JPH059416Y2 - - Google Patents

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JPH059416Y2
JPH059416Y2 JP1986071454U JP7145486U JPH059416Y2 JP H059416 Y2 JPH059416 Y2 JP H059416Y2 JP 1986071454 U JP1986071454 U JP 1986071454U JP 7145486 U JP7145486 U JP 7145486U JP H059416 Y2 JPH059416 Y2 JP H059416Y2
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adsorbent
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holder
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【考案の詳細な説明】 〈本考案の産業上の利用分野〉 本考案は、例えばビデオデツキの前面に蝶着さ
れた前面パネルなどのように、本体に蝶着された
扉の自由端を、磁石で吸引して扉を閉めた状態に
維持するためのマグネツトホルダーに関する。
〈従来技術〉 従来のマグネツトホルダーは、第7図に示すよ
うに、凸字形をした突出部1aを有する二枚の磁
性体のヨーク板1,1の間に、ヨーク板1の本体
とほぼ同形の磁石片2を挟んで吸着体3を構成
し、第8図に示すように、前面に上記両ヨーク板
1,1の突出部1a,1aのみが外に突出できる
開口4aを備えた筒形のハウジング4内に他端側
から上記吸着体3を収容し、次いで弾力性のある
スポンジ片5を入れ、このスポンジ片5を圧縮し
ながらハウジング4の他端に接着などで底板6を
取付けて塞ぎ、上記スポンジ片5の弾力で吸着体
3を押圧してヨーク板1,1の突出部1a,1a
をハウジングの前面の開口4aから外部に突出さ
せて基板7にネジ8で固定している。従つて、扉
を閉めるときに突出部1a,1aが扉の自由端で
押されるとヨーク板1,1はスポンジ片5を圧縮
して引込み、扉を閉める力を緩衝するようになつ
ている。
しかしながら、このような方式では、部品点数
が吸着体3の他にハウジング4、スポンジ5、底
板6の4点と非常に多く、ハウジング4の中に吸
着体3を入れた後、吸着体3を前面側に押圧する
ためのスポンジ片5を入れ、さらに底板6をハウ
ジング4の他端に接着して取付けることが必要な
ため、組立てに非常に手数がかかる欠点がある。
このため、部品点数を少なくして組立てを簡単
にしたマグネツトホルダーが、従来実開昭60−
188776号において提案されている。
即ち、この実開昭60−188776号のマグネツトホ
ルダーでは、本体内に吸着体を底部側から収容
し、次に、弾性底板を本体内に底部側から本体両
側の切欠きに両端の係止部が嵌まるように嵌め込
んで係合して、弾性底板の中央の湾曲部で吸着体
を本体の前面側へ押圧している。そして、弾性底
板の両端の係止部によつて取付穴に取付けてい
る。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、実開昭60−188776号のマグネツ
トホルダーでは、部品点数が吸着体の他に吸着体
を前面側に押圧するための弾性底板と、本体との
2点必要でり、このため、吸着体を本体内に収容
した後、本体内に弾性底板を嵌め込んで本体と弾
性底板の2部品を係合させなければならず、組立
てに手数がかかるという問題があつた。
本考案は上記の問題点を解決し、吸着体の他に
部品点数を1点のみにして特別の組立てを必要と
しないマグネツトホルダーを提供することを目的
としている。
〈上記目的を達成するための本考案の手段〉 この目的を達成するために、本考案のマグネツ
トホルダーでは、 ハウジングを、弾性変形可能な薄肉部を有する
ヒンジ部30と、該ヒンジ部30の両端に一体的
に連結され、前記吸着体3を収容する収容部と、
取付け基板の取付穴に係止される弾性係止片を有
する第1、第2の保持体10,20とにプラスチ
ツクで一体成形し、 前記ヒンジ部30を屈曲して前記第1、第2の
保持体10,20を突き合せ状態にすることによ
つて、前記吸着体3を前記ヒンジ部30と反対側
の開口部から両ヨーク板の突出部が外方へ突出し
た状態で、且つ前記吸着体3を、前記屈曲された
ヒンジ部30の弾力によつて前記開口部側へ押圧
させた状態で、前記第1、第2の保持体10,2
0の前記収容体内に脱落不能に収容したことを特
徴としている。
〈本考案の実施例〉 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
第1〜3図は本考案の一実施例を示している。
図中、10は第1の保持体、20は第2の保持
体であつて、両者はヒンジ部30によつて一体に
