形かつ左右
略扇形の略左右対称な断面形状をなしている。
【0065】シールドガスケット41は、例えば黄銅や
ステンレスなどの導電性の高い金属材料で形成され、か
つ機械的柔軟性のある材料で構成される。シールドガス
ケット41は、細い金属線ワイヤをより合せた編組線で
ある。
【0066】シールドガスケット41は、断面円の直径
が、筐体10を組み立てた状態でのボディ突起23とカ
バー突起32との間隔よりもやや大きくなるようにされ
ている。なお、シールドガスケット41の断面形状は、
円形に限らず例えば楕円形などであっても良い。
【0067】シールドガスケット41は、ボディ突起2
3及びカバー突起32に接触することにより電磁的シー
ルドを行なう。すなわち、シールドガスケット41は、
筐体10に取り付けられると、電気的なノイズが外部か
ら筐体10内部に侵入することを防止すると共に、筐体
10内部に搭載された装置などの発するノイズを外部に
出さないようにする。
【0068】密封ガスケット42,43は、それぞれ、
例えばネオプレーンゴムやシリコンゴム、あるいはニト
リルゴムなどの弾性を有する材料で構成される。密封ガ
スケット42,43は、筐体10の気密性を保証するも
のであるため、筐体カバー30を閉じたときに圧縮され
た状態となるように断面略扇形の大きさが定められる。
なお、密封ガスケット42,43の断面形状は、略扇形
に限られるものではない。
【0069】密封ガスケット42,43が筐体10に組
み込まれたときの圧縮比(通常の高さと組み込まれたと
きの高さの比)は、小さ過ぎても大き過ぎても実用上支
障が生じる。すなわち、圧縮比が小さ過ぎれば、気密が
不十分となる。一方、圧縮比が大き過ぎれば、ガスケッ
ト42,43が塑性変形してしまう。従って、圧縮比の
最適値は、ガスケット42,43を構成する材料などの
様々な要因によって異なる。なお、本例では、適当な値
として圧縮比28%程度とする。
【0070】密封ガスケット42,43は、筐体ボディ
20のフランジ面21と筐体カバー30のフランジ面3
1とに圧縮された状態で接触することにより外気を遮断
して筐体10内部を密封状態とする。
【0071】次に、ガスケット40を一体化して構成す
るための工程について図6を参照して説明する。
【0072】先ず、例えば図6(A)に示すように、シ
ールドガスケット41のここでは2個所に、リング全周
にわたって密封ガスケット形成部44,45を取り付け
る。密封ガスケット形成部44,45は、シールドガス
ケット41の編組に例えば金属製のワイヤで編み込むこ
とで取り付けられる。なお、密封ガスケット形成部4
4,45は、例えばプラスチックなどの機械的弾力性を
有する材料で構成される。
【0073】そして、例えば図6(B)に示すように、
シールドガスケット41の左右に取付けられた密封ガス
ケット形成部44,45を包むようにそれぞれの密封ガ
スケット42,43がリング状に形成される。このよう
にして、一体化したガスケット40が形成される。
【0074】次に、屋外機器筐体10の組み立てについ
て説明する。先ず、作業者は、筐体ボディ20に設けら
れたガスケットはめ込み溝22に沿って、一体化された
ガスケット40を配置する。ガスケット40を配置する
際には、作業者は、2つの密封ガスケット42,43が
それぞれガスケットはめ込み溝22の側面近傍に位置す
るように配すると共に、シールドガスケット41がボデ
ィ突起23の上に位置するように配する。
【0075】なお、本例では、ボディ突起23が設けら
れているガスケットはめ込み溝22の底面部の形状が、
取り付けられて固定された状態のガスケット40の形状
に対応して形成されている。
【0076】すなわち、作業者は、ガスケットはめ込み
溝22の断面形状がガスケット40と同様に左右対称と
なっているため、ガスケット40をはめ込む際に位置決
めを特に注意して行なう必要はない。
【0077】ガスケット40をガスケットはめ込み溝2
2にはめ込むと、作業者は、筐体カバー30を閉じて、
筐体ボディ20と筐体カバー30とをボルトによりネジ
止めする。ネジ止めを行なうと、筐体10の組み立てが
完了する。
【0078】筐体10は、実際に使用される際には、例
えば、メッセンジャーワイヤと呼ばれる地上にはられた
ワイヤに取り付けられる。メッセンジャーワイヤに取り
付けられた筐体10は、フランジ面21,31が地面に
対して垂直な方向を向いた状態となる。なお、筐体10
の設置場所は、地上に限られるものではなく、例えば地
下などであっても良い。
【0079】筐体10が組み立てられた状態では、例え
ば図7に示すように、シールドガスケット41は、上下
の突起32,23と接触してシールド状態を確保してい
る。また、各密封ガスケット42,43は、ガスケット
取付溝22の底面部と筐体カバー30のフランジ面31
との間に挟まれて圧縮された状態となっており密封状態
を保証している。
