JPH11236780A - 磁石組立体 - Google Patents
磁石組立体Info
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- JPH11236780A JPH11236780A JP5415098A JP5415098A JPH11236780A JP H11236780 A JPH11236780 A JP H11236780A JP 5415098 A JP5415098 A JP 5415098A JP 5415098 A JP5415098 A JP 5415098A JP H11236780 A JPH11236780 A JP H11236780A
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- yoke
- piece
- housing
- magnet
- pieces
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハウジングの内部に対する組み付けが簡単な
磁石組立体の提供。 【解決手段】 2枚のヨーク片1A・1Bと、1個の磁
石片2と、該磁石片とヨーク片を収納する箱形のハウジ
ング3とから成る磁石組立体において、ハウジングの前
面壁に2枚のヨーク片を挿入する一対のスリット10を
形成すると共に、正面壁又は背面壁の少なくとも一方を
開放して磁石片を挿入する開口9を形成し、且つ、両側
壁の内面に各ヨーク片の側部に設けられた係止部4に係
合する係合部12を設けると共に、後面壁の内面に弾性
腕13を設けることにより、単に、1枚のヨーク片をハ
ウジングの内部にスリットを介して挿入して、今度は、
正面壁又は背面壁側の開口から磁石片をハウジングの内
部に挿入し、最後に、残り1枚のヨーク片をハウジング
の内部にスリットを介して挿入するだけで、ハウジング
の内部にヨーク片と磁石片とを極めて簡単に組み付ける
ことが可能となる。
磁石組立体の提供。 【解決手段】 2枚のヨーク片1A・1Bと、1個の磁
石片2と、該磁石片とヨーク片を収納する箱形のハウジ
ング3とから成る磁石組立体において、ハウジングの前
面壁に2枚のヨーク片を挿入する一対のスリット10を
形成すると共に、正面壁又は背面壁の少なくとも一方を
開放して磁石片を挿入する開口9を形成し、且つ、両側
壁の内面に各ヨーク片の側部に設けられた係止部4に係
合する係合部12を設けると共に、後面壁の内面に弾性
腕13を設けることにより、単に、1枚のヨーク片をハ
ウジングの内部にスリットを介して挿入して、今度は、
正面壁又は背面壁側の開口から磁石片をハウジングの内
部に挿入し、最後に、残り1枚のヨーク片をハウジング
の内部にスリットを介して挿入するだけで、ハウジング
の内部にヨーク片と磁石片とを極めて簡単に組み付ける
ことが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
コンソールボックスのリッド等を、ボックス本体側に磁
力で閉塞するために使用される磁石組立体の改良に関す
るものである。
コンソールボックスのリッド等を、ボックス本体側に磁
力で閉塞するために使用される磁石組立体の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種磁石組立体として、実開平
5−12571号公報に示すものが存する。該従来の磁
石組立体は、具体的には図示しないが、磁性体としての
2枚のヨーク片と、該各ヨーク片の間に挾み込まれる1
個の磁石片と、該磁石片とヨーク片を一緒にその中空内
部に収納する箱形のハウジングとから成り、2枚のヨー
ク片間に磁石片を挾み込んで、この状態のまま、ハウジ
ングの内部にその後部側開口から挿入して、ハウジング
の後部側開口を底板で閉じれば、これにより、各ヨーク
片の頭部がハウジングの前部側開口から外方に突出する
状態をもって、ヨーク片と磁石片とがハウジングの内部
に組み立てられるので、後は、当該箱形のハウジングを
上記ボックス本体側に取り付ければ、コンソールボック
スのリッド等をボックス本体側に磁力で閉塞することが
可能となる。
5−12571号公報に示すものが存する。該従来の磁
石組立体は、具体的には図示しないが、磁性体としての
2枚のヨーク片と、該各ヨーク片の間に挾み込まれる1
