JP2006277016A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】大形なアダプターであっても装着の自由度が向上されると共に所要の耐振・耐衝撃性を持って本体装置に装着が可能な電子装置を提供する。
【構成】この発明の電子装置1は本体装置1Aと増設用電池が収納されたアダプター1Bを備え、本体装置側の装着部はケース体2Aの蓋状体3にその外側面39と組み合わされてコ字状断面部を持つ2本のレール状体を平行に備えた案内体を形成する被挿入側部4と、1対の角柱状の突起体51と両突起体51の中間部に形成される凹部53とを持つ掛止部5を有する。アダプター側の装着部はケース体6Aの外側面69に前記コ字状断面部に挿入される部位がL字状断面を持つ溝状体として形成された挿入側部7と、L字状をなしその長手部分の面83の凹部53と対向する部位に突起部81が形成され,その短小部分の端部で外側面69に固定されたカンチレバー体8を有する。
【選択図】 図8

Description

この発明は、例えば、増設用電池が収納されたアダプターを有するプログラマブルコントローラなどの電子装置の、アダプターの装着部の構造に関するものである。
電子装置の一種であるプログラマブルコントローラはシーケンスコントローラなどに広く採用されて使用されている。このプログラマブルコントローラの構成方法は、大きく分類して2通りの構成方法が主流であり、第1の構成方法は、プログラマブルコントローラが備えるべき各種の機能に対応させた複数の機能別モジュール、例えば、CPUモジュール,IOモジュール,制御モジュール,電源モジュール等を盤構造体に嵌め込むとか筐体に取り付けるなどによって構成する方法であり、この構成方法はビルディングブロックタイプと呼ばれている。第2の構成方法は、プログラマブルコントローラが備えるべき各種の機能が一体にまとまった装置として構成する方法である。いずれの構成方法の場合でも、プログラマブルコントローラが備えるCPU部が持つメモリをバックアップするためには2次電池(以降、単に電池と称する。)が必要であり、この電池の消耗に対応する電池交換作業の実施が不可欠なものである。従来のプログラマブルコントローラは、電池交換作業の容易化や電池交換間隔の延長などのメンテナンス容易化の見地から、増設用電池を電池カセットなどのアダプターに収納するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−324135号公報(第2−3頁、第1−3図)
前述した従来技術による電子装置であるプログラマブルコントローラでは、ビルディングブロックタイプの場合の事例として前記特許文献1に示されているように、アダプターである電池カセットは、CPUモジュールの前面部に開口された装着口に前面側から容易に挿入することができる,携帯用のシガレットライターに類似する外観を持つ小形な装置である。したがって、このような電池カセットに収納できる増設用電池の容量には限りがある。ところで、CPUモジュールの増設用電池の電池交換間隔は従来では1年間強程度のものであったが、市場からは電池交換間隔を3年間程度以上に大幅な延長を行うよう強く要望されるようになってきている。この市場の要望に対応した従来の電池カセットは携帯用のシガレットライターのような外観を持つ部位の反挿入側の端部に大容量の増設用電池を収容可能な箱状の外観を持つ部位を連結させたような構成とされている。このような構成を持つ従来の電池カセットでは、次記のような問題がありこのことへの対処が課題になっている。
(1)本体装置であるCPUモジュールへの従来の電池カセットの装着方法が、CPUモジュールの前記装着口に挿入する構造のため、CPUモジュールへ装着された電池カセットは耐振性や耐衝撃性に弱く、このために、電池カセットを外周側から覆う装着用カバーなどの装着体を準備し、所要の耐振性や耐衝撃性に対処しているのが現状である。また、
(2)ところが、大容量の増設用電池を収容できる電池カセットは当然大型化するので、この大型の電池カセットを所要の耐振動性などを持たせて装着できる装着体も大型化される。このために、このような大型の電池カセット,装着体のCPUモジュールへの適切な装着が困難になっている。さらにまた、
(3)ビルディングブロックタイプのプログラマブルコントローラが設置される対象の装置には、例えば、制御盤などと呼ばれていて、プログラマブルコントローラの多数の機能別モジュールを扉の内側に収容するようにした盤装置の場合が多いが、このような場合には、電池カセットのCPUモジュールへの装着方法は、例えば、CPUモジュールへの電池カセットの装着場所がCPUモジュールの前面だけに限定されると共に、他の機能を持つモジュールが隣接されて多数配列されていることの考慮を要し、また、多数の機能別モジュールへの配線類の設置スペースなどのことも考慮を要する。しかし、従来の電池カセットのCPUモジュールへの装着方法が前記装着口に挿入する構造であるので、その装着姿勢は固定的であり、装着姿勢を選択することができない。またこのような増設用電池の設置などのことに関しては、盤装置ではない小形の筐体に収納されるビルディングブロックタイプのプログラマブルコントローラの場合や、各種の機能を一体にまとめて構成したプログラマブルコントローラなどの場合であっても類似の状況にある。すなわち、従来の電子装置では、既設品への電池容量の増大などの追加処置を行うことはきわめて困難なことであった。
以上、ビルディングブロックタイプのプログラマブルコントローラが備えるCPUモジュールの増設用電池用のアダプターに対する問題点に主体を置いて従来の電子装置の課題について説明してきたが、従来の電子装置のアダプターに対する問題は増設電池用ばかりではなく、例えば、前記CPUモジュールが備えるメモリの記憶容量などの増設用など各種のアダプターに対しても同様の問題がある。したがってこの発明の目的は、大形なアダプターであっても装着の自由度が向上されると共に所要の耐振・耐衝撃性を持って本体装置に装着が可能な電子装置を提供することにある。
この発明では前述の目的は、
1)本体装置とこの本体装置の能力の増強や機能の拡充などを行う要素が収納されたアダプターとからなり、本体装置はアダプターを装着するための本体側装着部を備えると共にアダプターは本体装置に装着するためのアダプター側装着部を備え、これらの本体側装着部とアダプター側装着部とを互いに嵌め合うことでアダプターを本体装置に装着するようにした電子装置において、
前記本体側装着部またはアダプター側装着部の互いに嵌まり合う装着相手のいずれか一方は、前記本体装置と前記アダプターとが互いに対峙し合う側面部に,前記装着相手が挿入される際のガイド機能とこの装着相手を互いに常時把持しておくための把持機能とを少なくとも有して前記装着相手を保持すると共に,前記装着相手が備える挿入側部が挿入される終端部にこの挿入側部が通り抜けないようにするストッパー部を有する被挿入側部を備え、前記本体側装着部またはアダプター側装着部の前記被挿入側部を備えない方のものは、前記側面部に前記被挿入側部に挿入されて互いに嵌まり合う挿入側部を備えること、または、
2)前記1項に記載の手段において、前記被挿入側部は、この被挿入側部が備えられる前記側面部にほぼ平行する平面に合致し,しかもその長辺が前記装着相手を挿入する方向にほぼ平行するように互いに平行させて離間されて配置されたほぼ同一形状・寸法で矩形状の平面を持つ1対の平面状部と,それぞれの平面状部の互いに対向し合う端部に前記長辺に沿ってほぼ同等の寸法を持ってほぼ直交されて配設されてこの平面状部と前記側面部とを接続する1対の壁面部とを有し、前記平面状部の幅寸法および前記壁面部の幅寸法のそれぞれとほぼ同等の寸法のそれぞれの辺の長さを持ち,平面状部および/または壁面部の長辺方向の端部に配設された矩形状の平板体を前記ストッパー部として有し、前記挿入側部は、この挿入側部が備えられる前記側面部にほぼ平行する平面に合致し,しかもその長辺が前記装着相手に挿入する方向にほぼ平行するように互いに平行させて離間されて配置されたほぼ同一形状・寸法で矩形状の平面を持つと共に前記被挿入側部への挿入が可能であるように配設された1対の平面状部と,それぞれの平面状部の対向し合う端部とは反対側となる端部に前記長辺に沿ってほぼ同等の寸法を持ってほぼ直交されて配設されてこの平面状部と前記側面部とを接続する1対の壁面部とを有すること、または、
3)前記1項または2項に記載の手段において、前記本体側装着部またはアダプター側装着部の互いに嵌り合う装着相手のいずれか一方は、前記被挿入側部または前記挿入側部が備えられる前記側面部に、一方の端部がこの側面部に固定され,ほぼL字状に形成されてこのL字の縦長の辺に対応する長手部分が前記装着相手を挿入する方向にほぼ沿うようにして前記側面部にほぼ平行するように形成され,この長手部分の前記側面部と対峙する面とは反対側となる面に突起状をした突起部が形成されたカンチレバー状のカンチレバー体を備え、前記本体側装着部またはアダプター側装着部の前記カンチレバー体を備えない方のものは、前記被挿入側部または前記挿入側部が備えられる前記側面部に、前記突起部を掛止させる掛止部を備えること、または、
4)前記3項に記載の手段において、前記掛止部は、互いに対となって前記装着相手を挿入する方向にほぼ沿わせて離間されて対称配設される共に,互いに対向する側とは反対側が斜面に形成された角柱状の突起体を有し、この両突起体の中間部となる凹部に前記突起部を掛止させるようにしたこと、または、
5)前記1項から4項までのいずれかに記載の手段において、前記本体装置の前記アダプターが装着される部位の前記挿入側部または前記被挿入側部のいずれか一方および、前記掛止部または前記カンチレバー体のいずれか一方が備えられる部位の前記側面部は、前記本体装置のケース体に着脱自在に設けられた蓋状体であること、または、
6)前記1項から5項までのいずれかに記載の手段において、前記挿入側部,前記被挿入側部または前記掛止部,前記カンチレバー体が備えられる部位の前記側面部のそれぞれには貫通孔が形成され、前記カンチレバー体は少なくともその前記長手部分に貫通された切除部が形成され、前記アダプターに収納された前記本体装置の能力の増強や機能の拡充などを行う要素に接続された所要の電線は、前記貫通孔および前記切除部を経て前記本体装置の内部の要所に接続されること、または、
7)前記1項から6項までのいずれかに記載の手段において、前記電子装置はプログラマブルコントローラのCPUモジュールであり、前記アダプターに収納される前記本体装置の能力の増強や機能の拡充などを行う要素としては少なくとも前記プログラマブルコントローラのCPUモジュールである前記本体装置に直流電気を供給する増設用電池を備えること、または、
8)前記7項に記載の手段において、前記アダプターは前記挿入側部および前記カンチレバー体を備えると共に,少なくとも前記増設用電池とこの増設用電池の正極および負極のそれぞれに接続された前記電線とを備え、前記本体装置は前記被挿入側部および前記掛止部を備えると共に,前記電線は被挿入側部および掛止部が備えられる部位の前記側面部に形成された前記貫通孔からこの本体装置に入り込み本体装置の要所に接続されること、または、
9)前記3項から8項までのいずれかに記載の手段において、1対の顎状をした掛止体をこれらの掛止体が互いに対称関係となるようにして一方の端部部分に設けると共に他方の端部に前記掛止体と対向させてこれらの掛止体が装着相手に掛止されるように保持する保持部とを有し、前記カンチレバー体とこのカンチレバー体が形成された前記被挿入側部または前記挿入側部が備えられる前記側面部との間隙に挿入可能な形状・寸法を有するロック体を備え、このロック体を前記間隙にカンチレバー体の前記側面部に固定されていない方の端部側から挿入し,前記掛止体を前記被挿入側部または前記挿入側部のこのロック体の挿入方向に関する奥側の端部に掛止するようにしたこと、または、