連結されてハウジングを構成している。
第1の保持体10、第2の保持体20は、2枚
のヨーク板1,1と磁石片2からなる吸着体3の
右半分及び左半分をそれぞれ収納できるように、
それぞれ外壁部11,21、内壁部12,22、
側壁部13,13,23,23、底壁部14,2
4によつて、上方が開口した箱状をしている。
外壁部11,21の上半部には、それぞれ2つ
の長穴状の開口部11a,11a,21a,21
aが水平に設けられている。この開口部11a,
21aの底部は、第3図に示すように水平部11
b,21bとこれに連なる傾斜部11c,21c
となつている。また、外壁部11,21の下端に
は、後述する取付け基板7の取付け穴7aの段部
7a′に嵌合するための、張出し部11d,21d
が設けられている。
底壁部14,24はヒンジ部30側に上昇する
ように僅かに傾斜していて、その中央には、コ字
状の切欠き14a,24aが設けられ、この切欠
き14a,24aで囲まれた部分は、先端側が下
方に突出した係止片14b,24bとなつてい
る。
内壁部12,22の上端は肉薄のヒンジ部30
に一体に連なつているとともに、その反対側の角
部12a,22aは三角状に突出している。
側壁部13,13,23,23は、外壁部1
1,21及び底壁部14,24に連なり、内壁部
12,22とは、下端部においてのみ連なつてい
る。
そして第1の保持体10の側壁部13の上端中
央12,12には、突出片13aが上方に突設さ
れ、その上端には、外壁部11側へ張り出した半
円状の係合爪13bが設けられている。この係合
爪13bの内側には、上方が肉薄となるようにテ
ーパー部13b′が設けられている。
一方、第2の保持体20の側壁部23,23の
中央上部には、前記第1の保持体10の突出片1
3aが適合する形状の凹部23aが設けられ、そ
の上縁には、前記係合爪13bと係合するための
係合爪23bがヒンジ部30側に張り出すように
突設されている。この係合爪23bには、上方が
肉薄となるようにテーパー部23b′が設けられて
いる。
このような形状のマグネツトホルダーはプラス
チツクの一体成形で全体が構成されていて、肉薄
のヒンジ部30が充分に屈曲し、かつ、復元する
ように、またコ字状の切欠き14a,24aで囲
まれた係止片14b,24b、及び、内壁部1
2,22が適度に撓み、かつ、復元するようにそ
の肉厚、幅などが設定されている。
〈上記実施例の動作〉 次に上記の構成のマグネツトホルダーの動作を
説明する。
第3,4図に示すように、第1の保持体10
(又は第2の保持体20)内に、2枚のヨーク片
1,1で磁石片2を挾んだもの(吸着体3)の右
半分(又は左半分)を、ヨーク片1,1を開口部
11a,11aに挿入して収納する。
次に、第4図に示すようにヒンジ部30を曲げ
て、ヨーク板1,1を第2の保持体20の開口部
21a,21aに挿入しつつ収納し、第5図に示
すように第1の保持体10と第2の保持体20を
突き合わせて、第1の保持部10の係合爪13b
を第2の保持部20の係合爪23bに係合する。
この係合爪13bと係合爪23bの係合の際に、
係合爪13bのテーパー部13b′と係合爪23b
のテーパー部23b′とが、まず初めに接触するの
で、係合がスムーズに行なわれる。
次に、第6図に示すようにこれを取付け基板7
の取付け穴7aに押し込むと、外方に突出した係
止片14b,24bが取付け穴7aの縁部に押圧
されて内方へ撓みつつ通過して復帰し、第6図に
示すように取付け穴7aの縁部に係止されて抜け
なくなる。また、外壁部11,21の張出し部1
1d,21dは取付け穴7aの段部7a′に納ま
る。このため張出し部11d,21dと係止片1
4b,24b先端との間に取付け基板7が挟持さ
れて、マグネツトホルダーは取付け基板7に固定
される。
この状態で、第5,6図に示すようにヨーク板
1,1及び磁石片2の底部は、屈曲したヒンジ部
30に連なつた角部12a,22aが当接して、
ヨーク板1,1の突出部1a,1aが開口部11
a,11a,21a,21aから外方へ突出し、
ヨーク板1,1の円弧状の肩部1b,1bが傾斜
部11c,21cに当接し、かつ、磁石片2が外
壁部11,21の内側に当接した状態になつてい
る。
しかして、扉を閉める際に、扉の自由端でヨー
ク板1,1の突出部1a,1aが押込まれると、
ヨーク板1,1によつて第6図に示すようにヒン
ジ部30が矢印A方向に弾性変形する。このため
ヨーク板1,1及び磁石片2は内部に移動して扉
の閉まる力を緩衝し、その後、ヒンジ部30が復
元することによつてヨーク板1,1は再び押し出
され、磁性片12の自力で扉は所定の閉めた状態
に保たれる。
なお、第6図に示すように、ヨーク板1,1の
突出部1a,1aの側部1a′,1a′と開口部11
a,21aの水平部11b,21bとの間には隙
間があるので、扉が取付け基板7に正確に水平に
閉まらず、傾きがある場合には、ヨーク板1,1
はこれに応じて第6図の矢印B方向に首振りする
から、扉の傾きを吸収する。
