JPH0568850U - ケース組立構造 - Google Patents

ケース組立構造

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Publication number
JPH0568850U
JPH0568850U JP674092U JP674092U JPH0568850U JP H0568850 U JPH0568850 U JP H0568850U JP 674092 U JP674092 U JP 674092U JP 674092 U JP674092 U JP 674092U JP H0568850 U JPH0568850 U JP H0568850U
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JP
Japan
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case
engaging
assembly structure
locking member
lower case
Prior art date
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Pending
Application number
JP674092U
Other languages
English (en)
Inventor
晃広 佐藤
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP674092U priority Critical patent/JPH0568850U/ja
Publication of JPH0568850U publication Critical patent/JPH0568850U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、かつ容易にワンタッチで上下
のケースを係合させて組立が可能であり、また外れる虞
のないケース組立構造を提供する。 【構成】 下部ケース1の対向する側板1A同士の上縁
近傍に係合爪3を形成し、一方、上部ケース2の前記係
合爪形成位置に対応する内面に弾性体の係止部材4を配
設し、下部ケース1への上部ケース2の嵌め合い動作に
より係合爪3を係止部材4に係着させるようにしたケー
ス組立構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ケース組立構造に関し、特に金属や合成樹脂などの弾性体で形成さ れ、内部に電子部品を収容するためのケースの簡単な組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこのようなケース組立構造としては、例えば実開昭62−135319 号公報に開示されたものがある。本例には内部に一例としてスイッチ部材を収容 するケースの組立例が示されており、ケース部材側の側面に係止孔を設けると共 に、スイッチ部材をカバー部材側に立設したフランジ部間に収容し、さらにこれ らフランジ部の外側に別体の係止部材を配設して、ケース部材とカバー部材とを 嵌め合わせたときに前記係止部材をカバー部材側の係止孔に係合させてスイッチ のケースが組み立てられるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来例では、係止部材がケース部材やカバー部材と は別体に構成されていて、係止部材をカバー部材のフランジ部とケース部材の側 壁との間に保持させた状態で双方を係合させる構造となっているために、係止部 材を配設する空間をカバー部材のフランジ部の外側に形成する必要があり、それ だけ全体の外形寸法が大きくなる。また、フランジ部に係止部材を保持させるよ うにするためにカバー部材の形状がそれだけ複雑になる。
【0004】 さらにまた、係合部分がケースから露出しているためにそのケース蓋の着脱分 解が容易である半面、不用意な取扱いで係合が解除され分解され易く、用途が分 解し易いものに限定される。
【0005】 本考案の目的は、簡単な構成で、しかもワンタッチで容易に係合組立てられ、 しかも、外れたりする虞のないケース組立構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、下部ケースの外側に上部ケースを嵌 め合わすことにより一体に組立可能なケース組立構造において、前記下部ケース の少なくとも対向する側板の上縁近傍に係合爪を一体に形成し、該係合爪が形成 された側板に対向する前記上部ケースの内面位置に弾性体による係止部材を配設 し、前記下部ケースへの前記上部ケースの嵌め合い動作により前記係合爪が前記 係止部材に係着されるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、下部ケースに上部ケースを嵌め合わす動作により下部ケース の少なくとも対向する側板の上縁近傍に側板と一体に形成した係合爪が上部ケー スの弾性体による係止部材を撓ませて嵌め合い状態となるまで双方のケースが嵌 め合わされ、かつ、この嵌め合い完了状態で係止部材の弾性による復元で係合爪 が係止部材に係着されるもので、少ない部品点数による構成でしかも簡単に組み 立てられ、しかも、係合関係が外部に露出しないので、簡単に分解される虞がな い。
【0008】 また、嵌め合わされる上部ケースと下部ケースの側板同士のすき間を広く保つ 必要がなく、それだけ外形寸法をコンパクトにすることができる。
【0009】
【実施例】
以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を具体的に説明する。
【0010】 図1は本考案の一実施例を示す。ここで、1は電子部品(不図示)を収容する 下部ケース、2は下部ケース1に覆蓋される方の上部ケースであり、本例の場合 、これらの下部ケース1および上部ケース2はいずれも弾性のある金属材料で形 成されるが、金属材料に限られるものではなく、樹脂系材料など弾性あるいは可 撓性のある材料を用いることもできる。3は下部ケース1の四方の側板1A頂部 に側板1Aと一体に形成した外向きかぎ型の係合爪、4は上部ケース2の四方の 側板2Aのそれぞれ内面に配設され、前記係合爪3が係止可能な係止部材である 。なお、係止部材4は弾性体で、これを側板2Aに取付けるにあたっては、その 基部4Aを側板2Aに溶接で溶着するかあるいは接着剤によって接着すればよい 。
【0011】 図2はこのような構成によるケースの組立作業の手順を示すもので、それには まず、下部ケース1に不図示の電子部品を収容したあと、その(A)に示すよう に上方から上部ケース2を被せるように差込むことによって(B)のように係止 部材4の係止端部4Bを係合爪3の先で押込むように撓ませ、さらに引続きの差 込み動作によって係合爪3が係止端部4Bを乗越えたところでその(C)に示す ように係止部材4の弾発力により、これを元の位置に復元させ、係合爪3を係止 端部4Bと係合させて係着状態とすることができる。図3はこのようにして上部 ケース2と下部ケース1とを互いに組合わせて一体化させた状態を示す。
