JP2019061018A - 防塵ケース、光源装置及び投影装置 - Google Patents

防塵ケース、光源装置及び投影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】防塵性能を高めた防塵ケース、光源装置及び投影装置を提供する。【解決手段】防塵ケースである光源ケース61は、外周部に形成される蓋体載置面(第1の蓋体載置面615及び第2の蓋体載置面625)と、蓋体載置面の外周側に形成される壁部(第1の壁部617及び第2の壁部627)と、を有するケース本体600と、複数の角部を有する蓋体本体(第1の蓋体本体62a及び第2の蓋体本体63a)と、蓋体本体の外周に形成されて壁部の内側面と当接した各弾性部62b,63bを有し、蓋体載置面に載置された蓋体(第1の蓋体62及び第2の蓋体63)を備え、各弾性部62b,63bは周方向の形状に複数の角部と直線部を含み、各弾性部62b,63bの周方向の断面積は、直線部より角部の方が小さい。【選択図】 図3

Description

本発明は、防塵ケース、光源装置及び投影装置に関する。
電子機器や光学部材等の精密機器を備える装置では、これら精密機器をケースに収容し、このケースやその他の電源装置や冷却ファンを外装部材である筐体内部に納める場合がある。例えば、特許文献1で開示される投影装置は、上ケースと下ケースからなる筐体の内部に、各種回路基板や冷却ファンと共に光源ユニットケースや投影ユニットケースが収められる。
この投影装置における光源ユニットケースは、固体発光素子を備える青色光源装置や赤色光源装置、蛍光ホイール装置を備える緑色光源装置、各色光源装置からの光を導光する集光レンズやライトトンネル等の光学部材を備える導光光学系等が収容される。
特開2015−222306号公報
近年、精密機器を備える装置の使用環境は防塵性が求められており、特許文献1に開示される投影装置では、精密機器が収容される光源ユニットケースに防塵性を高める措置が施される場合がある。例えば特許文献1の投影装置では、光源ユニットケースの天板の縁部にテープ状のシール部材を貼り付ける等の措置が施される。
しかしながら、光源ユニットケースの組み立て後にシール部材を貼り付ける場合には、製造に掛かる工数が増大すると共に、防塵性能が作業者の熟練度に左右されてしまうことがある。光源ユニットケースの天板の外周に、予めシール部材である弾性部材を取り付けておくことも考えられるが、角部や直線部が形成される形状の天板では、天板外周の場所によって防塵性能が異なってしまうことがある。
本発明は、以上の点に鑑み、防塵性能を高めた防塵ケース、光源装置及び投影装置を提供することを目的とする。
本発明に係る防塵ケースは、外周部に形成される蓋体載置面と、前記蓋体載置面の外周側に形成される壁部と、を有するケース本体と、複数の角部を有する蓋体本体と、前記蓋体本体の外周に形成され前記壁部の内側面と当接した弾性部と、を有し、前記蓋体載置面に載置された蓋体と、を備え、前記弾性部は、周方向の形状に前記複数の角部と直線部とを含み、前記弾性部の周方向の断面積は、前記直線部より前記角部の方が小さいことを特徴とする。
本発明に係る光源装置は、上述の防塵ケースと、前記防塵ケース内に設けられた、光源と、複数の光学部材を有して前記光源からの光を導光する導光光学系と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る投影装置は、上述の光源装置と、前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、前記表示素子と前記光源装置を制御する投影装置制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、防塵性能を高めた防塵ケース、光源装置及び投影装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る投影装置を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る投影装置の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施形態に係る投影装置の内部構造を示す平面模式図である。 本発明の実施形態に係る光源装置の光源ケース内部の平面模式図である。 本発明の実施形態に係る光源ケースのケース本体を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光源ケースの第1の蓋体と第2の蓋体を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光源ケースのケース本体と第1の蓋体の取付構造を示す断面模式図であり、(a)は図3のVII(a)−VII(a)断面を示し、(b)は図3のVII(b)−VII(b)断面を示す。 本発明の実施形態に係る光源ケースのケース本体と第1の蓋体及び蛍光板カバーの取付構造を示す、図3のVIII−VIII断面模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。図1は、投影装置10の外観斜視図である。本実施形態の投影装置10は、筐体上10a及び筐体下10bを備える。投影装置10の筐体の側板である正面パネル12、背面パネル13、右側パネル14、及び左側パネル15は、筐体上10aの外周縁から下方に向かって立設する。各パネル12〜15の下端は、筐体下10bの外周縁と当接する。したがって、投影装置10は、筐体上10aと筐体下10bにより略直方体状に形成される。なお、本実施形態において、投影装置10における左右とは投影方向に対しての左右方向を示し、前後とは投影装置10のスクリーン側方向及び光線束の進行方向に対しての前後方向を示す。
