JPH10270868A - 蓋の開閉構造 - Google Patents
蓋の開閉構造Info
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- JPH10270868A JPH10270868A JP6942297A JP6942297A JPH10270868A JP H10270868 A JPH10270868 A JP H10270868A JP 6942297 A JP6942297 A JP 6942297A JP 6942297 A JP6942297 A JP 6942297A JP H10270868 A JPH10270868 A JP H10270868A
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- Pending
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Abstract
は、底部11および両側部12,12からなる段部10
が設けられている。両側部12には、係合凹部14とダ
ボ15が設けられている。段部10を覆う蓋7の両側端
の下部には、ダボ15に係入され、蓋7がダボ15を介
して回動自在に支持される軸受穴17が設けられてい
る。そして、蓋7の両側端部には係合片20が形成さ
れ、この係合片20の自由端部には段部10方向に突設
された腕部22が設けられている。腕部22には係合凹
部14に係合する爪部23が形成されている。
Description
が回動自在に支持され装置筺体の開口部を開閉自在と
し、装置筺体側に設けた係合部に係合する爪部が形成さ
れた弾性片を備えた蓋の開閉構造に関する。
部を開閉自在にするように、一端側で装置筺体に回動自
在に支持され、装置筺体内に向かって突設された一対の
弾性係合片が蓋の両側端に設けられ、この弾性片の自由
端部には、装置筺体内に形成した係合凹部に係合する爪
部が設けられている。そして、弾性係合片を弾性変形さ
せながら、弾性係合片の爪部を装置筺体内の係合凹部に
係合および係合を解除させることによって装置筺体の開
口部を蓋によって開閉するようにしていた。
た従来の蓋の開閉構造では、弾性係合片の全長を短くす
ると、弾性係合片の基端部に応力が集中して弾性係合片
が破損するおそれがある。したがって、弾性係合片の全
長をある程度長くする必要があるが、弾性係合片の全長
を長くすると、弾性係合片の先端が装置筺体の内部の奥
方まで進出する構造となる。このため、装置筺体内の実
装空間が狭まり、その分実装空間を拡げなければならな
くなるので、装置筺体の小型化に支障をきたすといった
問題があった。
に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、
装置筺体の小型化を可能とした蓋の開閉構造を提供する
ことにある。
に、本発明に係る蓋の開閉構造は、一端側が装置筺体に
回動自在に支持され装置筺体の開口部を開閉自在にする
蓋の開閉構造において、蓋の両側部に、蓋の他端側が開
口した切欠きを形成することにより、蓋の一端側を基端
部とし自由端部が他端側に延設された弾性片を設け、こ
の弾性片の自由端部に、装置筺体の内部方向に突設さ
れ、装置筺体側の係合部に係合する爪部を有する腕部を
一体的に形成したものである。したがって、装置筺体側
の係合部に爪部を係合させる際に弾性変形させるのは、
弾性片であって装置筺体の内部方向に突設させた腕部を
弾性変形させる必要がない。
基づいて説明する。図1は本発明に係る蓋の開閉構造を
採用した電子機器の背面図で、(a)は蓋を閉じた状態
を示し、(b)は蓋を開いた状態を示し、図2は同じく
蓋を外した状態の要部を示したもので、(a)は一部を
破断して示す平面図、(b)は背面図、図3は蓋を組み
付けた状態の要部を示したもので、(a)は一部を破断
して示す平面図、(b)は背面図である。
ものは電子機器であって、共に合成樹脂によって浅皿状
に形成されたアッパーケース2とロアーケース3とから
なる筺体内にプリント配線板あるいは電池等が収納され
ている。ロアーケース3の背面板4には、3個の蓋5,
6,7が背面板4に対して開閉自在となっており、その
うちの蓋5,6はゴム材によって側面視L字状に形成さ
れており、ゴムの弾性復帰力により背面板4に対して開
閉自在になっている。
は、図2に示すように背面部11および両側部12,1
2からなる前面側が開口した段部10が設けられてい
る。背面部11には、上方が開口した3個の正方形状の
切欠き13が設けられており、これら3個の切欠き13
には、この電子機器1のインタフェースとなる筺体内部
に固定されたモジューラプラグ26,26あるいはコネ
クタプラグ27が臨んでいる。また、段部10の両側部
12,12の上側には、係合凹部14,14が、背面部
11に延設されるように平面視L字状に形成され、下側
には、ダボ15,15が互いに対向するように突設され
ている。
平板状に形成されており、左右の長手方向が平面視にお
いて弓状(図2(a)中矢印A方向)に弾性変形自在
で、左右端の下部には、前記ダボ15,15に軸承され
る軸受穴17,17が凹設された軸受部18,18が一
体に形成されている。この蓋7の左右方向の長さは、上
述したロアーケース3の段部10の両側部12,12間
の間隔よりも僅かに小さく形成されている。また、蓋7
の左右端部には、軸受部18と反対側、すなわち上方が
開口したスリット状の切欠き21,21が形成され、こ
の切欠き21,21によって軸受部18,18側を基端
部とし上部を自由端部とした弾性片20,20が形成さ
れている。
は、腕部22,22が一体に突設されており、その突出
方向は、蓋7の裏面方向、すなわちロアーケース3の段
部10方向に、弾性片20の延在方向と直交するように
形成されている。これら腕部22,22の先端には、互
いに合い反する方向、すなわち外側に向いた爪部23,
23が設けられている。また、蓋7の上端の中央には、
爪を挿入できる程度の幅の狭い切欠き24が形成されて
いる。
と、蓋の開閉動作を説明する。まず、図2(a)に示す
ように、蓋7の左右の長手方向を平面視において矢印A
方向に弓状に撓ませながら、矢印B方向に移動させ軸受
部18の軸受穴17をロアーケース3の段部10のダボ
15に係入する。軸受穴17をダボ15に係入された蓋
7は、ダボ15を回動中心として回動自在に支持され、
段部10が蓋7によって開閉自在となる。
支持するのに、段部10のダボ15とこれに係入させる
軸受部18の軸受穴17とによって行うようにし、これ
らダボ15と軸受部18とがロアーケース3と蓋7との
それぞれに一体に形成している。このため、構造が簡易
になり、部品点数が増加しないので製造コストが低減す
る。また、強い力で蓋7を開いても蓋7が矢印A方向に
弓状に弾性変形することによって、軸受部18の軸受穴
