JPH1070375A - 防水型携帯無線機の構造 - Google Patents

防水型携帯無線機の構造

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JPH1070375A
JPH1070375A JP8225384A JP22538496A JPH1070375A JP H1070375 A JPH1070375 A JP H1070375A JP 8225384 A JP8225384 A JP 8225384A JP 22538496 A JP22538496 A JP 22538496A JP H1070375 A JPH1070375 A JP H1070375A
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housing
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groove
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Yoshiyuki Tsugane
善幸 津金
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防水機能の信頼性が高く、かつ低コストであ
り、再利用性のある防水構造。 【解決手段】筺体1と筺体2は互いに嵌合し合い、筺体
1の嵌合面全周には溝1aが形成されている。筺体1の
溝1aに、ゴム製の環状パッキン3の筺体1への挿入部
3aを組み込む。その際、筺体の凸部1bとパッキン3
の連結部3bとが互いに嵌合し合い、パッキン3を筺体
1に被せるように組み込むので、簡単にパッキン3を組
み込むことができ、また、パッキン3は全周にリブ3c
を形成しており、筺体1と筺体2を嵌合させると、筺体
の面2aがパッキン3のリブ3cを押しつぶす。これに
より、筺体1と筺体2との嵌合部が完全に密閉され防水
効果を得られる。また、パッキン3のベルト部3dによ
り、筺体間の外観上の嵌合部が全周にわたり覆われてい
るので、更に防水効果を高めている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防水型携帯無線機の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の防水型携帯無線機の構造
について図面を参照して説明する。
【0003】図2は従来の防水型携帯無線機の構造の一
例を示す分解斜視図、図3は図2のAの部分の分解断面
図、図4は図2に示す従来例の筺体係合部の拡大断面
図、図5は図2に示す従来例の環状パッキンの拡大断面
図である。
【0004】図2〜図5において、この従来例は、実開
平4−134882号公報の開示内容を示し、背面筺体
部103の筺体係合部104には全周に亘って内側から
リブ105,106を一定に成形し、該リブ105,1
06で図4に示すように凹状溝107を形成する。前面
筺体部102の筺体係合部108には、図4に示すよう
に全周に亘って外側に係合リブ9及び当接部110を一
体に成形する。
【0005】図2に示すゴム製環状パッキン111は、
上記凹状溝107に挿入されるように例えば合成ゴムに
て成形するが、図2のC断面部分における図5に示す断
面図のように、金属板112を同時にインサート成形す
る。
【0006】上記ゴム製環状パッキン111は、断面が
長円形であり、横方向寸法(n)は背面筺体部103の
凹状溝107の横方向寸法と略々等しく、縦方向寸法
(m)は凹状溝7の縦方向寸法よりやや大き目に成形し
ている。
【0007】上記ゴム製環状パッキン111にインサー
ト成形している金属板112は、全周に亘って挿入する
か若しくは該パッキン111の長手方向のみに部分的に
挿入することによって、パッキン111の変形を防ぐこ
とができる。尚、金属板112の形状は板状に限ること
なく細線であってもよい。
【0008】上記前面筺体部102と背面筺体部103
とをゴム製環状パッキン111を介して係合するには、
背面筺体部103における筺体係合部104の凹状溝1
07に、金属板112のための該凹状溝107と、同形
状で形を崩さずに保ったゴム製環状パッキン111を挿
入し、その後、前面筺体部102における筺体係合部1
08を上記筺体係合部104に係合することにより、凹
状溝107から少し突出したパッキン111を当接部1
10で全周に亘り均一に押圧され、また係合リブ109
がリブ106の側面に当接して嵌合される。
【0009】この結果、前面筺体部102と背面筺体部
103との嵌合部全周が密閉され、防水効果を得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この従来の防水型携帯
無線機の構造は下記の問題点がある。
【0011】第1の問題点は、組立後の検査時にパッキ
ンの欠品を確認できないことである。
【0012】その理由は、検査工程で、防水機能を果た
すためのパッキンの欠品の確認を行うことは重要である
が、パッキンが筺体内部に組み込まれており、外観から
は確認できないためである。
【0013】第2の問題点は、パッキンのコストが高い
ことである。
【0014】その理由は、パッキンに剛性を持たせるた
めに、内部に金属板を組み込んでいるので通常のゴム製
パッキンよりも口数、部材費がかかるためである。
【0015】第3の問題点は、パッキンの再利用性がな
いことである。
【0016】その理由は、第2の問題点で述べたように
ゴムの中に金属板が入っているためである。
【0017】本発明の目的は、前記問題点を鑑み、防水
機能の信頼性の向上及びパッキンのコストダウンとその
再利用性を図ることができる防水型携帯無線機の構造を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の防水型携帯無線
機の構造は、第1の筺体と第2の筺体とが嵌合して成る
防水型携帯無線機の構造において、前記第1の筺体と前
記第2の筺体とが嵌合する内部に組込まれると共に前記
嵌合する部分の外周全面を密閉して覆う弾性部材の帯形
状のパッキンを有している。
【0019】本発明の防水型携帯無線機の構造は、第1
の筺体と第2の筺体とが嵌合して成る防水型携帯無線機