投影装置10の筺体の上面パネル11には、キー/インジケータ部37、投影画像調整部11aが設けられる。このキー/インジケータ部37には、電源スイッチキーや電源のオン又はオフを報知するパワーインジケータ、投影のオン、オフを切りかえる投影スイッチキー、光源装置や表示素子又は制御回路等が過熱した時に報知をする過熱インジケータ等の各種設定を行うためのキーやインジケータが配置されている。投影画像調整部11aは、一つ又は複数の回動摘みを備える。この回動摘みを操作することにより、図4で後述する投影側光学系の可動レンズの位置が調節され、投影画像の大きさやピントの調節が行われる。また、投影装置10は、図示しないが、リモートコントローラからの制御信号を受信するIr受信部を備えている。
正面パネル12と右側パネル14の前方右側の角部501には、吸気孔310が設けられる。正面パネル12の左側には、すり鉢状に窪んだ光出射部12aが設けられる。この光出射部12aの左側パネル15側の内壁には、吸気孔320が形成される。投影装置10は、光出射部12aに、投影口12bと、投影口12bを覆うレンズカバー19を有する。
正面パネル12の下端には、高さ調節ボタン12cが設けられる。投影装置10は、正面パネル12側の内部に支脚を備える。投影装置10は、高さ調節ボタン12cが押下されている間、下方からその支脚を出没させることができる。よって、使用者は、高さ調節ボタン12cを操作することにより支脚を任意の出代量で固定し、投影装置10の高さや傾きを調節することができる。
背面パネル13には、USB端子や画像信号入力用のD−SUB端子、S端子、RCA端子等を設ける入出力コネクタ部及び電源アダプタプラグ等の各種端子20が設けられている。また、背面パネル13において、右側パネル14側の角部503に吸気孔330が形成され、左側パネル15側の角部504にも排気孔340が形成される。
次に、投影装置10の投影装置制御部について図2の機能ブロック図を用いて説明する。投影装置制御部は、制御部38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等から構成される。
制御部38は、投影装置10内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
そして、この投影装置制御部により、入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に出力される。
表示エンコーダ24は、入力された画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力する。
表示駆動部26は、表示エンコーダ24から出力された画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動するものである。
投影装置10は、光源装置60から出射された光源光の光線束を、後述する導光光学系を介して表示素子51に照射することにより、表示素子51の反射光で光像(画像)を形成する。投影装置10は、その形成した光像を同じく後述する投影側光学系を介してスクリーンに投影し、画像を表示させる。なお、この投影側光学系の可動レンズ群235は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われる。
画像圧縮/伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADCT及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理を行う。
また、画像圧縮/伸長部31は、再生モード時はメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長する。そして、画像圧縮/伸長部31は、その画像データを、画像変換部23を介して表示エンコーダ24に出力し、メモリカード32に記憶された画像データに基づいた動画等を表示する処理を行う。
筺体の上面パネル11に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出される。リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に出力される。
なお、制御部38にはシステムバス(SB)を介して音声処理部47が接続されている。この音声処理部47は、PCM音源等の音源回路を備えており、投影モード及び再生モード時には音データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声放音させる。
また、制御部38は、光源制御手段としての光源制御回路41を制御している。この光源制御回路41は、画像生成時に要求される所定波長帯域の光が光源装置60から出射されるように、光源装置60の緑色光源装置における励起光照射装置や、赤色光源装置の発光を個別に制御する。光源装置60から出射された所定の波長帯域の光は、照射ミラー185で反射され、表示素子51に照射される。
制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43に光源装置60等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせ、この温度検出の結果から冷却ファンの回転速度を制御させている。また、制御部38は、投影装置10の電源をOFFにする指示を受けると、冷却ファン駆動制御回路43にタイマーを用いて投影装置10本体の電源OFF後も冷却ファンの回転を持続させたり、温度センサによる温度検出の結果に応じて投影装置10本体の電源を切るタイミングを定める等の制御を行うことができる。
