JP2007311532A - 電子機器のシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数や組付工数を削減し得る電子機器のシール構造を提供する。
【解決手段】ハンディターミナル20は、上ケース21と下ケース23とを突き合わせたときに両ケース21,23間に介在し両者間を液密状態に維持するシール部31と、両ケース21,23の外側に設けられて外力による衝撃を緩衝するプロテクタ部33と、上ケース21の横溝21bおよび下ケース23の横溝23bを介してシール部31とプロテクタ部33とを連結してこれらを一体に形成可能にするジョイント部35と、から構成される防滴・防水シール材30を備える。これにより、シール部31とプロテクタ部33は、ジョイント部35により連結されて一体に形成可能になるので、上ケース21の長溝21a、横溝21b等と相俟って、シール部31による防滴・防水機能とプロテクタ部33による衝撃緩和機能を一つの部品で実現できる。したがって、部品点数や組付工数を削減できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器のシール構造に関するものである。
電子機器の筐体、特に携帯型情報端末装置等のハンディタイプのものにおいては、開口部を有する上ケース、下ケース等と称される2つの箱形状のケースを当該開口部を閉塞するように互いに突き合わせることにより、内部に回路基板等を収容可能な空間を区画形成しているものが多い。そして、このような電子機器のなかでも、とりわけ屋外での使用頻度が高いものにあっては、一般に防滴または防水仕様の必要から、このような両ケースの突き合わせ部分の構造に、液密状態を維持可能なシール構造を採用している。
例えば、下記特許文献1に開示される「筐体接合部のシール構造」では、フロントケース(上ケースに相当)とリアケース(下ケースに相当)とのいずれか一方に挿入溝を設け、この挿入溝にゴムパッキン等のシール材(シール部材)を嵌設する構成を採ることにより、両ケース間の防水性や気密性を確保可能にしている。
ところで、このようなハンディタイプの電子機器では、作業時に使用者が携帯する使用態様が多いことから、通常、落下防止を目的としたハンドストラップやネックストラップが装置本体に取付可能に構成されているが、このような使用者と装置とを結ぶ紐状のストラップでは、外部から装置本体の側面等に加わる衝撃を緩和することはできない。このため、重量物や堅牢物等を取り扱う作業環境下で使用される電子機器においては、操作時に邪魔にならない装置本体の角や側面等の部位にゴム系弾性体からなる突起状の衝撃緩衝部を設けて外部からの衝撃を緩和可能な構造を採用している。
例えば、下記特許文献2に開示される「光学情報読取装置」では、上ケースと下ケースとからなるケース本体部の両側面に、当該側面よりも突出する耐落下用ゴム部材(衝撃緩衝部に相当)を設けることにより、落下時に当該装置に加わる衝撃を吸収可能にしており、落下時以外にも当該装置の側面に面状に加わり得る外力をも吸収可能にしている。つまり、このような耐落下用ゴム部材を設けることにより耐衝撃仕様の構成を採っている。
特開平10−107454号公報 特開平11−134425号公報
このように、屋外等で使用される可能性の高い電子機器の場合、防滴または防水仕様の要請に加えて耐衝撃仕様も要求されるものが少なくない。即ち、屋外等で使用される可能性の高い電子機器は、同時に、重量物等を取り扱う作業環境下でも使用される可能性が高く、また不用意な落下の可能性をも考慮する必要があることから、防滴または防水仕様のほかに耐衝撃仕様も要求されることが多い。
しかしながら、上記、特許文献1のシール構造と特許文献2の耐落下用ゴム部材との双方を採用した場合には、部品点数の増加は免れず、またゴムパッキン等のシール材と耐落下用ゴム部材とをそれぞれ別個に取り付けなければならない。このため、部品点数や組付工数の増大を招くという問題に直結する。
また、ゴムパッキン等のシール材は、防滴または防水を目的に組み付けられるが、外部より加わる衝撃を緩和することを目的とする耐落下用ゴム部材には、本来、防滴等の目的はない。このため、シール材と耐落下用ゴム部材とをそれぞれ別個に取り付ける場合には、シール材によるシール構造に加えて、耐落下用ゴム部材の取付部位においても、防滴等を考慮した取付構造を採らなければならず、これらの取付構造が複雑になることから、さらに部品点数や組付工数の増大を招くという問題がある。
なお、これらの問題は、携帯型の情報端末装置等に顕著に現れるものであるが、据置型や固定型の電子機器においても、防滴または防水仕様とともに耐衝撃仕様をも要求されるものであれば、部品点数や組付工数の点において同様の問題を招来し得る。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、部品点数や組付工数を削減し得る電子機器のシール構造を提供することにある。また、本発明の別の目的は、防滴または防水の効果を高め得る電子機器のシール構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の電子機器のシール構造では、開口部を有する上ケースと、前記開口部を閉塞するように前記上ケースに突き合わせて内部に電子回路を収容可能な空間を前記上ケースとともに区画形成する下ケースと、これら上下の両ケースを突き合わせた部分の周囲形状に沿って前記両ケースの一方または双方に形成される長溝と、前記長溝に嵌入可能に帯形状に形成されるゴム系弾性体からなり、前記長溝に嵌入することで前記両ケースを突き合わせたときに両ケース間に介在し両者間を液密状態に維持するシール部材と、前記両ケースの少なくとも一方の外側に設けられて外力により加わる衝撃を緩衝するゴム系弾性体からなる衝撃緩衝部と、前記衝撃緩衝部の取付部位に位置する前記両ケースの少なくとも一方に前記長溝から外部に連通可能に形成される横溝と、前記横溝を介して前記シール部材と前記衝撃緩衝部とを連結してこれらを一体に形成可能にするゴム系弾性体からなる連結部と、を備えたことを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項2の電子機器のシール構造では、請求項1記載の電子機器のシール構造において、前記連結部の長さは、前記シール部材の厚さの2倍以上で前記横溝が形成されるケースの肉厚未満に設定されていることを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項3の電子機器のシール構造では、請求項1または2記載の電子機器のシール構造において、前記両ケースの少なくとも一方には、前記横溝に連通する凹部が形成されており、この凹部に嵌入可能な凸部が前記連結部に一体に形成されていることを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項4の電子機器のシール構造では、請求項3記載の電子機器のシール構造において、前記凸部の硬度は、前記シール部材の硬度よりも高く設定されていることを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項5の電子機器のシール構造では、請求項3記載の電子機器のシール構造において、前記凸部の形状は、前記衝撃緩衝部を介して前記連結部が外側方向に引っ張られると変形可能な環状に設定されていることを技術的特徴とする。