の構造において、前記第1の筺体は前記第2の筺体との
嵌合面の全周に溝を有し、前記第1の筺体と第2の筺体
とが嵌合の場合に前記溝に組込まれる挿入部と、この挿
入部に連結して前記第1の筺体と前記第2の筺体との嵌
合する部分の外周を密閉して覆うベルト部とを含むパッ
キンを有し、前記挿入部は前記第2の筺体との嵌合面に
リブを有し、前記パッキン全体が弾性部材で成ってい
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0021】図1は本発明の一実施の形態を示し、
(a)は本実施の形態を適用する防水型携帯無線機を示
す斜視図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は
(b)のB部の断面詳細図である。
【0022】図1において、本実施の形態を適用する防
水型携帯無線機10は筺体1と、筺体2とが互いに嵌合
され、その嵌合部分の全周がゴム製の環状パッキン3で
覆われて構成されている。
【0023】筺体1側では筺体2と嵌合する嵌合面全周
には溝1aが形成され、溝1aの筺体1の内側の凸部c
と筺体1の外側で凸部1cより短い凸部1bとによって
筺体2と嵌合面が凹形状で対面している。
【0024】筺体2側では筺体1の嵌合面の凹形状に対
して溝1aをふさぐ面2aを中央にした面2b,2cの
三階段状の嵌合面を有している。
【0025】パッキン3は溝1aに挿入され面2aに対
面したリブ3cを持つ挿入部3aと、筺体1と2との嵌
合面をふさぐベルト部3dと、挿入部3aとベルト部3
d間を連結し面1bと2bとによってはさまれる連結部
3bとを有している。
【0026】次に本適用例における防水方法について図
1を参照して説明する。
【0027】筺体1と筺体2とは互いに嵌合すると、筺
体1の嵌合面全周には溝1aが形成される。筺体1の溝
1aに、ゴム製の環状パッキン3の挿入部3aを組み込
む。その際、筺体1の凸部1bと、パッキン3の連結部
3bとが互いに嵌合し合い、パッキン3を筺体1に被せ
るように組み込まれ、簡単にずれることなくパッキン3
を組み込むことができる。また、パッキン3は全周にリ
ブ3cを形成しており、筺体1筺体2を嵌合させると、
筺体2の面2aがパッキン3のリブ3cを押しつぶす。
これにより、筺体1と筺体2との嵌合部が完全に密閉さ
れ防水効果が得られる。
【0028】また、パッキン3のベルト部3dにより、
筺体1,2間の外観上の嵌合部が全周にわたり覆われて
いるので、更に防水効果を高めている。
【0029】以上のように、本実施の形態においては、
パッキン3が筺体1,2の外観から見えるので検査が容
易に行え、また、ゴムのみの成形品であるために、より
防水性が向上し、且つ、手に持つ時の滑り止め、落下し
てしまった時等の衝撃緩和,傷つき防止の役目も果たし
ている。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1の筺
体と第2の筺体とが嵌合して成る防水型携帯無線機の構
造において、第1の筺体と第2の筺体とが嵌合する内部
に組込まれると共に嵌合する部分の外周前面を密閉して
覆う弾性部材の帯形状のパッキンを有することにより、
以下の効果を得ることができる。
【0031】第1の効果は、防水機能の信頼性の向上で
ある。
【0032】その理由は、パッキンが外観から一目で確
認でき、また外観から筺体間の嵌合部を覆っているた
め、従来より更に防水効果を高めているからである。
【0033】第2の効果は、コスト低減である。
【0034】その理由は、パッキンが弾性部材のみの成
形品であり、かつ組み込みやすい形状にしているからで
ある。
【0035】第3の効果は、資源の再利用性を図れるこ
とである。
【0036】その理由は、第2の効果で述べたように、
弾性部材のみの成形品であるためである。
【0037】第4の効果は、落下強度の向上及び滑り止
め効果が得られることである。
【0038】その理由は、第1,第2の筺体の嵌合部分
の全周をパッキンで覆っているために、落下時の衝撃を
緩衝し、また手に持ったときにパッキンがグリップの役
目を果たすからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、(a)は本実施
の形態を適用する防水型携帯無線機を示す斜視図、
(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(b)のB
部の断面詳細図である。
【図2】従来の防水型携帯無線機の構造の一例を示す分
解斜視図である。
【図3】図2のAの部分の分解断面図である。
【図4】図2に示す従来例の筺体係合部の拡大断面図で
ある。
【図5】図2に示す従来例の環状パッキンの拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 筺体 1a 溝 1b,1c 凸部 2 筺体 2a,2b,2c 面 3 パッキン 3a 挿入部 3b 連結部 3c リブ 3d ベルト部 10 防水型携帯無線機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の筺体と第2の筺体とが嵌合して成
    る防水型携帯無線機の構造において、前記第1の筺体と
    前記第2の筺体とが嵌合する内部に組込まれると共に前
    記嵌合する部分の外周全面を密閉して覆う弾性部材の帯
    形状のパッキンを有することを特徴とする防水型携帯無
    線機の構造。
  2. 【請求項2】 第1の筺体と第2の筺体とが嵌合して成
    る防水型携帯無線機の構造において、前記第1の筺体は
    前記第2の筺体との嵌合面の全周に溝を有し、前記第1
    の筺体と第2の筺体とが嵌合の場合に前記溝に組込まれ
    る挿入部と、この挿入部に連結して前記第1の筺体と前
    記第2の筺体との嵌合する部分の外周を密閉して覆うベ
    ルト部とを含むパッキンを有することを特徴とする防水
    型携帯無線機の構造。
  3. 【請求項3】 前記挿入部は前記第2の筺体との嵌合面
    にリブを有し、前記パッキン全体が弾性部材で成ること
    を特徴とする請求項2記載の防水型携帯無線機の構造。
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