JPS5916397B2 - 速復型電気コネクタの遮蔽用カバ− - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 フ 本発明は、一般的にはレセプタクル及びプラグ部分
が互いに嵌合して、多数のケーブルワイヤ間に接続部を
形成する速復（クイック、レリース）型の電気コネクタ
に関するものであり、特に、解放された時に露出される
コネクタ部分上に配置す５ るための遮蔽（シールド）
されたカバーに関するものである。

現在良く知られかつほぼ受入れられている速復型コネク
タは、ケーブルワイヤを互いに接続するための、迅速か
つ容易に嵌合されるプラグ部分及０ びレセプタクル部
分を有している。

コネクタを接続した電気装置の別の部分の作業を行うか
又はテストのため、コネクタを外した場合には、コネク
タ部分のピン及びソケットは、ピン接点が曲がるなどの
破壊が起る可能性が生じると同様に、湿気、５ ちり、
埃その他の異物による汚染に対して無防備となる。更に
、コネクタを外すと、電気的部分は電磁パルス妨害と共
に、外部無線周波発振源からの妨害及び電磁的妨害に対
して無防備となるか、又はそれ自身が他の機器に対して
、無線周波又は’０ 電源的妨害の発生源となる可能を
有している。従つて、本発明の第一の目的は、コネクタ
部分が離脱された時に、無線周波及び電磁的妨害を防止
するとともに、その電気的部品中に異物が侵入するのを
防止する、取外し自在な電気コネクタのｊ５露出された
部分上に配置するためのカバーを提供することである。
図面を参照すると、本発明のカバーが特に有利＾１一と
なるレセプタクル部分と称する電気的接続部分はその全
体が１０で示されており、かつこれには従来から良く知
られているように、ケーブルワイヤを接続するための適
切な寸法を有するプラグ部分と嵌合する、全体が円筒状
の本体を含んでいる様子が示されている。

このレセプタクル部分は、プラグ部分と嵌合中に機械的
止着部をキー止めするため、ボスの円周状の周縁部の囲
りで等間隔に半径方向外方に突出したキー部材１２を有
する円筒状ボス１１を含んでいる。キー部材１２からボ
スの軸に沿つて間隔を・＼だてて配置された大径のリム
（枠）１３は、コネクタ部分が接合された時に制限子又
は制限部材として働き、かつキー部材１２との間に空間
又はチヤンネル１４を区画形成している。典型的なもの
では、別の円筒、ボス（受口）状部材１５が、ボス１１
と同一の軸に沿つて、しかしそれと反対方向にリムから
離れて突出している。部材１５は、例えば、アダプタを
嵌合するためのネジ溝１６又は他の機械的連結手段を含
んでいる。ケーブルワイヤは、場合に応じて、ピン又は
ソケツト接点・＼内部接続させるため、通常１５の外端
部に導入される。外した状態においては、コネクタ部分
１０のボス端部１７は、第２図に示すように開いており
、かつ周囲の環境に対して露出された多数の接点部材１
８を有している。

この発明のカバーは全体が１９で示されており、かつ孔
のあいていない後壁及び一体の円筒側壁２１を有する実
質的に円筒形のキヤツプ状部分を含んでいる。

開放端部で内方を向いたフランジ２２はコネクタのボス
１１の直径より僅かに小さい内径を有している。内方を
向いたフランジは、キー部材１２の直近の表面とリム１
３の間の空間すなわちチヤンネル１４より僅かに薄い厚
みを有している。フランジの内方には、キー部材をその
中に配置することができる寸法を有し、かつカバーの内
壁面から半径方向に間隔をへだてて配置された円筒状の
スロツト２３が設けられている。キヤツプ状の金属シー
ルド（遮蔽体）は連続した直立側壁２６を有する板状の
底部２５を有している。このシールドは、ボスと良好に
接触するように、コネクタの外端部上に嵌合止着可能な
寸法となつている。製造にあたつては、カバーそれ自体
の本体（即ち後壁２０及び側壁２１）は、コネクタ部分
・＼の取付けの際の変形を緩和することができるよう、
適当な柔軟性を有するプラスチツク又はゴムから成型さ
れる。

同時に、金属シールドはプラスチツク又はゴムの自由端
と内方に向い合つた面部を残して、その外面がカバー中
に収容される。使用時において、カバー１９は、フラン
ジ２２が突出したキー部材上に嵌合して、キー部材と大
径のフランジ１３の間のチヤンネル１４中に取付けられ
るよう、その自由端が十分に変形されたコネクタのボス
１１の開放端部上に嵌合される。

また、同時に、カバー本体と一体化された金属シールド
がコネクタ部分の開放端部上を摺動してそれを覆う。カ
バーの内部寸法及びそれがもともと持つている固有の弾
性により、カバー本体の弾性力により金属シールドをコ
ネクタのボス上に押圧し、それによつてシールドとボス
端部との間が密着状態になされる。この構成により、コ
ネクタの関放端がカバーされてそこに内蔵されたコネク
タ部分へ、ちり、埃及び湿気が侵入するのを防止し、か
つ偶然に損傷を受けるのを防止することができるばかり
でなく、金属シールドは無線周波及び電磁的妨害を防止
するように作用する。この目的のために、他の材料でも
満足できるものがあることがわかつているが、カバーを
ネオプレンゴムで成型し、かつ適当に導電性金属（即ち
、銅、真ちゆう、ニツケルメツキしたアルミニウム）で
できたシールドを内蔵することにより、最良の結果が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、コネクタの所定の印置にある、本発明による
カバーの正面。 断面図である。第２図は、第１図の線２−２に沿つた端
部の正面．断面図である。図中、１０・・・・・・レセ
プタクル部分、１１・・・・・・ボス、１２・・・・・
・キー部材、１９・・・・・・カバー、２２・・・・・
・フランジ、２３・・・・・・スロツト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 開放端部、孔が開いていない端壁及び一体状の円筒
   状の側壁を有するキャップ、キー部材を通るボスの断面
   寸法より小さい寸法の開放空間を形成する半径方向内方
   を向いた連続したフランジを有するキャップの開放端部
   を区画形成する側壁縁部のへり、キー部材を通るボスの
   断面積よりも大きな直径を有するキャップの円筒壁の内
   面の溝、及び、キャップの端壁に止着されかつキャップ
   側壁に沿つた一部分が突出した金属ライナ手段であつて
   、上記カバーが所定位置に配置された時、コネクタ部分
   と接触し得る寸法を有してなる上記ライナ手段、から成
   る、ボス周縁面上に少くとも一つの半径方向に突出した
   キー部材を持つた実質的に円筒状の開放端部を有した中
   空のボス、及び上記キー部材から所定の距離だけ間隔を
   へだてて配置された大径のフランジとを有するコネクタ
   部分のための遮蔽用カバー。 ２ 上記カバーが柔軟性を有するゴム又はプラスチック
   材料から成型されてなり、かつ上記金属ライナが、外方
   を向いた面部がキャップ材から自由になつている状態で
   、キャップ中に部分的に内蔵されていることを特徴とす
   る、特許請求の範囲１に記載された遮蔽用カバー。