次に、図3及び図4に基づいて、投影装置10の内部構造について述べる。図3は、投影装置10の内部構造を示す平面模式図である。投影装置10は、電源装置301、制御回路基板302、光源装置60を備える。また、投影装置10は、冷却ファンとして、吸気ファン260、吸気ファン270、排気ファン280を備える。
光源装置60は、投影装置10の筐体の略中央に配置される。光源装置60は、光源ケース61によって、内部に光源装置等の電子機器、レンズ、ミラー等の光学部材等の精密機器を収容する。電源装置301は、光源装置60の左側パネル15側に配置される。電源装置301の基板は、左側パネル15と略平行に配置される。制御回路基板302は、光源装置60の背面パネル13側に配置される。制御回路基板302は、上下方向に対し略垂直に配置される。制御回路基板302は、電源回路ブロックや光源制御ブロック等を備える。また、制御回路基板302は、電源回路ブロックや光源制御ブロック等の機能毎に分けて、複数備えることができる。
ここで、光源装置60の内部構造について説明する。図4は、光源装置60の光源ケース61の蓋体とされる第1の蓋体62と第2の蓋体63を省略して示す平面模式図である。光源装置60は、赤色波長帯域光の光源である赤色光源装置120と、緑色波長帯域光の光源である緑色光源装置80と、青色波長帯域光の光源である青色光源装置であると共に励起光源でもある励起光照射装置70と、を備える。緑色光源装置80は、励起光照射装置70と、蛍光板装置100により構成される。光源装置60は、導光光学系140を有する。導光光学系140は、緑色波長帯域光及び青色波長帯域光及び赤色波長帯域光の光線束を合わせて、各色波長帯域の光線束を同一光路上に導光する。
励起光照射装置70は、投影装置10筐体の右側パネル14側に配置される。励起光照射装置70は、背面パネル13と光軸が平行になるよう配置された複数の固体発光素子を備える。本実施形態の固体発光素子は、青色波長帯域光を発する複数の青色レーザダイオード71である。また、複数の青色レーザダイオード71は、右側パネル14と平行に並べて配置されている。これら青色レーザダイオード71は、ホルダ74に固定される。
また、励起光照射装置70は、反射ミラー76、拡散板78、ヒートシンク81を備える。反射ミラー76は、各青色レーザダイオード71からの出射光の光軸を拡散板78に向けて略90度変換する。拡散板78は、反射ミラー76で反射した各青色レーザダイオード71からの出射光を予め定められた拡散角度で拡散する。図3に示すように、ヒートシンク81は、青色レーザダイオード71と右側パネル14との間に配置される。
図4に戻り、各青色レーザダイオード71からの光路上には、青色レーザダイオード71からの出射光の指向性を高めて平行光に変換するコリメータレンズ73が夫々配置されている。これらコリメータレンズ73は、青色レーザダイオード71とともにホルダ74に保持される。
赤色光源装置120は、青色レーザダイオード71の光線束と光軸が平行となるように配置された赤色光源121と、赤色光源121からの出射光を集光する集光レンズ群125と、を備える。この赤色光源121は、赤色波長帯域光を出射する固体発光素子である赤色発光ダイオードである。赤色光源装置120は、赤色光源装置120が出射する赤色波長帯域光の光軸が、蛍光板101から出射される緑色波長帯域光の光軸と交差するように配置される。また、赤色光源装置120は、赤色光源121の右側パネル14側にヒートシンク130を備える。
緑色光源装置80を構成する蛍光板装置100は、蛍光板101、モータ110、入射側の集光レンズ117a,117b、出射側の集光レンズ115を備える。蛍光板101は、励起光照射装置70からの出射光の光軸と直交するように配置された蛍光ホイールである。この蛍光板101はモータ110により回転駆動する。集光レンズ117a,117bは、励起光照射装置70から出射される励起光の光線束を蛍光板101に集光する。集光レンズ115は、蛍光板101から正面パネル12方向に出射される光線束を集光する。なお、蛍光板装置100は、集光レンズ117a,117b,115の上方に配置される。そのため、蛍光板101の下方の一部が集光レンズ117a,117b,115の光路上に配置される。
蛍光板101には、蛍光発光領域と拡散透過領域とが周方向に並設されている。蛍光発光領域は、青色レーザダイオード71から出射された青色波長帯域光を励起光として受けて、励起された緑色波長帯域の蛍光光を出射する。拡散透過領域は、青色レーザダイオード71からの出射光を拡散透過する。拡散透過した出射光は、光源装置60の青色波長帯域光として出射される。
導光光学系140は、第一ダイクロイックミラー141、集光レンズ149、第二ダイクロイックミラー148、第一反射ミラー143、集光レンズ146、第二反射ミラー145、集光レンズ147を有する。第一ダイクロイックミラー141は、励起光照射装置70から出射される青色波長帯域光及び蛍光板101から出射される緑色波長帯域光と、赤色光源装置120から出射される赤色波長帯域光とが交差する位置に配置される。第一ダイクロイックミラー141は、青色波長帯域光及び赤色波長帯域光を透過し、緑色波長帯域光を反射する。第一ダイクロイックミラー141が反射した緑色波長帯域光の光軸は、集光レンズ149に向かう左側パネル15方向に90度変換される。したがって、第一ダイクロイックミラー141を透過した赤色波長帯域光の光軸は、第一ダイクロイックミラー141により反射された緑色波長帯域光の光軸と一致する。
集光レンズ149は、第一ダイクロイックミラー141の左側パネル15側に配置される。第一ダイクロイックミラー141を透過した赤色波長帯域光及び第一ダイクロイックミラー141により反射された緑色波長帯域光は、共に集光レンズ149に入射する。第二ダイクロイックミラー148は、集光レンズ149の左側パネル15側であって、集光レンズ147の背面パネル13側に配置される。第二ダイクロイックミラー148は、赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光を反射し、青色波長帯域光を透過する。したがって、集光レンズ149で集光された赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光は、第二ダイクロイックミラー148によって反射されて、背面パネル13側に90度変換される。第二ダイクロイックミラー148の背面パネル13側には、集光レンズ173が配置される。第二ダイクロイックミラー148により反射された赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光は、集光レンズ173に入射する。
第一反射ミラー143は、蛍光板101を透過した青色波長帯域光の光軸上、つまり、集光レンズ115と正面パネル12との間に配置される。第一反射ミラー143は、青色波長帯域光を反射して、この青色波長帯域光の光軸を左側パネル15方向に90度変換する。集光レンズ146は、第一反射ミラー143の左側パネル15側に配置される。また、第二反射ミラー145は、集光レンズ146の左側パネル15側に配置される。第二反射ミラー145は、第一反射ミラー143により反射されて、集光レンズ146により集光された青色波長帯域光の光軸を、背面パネル13側に90度変換する。集光レンズ147は、第二反射ミラー145の背面パネル13側に配置される。第二反射ミラー145により反射された青色波長帯域光は、集光レンズ147を介して第二ダイクロイックミラー148を透過し、集光レンズ173に入射する。このようにして、導光光学系140により導光された赤色、緑色、青色の各波長帯域光の光線束は、光源側光学系170の同一光路上に導光される。
光源側光学系170は、集光レンズ173、ライトトンネルやガラスロッド等の導光装置175、集光レンズ178、光軸変換ミラー179、集光レンズ183、照射ミラー185、コンデンサレンズ195を備える。なお、コンデンサレンズ195は、コンデンサレンズ195の背面パネル13側に配置される表示素子51から出射された画像光を、投影側光学系220に向けて出射するため、投影側光学系220の一部でもある。
集光レンズ173から出射した各光線束は、導光装置175に入射する。導光装置175に入射される各光線束は、導光装置175により均一な強度分布の光線束となる。
導光装置175の背面パネル13側の光軸上には、集光レンズ178を介して、光軸変換ミラー179が配置されている。導光装置175の出射口から出射した光線束は、集光レンズ178で集光された後、光軸変換ミラー179により、集光レンズ183に向かう光軸に変換される。
光軸変換ミラー179で反射した光線束は、集光レンズ183により集光された後、照射ミラー185により、コンデンサレンズ195を介して表示素子51に所定の角度で照射される。なお、表示素子51の背面パネル13側にはヒートシンク190が設けられている。DMDとされる表示素子51は、このヒートシンク190により冷却される。また、ヒートシンク190の後方に形成されたフィン191の板面は、上下方向に対して垂直に形成される。
光源側光学系170により表示素子51の画像形成面に照射された光源光である光線束は、表示素子51の画像形成面で反射され、投影光として投影側光学系220を介してスクリーンに投影される。
投影側光学系220は、コンデンサレンズ195、可動レンズ群235、固定レンズ群225により構成される。固定レンズ群225は、固定鏡筒に内蔵される。可動レンズ群235は、可動鏡筒に内蔵され、手動又は自動により移動されることにより、ズーム調整やフォーカス調整を可能としている。
このように投影装置10を構成することで、蛍光板101を回転させるとともに励起光照射装置70及び赤色光源装置120から異なるタイミングで光を出射すると、赤色、緑色及び青色の各波長帯域光が導光光学系140を介して導光装置175に入射され、さらに光源側光学系170を介して表示素子51に入射される。よって、投影装置10の表示素子51であるDMDがデータに応じて各色の光を時分割表示することにより、スクリーンにカラー画像を投影することができる。
次に、光源装置60における防塵ケースとされる光源ケース61について、詳細に説明する。図5に示すように、光源ケース61のケース本体600は、本実施形態においては、アルミダイカストにより一体に形成される。ケース本体600は、主に底面と側面が形成され、上面は開放される。光源ケース61は、図5に示すケース本体600に、図6に示す蓋体(第1の蓋体62、第2の蓋体63)がケース本体600の上面に取り付けられて形成される。なお、図5におけるケース本体600は、集光レンズや導光装置等の光学部材等を配置する構造を一部省略して示している。
ケース本体600は、平面視略L字状に形成される第1のケース本体610と、略立方体形状の第2のケース本体620と、を有する。第1のケース本体610における略L字の短辺側端部に相当する位置の側面には、長矩形の開口部611が形成される。開口部611の外周には略長矩形状の環状のフランジ部611aが形成される。この開口部611に励起光照射装置70(図3及び図4参照)が取り付けられ収容される。