10)前記9項に記載の手段において、前記ロック体はこのロック体を前記カンチレバー体側に押圧する押圧体を備えること、さらにまたは、
11)前記10項に記載の手段において、前記ロック体は平板材製であり、前記押圧体はこのロック体の一部を切り起こしてカンチレバー状に形成したものであること、により達成される。
この発明による電子装置では、前記課題を解決するための手段の項で述べた構成とすることで、次記の効果を得られる。
(1)前記課題を解決するための手段の項の第(1)項〜第(4)項,および第(6)項〜第(8)項による構成とすることで、例えば、被挿入側部は被挿入側部と蓋状体の外側面とが組み合わされてコ字状断面部を持つ2本のレール状体を平行に備えた案内体が形成され、挿入側部は被挿入側部のコ字状断面部に挿入される部位がL字状断面を持つ溝状体として形成されることになる。これにより、大形なアダプターであっても、アダプターの本体装置への装着に際してのアダプターの装着姿勢として、挿入側部の被挿入側部への挿入を挿入側部の一方の端部側から行う装着姿勢と,挿入側部の被挿入側部への挿入を挿入側部の他方の端部側から行う装着姿勢との2つの装着姿勢を必要に応じて自在に選択できることになり、装着の自由度の向上が可能になると共に、その装着部に要するスペースも比較的に小さく、しかも、「発明が解決しようとする課題」で述べた装着用カバーなどの装着体を別途用意すること無しに、所要の耐振性・耐衝撃性を確保することが可能になる。また、
(2)前記課題を解決するための手段の項の第(5)項による構成とすることで、本体装置側の装着部を形成される部位が本体装置に着脱自在の蓋状体であることになり、前記(1)項による効果をそのまま保持しながら、既設の電子装置にアダプターを追加する必要が出てきた際などに、電子装置全体の交換を行うこと無しに必要最小限の変更・追加によって対処することが可能になる。また、
(3)前記課題を解決するための手段の項の第(9)項,第(10)項による構成とすることで、電子装置が強い衝撃力を受けたとしても、ロック体がカンチレバー体の動きを抑えて、カンチレバー体と掛止部との嵌合状態が振動・衝撃を受けていない通常時の状態をほとんどそのまま維持できることで、前記(1)項,前記(2)項による効果をそのまま保持しながら、電子装置の耐衝撃性を50G以上に向上することが可能になる。さらにまた、
(4)前記課題を解決するための手段の項の第(11)項による構成とすることで、前記(3)項による効果をそのまま保持しながら、ロック体の製造原価の低減が可能になる。
以下この発明を実施するための最良の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明の実施の形態の一例による電子装置を示すその斜視図であり、図2は図1に示した電子装置の一部破断した側面図であり、図3は図1に示した電子装置の一部破断した上面図であり、図4は図1に示した電子装置のアダプターの側面図である。図5は図4に示したアダプターのアダプター側装着部を有する装着部付きケースを示す図で、(a)は図4におけるA矢視図、(b)は図5(a)におけるB−B断面図、(c)は図5(a)におけるC矢視図、(d)は図5(a)におけるD矢視図である。図6は図2に示した本体装置の本体装置側の装着部を有する装着部付き蓋状体を示す図で、(a)は図2におけるE矢方向から見た図、(b)は図6(a)におけるF−F断面図、(c)は図6(a)におけるG矢視図、(d)は図6(a)におけるH−H断面図、(e)は図6(a)におけるJ矢視図である。図7は図2に示した本体装置の装着部を有していない蓋状体を示す図で、(a)は図2におけるE矢方向から見た図、(b)は図7(a)におけるK−K断面図、(c)は図7(a)におけるL矢視図、(d)は図7(a)におけるM−M断面図、(e)は図7(a)におけるN矢視図である。図8は図2における破断部の拡大図であり、図9は図3における破断部の拡大図であり、図10は図9における本体装置のP−P断面図である。図11はこの発明の実施の形態の一例による電子装置のアダプターの異なる装着姿勢を説明する説明図である。図12はこの発明の実施の形態の一例によるロック体を示す図で、(a)はその平面図、(b)は図12(a)におけるQ矢視図であり、図13はこの発明の実施の形態の一例による電子装置への図12に示したロック体の装着状態を説明する説明図である。図14はこの発明の実施の形態の異なる例によるロック体を示す図で、(a)はその平面図、(b)は図14(a)におけるR矢視図、(c)は図14(a)におけるS矢視図である。
まず図1〜図11を用いて、この発明による電子装置1を説明する。この事例の場合には、電子装置1はプログラマブルコントローラのCPUモジュールとして構成されており、このCPUモジュールの機能を得るための図示しない構成部材が収納された本体装置1Aと、本体装置に収納された構成部材の内のCPU部が持つメモリをバックアップするための電池に対する増設用電池が収納されたアダプター1Bとを備える。本体装置1Aは前記構成部材を内部に収納するケース2として、この事例の場合には、本体装置側の装着部が備えられたケース体2Aと、このケース体2Aと組み合わされるケース体2Bとを有し、ケース体2Aとケース体2Bの主要部は共に合成樹脂材が使用された成型品として製作されている。アダプター1Bは増設用電池6Cを内部に収納するケース6として、この事例の場合には、アダプター側の装着部が備えられたケース体6Aと、このケース体6Aと組み合わされるケース体6Bとを有し、ケース体6Aとケース体6Bとは、ケース2の場合と同様に、その主要部は共に合成樹脂材が使用された成型品として製作されている。
