JP2000224070A - 携帯電話機の防滴構造 - Google Patents

携帯電話機の防滴構造

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JP2000224070A
JP2000224070A JP11019150A JP1915099A JP2000224070A JP 2000224070 A JP2000224070 A JP 2000224070A JP 11019150 A JP11019150 A JP 11019150A JP 1915099 A JP1915099 A JP 1915099A JP 2000224070 A JP2000224070 A JP 2000224070A
Authority
JP
Japan
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screw
housing
screw hole
boss
portable telephone
Prior art date
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Pending
Application number
JP11019150A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tsugane
善幸 津金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Saitama Ltd
Original Assignee
NEC Saitama Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二つの筐体を嵌合しネジで締め付けてなる携
帯電話機において、ネジ穴からの水滴の浸入を防止する
安価で確実な防滴構造を得る。 【解決手段】 第二筐体2が第一筐体1のボス1aと対
応する位置にネジ穴2aを有し、ネジ3が前記のネジ穴
2aの直径より大きい直径の頭部3aを有し、このネジ
穴2aの周囲に形成された第二筐体2の座面2bに、前
記ネジ3の頭部3aの直径より小さい直径を有する環状
突起2cが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つの筐体を嵌合
しネジで締め付けてなる携帯電話機において、ネジ穴か
らの水滴の浸入を防止する携帯電話機の防滴構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、携帯電話機20は一
般に、機能部材を内蔵した筐体21および筐体22を互
いの縁部で嵌合し、筐体21の内部には、筐体22を貫
通して外部から挿入されるネジ23…を締め付けるボス
(図示せず)を設け、筐体22には前記のボスと対応す
る位置に筐体22を貫通するネジ穴22a…を形成し、
このネジ穴22a…の直径より直径が大きい頭部を有す
るネジ23…を前記のネジ穴22a…に挿通して前記の
ボスにねじ込み締め付けることによって組立てられてい
る。
【0003】この携帯電話機は屋外でも使用されるもの
であるので、防滴構造について特別な配慮がなされてい
る。水滴の浸入箇所としては筐体縁部と前記のネジ穴部
とがある。このうち、ネジ穴部の防滴方法として従来
は、例えば図4に示すように、ゴムやナイロンなどのパ
ッキン24を組み込んだネジ23で締め付けることでネ
ジ穴22aの周囲に形成された筐体22の座面22bと
ネジ23の頭部とを密着させネジ穴22aを密閉するも
のや、図5に示すように、筐体22の座面22bにパッ
キン24を置いてからネジ23で締め付けるもの、また
図6に示すように、筐体22の座面22b上にシーリン
グ剤25を塗布し、その後ネジ23で締め付け密閉する
方法などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術には次のような問題があった。第一の問題はコスト
である。すなわち、パッキンやシーリング剤を用いるこ
とで部品単価が上がると共に、パッキンの組込みやシー
リング剤の塗布のための工数が発生し、加工費も上昇す
る。第二の問題点は信頼性である。すなわち、大量に生
産される携帯電話機において、なかにはパッキンが組み
込まれていないネジをそのまま用いて締め付けたり、作
業者が誤ってパッキンを入れ忘れたり、シーリング剤の
塗布がされていないものを見過ごして締め付けたり、ま
たパッキンやシーリング剤が装着されていても装着ミス
で歪んでいたりする可能性があり、信頼性が低かった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので
あって、従ってその目的は、パッキンやシーリング剤を
用いることなく、確実にネジ穴の密閉ができる携帯電話
機の防滴構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、少なくとも第一筐体と第二筐体とが互い
の縁部で嵌合されてなる携帯電話機において、第一筐体
が内部に、第二筐体を貫通して外部から挿入されるネジ
を締め付けるボスを有し、第二筐体が前記のボスと対応
する位置に第二筐体を貫通するネジ穴を有し、前記のネ
ジが前記のネジ穴の直径より大きい直径の頭部を有し、
このネジ穴の周囲に形成された第二筐体の座面に、前記
