JP2535517Y2 - Icカード - Google Patents
IcカードInfo
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- JP2535517Y2 JP2535517Y2 JP10636491U JP10636491U JP2535517Y2 JP 2535517 Y2 JP2535517 Y2 JP 2535517Y2 JP 10636491 U JP10636491 U JP 10636491U JP 10636491 U JP10636491 U JP 10636491U JP 2535517 Y2 JP2535517 Y2 JP 2535517Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- card
- locking
- tongue
- circuit board
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノート型パソコン又は
ブック型パソコンとして通称される携帯型パソコン等に
使用されるICカードに関する。
ブック型パソコンとして通称される携帯型パソコン等に
使用されるICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図12に示す如く、ICカード
100としては、携帯型パソコン120の側部121に
設けられたコネクタ部122に差し込まれて使用される
拡張RAMカード等が知られている。
100としては、携帯型パソコン120の側部121に
設けられたコネクタ部122に差し込まれて使用される
拡張RAMカード等が知られている。
【0003】従来、このICカード100としては、例
えば、図13乃至図16に示すものが知られている。こ
のICカード100は、プリント基板101と、合成樹
脂製のICカード本体105と、金属製のカバー113
とで構成されている。
えば、図13乃至図16に示すものが知られている。こ
のICカード100は、プリント基板101と、合成樹
脂製のICカード本体105と、金属製のカバー113
とで構成されている。
【0004】プリント基板101は、コネクタ部102
と、このコネクタ部102の両側に設けた係止部103
と、FG接点用バネ104とを有する。ICカード本体
105は、プリント基板101を収容する凹部106
と、この凹部106を形成するコ字状の縁取部107
と、この縁取部107の無い領域を形成しコネクタ部1
02を位置させる切欠部108と、コネクタ部102の
両側に設けた係止部103を介してプリント基板101
を係止する係止部109と、この係止部109の近傍に
設け内部に係止用突起111を有するカバー係止用穴1
10と、縁取部107の周囲に設けた係止溝112とを
有する。
と、このコネクタ部102の両側に設けた係止部103
と、FG接点用バネ104とを有する。ICカード本体
105は、プリント基板101を収容する凹部106
と、この凹部106を形成するコ字状の縁取部107
と、この縁取部107の無い領域を形成しコネクタ部1
02を位置させる切欠部108と、コネクタ部102の
両側に設けた係止部103を介してプリント基板101
を係止する係止部109と、この係止部109の近傍に
設け内部に係止用突起111を有するカバー係止用穴1
10と、縁取部107の周囲に設けた係止溝112とを
有する。
【0005】カバー113は、ICカード本体105に
設けたカバー係止用穴110に嵌入する舌部114と、
この舌部114に設けた係止用突起111に係止する窓
穴115と、係止溝112に嵌入される係止片116を
有する。
設けたカバー係止用穴110に嵌入する舌部114と、
この舌部114に設けた係止用突起111に係止する窓
穴115と、係止溝112に嵌入される係止片116を
有する。
【0006】斯して構成された従来のICカード100
の組立について、図14に基づいて説明する。先ず、I
Cカード本体105の凹部106上にプリント基板10
1を配置する。次に、プリント基板101のコネクタ部
102を、ICカード本体105の切欠部108に位置
させると共に、コネクタ部102の両側に設けた係止部
103を、ICカード本体105の係止部109に嵌入