請求項1の発明では、上ケースと下ケースとを突き合わせたときに両ケース間に介在し両者間を液密状態に維持するシール部材と、両ケースの少なくとも一方の外側に設けられて外力により加わる衝撃を緩衝するゴム系弾性体からなる衝撃緩衝部と、横溝を介してシール部材と衝撃緩衝部とを連結してこれらを一体に形成可能にするゴム系弾性体からなる連結部と、を備える。これにより、シール部材と衝撃緩衝部とは、連結部により連結されて一体に形成可能になるので、上ケースや下ケースに形成される長溝および横溝と相俟って、シール部材による防滴または防水機能と衝撃緩衝部による衝撃緩和機能を一つの部品で実現することができる。したがって、シール部材と衝撃緩衝部とを別個独立の部品で構成する場合に比べて、部品点数や組付工数を削減することができる。
請求項2の発明では、連結部の長さは、シール部材の厚さの2倍以上で横溝が形成されるケースの肉厚未満に設定されていることから、例えば、衝撃緩衝部が外側に引っ張られるような外力が当該衝撃緩衝部に加わっても、この衝撃緩衝部に連結された連結部によりこのような引張りによる変形を緩和することができる。即ち、連結部の長さがこのように設定されていることから、当該連結部がダンパとして作用しこのような引張りによる変形を緩和するので、シール部材には及び難い。このため、引張りによる変形がシール部材に及んでしまい、当該シール部材による液密状態の維持が困難になる場合に比べて、液密状態の維持が可能になる。したがって、シール部材と衝撃緩衝部とを別個独立の部品で構成する場合に比べて、部品点数や組付工数を削減することができ、また防滴または防水の効果を高めることができる。
請求項3の発明では、両ケースの少なくとも一方には、横溝に連通する凹部が形成されており、この凹部に嵌入可能な凸部が連結部に一体に形成されていることから、例えば、衝撃緩衝部が外側に引っ張られるような外力に当該衝撃緩衝部に加わっても、この衝撃緩衝部に連結された連結部に形成される凸部によって、このような引張りによる変形を緩和することができる。即ち、連結部にこのような凸部が形成されていることから、引張りによる変形は当該凸部に留まり、シール部材には及び難い。このため、引張りによる変形がシール部材に及んでしまい、当該シール部材による液密状態の維持が困難になる場合に比べて、液密状態の維持が可能になる。したがって、シール部材と衝撃緩衝部とを別個独立の部品で構成する場合に比べて、部品点数や組付工数を削減することができ、また防滴または防水の効果を高めることができる。
請求項4の発明では、凸部の硬度は、シール部材の硬度よりも高く設定されていることから、例えば、衝撃緩衝部が外側に引っ張られるような外力に当該衝撃緩衝部に加わっても、当該凸部の硬度がシール部材の硬度と同程度に設定されている場合に比べて、このような引張りによる変形を硬度の高い凸部により変形を阻止することができる。即ち、連結部にこのような硬度の高い凸部が形成されていることから、引張りによる変形は当該凸部によってくい止められてシール部材には及び難い。このため、引張りによる変形がシール部材に及んでしまい、当該シール部材による液密状態の維持が困難になる場合に比べて、液密状態の維持が可能になる。したがって、シール部材と衝撃緩衝部とを別個独立の部品で構成する場合に比べて、部品点数や組付工数を削減することができ、また防滴または防水の効果を高めることができる。
請求項5の発明では、凸部の形状は、衝撃緩衝部を介して連結部が外側方向に引っ張られると変形可能な環状に設定されていることから、例えば、衝撃緩衝部が外側に引っ張られるような外力に当該衝撃緩衝部に加わっても、当該凸部の形状が変化し難いものに設定されている場合に比べて、このような引張りによって変形し易い環状形状の変形により吸収することができる。即ち、連結部にこのような容易に変形可能な環状の凸部が形成されていることから、引張りによる変形は当該凸部によって吸収されてシール部材には及び難い。このため、引張りによる変形がシール部材に及んでしまい、当該シール部材による液密状態の維持が困難になる場合に比べて、液密状態の維持が可能になる。したがって、シール部材と衝撃緩衝部とを別個独立の部品で構成する場合に比べて、部品点数や組付工数を削減することができ、また防滴または防水の効果を高めることができる。
以下、本発明の電子機器のシール構造をハンディターミナルに適用した実施形態を各図に基づいて説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態を図1〜図5を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、ハンディターミナル20は、上ケース21、下ケース23、液晶ディスプレィ25、キーボード27、防滴・防水シール材30、プリント配線板50等から構成されている。このハンディターミナル20は、例えば、一次元または二次元のバーコード(JANコードやQRコード等の情報コード)を読み取りその読み取ったデータを情報処理可能な携帯型情報端末装置で、バーコードリーダ(情報コード読取装置)の機能を備えたものである。なお、QRコードは登録商標である。
上ケース21は、ABS樹脂等の合成樹脂からなる成形部材で、開口部を有する平型の箱形状に形成されており、主に、ハンディターミナル20の表側の外観を形成している(図1、図2参照)。この上ケース21の一端側は、後述する大型の液晶ディスプレィ25を取付可能な幅広の矩形状に形成されており、上ケース21の内側に取り付けられた液晶ディスプレィ25が外部に露出可能に構成されている。これに対し、上ケース21の他端側は、一端側よりも狭く当該ハンディターミナル20の使用者が容易に把持可能な程度の幅に設定された幅細の矩形状に形成されており、その表面は後述のキーボード27を取付可能に構成されている。
下ケース23も、上ケース21と同様のABS樹脂等の合成樹脂からなる成形部材で、上ケース21の開口部を閉塞するように上ケース21に突き合わせて内部に液晶ディスプレィ25やプリント配線板50(電子回路)を収容可能な空間SPを、上ケース21とともに区画形成可能に構成されている(図3(B) 参照)。なお、下ケース23の一端側には、前述したバーコードリーダの機能としてバーコードの読み取りに必要な読取窓Wが形成されているが(図1(B) 参照)、この読取窓Wには例えば透明のアクリル樹脂等が配されており、またこの読取窓Wの周囲と下ケース23との間には図略の防滴または防水可能なシール構造が採られている。