第1のケース本体610における略L字の長辺内側の側面に相当する位置には、略矩形の開口部612が形成される。この開口部612に赤色光源装置120(図3及び図4参照)が取り付けられ収容される。第1のケース本体610の内部には、略L字の長辺と略平行に仕切壁613が形成される。第1のケース本体610は、仕切壁613よりも開口部611,612側に、図4に示す反射ミラー76や拡散板78、第一ダイクロイックミラー141等の導光光学系140の一部が配置される。また、図4に示すように、集光レンズ146,149は仕切壁613と略平行な略同一平面上に配置される。仕切壁613よりも第2のケース本体620側には、導光装置175等の光源側光学系170の一部が配置される。
図5に示すように、第1のケース本体610の略L字の角部外側に相当する位置には、第2のケース本体620が接続して設けられ、その接続部には開口部621が形成される。この開口部621を介して、図4に示す光軸変換ミラー179から集光レンズ183への光路が形成される。第2のケース本体620には、集光レンズ183や照射ミラー185等が配置される。第2のケース本体620の正面側となる一側面には、円形の開口部622が形成される。開口部622の外周には、略矩形環状にリブ622aが形成される。
開口部622には、可動レンズ群235を収める投影側光学系220の可動鏡筒が取り付けられる。一方、第2のケース本体620の開口部622の反対側の一側面には、矩形の開口部623が形成される。この開口部623には、表示素子51が取り付けられる。開口部611,612,622,623と各色光源装置や表示素子51等の電子機器の取付部は、Oリング等のパッキンを用いて適宜シーリングされる。
ケース本体600の第1のケース本体610及び第2のケース本体620の外周部における上部には、図6で後述する蓋体(第1の蓋体62、第2の蓋体63)が載置される蓋体載置面(第1の蓋体載置面615、第2の蓋体載置面625)が形成される。第1の蓋体載置面615、第2の蓋体載置面625は、それぞれ連続した平坦面として上面視環状に形成される。第1の蓋体載置面615、第2の蓋体載置面625には、所定の間隔で適宜複数の螺子穴616,626が設けられる。
なお、第1のケース本体610における仕切壁613の上部平坦面は、第1の蓋体載置面615と連続した平坦面とされる。これにより、第1の蓋体62の下面と当接して第1の蓋体62を支持することができる。
第1の蓋体載置面615及び第2の蓋体載置面625それぞれの外周側には、第1の蓋体載置面615及び第2の蓋体載置面625に対して垂直に立設する壁部である第1の壁部617、第2の壁部627が形成される。第1の壁部617及び第2の壁部627は、それぞれ上面視において環状とされて、第1の蓋体載置面615及び第2の蓋体載置面625に沿って形成される。
なお、第1の壁部617及び第2の壁部627は、図7(a),(b)、図8に示すように、第1の蓋体載置面615及び第2の蓋体載置面625よりも若干上方に突出する直立の壁状に形成されるが、一部は他の部位と共用して形成される。例えば、図5に示す第1のケース本体610と第2のケース本体620との接続部位においては、第1の蓋体載置面615aに対応する壁部として、第2のケース本体620における第1のケース本体610側の一側面と共用される第1の壁部617aが形成される。また、励起光照射装置70が装着される開口部611のフランジ部611aの背面の一部は、段状に形成されて、第1の蓋体載置面615bに対応する第1の壁部617bが形成される(図4参照)。
また、第1の蓋体載置面615と第1の壁部617との間、及び、第2の蓋体載置面625と第2の壁部627との間には、それぞれ溝618,628が形成される箇所がある。
次に、図6に基づいて、蓋体である第1の蓋体62及び第2の蓋体63を説明する。第1の蓋体62及び第2の蓋体63には、それぞれ薄板状の鉄板で形成される蓋体本体(第1の蓋体本体62a、第2の蓋体本体63a)の外周に、例えばシリコンゴムとされる弾性部62b,63bが形成される。本実施形態においては、第1の蓋体62及び第2の蓋体63は、インサート成形により第1の蓋体本体62aと弾性部62b及び第2の蓋体本体63aと弾性部63bがそれぞれ一体的に形成される。
第1の蓋体62及び第2の蓋体63は、それぞれケース本体600の第1のケース本体610及び第2のケース本体620の開口形状に合わせた外形形状とされる。従って、図6に示すように、第1の蓋体62及び第2の蓋体63の外形形状(すなわち、第1の蓋体本体62a、第2の蓋体本体63と弾性部62b,63b)は、複数の直線部SLや複数の角部CLが組み合わされて形成される。
また、第1の蓋体62の第1の蓋体本体62aには、孔部62cが形成される。この孔部62cは、緑色光源装置80の蛍光板装置100に対応して開口される開口部であり、二点鎖線で示す蛍光板カバー102が取り付けられる(図3及び図4も参照)。第1の蓋体本体62aの内側における孔部62cの外周には、両端が弾性部62bと接続する接続弾性部62dが形成される。接続弾性部62dは、弾性部62bと同様に例えばシリコンゴムで形成されて、弾性部62bの射出成形時に同時に形成される。
また、第1の蓋体本体62a及び第2の蓋体本体63aにおける各弾性部62b,63bよりも内側には、適宜複数のボルト孔62e,63eが形成される。第1の蓋体62及び第2の蓋体63は、ボルト孔62e,63eを介して螺子穴616,626と螺合されるボルト64(図3参照)により、それぞれケース本体600の第1のケース本体610及び第2のケース本体620に取り付けられる。