個の磁石片と、該磁石片とヨーク片を一緒にその中空内
部に収納する箱形のハウジングとから成り、2枚のヨー
ク片間に磁石片を挾み込んで、この状態のまま、ハウジ
ングの内部にその後部側開口から挿入して、ハウジング
の後部側開口を底板で閉じれば、これにより、各ヨーク
片の頭部がハウジングの前部側開口から外方に突出する
状態をもって、ヨーク片と磁石片とがハウジングの内部
に組み立てられるので、後は、当該箱形のハウジングを
上記ボックス本体側に取り付ければ、コンソールボック
スのリッド等をボックス本体側に磁力で閉塞することが
可能となる。
【0003】しかし、当該従来の磁石組立体のように、
2枚のヨーク片と1個の磁石片を予めその内外側に揃え
て、ハウジングの内部に挿入する型式のものにあって
は、磁石片には磁力の強いものを使用しているいる関係
で、2枚のヨーク片と1個の磁石片の3部品を、磁力に
よる吸引力に抗して、正しい姿勢に勢揃いさせることが
中々困難となって、ハウジングの内部に対する挿入作業
に支障を来す恐れが十分にあった。
2枚のヨーク片と1個の磁石片を予めその内外側に揃え
て、ハウジングの内部に挿入する型式のものにあって
は、磁石片には磁力の強いものを使用しているいる関係
で、2枚のヨーク片と1個の磁石片の3部品を、磁力に
よる吸引力に抗して、正しい姿勢に勢揃いさせることが
中々困難となって、ハウジングの内部に対する挿入作業
に支障を来す恐れが十分にあった。
【0004】そこで、斯る実情に鑑み、実公平5−94
16号公報に示すように、上記箱形のハウジングをヒン
ジ部を介して左右半割り状態となして、いずれか一方の
半割り体側にヨーク片と磁石片とを個々に組み付けて、
後から、一方の半割り体と他方の半割り体とを結合させ
ることにより、上記と同様な使用に供せられる改良型の
磁石組立体も提案されている。
16号公報に示すように、上記箱形のハウジングをヒン
ジ部を介して左右半割り状態となして、いずれか一方の
半割り体側にヨーク片と磁石片とを個々に組み付けて、
後から、一方の半割り体と他方の半割り体とを結合させ
ることにより、上記と同様な使用に供せられる改良型の
磁石組立体も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】確かに、この改良型の
磁石組立体の下では、従来のように、2枚のヨーク片と
1個の磁石片とを予め内外側に勢揃いさせる困難な作業
が不要となるが、今度は、ヨーク片の組み付け後に、磁
石片を組み付けると、その磁力でヨーク片がハウジング
の半割り体側から引き出されて、結果的には、同様に、
組付作業性が低下する恐れがあった。又、仮に、2枚の
ヨーク片と1個の磁石片とを半割り体側に組み付けたと
しても、その組み付け状態が不揃いであると、やはり、
従来のものと同様に、一方の半割り体と他方の半割り体
とを結合する時に、半割り体同士の結合がスムーズに行
なえないことも否定できなかった。
磁石組立体の下では、従来のように、2枚のヨーク片と
1個の磁石片とを予め内外側に勢揃いさせる困難な作業
が不要となるが、今度は、ヨーク片の組み付け後に、磁
石片を組み付けると、その磁力でヨーク片がハウジング
の半割り体側から引き出されて、結果的には、同様に、
組付作業性が低下する恐れがあった。又、仮に、2枚の
ヨーク片と1個の磁石片とを半割り体側に組み付けたと
しても、その組み付け状態が不揃いであると、やはり、
従来のものと同様に、一方の半割り体と他方の半割り体
とを結合する時に、半割り体同士の結合がスムーズに行
なえないことも否定できなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、これら従来の
磁石組立体が抱える課題を有効に解決するために開発さ
れたもので、請求項1記載の発明は、2枚のヨーク片
と、該各ヨーク片の間に挾み込まれる1個の磁石片と、
該磁石片とヨーク片をその中空内部に収納する箱形のハ
ウジングとから成る磁石組立体において、上記ハウジン
グの前面壁に2枚のヨーク片を挿入する一対のスリット
を間隔をおいて形成すると共に、正面壁又は背面壁の少
なくとも一方を開放して磁石片を挿入する開口を形成
し、且つ、両側壁の内面に各ヨーク片の側部に設けられ
た係止部に係合する係合部を設けると共に、後面壁の内
面に弾性腕を撓み可能に設ける構成を採用した。
磁石組立体が抱える課題を有効に解決するために開発さ
れたもので、請求項1記載の発明は、2枚のヨーク片
と、該各ヨーク片の間に挾み込まれる1個の磁石片と、
該磁石片とヨーク片をその中空内部に収納する箱形のハ
ウジングとから成る磁石組立体において、上記ハウジン
グの前面壁に2枚のヨーク片を挿入する一対のスリット
を間隔をおいて形成すると共に、正面壁又は背面壁の少
なくとも一方を開放して磁石片を挿入する開口を形成
し、且つ、両側壁の内面に各ヨーク片の側部に設けられ
た係止部に係合する係合部を設けると共に、後面壁の内
面に弾性腕を撓み可能に設ける構成を採用した。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1を前提と
して、対の係合部と弾性腕の間に画成される空間よりも
磁石片の方が小さい構成を採用した。
して、対の係合部と弾性腕の間に画成される空間よりも
磁石片の方が小さい構成を採用した。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1乃至請求
項2を前提として、ヨーク片のスリットの内周面と対応
する個所に突起を設ける構成を採用した。
項2を前提として、ヨーク片のスリットの内周面と対応
する個所に突起を設ける構成を採用した。
【0009】依って、請求項1記載の発明にあっては、
従来の如き困難が強いられる勢揃い作業を行なわなくと
も、単に、まず、1枚のヨーク片をハウジングの内部に
対応するスリットを介して上方向から挿入して、今度
は、当該ヨーク片が存在しない正面壁又は背面壁側の開
口を利用して、磁石片をハウジングの内部に横方向から
挿入し、最後に、残りの1枚のヨーク片をハウジングの
内部に対応するスリットを介して上方向から挿入するだ
けで、ハウジングの内部に2枚のヨーク片と1個の磁石
片とを極めて簡単に正しい姿勢をもって組み付けること
が可能となる。
従来の如き困難が強いられる勢揃い作業を行なわなくと
も、単に、まず、1枚のヨーク片をハウジングの内部に
対応するスリットを介して上方向から挿入して、今度
は、当該ヨーク片が存在しない正面壁又は背面壁側の開
口を利用して、磁石片をハウジングの内部に横方向から
挿入し、最後に、残りの1枚のヨーク片をハウジングの
内部に対応するスリットを介して上方向から挿入するだ
けで、ハウジングの内部に2枚のヨーク片と1個の磁石
片とを極めて簡単に正しい姿勢をもって組み付けること
が可能となる。
【0010】又、請求項2記載の発明にあっては、これ
に加えて、ハウジングの内部に対する磁石片の挿入作業
が容易となり、請求項3記載の発明にあっては、各ヨー
ク片の突起がスリットの内周面と対応して存在するの
で、ヨーク片のスリット内での位置精度が確保できる。
に加えて、ハウジングの内部に対する磁石片の挿入作業
が容易となり、請求項3記載の発明にあっては、各ヨー
ク片の突起がスリットの内周面と対応して存在するの
で、ヨーク片のスリット内での位置精度が確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する好適な実
施の形態に基づいて詳述すれば、第一実施の形態に係る
磁石組立体は、図1に示す如く、凸形状を呈する磁性体
たる2枚のヨーク片1A・1Bと、該各ヨーク片1A・
1Bの間に挾み込まれる1個の磁石片2と、該磁石片2
とヨーク片1A・1Bを一緒にその中空内部に収納する
箱形のハウジング3とから成り、各ヨーク片1A・1B
は、図示する如く、その両側部に対の関係にある凹状の
係止部4を設けると共に、その頭部1a・1b寄りの表
裏面に表面処理時における張り付き防止用の突起5を交
互に設け、磁石片2は、当該ヨーク片1A・1Bよりも
一回り小さな矩形状を呈する構成となっている。
施の形態に基づいて詳述すれば、第一実施の形態に係る
磁石組立体は、図1に示す如く、凸形状を呈する磁性体
たる2枚のヨーク片1A・1Bと、該各ヨーク片1A・
1Bの間に挾み込まれる1個の磁石片2と、該磁石片2
とヨーク片1A・1Bを一緒にその中空内部に収納する
箱形のハウジング3とから成り、各ヨーク片1A・1B
は、図示する如く、その両側部に対の関係にある凹状の
係止部4を設けると共に、その頭部1a・1b寄りの表
裏面に表面処理時における張り付き防止用の突起5を交
互に設け、磁石片2は、当該ヨーク片1A・1Bよりも
一回り小さな矩形状を呈する構成となっている。
【0012】又、箱形のハウジング3は、合成樹脂の一
体成形品で、実質的には、フランジ部6aを有する前面
壁6と両側面壁7と後面壁8の4面のみを備え、その正
面壁と背面壁とは開放されて、当該各面には開口9が形
成されている一方、前面壁6に上記2枚のヨーク片1A
・1Bを挿入する一対のスリット10を磁石片2の肉厚
分の間隔をおいて形成すると共に、両側面壁7の外面下
部側に上外方に立ち上がる一対の係止脚片11を立設
し、両側面壁7の内面上部側に上記各ヨーク片1A・1
Bの凹状の係止部4に係合する対の関係にある爪状の係
合部12を突設し、且つ、後面壁8の内面側にヨーク片
1A・1Bと磁石片2の中心部を押圧する1本の弾性腕
13を撓み可能に斜設する構成となっている。
体成形品で、実質的には、フランジ部6aを有する前面
壁6と両側面壁7と後面壁8の4面のみを備え、その正
面壁と背面壁とは開放されて、当該各面には開口9が形
成されている一方、前面壁6に上記2枚のヨーク片1A
・1Bを挿入する一対のスリット10を磁石片2の肉厚
分の間隔をおいて形成すると共に、両側面壁7の外面下
部側に上外方に立ち上がる一対の係止脚片11を立設
し、両側面壁7の内面上部側に上記各ヨーク片1A・1
Bの凹状の係止部4に係合する対の関係にある爪状の係
合部12を突設し、且つ、後面壁8の内面側にヨーク片
1A・1Bと磁石片2の中心部を押圧する1本の弾性腕
13を撓み可能に斜設する構成となっている。
【0013】この為、特に、箱形のハウジング3に関し
ては、4面のみを備えるものであるから、その全面に壁
を備えるものと比較すると、材料費の削減と金型構造の
簡素化が期待できるので、全体としてのコスト低廉化と
軽量化に貢献できることとなる。
ては、4面のみを備えるものであるから、その全面に壁
を備えるものと比較すると、材料費の削減と金型構造の
簡素化が期待できるので、全体としてのコスト低廉化と
軽量化に貢献できることとなる。
【0014】依って、斯る構成の磁石組立体を組み付け
る場合には、まず、最初に、図2のAに示す如く、1枚
のヨーク片1Aをハウジング3の内部に前面壁6の対応
するスリット10を介して上方向から挿入すると、当該
ヨーク片1Aの下端縁が弾性腕13の先端部に当接する
と同時に、その両側部の凹状の係止部4に両側面壁7側
の爪状の係合部12が自動的に係合するので、これによ
り、1枚のヨーク片1Aがハウジング3内に抜け外れる
ことなく上下左右の挿入姿勢が規制されて保持されるこ
ととなる。
る場合には、まず、最初に、図2のAに示す如く、1枚
のヨーク片1Aをハウジング3の内部に前面壁6の対応
するスリット10を介して上方向から挿入すると、当該
ヨーク片1Aの下端縁が弾性腕13の先端部に当接する
と同時に、その両側部の凹状の係止部4に両側面壁7側
の爪状の係合部12が自動的に係合するので、これによ
り、1枚のヨーク片1Aがハウジング3内に抜け外れる
ことなく上下左右の挿入姿勢が規制されて保持されるこ
ととなる。
【0015】尚、この場合には、ヨーク片1Aが張り付
き防止用の突起5を有していても、当該突起5はその頭
部1a寄りに設けられているので、スリット10に対す
る挿入には何ら支障を来すことはなく、逆に、組み付け
後は、図示する如く、突起5がスリット10の内周面と
対応するように設定されているので、これによっても、
スリット10内での位置精度が確保されることとなる。
き防止用の突起5を有していても、当該突起5はその頭
部1a寄りに設けられているので、スリット10に対す
る挿入には何ら支障を来すことはなく、逆に、組み付け
後は、図示する如く、突起5がスリット10の内周面と
対応するように設定されているので、これによっても、
スリット10内での位置精度が確保されることとなる。
【0016】そこで、今度は、図2のBに示す如く、上
記ヨーク片1Aが存在しない正面壁側の開口9(逆の場
合は、背面壁側の開口9)を利用して、磁石片2をハウ
ジング3の内部に横方向から挿入すると、当該磁石片2
が既に組み付けられているヨーク片1Aに磁着すること
となるが、この時には、磁石片2が対の係合部12と弾
性腕13間に画成される空間よりも小さく設定されてい
るので、磁石片2をハウジング3の内部に無理なく挿入
することが可能となると共に、当該係合部12と弾性腕
13の存在で、磁石片2の挿入姿勢も自動的に規制され
ることとなる。
記ヨーク片1Aが存在しない正面壁側の開口9(逆の場
合は、背面壁側の開口9)を利用して、磁石片2をハウ
ジング3の内部に横方向から挿入すると、当該磁石片2
が既に組み付けられているヨーク片1Aに磁着すること
となるが、この時には、磁石片2が対の係合部12と弾
性腕13間に画成される空間よりも小さく設定されてい
るので、磁石片2をハウジング3の内部に無理なく挿入
することが可能となると共に、当該係合部12と弾性腕
13の存在で、磁石片2の挿入姿勢も自動的に規制され
ることとなる。
【0017】次いで、図2のCに示す如く、残りの1枚
のヨーク片1Bを同じくハウジング3の内部に前面壁6
側の対応するスリット10を介して上方向から挿入すれ
ば、やはり、当該ヨーク片1Bの下端縁が弾性腕13の
先端部に当接すると同時に、凹状の係止部4に爪状の係
合部12が自動的に係合するので、これにより、従来の
如き困難が強いられる勢揃い作業を行なわなくとも、2
枚のヨーク片1A・1Bと1個の磁石片2とが、ハウジ
ング3の内部に極めて簡単に組み付けられることとな
る。
のヨーク片1Bを同じくハウジング3の内部に前面壁6
側の対応するスリット10を介して上方向から挿入すれ
ば、やはり、当該ヨーク片1Bの下端縁が弾性腕13の
先端部に当接すると同時に、凹状の係止部4に爪状の係
合部12が自動的に係合するので、これにより、従来の
如き困難が強いられる勢揃い作業を行なわなくとも、2
枚のヨーク片1A・1Bと1個の磁石片2とが、ハウジ
ング3の内部に極めて簡単に組み付けられることとな
る。
【0018】尚、斯る状態にあっては、2枚のヨーク片
1A・1Bの各頭部1a・1bのみが対応するスリット
10内から外方に突出するだけで、磁石片2は外部に全
く露出しないので、外観上の見映えも頗る良好となる。
又、このヨーク片1Bに関しても、組み付け後は、図示
する如く、その突起5がスリット10の内周面と対応し
ているので、やはり、スリット10内での位置精度が確
保される。
1A・1Bの各頭部1a・1bのみが対応するスリット
10内から外方に突出するだけで、磁石片2は外部に全
く露出しないので、外観上の見映えも頗る良好となる。
又、このヨーク片1Bに関しても、組み付け後は、図示
する如く、その突起5がスリット10の内周面と対応し
ているので、やはり、スリット10内での位置精度が確
保される。
【0019】従って、後は、図3に示す如く、例えば、
自動車コンソールボックスのボックス本体Bに設けられ
ている取付孔H内にハウジング3をその後面壁8側から
差し込めば、そのフランジ部6aが取付孔Hの段部に嵌
着し、一対の係止脚片11が取付孔Hの孔縁に弾性的に
係止するので、これにより、磁石組立体がボックス本体
B側に取り付けられることとなる。
自動車コンソールボックスのボックス本体Bに設けられ
ている取付孔H内にハウジング3をその後面壁8側から
差し込めば、そのフランジ部6aが取付孔Hの段部に嵌
着し、一対の係止脚片11が取付孔Hの孔縁に弾性的に
係止するので、これにより、磁石組立体がボックス本体
B側に取り付けられることとなる。
【0020】そして、そのリッド(図示せず)を閉塞す
る場合には、リッドを徐々に閉じて行くと、リッド側の
鉄板が各ヨーク片1A・1Bの突出頭部1a・1bに衝
突して、各ヨーク片1A・1Bが弾性腕13を変形させ
ながらハウジング3内に押し込まれて、リッドの閉じ力
を緩衝し、リッドの閉じ力が解放されると、弾性腕13
が再び復元して、各ヨーク片1A・1Bを元の状態に弾
性的に押し戻すので、これにより、リッドが磁石組立体
の磁力で確実に閉塞されることとなる。又、リッドを開
放する時は、当該磁力に打ち勝つ力で、リッドを開けば
良い。
る場合には、リッドを徐々に閉じて行くと、リッド側の
鉄板が各ヨーク片1A・1Bの突出頭部1a・1bに衝
突して、各ヨーク片1A・1Bが弾性腕13を変形させ
ながらハウジング3内に押し込まれて、リッドの閉じ力
を緩衝し、リッドの閉じ力が解放されると、弾性腕13
が再び復元して、各ヨーク片1A・1Bを元の状態に弾
性的に押し戻すので、これにより、リッドが磁石組立体
の磁力で確実に閉塞されることとなる。又、リッドを開
放する時は、当該磁力に打ち勝つ力で、リッドを開けば
良い。
【0021】次に、第二実施の形態に係る磁石組立体を
説明すると、当該第二実施の形態のものも、基本的に
は、上記した第一実施の形態を踏襲するものであるが、
異なるところは、第一実施の形態よりも大きなタイプの
磁石組立体として開発されたものであるから、必然的
に、2枚のヨーク片1A・1Bも1個の磁石片2もそれ
に応じて大型化している。
説明すると、当該第二実施の形態のものも、基本的に
は、上記した第一実施の形態を踏襲するものであるが、
異なるところは、第一実施の形態よりも大きなタイプの
磁石組立体として開発されたものであるから、必然的
に、2枚のヨーク片1A・1Bも1個の磁石片2もそれ
に応じて大型化している。
【0022】そして、箱形のハウジング3に対しては、
図4に示す如く、その両側面壁7の内面に各ヨーク片1
A・1Bの凹状の係止部4に係合する撓み可能な腕状の
係合部12を形成し、後面壁8の内面にハの字状を呈す
る2本の弾性腕13を対向して斜設する一方、正面壁側
の開口9両縁に脱落防止用の対の関係にある突片14を
設け、背面壁側の開口9中央部に同じく脱落防止用の遮
蔽壁15を設ける構成となしている。
図4に示す如く、その両側面壁7の内面に各ヨーク片1
A・1Bの凹状の係止部4に係合する撓み可能な腕状の
係合部12を形成し、後面壁8の内面にハの字状を呈す
る2本の弾性腕13を対向して斜設する一方、正面壁側
の開口9両縁に脱落防止用の対の関係にある突片14を
設け、背面壁側の開口9中央部に同じく脱落防止用の遮
蔽壁15を設ける構成となしている。
【0023】依って、この第二実施の形態にあっては、
まず、最初に、1枚のヨーク片1Aをハウジング3の内
部に背面壁寄りのスリット10を介して上方向から挿入
すると、当該ヨーク片1Aの下端縁が2本の弾性腕13
の先端部に当接すると同時に、両側部の凹状の係止部4
に腕状の係合部12が自動的に係合するので、今度は、
上記ヨーク片1Aが存在しない正面壁側の開口9を利用
して、磁石片2をハウジング3の内部に横方向から挿入
し、次に、残りの1枚のヨーク片1Bを同じくハウジン
グ3の内部に正面壁寄りのスリット10を介して上方向
より挿入すれば、これにより、図5に示す如く、2枚の
ヨーク片1A・1Bと1個の磁石片2とが、ハウジング
3の内部に極めて簡単に組み付けられることとなる。
まず、最初に、1枚のヨーク片1Aをハウジング3の内
部に背面壁寄りのスリット10を介して上方向から挿入
すると、当該ヨーク片1Aの下端縁が2本の弾性腕13
の先端部に当接すると同時に、両側部の凹状の係止部4
に腕状の係合部12が自動的に係合するので、今度は、
上記ヨーク片1Aが存在しない正面壁側の開口9を利用
して、磁石片2をハウジング3の内部に横方向から挿入
し、次に、残りの1枚のヨーク片1Bを同じくハウジン
グ3の内部に正面壁寄りのスリット10を介して上方向
より挿入すれば、これにより、図5に示す如く、2枚の
ヨーク片1A・1Bと1個の磁石片2とが、ハウジング
3の内部に極めて簡単に組み付けられることとなる。
【0024】尚、斯る状態にあっても、2枚のヨーク片
1A・1Bの各頭部1a・1bのみが対応するスリット
10内から外方に突出するだけで、大きな磁石片2は外
部に全く露出しないので、外観上の見映えも頗る良好と
なるし、且つ、各ヨーク片1A・1Bは、第一実施の形
態と同様、凹状の係止部4に対する腕状の係合部12の
係合と2本の弾性腕13の押圧作用で、ハウジング3の
内部において上下左右の挿入姿勢が規制されている。
1A・1Bの各頭部1a・1bのみが対応するスリット
10内から外方に突出するだけで、大きな磁石片2は外
部に全く露出しないので、外観上の見映えも頗る良好と
なるし、且つ、各ヨーク片1A・1Bは、第一実施の形
態と同様、凹状の係止部4に対する腕状の係合部12の
係合と2本の弾性腕13の押圧作用で、ハウジング3の
内部において上下左右の挿入姿勢が規制されている。
【0025】従って、後は、図6に示す如く、コンソー
ルボックスのボックス本体B側に設けられている取付孔
H内にハウジング3をその後面壁8側から差し込めば、
フランジ部6aが取付孔Hの段部に嵌着し、一対の係止
脚片11が取付孔Hの孔縁に係止するので、これによ
り、磁石組立体がボックス本体B側に取り付けられるこ