ケース体2Aは、この事例の場合には、ケース本体21と、装着部が備えられていない蓋状体26と、本体装置1A側の装着部が備えられた部材としての装着部付きの蓋状体3を備える。蓋状体3は、図6に示すように、この事例の場合の本体装置1A側の装着部として、被挿入側部4および掛止部5がその外側面39に形成されており、また、蓋状体3の面方向の中央部には長方形状の貫通孔31が、被挿入側部4の後記する平面状部41の長辺方向に沿う方向のそれぞれの端面部3a,3aの平面状部41の長辺方向に直交する方向の一方の端部部分には円形状の貫通孔32,32がその中心を合致させてそれぞれ形成されている。また、蓋状体3には、一方の端面部3aの反貫通孔32側には端面部3aと間隙33を隔てて貫通孔34を持つアーム35が形成され、また、貫通孔34に対して間隙33を隔てた端面部3aには,貫通孔34と中心を合致させたねじ孔を持つねじ止め部36が形成されている。
被挿入側部4は、外側面39にほぼ平行する平面に合致した矩形状の平面を持つ1対の平板状部41,41と、それぞれの平面状部41,41の互いに対向し合う幅方向の端部に、平面状部41,41の長辺に沿ってほぼ同等の寸法を持ってほぼ直交されて配設されてこれらの平面状部41,41と外側面39とを接続する1対の矩形状の面形状を持つ壁面部42とを有する。また、平面状部41,41および壁面部42の長辺方向の一方の端部には、前記平面状部41,41の幅寸法および前記壁面部42の幅寸法のそれぞれとほぼ同等の寸法のそれぞれの辺の長さを持つ矩形状の面形状を持つ平板状体をストッパー部43として有する。なお、外側面39の平面状部41,41と対面し合う部位には平面状部41,41とほぼ同一の形状・寸法を持つ貫通孔が形成されているが、これは、蓋状体3を合成樹脂成型品として一体に製作するために必要に応じて形成されるものである。
また、掛止部5は、互いに対となって平面状部41,41の長辺方向に沿わせて互いに離間されて対称配設された1対の角柱状の突起体51,51と、この両突起体51,51の中間部に形成される凹部53を有する。それぞれの突起体51,51の端面部3aに平行すると共に端面部3aに近い側の側面は、斜面52,52として形成されている。なお、蓋状体3には貫通孔31が形成されているために、それぞれの突起体51,51は、平面状部41,41の長辺方向に直交する方向に関して左右に分断されている。蓋状体26は、図7に示すように、蓋状体3と対比すると、被挿入側部4(外側面39の平面状部41,41と対面し合う部位に形成される貫通孔を含む),掛止部5,貫通孔31,アーム35およびねじ止め部36を持たないことが蓋状体3とは異なっているが、他の部位は蓋状体3と同一である。また、この事例の場合には、蓋状体26のケース本体21への取付寸法は、蓋状体3の場合と同一である。したがって、図7に示した蓋状体26は、蓋状体3と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
ケース体2Aについての説明を続けると、ケース本体21には、蓋状体26,蓋状体3が装着される部位に、下面側壁面の一部を兼ねる梁体22と、中間の梁体が梁体22側から順次,梁体23および梁体24として形成されている。図10に示すように、梁体22の上面側,梁体23の上面と下面側および梁体24の下面側には、蓋状体26,蓋状体3に形成された貫通孔32とその中心を合致させると共に、貫通孔32に嵌め込まれた状態で回動可能な寸法を持たせて、円柱状の突起28が形成されている。したがって、蓋状体26,蓋状体3は、貫通孔32を突起28と嵌め合わせることでケース本体21に組み込むことができる。ケース本体21に組み込まれたそれぞれの蓋状体26,蓋状体3は、突起28を中心として回動が可能である。なお突起28の高さ寸法などは、突起28に貫通孔32が嵌り込むように位置合わせをしてやや強く蓋状体26,蓋状体3を押し込むことで、蓋状体26,蓋状体3をケース本体21に組み込むことができるように設定されている。したがって、蓋状体26,蓋状体3は貫通孔32を突起28からやや強く引き外すことで、ケース本体21から取り外すことができる。蓋状体26,蓋状体3のケース本体21への着脱が自在であることは、蓋状体26と蓋状体3のケース本体21への取付寸法が同一であるこの事例の場合には、蓋状体3と蓋状体26との交換が可能であることを意味することになる。そうして、本体装置1Aは、ケース体2A,ケース体2Bを組み合わせたケース2の内部に所定の構成部材を収納して組み上がる。
次に、アダプター1B用のケース体6Aについては、図5に示すように、この事例の場合のアダプター1B側の装着部として、挿入側部7およびカンチレバー体8がその外側面69に形成されており、また、外側面69の挿入側部7が形成される部位には、挿入側部7の中央部と対向する部位に、蓋状体3の貫通孔31とほぼ同等の長方形状の貫通孔61が形成されている。挿入側部7は、外側面69にほぼ平行する平面に合致し,しかもその長辺が装着相手の前記被挿入側部4に挿入する方向にほぼ平行するように互いに平行させて離間されて配置されたほぼ同一形状・寸法で矩形状の平面を持つと共に被挿入側部4への挿入が可能であるように配設された1対の平面状部71,71と、それぞれの平面状部71,71の互いに対向し合う幅方向の端部に、平面状部71,71の長辺に沿ってほぼ同等の寸法を持ってほぼ直交されて配設されてこれらの平面状部71,71と外側面69とを接続する1対の矩形状の面形状を持つ壁面部72とを有する。
カンチレバー体8は、ほぼL字状をした断面形状を有しており、L字の縦長の辺に対応する長手部分が被挿入側部4への挿入方向にほぼ沿うようにして外側面69にほぼ平行するように形成され、L字の横の辺に対応する短小部分の端部で外側面69に固定されており、前記長手部分および短小部分の面部分には貫通孔61の幅方向とほぼ同程度の寸法で貫通された切除部82が形成されている。そうして、このカンチレバー体8では、その長手部分の,外側面69と対峙する面84とは反対側となる面83には、アダプター1Bが本体装置1Aに装着された場合に掛止部5の凹部53と対面し合う部位に、この面83から突起された突起部81が形成されている。なお、アダプター1Bの本体装置1Aへの装着は、カンチレバー体8の先端部8a側から行う場合と、カンチレバー体8の基部8b側から行う場合とが有るので、突起部81および凹部53を形成する部位は、当然のことながら、この両方の装着方向のいずれであっても支障が生じないように配慮されている。
アダプター1Bは、ケース体6A,ケース体6Bを組み合わせたケース6の内部に増設用電池6Cを収納し、この増設用電池6Cの正極および負極のそれぞれに接続された電線19を貫通孔61,切除部82から引き出し、電線19の先端部には所定のコネクタ18を備えるようにすることで組み上がる(図4,図5を参照。)。このアダプター1Bは、その後記するY方向の外形寸法を、本体装置1AのY方向の外形寸法を越えない範囲で、本体装置1AのY方向の外形寸法とほぼ同等の値とされており、前記特許文献1に示されているアダプターと対比してはるかに大型化されている。そうして、コネクタ18を蓋状体3の貫通孔31から差し込んで本体装置1Aと接続した上で、挿入側部7を蓋状体3の被挿入側部4に差し込んでアダプター1Bを本体装置1Aに装着することで、電子装置1は動作可能の状態になる。
この発明による電子装置1では、被挿入側部4と挿入側部7とが前記の構成を備えていることによって、被挿入側部4では平面状部41,壁面部42がL字状に組み合わされた対を平面状部41が外側に配置された溝状体として装着部が構成され、これが蓋状体3の外側面39と組み合わされることで、コ字状断面部を持つ2本のレール状体を平行に備えた案内体を形成させている。また、挿入側部7では平面状部71,壁面部72がL字状に組み合わされた対を平面状部71が内側に配置された溝状体として装着部が構成されることになる。被挿入側部4では平面状部41の長辺側の一方の端部にストッパー部43が配設されて他方の端部のみが開放端とされているのに対して、挿入側部7の平面状部71にはストッパー部は設けられておらず両端部共に開放端とされている。こうした構成とすることで電子装置1では、アダプター1Bの本体装置1Aへの装着に際してのアダプター1Bの装着姿勢として、挿入側部7の被挿入側部4への挿入をカンチレバー体8の先端部8a側から行う装着姿勢(図1に示した装着姿勢)と、挿入側部7の被挿入側部4への挿入をカンチレバー体8の基部8b側から行う装着姿勢(図11に示した装着姿勢)との、2つの装着姿勢を必要に応じて自在に選択することができる。なお図11では図1で用いた符号をそのまま用いているので、図11に対する説明は省略する。
図8,図9を用いて説明を続けると、被挿入側部4は前述したようにコ字状断面部を持つ2本のレール状体を平行に備えた案内体を形成させているので、アダプター1Bの挿入側部7は、まず、平面状部71,71の両側面が平面状部41および外側面39のそれぞれと当接し合うことで、アダプター1Bの本体装置1Aへの装着方向に対して直交すると共に,蓋状体3の外側面39およびケース体6Aの外側面69にほぼ平行する平面に対しても直交する方向(以降、X方向と称する。このX方向については図8中の矢印を参照。)に対して移動自在に把持される。また、挿入側部7は平面状部71,71の互いに対向し合う端面のそれぞれが壁面部42,42と、また、壁面部72,72の互いに対向し合う対面のそれぞれが平面状部41,41の互いに対向し合う端面とは反対側となる端面のそれぞれと当接し合うことで、アダプター1Bの本体装置1Aへの装着方向に対して直交すると共に,前記X方向に対しても直交する方向(以降、Y方向と称する。このY方向については図9中の矢印を参照。)に対して移動自在に把持される。これらのことにより、合成樹脂成型品のような場合であっても、被挿入側部4と挿入側部7とを組み合わせた場合に、装着相手が挿入される際のX方向およびY方向のガイド機能とこの装着相手を互いに常時把持しておくための把持機能とを的確に得ることができるので、高い耐振性および耐衝撃性を得ることができる。
図8を用いてさらに説明を続ける。電子装置1では、本体装置1A側に掛止部5が,アダプター1B側に板ばねとして機能するカンチレバー体8が配設され、カンチレバー体8の突起部81の外側面と掛止部5の凹部53の内面とは、カンチレバー体8の撓み方向に移動自在に嵌り合うように相互の形状・寸法が設定されている。また、カンチレバー体8が持つ突起部81が掛止部5の凹部53に嵌り込んだ状態でも、掛止部5の突起体51の頂面がカンチレバー体8の長手部分の面83部分を加圧し,カンチレバー体8を撓んだ状態にして当接されるように形状・寸法が設定されている。アダプター1Bの本体装置1Aへの装着時には、挿入側部7の平面状部71の挿入側の先端部が被挿入側部4のストッパー部43に当接されることで挿入方向(以降、Z方向と称する。このZ方向はX方向およびY方向に共に直交する方向であるとも言うことができる。このZ方向については図8中の矢印を参照。)の位置が定まる。しかし、アダプター1Bに外力が加わる場合にはストッパー部43ではその位置を保持することはできないので、電子装置1ではZ方向の位置の保持は突起部81と凹部53との嵌め合わせにより行うようにしている。この突起部81と凹部53との嵌め合わせによるZ方向の位置は、前述したようにアダプター1Bの本体装置1Aへの2つの装着姿勢がいずれの場合であっても影響されないように設定されている。そうして、アダプター1Bを本体装置1Aから取り外す作業は、まず、カンチレバー体8の先端部8aを指先でアダプター1B側に押し下げて突起部81と凹部53との嵌め合わせを外し、この状態でZ方向に沿ってアダプター1Bを引き抜くことで容易に行うことができる。そうして、電子装置1でのZ方向位置の保持は突起部81と凹部53との嵌め合わせにより得ているので、Z方向の外力に対する保持性能はカンチレバー体8のばね性能に主として支配される。アダプター1Bを本体装置1Aから取り外す際にカンチレバー体8の先端部8aを指先で押し下げる必要があるので、カンチレバー体8はそのばね性能に制約を受けることになるが、電子装置1では、そのことを考慮しても、Z方向に関する一般性能の耐振性および耐衝撃性を容易に得ることができる。