【0080】以上説明したようにシールドガスケット4
1と密封ガスケット42,43とを一体化したガスケッ
ト40を筐体10に組み込む構成としたことで、ガスケ
ットはめ込み溝22を形成するための領域を広く確保し
なくて良く、筐体ボディ20および筐体カバー30に幅
の広いフランジ面を設ける必要がないため、筐体10内
部の装置実装容積を大きくすることができる。
【0081】また、上述したようにシールドガスケット
41と密封ガスケット42,43とを一体化したガスケ
ット40を筐体10に組み込む構成としたことで、シー
ルド及び密封構造とした筐体10において、筐体10内
部の装置実装容積を広く確保しつつ、十分な気密性を確
保することができる。
【0082】また、上述したようにシールドガスケット
41と密封ガスケット42,43とを一体化したガスケ
ット40を筐体10に組み込む構成としたことで、例え
ば筐体10内部の実装容積を変化させないときなどは筐
体材料量を減らすことができるため、筐体10の小型化
や軽量化を図ることができると共に、筐体10を安価に
製造することができる。
【0083】また、上述したようにガスケット40及び
ガスケット40を収容する溝22の断面形状を左右対称
な形状とすると共にボディ突起23を有する構成とした
ことで、筐体10を組み立てる際に一体化したガスケッ
ト40を容易に配することができる。また、ガスケット
40及び溝22を形成する際の寸法精度を容易に高質な
ものとすることができる。
【0084】さらに、上述したようにボディ突起23を
有する構成としたことで、ガスケット40が配された状
態では、たとえフランジ面21,31を地面に垂直な状
態(例えば、CATV中継装置の筐体である場合の使用
状態)であるときに筐体カバー30を開けた場合であっ
ても、ガスケット40が抜け出てしまうことを防ぐこと
ができる。従って、ガスケット40の交換や筐体10内
部の作業を円滑に行なうことができる。
【0085】なお、上述した第1の実施の形態では、シ
ールドガスケット41と2つの密封ガスケット42,4
3とを一体化した各断面が中心円形かつ左右略扇形の左
右対称な断面形状であるガスケット40を、底面中央部
にボディ突起23を設けたガスケット取付溝22にはめ
込んで取り付ける構成としていたが、シールドガスケッ
トと密封ガスケットの数は1または2個に限られるもの
でなく、また、ガスケットの各断面は左右対称であるこ
とに限られない。
【0086】この場合、ボディ突起は、取り付けるガス
ケットの形状に対応させた位置に設けるようにし、ボデ
ィ突起を設けた位置に対応した位置にカバー突起を設け
るようにすれば良い。
【0087】すなわち、例えば図8に示すように、3つ
の密封ガスケット42a,43a,43bを取り付ける
構成とするときなどの場合は、筐体ボディ20aのボデ
ィ突起23a及び筐体カバー30aのカバー突起32a
をそれぞれガスケットはめ込み溝22aの底面中央部か
らずれた対応する位置としても良い。
【0088】このように構成することで、たとえ確実な
気密性を確保することが困難な場所に筐体10aを設置
する場合であっても、フランジ面21a,31aを大き
くとることなく気密性を十分に確保することができる。
【0089】また、例えば図9に示すように、1つの密
封ガスケット43cを取り付ける構成とするときなどの
場合には、筐体ボディ20bのボディ突起23b及び筐
体カバー30bのカバー突起32bをガスケットはめ込
み溝22bの端部に設けるようにしても良い。
【0090】このように構成することで、例えば密封ガ
スケットを1つ取り付ける場合について、気密性を維持
したままフランジ面21b,31bを小さくすることが
できるため、筐体10b内の装置実装容積を広くするこ
とができる。
【0091】また、上述した第1の実施の形態では、密
封ガスケット形成部44,45をシールドガスケット4
1のリング全周に編み込んでガスケット40を一体化す
る構成としていたが、他の工程によりガスケット40を
一体化するようにしても良い。
【0092】ここで、ガスケット40を一体化して構成
するための他の工程について図10を参照して説明す
る。
【0093】図10(A)は、本工程で用いる密封ガス
ケット形成部46を示す断面斜視図である。密封ガスケ
ット形成部46は、シールドガスケット41に取り付け
るための取付部46aを有している。取付部46aは、
複数の例えば針金などの屈曲性のある材料で形成されて
いる。取付部46aは、シールドガスケット41に差し
込む部分である差込部分46bと、シールドガスケット
41の断面円の円周方向に巻き付けるための巻きつけ部
分46cとを有する。
【0094】なお、密封ガスケット形成部46は、シー
ルドガスケット41を筐体10に取付けた状態での例え
ば内周に沿ったリング状をなしている。
【0095】先ず、例えば図10(B)に示すように、