次に、図7(a),(b)及び図8に基づいて、第1の蓋体62が第1のケース本体610に取付けられる様子を示す。なお、第2の蓋体63が第2のケース本体620に取付けられる状態は、図7(a),(b)に示す第1の蓋体62の取付状態と同様である。
図7(a)に示すように、第1の蓋体載置面615上には、第1の蓋体本体62aの下面が当接するように第1の蓋体62が載置される。一方、第1の蓋体62の弾性部62bには、第1の蓋体62の外方向に膨出する膨出部62b1が形成される。そして、第1の蓋体62を第1のケース本体610に取付けた状態では、膨出部62b1と第1の壁部617の内側面617cが当接して当接部65が形成される。このとき、当接部65における膨出部62b1は、第1の壁部617の内側面617cから側圧を受けて押し潰されている。そして、この当接部65は、第1の蓋体62の外周端面部62a1よりも、図7における上方(換言すれば、第1の壁部617の端部側である開放側)に形成される。
ここで、板金部材である第1の蓋体本体62aは、外形形状を高精度に形成することが難しい。従って、外周端面部62a1と、外周端面部62a1に対向する第1の壁部617の内側面617cの部位と、の間(図7におけるA−Aで示す領域)に当接部65を形成した場合には、外周端面部62a1と第1の壁部617の内側面617cとの間の距離が場所によって異なるため、弾性部62bの潰し量が場所によって変化してしまい、当接部65の気密性に影響を及ぼしてしまうことがある。しかしながら、本実施形態のように、当接部65を外周端面部62a1から外した位置に形成しておけば、第1の蓋体本体62aの外形形状の精度に影響されることなく、当接部65における弾性部62bの潰し量が弾性部62bの全周で均一にすることができる。さらに、当接部65を第1の壁部617の端部側である開放側とすることで、当接部65における弾性部62bの押し潰しによる変形が規制されることがない。
また、図6に示すように、第1の蓋体62及び第2の蓋体63の弾性部62b,63bにおける直線部SLには、この直線部SLの長手方向に所定の間隔で複数のリブ62b2,63b2が形成される。より詳細には、図7(a),(b)に示すように、リブ62b2は、弾性部62bの内側において、膨出部62b1と、弾性部62bが第1の蓋体本体62aと接続する基部と、を接続するよう形成される。従って、弾性部62bにおいて、リブ62b2が形成される部分は、リブ62b2が形成されない部分に比べて断面積が大きい。このようにして、弾性部62b,63bは、直線部SLの断面積が角部CLの断面積より大きくなるように、断面積を周方向に変化して形成される。本実施形態においては、弾性部62b,63bは、角部CLと直線部SLを含んで形成されるが、角部CLにおける弾性部62b,63bは弾性材料が密となるため直線部SLにおける弾性部62b,63bよりも弾性変形し難くなる。すると、直線部SLにおける当接部65の密着力は、角部CLにおける当接部65の密着力よりも低くなることが懸念される。しかしながら、本実施形態においては、弾性部62b,63bに複数のリブ62b2,63b2を形成してリブ62b2,63b2が形成された弾性部62b,63bの断面積を角部CLにおける弾性部62b,63bの断面積より大きくすることにより、複数のリブ62b2,63b2により直線部SLにおける膨出部62b1,63b1を当接部65と対向する側から膨出部62b1,63b1を支持することができるので、直線部SLにおける当接部65の密着力と角部CLにおける当接部65の密着力とを同等とすることができる。
なお、本実施形態においては、複数のリブ62b2,63b2を形成することにより弾性部62b,63bの断面積を周方向に変化させたが、これに限られず、例えば弾性部62b,63bの断面積を周方向に漸次変化するよう形成することもできる。また、本実施形態では、図7(a),(b)に示すように、弾性部62bは、第1の蓋体本体62aの上面、下面及び外周端面部62a1に固着するように形成されるが、これに限られず、第1の蓋体本体62aの下面側を省略して、第1の蓋体本体62a及び外周端面部62a1に固着するように取付けても良い。
また、図8に示すように、第1の蓋体62の孔部62cに設けられる蛍光板カバー102は、蛍光板カバー102における下方の開口部の縁にフランジ状の開口縁102aが形成される。開口縁102aの下端面102a1は、この下端面102a1と対向する弾性部62b及び接続弾性部62dと当接する。ここで、接続弾性部62dは、断面が凸形状に形成される。すなわち、詳細には、蛍光板カバー102の開口縁102aの下端面102a1は、接続弾性部62dの突端部62d1と当接する。接続弾性部62dの突端部62d1は開口縁102aの下端面102a1により潰されて密着する。
一方、開口縁102aの下端面102a1と対向する弾性部62bは、弾性部62bの膨出部62b1における上部と当接する。膨出部62b1の上部は開口縁102aの下端面102a1により潰されて密着する。
