JP2002111246A - 筐体の防水構造 - Google Patents
筐体の防水構造Info
- Publication number
- JP2002111246A JP2002111246A JP2000293481A JP2000293481A JP2002111246A JP 2002111246 A JP2002111246 A JP 2002111246A JP 2000293481 A JP2000293481 A JP 2000293481A JP 2000293481 A JP2000293481 A JP 2000293481A JP 2002111246 A JP2002111246 A JP 2002111246A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- housing
- housing cover
- fitting portion
- storage groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】筐体の防水構造に於いて螺子の締付け状態に拘
らず安定したシール性能が確保できる様にすると共に筐
体カバーの嵌脱時にパッキンの外れがない様にする。 【解決手段】筐体本体11、筐体カバー12の一方に嵌
合部15を形成し、該嵌合部にパッキン収納溝17を形
成し、該パッキン収納溝にパッキン13を装着し、筐体
本体、筐体カバーの他方を前記嵌合部に嵌合させる。
らず安定したシール性能が確保できる様にすると共に筐
体カバーの嵌脱時にパッキンの外れがない様にする。 【解決手段】筐体本体11、筐体カバー12の一方に嵌
合部15を形成し、該嵌合部にパッキン収納溝17を形
成し、該パッキン収納溝にパッキン13を装着し、筐体
本体、筐体カバーの他方を前記嵌合部に嵌合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は筐体の防水構造、特
に屋外で使用される装置の筐体の防水構造に関するもの
である。
に屋外で使用される装置の筐体の防水構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】通信機等の電子機器で、屋外に設置され
るものでは内部の電子機器を保護する為、筐体は防水構
造になっている。
るものでは内部の電子機器を保護する為、筐体は防水構
造になっている。
【0003】従来の筐体の防水構造としては、例えば特
開平11−346064号に示されるものがある。
開平11−346064号に示されるものがある。
【0004】以下、図4〜図6により説明する。
【0005】筐体1は筐体カバー2と、該筐体カバー2
によって閉塞される筐体本体3によって構成され、前記
筐体本体3の周縁に壁部4が形成され、該壁部4の周り
に弾性パッキン5が取付けられている。該弾性パッキン
5は前記壁部4の周長よりも短くなっており、取付けた
状態では、弾性パッキン5は伸長した状態となってい
る。又、前記筐体カバー2の周縁部内側には段差部7を
有する凹部8が設けられている。
によって閉塞される筐体本体3によって構成され、前記
筐体本体3の周縁に壁部4が形成され、該壁部4の周り
に弾性パッキン5が取付けられている。該弾性パッキン
5は前記壁部4の周長よりも短くなっており、取付けた
状態では、弾性パッキン5は伸長した状態となってい
る。又、前記筐体カバー2の周縁部内側には段差部7を
有する凹部8が設けられている。
【0006】前記弾性パッキン5が取付けられた前記壁
部4を前記凹部8へ嵌合することにより、壁部4外側と
凹部8の間にシール部が形成され、螺子6を用いて筐体
カバー2を筐体本体3に締付けると、前記弾性パッキン
5は前記段差部7により圧縮されてシールが形成され
る。
部4を前記凹部8へ嵌合することにより、壁部4外側と
凹部8の間にシール部が形成され、螺子6を用いて筐体
カバー2を筐体本体3に締付けると、前記弾性パッキン
5は前記段差部7により圧縮されてシールが形成され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の筐体の
防水構造では、弾性パッキン5を螺子の締付け力により
圧縮しており、締付け力の不足によって充分な防水性が
確保できない場合がある。又、弾性パッキン5を伸して
前記壁部4に装着しているので、外れにくくなっている
が、弾性パッキン5の劣化により弾力性が低下した場
合、筐体カバー2の嵌脱時に弾性パッキン5が外れる場
合がある。
防水構造では、弾性パッキン5を螺子の締付け力により
圧縮しており、締付け力の不足によって充分な防水性が
確保できない場合がある。又、弾性パッキン5を伸して
前記壁部4に装着しているので、外れにくくなっている
が、弾性パッキン5の劣化により弾力性が低下した場
合、筐体カバー2の嵌脱時に弾性パッキン5が外れる場
合がある。
【0008】本発明は斯かる実情に鑑み、螺子の締付け
状態に拘らず安定したシール性能が確保できる様にする
と共に筐体カバーの嵌脱時にパッキンの外れがない様に
するものである。
状態に拘らず安定したシール性能が確保できる様にする
と共に筐体カバーの嵌脱時にパッキンの外れがない様に