する。
の組立について、図14に基づいて説明する。先ず、I
Cカード本体105の凹部106上にプリント基板10
1を配置する。次に、プリント基板101のコネクタ部
102を、ICカード本体105の切欠部108に位置
させると共に、コネクタ部102の両側に設けた係止部
103を、ICカード本体105の係止部109に嵌入
する。
【0007】これによって、ICカード本体105の凹
部106へのプリント基板101の配置を完了する。次
に、図15に示す如く、カバー113をプリント基板1
01の上方からICカード本体105に向かって降下す
る。
部106へのプリント基板101の配置を完了する。次
に、図15に示す如く、カバー113をプリント基板1
01の上方からICカード本体105に向かって降下す
る。
【0008】そして、カバー113の舌部114を、I
Cカード本体105のカバー係止用穴110に嵌入す
る。舌部114が、カバー係止用穴110内の係止用突
起111に当接した時点で、更にカバー113を降下さ
せると、舌部114が係止用突起111を乗り越え、舌
部114に設けた窓穴115内に係止用突起111が嵌
入する。
Cカード本体105のカバー係止用穴110に嵌入す
る。舌部114が、カバー係止用穴110内の係止用突
起111に当接した時点で、更にカバー113を降下さ
せると、舌部114が係止用突起111を乗り越え、舌
部114に設けた窓穴115内に係止用突起111が嵌
入する。
【0009】その後、ICカード本体105の裏面側か
ら楔117を打ち込んで、図16に示す如く、カバー係
止用穴110に嵌入した舌部114を係止する。又、カ
バー113の周囲に設けた係止片116は、舌部114
の係止と同時にICカード本体105の係止溝112内
に嵌入する。そして、ICカード本体105の裏面側に
は、目隠し板118を取り付ける。
ら楔117を打ち込んで、図16に示す如く、カバー係
止用穴110に嵌入した舌部114を係止する。又、カ
バー113の周囲に設けた係止片116は、舌部114
の係止と同時にICカード本体105の係止溝112内
に嵌入する。そして、ICカード本体105の裏面側に
は、目隠し板118を取り付ける。
【0010】斯して、プリント基板101とICカード
本体105とカバー113とを一体にしたICカード1
00とすることができる。
本体105とカバー113とを一体にしたICカード1
00とすることができる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】然し、上述した従来の
ICカード100では、図15及び図16に示す如く、
カバー113に設けた舌部114が、カバー113の内
側へ略直角に折曲しているため、ICカード本体105
のカバー係止用穴110の真上から垂直に降下し、図1
6に示す如く、舌部114の嵌入後に隙間が生ずること
となる。
ICカード100では、図15及び図16に示す如く、
カバー113に設けた舌部114が、カバー113の内
側へ略直角に折曲しているため、ICカード本体105
のカバー係止用穴110の真上から垂直に降下し、図1
6に示す如く、舌部114の嵌入後に隙間が生ずること
となる。
【0012】そのため、カバー113が容易に外れると
いう問題がある。そこで、従来では、図16に示す如
く、カバー113の脱落を防止するために、ICカード
本体105の裏面側から楔117を打ち込む必要があっ
た。
いう問題がある。そこで、従来では、図16に示す如
く、カバー113の脱落を防止するために、ICカード
本体105の裏面側から楔117を打ち込む必要があっ
た。
【0013】従って、従来のICカード100では、部
品点数が増大すると共に、組立工数が増大するという不
具合があった。本考案は斯かる従来の問題点を解決する
ために為されたもので、その目的は、部品点数を増やす
ことなくカバーを簡単にICカード本体に組み付けるこ
とを可能としたICカードを提供することにある。
品点数が増大すると共に、組立工数が増大するという不
具合があった。本考案は斯かる従来の問題点を解決する
ために為されたもので、その目的は、部品点数を増やす
ことなくカバーを簡単にICカード本体に組み付けるこ
