JP2720670B2 - 小形通信機の筐体係合構造 - Google Patents

小形通信機の筐体係合構造

Info

Publication number
JP2720670B2
JP2720670B2 JP3324367A JP32436791A JP2720670B2 JP 2720670 B2 JP2720670 B2 JP 2720670B2 JP 3324367 A JP3324367 A JP 3324367A JP 32436791 A JP32436791 A JP 32436791A JP 2720670 B2 JP2720670 B2 JP 2720670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
case
upper case
insertion hole
jig insertion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3324367A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05160756A (ja
Inventor
和則 佐藤
照男 南木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3324367A priority Critical patent/JP2720670B2/ja
Publication of JPH05160756A publication Critical patent/JPH05160756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2720670B2 publication Critical patent/JP2720670B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小形無線機等の小形通信
機における筐体係合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4,図5は、それぞれ従来の小形通信
機の筐体係合構造の拡大縦断面図である。
【0003】図4に示される従来例では、容器形状の上
ケース1と下ケース2が、互いの周縁部にそれぞれ形成
された噛み合わせ部分1a,2aで密着状態に噛み合わ
されて、密閉構造のケース3が構成されている。そし
て、上ケース1の噛み合わせ部分1aの外側に形成され
たフック受部1bに、下ケース2の噛み合わせ部分2a
の外側に形成されたフック2bが弾性変形して係合さ
れ、即ち、ケース3外部で上ケース1と下ケース2が係
合されている。 一方、図5に示される従来例では、容
器形状の上ケース5の周縁部内側に形成されたフック受
部5bに、容器形状の下ケース6の周縁部内側に形成さ
れたフック6bが弾性変形して係合されて、ケース7が
構成されている。即ち、ケース7内部で上ケース5と下
ケース6が係合されており、上ケース5のフック受部5
b付近には、治具を挿入してフック6bを弾性変形させ
て係合を外すための治具挿入孔5cが形成されている。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、前記図
4の従来例においては、ケース3外部で上ケース1と下
ケース2が係合されるため、ケース3を密閉構造とする
ことが可能であるとともにフック2bの係合を外すこと
が可能であるが、ケース3がどうしても大型化してしま
うという問題があった。
【0005】一方、前記図5の従来例においては、ケー
ス7内部で上ケース5と下ケース6が係合されるため、
ケース7を小型化することができるが、フック6bの係
合を外すことができるようにするためには、上ケース5
のフック6bに対応する位置に治具挿入孔5cを形成す
る必要があり、ケース7を密閉構造とすることができな
いという問題があった。
【0006】また、前記図4,図5いずれの従来例にお
いても、簡単な作業で上ケースと下ケースを係合させる
ことができるが、衝撃などでフックの係合が外れること
があり、不意に上ケースと下ケースの係合が解除される
可能性があるという問題があった。
【0007】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、上ケースと下ケースを簡単な
作業で係合できるとともに、この係合が任意に解除可能
で不意には解除されることがなく、しかも上ケースと下
ケースからなるケース全体を小型かつ密閉構造とするこ
とできる小形通信機の筐体係合構造を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る小形通信機の筐体係合構造において
は、下ケース内部に形成した弾性変形可能なフックが、
上ケース内部に形成したフック受部に係合し、上ケース
と下ケースが係合一体化される小形通信機の筐体係合構
造において、 前記上ケースのフック対応位置に、フッ
クを弾性変形させてフック受部との係合を解除するため
の治具挿入孔を形成し、この治具挿入孔にフックの係合
解除方向への移動を阻止する密閉栓を挿着するようにし
た。
【0009】また、請求項2では、前記フックは、フッ
ク受部に係合した際に治具挿入孔に遊嵌し、前記密閉栓
は、フックと治具挿入孔間の隙間を閉塞する筒形状とす
るようにした。
【0010】また、請求項3では、前記密閉栓には、治
具挿入孔周縁と係合して密閉栓を抜け止めする抜け止め
フック部を形成するようにした。
【0011】
【作用】上ケースと下ケースを係合するには、下ケース
のフックを弾性変形させて上ケースのフック受部に係合
させればよく、上ケースと下ケースの係合作業が簡単で
ある。即ち、フックとフック受部とを一致するように上
下のケースを嵌め合わせれば、フックが弾性変形してフ
ックとフック受部とが係合する。
【0012】また、治具挿入孔から治具等を挿入してフ
ックを弾性変形させて係合を外すことができ、上ケース
と下ケースの係合を簡単に解除することができる。
【0013】治具挿入孔に挿着された密閉栓は治具挿入
孔を密閉するので、ケース内に塵等が侵入しない。
【0014】密閉栓がフックの係合解除方向への移動を
阻止し、フックとフック受部の係合が保持されるので、
衝撃等で上ケースと下ケースの係合が不意に解除される
ことがない。
【0015】フックを下ケース内部に、フック受部を上
ケース内部に形成しているので、フックを下ケース外部
に、フック受部を上ケース外部に形成している従来例
(図4参照)に比べ、上ケースと下ケースからなるケー
ス全体を小型化できる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】図1および図2は本発明を小形無線機に適
用したもので、図1は、小形無線機の筐体係合部の拡大
縦断面図、図2は同係合部の分解斜視図である。
【0018】これらの図において、符号10,符号20
は、それぞれ容器形状とされた合成樹脂製の下ケース,