ところで、電子装置1がビルディングブロックタイプのプログラマブルコントローラ用の機能別モジュールの場合には、他の機能別モジュールがY方向に多数配列されていることから、アダプター1BのY方向の外形寸法は、一般的には本体装置1AのY方向の外形寸法以内にしなければならないとする制約を受ける。以上説明してきた電子装置1が持つ本体装置1Aとアダプター1Bとの装着に関する構成では、アダプター1BのY方向外形寸法を本体装置1AのY方向外形寸法と同等値にまで容易に大形化することができ、そうして、発明者らが実験したところでは、電子装置1ではプログラマブルコントローラの電池カセットとしてのアダプター1Bを備えたCPUモジュールを、ケース2,6に合成樹脂成型品を用いながら、X方向およびY方向に関しては、この種の電子装置の一般的な仕様値である,耐振性:1G(G=9.80665m/s),耐衝撃性:15Gを満足すると共に、50Gを越える耐衝撃性が要求される特別仕様にも満足できるものが得られている。そうして、Z方向に関しても一般的な仕様値を満足することが確認されている。
この電子装置1を適用することで、例えば、ビルディングブロックタイプのプログラマブルコントローラが設置される盤装置の場合などを例に採ると、アダプター1Bの本体装置1Aへの装着姿勢として、(イ)操作部や信号線類の接続などを考慮して本体装置1Aの前面の下部に図1に示したような姿勢で装着する場合、(ロ)多数の機能別モジュールへの盤内配線類はモジュールが盤内にセットされる棚板類の前面部に配置されることが比較的に多いのであるが,本体装置1Aの場合に限ってこの部位に空間が有る時には,本体装置1Aに図11に示したような姿勢で装着する場合、さらに、(ハ)アダプター1Bを通常時には前記(イ)項による姿勢で装着し、試験などの必要時には前記(ロ)項による姿勢に変更して装着し直す場合などを適宜に選択することができるようになる。すなわち、電子装置1では、本体装置1A側の装着部として被挿入側部4,掛止部5を、アダプター1B側の装着部として挿入側部7,カンチレバー体8を備えることによって、大形なアダプターであってもその装着部に要するスペースとしてさしたる体積を占有することが無しに、所要の耐振性・耐衝撃性を確保しながら、盤装置などへの装着の自由度の向上を図れることになる。
さらに電子装置1では、本体装置1A側の被挿入側部4および掛止部5が装着されている部位がケース本体21に対して着脱自在の蓋状体3であることも特徴の一つである。このことを説明すると、当初は蓋状体として2個共蓋状体26を装着してアダプター1Bを設けない内容として納入されていた電子装置1を、顧客の計画変更などによって一方の蓋状体26を蓋状体3に変更してアダプター1Bを追加する必要が出てきた際などに、電子装置1全体の交換を行うこと無しに、必要最小限の変更・追加によって対処できることになる。
次に、図12〜図14も用いて、この発明による電子装置1についてさらに説明する。まず、図12,図13を用いて説明する。ロック体9は平板材を用いて製作され、ほぼ長方形状をした保持部91と、顎状をした掛止体93が端部部分に形成され,保持部91の一方の長辺91aの両端部のそれぞれから掛止体93が対称配置されるようにして配設された1対のアーム状部92,92とを有している。ロック体9の厚さTは、本体装置1Aにアダプター1Bが装着された状態において、ケース体6Aの外側面69とカンチレバー体8の面84との間隙Vに,カンチレバー体8の先端部8a側からロック体9の挿入が可能であると共に、電子装置1が強い衝撃力を受けた際にもこの間隙Vをほほ維持ができるように設定されている。なお、掛止体93,93は、ロック体9が間隙Vに挿入された際に、ケース体6Aの挿入側部7の壁面部72の,カンチレバー体8の基部8b側の端面に掛止できるように形成されている。また、相対するアーム状部92,92の相互間に形成された空間は、ケース体6Aの貫通孔61および蓋状体3の貫通孔31とほぼ同等の形状・寸法が確保できるように配慮されている。
ロック体9が図13に例示するように装着された電子装置1では、強い衝撃力を受けたとしても、カンチレバー体8がロック体9によってその動きを抑えられることで、カンチレバー体8の突起部81と蓋状体3の掛止部の凹部53との嵌め合わせの状態は、振動・衝撃を受けていない通常時の状態をほとんどそのまま維持できる。前述したように電子装置1ではZ方向の位置の保持は突起部81と凹部53との嵌め合わせにより行うようにしていることで、ロック体9を装着した電子装置1は強い衝撃力に耐えることができるようになる。そうして、発明者らが実験したところでは、ロック体9を装着した電子装置1では、この種の電子装置の特別仕様値である50Gを越える耐衝撃性を、Z方向に関しても満足できることが確認されている。