このような上ケース21および下ケース23には、両ケース21,23を突き合わせた部分の周囲形状、即ち両ケース21,23の開口部Kの周囲形状に沿って長溝21a,23aがそれぞれ形成されている(図2)。例えば、上ケース21には、当該上ケース21の側壁下端部に当該側壁の周囲を一周する環状で、断面台形状(溝底方向に先細)の長溝21aが形成されており、例えば、図4(A) に示すような寸法関係で形成されている。また、下ケース23にも、当該下ケース23の側壁上端部に当該側壁の周囲を一周し、両ケース21,23を突き合わせた状態で上ケース21の長溝21aに合致可能な環状の長溝23aが形成されている。
即ち、図4(A) に示すように、最も幅広部分の溝幅がt、溝深さがdに設定された断面台形状の長溝21aを上ケース21の下端部に形成し、断面形状が同様に設定された長溝23aを下ケース23の上端部に形成する。なお、溝幅tは、例えば上ケース21に形成される長溝21a(下ケース23に形成される長溝23a)の内側壁の肉厚uとほぼ同じ厚さに設定され、溝深さdは、同内側壁の肉厚uの、1.5倍以上2.0倍以下に設定されている。また、図2に示すように、後述するプロテクタ部33の取付部位に位置する上ケース21および下ケース23の所定箇所には、前述の長溝21a,23aから両ケース21,23の外部に連通可能な横溝21b,23bが形成されている(図4(A) 参照)。この横溝21b,23bは、後述するようにシール部31の位置合わせ溝の役割も担う。
液晶ディスプレィ25は、バーコードリーダの機能により読み取ったバーコードの内容やその情報処理の結果あるいは当該ハンディターミナル20の機能一般に関する情報を、文字、図形等で表示し得るもので、例えば、200ドット×200ドットの矩形状の表示範囲を有するものである(図1(A) 参照)。なお、この液晶ディスプレィ25は、防滴または防水加工が施されており、またこの液晶ディスプレィ25が取り付けられる上ケース21の一端側と液晶ディスプレィ25の周囲との間にも、図略の防滴または防水可能なシール構造が採られている。
キーボード27は、テンキー、ファンクションキーやトリガーキー等の種々の所定機能の情報を入力し得る複数のキースイッチ28からなるスイッチユニットで、後述のプリント配線板50に電気的に接続されている(図1(A) 参照)。このキーボード27も、防滴または防水加工が施されており、またこのキーボード27が取り付けられる上ケース21の他端側とキーボード27の周囲との間にも、図略の防滴または防水可能なシール構造が採られている。
プリント配線板50は、当該ハンディターミナル20を制御し得る電子回路を実現するため配線パターンが印刷された回路基板で、例えば、マイコン、RAM、ROM、DSP、通信用LSI、電源用IC、コンデンサ、抵抗等の種々の電子部品53がこの配線パターンに、はんだ付け等されて電気的に接続されている(図2、図3(B) 参照)。このプリント配線板50には、前述した液晶ディスプレィ25やキーボード27等が図略の配線を介して電気的に接続されているほか、駆動電力の供給する図略のバッテリが電気的に接続されている。なお、このプリント配線板50は、下ケース23に形成されるポスト23pを介して下ケース23に組み付けられている(図3(B) 参照)。
図2に示すように、防滴・防水シール材30は、ゴム系弾性体、例えばニトリルゴム(NBR)からなり、成形型等により成形される際に、シール部31、プロテクタ部33およびジョイント部35を一体に形成するものである。防滴・防水シール材30の材質は、ゴム系弾性体であれば、例えば、スチレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム等のニトリルゴム以外の石油合成ゴム、あるいは天然ゴム、シリコーンゴム、フッ素系ゴム等であっても良い。なお、本第1実施形態の場合、防滴・防水シール材30の硬度は、JIS K 6380,6301のスプリング式硬度計による測定で50以上70以下に設定されている。
シール部31は、前述した上ケース21の長溝21aおよび下ケース23の長溝23aに全周が収まる環状の帯形状に形成されており、その断面形状は、これらの長溝21a,23aに嵌入可能な縦長の台形状、つまりクサビ形状に形成されている。
即ち、図4(A) に示すように、二つの台形(クサビ形)をその底辺相当で背中合わせにするように組み合わせた形状(以下「両クサビ形状」という)を、断面形状とする環状にシール部31を形成し、その大きさを前述の長溝21aの断面形状よりも若干大きく(例えば一回り大きく)設定する。また、このシール部31の環形状を、前述した上ケース21および下ケース23の一端側の幅広の矩形状と、同他端側の幅細の矩形状と、を結合させた矩形環形状をなすように設定する。
このようにシール部31を形成することで、当該ハンディターミナル20の組付時等に、上ケース21、下ケース23を突き合わせると、上ケース21の長溝21aおよび下ケース23の長溝23aの断面形状よりも若干大きく形成されたシール部31が、これらの長溝21a,23a内に押し縮められて挿入されるので、これら長溝21a,23aの全周に亘ってシール部31が嵌入する。
これにより、上ケース21と下ケース23との間には、長溝21a,23aに嵌入したシール部31がこれら長溝21a,23aの内壁に密着した状態で、内部空間SPを囲むように上ケース21と下ケース23との間に介在するので、両ケース21,23の突き合わせ部分から内部空間SPに侵入しようとする水等の液体を阻止、つまりシールすることができる。このような両ケース21,23の長溝21a,23aとシール部31とにより防滴機能や防水機能を発揮することが可能となる。
図1〜図4に示すように、プロテクタ部33やジョイント部35も、防滴・防水シール材30と同様に、例えば、ニトリルゴムからなる。プロテクタ部33は、断面楕円のほぼ半球形状に形成されており、またジョイント部35は、前述したシール部31とこのプロテクタ部33とを連結してこれらを一体に形成可能にし得るように、例えば、角板形状に形成されている(図3(A) ,図4(A) 参照)。
即ち、図2に示すように、このジョイント部35は、環状の帯形状に形成されるシール部31から、環外側、つまりシール部31を上ケース21や下ケース23に組み付けた状態で、シール部31から当該上ケース21等の外側方向に延びるように、かつ、その先端がプロテクタ部33に連結するように形成され(図3,図4(A) 参照)、また前述した上ケース21の横溝21bと下ケース23の横溝23bとにより形成される矩形穴の断面形状よりも若干大きな断面形状をなすように形成されている(図3,図4(A) 参照)。
また、このジョイント部35の長さは、上ケース21に形成される長溝21aの外側壁(下ケース23に形成される長溝23aの外側壁)の肉厚L1、即ち上ケース21の側壁(下ケース23の側壁)の肉厚ttから、前述した上ケース21の溝幅tと、長溝21a(長溝23a)の内側壁の肉厚uと、を除いた厚さ(L1=tt−t−u)よりも若干短く設定されている。さらにこのジョイント部35の厚さjは、内側壁の肉厚uとほぼ同程度に設定されている。
