JP2016092055A - ケース - Google Patents

ケース Download PDF

Info

Publication number
JP2016092055A
JP2016092055A JP2014221197A JP2014221197A JP2016092055A JP 2016092055 A JP2016092055 A JP 2016092055A JP 2014221197 A JP2014221197 A JP 2014221197A JP 2014221197 A JP2014221197 A JP 2014221197A JP 2016092055 A JP2016092055 A JP 2016092055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
packing
engagement
groove
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014221197A
Other languages
English (en)
Inventor
貴博 桝田
Takahiro Masuda
貴博 桝田
博 松永
Hiroshi Matsunaga
博 松永
齋藤 隆久
Takahisa Saito
隆久 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014221197A priority Critical patent/JP2016092055A/ja
Publication of JP2016092055A publication Critical patent/JP2016092055A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】パッキンを別部材としながらも、パッキンの当接される部位に対する密着性を向上し得るケースを提供する。
【解決手段】ケース1は、第1ケース10の外周側及びこれに対向するように配される第2ケース20の内周側のうちの一方に、パッキン30のベース部31が取り付けられる取付部14を設け、他方に、前記パッキンのベース部に一体的に設けられたヒレ部32が弾性変形を伴い当接される受部24を設けた構成とされ、かつ、前記取付部に、前記パッキンのベース部に設けられた係合突起39が嵌め入れられる係合穴19を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、種々の被収容物を収容するケースに関する。
従来より、互いに接合されて種々の被収容物を収容する収容空間を区画する第1ケースと第2ケースとを有したケースが知られている。このようなケースとしては、接合部に防水や防塵等のためにパッキンが設けられたものもある。
例えば、下記特許文献1には、後ケースの合せ面に溝を設け、前ケースの合せ面に、後ケースの溝に嵌り込むシール部材を一体に成形した構成のケースが開示されている。また、このケースは、前ケースのシール部材に、外周側に向けて突出し、後ケースの溝の内周側に向く面に当接される薄肉部を設けた構成とされている。
特開平7−95101号公報
ところで、上記のようなシール部材は、比較的に軟質であるため損傷等し易かったり、経時劣化等によって交換等する必要性が生じたりすることが考えられ、別部材にすることが望まれる場合もある。このような場合において、上記のような薄肉部を設けた場合には、ケースを組み付ける際に、薄肉部が当接される部位に引っ張られることによってシール部材が取り付けられた部位から浮くように捩れたりすることが考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、パッキンを別部材としながらも、パッキンの当接される部位に対する密着性を向上し得るケースを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係るケースは、第1ケースの外周側及びこれに対向するように配される第2ケースの内周側のうちの一方に、パッキンのベース部が取り付けられる取付部を設け、他方に、前記パッキンのベース部に一体的に設けられたヒレ部が弾性変形を伴い当接される受部を設けた構成とされ、かつ、前記取付部に、前記パッキンのベース部に設けられた係合突起が嵌め入れられる係合穴を設けていることを特徴とする。
本発明に係るケースは、上述のような構成としたことで、パッキンを別部材としながらも、パッキンの当接される部位に対する密着性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るケースの一例を模式的に示し、一部を省略した概略分解斜視図である。 (a)は、同ケースが備えるパッキンの一例を模式的に示す概略正面図、(b)は、同ケースが備える第1ケースの一例に同パッキンを組み付けた状態を模式的に示す概略正面図である。 (a)は、図2(b)におけるX1−X1線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図2(b)におけるX2−X2線矢視に対応させた一部破断概略分解縦断面図である。 (a)は、図3(b)に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図2(a)におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(c)は、図3(b)に対応させた一部を省略した一部破断概略分解縦断面図である。 (a)、(b)は、本発明の他の実施形態に係るケースの一例を模式的に示し、図2(a)、(b)にそれぞれ対応させた概略正面図である。 (a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係るケースの一例を模式的に示し、図2(a)、(b)にそれぞれ対応させた概略正面図である。 (a)、(b)は、本発明の更に他の実施形態に係るケースの一例を模式的に示し、図2(a)、(b)にそれぞれ対応させた概略正面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係るケースを取付対象に取り付けた状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図4は、第1実施形態に係るケースの一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るケース1は、図1に示すように、第1ケース10と、第2ケース20と、これら各ケース10,20の接合部に沿うように設けられるパッキン30と、を備えている。パッキン30は、第1ケース10の外周側及びこれに対向するように配される第2ケース20の内周側のうちの一方に設けられた取付部14に取り付けられるベース部31を備えている。また、パッキン30は、このベース部31に、他方に設けられた受部24に弾性変形を伴い当接されるヒレ部32を一体的に設けた構成とされている。本実施形態では、第1ケース10の外周側に取付部14を設け、第2ケース20の内周側に受部24を設けた構成としている。