以上の本発明の実施形態によれば、防塵ケースとされる光源ケース61は、外周部に形成される蓋体載置面(第1の蓋体載置面615、第2の蓋体載置面625)と、蓋体載置面の外周側に形成される壁部(第1の壁部617、第2の壁部627)とを有するケース本体600(第1のケース本体610、第2のケース本体620)と、弾性部62b,63bの断面が周方向に変化した蓋体(第1の蓋体62、第2の蓋体63)とを備える。即ち、蓋体載置面(第1の蓋体載置面615、第2の蓋体載置面625)に載置された蓋体(第1の蓋体62、第2の蓋体63)は、複数の角部(角部CL相当部分)を有する蓋体本体(第1の蓋体本体62a、第2の蓋体本体63a)と、蓋体本体(第1の蓋体本体62a、第2の蓋体本体63a)の外周に形成され壁部(第1の壁部617、第2の壁部627)の内側面と当接した弾性部62b,63bと、を有し、弾性部62b,63bは、周方向の形状に複数の角部(角部CL相当部分)と直線部(直線部SL相当部分)とを含み、弾性部62b,63bの周方向の断面積は、直線部より角部の方が小さい。
これにより、弾性部62b,63bが第1の壁部617、第2の壁部627の各内側面と当接する当接部65の密着力が、弾性部62b,63bの場所によらず略均一にすることができる。従って、防塵性能を高めた、各色光源装置等の電子機器や集光レンズ等の光学部材等の精密機器が収容される光源ケース61である防塵ケースを提供することができる。
そして、集光レンズ等の光学部材は、第1の蓋体62、第2の蓋体63により上方から押圧されて、光源ケース61の底面と第1の蓋体62、第2の蓋体63により挟持されるように固定される。このとき、第1の蓋体載置面615、第2の蓋体載置面625と第1の蓋体62、第2の蓋体63との間には、防塵のためのOリング等の弾性部材が配置されていないので、精度よく、第1の蓋体62、第2の蓋体63により光学部材を固定することができる。
また、当接部65は、第1の蓋体本体62a及び第2の蓋体本体63aの外周端面部(62a1)よりも上方に位置する。これにより、第1の蓋体本体62a及び第2の蓋体本体63aの外形形状の精度に関わらず、当接部65の密着力を均一にすることができるので、防塵性能を高めた光源ケース61としての防塵ケースを提供することができる。
また、弾性部62b,63bは、角部CLや直線部SLを含み、周方向の断面積が角部CLよりも直線部SLの方が大きくなるよう形成される。即ち、弾性部の直線部SLには、直線部SLの長手方向に所定の間隔で複数のリブまたは厚肉部が形成されている。これにより、密着力が弱くなり易い直線部SLの密着力を強めることができるので、複雑形状の光源ケース61であっても安定した防塵性能を発揮させることができる。また、リブ62b2,63b2により弾性部62b,63bの断面積を変化させることにより、当接部65における密着力の設計を容易とすることができる。
また、弾性部62b,63bは、外方向に膨出する膨出部(62b1)が形成されて、この膨出部(62b1)と第1の壁部617、第2の壁部627の各内側面(617a)が当接する。これにより、均一な密着力の当接部65を容易に形成することができる。
また、第1の蓋体62は、孔部62cを備え、孔部62cの外周部には、弾性部62bと接続して断面が凸状に形成される接続弾性部62dが形成される。これにより、光源ケース61から突出する機器である蛍光板装置100を備える場合であっても、蛍光板カバー102と第1の蓋体62との防塵性を高めることができるので、孔部62cからの塵の侵入を低減することができる。
また、光源装置60は、光源ケース61に収容される各色光源装置(赤色光源装置120、緑色光源装置80、青色光源装置(励起光照射装置70))を有し、複数の光学部材を有して各色光源装置からの光を導光する導光光学系140と、を備える。これにより、防塵性能を高めた防塵ケースとしての光源ケース61を備える光源装置60を提供することができる。
そして、投影装置10は、光源ケース61を備える光源装置60と、光源装置60からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子51と、表示素子51から出射された画像光をスクリーンに投影する投影側光学系220と、表示素子51と光源装置60を制御する投影装置制御部とを有する。これにより、防塵性能を高めた投影装置を提供することができる。
なお、以上説明した各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]外周部に形成される蓋体載置面と、前記蓋体載置面の外周側に形成される壁部と、を有するケース本体と、
複数の角部を有する蓋体本体と、前記蓋体本体の外周に形成され前記壁部の内側面と当接した弾性部と、を有し、前記蓋体載置面に載置された蓋体と、
を備え、
前記弾性部は、周方向の形状に前記複数の角部と直線部とを含み、
前記弾性部の周方向の断面積は、前記直線部より前記角部の方が小さいことを特徴とする防塵ケース。
[2]前記壁部の内側面と前記弾性部が当接する当接部は、前記蓋体本体の外周端面部よりも上方に位置することを特徴とする前記[1]に記載の防塵ケース。
[3]前記弾性部の前記直線部には、前記直線部の長手方向に所定の間隔で複数のリブまたは厚肉部が形成されていることを特徴とする前記[1または前記[2]に記載の防塵ケース。
[4]前記弾性部は、外方向に膨出する膨出部が形成されて、該膨出部と前記壁部の前記内側面が当接することを特徴とする前記[1]乃至前記[3]の何れか記載の防塵ケース。
[5]前記蓋体は孔部が形成され、
前記孔部の外周部には、前記弾性部と接続して断面が凸状に形成される接続弾性部が形成されていることを特徴とする前記[1]乃至前記[4]の何れか記載の防塵ケース。
[6]前記[1]乃至前記[5]の何れか記載の防塵ケースと、
前記防塵ケース内に設けられた、光源と、複数の光学部材を有して前記光源からの光を導光する導光光学系と、
を備えることを特徴とする光源装置。
[7]前記[6]に記載の光源装置と、
前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、
