JP2889502B2

JP2889502B2 - プリント板ガイド

Info

Publication number: JP2889502B2
Application number: JP6315863A
Authority: JP
Inventors: 通直浅野
Original assignee: PII EFU YUU KK
Current assignee: PII EFU YUU KK
Priority date: 1994-11-25
Filing date: 1994-11-25
Publication date: 1999-05-10
Anticipated expiration: 2014-05-10
Also published as: JPH08153983A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、コネクタに挿抜され
るプリント板を案内しかつコネクタに接続されたプリン
ト板を保持する機能をも備えたプリント板ガイドに関す
るもので、特に電子計算機等において、小型のオプショ
ンプリント板をガイドおよび保持するのに好適なプリン
ト板ガイドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】電子計算機において、メモリやインタフ
ェースを増設するために用いられるオプションプリント
板は、その一辺に設けたコネクタ（通常はエッジコネク
タ）を本体側（マザーボードやメインプリント板）に設
けたコネクタに実装することにより接続される。本体側
へのこの種のプリント板の装脱が容易かつ正確に行われ
るようにするためおよび装着されたプリント板の傾きや
脱落を防止するためにプリント板ガイドが用いられる。

【０００３】図７はこの種のプリント板ガイドの従来構
造の一例を示したもので、比較的小型のオプションプリ
ント板２３をメインプリント板２１に装着されているコ
ネクタ１８に接続するのに用いるプリント板ガイド４１
を示したものである。装置によってプリント板（この明
細書で単にプリント板というときは、プリント板ガイド
によってガイドされるプリント板を言う）２３の挿抜方
向は様々であるが、以下の説明ではプリント板２３の挿
抜方向（図のＺ方向）を上下方向、コネクタ１８の長手
方向（図のＸ方向）を左右方向、ＺＸ平面に直交する方
向（図のＹ方向）を前後方向として説明する。

【０００４】従来のこの種のプリント板ガイド４１は、
平面視で細い矩形断面の筒状に一体成形され、その内側
左右端にはプリント板２３の側辺３３をガイドするガイ
ド部３１が溝状に形成されている。プリント板ガイド４
１の下端の内側寸法はコネクタ１８に丁度嵌合する寸法
とされて、嵌合部１９が形成されている。嵌合部１９の
外側には固定座４２が一体に成形され、この固定座４２
をネジ４３で本体側部材（図の例ではメインプリント
板）２１に定着することによって固定されている。

【０００５】プリント板ガイド４１の上端には、ストッ
パ４４が蝶番等によって開閉自在に設けられており、こ
のストッパ４４を閉状態で保持する爪４５と嵌合突起４
６との対が設けられている。

【０００６】図７に示すようなプリント板ガイド４１
は、装置組立て時に本体側部材２１に装着しておき、プ
リント板２３の装着が必要になったときには、ストッパ
４４を開いてプリント板２３をガイド部３１で案内しな
がら挿入してコネクタ１８に差し込み、その後ストッパ
４４を閉じて装着したプリント板２３の保持と抜け止め
とを行う。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のプリン
ト板ガイドは、プリント板の側辺を案内する上下方向の
ガイド部３１を成形しなければならない関係上、上下方
向に分割する金型を用いて成形しており、そのためにプ
リント板２３の脱落を防止するためのストッパ４４等の
部材を一体に成形することが困難であった。そのため従
来プリント板ガイドでは図７に示すように本体を筒形に
一体に成形して、それにストッパ４４を取り付けるか、
あるいは本体自体を２ないし４個の部品からなる組立構
造として、ストッパ４４を一体成形するという構造が採
用されており、いずれにしても複数個の部品の成形とそ
の組立作業が必要であった。また成形されたプリント板
ガイド４１の本体側部材２１への取り付けもネジ４３等
による固定構造が採用されており、本体側部材２１への
プリント板ガイド４１の取付けも面倒であるとともに、
本体側部材２１がメインプリント板等であるときは、ネ
ジ４３の締結位置を避けねばならないために、回路や部
品の実装面積が狭くなるという欠点があった。

【０００８】この発明は全体を一体に成形することがで
き、金型構造が簡単にできるとともに、金型の開閉スト
ロークも小さくでき、本体側部材への固定もワンタッチ
で可能であるために、全体として装置をより安価に提供
できるとともに、プリント板の正確な位置決め、抜け止
めおよび誤挿入の防止等も可能なプリント板ガイドを得
ることを課題としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この出願の請求項１にかかる発明は、プリント板２
３の一方の面に対向する前面部材４、５と、他方の面に
対向する背面部材２と、両側辺に対向する辺部材３とを
一体に含む樹脂成形品からなり、プリント板２３の両側
辺をその辺方向に摺動自在に案内するガイド部３１と、
このプリント板を接続するコネクタ１８に嵌合する嵌合
部１９とを備えたプリント板ガイドにおいて、前面部材
４、５の背面部材２に対向する部分は、開口３８ないし
切欠１３によって開放されており、背面部材２の前面部
材４、５に対向する部分は開口３７ないし切欠７によっ
て開放されており、辺部材３はこれらの前面部材４、５
および背面部材２を一体に連結しており、嵌合部１９は
複数の舌片５、１４、１５、１７によって形成されてい
るという構成を備えている。

【００１０】請求項２にかかる発明は、請求項１記載の
構成を備えたプリント板ガイドにおいて、プリント板の
側辺をガイドするガイド部のプリント板の面を案内する
部分を請求項１の構成で言う前面部材および背面部材に
設けたものである。

【００１１】請求項３にかかる発明は、上記請求項１ま
たは請求項２記載の構成を備えた発明において、さらに
嵌合部１９を形成するように設けた舌片５、１４にコネ
クタ１８の凹部ないし隙間２２に係合する係合爪１６、
２０を設けたものである。

【００１２】請求項４にかかる発明は、請求項１、２、
３または４記載の発明において、背面部材２または前面
部材４、５は、上方に延びる舌片２７を備え、当該舌片
にプリント板２３の上端を押さえる上爪２８を設けたも
のである。

【００１３】請求項５にかかる発明は、請求項１、２、
３または４記載の発明において、両側のガイド部３１、
３１の中心線Ｒと、嵌合部１９の中心線Ｓとが偏倚して
いるものである。

【００１４】請求項６にかかる発明は、上記請求項５記
載の構成を備えた発明において、さらに嵌合部１９を形
成する舌片５、１４、１５、１７の一または複数箇所に
嵌合方向を規制する凸または凹状の位置決め部を設けた
ものである。

【００１５】

【作用】請求項１または請求項２記載の構成を備えたプ
リント板ガイド１はその前面部材４、５および背面部材
２の面（プリント板２３の面）と直交する方向に開閉さ
れる金型で一体に成形することができる。請求項１にか
かる発明は、ガイド部３１を辺部材３に溝状に形成した
構造を含むものである。ガイド部３１を辺部材３に溝状
に形成するときは、開口３７、３８ないし切欠７、１３
から成形品の内側へと進入してくる金型の部分に左右方
向に出没する中子型を設ける必要があり、金型の構造は
若干複雑になる。しかし前面部材４、５または背面部材
２に大きな切欠１３を設けて、断面をコ字形ないＣ字形
にした場合には、この大きな切欠１３から成形品の内側
へ入り込む金型の部分に左右方向に出没する中子型を設
けることは比較的容易であり、従来構造に比べれば成形
がはるかに容易である。

【００１６】一方請求項２の構成であれば、プリント板
２３の両側辺の面を案内する部分４、１１が千鳥に形成
されることとなり、ガイド部３１を溝状とした場合のよ
うな左右に出没する中子型を設ける必要がないから、金
型構造は極めて簡単となり、また成形品の脱型も容易で
ある（溝状のガイド部を前後の金型の間に介装されるプ
レート状の金型の側辺で成形するようにしたときは、イ
ジェクトピンを金型の開閉方向と直交する方向に設けて
やらねばならないので、脱型機構が若干面倒になる）。

【００１７】また嵌合部１９が複数の舌片５、１４、１
５、１７で形成されているので、これらの舌片の弾性に
より、コネクタ１８の外形を隙間なく把持することがで
き、コネクタ１８とプリント板ガイド１との位置決めが
正確になるとともに、コネクタ１８の外形と嵌合部１９
の形状とに若干誤差があっても、両者の嵌合が困難にな
ったりガタつきが生じたりすることがない。

【００１８】請求項３記載の構成を採用したものでは、
嵌合部１９をコネクタ１８に嵌挿するときは、舌片１４
の弾性で爪１６が逃げ、最後まで嵌挿されたときに舌片
１４の弾性で爪１６が戻ってコネクタの凹所ないし隙間
２２と係合して、プリント板ガイド１の脱落が防止され
るから、固定側部材へのプリント板ガイド１の装着容易
性を阻害することなく、装着したプリント板ガイド１の
本体側部材からの脱落を防止できる。

【００１９】請求項４記載の構成を備えたものでは、プ
リント板ガイド１に案内してプリント板２３を装着した
後、上爪２８が上方に延びる舌片２７の弾性により、プ
リント板２３の上縁またはプリント板２３に設けられた
摘み２９に係合して装着されたプリント板２３の脱落を
防止する。

【００２０】小型のオプションプリント板２３に設けら
れるコネクタは、通常エッジコネクタ３２である。エッ
ジコネクタ３２は実装スペースを小さくできるが、表裏
逆に（従って左右逆に）装着される危険があり、特にユ
ーザによって追加的に装着されるオプションプリント板
はその危険が大きい。請求項５記載の発明では、プリン
ト板２３のエッジコネクタ３２をその左右側辺３３、３
３の中心から偏倚させて、本体側のコネクタ１８と一致
するように設けることにより、プリント板２３が表裏逆
にして装着されるのを防止することができる。

【００２１】上記プリント板２３の逆方向挿入防止作用
は、プリント板ガイド１自体が本体側部材２１に逆方向
に固定されていたときには機能しない。プリント板ガイ
ド１はメーカ側で実装されるから、逆方向に装着される
危険は少ないが、請求項６に示す構造を採用することに
より、プリント板ガイド１自体が本体側部材に逆向きに
装着される危険も回避することができる。

【００２２】

【実施例】図１ないし図４はこの発明の最も好ましい実
施例を示したものである。この実施例のプリント板ガイ
ド１は平面視でＣ字形をしており、板状の背面部材２と
辺部材３、３とを備えている。前面部材は辺部材３の前
縁から内側に向けて突出する左右各２個の突起状部材４
と、辺部材３の前縁下端から内側に向けて突出する舌片
状の部材５とで形成されており、舌片状部材５は後述す
る嵌合部を形成する舌片の一つともなっている。

【００２３】背面部材２の辺部材３と連接する部分の前
面部材４および５と対向する部分には、開口６および切
欠７が設けられており、前面部材４、５の背面はこの開
口６および切欠７から成形品の内側へと進入してくる金
型の部分によって成形される。背面部材２と辺部材３と
は前面部材４、５間の切欠８と対向部分で一体に連結さ
れており、この連結部分９に内側に突出する突起１１が
形成されている。この突起１１の前面および内側側面な
らびに板状の背面部材２の前面は、前記切欠８および前
面を広く開放している大きな切欠１３から成形品の内側
へと進入する金型の部分によって成形される。

【００２４】背面部材２の下端には、舌片状の前面部材
５に対向する切欠１０と並ぶように下方に延びる３枚の
舌片１４、１５が形成されている。中央の舌片１４はそ
の両側の舌片１５、１５より若干薄く（従って撓みやす
く）、その下端に上側を段面、下側を傾斜面とした爪１
６が形成されている。また、舌片状の前面部材の内側も
同様の爪２０が設けられている。

【００２５】辺部材３の下端の部分１７、舌片状の前面
部材５および背面側の舌片１４、１５は本体側のコネク
タ１８の外形に嵌合する嵌合部１９を形成している。図
の本体側のコネクタ１８はメインプリント板２１に固定
されており、コネクタ１８の中央部にはメインプリント
板２１との間に隙間２２がある。舌片状の前面部材５の
下辺、辺部材３の下辺および爪１６を設けてない背面側
の舌片１５の下辺は、同一平面内にあり、嵌合部１９を
コネクタに嵌挿したとき、これらの下辺がメインプリン
ト板２１の上面に当接する。爪１６を設けた舌片１４の
下辺は、若干高い位置にあり、メインプリント板２１に
当接しないで自由に動き得るようになっている。嵌合部
１９をコネクタ１８に差し込んだとき、爪１６、２０の
下側の傾斜面がコネクタ１８の側面と当接して、爪１
６、２０は舌片１４、１５の外側への撓みによって逃
げ、嵌合部１９が最後まで差し込まれたときに、爪１
６、２０がコネクタとメインプリント板との間の隙間２
２に達し、舌片１４、１５の弾性復元力により、爪１
６、２０が隙間２２に入り込んでプリント板ガイド１の
脱落を防止する。