17とダボ15との係入が解除されので、軸受部18あ
るいはダボ15の破損が防止される。
部10の前面開口部を閉じるには、ダボ15を回動中心
として蓋7を矢印B方向に回動させ、弾性片20,20
を矢印C方向に弾性変形させながら、図3(a)に示す
ように、腕部22,22の爪部23,23を段部10,
10の係合凹部14,14に係合させることによって行
う。一方、断部10の前面開口部を開くには、爪を蓋7
の切欠き24に挿入し、ダボ15を回動中心として矢印
D方向に蓋7を回動させると、弾性片20が矢印C方向
に弾性変形するので、腕部22の爪部23と段部10の
係合凹部14との係合が解除され、段部10の前面側が
開放される。
0の係合凹部14に係合および係合を解除させるのに、
爪部23が形成された腕部22の弾性変形に依存するこ
となく、弾性片20の矢印B方向の弾性変形によって行
うようにしている。したがって、腕部22の全長lを最
小限とすることができるので、係合凹部14をロアーケ
ース3の背面部4の表面から近接した位置に設けること
ができる。
上に背面部4の表面から奥方に設ける必要なく、ロアー
ケース3内の実装空間を狭くするようなことがない。ま
た、腕部22の全長lを最小限としても、爪部23を段
部10の係合凹部14に係合および係合を解除させる際
に、腕部22の基部に応力が集中することがないので腕
部22の破損が防止される。
に係合および係合を解除させる際に必要な弾性片20の
矢印B方向への弾性変形量は、弾性片20の全長Lの長
さを蓋7の高さの範囲内で選択すればよい。
置筺体に回動自在に支持された蓋の一端側の両側部に、
蓋の他端側が開口した切欠きを形成することにより、蓋
の他端側に自由端部が延設される弾性片を設け、この弾
性片の自由端部に、装置筺体側の係合部に係合する爪部
が形成された腕部を装置筺体の内部方向に突設したこと
により、弾性片を弾性変形させれば、爪部と係合部との
係合および係合の解除ができる。したがって、腕部を長
く形成する必要がなく、このため爪部に係合する係合部
を装置筺体の表面に近接した位置に設けることができる
ので、装置筺体内の実装空間を狭くするようなことがな
く、装置筺体の小型化が図られる。また、腕部の全長を
最小限としても、爪部を係合部に係合および係合を解除
させる際に、腕部の基部に応力が集中することがないの
で腕部の破損が防止される。
おいて、装置筺体の開口部の両側部にダボを一体的に突
設するとともに、蓋の一端側の両側部にこのダボに軸承
される軸受穴を一体的に形成したことにより、蓋を開閉
させるためのヒンジ機構等を必要としないので、構造が
簡易になるとともに、部品点数が増加しないので製造コ
ストが低減する。また、強い力で蓋を開いても蓋の弾性
変形によって軸受穴とダボとの係合が解除されるので、
軸受穴あるいはダボの破損が防止される。
器の背面図で、(a)は蓋を閉じた状態を示し、(b)
は蓋を開いた状態を示す。
した状態の要部を示したもので、(a)は一部を破断し
て示す平面図、(b)は背面図である。
み付けた状態の要部を示したもので、(a)は一部を破
断して示す平面図、(b)は背面図である。
ス、7…蓋、10…段部、14…係合凹部、15…ダ
ボ、17…軸受穴、20…弾性片、22…腕部、23…
爪部。
Claims (2)
- 【請求項1】 一端側が装置筺体に回動自在に支持され
装置筺体の開口部を開閉自在にする蓋の開閉構造におい
て、蓋の両側部に、蓋の他端側が開口した切欠きを形成
することにより、蓋の一端側を基端部とし自由端部が他
端側に延設された弾性片を設け、この弾性片の自由端部
に、装置筺体の内部方向に突設され、装置筺体側の係合
部に係合する爪部を有する腕部を一体的に形成したこと
を特徴とする蓋の開閉構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の蓋の開閉構造において、
装置筺体の開口部の両側部にダボを一体的に突設すると
ともに、蓋の一端側の両側部にこのダボに軸承される軸
受穴を一体的に形成したことを特徴とする蓋の開閉構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6942297A JPH10270868A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 蓋の開閉構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6942297A JPH10270868A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 蓋の開閉構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10270868A true JPH10270868A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13402175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6942297A Pending JPH10270868A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 蓋の開閉構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10270868A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015139599A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | ハイアールアジア株式会社 | 開閉構造、開閉構造を備える部品、および当該部品を備える洗濯機 |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP6942297A patent/JPH10270868A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015139599A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | ハイアールアジア株式会社 | 開閉構造、開閉構造を備える部品、および当該部品を備える洗濯機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040506 |
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RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041208 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050517 |