ネジの頭部の直径より小さい直径を有する環状突起が形
成された携帯電話機の防滴構造を提供する。
【0006】この防滴構造によれば、第一筐体と第二筐
体とを嵌合し前記のネジをネジ穴に挿通して前記のボス
にねじ込み締め付けるとき、前記の環状突起が前記ネジ
の頭部により押しつぶされてネジとネジ穴との隙間を密
閉することにより、パッキンやシーリング剤を用いるこ
となく、携帯電話機の防滴が達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により図面を用いて説明する。図1は、本発明の携帯
電話機の防滴構造の一実施例を示している。図1におい
て携帯電話機10は、いずれも合成樹脂製の第一筐体1
と第二筐体2とが互いの縁部1b,2dで嵌合されてな
っている。この第一筐体1は、内部に第二筐体2を貫通
して外部から挿入されるネジ3を締め付けるボス1aを
有している。第二筐体2は、前記のボス1aと対応する
位置に第二筐体2を貫通するネジ穴2aを有している。
また前記のネジ3は、この実施例ではタッピンネジであ
って、前記第二筐体2のネジ穴2aの直径より大きい直
径の頭部3aを有している。そして、ネジ穴2aの周囲
に形成された第二筐体2の座面2bには、前記ネジ3の
頭部3aの直径より小さい直径を有する環状突起2cが
形成されている。
【0008】この実施例の構造によれば、第一筐体1と
第二筐体2とを嵌合し、前記のネジ3をネジ穴2aに挿
通して前記のボス1aにねじ込み締め付けるとき、前記
の環状突起2cが前記ネジの頭部3aにより押しつぶさ
れ、ネジ3とネジ穴2aとの隙間を密閉する。これによ
って、パッキンやシーリング剤を用いることなく、携帯
電話機10の防滴が達成される。従ってパッキンやシー
リング剤の部品経費と組込みのための加工費が削減され
携帯電話機の製造コストが低減できると共に、パッキン
やシーリング剤の取付けミスなどによる信頼性の低下も
防止することができる。
【0009】図2は、本発明の携帯電話機の防滴構造の
他の一実施例を示している。図2に示す構造は、実質的
に図1の実施例と同様であるが、第一筐体1のボス1a
内に、雌ネジが形成された筒状の金属インサート4が装
着されている。またこの実施例では、ネジ3としてタッ
ピンネジではなく、通常の雄形ネジが用いられている。
ボス1a内に金属インサート4が装着されたことによっ
て、この携帯電話機ではネジ3のより強力な締め付けが
可能となり、更に信頼性の高い防滴構造が得られる。
【0010】
【発明の効果】本発明の携帯電話機の防滴構造は、第二
筐体の座面に、ネジの頭部の直径より小さい直径を有す
る環状突起が形成されてなるものであるので、パッキン
やシーリング剤を用いることなく携帯電話機の防滴が達
成され、部品経費と加工費が削減されて携帯電話機の製
造コストが低減できると共に、パッキンやシーリング剤
の取付けミスなどによる信頼性の低下も防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す断面図
【図2】 本発明の他の一実施例を示す断面図
【図3】 一般的な携帯電話機の組立て構造を示す斜視
【図4】 従来の防滴構造の一例を示す断面図
【図5】 従来の防滴構造の他の一例を示す断面図
【図6】 従来の防滴構造の更に他の一例を示す断面図
【符号の説明】
1:第一筐体 1a;ボス 1b;縁部 2:第二筐体 2a;ネジ穴 2b;座面 2c;環状
突起 2d;縁部 3:ネジ 3a;頭部 4:金属インサート 10:携帯電話機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第一筐体と第二筐体とが互い
    の縁部で嵌合されてなる携帯電話機において、 第一筐体が内部に、第二筐体を貫通して外部から挿入さ
    れるネジを締め付けるボスを有し、第二筐体が前記のボ
    スと対応する位置に第二筐体を貫通するネジ穴を有し、
    前記のネジが前記のネジ穴の直径より大きい直径の頭部
    を有し、 このネジ穴の周囲に形成された第二筐体の座面に、前記
    ネジの頭部の直径より小さい直径を有する環状突起が形
    成され、 第一筐体と第二筐体とを嵌合し前記のネジをネジ穴に挿
    通して前記のボスにねじ込み締め付けるとき、前記の環
    状突起が前記ネジの頭部により押しつぶされてネジとネ
    ジ穴との隙間を密閉するようにしたことを特徴とする携
    帯電話機の防滴構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013035329A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具の車体取付構造
US9525763B1 (en) 2015-08-05 2016-12-20 Lg Electronics Inc. Mobile terminal and assembling method thereof
JP7452958B2 (ja) 2019-08-09 2024-03-19 パイオニア株式会社 スピーカ取付部材及びスピーカ取付方法

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Effective date: 20000829