続いて、図14を用いて説明する。なお、以下の説明においては、図12に示したロック体9と同一部分には同じ符号を付しその説明を省略する。図14において、ロック体9Aは、図12に示したこの発明によるロック体9に対し、用いる平板材の厚さTaがロック体9の厚さTよりも薄く、かつ、保持部91に押圧体94を形成するようにしたことが異なっている。ロック体9Aでは平板材として、例えば、厚さTaの合成樹脂材製や金属材製の薄板材が用いられ、押圧体94,94のそれぞれは、この事例の場合には、保持部91の平板材の一方の平面9aから、切り起こしにより両側に観音開き状になるように、それぞれカンチレバー状に形成されている。押圧体94,94の平板材の平面9aからの切り起こし寸法である突出長Tbは、ロック体9Aがロック体9の場合と同様に電子装置1に装着された際に、押圧体94,94が平面9aでカンチレバー体8の面84を押圧できるように設定される。
ロック体9Aが装着された電子装置1では、押圧体94,94が板ばねのように作用してカンチレバー体8を押圧するので、強い衝撃力を受けたとしても、カンチレバー体8がロック体9Aによってその動きを抑えられることで、カンチレバー体8の突起部81と蓋状体3の掛止部の凹部53との嵌め合わせの状態は、振動・衝撃を受けていない通常時の状態をほとんどそのまま維持できる。そうして、発明者らが合成樹脂薄板材製のロック体9Aについて実験したところでは、ロック体9Aを装着した電子装置1では、この種の電子装置の特別仕様値である50Gを越える耐衝撃性を、Z方向に関しても満足できることが確認されている。すなわち、ロック体9Aはロック体9と同等の耐衝撃性を電子装置1に持たせながら、ロック体9の場合よりも薄い板厚の板材を使用できることで、その製造原価をロック体9の場合よりも低減できる。なお、ロック体9およびロック体9Aを電子装置1から取り除く方法は、例えば、ロック体9,9Aの適宜の部位をニッパーなどの工具により切断することで行える。
前述の説明では、本体装置1AはプログラマブルコントローラのCPUモジュールであり、アダプター1Bは本体装置1AのCPU部が持つメモリをバックアップするための電池に対する増設用電池6Cを収納するものであるとしてきたが、これに限定されるものではなく、例えば、本体装置1Aは任意の電子装置でよく、かつ、アダプター1Bはこの本体装置の能力の増強や機能の拡充などを行う要素が収納されたものであればよい、また、前述の説明では、被挿入側部4,掛止部5は本体装置1A側に形成され、かつ、挿入側部7,カンチレバー体8はアダプター1B側に形成されるとしてきたが、これに限定されるものではなく、例えば、被挿入側部4,掛止部5をアダプター1B側に形成し、また、挿入側部7,カンチレバー体8を本体装置1A側に形成してもよい。さらにまた、前述の説明では、被挿入側部4と掛止部5とは一緒に組み合わされ、また、挿入側部7とカンチレバー体8とは一緒に組み合わされは一緒に組み合わされるとしてきたが、これに限定されるものではなく、被挿入側部4と挿入側部7とは互いに異なる側に形成され、かつ、掛止部5とカンチレバー体8とは互いに異なる側に形成されることが必須であるが、例えば、被挿入側部4,カンチレバー体8を本体装置1A側に形成し、かつ、挿入側部7,掛止部5をアダプター1B側に形成してもよい。
この発明の実施の形態の一例による電子装置を示すその斜視図である。 図1に示した電子装置の一部破断した側面図である。 図1に示した電子装置の一部破断した上面図である。 図1に示した電子装置のアダプターの側面図である。 図4に示したアダプターのアダプター側装着部を有する装着部付きケースを示す図で、(a)は図4におけるA矢視図、(b)は図5(a)におけるB−B断面図、(c)は図5(a)におけるC矢視図、(d)は図5(a)におけるD矢視図である。 図2に示した本体装置の本体装置側の装着部を有する装着部付き蓋状体を示す図で、(a)は図2におけるE矢方向から見た図、(b)は図6(a)におけるF−F断面図、(c)は図6(a)におけるG矢視図、(d)は図6(a)におけるH−H断面図、(e)は図6(a)におけるJ矢視図である。 図2に示した本体装置の装着部を有していない蓋状体を示す図で、(a)は図2におけるE矢方向から見た図、(b)は図7(a)におけるK−K断面図、(c)は図7(a)におけるL矢視図、(d)は図7(a)におけるM−M断面図、(e)は図7(a)におけるN矢視図である。 図2における破断部の拡大図である。 図3における破断部の拡大図である。 図9における本体装置のP−P断面図である。 この発明の実施の形態の一例による電子装置のアダプターの異なる装着姿勢を説明する説明図である。 この発明の実施の形態の一例によるロック体を示す図で、(a)はその平面図、(b)は図12(a)におけるQ矢視図である。 この発明の実施の形態の一例による電子装置への図12に示したロック体の装着状態を説明する説明図である。 この発明の実施の形態の異なる例によるロック体を示す図で、(a)はその平面図、(b)は図14(a)におけるR矢視図、(c)は図14(a)におけるS矢視図である。
符号の説明
1 電子装置
1A 本体装置
1B アダプター
2A ケース体
3 蓋状体
39 外側面
4 被挿入側部
5 掛止部
51 突起体
53 凹部
6A ケース体
69 外側面
7 挿入側部
8 カンチレバー体
81 突起部
83 面

Claims (11)

  1. 本体装置とこの本体装置の能力の増強や機能の拡充などを行う要素が収納されたアダプターとからなり、本体装置はアダプターを装着するための本体側装着部を備えると共にアダプターは本体装置に装着するためのアダプター側装着部を備え、これらの本体側装着部とアダプター側装着部とを互いに嵌め合うことでアダプターを本体装置に装着するようにした電子装置において、