上記のような構成としたことで、パッキン30を別部材としながらも、パッキン30の当接される部位に対する密着性を向上させることができる。つまり、パッキン30を取付部14が設けられた第1ケース10に取り付けられるもの、つまり、第1ケース10とは別体としているので、パッキン30が損傷したり、経時劣化等した場合には、交換することができる。また、取付部14と受部24との間の寸法が周方向や成形品毎にばらつきがあるような場合にも、ヒレ部32を、弾性変形を伴って受部24に当接させることができるので、密着不足等が生じ難く、受部24に対する密着性を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1ケース10の隅部となるコーナー部16におけるヒレ部32の基部34の厚さを、第1ケース10のコーナー部以外の部位15,17,18におけるヒレ部32の基部33の厚さよりも大としている。このような構成とすれば、コーナー部16におけるヒレ部32の倒れを抑制することができ、パッキン30のヒレ部32をより安定的に受部24に密着させることができる。つまり、パッキン30を、ヒレ部32が外周側に向くように取り付けられるものとした場合には、コーナー部16においてヒレ部32に対して周方向に引っ張り力が作用し倒れ易くなる傾向があるが、当該部位のヒレ部32の基部34の剛性を向上させることができる。また、全長に亘ってヒレ部32の基部を厚くした場合と比べて、コーナー部以外の部位15,17,18におけるヒレ部32を弾性変形し易くすることができる。これにより、パッキン30の組付性が低下したり、ケース1を組み付ける際に、ヒレ部32が受部24によって組付方向に引っ張られてベース部31が取付部14から浮くように捩れたりするようなことを抑制することができる。
また、本実施形態では、パッキン30のヒレ部32を、取付部14が設けられたケース10に対する、受部24が設けられたケース20の組付方向先側に向かうに従い取付部14から離間するように傾斜する形状としている。つまり、パッキン30のヒレ部32を、第1ケース10に対する第2ケース20の組付方向先側に向かうに従い取付部14から離間するように傾斜する形状としている。このような構成とすれば、第1ケース10と第2ケース20とを組み付ける際に、周方向の一部のヒレ部32が意図しない側に倒れて噛み込まれるようなことを抑制することができ、パッキン30のヒレ部32をより安定的に受部24に密着させることができる。また、このようにヒレ部32を傾斜形状とすれば、当該ケース1を組み付ける前に、コーナー部16においてより倒れ易くなる傾向があるが、上記構成とすることで、コーナー部16におけるヒレ部32の倒れを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1ケース10の取付部14に、パッキン30のベース部31に設けられた係合突起39が嵌め入れられる係合穴19を設けた構成としている。このような構成とすれば、当該ケース1を組み付ける際に、ヒレ部32が受部24によって組付方向に引っ張られてベース部31が取付部14から浮くように捩れたりするようなことを抑制することができる。これにより、ケース1を組み付けた状態で、パッキン30が捩れた状態で噛み込まれるようなことを抑制することができ、パッキン30のヒレ部32をより安定的に受部24に密着させることができる。また、パッキン30の取付部14に対する周方向の位置ずれを抑制することができる。
当該ケース1は、種々の電子機器や、その他、種々の被収容物等を収容するものでもよい。また、このケース1を、ケース1内への水分や塵埃等の侵入を阻止する防水ケースや防塵ケースとしてもよい。
また、本実施形態では、ケース1を、組付方向に見て、概ね多角形状としている。本実施形態では、ケース1を、組付方向に見て、概ね方形状(図例では、概ね長方形状)としている。また、このケース1を、一つの辺部が上辺部となるように取付対象に取り付けられる構成としている。また、このケース1を、組付方向を厚さ方向とし、厚さ寸法が比較的に薄い薄型ケースとしている。
また、本実施形態では、図3(b)に示すように、第2ケース20を、組付方向に沿う方向となる一方に向けて開口し、被収容物を収容する収容空間22が設けられたケース本体20としている。また、第1ケース10を、このケース本体20の開口を覆うように配される概ね平板状の裏蓋10としている。
また、本実施形態では、このケース1を、複数の操作部を構成する操作ボタンやスイッチ等をケース本体20に設け、収容空間22内に電子機器や種々の電子部品が実装された基板等が収容される機器ケースとしている。このようなケース1としては、例えば、他の機器を遠隔操作するリモコン(リモートコントローラー)の外郭筐体を構成するものとしてもよい。このようなリモコンとしては、例えば、各種AV装置や、空気調和装置、照明装置、浴室装置、便器装置等のリモコンとしてもよい。
また、本実施形態では、このケース1を、裏蓋10側が取付対象としての壁面側となるように壁面に取り付けられる壁面設置型としている。
ケース本体20は、当該ケース1の取付対象とは異なる側となる反取付対象側に配される前板状部21と、この前板状部21の周縁部に連なるように設けられ周縁を構成する周壁部25,26,26,27と、を備えている。本実施形態では、このケース本体20を、当該ケース1の組付方向に見て、概ね方形状(図例では、概ね長方形状)とし、前板状部21の四周縁に、周壁部としての上板状部25、両側板状部26,26及び下板状部27を設けた構成としている。これら前板状部21、上板状部25、両側板状部26,26及び下板状部27によって組付方向一方側に向けて開口する収容空間22を区画している。
また、周壁部となる上板状部25、両側板状部26,26及び下板状部27の内周側に向く面(内周面)が、受部24となる。
受部24は、当該ケース1が組み付けられた状態で、裏蓋10の取付部14との間に、全周に亘って略均一な隙間が形成されるようにケース本体20の内周の全周に亘って設けられている。
また、受部24は、図3(b)及び図4(a)に示すように、上板状部25、両側板状部26,26及び下板状部27の開口縁側部位(反前板状部側部位)に設けられている。
上板状部25の受部24と下板状部27の受部24とは、上下方向に向き、互いに対向するように略平行状に設けられている。
両側板状部26,26の受部24,24同士は、上下方向及び組付方向に直交する方向(左右方向)に向き、互いに対向するように略平行状に設けられている。
また、上板状部25とその両側の各側板状部26,26との隅部及び下板状部27とその両側の各側板状部26,26との隅部となるコーナー部の受部24は、図示は省略しているが、凹湾曲面形状(R形状)とされている。これら四隅のコーナー部の受部24は、後記する裏蓋10の取付部14のコーナー部16に応じた形状とされている。
また、図例では、上板状部25、両側板状部26,26及び下板状部27の受部24よりも開口縁側となる開口周縁に、受部24よりも段下がり状とされた凹段部23を設けている。この凹段部23は、ケース本体20の開口周縁の全周に亘って設けられている。
なお、このケース本体20の下板状部27に、適宜、水抜き孔等を設けるようにしてもよい。
裏蓋10は、薄平板状の蓋本体11の厚さ方向一方側の周端部に沿って取付部14を設けた構成とされている。
蓋本体11は、当該ケース1の組付方向に見て、概ね方形状(図例では、概ね長方形状)とされている。本実施形態では、この蓋本体11(裏蓋10)を、図4(a)に示すように、ケース本体20の開口に納められるように該開口を覆う構成としている。当該ケース1が組み付けられた状態では、この蓋本体11の外周端面がケース本体20の開口縁側の内周面に近接または当接する構成とされている。また、図例では、当該ケース1を組み付けた状態で、蓋本体11の厚さ方向他方側面(取付対象側に向く面)とケース本体20の開口側端面とが略同一平面状となる構成としている。
また、蓋本体11の周端部の厚さ方向他方側部位に、外周側に向けて突出しケース本体20の凹段部23に納められる突段部を設けた構成としている。
また、本実施形態では、取付部14を、周方向に延びるように設けられた取付溝14としている。この取付溝14は、蓋本体11の周端部の全周に亘って外周側に向くように設けられている。また、本実施形態では、取付溝14を、図3(a)及び図4(c)に示すように、溝長手方向に見て、略矩形溝状としている。