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、筐体本体、筐
体カバーの一方に嵌合部を形成し、該嵌合部にパッキン
収納溝を形成し、該パッキン収納溝にパッキンを装着
し、筐体本体、筐体カバーの他方を前記嵌合部に嵌合さ
せた筐体の防水構造に係るものである。
体カバーの一方に嵌合部を形成し、該嵌合部にパッキン
収納溝を形成し、該パッキン収納溝にパッキンを装着
し、筐体本体、筐体カバーの他方を前記嵌合部に嵌合さ
せた筐体の防水構造に係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0011】図中、10は本実施の形態に係る筐体であ
り、該筐体10は収納部14が形成された筐体本体1
1、筐体カバー12から構成される。
り、該筐体10は収納部14が形成された筐体本体1
1、筐体カバー12から構成される。
【0012】前記筐体本体11は前記収納部14の開口
縁部を形成する嵌合部15を有し、該嵌合部15は前記
筐体本体11の壁部より薄肉となっており、嵌合部15
の下端には段差面16が形成される。前記嵌合部15に
はパッキン収納溝17が刻設され、該パッキン収納溝1
7には弾性を有するパッキン13が装着される様になっ
ている。
縁部を形成する嵌合部15を有し、該嵌合部15は前記
筐体本体11の壁部より薄肉となっており、嵌合部15
の下端には段差面16が形成される。前記嵌合部15に
はパッキン収納溝17が刻設され、該パッキン収納溝1
7には弾性を有するパッキン13が装着される様になっ
ている。
【0013】前記パッキン収納溝17の全長はパッキン
13の全長より若干長くなっており、溝の深さは前記パ
ッキン13の断面の直径よりも所定量小さくなってい
る。而して、前記パッキン13を前記パッキン収納溝1
7に装着した状態で、パッキン13は前記嵌合部15の
表面より隆起した状態となっている。
13の全長より若干長くなっており、溝の深さは前記パ
ッキン13の断面の直径よりも所定量小さくなってい
る。而して、前記パッキン13を前記パッキン収納溝1
7に装着した状態で、パッキン13は前記嵌合部15の
表面より隆起した状態となっている。
【0014】前記筐体カバー12は前記嵌合部15に嵌
合可能となっており、下端内縁にはには面取部18が形
成されている。
合可能となっており、下端内縁にはには面取部18が形
成されている。
【0015】前記パッキン収納溝17に前記パッキン1
3を装着し、前記筐体カバー12を前記嵌合部15に嵌
合する。前記筐体カバー12の下端は前記段差面16に
当接し、又、前記筐体カバー12の内面は前記パッキン
13の隆起した部分を押潰した状態となり、前記筐体本
体11は前記筐体カバー12により液密に閉塞される。
3を装着し、前記筐体カバー12を前記嵌合部15に嵌
合する。前記筐体カバー12の下端は前記段差面16に
当接し、又、前記筐体カバー12の内面は前記パッキン
13の隆起した部分を押潰した状態となり、前記筐体本
体11は前記筐体カバー12により液密に閉塞される。
【0016】シールに必要な前記パッキン13の変形量
は、該パッキン13の隆起量と、前記筐体カバー12の
内寸によって決定される。従って、該筐体カバー12と
前記パッキン13の寸法管理を行うことで、該パッキン
13の正確な変形量が得られる。更に、該パッキン13
の変形量は前記筐体カバー12と筐体本体11間の螺子
の締付け力に拘らず一定であり、安定したシール状態が
得られる。
は、該パッキン13の隆起量と、前記筐体カバー12の
内寸によって決定される。従って、該筐体カバー12と
前記パッキン13の寸法管理を行うことで、該パッキン
13の正確な変形量が得られる。更に、該パッキン13
の変形量は前記筐体カバー12と筐体本体11間の螺子
の締付け力に拘らず一定であり、安定したシール状態が
得られる。
【0017】更に、前記筐体カバー12の嵌脱時には前
記パッキン13との間に摩擦力が発生するが、該パッキ
ン13はパッキン収納溝17に装着されているので、パ
ッキン13が劣化し弾力性が低下しても外れることがな
い。
記パッキン13との間に摩擦力が発生するが、該パッキ
ン13はパッキン収納溝17に装着されているので、パ
ッキン13が劣化し弾力性が低下しても外れることがな
い。
【0018】又、前記筐体カバー12下端の面取部18
は、筐体カバー12の嵌脱がパッキン13を傷つけるこ
となく、円滑に行える様にするものである。
は、筐体カバー12の嵌脱がパッキン13を傷つけるこ
となく、円滑に行える様にするものである。
【0019】尚、嵌合部15、パッキン収納溝17を筐
体カバー12側に設け、筐体本体11が嵌合部15に嵌
合する様にしてもよい。
体カバー12側に設け、筐体本体11が嵌合部15に嵌
合する様にしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、筐体本
体、筐体カバーの一方に嵌合部を形成し、該嵌合部にパ
ッキン収納溝を形成し、該パッキン収納溝にパッキンを
装着し、筐体本体、筐体カバーの他方を前記嵌合部に嵌
合させたので、螺子の締付け状態に拘らず安定したシー
ル性能が確保でき、筐体カバーの嵌脱時にパッキンが外