【００２６】突起状の前面部材４と背面部材と辺部材と
の連接部に設けた凸部１１とは、図２に示すように互い
に開口６および切欠７、８と対向する状態で千鳥に配置
されることとなり、前面部材４の背面と凸部１１の前面
とによって、プリント板２３の側辺部分の前後面を案内
するガイド部３１が形成される。前面部材４と背面上方
および凸部１１の前面上方は、プリント板２３のガイド
を容易にするための傾斜面２４、２５となっている。ま
た舌片状の前面部材５の下辺内側には、嵌合部１９のコ
ネクタ１８への嵌挿を容易にするための傾斜面２６が形
成されている。このような傾斜面２６は辺部材３の下辺
内側および背面側の舌片１５の下辺内側にも設けられて
いる。

【００２７】背面部材２には上方に延びる舌片２７が設
けられており、この舌片２７の上縁に下方を段面、上方
を傾斜面とした内側を向いた上爪２８が形成されてい
る。この上爪２８はプリント板ガイド１を通して、プリ
ント板２３が本体側のコネクタ１８に挿入されたとき
に、プリント板２３の上縁に設けられている摘み２９に
係合してプリント板２３の脱落を防止する。

【００２８】図１の実施例のものでは、辺部材の一方が
舌片状の前面部材５を設けた部分の上方の位置すなわち
嵌合部１９の上方の位置で鉤形に屈折しており、突起状
の前面部材４と凸部１１との間に形成される両側のガイ
ド部３１、３１の中心線Ｒと嵌合部１９の中心線Ｓとが
左右方向に偏倚している。そしてオプションプリント板
１のエッジコネクタ３２は、プリント板の側辺３３、３
３の中心から偏倚した位置に設けられており、両側辺３
３、３３がプリント板ガイド１のガイド部３１、３１で
案内されたとき、エッジコネクタ３２がコネクタ１８の
差込口３４と一致するようになっている。従って図３に
示すようにプリント板２３が正規の方向で差し込まれた
ときには、エッジコネクタ３２とコネクタの差込口３４
とが一致してオプションプリント板２３を差し込むこと
ができるが、図４に示すようにプリント板２３が表裏逆
に差し込まれたときには、エッジコネクタ３２とコネク
タの差込口３４がずれてプリント板２３を差し込むこと
ができなくなり、プリント板２３の誤挿入が防止され
る。

【００２９】さらにこの第１実施例のものでは、嵌合部
１９の下辺前面側隅部分にピン３５を一体に成形してあ
り、メインプリント板２１にはこのピン３５と対向する
部分に嵌合孔３６を設けてある。プリント板ガイド１が
正規の方向でコネクタ１８に嵌挿されたときには、この
ピン３５が嵌合孔３６に挿通されてプリント板ガイド１
を装着することができるが、プリント板ガイド１が逆向
きに嵌挿されたときは、ピン３５がメインプリント板２
１に衝突してプリント板ガイド１を装着することができ
ない。この構造によりプリント板ガイド１がコネクタ１
８に逆方向に固定されたために、プリント板２３がコネ
クタ１８に逆方向に接続される危険も回避している。

【００３０】図５および図６はこの発明の第２実施例を
示したものである。この第２実施例のプリント板ガイド
１は、平面視で矩形筒状であるが、その前面部材４、５
と背面部材２とは両側の辺部材３を繋ぐ形状で互いに上
下方向に互い違いに設けられている。従って前面部材
４、５の背面側および背面部材２の前面側には開口３
７、３８が設けられており、凸部を含む前面部材４、５
の背面側および凸部１１を含む背面部材２の前面側はこ
れらの開口３７、３８を通って成形品内へ進入する金型
の部分によって成形される。従ってこの第２実施例のよ
うな構造であっても、ガイドされるプリント板の面直角
方向に開閉される金型によってプリント板ガイド１を一
体に成形することが可能であり、第１実施例で説明した
と同様な嵌合部１９および上爪等を設けることにより、
第１実施例と同様な作用効果が達成される。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、装着さ
れるプリント板の抜け止めを含めた構造を一体の樹脂成
形品で成形することができ、かつ成形金型の構造も単純
で型の開閉ストロークも小さくできるから、オプション
プリント板などを案内するプリント板ガイドをより安価
に提供することができるとともに、プリント板ガイドの
装置本体への取付けも簡単になるので、この種のプリン
ト板ガイドを備えた装置をより安価に提供することがで
きるようになる。