この取付溝14は、図1及び図3(a)に示すように、溝幅方向一方側の反取付対象側に向く溝内側壁が蓋本体11の周端部の厚さ方向一方側面によって構成されている。また、この取付溝14の溝底は、蓋本体11の周縁から内周側に控えた位置から厚さ方向一方側(反取付対象側)に向けて突出するように設けられた溝底片部12によって構成されている。また、この取付溝14の溝幅方向他方側の取付対象側に向く溝内側壁は、溝底片部12の突出方向先端部から外周側に向けて突出するように設けられた側壁片部13によって構成されている。
この取付溝14の溝幅(当該ケース1の組付方向に沿う方向の幅)は、全周に亘って略同幅とされている。
また、この取付溝14の溝深さ(側壁片部13の突出寸法)は、全周に亘って略同深さ(略同寸法)とされている。この取付溝14は、当該ケース1が組み付けられた状態で、溝底とケース本体20の受部24との間に、全周に亘って略均一な隙間が形成されるように設けられている。
また、この取付溝14の取付対象側に向く溝内側壁を区画する側壁片部13は、当該ケース1が組み付けられた状態で、ケース本体20の受部24との間に隙間が形成されるような突出寸法とされている。つまり、この側壁片部13の溝底からの突出寸法は、反取付対象側に向く溝内側壁を構成する蓋本体11の周端部の溝底からの突出寸法よりも小さい寸法とされている。
この取付溝14における当該裏蓋10の上辺部に沿うように直線状に設けられた上辺直線溝15の溝底が、当該ケース1が組み付けられた状態で、ケース本体20の上板状部25の受部24に対向するように配される。また、この取付溝14における当該裏蓋10の両側辺部のそれぞれに沿うように直線状に設けられた両側辺直線溝17,17の溝底が、当該ケース1が組み付けられた状態で、ケース本体20の各側板状部26の受部24にそれぞれ対向するように配される。また、この取付溝14における当該裏蓋10の下辺部に沿うように直線状に設けられた下辺直線溝18の溝底が、当該ケース1が組み付けられた状態で、ケース本体20の下板状部27の受部24に対向するように配される。
また、この取付溝14における、上辺直線溝15とその両側の各側辺直線溝17,17との隅部及び下辺直線溝18とその両側の各側辺直線溝17,17との隅部となるコーナー部としてのコーナー溝16,16,16,16は、突湾曲状(R形状)とされている。
これらコーナー溝16,16,16,16の溝底が突湾曲面形状とされ、かつ、当該ケース1が組み付けられた状態で、ケース本体20の内周側四隅のコーナー部の受部24に対向するように配される。これらコーナー溝16,16,16,16の溝底は、当該ケース1が組み付けられた状態で組付方向に見て、ケース本体20の内周側四隅のコーナー部の受部24と略同心円状となるように設けられている。また、これらコーナー溝16,16,16,16の溝底の曲率半径は、互いに略同径状とされている。
また、図例では、取付溝14の取付対象側に向く溝内側壁を区画する側壁片部13のコーナー部における突出方向先端面を、コーナー溝16,16,16,16の溝底と略同心円状の突湾曲面形状とした例を示している。また、図例では、取付溝14の反取付対象側に向く溝内側壁を区画する蓋本体11の周端部のコーナー部における外周端面を、コーナー溝16,16,16,16の溝底よりも曲率半径が小さい突湾曲面形状とした例を示している。
また、本実施形態では、図2(b)に示すように、係合穴19を、裏蓋10の少なくとも一つの辺部に沿う取付溝14の中央部に設け、この係合穴19に応じた位置となるように、後記するパッキン30のベース部31に係合突起39を設けた構成としている。このような構成とすれば、当該ケース1を組み付ける際に、特に浮き易くなるコーナー部以外の部位(直線部)となる辺部の中央部におけるベース部31の浮きを抑制することができ、パッキン30の捩れを効果的に抑制することができる。
本実施形態では、裏蓋10の少なくとも一つの辺部に沿う取付溝14としての両側辺直線溝17,17の溝長手方向中央部のそれぞれに、係合穴19,19を設けた例を示している。
また、本実施形態では、取付溝14及びパッキン30を、当該ケース1の組付方向に見て、係合穴19及び係合突起39を除いて線対称状の外郭としている。また、係合穴19及び係合突起39を、パッキン30を対称軸廻りに表裏逆側となるように反転させた状態で係合穴19への係合突起39の嵌め入れが不能となるように設けている。このような構成とすれば、パッキン30を取付溝14に取り付ける際に、表裏逆側に取り付け難くなる。これにより、パッキン30のヒレ部32が逆側に向いた状態で取り付けられるようなことを抑制することができる。
本実施形態では、取付溝14及びパッキン30を、図2に示すように、当該ケース1の組付方向に見て、係合穴19及び係合突起39が設けられた位置を含んで、上下方向中心線を対称軸とする線対称状(上下対称状)の外郭としている。また、本実施形態では、図3(b)及び図4(c)に示すように、係合穴19を、取付溝14の溝幅方向の一方側に片寄った位置となるように設け、この係合穴19に応じた位置となるようにパッキン30のベース部31に係合突起39を設けた構成としている。このような構成とすれば、取付溝14及びパッキン30を、当該ケース1の組付方向に見て、係合穴19及び係合突起39が設けられた位置を含んで、線対称状の外郭とした場合にも、パッキン30を表裏逆側に取り付け難くすることができる。
本実施形態では、取付溝14の溝底において開口する係合穴19を、取付溝14の溝底の溝幅方向における当該ケース1の取付対象側に片寄った位置となるように設けた例を示している。この係合穴19の溝幅方向における位置は、表裏逆側とされたパッキン30の係合突起39が係合穴19に嵌め入れ不能となるように適宜の位置としてもよい。
また、本実施形態では、係合穴19を、裏蓋10の一つの辺部に沿う取付溝14に、この辺部の両側に隣合う辺部のうちの一方に片寄った位置となるように設け、この係合穴19に応じた位置となるようにパッキン30のベース部31に係合突起39を設けている。このような構成した場合にも、上記同様、パッキン30を表裏逆側に取り付け難くすることができる。
本実施形態では、取付溝14の上辺直線溝15及び下辺直線溝18のそれぞれに、両側辺直線溝17,17のうちの一方の側辺直線溝17に片寄った位置となるように、係合穴19,19Aを設けた構成としている。つまり、上辺直線溝15及び下辺直線溝18の溝長手方向中央部から一方の側辺直線溝17側にずれた位置となるように、上辺直線溝15及び下辺直線溝18のそれぞれに係合穴19,19Aを設けた構成としている。このような構成とすれば、取付溝14及びパッキン30を、当該ケース1の組付方向に見て、係合穴19及び係合突起39を除いて線対称状(左右対称状)の外郭とした場合にも、パッキン30を上下方向に沿う対称軸廻りに表裏逆側に反転させて取り付け難くなる。なお、図例では、上辺直線溝15の係合穴19と下辺直線溝18の係合穴19Aとを、上下方向に見て互いに一致した位置となるように設けた例を示しているが、これらを上下方向に見て互いに異なる位置となるように設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、上辺直線溝15及び下辺直線溝18のそれぞれの溝長手方向中央部から僅かにずれた位置となるように係合穴19,19Aを設けた構成としている。これら係合穴19,19Aの溝長手方向における位置は、パッキン30の表裏の取付間違いを抑制する観点等から適宜の位置としてもよい。
つまり、本実施形態では、取付溝14の四辺の各直線溝15,17,17,18の溝長手方向中央部または溝長手方向中央部近傍に、係合穴19,19,19,19Aを設けた構成としている。
これら係合穴19,19,19,19Aは、各穴を深さ方向に見て、略方形穴状とされ、互いに略同寸同形状とされている(図1参照)。図例では、これら係合穴19,19,19,19Aを、取付溝14の溝長手方向に長尺な略長方形穴状としている。また、これら係合穴19,19,19,19Aの取付溝14の溝幅方向に沿う寸法は、取付溝14の溝幅よりも小さい寸法とされている。
また、本実施形態では、下辺直線溝18に設けられた係合穴19Aを、図1及び図3(b)に示すように、取付溝14の溝底を区画する溝底片部12を溝深さ方向に貫通するように設けられた係合貫通孔19Aとしている。また、この下辺直線溝18以外の部位に設けられた係合穴19,19,19、つまり、上辺直線溝15及び両側辺直線溝17,17のそれぞれに設けられた係合穴19,19,19を、図3(b)に示すように、有底穴状の係合凹部19,19,19としている。このような構成とすれば、当該ケース1を取付対象に取り付けた状態で、上辺側や両側辺側に水等が付着した場合にも、係合凹部19,19,19を介してケース1内に水等が浸入するようなことを抑制することができる。
これら係合凹部19,19,19は、取付溝14の溝底を区画する溝底片部12の該当部位を、内周側に向けて突出させた部位に設けられている。
なお、このような態様に代えて、係合穴19,19,19,19Aの全てを係合凹部としたり、係合貫通孔としたりしてもよい。
また、図例では、裏蓋10の取付溝14よりも内周側の適所に、ケース本体20に設けられた雌ねじ穴に捩じ込まれるねじが挿通されるねじ挿通孔を設けた例を示している。
なお、裏蓋10とケース本体20とは、ねじによって組み付けられる態様に限られない。例えば、裏蓋10及びケース本体20のそれぞれに互いに着脱自在に係止する係止部や面ファスナー等を設けた態様としたりしてもよい。
また、裏蓋10の取付溝14よりも内周側の適所等に、当該ケース1に収容される電子機器等の駆動電源となる電池を交換するための電池蓋等を設けるようにしてもよい。
また、これら裏蓋10及びケース本体20は、金属系材料や硬質の合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよい。
パッキン30は、図2及び図3に示すように、ベース部31を取付溝14に嵌め入れ、裏蓋10に対して取り付けられる構成とされている。
本実施形態では、パッキン30を、図2(a)に示すように、一部材からなるリング状(環状)としている。つまり、このパッキン30は、継目や途切れなく取付溝14の全周に亘って設けられることとなる。このような構成とすれば、パッキン30による封止性を、ケース本体20及び裏蓋10の周方向の全周に亘って向上させることができる。
このパッキン30は、当該ケース1の組付方向に見て、取付溝14に応じた外郭形状とされている。つまり、パッキン30は、取付溝14の四辺の各直線溝15,17,17,18のそれぞれに嵌め入れられる四辺の直線部35,37,37,38(上辺直線部35、両側辺直線部37,37及び下辺直線部38)を備えている。また、パッキン30は、取付溝14の四隅のコーナー溝16,16,16,16のそれぞれに嵌め入れられるコーナー部36,36,36,36を備えている。
パッキン30の四辺の直線部35,37,37,38の周方向に沿う寸法となる長さ寸法は、取付溝14の四辺の各直線溝15,17,17,18の溝長さに応じた寸法とされている。これら四辺の直線部35,37,37,38の周方向に沿う寸法を、取付溝14の四辺の各直線溝15,17,17,18の溝長さと同寸法としてもよく、または各直線溝15,17,17,18の溝長さよりも僅かに小さい寸法としてもよい。
また、パッキン30のコーナー部36,36,36,36の周方向に沿う寸法は、取付溝14のコーナー溝16,16,16,16の周方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。このパッキン30のコーナー部36,36,36,36におけるベース部31の取付溝14の溝底に当接される面となる内周面の曲率半径を、取付溝14のコーナー溝16,16,16,16の溝底の曲率半径に応じた径としてもよい。このパッキン30の各コーナー部36のベース部31の内周面の曲率半径を、取付溝14の各コーナー溝16の溝底の曲率半径と同径としてもよく、または取付溝14の各コーナー溝16の溝底の曲率半径よりも僅かに小さい径としてもよい。
パッキン30のベース部31は、図3に示すように、取付溝14の溝深さ方向に厚さ方向を沿わせた帯状とされている。このベース部31の厚さ寸法(係合突起39が設けられた部位以外の厚さ寸法)は、取付溝14の溝深さよりも小さい寸法とされている。また、このベース部31の幅寸法(取付溝14の溝幅方向に沿う寸法)は、取付溝14に嵌め入れ可能なように、適宜の寸法としてもよい。図例では、ベース部31の幅寸法を、取付溝14の溝幅よりも僅かに小さい寸法とした例を示している。
また、ベース部31は、係合突起39が設けられた部位を除いて、全周に亘って略一様な断面形状とされている。図例では、ベース部31の断面形状を、取付溝14の溝幅方向に長尺な略長方形状としている。
このベース部31の内周側に向く面(内周面)から突出するように、係合突起39が設けられている。
本実施形態では、上記した裏蓋10の取付溝14に設けられた係合穴19,19,19,19Aに応じた位置となるように、周方向に間隔を空けて四つの係合突起39,39,39,39を設けた構成としている。
つまり、パッキン30の両側辺直線部37,37の長手方向中央部のそれぞれに係合突起39,39を設けている。これら両側辺直線部37,37の各係合突起39,39が取付溝14の両側辺直線溝17,17の各係合穴19,19のそれぞれに嵌め入れられる。
また、パッキン30の上辺直線部35及び下辺直線部38のそれぞれに、両側辺直線部37,37のうちの一方の側辺直線部37に片寄った位置となるように、係合突起39,39を設けた構成としている。これら上辺直線部35及び下辺直線部38の各係合突起39,39が取付溝14の上辺直線溝15及び下辺直線溝18の各係合穴19,19Aのそれぞれに嵌め入れられる。
また、これら係合突起39,39,39,39は、図3(b)及び図4(c)に示すように、ベース部31の幅方向の一方側に片寄った位置となるように設けられている。つまり、各係合穴19に対応させて、各係合突起39を、ベース部31の内周面における当該ケース1の取付対象側に片寄った位置となるように設けた例を示している。
これら係合突起39,39,39,39は、互いに略同寸同形状とされている。また、これら係合突起39,39,39,39は、当該ケース1の組付方向に厚さ方向を沿わせた突片状とされている。図例では、これら係合突起39,39,39,39の厚さを、ベース部31の厚さよりも大としている。また、図例では、これら係合突起39,39,39,39の突出方向先端側部位を、これらの厚さ方向に見て、突湾曲面形状とした例を示している。
これら係合突起39,39,39,39の周方向に沿う寸法や厚さ寸法、突出寸法は、係合穴19,19,19,19Aの周方向に沿う寸法や溝幅方向に沿う寸法、深さ寸法に応じた寸法とされている。なお、これら係合突起39,39,39,39の周方向に沿う寸法や厚さ寸法、突出寸法は、パッキン30の周方向への位置ずれやベース部31の浮きや捩れ等を抑制する観点等から適宜の寸法としてもよい。
ヒレ部32は、ベース部31の幅方向一方側端部となる反取付対象側端部から外周側に向けて突出するように設けられている。このヒレ部32の突出寸法は、当該ケース1が組み付けられた状態で、弾性変形を伴ってケース本体20の受部24に当接するように適宜の寸法としてもよい。図例では、このヒレ部32の突出寸法を、ベース部31の幅寸法と概ね同寸法とした例を示している。
また、このヒレ部32は、基部33,34よりも先端部が取付対象側に位置するように傾斜形状とされている。つまり、このヒレ部32は、ヒレ部32が自然状態で、反取付対象側に向かうに従い先細状のテーパー状に傾斜する形状とされている。このヒレ部32の自然状態におけるベース部31に対する傾斜角度(先側部位の傾斜角度)は、ケース本体20の受部24への密着性の観点等から適宜の角度としてもよく、例えば、30度〜80度程度としてもよく、図例では、60度程度とした例を示している。
また、本実施形態では、取付溝14のコーナー部としてのコーナー溝16におけるヒレ部32の基部34の厚さを、ヒレ部32の先側部位の厚さよりも大としている。このような構成とすれば、コーナー溝16におけるヒレ部32の先側部位を弾性変形し易くしながらも、基部34の剛性を高めることができ、コーナー溝16におけるヒレ部32の倒れを効果的に抑制することができる。また、取付溝14のコーナー部以外の部位15,17,17,18におけるヒレ部32の基部33に、コーナー溝16におけるヒレ部32の基部34よりも薄くなるように、裏蓋10に対するケース本体20の組付方向先側(取付対象側)に向けて開口する凹部33aを設けている。このような構成とすれば、コーナー部以外の部位のヒレ部32を、適切な方向へより弾性変形し易くすることができる。
このヒレ部32の基部33,34を除く先側部位は、図4(b)、(c)に示すように、パッキン30の全周に亘って略一様な断面形状とされている。図例では、ヒレ部32の基部33,34を除く先側部位を、先端側に向かうに従い先細状とした例を示している。なお、このような態様に代えて、ヒレ部32の基部33,34を除く先側部位を、突出方向の全体に亘って均一な厚さとしてもよい。また、図例では、ヒレ部32の先端面を、当該ヒレ部32の厚さ方向一方面となる反取付対象側に向く傾斜面に直交するような略平坦面とした例を示しているが、突湾曲面形状等としてもよい。
各コーナー部36,36,36,36のヒレ部32の基部としてのコーナーヒレ基部34は、図4(b)に示すように、ヒレ部32の先側部位の最厚部位となる基部側端部に連なるように設けられている。また、各コーナーヒレ基部34は、ヒレ部32の先側部位の基部側端部よりも厚さが大きくなるように設けられている。図例では、ヒレ部32の厚さ方向他方面となる取付対象側に向く傾斜面のベース部31に対する傾斜角度が、先側部位よりも大きくなるようにコーナーヒレ基部34を設けた例を示している。
また、各コーナーヒレ基部34は、各コーナー部36,36,36,36の周方向の全体に亘って略一様な断面形状とされている。なお、図4(b)では、パッキン30の四隅のコーナー部36,36,36,36のうちの一コーナー部36の断面を図示しているが、他のコーナー部36,36,36も同様の断面形状である。
各直線部35,37,37,38のヒレ部32の基部としての直線ヒレ基部33は、図4(c)に示すように、ヒレ部32の先側部位の最厚部位となる基部側端部に連なるように設けられている。また、各直線ヒレ基部33は、ヒレ部32の先側部位の基部側端部よりも厚さが小さくなるように設けられている。図例では、各直線ヒレ基部33の厚さ方向他方面が凹湾曲面形状となるように各直線ヒレ基部33の厚さ方向他方面側に凹部33aを設けた例を示している。この凹部33aは、各直線ヒレ基部33に全長に亘って延びるように凹溝状に設けられている。
また、各直線ヒレ基部33は、各直線部35,37,37,38の周方向(長手方向)の全体に亘って略一様な断面形状とされている。なお、図3及び図4では、パッキン30の上辺直線部35及び下辺直線部38の断面を図示しているが、両側辺直線部37,37も同様の断面形状である。
これらコーナーヒレ基部34及び直線ヒレ基部33の厚さ方向一方面となる反取付対象側に向く面は、互いに一連状となるように形成されている。図例では、これらコーナーヒレ基部34及び直線ヒレ基部33の反取付対象側に向く面を、突湾曲面形状とした例を示している。
なお、コーナーヒレ基部34の厚さを、他の部位のヒレ部32の基部としての直線ヒレ基部33の厚さよりも大とする態様としては、上記のような態様に限られない。例えば、直線ヒレ基部33の厚さ方向両側に凹部を設けた態様としたり、直線ヒレ基部33の厚さを、ヒレ部32の先側部位の基部側端部と同厚さとしたりしてもよい。また、コーナーヒレ基部34の厚さ方向一方または両側に、厚さ方向に突出する突段部を設けたような態様としたりしてもよい。その他、種々の態様としてもよい。
また、これらコーナーヒレ基部34及び直線ヒレ基部33の厚さは、直線部35,37,37,38における弾性変形性の観点やコーナー部36における倒れを抑制する観点等から適宜の厚さとしてもよい。例えば、各コーナーヒレ基部34の厚さを、各直線ヒレ基部33の厚さの1.1倍〜3倍程度としてもよく、図例では、1.5倍程度とした例を示している。
また、これらコーナーヒレ基部34及び直線ヒレ基部33の当該ヒレ部32の突出方向に沿う寸法は、上記同様の観点等から適宜の寸法としてもよい。例えば、これらコーナーヒレ基部34及び直線ヒレ基部33の当該ヒレ部32の突出方向に沿う寸法を、当該ヒレ部32自体の突出寸法の1/2未満としてもよく、好ましくは、1/10〜1/3程度としてもよく、図例では、いずれも1/4程度とした例を示している。
また、このパッキン30は、裏蓋10の取付溝14に、ベース部31を嵌め入れるのみによって取り付けられるものとしてもよく、または、粘着材や接着剤等を用いて取り付けられるものとしてもよい。
また、このパッキン30は、軟質合成樹脂系材料やゴム、各種エラストマー材料等から形成されたものとしてもよい。
次に、本発明に係る他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図5は、第2実施形態に係るケースが備える第1ケースとしての裏蓋10A及びパッキン30Aの一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態では、裏蓋10A及びパッキン30Aの構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、図5(a)に示すように、パッキン30Aのコーナー部36とこのコーナー部36の両側の部位35A,37A(37A,38A)との境界部に、裏蓋10Aの取付溝14に設けられた係合穴19,19(19,19A)に嵌め入れられる係合突起39,39を設けている。このような構成とすれば、パッキン30Aの取付溝14に対する周方向の位置ずれを効果的に抑制することができる。また、コーナー部36の両側の境界部に係合突起39,39を設けているので、パッキン30Aのコーナー部36に作用する引張力を低減させることができ、コーナー部36におけるヒレ部32の倒れをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態においても、パッキン30Aを、上記第1実施形態と同様、コーナー部36,36,36,36と直線部35A,37A,37A,38Aとを有した環状(リング状)としている。また、これらコーナー部36,36,36,36のそれぞれの両側の境界部に係合突起39,39を設けた構成としている。また、このパッキン30Aに設けられた各係合突起39に応じた位置となるように、裏蓋10Aの取付溝14の各コーナー溝16のそれぞれの両側の境界部に係合穴19,19(19,19A)を設けた構成としている。このような構成とすれば、パッキン30Aのコーナー部36,36,36,36の周方向に沿う寸法と直線部35A,37A,37A,38Aの周方向に沿う寸法とをそれぞれに規定することができる。例えば、パッキン30Aの各コーナー部36の周方向に沿う寸法を、裏蓋10Aの取付溝14の各コーナー溝16の周方向に沿う寸法と同寸法とする。また、パッキン30Aの直線部35A,37A,37A,38Aの周方向に沿う寸法を、裏蓋10Aの取付溝14の直線溝15A,17A,17A,18Aの周方向に沿う寸法よりも短い寸法としたりできる。このような構成とすれば、パッキン30Aを、裏蓋10Aの取付溝14に強固に取り付け可能でありながらも、コーナー部36におけるヒレ部32の倒れをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、裏蓋10Aの取付溝14及びパッキン30Aを、当該ケース1の組付方向に見て、係合穴19(19A)及び係合突起39が設けられた位置を含んで、上下方向中心線を対称軸とする線対称状の外郭で、かつ、左右方向中心線を対称軸とする線対称状の外郭としている。また、上記同様、各係合穴19(19A)を、取付溝14の溝幅方向の一方側に片寄った位置となるように設け、各係合穴19(19A)に応じた位置となるように係合突起39を設けるようにしてもよい。
なお、図例では、四辺の直線部35A,37A,37A,38Aの長手方向両端部のそれぞれに係合突起39,39を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、このような態様に代えて、コーナー部36の周方向両端部のそれぞれに係合突起39,39を設けたり、各直線部35A,37A,37A,38Aと各コーナー部36とに跨るように係合突起39を設けたりしてもよい。
次に、本発明に係る更に他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図6は、第3実施形態に係るケースが備える第1ケースとしての裏蓋10B及びパッキン30Bの一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態では、裏蓋10B及びパッキン30Bの構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、図6(b)に示すように、裏蓋10Bの上辺部に沿う取付部としての上辺直線溝15Bを除く両側辺部に沿う取付部としての両側辺直線溝17,17及び下辺部に沿う取付部としての下辺直線溝18Bのそれぞれに係合穴19,19,19Aを設けた構成としている。また、これら係合穴19,19,19Aに応じた位置となるようにパッキン30Bのベース部31に係合突起39,39,39を設けている。つまり、裏蓋10Bの上辺部に沿う取付部としての上辺直線溝15Bに係合穴を設けておらず、また、パッキン30Bの上辺直線部35Bに係合突起を設けていない構成としている。例えば、裏蓋10Bの上辺部に沿う取付部としての上辺直線溝15Bに係合穴を設けた場合には、係合穴に塵埃や水等が溜まったり、貫通孔とすれば、ケース1内に水が浸入するようなことも考えられる。上記構成によれば、このようなことを抑制することができる。また、裏蓋10Bの両側辺部及び下辺部におけるベース部31の浮きを抑制することができ、パッキン30Bの捩れを効果的に抑制することができる。
また、上記第1実施形態と同様、裏蓋10Bの両側辺直線溝17,17の溝長手方向中央部のそれぞれに係合穴19,19を設け、パッキン30Bの両側辺直線部37,37の長手方向中央部のそれぞれに係合突起39,39を設けた構成としている。
また、本実施形態では、裏蓋10Bの下辺直線溝18Bの溝長手方向中央部に係合穴19Aを設け、パッキン30Bの下辺直線部38Bの長手方向中央部に係合突起39を設けた構成としている。
また、本実施形態では、裏蓋10Bの取付溝14及びパッキン30Bを、当該ケース1の組付方向に見て、係合穴19(19A)及び係合突起39が設けられた位置を含んで、左右方向中心線を対称軸とする線対称状の外郭としている。また、上記同様、各係合穴19(19A)を、取付溝14の溝幅方向の一方側に片寄った位置となるように設け、各係合穴19(19A)に応じた位置となるように係合突起39を設けるようにしてもよい。
次に、本発明に係る更に他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図7は、第4実施形態に係るケースが備える第1ケースとしての裏蓋10C及びパッキン30Cの一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態では、裏蓋10C及びパッキン30Cの構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、図7(a)、(b)に示すように、裏蓋10Cの少なくとも一つの辺部に沿う取付部としての下辺直線溝18Cに、この下辺直線溝18Cの長手方向に間隔を空けて複数(図例では、3つ)の係合穴19A,19A,19Aを設けた構成としている。図例では、裏蓋10Cの下辺直線溝18Cの長手方向中央部に係合穴19Aを設け、この中央の係合穴19Aの両側のそれぞれに等間隔を空けて係合穴19A,19Aを設けた例を示している。また、これら両側の係合穴19A,19Aのそれぞれを、下辺直線溝18Cの長手方向両側半部のそれぞれの長手方向中央部に設けた例を示している。また、これら係合穴19A,19A,19Aのそれぞれに応じた位置となるように、パッキン30Cの下辺直線部38Cのベース部31に、複数(図例では、3つ)の係合突起39,39,39を設けた構成としている。このような構成とすれば、当該ケース1を組み付ける際における下辺部のベース部31の浮きを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態においても、裏蓋10Cの取付溝14及びパッキン30Cを、当該ケース1の組付方向に見て、係合穴19A及び係合突起39が設けられた位置を含んで、左右方向中心線を対称軸とする線対称状の外郭としている。また、上記同様、各係合穴19Aを、取付溝14の溝幅方向の一方側に片寄った位置となるように設け、各係合穴19Aに応じた位置となるように係合突起39を設けるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、裏蓋10Cの下辺直線溝18Cのみに複数の係合穴19Aを設けた例を示しているが、このような態様に限られない。このような態様に代えて、または加えて、裏蓋10Cの他の辺部に沿う取付部としての直線溝15B,17B,17Bのいずれかに複数若しくは単一の係合穴19を設けた態様としてもよい。
また、上記各実施形態において説明した第1ケースとしての裏蓋10,10A,10B,10C及びパッキン30,30A,30B,30Cにおける互いに異なる構成を、適宜、組み合わせたり、組み替えたりして適用するようにしてもよい。この場合は、適宜、必要に応じて変形するようにしてもよい。
また、裏蓋10,10A,10B,10Cの係合穴19(19A)及びパッキン30,30A,30B,30Cの係合突起39の位置や個数、形状は、上記した例に限られず、種々の変形が可能である。
また、上記各実施形態では、パッキン30,30A,30B,30Cのヒレ部32を、傾斜形状とした例を示しているが、ベース部31に対して直交状に立ち上がるような形状としてもよい。
また、上記各実施形態では、パッキン30,30A,30B,30Cを、リング状とした例を示しているが、周方向に分断されたものとしてもよい。さらには、裏蓋10,10A,10B,10Cの周方向の全周に亘って設けられるものに限られず、一部にのみ設けられるものとしてもよい。これらの場合は、自然状態で、裏蓋10,10A,10B,10Cのコーナー溝16に応じたコーナー部を有したパッキンに限られず、自然状態で直線状とされ、裏蓋10,10A,10B,10Cの取付溝14に沿わせるように取り付けられるパッキンとしてもよい。
また、上記各実施形態では、パッキン30,30A,30B,30Cのベース部31が取り付けられる取付部を、ベース部31の幅方向両側への移動の抑制が可能なように凹溝状の取付溝14とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、ベース部31の幅方向一方側への移動のみを抑制する壁部を設けたような取付部としたり、略平坦面状の取付部としたりしてもよい。その他、種々の変形が可能である。
また、上記各実施形態では、ケース1を、取付対象としての壁面に取り付けられる壁面設置型とした例を示しているが、このような態様に限られず、種々の取付対象に取り付けられるものでもよく、または、載置等されるものでもよい。
また、上記各実施形態では、ケース1を、組付方向に見て、概ね方形状(図例では、概ね長方形状)とした例を示しているが、正方形状としたり、他の正多角形状や他の多角形状としたり、円形状や楕円形状としたりしてもよい。その他、種々の形状としてもよい。
また、上記各実施形態では、ケース1のケース本体20及び裏蓋10,10A,10B,10Cの隅部となるコーナー部以外の部位を、直線状とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、コーナー部以外の部位を、コーナー部よりも緩やかな湾曲状(円弧状)としたりしてもよい。つまりは、パッキン30,30A,30B,30Cの曲率半径が小さい部位におけるヒレ部32の基部34の厚さを、これよりも曲率半径が大きい部位におけるヒレ部32の基部33の厚さよりも大としてもよい。さらには、このように、ヒレ部32の基部33,34の厚さを周方向で異ならせた態様とせずに、ヒレ部32の基部を、周方向の全体に亘って一様な厚さとしてもよい。
また、上記各実施形態では、ケース1のケース本体20及び裏蓋10,10A,10B,10Cの隅部となるコーナー部を湾曲状とした例を示しているが、ケース1の組付方向に見て、C面取り状や多面取り状、さらには略直交状のコーナー部としてもよい。また、上記各実施形態では、裏蓋10,10A,10B,10Cの外周側に取付部14を設け、ケース本体20の内周側に、受部24を設けた構成とした例を示しているが、取付部14及び受部24を、それぞれ逆側に設けた構成としてもよい。これらの場合は、パッキン30,30A,30B,30Cを、適宜、必要に応じて変形するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、第1ケースを、略板状の裏蓋10,10A,10B,10Cとし、第2ケースを、一方に開口する薄型箱状とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、第1ケースを、表側を覆う表蓋としたり、また、第1ケースを一方に開口する薄型箱状とし、第2ケースを略板状としたり、さらには、両方を薄型箱状としたりしてもよい。また、ケース1自体を薄型箱状とした態様に代えて、組付方向に比較的に大きい筒状としてもよい。ケース1を構成する第1ケース及び第2ケースとしては、その他、種々の変形が可能である。
1 ケース
10,10A,10B,10C 裏蓋(第1ケース、取付部が設けられたケース)
14 取付溝(取付部)
15,15A,15B 上辺直線溝(上辺部に沿う取付部)
17,17A,17B 側辺直線溝(側辺部に沿う取付部)
18,18A,18B,18C 下辺直線溝(下辺部に沿う取付部)
19 係合凹部(係合穴)
19A 係合貫通孔(係合穴)
20 ケース本体(第2ケース、受部が設けられたケース)
24 受部
30,30A,30B,30C パッキン
31 ベース部
32 ヒレ部
39 係合突起

Claims (6)

  1. 第1ケースの外周側及びこれに対向するように配される第2ケースの内周側のうちの一方に、パッキンのベース部が取り付けられる取付部を設け、他方に、前記パッキンのベース部に一体的に設けられたヒレ部が弾性変形を伴い当接される受部を設けた構成とされ、かつ、前記取付部に、前記パッキンのベース部に設けられた係合突起が嵌め入れられる係合穴を設けていることを特徴とするケース。
  2. 請求項1において、
    前記パッキンのヒレ部は、前記取付部が設けられたケースに対する前記受部が設けられたケースの組付方向先側に向かうに従い前記取付部から離間するように傾斜する形状されていることを特徴とするケース。
  3. 請求項2において、
    前記取付部及び前記パッキンは、当該ケースの組付方向に見て、前記係合穴及び前記係合突起を除いて線対称状の外郭とされており、
    前記係合穴及び前記係合突起は、前記パッキンを対称軸廻りに表裏逆側となるように反転させた状態で前記係合穴への前記係合突起の嵌め入れが不能となるように設けられていることを特徴とするケース。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    当該ケースは、組付方向に見て概ね多角形状とされており、
    前記取付部が設けられたケースの少なくとも一つの辺部に沿う取付部の中央部に前記係合穴を設け、この係合穴に応じた位置となるように前記パッキンのベース部に前記係合突起を設けていることを特徴とするケース。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    当該ケースは、組付方向に見て概ね多角形状とされており、
    前記取付部が設けられたケースの少なくとも一つの辺部に沿う取付部に、該辺部の長手方向に間隔を空けて複数の前記係合穴を設け、これら係合穴のそれぞれに応じた位置となるように前記パッキンのベース部に複数の前記係合突起を設けていることを特徴とするケース。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、
    当該ケースは、前記第1ケースの外周側に前記取付部を設け、かつ組付方向に見て概ね方形状で、一つの辺部が上辺部となるように取付対象に取り付けられる構成とされており、
    前記第1ケースの上辺部に沿う取付部を除く両側辺部に沿う取付部及び下辺部に沿う取付部のそれぞれに前記係合穴を設け、これら係合穴に応じた位置となるように前記パッキンのベース部に前記係合突起を設けていることを特徴とするケース。
JP2014221197A 2014-10-30 2014-10-30 ケース Pending JP2016092055A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014221197A JP2016092055A (ja) 2014-10-30 2014-10-30 ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014221197A JP2016092055A (ja) 2014-10-30 2014-10-30 ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016092055A true JP2016092055A (ja) 2016-05-23

Family

ID=56017146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014221197A Pending JP2016092055A (ja) 2014-10-30 2014-10-30 ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016092055A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019061018A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 カシオ計算機株式会社 防塵ケース、光源装置及び投影装置
JP2020020752A (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 キヤノン株式会社 放射線撮影装置

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525343U (ja) * 1978-08-03 1980-02-19
JPH0569457U (ja) * 1992-02-26 1993-09-21 協和化工株式会社 ハードディスクドライブ用ガスケット
JP2001345901A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Takechi Kogyo Gomu Co Ltd 電子機器のシール構造
JP2003258450A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Denso Corp 筐体のシール構造
WO2006087948A1 (ja) * 2005-02-18 2006-08-24 Nok Corporation ガスケットによる密封構造
JP2007242688A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Toyota Industries Corp 電子機器収納容器
JP2010165889A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Kenwood Corp 筐体の防水構造
JP3167133U (ja) * 2011-01-26 2011-04-07 日本ゼニスパイプ株式会社 函体の継手構造
JP2012013149A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Icom Inc パッキン構造
JP2012252858A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Yazaki Corp コネクタ
JP2013207114A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Fujitsu Ltd 筐体
JP2014068263A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Kyocera Corp 携帯通信端末
JP2014090106A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Jvc Kenwood Corp 筐体構造,容器,及び電子機器

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525343U (ja) * 1978-08-03 1980-02-19
JPH0569457U (ja) * 1992-02-26 1993-09-21 協和化工株式会社 ハードディスクドライブ用ガスケット
JP2001345901A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Takechi Kogyo Gomu Co Ltd 電子機器のシール構造
JP2003258450A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Denso Corp 筐体のシール構造
WO2006087948A1 (ja) * 2005-02-18 2006-08-24 Nok Corporation ガスケットによる密封構造
JP2007242688A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Toyota Industries Corp 電子機器収納容器
JP2010165889A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Kenwood Corp 筐体の防水構造
JP2012013149A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Icom Inc パッキン構造
JP3167133U (ja) * 2011-01-26 2011-04-07 日本ゼニスパイプ株式会社 函体の継手構造
JP2012252858A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Yazaki Corp コネクタ
JP2013207114A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Fujitsu Ltd 筐体
JP2014068263A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Kyocera Corp 携帯通信端末
US20150256211A1 (en) * 2012-09-26 2015-09-10 Kyocera Corporation Portable communication device
JP2014090106A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Jvc Kenwood Corp 筐体構造,容器,及び電子機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019061018A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 カシオ計算機株式会社 防塵ケース、光源装置及び投影装置
JP2020020752A (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 キヤノン株式会社 放射線撮影装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106937502B (zh) 低封闭力衬垫
JP6255097B2 (ja) ガスケット
KR101718256B1 (ko) 밀봉구조
JP2006068522A (ja) おもちゃ組立ブロック
WO2010143488A1 (ja) 小型電子機器用防水ガスケット
WO2015159595A1 (ja) 電池パック
JP2016092055A (ja) ケース
JP4760619B2 (ja) カバー部材の構造
JP6372803B2 (ja) ケース
JP2008157335A (ja) ネジ穴付きボス
JP6643857B2 (ja) ガスケット
JP5467883B2 (ja) パッキン及びそれを用いた防水ケース
JP6894934B2 (ja) コネクタ
EP1740032B1 (en) AC adapter
US20200289970A1 (en) Interlocked stable filter assembly
JP2015173185A (ja) 段積用ネジ締結機構を有する筐体の構造
JP6793860B1 (ja) 電子機器筐体の防水パッキンの構造および電子機器筐体
JP2017106260A (ja) 基礎パッキン
JP2009210049A (ja) ガスケット
JP2012122518A (ja) ガスケット
JP6550880B2 (ja) ガスケット及び密封構造
JP2016094984A (ja) ケース
WO2012118131A1 (ja) 留め具の止水構造
KR20100009925U (ko) 상하 결합되는 원형 리모콘 케이스의 슬라이딩 결합 구조
JP6520390B2 (ja) シール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170914

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180702

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181211