とを可能としたICカードを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案は、コネクタ部の
両側に係止部を設けたプリント基板と、内部に係止用突
起を有するカバー係止用穴を設け前記コネクタ部を露出
して前記プリント基板を収容する合成樹脂製のICカー
ド本体と、前記カバー係止用穴に嵌入する舌部を両側に
設けると共に、この舌部に前記係止用突起に係止する窓
穴を設けた金属製のカバーとを備えたICカードに於
て、前記ICカード本体のカバー係止穴に、前記金属製
のカバーの挿入側から前記係止用突起に向かって穴径が
縮小する下り勾配となる傾斜面を設け、前記金属製のカ
バーの舌部を、該金属製のカバーの両側から外方へ折曲
させたものである。
両側に係止部を設けたプリント基板と、内部に係止用突
起を有するカバー係止用穴を設け前記コネクタ部を露出
して前記プリント基板を収容する合成樹脂製のICカー
ド本体と、前記カバー係止用穴に嵌入する舌部を両側に
設けると共に、この舌部に前記係止用突起に係止する窓
穴を設けた金属製のカバーとを備えたICカードに於
て、前記ICカード本体のカバー係止穴に、前記金属製
のカバーの挿入側から前記係止用突起に向かって穴径が
縮小する下り勾配となる傾斜面を設け、前記金属製のカ
バーの舌部を、該金属製のカバーの両側から外方へ折曲
させたものである。
【0015】
【作用】本考案に於ては、ICカード本体の凹部上にプ
リント基板を配置した後、プリント基板のコネクタ部
を、ICカード本体の切欠部に位置させると共に、コネ
クタ部の両側に設けた係止部を、ICカード本体の係止
部に嵌入する。そして、カバーをプリント基板の上方か
らICカード本体に向かって降下すると、カバーの舌部
が、ICカード本体のカバー係止用穴の挿入側に設けた
傾斜面に当接する。そして、更に、カバーを降下する
と、舌部が押し込まれながら、傾斜面を滑走しつつ降下
し、係止用突起に当接した後、舌部の復元力によって再
び初期形状に復帰しようとして、舌部に設けた窓穴内に
係止用突起が嵌入し、カバーをICカード本体に固定す
ることができる。
リント基板を配置した後、プリント基板のコネクタ部
を、ICカード本体の切欠部に位置させると共に、コネ
クタ部の両側に設けた係止部を、ICカード本体の係止
部に嵌入する。そして、カバーをプリント基板の上方か
らICカード本体に向かって降下すると、カバーの舌部
が、ICカード本体のカバー係止用穴の挿入側に設けた
傾斜面に当接する。そして、更に、カバーを降下する
と、舌部が押し込まれながら、傾斜面を滑走しつつ降下
し、係止用突起に当接した後、舌部の復元力によって再
び初期形状に復帰しようとして、舌部に設けた窓穴内に
係止用突起が嵌入し、カバーをICカード本体に固定す
ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図11は、本考案に係るICカードの一
実施例を示すものである。
する。図1乃至図11は、本考案に係るICカードの一
実施例を示すものである。
【0017】本実施例に係るICカード1は、プリント
基板10と、合成樹脂製のICカード本体20と、金属
製のカバー30とで構成されている。プリント基板10
は、コネクタ部11と、このコネクタ部11の両側に設
けた係止部12と、FG接点用バネ13とを有する。
基板10と、合成樹脂製のICカード本体20と、金属
製のカバー30とで構成されている。プリント基板10
は、コネクタ部11と、このコネクタ部11の両側に設
けた係止部12と、FG接点用バネ13とを有する。
【0018】ICカード本体20は、プリント基板10
を収容する凹部21と、この凹部21を形成するコ字状
の縁取部22と、この縁取部22の無い領域を形成しコ
ネクタ部11を位置させる切欠部23と、コネクタ部1
1の両側に設けた係止部12を介してプリント基板10
を係止する係止部24と、この係止部24の近傍に設け
内部に係止用突起26を有するカバー係止用穴25と、
このカバー係止用穴25内に設け金属製のカバー30の
挿入側から係止用突起26に向かって穴径が縮小する下
り勾配となる傾斜面27と、縁取部22の周囲に設けた
係止溝28とを有する。
を収容する凹部21と、この凹部21を形成するコ字状
の縁取部22と、この縁取部22の無い領域を形成しコ
ネクタ部11を位置させる切欠部23と、コネクタ部1
1の両側に設けた係止部12を介してプリント基板10
を係止する係止部24と、この係止部24の近傍に設け
内部に係止用突起26を有するカバー係止用穴25と、
このカバー係止用穴25内に設け金属製のカバー30の
挿入側から係止用突起26に向かって穴径が縮小する下
り勾配となる傾斜面27と、縁取部22の周囲に設けた
係止溝28とを有する。
【0019】カバー30は、ICカード本体20に設け
たカバー係止用穴25に嵌入する舌部31と、この舌部
31に設けた係止用突起26に係止する窓穴32と、係
止溝28に嵌入される係止片33を有する。
たカバー係止用穴25に嵌入する舌部31と、この舌部
31に設けた係止用突起26に係止する窓穴32と、係
止溝28に嵌入される係止片33を有する。
【0020】そして、カバー30の舌部31は、カバー
30の両側から外方へ向かって90°を越える鈍角とな
るように折曲している。尚、40は帯状部材で、ICカ
ード本体20に取り付けられている。
30の両側から外方へ向かって90°を越える鈍角とな
るように折曲している。尚、40は帯状部材で、ICカ
ード本体20に取り付けられている。
【0021】又、41は目隠し板である。次に、本実施
例の作用を図1乃至図3に基づいて説明する。先ず、図
3に示す如く、ICカード本体20の凹部21上にプリ
ント基板10を配置する。
例の作用を図1乃至図3に基づいて説明する。先ず、図
3に示す如く、ICカード本体20の凹部21上にプリ
ント基板10を配置する。
【0022】次に、プリント基板10のコネクタ部11
を、ICカード本体20の切欠部23に位置させると共
に、コネクタ部11の両側に設けた係止部12を、IC
カード本体20の係止部24に嵌入する。
を、ICカード本体20の切欠部23に位置させると共
に、コネクタ部11の両側に設けた係止部12を、IC
カード本体20の係止部24に嵌入する。
【0023】これによって、ICカード本体20の凹部
21へのプリント基板10の配置を完了する。次に、図
1に示す如く、カバー30をプリント基板10の上方か
らICカード本体20に向かって降下すると、カバー3
0の舌部31が、ICカード本体20のカバー係止用穴
25の挿入側に設けた傾斜面27に当接する。
21へのプリント基板10の配置を完了する。次に、図
1に示す如く、カバー30をプリント基板10の上方か
らICカード本体20に向かって降下すると、カバー3
0の舌部31が、ICカード本体20のカバー係止用穴
25の挿入側に設けた傾斜面27に当接する。
【0024】更に、カバー30を降下すると、舌部31
が押し込まれながら、傾斜面27を滑走しつつ降下す
る。そして、舌部31が、係止用突起26に当接する
と、更に傾斜角度が大きくなるため、舌部31は、略直
角になる程押し込まれながら、係止用突起26の上面を
滑走しつつ降下する。舌部31が、係止用突起26の先
端部を通過すると、窓穴32が係止用突起26の先端部
と対向すると同時に、舌部31がフリー状態となり、舌
部31は復元力で元の鈍角な曲がり状態に復帰しようと
する。
が押し込まれながら、傾斜面27を滑走しつつ降下す
る。そして、舌部31が、係止用突起26に当接する
と、更に傾斜角度が大きくなるため、舌部31は、略直
角になる程押し込まれながら、係止用突起26の上面を
滑走しつつ降下する。舌部31が、係止用突起26の先
端部を通過すると、窓穴32が係止用突起26の先端部
と対向すると同時に、舌部31がフリー状態となり、舌
部31は復元力で元の鈍角な曲がり状態に復帰しようと
する。
【0025】そのため、図2に示す如く、窓穴32に係
止用突起26が嵌入すると共に、舌部31は係止用突起
26の壁面に圧接する。従って、カバー30は、ICカ
ード本体20に固定される。
止用突起26が嵌入すると共に、舌部31は係止用突起
26の壁面に圧接する。従って、カバー30は、ICカ
ード本体20に固定される。
【0026】以上の如く、本実施例によれば、コネクタ
部11の両側に係止部12を設けたプリント基板10
と、内部に係止用突起26を有するカバー係止用穴25
を設けコネクタ部11を露出してプリント基板10を収
容する合成樹脂製のICカード本体20と、カバー係止
用穴25に嵌入する舌部31を両側に設けると共に、こ
の舌部31に係止用突起26に係止する窓穴32を設け
た金属製のカバー30とを備えたICカードに於て、I
Cカード本体20のカバー係止用穴25に、金属製のカ
バー30の挿入側から係止用突起26に向かって穴径が
縮小する下り勾配となる傾斜面27を設け、金属製のカ
バー30の舌部31を、金属製のカバー30の両側から
外方へ折曲させたので、カバー30の組付時に、カバー
30を降下すると、舌部31が傾斜面27を滑走しなが
ら降下しつつ、徐々に鋭角方向へ押し込まれ、係止用突
起26の位置で窓穴32に係止用突起26が嵌入する
と、舌部31へ掛けられていた押込力が解除され、舌部
31が復元力で元の形状に戻ろうとして、カバー係止用
穴25内に圧接し、舌部31をカバー係止用穴25から
抜け出ないように弾性的に固定し、カバー30がICカ
ード本体20から容易に離脱しないようにする。
部11の両側に係止部12を設けたプリント基板10
と、内部に係止用突起26を有するカバー係止用穴25
を設けコネクタ部11を露出してプリント基板10を収
容する合成樹脂製のICカード本体20と、カバー係止
用穴25に嵌入する舌部31を両側に設けると共に、こ
の舌部31に係止用突起26に係止する窓穴32を設け
た金属製のカバー30とを備えたICカードに於て、I
Cカード本体20のカバー係止用穴25に、金属製のカ
バー30の挿入側から係止用突起26に向かって穴径が
縮小する下り勾配となる傾斜面27を設け、金属製のカ
バー30の舌部31を、金属製のカバー30の両側から
外方へ折曲させたので、カバー30の組付時に、カバー
30を降下すると、舌部31が傾斜面27を滑走しなが
ら降下しつつ、徐々に鋭角方向へ押し込まれ、係止用突
起26の位置で窓穴32に係止用突起26が嵌入する
と、舌部31へ掛けられていた押込力が解除され、舌部
31が復元力で元の形状に戻ろうとして、カバー係止用
穴25内に圧接し、舌部31をカバー係止用穴25から
抜け出ないように弾性的に固定し、カバー30がICカ
ード本体20から容易に離脱しないようにする。
【0027】従って、本実施例によれば、図15及び図
16に示す従来例の如く、カバー30の脱落を防止する
ためにICカード本体20の裏面から楔を打ち込むとい
う処置を講ずる必要がなくなる。
16に示す従来例の如く、カバー30の脱落を防止する
ためにICカード本体20の裏面から楔を打ち込むとい
う処置を講ずる必要がなくなる。
【0028】
【考案の効果】以上説明した如く、本考案によれば、I
Cカード本体のカバー係止穴に、金属製のカバーの挿入
側から係止用突起に向かって穴径が縮小する下り勾配と
なる傾斜面を設け、金属製のカバーの舌部を、金属製の
カバーの両側から外方へ折曲させたので、カバー組付時
に、舌部が傾斜面を滑走しながら降下しつつ、徐々に鋭
角方向へ押し込まれ、係止用突起の位置で窓穴に係止用
突起が嵌入すると、舌部へ掛けられていた押込力が解除
され、舌部が復元力で元の形状に戻ろうとして、カバー
係止用穴内に圧接し、舌部をカバー係止用穴から抜け出
ないように弾性的に固定し、カバーがICカード本体か
ら容易に離脱しないようにすることが可能となる。
Cカード本体のカバー係止穴に、金属製のカバーの挿入
側から係止用突起に向かって穴径が縮小する下り勾配と
なる傾斜面を設け、金属製のカバーの舌部を、金属製の
カバーの両側から外方へ折曲させたので、カバー組付時
に、舌部が傾斜面を滑走しながら降下しつつ、徐々に鋭
角方向へ押し込まれ、係止用突起の位置で窓穴に係止用
突起が嵌入すると、舌部へ掛けられていた押込力が解除
され、舌部が復元力で元の形状に戻ろうとして、カバー
係止用穴内に圧接し、舌部をカバー係止用穴から抜け出
ないように弾性的に固定し、カバーがICカード本体か
ら容易に離脱しないようにすることが可能となる。
【0029】従って、本考案によれば、従来の如く、カ
バーの脱落防止のために、ICカード本体の裏面から楔
を打ち込むという処置を講ずる必要がなくなり、部品点
数が少なくなると共に、組付作業性が向上する。
バーの脱落防止のために、ICカード本体の裏面から楔
を打ち込むという処置を講ずる必要がなくなり、部品点
数が少なくなると共に、組付作業性が向上する。
【図1】本考案の一実施例に係るICカードの組付前の