【００３２】またプリント板装脱時におけるガイドの位
置決め性の向上が図れるとともに、ワンタッチでプリン
ト板の脱落を防止でき、オプションプリント板装着時の
作業性が向上するとともに、オプションプリント板の誤
挿入も防止できるコストパフォーマンスに優れたプリン
ト板ガイドを提供できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例の全体斜視図

【図２】図１のＡ部断面図

【図３】プリント板が正常に挿入された状態を示す模式
図

【図４】プリント板が逆に挿入された状態を示す模式図

【図５】第２実施例の要部の斜視図

【図６】図５のＢ部断面図

【図７】従来のプリント板ガイドの一例を示す全体斜視
図

【符号の説明】

１プリント板ガイド２背面部材３辺部材４突起状部材５舌片状部材６開口７切欠 13 切欠 14 舌片 15 舌片 16 爪 18 嵌合部 22 隙間 23 プリント板 28 上爪 31 ガイド部 37 開口 38 開口

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) H05K 7/14 H05K 1/14

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】プリント板(23)の一方の面に対向する前
面部材(4,5) と、他方の面に対向する背面部材(2) と、
両側辺に対向する辺部材(3) とを一体に含む樹脂成形品
からなり、プリント板(23)の両側辺をその辺方向に摺動
自在に案内するガイド部(31)と、このプリント板を接続
するコネクタ(18)に嵌合する嵌合部(19)とを備えたプリ
ント板ガイドにおいて、前面部材(4,5) の背面部材(2)
に対向する部分は、開口(38)ないし切欠(13)によって開
放されており、背面部材(2) の前面部材(4,5) に対向す
る部分は開口(37)ないし切欠(7) によって開放されてお
り、辺部材(3) はこれらの前面部材(4,5)および背面部
材(2) を一体に連結しており、嵌合部(19)は複数の舌片
(5,14,15,17)によって形成されていることを特徴とす
る、プリント板ガイド。
【請求項２】プリント板(23)の一方の面に対向する前
面部材(4,5) と、他方の面に対向する背面部材(2) と、
両側辺に対向する辺部材(3) とを一体に含む樹脂成形品
からなり、プリント板(23)の両側辺をその辺方向に摺動
自在に案内するガイド部(31)と、このプリント板を接続
するコネクタ(18)に嵌合する嵌合部(19)とを備えたプリ
ント板ガイドにおいて、前面部材(4,5) の背面部材(2)
に対向する部分は、開口(38)ないし切欠(13)によって開
放されており、背面部材(2) の前面部材(4,5) に対向す
る部分は開口(37)ないし切欠(7) によって開放されてお
り、ガイド部(31)のプリント板の面をガイドする部分は
これらの前面部材(4,5) および背面部材(2) に設けら
れ、辺部材(3) はこれらの前面部材(4,5) および背面部
材(2) を一体に連結しており、嵌合部(19)は複数の舌片
(5,14,15,17)によって形成されていることを特徴とす
る、プリント板ガイド。
【請求項３】嵌合部(19)を形成するように設けた舌片
(5,14)にコネクタ(18)の凹部ないし隙間(22)に係合する
係合爪(16,20) が設けられている、請求項１または２記
載のプリント板ガイド。
【請求項４】背面部材(2) または前面部材(4,5) は、
上方に延びる舌片(27)を備え、当該舌片にプリント板(2
3)の上端を押さえる上爪(28)が設けられている、請求項
１、２または３記載のプリント板ガイド。
【請求項５】両側のガイド部(31,31) の中心線(R)
と、嵌合部(19)の中心線(S) が偏倚している、請求項
１、２、３または４記載のプリント板ガイド。
【請求項６】嵌合部(19)を形成する舌片(5,14,15,17)
の一または複数箇所に嵌合方向を規制する凸または凹状
の位置決め部が設けられている、請求項５記載のプリン
ト板ガイド。