以上、本考案の一実施例を示したが、本考案は
これに限定されるものではなく、各部の構成にお
いて種々の変形が可能なことは勿論であり、例え
ば、第1の保持体10と第2の保持体を係合させ
る突出片13a、係合爪13b及び凹部23a、
係合爪23bを省略し、第1の保持体10、第2
の保持体20を突き合わせただけで、第6図のよ
うに取付け穴7へ押し込むようにしてもよい。ま
た、取付け穴7への係止のできるものであれば係
止片14b,24bは他の形状のものにしてもよ
い。
〈本考案の効果〉 以上のように、本考案のマグネツトホルダー
は、ハウジングを、弾性変形可能な薄肉部を有す
るヒンジ部30と、該ヒンジ部30の両端に一体
的に連結され、前記吸着体3を収容する収容部
と、取付け基板の取付穴に係止される弾性係止片
を有する第1、第2の保持体10,20とにプラ
スチツクで一体成形し、前記ヒンジ部30を屈曲
して前記第1、第2の保持体10,20を突き合
せ状態にすることによつて、前記吸着体3を前記
ヒンジ部30と反対側の開口部から前記両ヨーク
板の前記突出部が外方へ突出した状態で、且つ前
記吸着体3を、前記屈曲されたヒンジ部30の弾
力によつて前記開口部側へ押圧させた状態で、前
記第1、第2の保持体10,20の前記収容体内
に脱落不能に収容して、吸着体3を前面側へ押圧
するための別部品を特別に設けることなく、2つ
の保持体10,20を連結するヒンジ部30を屈
曲することで生じる弾性を用いて押圧するように
したので、実開昭60−188776号のように吸着体を
前面側へ押圧するための別部品が不要となり、こ
のため、吸着体3の他に、マグネツトホルダーそ
のものの1部品点数のみでよく、しかも、ヒンジ
部30を屈曲するだけでよいから、部品どうしの
特別の組立て作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はその平面図、第3図は第2図における−
断面図、第4図は2つの保持体を閉じる途中の状
態を示す斜視図、第5図は閉じた状態を示す正面
図、第6図は取付け穴に装着した状態を示す断面
図である。第7図は従来例の吸着体を示す正面
図、第8図は従来例の板体に取付けた状態を示す
断面図である。 1……ヨーク板、1a……突出部、1a′……側
部、1b……肩部、2……磁石片、3……吸着
体、7……基板、10……第1の保持体、20…
…第2の保持体、11,21……外壁部、11
a,21a……開口部、11b,21b……水平
部、11c,21c……傾斜部、11d,21d
……張出し部、12,22……内壁部、12a,
22a……突出部、13,23……側壁部、13
a……突出片、13b……係合爪、13b′……テ
ーパー部、23a……凹部、23b……係合爪、
23b′……テーパー部、14,24……底壁部、
14a,24a……切欠き、14b,24b……
係止片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 突出部を有する二枚のヨーク板と該二枚のヨー
    ク板間に挟んだ磁石片とから成る吸着体3をハウ
    ジング中に収容し、前記ハウジング中で該吸着体
    3を押圧して前記両ヨーク板の突出部をハウジン
    グの前面の開口部から外方に突出させ、取付け基
    板の取付け穴に係止されるマグネツトホルダーに
    おいて、 前記ハウジングを、弾性変形可能な薄肉部を有
    するヒンジ部30と、該ヒンジ部30の両端に一
    体的に連結され、前記吸着体3を収容する収容部
    と、取付け基板の取付穴に係止される弾性係止片
    を有する第1、第2の保持体10,20とにプラ
    スチツクで一体成形し、 前記ヒンジ部30を屈曲して前記第1、第2の
    保持体10,20を突き合せ状態にすることによ
    つて、前記吸着体3を前記ヒンジ部30と反対側
    の開口部から前記両ヨーク板の前記突出部が外方
    へ突出した状態で、且つ前記吸着体3を、前記屈
    曲されたヒンジ部30の弾力によつて前記開口部
    側へ押圧させた状態で、前記第1、第2の保持体
    10,20の前記収容体内で脱落不能に収容した
    ことを特徴とするマグネツトホルダー。
JP1986071454U 1986-05-13 1986-05-13 Expired - Lifetime JPH059416Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60188776U (ja) * 1984-05-26 1985-12-14 タキゲン製造株式会社 マグネットキャッチの取付構造

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JPS62187070U (ja) 1987-11-28

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