    前記本体側装着部またはアダプター側装着部の互いに嵌まり合う装着相手のいずれか一方は、前記本体装置と前記アダプターとが互いに対峙し合う側面部に,前記装着相手が挿入される際のガイド機能とこの装着相手を互いに常時把持しておくための把持機能とを少なくとも有して前記装着相手を保持すると共に,前記装着相手が備える挿入側部が挿入される終端部にこの挿入側部が通り抜けないようにするストッパー部を有する被挿入側部を備え、前記本体側装着部またはアダプター側装着部の前記被挿入側部を備えない方のものは、前記側面部に前記被挿入側部に挿入されて互いに嵌まり合う挿入側部を備えることを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1に記載の電子装置において、前記被挿入側部は、この被挿入側部が備えられる前記側面部にほぼ平行する平面に合致し,しかもその長辺が前記装着相手を挿入する方向にほぼ平行するように互いに平行させて離間されて配置されたほぼ同一形状・寸法で矩形状の平面を持つ1対の平面状部と,それぞれの平面状部の互いに対向し合う端部に前記長辺に沿ってほぼ同等の寸法を持ってほぼ直交されて配設されてこの平面状部と前記側面部とを接続する1対の壁面部とを有し、前記平面状部の幅寸法および前記壁面部の幅寸法のそれぞれとほぼ同等の寸法のそれぞれの辺の長さを持ち,平面状部および/または壁面部の長辺方向の端部に配設された矩形状の平板体を前記ストッパー部として有し、前記挿入側部は、この挿入側部が備えられる前記側面部にほぼ平行する平面に合致し,しかもその長辺が前記装着相手に挿入する方向にほぼ平行するように互いに平行させて離間されて配置されたほぼ同一形状・寸法で矩形状の平面を持つと共に前記被挿入側部への挿入が可能であるように配設された1対の平面状部と,それぞれの平面状部の対向し合う端部とは反対側となる端部に前記長辺に沿ってほぼ同等の寸法を持ってほぼ直交されて配設されてこの平面状部と前記側面部とを接続する1対の壁面部とを有することを特徴とする電子装置。
  3. 請求項1または2に記載の電子装置において、前記本体側装着部またはアダプター側装着部の互いに嵌り合う装着相手のいずれか一方は、前記被挿入側部または前記挿入側部が備えられる前記側面部に、一方の端部がこの側面部に固定され,ほぼL字状に形成されてこのL字の縦長の辺に対応する長手部分が前記装着相手を挿入する方向にほぼ沿うようにして前記側面部にほぼ平行するように形成され,この長手部分の前記側面部と対峙する面とは反対側となる面に突起状をした突起部が形成されたカンチレバー状のカンチレバー体を備え、前記本体側装着部またはアダプター側装着部の前記カンチレバー体を備えない方のものは、前記被挿入側部または前記挿入側部が備えられる前記側面部に、前記突起部を掛止させる掛止部を備えることを特徴とする電子装置。
  4. 請求項3に記載の電子装置において、前記掛止部は、互いに対となって前記装着相手を挿入する方向にほぼ沿わせて離間されて対称配設される共に,互いに対向する側とは反対側が斜面に形成された角柱状の突起体を有し、この両突起体の中間部となる凹部に前記突起部を掛止させるようにしたことを特徴とする電子装置。
  5. 請求項1から4までのいずれかに記載の電子装置において、前記本体装置の前記アダプターが装着される部位の前記挿入側部または前記被挿入側部のいずれか一方および、前記掛止部または前記カンチレバー体のいずれか一方が備えられる部位の前記側面部は、前記本体装置のケース体に着脱自在に設けられた蓋状体であることを特徴とする電子装置。
  6. 請求項1から5までのいずれかに記載の電子装置において、前記挿入側部,前記被挿入側部または前記掛止部,前記カンチレバー体が備えられる部位の前記側面部のそれぞれには貫通孔が形成され、前記カンチレバー体は少なくともその前記長手部分に貫通された切除部が形成され、前記アダプターに収納された前記本体装置の能力の増強や機能の拡充などを行う要素に接続された所要の電線は、前記貫通孔および前記切除部を経て前記本体装置の内部の要所に接続されることを特徴とする電子装置。
  7. 請求項1から6までのいずれかに記載の電子装置において、前記電子装置はプログラマブルコントローラのCPUモジュールであり、前記アダプターに収納される前記本体装置の能力の増強や機能の拡充などを行う要素としては少なくとも前記プログラマブルコントローラのCPUモジュールである前記本体装置に直流電気を供給する増設用電池を備えることを特徴とする電子装置。
  8. 請求項7に記載の電子装置において、前記アダプターは前記挿入側部および前記カンチレバー体を備えると共に,少なくとも前記増設用電池とこの増設用電池の正極および負極のそれぞれに接続された前記電線とを備え、前記本体装置は前記被挿入側部および前記掛止部を備えると共に,前記電線は被挿入側部および掛止部が備えられる部位の前記側面部に形成された前記貫通孔からこの本体装置に入り込み本体装置の要所に接続されることを特徴とする電子装置。
  9. 請求項3から8までのいずれかに記載の電子装置において、1対の顎状をした掛止体をこれらの掛止体が互いに対称関係となるようにして一方の端部部分に設けると共に他方の端部に前記掛止体と対向させてこれらの掛止体が装着相手に掛止されるように保持する保持部とを有し、前記カンチレバー体とこのカンチレバー体が形成された前記被挿入側部または前記挿入側部が備えられる前記側面部との間隙に挿入可能な形状・寸法を有するロック体を備え、このロック体を前記間隙にカンチレバー体の前記側面部に固定されていない方の端部側から挿入し,前記掛止体を前記被挿入側部または前記挿入側部のこのロック体の挿入方向に関する奥側の端部に掛止するようにしたことを特徴とする電子装置。
  10. 請求項9に記載の電子装置において、前記ロック体はこのロック体を前記カンチレバー体側に押圧する押圧体を備えることを特徴とする電子装置。
  11. 請求項10に記載の電子装置において、前記ロック体は平板材製であり、前記押圧体はこのロック体の一部を切り起こして形成したものであることを特徴とする電子装置。
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