これにより、上ケース21と下ケース23との間には、横溝21b,23bに嵌入したジョイント部35がこれら横溝21b,23bの内壁に密着した状態で、プロテクタ部33の取付部位に位置する所定箇所の上ケース21と下ケース23の間に介在し、また上ケース21や下ケース23の側壁外面にプロテクタ部33が密着した状態で、プロテクタ部33が取り付けられるので、両ケース21,23の当該所定箇所から内部空間SPに侵入しようとする水等の液体を阻止、つまりシールすることができる。このような両ケース21,23の横溝21b,23bとジョイント部35とによっても防滴機能や防水機能を発揮することが可能となる。
また、防滴・防水シール材30の形成時において、シール部31とともに、当該ジョイント部35を介してプロテクタ部33を一体に形成することが可能となる。このため、上ケース21や下ケース23に形成される長溝21a,23aおよび横溝21b,23bと相俟って、防滴・防水シール材30による防滴または防水機能とプロテクタ部33による衝撃緩和機能を一つの部品で提供することが可能となる。したがって、防滴・防水シール材30とプロテクタ部33とを別個独立の部品で構成する場合に比べて、部品点数を削減することができる。
さらに、防滴・防水シール材30の組付時において、シール部31から環外方向に突出するジョイント部35を、上ケース21の横溝21bあるいは下ケース23の横溝23bに嵌入させることで、上ケース21や下ケース23に対するシール部31の位置決めを容易にすることが可能となる。このため、例えば、上ケース21の横溝21bや下ケース23の横溝23bにジョイント部35を嵌入してから、上ケース21の長溝21aや下ケース23の長溝23aにシール部31を嵌入するといった組付手順を採ることで、環状の長溝21a等に対して位置決めが困難な環状のシール部31の組付を容易にすることが可能となる。したがって、このようなジョイント部35を設けることなく、防滴・防水シール材30とプロテクタ部33とを別個独立の部品で構成する場合に比べて、防滴・防水シール材30の組付工数を削減することができる。
このように本第1実施形態に係るハンディターミナル20によると、上ケース21と下ケース23とを突き合わせたときに両ケース21,23間に介在し両者間を液密状態に維持するシール部31と、両ケース21,23の少なくとも一方の外側に設けられて外力により加わる衝撃を緩衝するゴム系弾性体からなるプロテクタ部33と、上ケース21の横溝21bまたは下ケース23の横溝23bを介してシール部31とプロテクタ部33とを連結してこれらを一体に形成可能にするゴム系弾性体からなるジョイント部35と、から構成される防滴・防水シール材30を備える。これにより、シール部31とプロテクタ部33とは、ジョイント部35により連結されて一体に形成可能になるので、上ケース21や下ケース23に形成される長溝21a,23aおよび横溝21b,23bと相俟って、シール部31による防滴または防水機能とプロテクタ部33による衝撃緩和機能を一つの部品で実現することができる。したがって、シール部31とプロテクタ部33とを別個独立の部品で構成する場合に比べて、部品点数や組付工数を削減することができる。
上述した本第1実施形態に係るハンディターミナル20では、このような防滴・防水シール材30等を備えることによって、部品点数や組付工数を削減することを可能にしたが、このような構成だけでは、次のような問題点が発生し得る。
即ち、図4(B) に示すように、当該ハンディターミナル20の外部から、プロテクタ部33が上ケース21や下ケース23の外側方向に引っ張られるような外力が加わると(例えば図4(B) に示す矢印方向)、上ケース21や下ケース23の側壁外面に密着していたプロテクタ部33が同側壁外面から引き剥がされるようにして、これらの側壁外面とプロテクタ部33との間に隙間αが形成されてしまう。
また、これによりプロテクタ部33に連結されるジョイント部35も、プロテクタ部33とともに外側方向に引っ張られるため、上ケース21の横溝21bの内壁あるいは下ケース23の横溝23bの内壁とジョイント部35との間に隙間βが形成されてしまう。同様に、ジョイント部35に連結されるシール部31も、プロテクタ部33およびジョイント部35とともに外側方向に引っ張られるため、上ケース21の長溝21aの内壁あるいは下ケース23の長溝23aの内壁とシール部31との間に隙間γが形成されてしまう。
通常、このような隙間α,β,γは、防滴・防水シール材30がゴム系弾性体からなるため、その弾性変形の範囲内のものであれば、元の形状に戻る。ところが、このような外力が弾性変形の範囲を超える大きさである場合には、このような外力が加わらなくなった後も、防滴・防水シール材30のシール部31やジョイント部35は、その形状が完全には元に戻らないため、捻れや歪みが残存する結果、隙間α’,β’,γ’が残る。
また、長溝21a,23a内に位置するシール部31や、横溝21b,23b等に位置するジョイント部35は、いずれもその形状が、長溝21a等や横溝21b等よりも若干大きく設定されているので、これらは嵌入された状態にある。このため、図4(C) に示すように、このような外力が無くなっても、長溝21aの内壁面とシール部31との摩擦や横溝21bの内壁面とジョイント部35との摩擦が、元の形状に戻ろうとするシール部31やジョイント部35の復元力に抗する結果、弾性変形の範囲内であっても、捻れや歪みが残存して隙間α’,β’,γ’が残ってしまう。
すると、このようにしてできた隙間α’,β’,γ’は、当該外力が加わらなくなった後においても、形成されたままになるため、その分、防滴・防水シール材30による液密状態の維持が困難になる。つまり、このような外力がプロテクタ部33に加わると、その後において、防滴・防水シール材30による防滴または防水の効果が低下するという問題が発生し得る(図4(C) 参照)。
そこで、本第1実施形態の改変例では、図5(A) に示すように、上ケース21に形成される長溝21a(下ケース23に形成される長溝23a)の外側壁の肉厚L2を、上ケース21の長溝21a(下ケース23の長溝23a)の内側壁の肉厚uのほぼ3倍の厚さに設定し、ジョイント部35aの長さをこの外側壁の肉厚L2よりも若干短く設定する。つまり、シール部31の厚さ(ほぼtに相当)の2倍以上で、横溝21b,23bが形成される上ケース21,下ケース23の肉厚ttt未満に、ジョイント部35aの長さを設定する。
これにより、このジョイント部35aの長さは、前述したジョイント部35に比べて約2倍以上ttt以下に設定されていることになるので、その分、プロテクタ部33とシール部31との離隔距離も前述のもの比べて長くなるため、プロテクタ部33に加えられた外力による影響をシール部31が受け難くなる。
即ち、図5(B) に示すように、当該ハンディターミナル20の外部から、プロテクタ部33が上ケース21や下ケース23の外側方向に引っ張られるような外力が加わると(例えば図5(B) に示す矢印方向)、上ケース21や下ケース23の側壁外面に密着していたプロテクタ部33が同側壁外面から引き剥がされて、側壁外面とプロテクタ部33との間に隙間αが形成されるものの、ジョイント部35aが長い分、このような外力による引張力が、ダンパとして作用する当該ジョイント部35aにより吸収されて、このような引張りによる変形を緩和する。
つまり、ジョイント部35aによって、当該ジョイント部35aよりも上ケース21の内側に位置するシール部31に、外力による引張力を及び難くするので、シール部31は変形せず、当該シール部31と上ケース21の長溝21aの内壁と間や、当該シール部31と下ケース23の長溝23aの内壁と間に、隙間γが形成されるのを防止する。
また、このような外力が加わっている間においては、ジョイント部35aと上ケース21の横溝21bの内壁との間や、ジョイント部35aと下ケース23の横溝23bの内壁との間には、隙間βが形成されるものの、ジョイント部35aが長い分、これらの間にできる隙間βも小さいことから、このような外力が加わわらなくなると、比較的容易にジョイント部35aが元の形に復元する。このため、図5(C) に示すように、このような外力が無くなると、上ケース21や下ケース23の側壁外面とプロテクタ部33との間には隙間α’が残っても、ジョイント部35やシール部31の周囲には隙間が残らない。
したがって、このような外力がプロテクタ部33に加わった場合でも、その後において、防滴または防水の効果が低下するという問題を解決することが可能となる。このように、第1実施形態の改変例では、ジョイント部35aの長さは、シール部31の厚さ(ほぼtに相当)の2倍以上で、横溝21b,23bが形成される上ケース21,下ケース23の肉厚ttt未満に設定されることから、例えば、プロテクタ部33が外側に引っ張られるような外力が当該プロテクタ部33に加わっても、このプロテクタ部33に連結されたジョイント部35aによりこのような引張りによる変形を緩和することができる。
即ち、ジョイント部35aの長さがこのように設定されていることから、当該ジョイント部35aがダンパとして作用しこのような引張りによる変形を緩和するので、シール部31には及び難い。このため、引張りによる変形がシール部31に及んでしまい、当該シール部31による液密状態の維持が困難になる場合に比べて、液密状態の維持が可能になる。したがって、シール部31とプロテクタ部33とを別個独立の部品で構成する場合に比べて、部品点数や組付工数を削減することができ、また防滴または防水の効果を高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図6〜図9を参照して説明する。本第2実施形態に係るハンディターミナル20’は、前述した第1実施形態に係るハンディターミナル20の防滴・防水シール材30に代えて、ジョイント部35aの途中にダンパ部32を備えた防滴・防水シール材30’を用い、また上ケース21に外溝21cを形成した上ケース21’、下ケース23に外溝23cを形成した下ケース23’を用いる点が、第1実施形態のハンディターミナル20と異なる。そのため、他の構成部分については、第1実施形態のハンディターミナル20と実質的に同一であるので、これらの部分には同一符号を付して説明を省略する。
図6〜図8に示すように、本第2実施形態に係るハンディターミナル20’の上ケース21’や下ケース23’には、長溝21aや長溝23aよりも一回り小さい外溝21c,23cが長溝21a,23aの外側で、ジョイント部35aに連通するように、長溝21a,23aに沿って環状に形成されている。この外溝21cの断面形状は、長溝21a,23aの断面台形状(溝底方向に先細)よりも小さい台形状(溝底方向に先細)に形成されている。
即ち、図8(A) に示すように、最も幅広部分の溝幅がt’、溝深さがd’に設定された断面台形状の外溝21cを上ケース21’の下端部に形成し、断面形状が同様に設定された外溝23cを下ケース23’の上端部に形成する。なお、溝幅t’は、例えば上ケース21’に形成される長溝21a(下ケース23に形成される長溝23a)の内側壁の肉厚uとほぼ同じ厚さに設定され、溝深さd’は、同内側壁の肉厚uの、1.0倍以上1.5倍以下に設定されている。つまり、図8(A) において、上ケース21’および下ケース23’の寸法関係を、u=1.0,t=1.0,L3=3.0,t’=1.0,ttt=5.0にそれぞれ設定する。なお、d=1.5〜2.0,d’=1.0〜1.5,j=1.0である。
これに対し、ダンパ部32は、シール部31とプロテクタ部33とを連結するジョイント部35aの途中に位置しており、上ケース21’の外溝21cおよび下ケース23’の外溝23cに全周が収まる環状の帯形状に形成されている。このダンパ部32の断面形状は、これらの外溝21c,23cに嵌入可能な縦長の台形状を両側にもつ両クサビ形状に形成されており、その大きさは、前述の外溝21c,23cの断面形状よりも若干大きく(例えば一回り大きく)設定されている。また、このダンパ部32の環形状は、上ケース21’および下ケース23’の一端側の幅広の矩形状と、同他端側の幅細の矩形状と、を結合させた矩形環形状をなすように設定されている(図6,図7(A) 参照)。
また、このダンパ部32は、その硬度が他の部分よりも高く設定されている。例えば、シール部31、プロテクタ部33やジョイント部35aの硬度がほぼ50に設定されている場合には、このダンパ部32の硬度をほぼ70に設定する。これにより、シール部31等に比べてダンパ部32の剛性が高まるため、後述するように、変形し難くなり、また変形しても元の形状に戻り易くなる。なおこの硬度は、前述した硬度計によるものである。
このようにダンパ部32を形成することで、当該ハンディターミナル20’の組付時等に、上ケース21’、下ケース23’を突き合わせると、上ケース21’の外溝21cおよび下ケース23’の外溝23cの断面形状よりも若干大きく形成されたダンパ部32が、これらの外溝21c,23c内に押し縮められて挿入されるので、これら外溝21c,23cの全周に亘ってダンパ部32が嵌入する。
これにより、上ケース21’と下ケース23’との間には、外溝21c,23cに嵌入したダンパ部32がこれら外溝21c,23cの内壁に密着した状態で、シール部31を囲むように上ケース21’と下ケース23’との間に介在する。
このため、図8(B) に示すように、当該ハンディターミナル20’の外部から、プロテクタ部33が上ケース21や下ケース23の外側方向に引っ張られるような外力が加わっても(例えば図8(B) に示す矢印方向)、ジョイント部35aの途中に介在するダンパ部32がこのような外力による引張力をその周囲の外溝21c,23c、ひいては上ケース21’や下ケース23’に分散させるので、該引張力はダンパ部32により吸収される。
つまり、ダンパとして作用するダンパ部32によって、当該ダンパ部32よりも上ケース21’の内側に位置するシール部31に、外力による引張力を及び難くするので、シール部31は変形せず、当該シール部31と上ケース21’の長溝21aの内壁と間や、当該シール部31と下ケース23’の長溝23aの内壁と間に、隙間γが形成されるのを防止する。
また、このような外力が加わっている間においては、ダンパ部32と上ケース21’の外溝21cの内壁との間や、ダンパ部32と下ケース23’の外溝21cの内壁との間には、隙間δが形成されても、ダンパ部32の硬度を高く設定することで、ダンパ部32の剛性が高まるので、このような外力が加わっても変形し難くなり、また変形しても、比較的容易にダンパ部32が元の形に復元する。このため、図8(C) に示すように、このような外力が無くなると、上ケース21’や下ケース23’の側壁外面とプロテクタ部33との間には隙間α’が残っても、ダンパ部32やシール部31の周囲には隙間が残らない。
さらに、ダンパ部32は、シール部31を介して内部空間SPを囲むように上ケース21’と下ケース23’との間に介在するため、両ケース21’,23’の突き合わせ部分からダンパ部32が囲む内部空間SPに侵入しようとする水等の液体を阻止、つまりシールすることもできる。これにより、シール部31による防滴機能や防水機能に加えてこのダンパ部32によってこれらの機能を強化することが可能となる。
なお、上述した例では、図7(A) に示すように、ダンパ部32の形状を環状の帯形状に形成したが、例えば、図7(B) に示すように、環状ではなく短い短冊形状に形成したダンパ部32’としても良い。この場合においても、ダンパ部32’は、ダンパとして作用するので、外力による引張力をシール部31に及び難くすることができ、また短冊形状に形成されている分、環状の帯形状のダンパ部32によりも上ケース21’の外溝21cや下ケース23’の外溝23cへの組み付けを容易にすることが可能となる。
また、ダンパ部32の硬度をシール部31等よりも高める構成にしたが、当該ダンパ部32の硬度をシール部31等と同様に構成しても、当該ダンパ部32よりも上ケース21’の内側に位置するシール部31によって、前述したように、外力による引張力を及び難くするので、上述した防滴機能や防水機能の低下を防止することが可能となる。
このように本第2実施形態に係るハンディターミナル20’によると、上ケース21’、下ケース23’の少なくとも一方には、横溝21b,23bに連通する外溝21c,23cが形成されており、この外溝21c,23cに嵌入可能なダンパ部32がジョイント部35aに一体に形成されていることから、例えば、プロテクタ部33が外側に引っ張られるような外力に当該プロテクタ部33に加わっても、このプロテクタ部33に連結されたジョイント部35aに形成されるダンパ部32によって、このような引張りによる変形を緩和することができる。
即ち、ジョイント部35aにこのようなダンパ部32が形成されていることから、引張りによる変形は当該ダンパ部32に留まり、シール部31には及び難い。このため、引張りによる変形がシール部31に及び液密状態の維持が困難になる場合に比べて、液密状態の維持が可能になり、防滴機能や防水機能の低下を防止することが可能となる。したがって、シール部31とプロテクタ部33とを別個独立の部品で構成する場合に比べ、部品点数や組付工数を削減することができ、また防滴または防水の効果を高めることができる。
また、ダンパ部32の硬度は、シール部31の硬度よりも高く設定されていることから、例えば、プロテクタ部33が外側に引っ張られるような外力に当該プロテクタ部33に加わっても、当該ダンパ部32の硬度がシール部31の硬度と同程度に設定されている場合に比べて、このような引張りによる変形を硬度の高いダンパ部32により変形を阻止することができる。即ち、ジョイント部35aにこのような硬度の高いダンパ部32が形成されていることから、引張りによる変形は当該ダンパ部32によってくい止められてシール部31には及び難い。このため、引張りによる変形がシール部31に及んでしまい、当該シール部31による液密状態の維持が困難になる場合に比べて、液密状態の維持が可能になる。したがって、防滴または防水の効果を一層高めることができる。
なお、第2実施形態に係るハンディターミナル20’の改変例として、図9(A) に示すように、前述のジョイント部35aよりも、ダンパ部32とシール部31との間を延長したジョイント部35bを用いて構成しても良い。即ち、上ケース21’や下ケース23’の板厚ttttを比較的厚く設定したうえで、ダンパ部32とシール部31との間の長さkkを、例えば、上ケース21’に形成される長溝21a(下ケース23に形成される長溝23a)の内側壁の肉厚uのぼぼ2倍にする。つまり、図9(A) において、上ケース21’および下ケース23’の寸法関係を、u=1.0,t=1.0,kk=2.0,L4=4.0,t’=1.0,tttt=6.0にそれぞれ設定する。なお、d=1.5〜2.0,d’=1.0〜1.5,j=1.0である。
これにより、ダンパ部32とシール部31との間には、ダンパ部32の厚さt’のほぼ2倍のジョイント部35bが介在するので、図9(B) に示すように、当該ハンディターミナル20’の外部から、プロテクタ部33が上ケース21や下ケース23の外側方向に引っ張られるような外力が加わっても(例えば図9(B) に示す矢印方向)、ダンパ部32とシール部31との間に介在する延長されたジョイント部35bがこのような外力による引張力を十分に吸収することができる。
つまり、ダンパとして作用するダンパ部32の後段に、このように長いジョイント部35bが存在するので、これもダンパとして作用して当該ジョイント部35bよりも上ケース21’の内側に位置するシール部31に、外力による引張力を及び難くするので、シール部31は変形せず、当該シール部31と上ケース21’の長溝21aの内壁と間や、当該シール部31と下ケース23’の長溝23aの内壁と間に、隙間γが形成されるのを防止する。
また、このような外力が加わっている間においては、ダンパ部32と上ケース21’の外溝21cの内壁との間や、ダンパ部32と下ケース23’の外溝21cの内壁との間には、隙間δが形成されても、ダンパ部32の硬度を高く設定することで、ダンパ部32の剛性が高まるので、このような外力が加わっても変形し難くなり、また変形しても、比較的容易にダンパ部32が元の形に復元する。このため、図9(C) に示すように、このような外力が無くなると、上ケース21’や下ケース23’の側壁外面とプロテクタ部33との間には隙間α’が残っても、ダンパ部32やシール部31の周囲には隙間が残らない。
このようにダンパ部32とシール部31との間のジョイント部35bを延長することで、引張りによる変形を当該ジョイント部35bによって、ほぼ確実に抑えることができるので、シール部31を一層変形させ難くできる。したがって、部品点数や組付工数を削減することができ、また防滴または防水の効果をより一段と高めることができる。
なお、ダンパ部32の硬度をシール部31等よりも高める構成にしたが、当該ダンパ部32の硬度をシール部31等と同様に構成しても、当該ダンパ部32よりも上ケース21’の内側に位置する延長されたジョイント部35bによって、前述したように、外力による引張力を及び難くするので、防滴機能や防水機能の低下を防止することが可能となる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図6、図10、図11を参照して説明する。本第3実施形態に係るハンディターミナル20”は、前述した第2実施形態に係るハンディターミナル20’の防滴・防水シール材30’に代えて、ジョイント部35a,35bの途中に環状ダンパ部36を備えた防滴・防水シール材30”を用い、また上ケース21’の外溝21cに代えて外溝21d、下ケース23’の外溝23cに代えて外溝23d、をそれぞれ形成した点が、第2実施形態のハンディターミナル20’と異なる。そのため、他の構成部分については、第1,第2実施形態のハンディターミナル20,20’と実質的に同一であるので、これらの部分には同一符号を付して説明を省略する。
図10(A) に示すように、本第3実施形態に係るハンディターミナル20”では、プロテクタ部33とシール部31との間を連結するジョイント部35aの途中には、円環形状からなる環状ダンパ部36が形成される。即ち、前述した第2実施形態では、ダンパ部としてその断面形状が両クサビ形状のものを形成したが、本第3実施形態では、円環形状、つまりドーナッツ状の環状ダンパ部36を形成する。
また、上ケース21”には、当該環状ダンパ部36の上半分相当が嵌入可能な外溝21dが横溝21bに連通するように形成され、下ケース23”には、当該環状ダンパ部36の下半分相当が嵌入可能な外溝23dが横溝23bに連通するように形成される。
なお、この環状ダンパ部36は、その硬度が他の部分と同等に設定されている。例えば、シール部31、プロテクタ部33やジョイント部35aの硬度がほぼ60に設定されている場合には、この環状ダンパ部36の硬度も同様のほぼ60に設定する。これにより、硬度では他の部分と同様であっても、当該環状ダンパ部36には、その内側に空間Sが形成されているので、その分、円環部分が径方向内側につぶれて変形し易い。これにより、シール部31等に比べて環状ダンパ部36の剛性が低くなるため、後述するように、変形し易くなり、また変形しても元の形状に戻り易くなる。なおこの硬度は、前述した硬度計によるものである。
このように環状ダンパ部36を形成することで、当該ハンディターミナル20”の組付時等に、上ケース21”、下ケース23”を突き合わせると、上ケース21”の外溝21dおよび下ケース23”の外溝23dの断面形状よりも若干大きく形成された環状ダンパ部36が、これらの外溝21d,23d内に押し縮められて挿入されるので、これら外溝21d,23dの全周に亘って環状ダンパ部36が嵌入する。
これにより、上ケース21”と下ケース23”との間には、外溝21d,23dに嵌入した環状ダンパ部36がこれら外溝21d,23dの内壁に密着した状態で、シール部31を囲むように上ケース21”と下ケース23”との間に介在する。
このため、図10(B) に示すように、当該ハンディターミナル20”の外部から、プロテクタ部33が上ケース21”や下ケース23”の外側方向に引っ張られるような外力が加わることで(例えば図10(B) に示す矢印方向)、ジョイント部35aの途中に介在する環状ダンパ部36がこのような外力による引張力によって比較的容易に円環がつぶれるように変形するので、その周囲に隙間δが形成される反面、楕円形状に径が拡大した環状ダンパ部36によりこのような引張力を吸収することができる。
つまり、ダンパとして作用する環状ダンパ部36によって、当該環状ダンパ部36よりも上ケース21”の内側に位置するシール部31に、外力による引張力を及び難くするので、シール部31は変形せず、当該シール部31と上ケース21”の長溝21aの内壁と間や、当該シール部31と下ケース23”の長溝23aの内壁と間に、隙間γが形成されるのを防止する。
また、このような外力が加わっている間においては、環状ダンパ部36と上ケース21”の外溝21dの内壁との間や、環状ダンパ部36と下ケース23”の外溝21dの内壁との間には、隙間δが形成されても、環状ダンパ部36の硬度を他の部分と同様に設定することで、変形しても元の形状に戻り易いため、比較的容易に環状ダンパ部36が元の形に復元する。このため、図10(C) に示すように、このような外力が無くなると、上ケース21”や下ケース23”の側壁外面とプロテクタ部33との間には隙間α’が残っても、環状ダンパ部36やシール部31の周囲には隙間が残らない。
このように本第3実施形態に係るハンディターミナル20”によると、環状ダンパ部36の形状は、プロテクタ部33を介してジョイント部35aが外側方向に引っ張られると変形可能な環状(円環形状)に設定されていることから、例えば、プロテクタ部33が外側に引っ張られるような外力に当該プロテクタ部33に加わっても、当該環状ダンパ部36の形状が変化し難いものに設定されている場合に比べて、このような引張りによって変形し易い環状形状の変形により吸収することができる。
即ち、ジョイント部35aにこのような容易に変形可能な環状の環状ダンパ部36が形成されていることから、引張りによる変形は当該環状ダンパ部36によって吸収されてシール部31には及び難い。このため、引張りによる変形がシール部31に及んでしまい、当該シール部31による液密状態の維持が困難になる場合に比べて、液密状態の維持が可能になる。したがって、シール部31とプロテクタ部33とを別個独立の部品で構成する場合に比べて、部品点数や組付工数を削減することができ、また防滴または防水の効果を高めることができる。
なお、第3実施形態に係るハンディターミナル20”の改変例として、図11(A) に示すように、前述のジョイント部35aに形成される環状ダンパ部36に、ダンパ部32’を結合した形状に構成しても良い。即ち、上ケース21”や下ケース23”の板厚を比較的厚く設定したうえで、延長したジョイント部35bを形成し、さらにプロテクタ部33と環状ダンパ部36’との間に当該環状ダンパ部36’に結合するようにダンパ部32’を形成する。この環状ダンパ部36’は、例えば矩形をなす環状に形成されている。
なお、ダンパ部32’の硬度は、他の部分よりも高く設定されている。例えば、シール部31、プロテクタ部33やジョイント部35bの硬度がほぼ50に設定されている場合には、このダンパ部32’の硬度をほぼ70に設定する。なおこの硬度も前述した硬度計によるものである。
これにより、プロテクタ部33とシール部31との間には、延長したジョイント部35bが介在し、さらにこのジョイント部35bに二段構成のダンパ部、つまりダンパ部32’および環状ダンパ部36’が存在するので、図11(B) に示すように、当該ハンディターミナル20”の外部から、プロテクタ部33が上ケース21”や下ケース23”の外側方向に引っ張られるような外力が加わっても(例えば図11(B) に示す矢印方向)、まず外側のダンパ部32’がこのような外力による引張力をその周囲の外溝21c,21d,23c,23d、ひいては上ケース21”や下ケース23”に分散させるので、該引張力はダンパ部32’により吸収される。そして、このダンパ部32’では吸収しきれない引張力に対しては、さらに内側の環状ダンパ部36’が吸収するため、このような外力による引張力をこの二段構成のダンパ部(ダンパ部32’、環状ダンパ部36’)によって十分に吸収することができる。
このようにダンパ部を、ダンパ部32’と環状ダンパ部36’とによる二段構成にすることで、引張りによる変形を当該ダンパ部(ダンパ部32’、環状ダンパ部36’)によって、さらに確実に抑えることができるので、シール部31をより一層変形させ難くできる。したがって、部品点数や組付工数を削減することができ、また防滴または防水の効果をさらに一段と高めることができる。
なお、ダンパ部32’の硬度をシール部31等よりも高める構成にしたが、当該ダンパ部32’の硬度をシール部31等と同様に構成しても、当該ダンパ部32’よりも上ケース21”に結合された環状ダンパ部36’によって、前述したように、外力による引張力を及び難くするので、防滴機能や防水機能の低下を防止することが可能となる。
なお、以上説明した各実施形態では、ハンディターミナル20,20’,20”を例示したが、本発明に係る電子機器のシール構造は、このような携帯型情報端末装置に適用する場合に限られることはなく、防滴または防水仕様とともに耐衝撃仕様をも要求される電子機器であれば、据置型や固定型の電子機器についても、前述と同様のシール構成を採ることによって、ハンディターミナル20,20’,20”と同様の作用・効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るハンディターミナルの外観構成を示す図で、図1(A) は平面図、図1(B) は側面図である。 第1実施形態のハンディターミナルの上ケースを外した状態を示す図で、図1(B) に示すII線−II線による断面図相当のものである。 第1実施形態のハンディターミナルの断面を示す図で、図3(A) は図1に示すIIIA線−IIIA線による部分断面図で、図3(B) は図1に示すIIIB線−IIIB線による断面図である。 第1実施形態のハンディターミナルのシール構造を示す図で、図2に示すIV線−IV線による部分断面図のうち、図4(A) は外力が加えられる前の状態、図4(B) は外力が加えられている最中の状態、図4(C) は外力が加えられた後の状態、をそれぞれ示すものである。 第1実施形態のハンディターミナルのシール構造の改変例を示す図で、図2に示すIV線−IV線による部分断面図のうち、図5(A) は外力が加えられる前の状態、図5(B) は外力が加えられている最中の状態、図5(C) は外力が加えられた後の状態、をそれぞれ示すものである。 本発明の第2実施形態に係るハンディターミナルの上ケースを外した状態を示す図で、図1(B) に示すII線−II線による断面図相当のものである。 図7(A) は、図6に示すVII線−VII線による部分断面図、図7(B) は改変例による部分断面図、をそれぞれ示すものである。 第2実施形態のハンディターミナルのシール構造を示す図で、図6に示すIIIV線−VIII線による部分断面図のうち、図8(A) は外力が加えられる前の状態、図8(B) は外力が加えられている最中の状態、図8(C) は外力が加えられた後の状態、をそれぞれ示すものである。 第2実施形態のハンディターミナルのシール構造の改変例を示す図で、図6に示すVIII線−VIII線による部分断面図のうち、図9(A) は外力が加えられる前の状態、図9(B) は外力が加えられている最中の状態、図9(C) は外力が加えられた後の状態、をそれぞれ示すものである。 第3実施形態のハンディターミナルのシール構造を示す図で、図6に示すVIII線−VIII線による部分断面図のうち、図10(A) は外力が加えられる前の状態、図10(B) は外力が加えられている最中の状態、図10(C) は外力が加えられた後の状態、をそれぞれ示すものである。 第3実施形態のハンディターミナルのシール構造の改変例を示す図で、図6に示すVIII線−VIII線による部分断面図のうち、図11(A) は外力が加えられる前の状態、図11(B) は外力が加えられている最中の状態、図11(C) は外力が加えられた後の状態、をそれぞれ示すものである。
符号の説明
20、20’、20”…ハンディターミナル
21、21’、21”…上ケース
21a、23a…長溝
21b、23b…横溝
21c、21d、23c、23d…外溝(凹部)
23、23’、23”…下ケース
25…液晶ディスプレィ
27…キーボード
30、30’、30”…防滴・防水シール材
31…シール部(シール部材)
32、32’…ダンパ部(凸部)
33…プロテクタ部(衝撃緩衝部)
35、35a…ジョイント部(連結部)
36、36’…環状ダンパ部(凸部)
50…プリント配線板(電子回路)
K…開口部
S、SP…空間
α、α’、β、β’、γ、γ’、δ…隙間

Claims (5)

  1. 開口部を有する上ケースと、
    前記開口部を閉塞するように前記上ケースに突き合わせて内部に電子回路を収容可能な空間を前記上ケースとともに区画形成する下ケースと、
    これら上下の両ケースを突き合わせた部分の周囲形状に沿って前記両ケースの一方または双方に形成される長溝と、
    前記長溝に嵌入可能に帯形状に形成されるゴム系弾性体からなり、前記長溝に嵌入することで前記両ケースを突き合わせたときに両ケース間に介在し両者間を液密状態に維持するシール部材と、
    前記両ケースの少なくとも一方の外側に設けられて外力により加わる衝撃を緩衝するゴム系弾性体からなる衝撃緩衝部と、
    前記衝撃緩衝部の取付部位に位置する前記両ケースの少なくとも一方に前記長溝から外部に連通可能に形成される横溝と、
    前記横溝を介して前記シール部材と前記衝撃緩衝部とを連結してこれらを一体に形成可能にするゴム系弾性体からなる連結部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器のシール構造。
  2. 前記連結部の長さは、前記シール部材の厚さの2倍以上で前記横溝が形成されるケースの肉厚未満に設定されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器のシール構造。
  3. 前記両ケースの少なくとも一方には、前記横溝に連通する凹部が形成されており、この凹部に嵌入可能な凸部が前記連結部に一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の電子機器のシール構造。
  4. 前記凸部の硬度は、前記シール部材の硬度よりも高く設定されていることを特徴とする請求項3記載の電子機器のシール構造。
  5. 前記凸部の形状は、前記衝撃緩衝部を介して前記連結部が外側方向に引っ張られると変形可能な環状に設定されていることを特徴とする請求項3記載の電子機器のシール構造。
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