状態を示す要部分解断面図である。
状態を示す要部分解断面図である。
【図2】本考案の一実施例に係るICカードの組付状態
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】本考案の一実施例に係るICカードの側面図で
ある。
ある。
【図5】本考案の一実施例に係るICカードの平面図で
ある。
ある。
【図6】本考案の一実施例に係るICカードの背面図で
ある。
ある。
【図7】図1に於けるICカードの平面図である。
【図8】図1に於けるICカードの背面図である。
【図9】図1に於けるカバーの平面図である。
【図10】図1に於けるカバーの正面図である。
【図11】図1に於けるカバーの側面図である。
【図12】携帯型パソコンを示す斜視図である。
【図13】従来のICカードを示す平面図である。
【図14】図13に於けるICカードの組付前の状態を
示す要部分解断面図である。
示す要部分解断面図である。
【図15】図13に於けるICカードの組付前の状態を
示す要部断面図である。
示す要部断面図である。
【図16】図13に於けるICカードの組付状態を示す
要部断面図である。
要部断面図である。
1 ICカード 10 プリント基板 11 コネクタ 12 係止部 20 ICカード本体 25 カバー係止用穴 26 係止用突起 27 傾斜面 30 カバー 31 舌部 32 窓穴
Claims (1)
- 【請求項1】 コネクタ部(11)の両側に係止部(1
2)を設けたプリント基板(10)と、 内部に係止用突起(26)を有するカバー係止用穴(2
5)を設け前記コネクタ部(11)を露出して前記プリ
ント基板(10)を収容する合成樹脂製のICカード本
体(20)と、 前記カバー係止用穴(25)に嵌入する舌部(31)を
両側に設けると共に、この舌部(31)に前記係止用突
起(26)に係止する窓穴(32)を設けた金属製のカ
バー(30)とを備えたICカードに於て、 前記ICカード本体(20)のカバー係止用穴(25)
に、前記金属製のカバー(30)の挿入側から前記係止
用突起(26)に向かって穴径が縮小する下り勾配とな
る傾斜面(27)を設け、 前記金属製のカバー(30)の舌部(31)を、該金属
製のカバー(30)の両側から外方へ折曲させたことを
特徴とするICカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10636491U JP2535517Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | Icカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10636491U JP2535517Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | Icカード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553979U JPH0553979U (ja) | 1993-07-20 |
JP2535517Y2 true JP2535517Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=14431682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10636491U Expired - Lifetime JP2535517Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | Icカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535517Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP10636491U patent/JP2535517Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0553979U (ja) | 1993-07-20 |
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