ととなるが、この場合には、例え、ハウジング3を含
め、ヨーク片1A・1Bと磁石片2が大きくなっていて
も、ハウジング3の正面壁側の開口9には対の関係にあ
る突片14が設けられ、背面壁側の開口9には遮蔽壁1
5が設けられているので、ヨーク片1A・1Bや磁石片
2が誤ってハウジング3の内部から脱落する心配が決し
てない。尚、この場合にあっても、各ヨーク片1A・1
Bの突起5がスリット10の内周面と対応しているの
で、やはり、スリット10内での位置精度が確保される
こととなる。
ルボックスのボックス本体B側に設けられている取付孔
H内にハウジング3をその後面壁8側から差し込めば、
フランジ部6aが取付孔Hの段部に嵌着し、一対の係止
脚片11が取付孔Hの孔縁に係止するので、これによ
り、磁石組立体がボックス本体B側に取り付けられるこ
ととなるが、この場合には、例え、ハウジング3を含
め、ヨーク片1A・1Bと磁石片2が大きくなっていて
も、ハウジング3の正面壁側の開口9には対の関係にあ
る突片14が設けられ、背面壁側の開口9には遮蔽壁1
5が設けられているので、ヨーク片1A・1Bや磁石片
2が誤ってハウジング3の内部から脱落する心配が決し
てない。尚、この場合にあっても、各ヨーク片1A・1
Bの突起5がスリット10の内周面と対応しているの
で、やはり、スリット10内での位置精度が確保される
こととなる。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、請求項1の下では、従来の如き困難が強いられ
る勢揃い作業を行なわなくとも、単に、まず、1枚のヨ
ーク片をハウジングの内部に対応するスリットを介して
上方向から挿入して、今度は、当該ヨーク片が存在しな
い正面壁又は背面壁側の開口を利用して、磁石片をハウ
ジングの内部に横方向から挿入し、最後に、残りの1枚
のヨーク片をハウジングの内部に対応するスリットを介
して上方向から挿入するだけで、ハウジングの内部に2
枚のヨーク片と1個の磁石片とを極めて簡単に正しい姿
勢をもって組み付けることが可能となる。
により、請求項1の下では、従来の如き困難が強いられ
る勢揃い作業を行なわなくとも、単に、まず、1枚のヨ
ーク片をハウジングの内部に対応するスリットを介して
上方向から挿入して、今度は、当該ヨーク片が存在しな
い正面壁又は背面壁側の開口を利用して、磁石片をハウ
ジングの内部に横方向から挿入し、最後に、残りの1枚
のヨーク片をハウジングの内部に対応するスリットを介
して上方向から挿入するだけで、ハウジングの内部に2
枚のヨーク片と1個の磁石片とを極めて簡単に正しい姿
勢をもって組み付けることが可能となる。
【0027】又、請求項2の下では、これに加えて、ハ
ウジングの内部に対する磁石片の挿入作業が容易とな
り、請求項3の下では、各ヨーク片の突起がスリットの
内周面と対応して存在するので、ヨーク片のスリット内
での位置精度が確保できる。
ウジングの内部に対する磁石片の挿入作業が容易とな
り、請求項3の下では、各ヨーク片の突起がスリットの
内周面と対応して存在するので、ヨーク片のスリット内
での位置精度が確保できる。
【図1】本発明の第一実施の形態に係る磁石組立体を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図2】(A)(B)(C)はハウジングの内部にヨーク片
と磁石片とを組み付ける工程を順に示す断面図である。
と磁石片とを組み付ける工程を順に示す断面図である。
【図3】ボックス本体側の取付孔に磁石組立体を取り付
けた状態を示す要部断面図である。
けた状態を示す要部断面図である。
【図4】第二実施の形態に係る磁石組立体を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図5】ハウジングの内部にヨーク片と磁石片とを組み
付けた状態示す断面図である。
付けた状態示す断面図である。
【図6】ボックス本体側の取付孔に磁石組立体を取り付
けた状態を示す要部断面図である。
けた状態を示す要部断面図である。
1A ヨーク片 1B ヨーク片 1a ヨーク片の頭部 1b ヨーク片の頭部 2 磁石片 3 ハウジング 4 係止部 5 突起 6 前面壁 7 側面壁 8 後面壁 9 開口 10 スリット 11 係止脚片 12 係合部 13 弾性腕 14 突片 15 遮蔽壁 B ボックス本体 H 取付孔
