JP3758038B2 - 筐体のシール構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両のエンジンルームに配置される電子制御装置などの筐体のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば車両のエンジンルーム内には、車両の各種の制御等を行うために電子制御装置(ECU)が配置されている。
この電子制御装置は、主として、多くの電子部品が実装されたプリント基板と、プリント基板等を収容する例えば樹脂製の筐体とから構成されており、この筐体によって電子部品等は外部環境から保護されている。
【0003】
前記筐体としては、例えばプリント基板等を収容するケースと、ケースの開口部を塞ぐカバーとから構成されるものが使用されるが、防水のためのシール性(密閉して防水する性能)が要求される場合がある。
このようなときには、筐体のシール構造として、図6(a)に示す様に、ケースP1とカバーP2との間にパッキンP3を配置した構造が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した技術では、図6(b)に示す様に、カバーP2の組み付け時に、パッキンP3がめくれ上がり、最悪の場合には、シール性が失われるという問題があった。
【0005】
その結果、例えば浸水経路からケースP1内部に水が浸入して、ショート等による電子制御装置の故障が発生するという問題があった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、筐体内への浸水を確実に防止することができる筐体のシール構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
(1)請求項1の発明は、ケースとその開口部を覆うカバーとを備えるとともに、前記ケース又は前記カバーには、前記開口部を囲むように相手部材側に突出する壁部を環状に設け、その壁部に取り付けた環状のパッキンにより、前記開口部をシールする筐体のシール構造に関するものである。
【0007】
特に本発明では、前記パッキンには、前記壁部の先端側及び両側面側を覆うような溝部を設け、この溝部に前記壁部を嵌合させて前記パッキンを取り付ける構成とし、前記パッキンの両外側面には、前記壁部と反対方向に突出する側方凸部をそれぞれ設けるとともに、前記相手部材には、前記パッキンが装着された壁部を挟むような凹部を設け、前記パッキンが装着された壁部と前記凹部と嵌合させることにより、前記パッキンの両外側面の側方凸部と前記凹部の内側面とを当接させてシールする構造とし、前記パッキンの前記溝部側にて、一方の内側面に一対の外側突起部を設けるとともに、他方の内側面に前記一対の外側突起部と対向して一対の内側突起部を設け、更に、前記一対の外側突起部及び内側突起部の間に、前記両側方凸部の各先端面が位置するように配置したことを特徴としている。
【0008】
つまり、本発明では、パッキンに溝部を設け、その溝部によって壁部の先端側及び両側面側を覆うように構成しているので、即ち、従来の様にパッキンを壁部の側方の外側のみに配置するのではなく、壁部の左右を覆うように壁部にパッキンをかぶせるので、ケースにカバーを取り付ける際に、パッキンの一方の外側面のみに力が加わっても、パッキンがめくり上がることがない。
【0009】
それにより、シール性が失われることがないので、筐体内部に水が浸入して、ショート等による電子制御装置の故障が発生することを防止することができる。
また、本発明では、パッキンの両外側面に、それぞれ側方凸部が設けられているので、カバーをケースに取り付ける際には、相手部材側の溝部の内側面が両側方凸部に当接するとともに、側方凸部が押圧された状態で嵌合する。
これにより、パッキンの反発力が壁部の両側方にて均等になるので、壁部の変形を防止することができる。また、カバーをケースに取り付ける際には、パッキンを押圧する摩擦力がパッキンの両外側面にて均等になるので、パッキンのめくり上がりを一層効果的に防止できる。更に、シール部分が二重構造になるので、シール性が一層向上するという利点がある。
更に、本発明では、パッキンの溝部側の両内側面に、一対の外側突起部と一対の内側突起部が対向して形成されている。
よって、パッキンと相手部材(ケース又はカバー)とは、ほぼ点接触となるので、面圧が安定し、パッキンの脱落を防止できる。
しかも、本発明では、一対の外側突起部及び内側突起部の間に、両側方凸部の各先端面が位置するように配置されている。
よって、両側方凸部の押圧力がバランスするので、シールの信頼性が一層向上する。
・尚、ここで、筐体を構成する異なる部材を、ケースとカバーとで表現したが、それらは大きさや形状などには限定されず、例えばケースとカバーとが同じ大きさや形状を有するものであってもよい。
【0010】
・また、相手部材とは、壁部(従ってパッキン)を設けた部材に対して取り付けられる相手側の部材を示し、例えばケースに壁部を設けた場合にはカバーを示し、逆に、カバーに壁部を設けた場合にはケースを示している。
・更に、パッキンの外側面とは、溝部側である内側面の反対側を示すものであり、パッキンは、壁部の両側面に対応して両外側面を備えている。
【0011】
(2)請求項2の発明では、前記溝部における前記パッキンの環状延設方向と垂直の断面形状を、略U字形状としたことを特徴としている。
本発明は、溝部の断面形状を例示したものであり、これにより、溝部と壁部が好適に嵌合することができる。
【0012】
尚、前記パッキンの環状延設方向とは、環状のパッキンが線状に伸びる方向のことである。
【0017】
(3)請求項3の発明では、前記パッキンの前記相手部材側に先端凸部を設け、前記パッキンが装着された壁部と前記凹部とを嵌合させることにより、前記パッキンの先端凸部が前記相手部材に当接してシールする構成としたことを特徴としている。
【0018】
本発明では、パッキンの先端凸部にてもシールするので、シール部分が三重になり、シール性が一層向上する。
(4)請求項4の発明では、筐体は、電子部品を収容する電子制御装置用の筐体であることを特徴としている。
【0019】
本発明は、筐体の用途を例示したものである。
例えば車両用の電子制御装置は、エンジンルーム内などに配置されるが、本発明では、シール性が高いという特徴があるので、電子制御装置にショート等の不具合が発生し難い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の筐体のシール構造の実施の形態の例を説明する。
尚、以下の実施例1、2は、本発明のベースとなる参考例であり、実施例3、4が、本発明例である。
(実施例1)
a)まず、実施例1の電子制御装置の筐体のシール構造を、図1及び図2に基づいて説明する。
【0021】
図1に示す様に、本実施例における電子制御装置(ECU)1は、多数の電子部品3を実装したプリント基板5と、プリント基板5を収容した略直方体形状の筐体7と、外部機器(図示せず)と電気的に接続されるコネクタ9とから構成されている。
【0022】
前記筐体7は、例えばPBT等の樹脂製であり、一方(図の右下方)が開放された略四角箱状のケース11と、ケース11の開放側(開口部13)を閉塞する略四角板状のカバー15とから構成され、ケース11とカバー15とは、その四隅にて、ネジ孔17にネジ19を螺合させることにより結合されている。
【0023】
前記ケース11の開口部13には、その開口縁部である周囲に沿って略四角の枠状(環状)の壁部21(図2参照)が設けられており、この壁部21には、同様な略四角の枠状(環状)のゴム製のパッキン23が取り付けられている。
このうち、前記壁部21は、図2(a)に示す様に、開口部13に沿って環状に延びている方向(即ち環状延設方向;同図の紙面の裏表方向)と垂直の断面が、長方形状であり、ケース11の表面11aから、外方向(従って相手部材であるカバー15側)に向かって垂直に立設されている。
【0024】
また、前記パッキン23には、パッキン23自身の環状延設方向(同図の紙面の裏表方向)に沿って、環状延設方向と垂直の断面が長方形状の(従ってその内周が略U字状の)溝部25が設けられており、パッキン23は、この溝部25に壁部21が填め込まれるようにして、壁部21に取り付けられている。
【0025】
つまり、パッキン23自身は、その環状延設方向と垂直の断面形状が、略U字状のシール部材であり、このパッキン23により、壁部21の先端面21a及び両側面21b、21cが覆われている。
特に本実施例では、パッキン23の一方の側部23bの外側、即ちケース11の外部方向(同図上方)に位置する外側面には、外部方向に突出する外側凸部(側方凸部)27が設けられており、この外側凸部は、図1に示す様に、パッキン23の側部23bの外側面を一周するように、環状に形成されている。
【0026】
b)次に、前記パッキン23によるシール方法について説明する。
図2(a)に示す様に、壁部21にパッキン23をかぶせた状態で、ケース11の開口部13を覆うように、カバー15をケース11側に押しつける。
これにより、図2(b)に示す様に、ケース11とカバー15とが一体となるが、このとき、カバー15の周囲に設けられた外壁29が、パッキン23の外側凸部27を内部側(同図下方)に押圧した状態にて、外側凸部27の先端面27a上を摺動するようにして移動する。
【0027】
従って、カバー15の外壁29の先端がケース11に当接した状態、即ち、ケース11とカバー15とが一体となった状態では、パッキン23の外側凸部27がケース11の外壁29の内側面29aを押圧した状態となるので、パッキン23の弾力により、この部分で筐体7がシールされることになる。尚、同図の両方向の矢印は、側方凸部27により押圧力が加わる方向を示している。
【0028】
その後、カバー15の周囲をネジ止めすることにより、カバー15はケース11に固定される。
c)この様に、本実施例では、パッキン23の断面形状が略U字状であり、それにより、パッキン23は壁部21の先端21a及び両側面21b、21cを覆うようにして取り付けられているので、カバー15をケース11に取り付ける際に、ケース11の外壁29がパッキン23を押圧した状態で移動しても、パッキン23は壁部21からずれたり、めくれ上がったりすることがない。
【0029】
そのため、カバー15をケース11に取り付ける際の作業性が向上するだけでなく、高いシール性を発揮することができる。よって、筐体7内への浸水を確実に防止できるので、ショート等による電子制御装置の故障が発生し難いという効果がある。
(実施例2)
次に、実施例2の電子制御装置の筐体のシール構造について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
【0030】
本実施例では、前記実施例1とは、パッキンの形状が異なるので、その部分を詳しく説明する。
a)まず、本実施例の特徴的な構成について説明する。
図3(a)に示す様に、本実施例においても、断面が略U字状のパッキン31は、ケース33の壁部35に同様に取り付けられる。
【0031】
特に本実施例では、パッキン31の一方の側部31bの外側、即ちケース33の外部方向(同図上方)に位置する外側面には、外部方向に突出する外側凸部(側方凸部)37が設けられており、更に、パッキン31の他方の側部31cの外側、即ちケース33の内部方向(同図下方)に位置する外側面には、内部方向に突出する内側凸部(側方凸部)39が設けられている。
【0032】
尚、ここで側部31b、31cの外側とは、溝部47方向である内側に対する外側のことである。また、内部側とは、ケース33の開口部側のことであり、外部側とは、開口部11とは反対側のケース33の外側方向のことである。
それに対応して、カバー41には、外壁43だけではなく、その内側に、外壁43と平行に内壁45が立設されている。つまり、外壁43と内壁45とは、カバー41の表面にて、同心状に(壁部35と類似の形状にて)環状に立設されているので、外壁43と内壁45との間には、環状に溝部47が形成されている。
【0033】
b)次に、前記パッキン31によるシール方法について説明する。
図3(a)に示す様に、壁部35にパッキン31をかぶせた状態で、カバー41をケース33側に押しつける。
これにより、図3(b)に示す様に、カバー41の溝部47に、パッキン31を装着した壁部35が嵌合し、ケース33とカバー41とが一体となる。
【0034】
このとき、カバー41の外壁43が、パッキン31の外側凸部37を内部側(同図下方)に押圧した状態にて、外側凸部37の先端面37a上を摺動するとともに、カバー41の内壁45が、パッキン31の内側凸部39を外部側(同図上方)に押圧した状態にて、内側凸部39の先端面39a上を摺動する。
【0035】
従って、パッキン31の外側凸部37がケース41の外壁43を押圧するとともに、パッキン31の内側凸部39がケース41の内壁45を押圧した状態となるので、パッキン23の弾力により、この両部分で筐体7がシールされることになる。尚、同図の両方向の矢印は押圧力が加わる方向を示している。
【0036】
c)上述したシール構造により、本実施例では、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、パッキン31の外側凸部37及び内側凸部39でシールする二重構成であるので、一層シール性が高いという効果がある。
また、ケース33にカバー41を組み付ける際には、壁部35はその両側面より同時に押圧されるので、つまり、パッキン31の反発力が内外で均一になるので、壁部35が変形し難いという効果がある。
【0037】
更に、組み付け時には、パッキン31の内外の摩擦が均等になるので、めくり上がりをより効果的に防止できるという利点もある。
(実施例3)
次に、実施例3の電子制御装置の筐体のシール構造について説明するが、前記実施例2と同様な内容の説明は省略する。
【0038】
本実施例では、前記実施例2とは、パッキンの形状が異なるので、その部分を詳しく説明する。
a)まず、本実施例の特徴的な構成について説明する。
図4に示す様に、本実施例においても、断面が略U字状のパッキン51は、ケース53の壁部55に同様に取り付けられるとともに、パッキン51には、前記実施例2と同様に、外側凸部57及び内側凸部59が設けられている。
【0039】
特に本実施例では、パッキン51の溝部65のうち、その外部方向(同図上方)の内側面51bに、壁部55側に突出する一対の外側突起部61が設けられるとともに、内部方向(同図下方)の内側面51cに、壁部55側に突出する一対の内側突起部63が設けられている。
【0040】
従って、この外側突起部61及び内側突起部63は、パッキン51の外側面51b及び内側面51bに沿って(即ち溝部65に沿って)、環状に形成されている。尚、外側突起部61及び内側突起部63の断面形状は、その延設方向と垂直に半円形状である。
【0041】
また、前記一対の外側突起部61と一対の内側突起部63とは、互いに対向する様に配置されるとともに、前記同図の左右の外側突起部61及び内側突起部63の間に、前記外側凸部57及び内側凸部59の各先端面57a、59aが位置する様に配置されている。
【0042】
b)上述したシール構造により、本実施例では、前記実施例2と同様な効果を奏する
また、本実施例では、パッキン31の溝部65に壁部55を挟み込む様に外側突起部61及び内側突起部63が設けられ、パッキン31と壁部55が点接触となるので、面圧が安定し、パッキン31の脱落を防止することができる。
【0043】
更に、左右の外側突起部61及び内側突起部63の間に、外側凸部57及び内側凸部59の各先端面57a、59aが位置する様に配置されてるので、外側凸部57及び内側凸部59の押圧力(反発力)がバランスし、よってシールの信頼性が一層向上するという利点がある。
(実施例4)
次に、実施例4の電子制御装置の筐体のシール構造について説明するが、前記実施例2と同様な内容の説明は省略する。
【0044】
本実施例では、前記実施例2とは、パッキンの形状が異なるので、その部分を詳しく説明する。
a)まず、本実施例の特徴的な構成について説明する。
図5(a)に示す様に、本実施例においても、断面が略U字状のパッキン71は、ケース73の壁部75に同様に取り付けられるとともに、パッキン71には、前記実施例2と同様に、外側凸部77及び内側凸部79が設けられている。
【0045】
特に本実施例では、パッキン71の先端側(同図左方)に、相手部材であるカバー81側に突出する先端凸部83が設け設けられている。