例えば作業者は、密封ガスケット形成部46の取付部4
6aの差込部分46bをシールドガスケット41のリン
グのここでは内周に沿って差し込む。
【0096】次に、例えば図10(C)に示すように、
作業者は、取付部46aの巻きつけ部分46cをシール
ドガスケット41の断面円の円周方向にスライドさせな
がら、巻きつけ部分46cをシールドガスケット41に
巻き付る。このようにして、密封ガスケット形成部46
は、シールドガスケット41に取り付けられる。
【0097】また、作業者は、上述した作業と同様に、
密封ガスケット形成部46と略同一の構成をなす他の密
封ガスケット取付部(図示せず)について、上述した作
業と略同様の作業を行なう。すなわち、作業者は、他の
密封ガスケット取付部を、シールドガスケット41のリ
ングのここでは外周に取り付ける。他の密封ガスケット
取付部は、ここでは、シールドガスケット41を筐体1
0に取付けた状態での外周側に沿ったリング状をなして
いる。
【0098】そして、作業者は、密封ガスケット取付部
46と他の密封ガスケットをそれぞれ覆うようにして密
封ガスケット42,43を形成する。このようにして、
シールドガスケット41と密封ガスケット42,43と
を一体化して構成しても良い。
【0099】さらに、ここでガスケット40を一体化し
て構成するためのさらに他の工程について図11を参照
して説明する。
【0100】図11(A)は、シールドガスケット41
と密封ガスケット42,43とを一体化するために用い
るリング状平板47を示す断面斜視図である。リング状
平板47は、シールドガスケット41が形成される平板
部47aと、密封ガスケット42,43が形成されるこ
こでは2つの密封ガスケット形成部47b,47cとを
有する。
【0101】リング状平板47の全体の形状は、ガスケ
ットはめ込み溝22に沿ったリング状をなしている。ま
た、リング状平板47は、例えばプラスチックなどの材
料により一体形成されている。平板部47aには、シー
ルドガスケット41を構成する金属製のワイヤを通すた
めの穴が複数設けられている。
【0102】作業者は、例えば図11(B)に示すよう
に、リング状平板47の平板部47aにシールドガスケ
ット41を編み込んで形成する。このようにシールドガ
スケット41が編み込まれると、シールドガスケット4
1の左右に密封ガスケット形成部47b,47cが突出
した状態となる。
【0103】そして、作業者は、上述した工程と同様
に、シールドガスケット41から左右に突き出した密封
ガスケット形成部47b,47cを包み込むようにして
密封ガスケット42,43を形成する。このようにし
て、シールドガスケット41と密封ガスケット42,4
3とを一体化して構成しても良い。
【0104】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、
上述した第1の実施の形態において既に説明したガスケ
ット40については略同様の構造をなすものであるた
め、同一の符号を付与してその詳細な説明は省略する。
なお、本例では、例えばCATV中継装置などの通信機
器として用いられる屋外機器筐体について説明する。
【0105】図12は、本例のガスケット取付構造を備
える例えばCATV中継装置として用いられる屋外機器
筐体50の筐体カバー70を開けてガスケット40を取
り出した状態を示す斜視図である。なお、筐体カバー7
0を閉じた状態は、上述した図2に示す状態と同一であ
る。
【0106】筐体50は、筐体ボディ60と、筐体ボデ
ィ60に開閉可能に取り付けられた筐体カバー70とを
含む。筐体ボディ60と筐体カバー70は、それぞれ、
例えばアルミニウムや亜鉛、あるいはマグネシウムなど
の金属材料を用いて形成される。
【0107】筐体50は、筐体ボディ60と筐体カバー
70との間にガスケット40を介在させることによりシ
ールド及び密封を行なうシールド機能及び密封機能を有
している。筐体50は、シールド機能及び密封機能によ
り筐体50内部に実装した例えば電子回路などの各種装
置の環境を一定に保つようにする。
【0108】筐体カバー70のフランジ面71には、カ
バー突起72が設けられている。カバー突起72は、筐
体カバー70を閉じたときに後述するボディ突起63と
対向するフランジ面71内の場所にリング状に設けられ
る。このカバー突起72は、上述したカバー突起32と
同一の構造をなすため、その詳細な説明は省略する。
【0109】図13は、筐体カバー70を取り外した筐
体ボディ60を上方から見た図である。筐体ボディ60
のフランジ面61には、ガスケット40をはめ込んで筐
体50に取り付けるためのガスケットはめ込み溝62が
設けられている。
【0110】なお、筐体ボディ60のフランジ面61
は、本例では、筐体カバー70を筐体ボディ60に取り
付けた場合に、筐体カバー70のフランジ面71(図1
2参照)と接触または略接触した状態となる面である。