Claims (3)
- 【請求項1】 2枚のヨーク片と、該各ヨーク片の間に
挾み込まれる1個の磁石片と、該磁石片とヨーク片をそ
の中空内部に収納する箱形のハウジングとから成る磁石
組立体において、上記ハウジングの前面壁に2枚のヨー
ク片を挿入する一対のスリットを間隔をおいて形成する
と共に、正面壁又は背面壁の少なくとも一方を開放して
磁石片を挿入する開口を形成し、且つ、両側壁の内面に
各ヨーク片の側部に設けられた係止部に係合する係合部
を設けると共に、後面壁の内面に弾性腕を撓み可能に設
けたことを特徴とする磁石組立体。 - 【請求項2】 対の係合部と弾性腕の間に画成される空
間よりも磁石片の方が小さいことを特徴とする請求項1
記載の磁石組立体。 - 【請求項3】 ヨーク片のスリットの内周面と対応する
個所に突起を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求
項2のいずれかに記載の磁石組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5415098A JPH11236780A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁石組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5415098A JPH11236780A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁石組立体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11236780A true JPH11236780A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12962536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5415098A Pending JPH11236780A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁石組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11236780A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200456948Y1 (ko) | 2008-11-28 | 2011-11-30 | 주식회사 씨씨이 | 마그네틱 홀더 |
JP2017025550A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | 株式会社栃木屋 | マグネットキャッチ |
GB2582933A (en) * | 2019-04-08 | 2020-10-14 | Korda Developments Ltd | A box for fishing tackle |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP5415098A patent/JPH11236780A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200456948Y1 (ko) | 2008-11-28 | 2011-11-30 | 주식회사 씨씨이 | 마그네틱 홀더 |
JP2017025550A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | 株式会社栃木屋 | マグネットキャッチ |
GB2582933A (en) * | 2019-04-08 | 2020-10-14 | Korda Developments Ltd | A box for fishing tackle |
GB2582933B (en) * | 2019-04-08 | 2023-02-15 | Korda Developments Ltd | A box for fishing tackle |
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