従って、図5(b)に示す様に、カバー81をケース73に取り付ける場合には、外側凸部77及び内側凸部79が、それぞれカバー81の外壁85及び内壁87に押圧された状態となるとともに、先端凸部83も、カバー81の溝部89の底部89aに押圧された状態となる。尚、同図の両方向の矢印は押圧力が加わる方向を示している。
【0046】
b)上述したシール構造により、本実施例では、前記実施例2と同様な効果を奏するとともに、本実施例では、パッキン31の外側凸部77、内側凸部79、及び先端凸部83にてシールするという三重のシール構造となるので、一層シールの信頼性が高いという効果がある。
【0047】
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前記各実施例では、ケース側に壁部を設けてパッキンを取り付けたが、それとは逆に、カバー側に壁部を設けてパッキンを取り付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の電子制御装置の筐体を分解して示す斜視図である。
【図2】 実施例1の電子制御装置の筐体のシール構造の要部を示し、(a)はカバーの取り付け前の状態を示す説明図、(b)はカバーの取り付け後の状態を示す説明図である。
【図3】 実施例2の電子制御装置の筐体のシール構造の要部を示し、(a)はカバーの取り付け前の状態を示す説明図、(b)はカバーの取り付け後の状態を示す説明図である。
【図4】 実施例3の電子制御装置の筐体のシール構造の要部を示す説明図である。
【図5】 実施例4の電子制御装置の筐体のシール構造の要部を示し、(a)はカバーの取り付け前の状態を示す説明図、(b)はカバーの取り付け後の状態を示す説明図である。
【図6】 従来技術の筐体のシール構造を示し、(a)はカバーの取り付け前の状態を示す説明図、(b)はカバーの取り付け後の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・電子制御装置(ECU)
3・・電子部品
5・・プリント基板
7・・ 筐体
11、33、53、73・・ケース
13・・開口部
15、41、81・・カバー
21、35、55、75・・壁部
23、31、51、71・・パッキン
25、65・・溝部
27、37、57、77・・外側凸部
39、59、79・・内側凸部
83・・先端凸部
61・・外側突起部
63・・内側突起部
43、85・・外壁
45、87・・内壁
Claims (4)
- ケースとその開口部を覆うカバーとを備えるとともに、前記ケース又は前記カバーには、前記開口部を囲むように相手部材側に突出する壁部を環状に設け、その壁部に取り付けた環状のパッキンにより、前記開口部をシールする筐体のシール構造であって、
前記パッキンには、前記壁部の先端側及び両側面側を覆うような溝部を設け、この溝部に前記壁部を嵌合させて前記パッキンを取り付ける構成とし、
前記パッキンの両外側面には、前記壁部と反対方向に突出する側方凸部をそれぞれ設けるとともに、前記相手部材には、前記パッキンが装着された壁部を挟むような凹部を設け、前記パッキンが装着された壁部と前記凹部と嵌合させることにより、前記パッキンの両外側面の側方凸部と前記凹部の内側面とを当接させてシールする構造とし、
前記パッキンの前記溝部側にて、一方の内側面に一対の外側突起部を設けるとともに、他方の内側面に前記一対の外側突起部と対向して一対の内側突起部を設け、
更に、前記一対の外側突起部及び内側突起部の間に、前記両側方凸部の各先端面が位置するように配置したことを特徴とする筐体のシール構造。 - 前記溝部における前記パッキンの環状延設方向と垂直の断面形状を、略U字形状としたことを特徴とする前記請求項1に記載の筐体のシール構造。
- 前記パッキンの前記相手部材側に先端凸部を設け、前記パッキンが装着された壁部と前記凹部とを嵌合させることにより、前記パッキンの先端凸部が前記相手部材に当接してシールする構成としたことを特徴とする前記請求項1又は2に記載の筐体のシール構造。
- 前記筐体は、電子部品を収容する電子制御装置用の筐体であることを特徴とする前記請求項1〜3のいずれかに記載の筐体のシール構造。
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