【0111】ガスケットはめ込み溝62は、フランジ面
61に略リング状に設けられている。本例では、ガスケ
ットはめ込み溝62の底面中央部に、溝62に沿ってリ
ング状にボディ突起63が設けられている。このボディ
突起63は、上述したボディ突起23と同一の構造をな
すため、その詳細な説明は省略する。
【0112】本例のガスケットはめ込み溝62は、ガス
ケット40が抜け出てしまうことを防止するためのガス
ケット固定構造を複数個所有している。1つのガスケッ
ト固定構造は、本例では3つの突起部64a〜64cに
より形成される。このガスケット固定構造を、本例で
は、18個の突起部64a〜64rによって6個所にお
いてガスケット固定構造が形成されている。
【0113】なお、1つのガスケット固定構造を形成す
る突起部は、3つでなく他の数であっても良い。また、
ガスケット固定構造は、6個所でなくても良く何個所に
あっても良い。さらに、ガスケット固定構造の形成場所
は、溝62の何処であっても良い。
【0114】図14は、筐体ボディ60の溝62に3つ
の突起部64a〜64cにより形成されたガスケット固
定構造の拡大図である。ガスケットはめ込み溝62の一
方の側壁に、抜け止めのための突起部64aが設けられ
ている。突起部64aは、ボディ突起63側に突出する
方向に形成されている。
【0115】また、ガスケットはめ込み溝62の他方の
側壁には、2個の突起部64b,64cが突起部64a
を間に挟んだ位置に設けられている。この突起部64
b,64cは、ボディ突起側63に突出する方向に設け
られている。なお、ガスケットはめ込み溝62の一方の
側壁に2つ、他方の側壁に1つの突起部を形成するよう
にしても良い。
【0116】以上説明したようにガスケット固定構造を
有する構成としたことで、シールド及び密封構造とした
筐体50において、ガスケット40の交換を容易に行な
うことができると共に、メンテナンスにおける筐体カバ
ー70の開閉時などにガスケット40が溝62から抜け
出てしまうことを確実に防止することができる。従っ
て、筐体50内部に実装された装置などに対する作業を
さらに円滑に行なうことができる。
【0117】なお、上述した第2の実施の形態では、溝
62の内側を迫り出させて湾形の突起部64a〜64r
によりガスケット固定構造を形成するようにしていた
が、突起部の形状はどのようなものであっても良い。こ
の場合、例えば図15に示すように、突起の先端部分が
比較的鋭角である「くの字」形の突起部65a〜65c
によりガスケット固定構造を構成するようにしても良
い。
【0118】また、上述した第2の実施の形態では、溝
62の側壁に突起部64a〜64rを設けることでガス
ケット固定構造を形成するようにしていたが、さらにボ
ディ突起63を屈曲させた構造としても良い。例えば、
図16に示すように、屈曲部を有する構造のボディ突起
63aが溝62の側壁に設けられた突起部64a〜64
cに対応して形成される。このように、溝62の両側壁
に設けられた突起部64a〜64cと、屈曲構造をなす
ボディ突起63aとによりガスケット固定構造が形成さ
れる。
【0119】この場合、図示はしないが、屈曲構造をな
すボディ突起63aに対応させて、カバー突起72を屈
曲させて形成する。
【0120】なお、上述した各実施の形態では、CAT
V中継装置などの通信機器として用いられる屋外機器筐
体について説明したが、通信機器以外の各種機器に適用
することができることは勿論である。
【0121】また、上述した各実施の形態では、CAT
V中継装置などの屋外機器筐体について説明したが、屋
外機器に限られるものでなく屋内で使用される筐体に適
用することができることは言うまでもない。
【0122】
【発明の効果】以上のように、本発明の筐体のガスケッ
ト取付構造によれば、カバーとボディとで構成されガス
ケットが取り付けられる筐体のガスケット取付構造にお
いて、ボディのフランジ面に、ガスケットを配するガス
ケットはめ込み溝が形成され、ガスケットはめ込み溝
は、シールドガスケットと1又は2以上の密封ガスケッ
トとが一体化されたガスケットが取り付けられる構造で
あることを特徴とするものであるため、気密性を十分に
確保したままフランジ面を小さくすることができ、筐体
内部の装置実装容積を大きくとることができる。また、
ガスケットの交換を容易に行なうことができる。
【0123】シールドガスケットが配される位置に対応
したガスケットはめ込み溝の底面部分に、ガスケットは
め込み溝に沿ってボディ突起が設けられ、カバーのボデ
ィ突起に対応する部分にカバー突起が設けられているこ
とを特徴とするとした場合には、メンテナンスにおける
筐体カバーの開閉時などにガスケットが溝から抜け出る
ことを防止することができる。
【0124】ボディ突起は、ガスケットはめ込み溝の底
面中央部に、ガスケットはめ込み溝に沿って設けられる