前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、
前記表示素子と前記光源装置を制御する投影装置制御部と、
を備えることを特徴とする投影装置。
10 投影装置 10a 筐体上
10b 筐体下 11 上面パネル
11a 投影画像調整部 12 正面パネル
12a 光出射部 12b 投影口
12c 高さ調節ボタン 13 背面パネル
14 右側パネル 15 左側パネル
19 レンズカバー 20 端子
21 入出力コネクタ部 22 入出力インターフェース
23 画像変換部 24 表示エンコーダ
25 ビデオRAM 26 表示駆動部
31 画像圧縮/伸長部 32 メモリカード
35 Ir受信部 36 Ir処理部
37 キー/インジケータ部 38 制御部
41 光源制御回路 43 冷却ファン駆動制御回路
45 レンズモータ 47 音声処理部
48 スピーカ 51 表示素子
60 光源装置 61 光源ケース
62 第1の蓋体 62a 第1の蓋体本体
62a1 外周端面部 62b 弾性部
62b1 膨出部 62b2 リブ
62c 孔部 62d 接続弾性部
62d1 突端部 62e ボルト孔
63 第2の蓋体 63a 第2の蓋体本体
63b 弾性部 63b1 膨出部
63b2 リブ 63e ボルト孔
64 ボルト 65 当接部
70 励起光照射装置 71 青色レーザダイオード
73 コリメータレンズ 74 ホルダ
76 反射ミラー 78 拡散板
80 緑色光源装置
81 ヒートシンク 100 蛍光板装置
101 蛍光板 102 蛍光板カバー
102a 開口縁 102a1 下端面
110 モータ 115 集光レンズ
117a 集光レンズ 117b 集光レンズ
120 赤色光源装置 121 赤色光源
125 集光レンズ群 130 ヒートシンク
140 導光光学系 141 第一ダイクロイックミラー
143 第一反射ミラー 145 第二反射ミラー
146 集光レンズ 147 集光レンズ
148 第二ダイクロイックミラー 149 集光レンズ
170 光源側光学系 173 集光レンズ
175 導光装置 178 集光レンズ
179 光軸変換ミラー 183 集光レンズ
185 照射ミラー 190 ヒートシンク
191 フィン 195 コンデンサレンズ
220 投影側光学系 225 固定レンズ群
235 可動レンズ群 260 吸気ファン
270 吸気ファン 280 排気ファン
301 電源装置 302 制御回路基板
310 吸気孔 320 吸気孔
330 吸気孔 340 排気孔
501 角部 503 角部
504 角部 600 ケース本体
610 第1のケース本体 611 開口部
611a フランジ部 612 開口部
613 仕切壁 615 第1の蓋体載置面
615a 第1の蓋体載置面 615b 第1の蓋体載置面
616 螺子穴 617 第1の壁部
617a 第1の壁部 617b 第1の壁部
617c 内側面
618 溝 620 第2のケース本体
621 開口部 622 開口部
622a リブ 623 開口部
625 第2の蓋体載置面 626 螺子穴
627 第2の壁部 628 溝
CL 角部 SL 直線部

Claims (7)

  1. 外周部に形成される蓋体載置面と、前記蓋体載置面の外周側に形成される壁部と、を有するケース本体と、
    複数の角部を有する蓋体本体と、前記蓋体本体の外周に形成され前記壁部の内側面と当接した弾性部と、を有し、前記蓋体載置面に載置された蓋体と、
    を備え、
    前記弾性部は、周方向の形状に前記複数の角部と直線部とを含み、
    前記弾性部の周方向の断面積は、前記直線部より前記角部の方が小さいことを特徴とする防塵ケース。
  2. 前記壁部の内側面と前記弾性部が当接する当接部は、前記蓋体本体の外周端面部よりも上方に位置することを特徴とする請求項1に記載の防塵ケース。
  3. 前記弾性部の前記直線部には、前記直線部の長手方向に所定の間隔で複数のリブまたは厚肉部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防塵ケース。
  4. 前記弾性部は、外方向に膨出する膨出部が形成されて、該膨出部と前記壁部の前記内側面が当接することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載の防塵ケース。
  5. 前記蓋体は孔部が形成され、
    前記孔部の外周部には、前記弾性部と接続して断面が凸状に形成される接続弾性部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか記載の防塵ケース。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか記載の防塵ケースと、
    前記防塵ケース内に設けられた、光源と、複数の光学部材を有して前記光源からの光を導光する導光光学系と、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  7. 請求項6に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、
    前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、
    前記表示素子と前記光源装置を制御する投影装置制御部と、
    を備えることを特徴とする投影装置。
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