上ケースを示している。
【0019】符号11は下ケース10の内側に上向きに
形成された縦断面鋸歯形のフックで、上ケース20の内
側にはこのフック11に対応する縦断面鋸歯形のフック
受部21が下向きに形成されている。そして、縦断面鋸
歯形のフック11の斜面11aに、縦断面鋸歯形のフッ
ク受部21の斜面21aを摺りあわせるようにして、下
ケース10と上ケース20を互いに押圧すると、フック
11が弾性変形して、フック11の平面11bが、フッ
ク受部21の平面21bに係合し、下ケース10と上ケ
ース20とが結合一体化される。
【0020】上ケース20には、フック11をフック受
部21に係合した際、フック11の先端部12が遊嵌す
る治具挿入孔22が形成されている。上ケース20外部
からこの治具挿入孔22にマイナスドライバーなどの治
具を挿入し、フック斜面11aをフック受部21と反対
方向(図1において左方向)に押圧すれば、フック受部
21からフック11の係合を外すことができる。フック
先端部12と治具挿入孔22の間形成された隙間23に
は、この隙間23を密閉できる筒形の軟質合成樹脂製の
密閉栓である弾性ブッシング30が挿着される。フック
斜面11aは弾性ブッシング30を上ケース20の外部
方向へ押圧付勢するが、弾性ブッシング30外面に下向
きに形成された縦断面鋸歯形の抜け止めフック部31
が、治具挿入孔22の周縁部下面22aに係合されて弾
性ブッシング30は抜け止めされる。また、フック斜面
11aと反対側のフック背面11cは、この背面11c
に対応する筒形弾性ブッシング30の内周面の一部(フ
ック当接部)32によって、フック11の係合を保持す
る方向へ押圧されている。
【0021】そして、下ケース10のフック11外側、
上ケース20のフック受部21外側には、下ケース10
と上ケース20を係合すると、それぞれ互いに密着状態
に接合される周縁部10a,20aが形成されている。
このため、弾性ブッシング30を挿着した状態では、下
ケース10と上ケース20からなるケース全体は密閉構
造となる。
【0022】図3は本発明の他の実施例の拡大縦断面図
で、図1に対応する図である。前記第1の実施例では、
フック11の先端部12は治具挿入孔22に遊嵌すると
ともに、密閉栓30は筒形に形成されていたが、この実
施例では、フック13の先端部14は治具挿入孔22の
下方に位置するとともに、密閉栓40は天井のある容器
形に形成されている。
【0023】即ち、この実施例では、弾性ブッシング4
0が治具挿入孔22に挿着されることにより、孔22全
体を閉塞するようになっている。また、フック先端部1
4は治具挿入孔22の下方に位置しているが、前記第1
の実施例の場合と同様に治具でフック先端部14をフッ
ク受部21と反対方向にこじれば、フック受部21から
フック13の係合を外すことができる。なお、符号41
は、弾性キャップ40の下方外面に形成され治具挿入孔
22の周縁部下面22aに係合される抜け止めフック部
である。また、符号42は、弾性キャップ40の下方に
形成され、フック13の係合解除方向への移動を阻止す
るようにフック背面13cに当接するフック当接部であ
る。なお、このフック当接部42とフック13間に図3
に示されるような隙間が形成されていても、振動等によ
ってフック13の係合が外れないものであればそれで十
分である。
【0024】なお、以上の実施例では、小形無線機を例
にとって説明したが、本発明は小形通信機全般に広く適
用できる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、上ケースと下ケースの係合作業が簡単であるた
め、組立作業の効率がよい。
【0026】上ケースと下ケースの係合は任意に解除す
ることができるため、上ケースと下ケースから組立てら
れたケースは組立て後も内部の点検や補修をすることが
可能となり、保守性がよい。
【0027】上ケースと下ケースの係合は衝撃等で不意
に解除されることがないため、頑丈な製品を提供でき
る。
【0028】治具挿入孔に密閉栓を取付けて治具挿入孔
を密閉しているので、フックとフック受部からなる係合
部分以外の部分も密閉構造にすれば、上ケースと下ケー
スからなるケース全体を密閉構造とすることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である小形無線機の筐体係合
部の拡大縦断面図
【図2】同係合部の分解斜視図
【図3】本発明の他の実施例の筐体係合部の拡大縦断面
【図4】従来の小形無線機の筐体係合部の拡大縦断面図
【図5】他の従来の小形無線機の筐体係合部の拡大縦断
面図
【符号の説明】
10 下ケース 11,14 フック 20 上ケース 21 フック受部 22 治具挿入孔 30,40 密閉栓である弾性ブッシング 31 フック当接部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ケース内部に形成された弾性変形可能
    なフックが、上ケース内部に形成されたフック受部に係
    合し、上ケースと下ケースが係合一体化される小形通信
    機の筐体係合構造において、 前記上ケースのフック対応位置に、フックを弾性変形さ
    せてフック受部との係合を解除するための治具挿入孔が
    形成され、この治具挿入孔にフックの係合解除方向への
    移動を阻止する密閉栓が挿着されたことを特徴とする小
    形通信機の筐体係合構造。
  2. 【請求項2】 前記フックは、フック受部に係合した際
    に治具挿入孔に遊嵌し、前記密閉栓は、フックと治具挿
    入孔間の隙間を閉塞する筒形状とされたことを特徴とす
    る請求項1記載の小形通信機の筐体係合構造。
  3. 【請求項3】 前記密閉栓には、治具挿入孔周縁と係合
    して密閉栓を抜け止めする抜け止めフック部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の小形通信機の筐
    体係合構造。
JP3324367A 1991-12-09 1991-12-09 小形通信機の筐体係合構造 Expired - Fee Related JP2720670B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3324367A JP2720670B2 (ja) 1991-12-09 1991-12-09 小形通信機の筐体係合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3324367A JP2720670B2 (ja) 1991-12-09 1991-12-09 小形通信機の筐体係合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05160756A JPH05160756A (ja) 1993-06-25
JP2720670B2 true JP2720670B2 (ja) 1998-03-04