ことを特徴とした場合には、筐体を組み立てる際に一体
化したガスケットを容易に配することができる。また、
筐体に取り付けるガスケットや筐体ボディに形成した溝
の断面形状を左右対称に形成することができるため、ガ
スケット及び溝を形成する際の寸法精度を容易に高質な
ものとすることができる。
【0125】ガスケットはめ込み溝の両側面の一方及び
他方にそれぞれ突起部が設けられたガスケット固定構造
を1又は2以上備えた場合には、シールド及び密封構造
とした筐体のガスケット取付構造において、ガスケット
の交換を容易に行なうことができると共に、メンテナン
スにおける筐体カバーの開閉時などにガスケットが溝か
ら抜け出てしまうことを確実に防止することができる。
従って、筐体内部に実装された装置などに対する作業を
さらに円滑に行なうことができる。
【0126】ガスケット固定構造は、ガスケットはめ込
み溝の両側面の一方の面に形成された第1の突起部と、
両側面の他方の面に設けられ第1の突起部を挟むよう対
向して形成された第2の突起部及び第3の突起部とを含
むとした場合には、シールド及び密封構造とした筐体の
ガスケット取付構造において、ガスケットの交換を容易
に行なうことができると共に、メンテナンスにおける筐
体カバーの開閉時などに第1〜第3の突起部によりガス
ケットが溝から抜け出てしまうことを確実に防止するこ
とができる。従って、筐体内部に実装された装置などに
対する作業をさらに円滑に行なうことができる。
【0127】第1の突起部、第2の突起部及び第3の突
起部がそれぞれくの字形に形成されたとした場合には、
シールド及び密封構造とした筐体のガスケット取付構造
において、ガスケットの交換を容易に行なうことができ
ると共に、メンテナンスにおける筐体カバーの開閉時な
どにくの字形の突起部によりガスケットが溝から抜け出
てしまうことを確実に防止することができる。従って、
筐体内部に実装された装置などに対する作業をさらに円
滑に行なうことができる。
【0128】ガスケット固定構造は、第1、第2及び第
3の突起部に対応させてボディ突起及びカバー突起を屈
曲させた屈曲部をも備えるとした場合には、シールド及
び密封構造とした筐体のガスケット取付構造において、
ガスケットの交換を容易に行なうことができると共に、
メンテナンスにおける筐体カバーの開閉時などに、第1
〜第3の突起部とボディ突起及びカバー突起の屈曲部と
によりガスケットが溝から抜け出てしまうことを確実に
防止することができる。従って、筐体内部に実装された
装置などに対する作業をさらに円滑に行なうことができ
る。
【0129】また、本発明のガスケットによれば、筐体
に取り付けられ、シールド及び密封機能を有するガスケ
ットにおいて、シールドガスケットと、1又は2以上の
密封ガスケットとで構成され、シールドガスケットと1
又は2以上の密封ガスケットとが一体形成されることを
特徴とするものであるため、ガスケットを筐体に取り付
けたときの気密性を十分に確保することができ、ガスケ
ットを筐体に取り付けるとした場合に、筐体内部の装置
実装容積を大きくとることができる。また、筐体に取り
付けられたガスケットの交換を容易に行なうことができ
る。
【0130】2つの密封ガスケットを含み、シールドガ
スケットを2つの密封ガスケットによって両側から挟ん
で一体形成され、各断面が、中心円形かつ左右略扇形の
左右対称な断面形状であることを特徴とするとした場合
には、ガスケットが取り付られる筐体を組み立てる際に
一体化したガスケットを容易に配することができる。ま
た、ガスケット及び溝の断面形状を左右対称に形成する
ことができるため、ガスケット及び溝を形成する際の寸
法精度を容易に高質なものとすることができる。
【0131】一つの密封ガスケットを含み、シールドガ
スケットと密封ガスケットとが一体形成されている場合
には、例えば密封ガスケットを1つ取り付ける場合につ
いて、気密性を維持したままガスケットが取り付けられ
る筐体のフランジ面を小さくすることができるため、筐
体内の装置実装容積を広くすることができる。
【0132】さらに、本発明の筐体によれば、カバー
と、ボディと、カバーとボディとの間に挟まれるガスケ
ットとを含む筐体において、ガスケットは、シールドガ
スケットと、1又は2以上の密封ガスケットとを一体化
して構成され、ボディのフランジ面に、ガスケットを配
するガスケットはめ込み溝が形成されたことを特徴とす
るものであるため、気密性を十分に確保したままフラン
ジ面を小さくすることができ、筐体内部の装置実装容積
を大きくとることができる。また、ガスケットの交換を
容易に行なうことができる。
【0133】シールドガスケットが配される位置に対応
したガスケットはめ込み溝の底面部分に、ガスケットは
め込み溝に沿ってボディ突起が設けられ、カバーのボデ
ィ突起との対応部分にカバー突起が設けられていること
を特徴とするとした場合には、メンテナンスにおける筐