【0012】 なおここで、上部ケース2の側板2Aと下部ケース1の側板1Aとの間には説 明を分かり易くするために広いすき間が保たれるように図示されているが、実際 には係止部材4の内側への突出量はさほど大きい必要はなく係合爪3の差し込み 時にこれが代る程度の撓みが得られる程度であればよいので、側板間のすき間を 十分狭くすることが可能である。また、蓋合せによる上下方向の遊びを無くすた めに、図示はしないが図3において、上部ケース2の係合爪3の上部にあたる裏 側に弾性体を添設しておき、その弾発力で上下方向のガタを抑制するようにして もよい。
【0013】 図4は第1実施例の別の形態を示す。本例は係止部材4を係合爪3より幅広に 形成した上、その係止端部の代りに係止孔4Cを設けたものである。すなわち、 本例では図2に従って説明したと同様な組立動作により係合爪3を係止孔4C内 に嵌入させ、上下の動作を拘束することができる。かくして、本実施例によれば 一旦組立てられたケースに対しては別途に取外し手段を設けるなり用意しない限 り簡単に分解される虞がない。
【0014】 図5は本考案の第2の実施例を示す。ここで、5は下部ケース1の側板1A頂 部に形成した係合爪であり、本例では係合爪5の向きが内側に向けて曲げられて いる。一方、6は上部ケース2の側板2A内側に溶着あるいは接着などによって 取付けられた係止部材である。しかして、本例の場合の係止部材6は図6からも 明らかなようにその上端の基部6Aが上部ケース側板2Aの内側に取付けられる と共に、下半部分の係止部6BはほぼS字型に形成されている。
【0015】 そこで、その組立にあたっては下部ケース1の側板1Aに上部ケース2の側板 2Aの内側を沿わすようにして差し込む動作により係合爪5の頂部で係止部材6 のS字型をなす係止部6Bを内側に押し開くようにしてその間に係合爪5を入り 込ませ、図6に示すような係止状態とすることができる。なお、本例の場合も例 えば係止部材6の形状を適切に設定することにより係止状態で係合爪5の頂部と 係止部材6との間の上部空間8を狭く保ち上下方向の遊びによるゆるみを規制す ることが可能である。かくして、本実施例によれば、上部ケース2の側板2Aと 下部ケース1の側板1Aとの間のすき間をさらに狭く保つことができ、それだけ ケース内のスペースを有効に使用するか、若しくはケース全体の外形寸法をコン パクト化することができる。また、本例の場合も一旦組立てられた以上、特別の 手段を用意しない限り簡単に分解されたりする心配がない。
【0016】 なお、以上に述べた実施例では単なる閉鎖型のケースの場合について述べたが 、例えば電子部品の一部をケース外部に露出させる必要があるような場合には上 下のケースのいずれか上面若しくは下面に開口を設ければよく、さらにまた開閉 を要するような用途に使用される場合は係止状態を解除するために図示はしない が例えば係止部近傍の上部ケース側に押ピンの挿入が可能な孔を設けるようにす ればよい。
【0017】
【考案の効果】 以上説明してきたように、本考案によれば、下部ケースの少なくとも対向する 側板の上縁近傍に係合爪を一体に形成し、該係合爪が形成された側板に対向する 前記上部ケースの内面位置に弾性体による係止部材を配設し、前記下部ケースへ の前記上部ケースの嵌め合い動作により前記係合爪が前記係止部材に係着される ようにしたので、少ない部品点数でかつケース全体について加工が容易であり、 しかも簡単な動作で組立てることができる上、内に収容される電子部品の割に外 形寸法をコンパクトな形状とすることができる。また、一旦組立てられた以上は 特別の手段によらざる限りケースが分解される虞がなく、特にそのような用途に 好適なケースを提供することができる。さらにまた、分解を必要とする用途等に 使用される場合は、そのような係止削除手段を簡単に付加することも可能である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の構成を上下のケースに分
解して示す斜視図である。
【図2】第1実施例による組立動作の手順を(A),
(B)および(C)に従って示す説明図である。
【図3】第1実施例の組立状態を示す断面図である。
【図4】第1実施例の変形例による係止状態を部分的に
示す断面図である。
【図5】本考案の第2実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図6】図5のAに示す部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 下部ケース 2 上部ケース 1A,2A 側板 3,5 係合爪 4,6 係止部材 4A,6A 基部 4B 係止端部 6B 係止部 4C 係止孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部ケースの外側に上部ケースを嵌め合
    わすことにより一体に組立可能なケース組立構造におい
    て、 前記下部ケースの少なくとも対向する側板の上縁近傍に
    係合爪を一体に形成し、 該係合爪が形成された側板に対向する前記上部ケースの
    内面位置に弾性体による係止部材を配設し、 前記下部ケースへの前記上部ケースの嵌め合い動作によ
    り前記係合爪が前記係止部材に係着されるようにしたこ
    とを特徴とするケース組立構造。
JP674092U 1992-02-19 1992-02-19 ケース組立構造 Pending JPH0568850U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP674092U JPH0568850U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ケース組立構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP674092U JPH0568850U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ケース組立構造

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Publication Number Publication Date
JPH0568850U true JPH0568850U (ja) 1993-09-17

Family

ID=11646613

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JP674092U Pending JPH0568850U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ケース組立構造

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JP (1) JPH0568850U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001354248A (ja) * 2000-06-12 2001-12-25 Fuji Acetylene Kogyo Kk 金属容器の保護キャップ
WO2012120706A1 (ja) * 2011-03-08 2012-09-13 株式会社日立国際電気 電子機器の筐体構造
JP2012228059A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Nidec Sankyo Corp モータ

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