れることがないという優れた効果を発揮する。
体、筐体カバーの一方に嵌合部を形成し、該嵌合部にパ
ッキン収納溝を形成し、該パッキン収納溝にパッキンを
装着し、筐体本体、筐体カバーの他方を前記嵌合部に嵌
合させたので、螺子の締付け状態に拘らず安定したシー
ル性能が確保でき、筐体カバーの嵌脱時にパッキンが外
れることがないという優れた効果を発揮する。
【図1】本発明の実施の形態を示す分解図である。
【図2】同前実施の形態の要部断面図である。
【図3】同前実施の形態の要部断面図である。
【図4】従来例を示す分解斜視図である。
【図5】同前従来例の要部断面図である。
【図6】同前従来例の要部断面図である。
10 筐体 11 筐体本体 12 筐体カバー 13 パッキン 14 収納部 15 嵌合部 16 段差面 17 パッキン収納溝 18 面取部
Claims (1)
- 【請求項1】 筐体本体、筐体カバーの一方に嵌合部を
形成し、該嵌合部にパッキン収納溝を形成し、該パッキ
ン収納溝にパッキンを装着し、筐体本体、筐体カバーの
他方を前記嵌合部に嵌合させたことを特徴とする筐体の
防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000293481A JP2002111246A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 筐体の防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000293481A JP2002111246A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 筐体の防水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002111246A true JP2002111246A (ja) | 2002-04-12 |
Family
ID=18776264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000293481A Pending JP2002111246A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 筐体の防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002111246A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8164899B2 (en) | 2009-04-17 | 2012-04-24 | Fujitsu Limited | Dust-and-water proof casing |
US20130170685A1 (en) * | 2011-12-28 | 2013-07-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic apparatus having resonance structure for speaker device |
WO2014020636A1 (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | テルモ株式会社 | 輸液ポンプ |
KR20230105706A (ko) * | 2022-01-03 | 2023-07-12 | 재단법인한국조선해양기자재연구원 | 전자기식 고정장치가 적용된 도선사 승선용 줄사다리 |
-
2000
- 2000-09-27 JP JP2000293481A patent/JP2002111246A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8164899B2 (en) | 2009-04-17 | 2012-04-24 | Fujitsu Limited | Dust-and-water proof casing |
US20130170685A1 (en) * | 2011-12-28 | 2013-07-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic apparatus having resonance structure for speaker device |
WO2014020636A1 (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | テルモ株式会社 | 輸液ポンプ |
KR20230105706A (ko) * | 2022-01-03 | 2023-07-12 | 재단법인한국조선해양기자재연구원 | 전자기식 고정장치가 적용된 도선사 승선용 줄사다리 |
KR102639148B1 (ko) * | 2022-01-03 | 2024-02-21 | 재단법인한국조선해양기자재연구원 | 전자기식 고정장치가 적용된 도선사 승선용 줄사다리 |
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