体カバーの開閉時などにガスケットが溝から抜け出るこ
とを防止することができる。
【0134】ボディ突起が、ガスケットはめ込み溝の底
面中央部に、ガスケットはめ込み溝に沿って設けられる
ことを特徴とするとした場合には、筐体を組み立てる際
に一体化したガスケットを容易に配することができる。
また、ガスケット及び溝の断面形状を左右対称に形成す
ることができるため、ガスケット及び溝を形成する際の
寸法精度を容易に高質なものとすることができる。
【0135】ガスケットはめ込み溝の両側面の一方及び
他方にそれぞれ突起部が設けられたガスケット固定構造
を1又は2以上備えた場合には、シールド及び密封構造
とした筐体のガスケット取付構造において、ガスケット
の交換を容易に行なうことができると共に、メンテナン
スにおける筐体カバーの開閉時などにガスケットが溝か
ら抜け出てしまうことを確実に防止することができる。
従って、筐体内部に実装された装置などに対する作業を
さらに円滑に行なうことができる。
【0136】ガスケット固定構造は、ガスケットはめ込
み溝の両側面の一方の面に形成された第1の突起部と、
両側面の他方の面に設けられ第1の突起部を挟むよう対
向して形成された第2の突起部及び第3の突起部とを含
むとした場合には、シールド及び密封構造とした筐体の
ガスケット取付構造において、ガスケットの交換を容易
に行なうことができると共に、メンテナンスにおける筐
体カバーの開閉時などに第1〜第3の突起部によりガス
ケットが溝から抜け出てしまうことを確実に防止するこ
とができる。従って、筐体内部に実装された装置などに
対する作業をさらに円滑に行なうことができる。
【0137】第1の突起部、第2の突起部及び第3の突
起部がそれぞれくの字形に形成されたとした場合には、
シールド及び密封構造とした筐体のガスケット取付構造
において、ガスケットの交換を容易に行なうことができ
ると共に、メンテナンスにおける筐体カバーの開閉時な
どにくの字形の突起部によりガスケットが溝から抜け出
てしまうことを確実に防止することができる。従って、
筐体内部に実装された装置などに対する作業をさらに円
滑に行なうことができる。
【0138】ガスケット固定構造は、第1、第2及び第
3の突起部に対応させてボディ突起及びカバー突起を屈
曲させた屈曲部をも備えるとした場合には、シールド及
び密封構造とした筐体のガスケット取付構造において、
ガスケットの交換を容易に行なうことができると共に、
メンテナンスにおける筐体カバーの開閉時などに、第1
〜第3の突起部とボディ突起及びカバー突起の屈曲部と
によりガスケットが溝から抜け出てしまうことを確実に
防止することができる。従って、筐体内部に実装された
装置などに対する作業をさらに円滑に行なうことができ
る。
【0139】ガスケットは、2つの密封ガスケットを有
し、シールドガスケットを2つの密封ガスケットによっ
て両側から挟んで一体形成され、ガスケットの各断面
が、中心円形かつ左右略扇形の左右対称な断面形状であ
ることを特徴とするとした場合には、例えば密封ガスケ
ットを1つ用いていたものについては、実装容積を小さ
くすることなく気密性を高めることができる。また、密
封ガスケットを2つ用いていたものについては、気密性
を維持したまま、装置実装容積を大きくすることがで
き、あるいは筐体の小型化や軽量化を図ることができ
る。さらに、筐体の小型化を図って必要な筐体材料量を
のを少なくした場合には、筐体を安価に製造することが
できる。
【0140】ガスケットは、一つの密封ガスケットを有
し、シールドガスケットと密封ガスケットとで一体形成
されたことを特徴とするとした場合には、例えば密封ガ
スケットを1つ用いていたものについては、気密性を維
持したまま、装置実装容積を大きくすることができ、あ
るいは筐体の小型化や軽量化を図ることができる。さら
に、筐体の小型化を図って必要な筐体材料量をのを少な
くした場合には、筐体を安価に製造することができる。
【0141】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態におけるガスケッ
ト取付構造を備える筐体の筐体カバーを開けた状態の例
を示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における筐体の筐
体カバーを閉じた状態の例を示す斜視図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における筐体カバ
ーを取り外した筐体ボディの例を示す説明図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態におけるガスケッ
トはめ込み溝の構造の例を示す図2のB−B断面図であ
る。
【図5】 本発明の第1の実施の形態におけるガスケッ
トの断面構造の例を示す図1のA−A断面図である。
【図6】 図6のAは本発明の第1の実施の形態におい
てシールドガスケットに密封ガスケット形成部を編み込
んで一体化した状態の例を示す断面斜視図である。図6
のBは本発明の第1の実施の形態においてシールドガス
ケットと密封ガスケットを一体化した状態の例を示す断
面斜視図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態におけるガスケッ
トが筐体に組み込まれた状態の例を示す断面図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態におけるガスケッ
トが筐体に組み込まれた状態の他の例を示す断面図であ
る。
【図9】 本発明の第1の実施の形態におけるガスケッ
トが筐体に組み込まれた状態のさらに他の例を示す断面
図である。
【図10】 図10のAは本発明の第1の実施の形態の
他のガスケット一体化工程における密封ガスケット形成
部の構造の例を示す断面斜視図である。図10のBは本
発明の第1の実施の形態の他のガスケット一体化工程に
おける密封ガスケット形成部の差込部分をシールドガス
ケットに差し込んだ状態の例を示す断面斜視図である。
図10のCは本発明の第1の実施の形態の他のガスケッ
ト一体化工程における密封ガスケット形成部の巻きつけ
部分をシールドガスケットに巻き付けた状態の例を示す
断面斜視図である。
【図11】 図11のAは本発明の第1の実施の形態の
さらに他のガスケット一体化工程におけるリング状平板
の構造の例を示す断面斜視図である。図11のBは本発
明の第1の実施の形態のさらに他のガスケット一体化工
程におけるリング状平板にシールドガスケットを形成し
た状態の例を示す断面斜視図である。
【図12】 本発明の第2の実施の形態におけるガスケ
ット取付構造を備える筐体の筐体カバーを開けた状態の
例を示す斜視図である。
【図13】 本発明の第2の実施の形態における筐体ボ
ディを上方から見た状態の例を示す説明図である。
【図14】 本発明の第2の実施の形態におけるガスケ
ット固定構造の状態の例を示す拡大図である。
【図15】 本発明の第2の実施の形態におけるガスケ
ット固定構造の状態の他の例を示す拡大図である。
【図16】 本発明の第2の実施の形態におけるガスケ
ット固定構造の状態のさらに他の例を示す拡大図であ
る。
【図17】 従来の屋外機器筐体の筐体カバーを閉じた
状態の全体構成の例を示す斜視図である。
【図18】 従来のシールド及び密封構造を成す筐体の
ガスケット取付構造の例を示す断面図である。
【図19】 従来のシールド及び密封構造を成す筐体の
特に気密性が要求される場合のガスケット取付構造の例
を示す断面図である。
【符号の説明】
10,10a,10b,50 筐体 20,20a,20b,60 筐体ボディ 21,21a,21b,61 フランジ面(ボディ側) 22,22a,22b,62 ガスケットはめ込み溝 23,23a,23b,63,63a ボディ突起 30,30a,30b,70 筐体カバー 31,31a,31b,71 フランジ面(カバー側) 32,32a,32b,72 カバー突起 40 ガスケット 41シールドガスケット 42,42a,43,43a,43b,43c 密封ガ
スケット 44,45,46,47b,47c 密封ガスケット形
成部 46a 取付部 46b 差込部分 46c 巻きつけ部分 47 リング状平板 47a 平板部 64a〜64r 突起部 65a〜65c 突起部(くの字形)
フロントページの続き Fターム(参考) 3J040 AA01 AA12 AA17 BA01 CA01 EA25 EA42 HA03 HA15 4E360 AB02 AB13 AB33 BA04 BB02 BB12 BB16 BB22 BC05 BD03 EA12 EC11 ED02 ED23 ED28 ED29 FA02 FA09 GA04 GA07 GA08 GA23 GA29 GA34 GA47 GB22 GC02 GC08 5E321 AA03 BB44 CC09 CC22 GG05

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーとボディとで構成されガスケット
    が取り付けられる筐体のガスケット取付構造において、 上記ボディのフランジ面に、上記ガスケットを配するガ
    スケットはめ込み溝が形成され、 上記ガスケットはめ込み溝は、シールドガスケットと1
    又は2以上の密封ガスケットとが一体化された上記ガス
    ケットが取り付けられる構造であることを特徴とする筐
    体のガスケット取付構造。
  2. 【請求項2】 シールドガスケットが配される位置に対
    応したガスケットはめ込み溝の底面部分に、上記ガスケ
    ットはめ込み溝に沿ってボディ突起が設けられ、 カバーの上記ボディ突起に対応する部分にカバー突起が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の筐体の