Family

ID=18164999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3324367A Expired - Fee Related JP2720670B2 (ja) 1991-12-09 1991-12-09 小形通信機の筐体係合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2720670B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277016A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 電子装置
KR100970591B1 (ko) * 2008-10-09 2010-07-16 도시바삼성스토리지테크놀러지코리아 주식회사 베젤 부착 부재 및 이를 구비한 디스크 드라이브
JP5069718B2 (ja) * 2009-04-24 2012-11-07 パナソニック株式会社 電気機器
JP6179888B2 (ja) * 2013-04-19 2017-08-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 カバー部材の取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05160756A (ja) 1993-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130319836A1 (en) Housing assembly having a push button
US6343953B2 (en) Structure for assembling a housing and a connector
EP1380226A4 (en) HERMETIC CONTAINER
JPS6360270B2 (ja)
US6296336B1 (en) Water-proof structure for use with a frame body
JP2720670B2 (ja) 小形通信機の筐体係合構造
JP2713245B2 (ja) 電子機器
JP4184066B2 (ja) 部材間の密着構造
JPH0834467A (ja) 防水型筐体構造
JP2011077099A (ja) 電子機器の防水構造
KR20140115535A (ko) 커버 및 이를 구비하는 저장용기
JP3579085B2 (ja) 気密化粧料容器
JPH09159062A (ja) 密閉クリップ
EP0902450B1 (en) Push-button switch
JP2005243762A (ja) 電子機器の防水型筐体
JP3083989B2 (ja) 化粧用気密コンパクト容器
JP2654578B2 (ja) パッケージング
US7065209B2 (en) Concealed housing latch assembly for portable electronic device
JPH08160173A (ja) ケースのカバー取付構造
JP2015021516A (ja) リングパッキン
JP2002111246A (ja) 筐体の防水構造
JP2000009230A (ja) 密閉容器のパッキン構造
JPH0568850U (ja) ケース組立構造
JPH0412653Y2 (ja)
JPH08293905A (ja) 筐体構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees