JP2016094984A - ケース - Google Patents

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田中 邦昭
Kuniaki Tanaka
邦昭 田中
貴博 桝田
Takahiro Masuda
貴博 桝田
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Abstract

【課題】シール部の当接される部位に対する密着性を向上させながらも、シール部の耐久性を向上し得るケースを提供する。
【解決手段】ケース1は、第1ケース10の外周側及びこれに対向するように配される第2ケース15の内周側のうちの一方に、他方に向けて突出するようにシール部23を設け、他方に、該シール部の突出方向先端部が弾性変形を伴い当接される先端受部17を設けた構成とされており、前記シール部の突出方向先端部24は、周方向に見て突湾曲面形状とされ、かつ周方向に貫通する中空部26を設けた構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、種々の被収容物を収容するケースに関する。
従来より、互いに接合されて種々の被収容物を収容する収容空間を区画する第1ケースと第2ケースとを有したケースが知られている。このようなケースとしては、接合部に防水や防塵等のためにシール部が設けられたものもある。
例えば、下記特許文献1には、後ケースの合せ面に溝を設け、前ケースの合せ面に、後ケースの溝に嵌り込むシール部材を一体に成形した構成のケースが開示されている。また、このケースは、前ケースのシール部材に、外周側に向けて突出し、後ケースの溝の内周側に向く面に当接される薄肉部を設けた構成とされている。
特開平7−95101号公報
しかしながら、上記のような薄肉部を設けた場合には、ケースを組み付ける際や分解する際に、薄肉部が当接される部位に引っ張られるような繰返負荷が掛かり、比較的に軟質であることも相俟って、薄肉部に損傷等が生じ易くなることが考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、シール部の当接される部位に対する密着性を向上させながらも、シール部の耐久性を向上し得るケースを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係るケースは、第1ケースの外周側及びこれに対向するように配される第2ケースの内周側のうちの一方に、他方に向けて突出するようにシール部を設け、他方に、該シール部の突出方向先端部が弾性変形を伴い当接される先端受部を設けた構成とされており、前記シール部の突出方向先端部は、周方向に見て突湾曲面形状とされ、かつ周方向に貫通する中空部を設けた構成とされていることを特徴とする。
本発明に係るケースは、上述のような構成としたことで、シール部の当接される部位に対する密着性を向上させながらも、シール部の耐久性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るケースの一例を模式的に示し、一部を省略した概略分解斜視図である。 (a)は、同ケースが備えるシール部の一例を模式的に示す概略正面図(背面図)、(b)は、同ケースが備える第1ケースの一例を模式的に示す概略正面図である。 図2(b)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略分解縦断面図である。 図3に対応させた一部破断概略縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係るケースを取付対象に取り付けた状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図4は、本実施形態に係るケースの一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るケース1は、図3及び図4に示すように、第1ケース10の外周側及びこれに対向するように配される第2ケース15の内周側のうちの一方に、他方に向けて突出するようにシール部23を設けた構成とされている。また、ケース1は、第1ケース10の外周側及び第2ケース15の内周側のうちの他方に、シール部23の突出方向先端部24としての先端部24が弾性変形を伴い当接される先端受部17を設けた構成とされている。
本実施形態では、第1ケース10の外周側にシール部23としての周シール部23を設け、第2ケース15の内周側に先端受部17を設けた構成としている。
また、本実施形態では、周シール部23を、第1ケース10とは別体とされ、第1ケース10に取り付けられるパッキン20に設けた構成としている。
当該ケース1は、種々の電子機器や、その他、種々の被収容物等を収容するものでもよい。また、このケース1を、ケース1内への水分や塵埃等の侵入を阻止する防水ケースや防塵ケースとしてもよい。
本実施形態では、図1に示すように、ケース1を、組付方向に見て、概ね方形状(図例では、概ね長方形状)としている。また、このケース1を、一つの辺部が上辺部となるように取付対象に取り付けられる構成としている。また、このケース1を、組付方向を厚さ方向とし、厚さ寸法が比較的に薄い薄型ケースとしている。
また、本実施形態では、図3に示すように、第2ケース15を、当該ケース1の組付方向に沿う方向となる一方に向けて開口し、被収容物を収容する収容空間16が設けられたケース本体15としている。また、第1ケース10を、このケース本体15の開口を覆うように配される概ね平板状の裏蓋10としている。
また、本実施形態では、このケース1を、複数の操作部を構成する操作ボタンやスイッチ等をケース本体15に設け、収容空間16内に電子機器や種々の電子部品が実装された基板等が収容される機器ケースとしている。このようなケース1としては、例えば、他の機器を遠隔操作するリモコン(リモートコントローラー)の外郭筐体を構成するものとしてもよい。このようなリモコンとしては、例えば、各種AV装置や、空気調和装置、照明装置、浴室装置、便器装置等のリモコンとしてもよい。
また、本実施形態では、このケース1を、裏蓋10側が取付対象としての壁面側となるように壁面に取り付けられる壁面設置型としている。
ケース本体15は、当該ケース1の組付方向に見て、概ね長方形状とされ、当該ケース1の取付対象とは異なる側となる反取付対象側(反開口側)に配される前板状部の周縁部に連なるように周壁部を設けた構成とされている。この周壁部の内周側に向く面(内周面)が、先端受部17となる。
先端受部17は、ケース本体15の内周の全周に亘って設けられている。また、先端受部17は、図3に示すように、ケース本体15の周壁部の開口縁側部位(反前板状部側部位)に設けられている。この先端受部17は、詳細な図示は省略しているが、組付方向に見て、四隅のコーナー部が凹湾曲面形状(R形状)とされている。また、上下方向両側の先端受部17同士が互いに対向するように略平行状に設けられ、上下方向及び組付方向に直交する方向(左右方向)両側の先端受部17同士が互いに対向するように略平行状に設けられている。
また、ケース本体15は、先端受部17よりも開口縁側となる開口周縁に、先端受部17よりも段下がり状とされた凹段部18を設けた構成とされている。この凹段部18は、ケース本体15の内周側に向く段底面と取付対象側に向く段壁面とが形成されるように、ケース本体15の開口周縁の全周に亘って設けられている。
また、本実施形態では、ケース本体15に、当該ケース1の組付方向に沿う方向に向き、周シール部23の突出方向先端部24に連なる一側部25としての面シール部25が弾性変形を伴い当接される側部受部19を設けた構成としている。この側部受部19は、ケース本体15の内周の全周に亘って設けられている。
また、側部受部19は、図3及び図4に示すように、組付方向における先端受部17よりも収容空間16の奥側となる反取付対象側に位置するように設けられている。また、側部受部19は、内周側に向く先端受部17に略直交状となるケース本体15の開口方向に向く面が形成されるように、収容空間16の内径を先端受部17の部位よりも狭めるように設けられている。また、この側部受部19は、ケース本体15の開口方向に向く面が一連状の平坦面となるように設けられている。
また、本実施形態では、側部受部19を、その外周側に当該ケース本体15の開口方向に沿う方向に向けて開口する凹溝が全周に亘って形成されるように設けている。この凹溝は、開口側の溝幅が全周に亘って略均一となるように設けられている。また、この凹溝は、一方の溝内壁が先端受部17に連なる面となるように設けられている。
また、本実施形態では、この側部受部19を、当該ケース本体15の開口方向に向けて突出するように設けられた突条片部の先端面としている。この突条片部の外周側に向く面が上記した凹溝の他方の溝内壁を構成する。また、この突条片部は、当該ケース本体15の周壁部の厚さ方向に厚さ方向を概ね沿わせた板状とされ、先端受部17と平行状となるように設けられている。つまり、図示は省略しているが、当該ケース1の組付方向に見て、突条片部の四隅のコーナー部は、先端受部17のコーナー部と略同心円状の湾曲形状(R形状)とされている。
なお、このケース本体15の収容空間16の下側部位を区画する下板状部に、適宜、水抜き孔等を設けるようにしてもよい。
裏蓋10は、薄平板状とされた蓋本体11の厚さ方向一方側(反取付対象側)の周端部に沿って、周シール部23を外周側に向けて突出させるようにパッキン20を設けた構成とされている。
蓋本体11は、当該ケース1の組付方向に見て、概ね長方形状とされている。本実施形態では、この蓋本体11(裏蓋10)を、図4に示すように、ケース本体20の開口に納められるように該開口を覆う構成としている。当該ケース1が組み付けられた状態では、この蓋本体11の外周端面がケース本体15の開口縁側の内周面に近接または当接する構成とされている。また、図例では、当該ケース1を組み付けた状態で、蓋本体11の厚さ方向他方側面(取付対象側に向く面)とケース本体15の開口側端面とが略同一平面状となる構成としている。
また、蓋本体11の周端部の厚さ方向他方側部位に、外周側に向けて突出しケース本体15の凹段部18に納められる突段部12を設けた構成としている。この突段部12は、蓋本体11の周端部に全周に亘って設けられている。また、当該ケース1が組み付けられた状態では、この突段部12の反取付対象側に向く段壁面がケース本体15の凹段部18の取付対象側に向く段壁面に当接する構成とされている。
また、本実施形態では、裏蓋10に、パッキン20が着脱可能に取り付けられる取付部13を設けた構成としている。
この取付部13は、蓋本体11の厚さ方向一方側の周端部に沿って全周に亘って設けられている。
本実施形態では、取付部13を、蓋本体11の厚さ方向一方側に向けて突片状に突出する取付突部13としている。この取付突部13は、当該ケース1が組み付けられた状態で、外周側に向く面と先端受部17との間に、全周に亘って略均一な隙間が形成されるように、周方向に延びるように設けられている。つまり、取付突部13の四隅のコーナー部は、当該ケース1が組み付けられた状態で組付方向に見て、ケース本体15の先端受部17のコーナー部と略同心円状の湾曲形状(R形状)となる構成とされている(図2(b)参照)。また、本実施形態では、この取付突部13を、当該ケース1が組み付けられた状態で、ケース本体15の側部受部19を構成する突条片部に対向状となるように設けた構成としている。
この取付突部13は、周方向に見た断面形状が全周に亘って略一様な断面形状とされている。図例では、この取付突部13の周方向に見た断面形状を、突出方向に長尺な略矩形状とした例を示している。
また、この取付突部13の反取付対象側に向く面は、一連状の平坦面とされている。
また、図例では、裏蓋10の取付突部13よりも内周側の適所に、ケース本体15に設けられた雌ねじ穴に捩じ込まれるねじが挿通されるねじ挿通孔を設けた例を示している。
なお、裏蓋10とケース本体15とは、ねじによって組み付けられる態様に限られない。例えば、裏蓋10及びケース本体15のそれぞれに互いに着脱自在に係止する係止部や面ファスナー等を設けた態様としたりしてもよい。
また、裏蓋10の取付突部13よりも内周側の適所等に、当該ケース1に収容される電子機器等の駆動電源となる電池を交換するための電池蓋等を設けるようにしてもよい。
また、これら裏蓋10及びケース本体15は、金属系材料や硬質の合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよい。
取付突部13に取り付けられるパッキン20は、裏蓋10及びケース本体15の接合部に沿うように設けられる。
本実施形態では、パッキン20を、図1及び図2(a)に示すように、一部材からなるリング状(環状)としている。つまり、このパッキン20は、継目や途切れなく裏蓋10の周端部の全周に亘って設けられることとなる。このような構成とすれば、パッキン20による封止性を、ケース本体15及び裏蓋10の周方向の全周に亘って向上させることができる。
このパッキン20は、当該ケース1の組付方向に見て、先端受部17(取付突部13)に応じた形状とされている。つまり、パッキン20は、当該ケース1の組付方向に見て、四隅のコーナー部が湾曲形状(R形状)とされた長方形枠状とされている。
このパッキン20は、周方向の全周に亘って略一様な断面形状とされている。
また、パッキン20は、周シール部23の突出方向基端部における当該ケース1の取付対象側に裏蓋10に取り付けられる被取付部22が設けられたベース部21を設け、周シール部23の突出方向基端部の反取付対象側に面シール部25を設けた構成とされている。
ベース部21には、被取付部22として、裏蓋10の取付突部13が嵌め入れられる取付凹溝22が設けられている。この取付凹溝22は、取付対象側に向けて開口し、周方向に延びるようにパッキン20の全周に亘って設けられている。図例では、この取付凹溝22を、溝長手方向に見て、略矩形溝形状とした例を示している。また、図例では、このベース部21を、周シール部23の突出方向基端部から取付対象側に向けて突出させるように設けた例を示している。
この取付凹溝22の溝深さや溝幅寸法は、パッキン20を取付突部13に安定的に取り付ける観点や取付性の観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、取付凹溝22の溝幅寸法を、取付突部13の厚さ寸法よりも僅かに小さい寸法した例を示している。なお、取付凹溝22及び取付突部13に、パッキン20の外れを抑制する係止部等を設けるようにしてもよい。また、裏蓋10の取付部13及びパッキン20の被取付部22としては、このような態様に限られず、種々の変形が可能である。例えば、裏蓋10の取付部13を、当該ケース1の組付方向とは直交する方向となる外周側や内周側に向けて突出させ、これに応じた凹溝をパッキン20に設けたような態様としてもよい。また、パッキン20側に凹溝を設けた態様に代えて、裏蓋10側にパッキン20のベース部等が嵌め入れられる凹溝を設けた態様等としてもよい。
周シール部23は、図3及び図4に示すように、先端部24が、周方向に見て、外周側に突の突湾曲面形状とされ、かつ周方向に貫通する中空部26を設けた構成とされている。
この周シール部23は、ケース本体15の先端受部17に全周に亘って弾性変形を伴い当接するように、当該ケース1の組付方向に見た自然状態におけるパッキン20の外径がケース本体15の先端受部17が設けられた部位の内径よりも大きくなるように形成されている。本実施形態では、周シール部23を、パッキン20が裏蓋10に取り付けられた状態で、裏蓋10の厚さ方向一方側部位(突段部12が設けられていない部位)の外周端面よりも外周側に向けて突出する構成としている。この周シール部23の裏蓋10の厚さ方向一方側部位の外周端面からの突出寸法は、ケース本体15の先端受部17への密着性や組付性等の観点から適宜の寸法としてもよい。
また、この周シール部23は、周方向に見て突湾曲面形状とされた先端部24の頂部が先端部24における組付方向中央に位置する構成とされている。このような構成とすれば、先端部24の頂部を、ケース本体15の先端受部17に効果的に密着させることができる。
また、本実施形態では、この周シール部23の先端部24の少なくとも外面24aを、周方向に見て、先端部24における組付方向中心線を対称軸とする線対称状としている。
また、本実施形態では、周シール部23の先端部24が一様な厚さとなるように、先端部24の中空部26の内面24bを、周方向に見て、先端部24の外面24aの突湾曲面形状に応じた凹湾曲面形状としている。本実施形態では、先端部24の外面24aを、周方向に見て、略半円(略真円の半円)弧状とし、先端部24の内面24bを、外面24aと略同心円状の略半円弧状としている。
この周シール部23の先端部24の厚さ寸法(円弧の径方向に沿う寸法)は、先端部24の弾性変形性や耐久性、先端受部17への密着性等の観点から適宜、設定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、周シール部23の先端部24の基端側に、両外側面が当該ケース1の組付方向に沿う方向に向く基端部を設けている。この基端部の両外側面は、先端部24の外面24aに連なるように設けられている。この周シール部23の基端部の取付対象側にベース部21が設けられている。図例では、この基端部のベース部21からの周シール部23の突出方向に沿う寸法を、先端部24の突出方向に沿う寸法と概ね同寸法とした例を示している。
また、この周シール部23の基端部の反取付対象側に連なるように面シール部25が設けられている。
また、本実施形態では、面シール部25の取付対象側にも先端部24と一連状に中空部26を設けた構成としている。つまり、周シール部23の先端部24及び基端部並びに面シール部25の取付対象側に一連状に中空部26を設けた構成としている。また、本実施形態では、この中空部26を、パッキン20の内周側に向けて開口させた構成としている。また、周方向に見て、ベース部21が設けられた部位を除いた部位、つまり、先端部24及び基端部並びに面シール部25が一様な厚さとなるように中空部26を設けている。
面シール部25は、周シール部23の反取付対象側の基端部から当該パッキン20の内周側に向けて延びるように設けられている。また、この面シール部25は、当該ケース1が組み付けられた状態で、ケース本体15の側部受部19に全周に亘って弾性変形を伴い当接するように設けられている。つまり、面シール部25は、自然状態における面シール部25の反取付対象側に向く面から裏蓋10の反取付対象側に向く面までの組付方向に沿う寸法が、当該ケース1を組み付けた状態の寸法よりも大となるように設けられている。
また、本実施形態では、この面シール部25における周シール部23の突出方向に沿う方向と同方向となる幅方向途中部位に、ケース本体15の側部受部19が当接される構成としている。このような構成とすれば、突条片部の先端の側部受部19が局所的に面シール部25に当接することとなり、封止性を向上させることができる。
この面シール部25の幅寸法は、ケース本体15の側部受部19への密着性等の観点から適宜、設定するようにしてもよい。図例では、面シール部25の反周シール部側の周端面(当該パッキン20の内周側に向く面)と、ベース部21の反周シール部側の周端面とを略同一平面状とした例を示している。
また、面シール部25は、中空部26の形成によって当該ケース1の組付方向に厚さ方向を沿わせた薄板状とされている。この面シール部25の厚さ方向一方側面となる反取付対象側に向く面は、周シール部23の基端部の反取付対象側に向く面と同一平面状とされている。また、この面シール部25の厚さ方向他方側面となる取付対象側に向く面は、当該パッキン20のベース部21が設けられた部位の中空部26の内面と対向状とされている。なお、面シール部25の反取付対象側に向く面を平坦面状とした態様に代えて、反取付対象に向けて突出するような突湾曲面形状としてもよい。
上記構成とされたパッキン20を設けた裏蓋10とケース本体15とを組み付けた状態では、図4に示すように、周シール部23の先端部24が弾性変形を伴いケース本体15の先端受部17に当接する。また、当該ケース1を組み付けた状態では、面シール部25が弾性変形を伴いケース本体15の側部受部19に当接する。また、本実施形態では、当該ケース1を組み付けた状態では、互いに対向するように設けられた側部受部19を構成する突条片部と取付突部13とによってパッキン20の面シール部25及びベース部21が設けられた部位が挟み込まれるような構成とされている。
なお、このパッキン20は、裏蓋10の取付突部13に、取付凹溝22を嵌め入れるのみによって取り付けられるものとしてもよく、または、粘着材や接着剤等を用いて取り付けられるものとしてもよい。
また、このパッキン20は、軟質合成樹脂系材料やゴム、各種エラストマー材料等から形成されたものとしてもよい。
本実施形態に係るケース1は、上述のような構成としたことで、シール部(周シール部)23の当接される部位に対する密着性を向上させながらも、周シール部23の耐久性を向上させることができる。
つまり、第1ケース(裏蓋)10の外周側及びこれに対向するように配される第2ケース(ケース本体)15の内周側のうちの一方に、他方に向けて突出するように周シール部23を設け、他方に、周シール部23の突出方向先端部(先端部)24が弾性変形を伴い当接される先端受部17を設けた構成としている。従って、周シール部23の突出方向基端側と先端受部17との間の寸法が周方向や成形品毎にばらつきがあるような場合にも、周シール部23の先端部24を、弾性変形を伴って先端受部17に当接させることができるので、密着不足等が生じ難く、先端受部17に対する密着性を向上させることができる。
また、周シール部23の先端部24を、周方向に見て突湾曲面形状とし、かつ周方向に貫通する中空部26を設けた構成としている。従って、例えば、先端受部17に当接される部位を、矩形状や、組付方向の一方に傾斜する傾斜ヒレ形状としたようなものと比べて、ケース1の組付及び分解のいずれの際にも、周シール部23の先端部24に掛かる抵抗(負荷)を小さくすることができる。これにより、周シール部23の耐久性を向上させることが可能でありながらも、ケース1を円滑に組付及び分解することができる。また、周シール部23の先端部24が一方側に捩れたりし難くなり、また、弾性変形し易くなるので、先端受部17に対する密着性を効果的に向上させることができる。
また、本実施形態では、周シール部23の先端部24の少なくとも外面24aを、周方向に見て、先端部24における組付方向中心線を対称軸とする線対称状としている。従って、例えば、先端部24の外面を組付方向両側で異なる曲面形状としたようなものと比べて、ケース1の組付及び分解のいずれの際における周シール部23の先端部24に掛かる抵抗(負荷)をより効果的に小さくすることができる。
また、本実施形態では、周シール部23の先端部24が一様な厚さとなるように、先端部24の中空部26の内面24bを、周方向に見て、先端部24の外面24aの突湾曲面形状に応じた凹湾曲面形状としている。従って、例えば、中空部26を周方向に見て方形状や多角形状等としたようなものと比べて、先端部24が一様に弾性変形し易くなり、また、ケース1の組付及び分解の際に局所に応力が集中するようなことを抑制することができる。これにより、ケース1をより円滑に組付及び分解することができ、また、ケース1の組付及び分解の際における、周シール部23の先端部24に掛かる抵抗(負荷)をより効果的に小さくすることができる。
また、本実施形態では、先端部24の外面24aを、周方向に見て、略半円(略真円の半円)弧状とし、先端部24の内面24bを、外面24aと略同心円状の略半円弧状としている。このような構成とすれば、例えば、先端部24の外面24a及び内面24bを、周方向に見て楕円の半円弧や、半円未満の円弧状等としたものと比べて、ケース1の組付及び分解の際における、周シール部23の先端部24に掛かる抵抗(負荷)を効果的に小さくすることが可能でありながらも、先端受部17に対する密着性を向上させることができる。なお、このような態様に代えて、例えば、先端部24の外面24a及び内面24bを、周方向に見て楕円の半円弧状としたり、半円未満の円弧状等としたりしてもよい。また、上記のように、周シール部23の先端部24が一様な厚さとなるように、先端部24の中空部26の内面24bを、周方向に見て、先端部24の外面24aの突湾曲面形状に応じた凹湾曲面形状とした態様に代えて、異なる形状等としてもよい。
また、本実施形態では、先端受部17が設けられたケースとしてのケース本体15に、当該ケース1の組付方向に沿う方向に向き、周シール部23の先端部24に連なる一側部(面シール部)25が弾性変形を伴い当接される側部受部19を設けた構成としている。従って、周シール部23の先端部24と先端受部17との箇所に加え、面シール部25と側部受部19との箇所においてケース1の収容空間16への水や粉塵等の侵入物の侵入を抑制することができ、シール性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、面シール部25の当接対象とは異なる側となる反側部受部側に、先端部24の中空部26に一連状とされた中空部26を設けた構成としている。従って、面シール部25が弾性変形し易くなるので、側部受部19に対する密着性を効果的に向上させることができる。なお、このような態様に代えて、面シール部25の反側部受部側に、中空部26を設けないようにしてもよい。この場合は、例えば、中空部26を、少なくとも、周シール部23の先端部24に設けるようにしてもよい。また、このような面シール部25を設けないようにしてもよい。この場合は、ケース本体15に側部受部19を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、周シール部23が設けられたケースとしての裏蓋10に、周シール部23(パッキン20)が着脱可能に取り付けられる取付部(取付突部)13を設けた構成としている。つまり、周シール部23を、裏蓋10とは別部材とされたパッキン20に設けている。従って、パッキン20が損傷したり、経時劣化等した場合には、交換することができる。なお、このような態様に代えて、周シール部23(及び面シール部25)を、裏蓋10に二色成形(異材質成形)等によって一体的に設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、周シール部23(パッキン20)を、環状(リング状)とした例を示しているが、周方向に分断されたものとしてもよい。また、周シール部23(パッキン20)は、裏蓋10の周端部の全周に亘って設けられるものに限られず、一部にのみ設けられるものとしてもよい。
また、本実施形態では、裏蓋10の周端部に外周側に向けて突出するように周シール部23を設け、ケース本体15に、内周側に向くように先端受部17を設けた例を示しているが、周シール部23及び先端受部17を、それぞれ逆側に設けた構成としてもよい。つまり、ケース本体15の内周側に、内周側に向けて突出するように周シール部を設け、裏蓋10に外周側に向くように先端受部を設けたような態様としてもよい。
また、本実施形態では、ケース1を、取付対象としての壁面に取り付けられる壁面設置型とした例を示しているが、このような態様に限られず、種々の取付対象に取り付けられるものでもよく、または、載置等されるものでもよい。
また、本実施形態では、ケース1を、組付方向に見て、概ね方形状(図例では、概ね長方形状)とした例を示しているが、正方形状としたり、他の正多角形状や他の多角形状としたり、円形状や楕円形状としたりしてもよい。その他、種々の形状としてもよい。
また、本実施形態では、第1ケースを、略板状の裏蓋10とし、第2ケースを、一方に開口する薄型箱状の本体ケース15とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、第1ケースを、表側を覆う表蓋としたり、また、第1ケースを一方に開口する薄型箱状とし、第2ケースを略板状としたり、さらには、両方を薄型箱状としたりしてもよい。また、ケース1自体を薄型箱状とした態様に代えて、組付方向に比較的に大きい筒状としてもよい。ケース1を構成する第1ケース及び第2ケースとしては、その他、種々の変形が可能である。
1 ケース
10 裏蓋(第1ケース、シール部が設けられたケース)
13 取付突部(取付部)
15 ケース本体(第2ケース、先端受部が設けられたケース)
17 先端受部
19 側部受部
23 周シール部(シール部)
24 先端部(突出方向先端部)
24a 外面
24b 内面
25 面シール部(一側部)
26 中空部

Claims (4)

  1. 第1ケースの外周側及びこれに対向するように配される第2ケースの内周側のうちの一方に、他方に向けて突出するようにシール部を設け、他方に、該シール部の突出方向先端部が弾性変形を伴い当接される先端受部を設けた構成とされており、
    前記シール部の突出方向先端部は、周方向に見て突湾曲面形状とされ、かつ周方向に貫通する中空部を設けた構成とされていることを特徴とするケース。
  2. 請求項1において、
    前記シール部の中空部の内面は、突出方向先端部が一様な厚さとなるように、周方向に見て該先端部の外面の突湾曲面形状に応じた凹湾曲面形状とされていることを特徴とするケース。
  3. 請求項1または2において、
    前記先端受部が設けられたケースには、当該ケースの組付方向に沿う方向に向き、前記シール部の突出方向先端部に連なる一側部が弾性変形を伴い当接される側部受部が更に設けられていることを特徴とするケース。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記シール部が設けられたケースには、該シール部が着脱可能に取り付けられる取付部が設けられていることを特徴とするケース。
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