    ガスケット取付構造。
  3. 【請求項3】 ボディ突起は、ガスケットはめ込み溝の
    底面中央部に、上記ガスケットはめ込み溝に沿って設け
    られることを特徴とする請求項2記載の筐体のガスケッ
    ト取付構造。
  4. 【請求項4】 ガスケットはめ込み溝の両側面の一方及
    び他方にそれぞれ突起部が設けられたガスケット固定構
    造を1又は2以上備えた請求項2又は請求項3記載の筐
    体のガスケット取付構造。
  5. 【請求項5】 ガスケット固定構造は、ガスケットはめ
    込み溝の両側面の一方の面に形成された第1の突起部
    と、上記両側面の他方の面に設けられ上記第1の突起部
    を挟むよう対向して形成された第2の突起部及び第3の
    突起部とを含む請求項4記載の筐体のガスケット取付構
    造。
  6. 【請求項6】 第1の突起部、第2の突起部及び第3の
    突起部がそれぞれくの字形に形成された請求項5記載の
    筐体のガスケット構造。
  7. 【請求項7】 ガスケット固定構造は、第1、第2及び
    第3の突起部に対応させてボディ突起及びカバー突起を
    屈曲させた屈曲部をも備える請求項5又は請求項6記載
    の筐体のガスケット取付構造。
  8. 【請求項8】 筐体に取り付けられ、シールド及び密封
    機能を有するガスケットにおいて、 シールドガスケットと、 1又は2以上の密封ガスケットとで構成され、 上記シールドガスケットと上記1又は2以上の密封ガス
    ケットとが一体形成されることを特徴とするガスケッ
    ト。
  9. 【請求項9】 2つの密封ガスケットを含み、シールド
    ガスケットを上記2つの密封ガスケットによって両側か
    ら挟んで一体形成され、 各断面が、中心円形かつ左右略扇形の略左右対称な断面
    形状であることを特徴とする請求項8記載のガスケッ
    ト。
  10. 【請求項10】 一つの密封ガスケットを含み、シール
    ドガスケットと上記密封ガスケットとが一体形成されて
    いる請求項8記載のガスケット。
  11. 【請求項11】 カバーと、ボディと、上記カバーと上
    記ボディとの間に挟まれるガスケットとを含む筐体にお
    いて、 上記ガスケットは、シールドガスケットと、1又は2以
    上の密封ガスケットとを一体化して構成され、 上記ボディのフランジ面に、上記ガスケットを配するガ
    スケットはめ込み溝が形成されたことを特徴とする筐
    体。
  12. 【請求項12】 シールドガスケットが配される位置に
    対応したガスケットはめ込み溝の底面部分に、上記ガス
    ケットはめ込み溝に沿ってボディ突起が設けられ、 カバーの上記ボディ突起との対応部分にカバー突起が設
    けられていることを特徴とする請求項11記載の筐体。
  13. 【請求項13】 ボディ突起が、ガスケットはめ込み溝
    の底面中央部に、上記ガスケットはめ込み溝に沿って設
    けられることを特徴とする請求項12記載の筐体。
  14. 【請求項14】 ガスケットはめ込み溝の両側面の一方
    及び他方にそれぞれ突起部が設けられたガスケット固定
    構造を1又は2以上備えた請求項12又は請求項13記
    載の筐体。
  15. 【請求項15】 ガスケット固定構造は、ガスケットは
    め込み溝の両側面の一方の面に形成された第1の突起部
    と、上記両側面の他方の面に設けられ上記第1の突起部
    を挟むよう対向して形成された第2の突起部及び第3の
    突起部とを含む請求項14記載の筐体。
  16. 【請求項16】 第1の突起部、第2の突起部及び第3
    の突起部がそれぞれくの字形に形成された請求項15記
    載の筐体。
  17. 【請求項17】 ガスケット固定構造は、第1、第2及
    び第3の突起部に対応させてボディ突起及びカバー突起
    を屈曲させた屈曲部をも備える請求項15又は請求項1
    6記載の筐体。
  18. 【請求項18】 ガスケットは、2つの密封ガスケット
    を有し、シールドガスケットを上記2つの密封ガスケッ
    トによって両側から挟んで一体形成され、 上記ガスケットの各断面が、中心円形かつ左右略扇形の
    略左右対称な断面形状であることを特徴とする請求項1
    1ないし請求項17記載の筐体。
  19. 【請求項19】 ガスケットは、一つの密封ガスケット
    を有し、シールドガスケットと上記密封ガスケットとで
    一体形成されたことを特徴とする請求項11、請求項1
    2、または請求項14ないし請求項17記載の筐体。
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