JP3355094B2 - 回路基板挿着用電気コネクタ - Google Patents

回路基板挿着用電気コネクタ

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JP3355094B2
JP3355094B2 JP21688296A JP21688296A JP3355094B2 JP 3355094 B2 JP3355094 B2 JP 3355094B2 JP 21688296 A JP21688296 A JP 21688296A JP 21688296 A JP21688296 A JP 21688296A JP 3355094 B2 JP3355094 B2 JP 3355094B2
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7005Guiding, mounting, polarizing or locking means; Extractors
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    • H01R12/721Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures cooperating directly with the edge of the rigid printed circuits

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路基板挿着用電気
コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】前縁部に接続回路部を有する回路基板の
該前縁部を受け入れるためにハウジングに形成されてい
る受入溝内に接触子を有していて、受入時に上記接続回
路部と接触子とを接続する電気コネクタは広く用いられ
ている。かかる電気コネクタにあっては、回路基板を傾
くことなく正規の姿勢で上記受入溝に挿入できるよう
に、ハウジングは両側部に、上記回路基板の両側縁部を
案内するガイド部を有しているものが多い。
【0003】この種のコネクタとしては、例えば、特開
平7−288153に開示されているものが知られてい
る。この公知のコネクタのハウジングは回路基板の前縁
部を受け入れる受入溝が形成された横長な前縁保持部
と、該前縁保持部の両端から垂立し回路基板の両側縁を
案内するガイド部とを有している。上記前縁保持部の受
入溝には接触子が植設されていて、回路基板が装着され
たときに該回路基板の対応回路部と接続されるようにな
っている。ガイド部は該回路基板の装着時に、該回路基
板を所定位置にもたらすように案内するものであり、回
路基板の両側縁を案内するために該回路基板の厚さ寸法
よりも若干大きい幅の溝が形成されている。所定位置に
装着された回路基板は接触子により保持されるが、その
保持をさらに安全・確実なものとするために上記溝の対
向面には突部が設けられていて、回路基板の対応孔部に
係合するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平7−28
8153に開示されたコネクタにあっては、ハウジング
のガイド部に設けられた突起が回路基板の孔部に突入す
ることにより該回路基板をより確実に保持せんとしてい
る。しかしながら、これを断面でみた場合、突部はその
曲面が孔部の縁に点として接しているだけであり、回路
基板やハウジングに振動あるいは衝撃が作用したとき
に、保持力が十分でなく外れ易い。又、これを改善する
ために、回路基板の案内のためのガイド部の溝を、該回
路基板よりも若干でも狭しくして該回路基板を溝自体で
保持しようとすると、溝のほぼ全長にわたり溝の面が回
路基板と圧接するので、該溝での案内が硬くなり回路基
板の挿着が困難となってしまう。
【0005】本発明は、かかる問題を解決し、振動や衝
撃を受けてもその影響を受けずらく、回路基板を常時所
定の状態で保持することのできる回路基板挿着用電気コ
ネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電気コネク
タはハウジングが前縁保持部とガイド部とを有してい
る。
【0007】前縁保持部は、前縁部に接続回路部を有す
る回路基板の該前縁部を受け入れるための受入溝が形成
されていると共に該受入溝内に上記接続回路部との接続
のための接触子が配列されている。ガイド部は、上記前
縁保持部の両端部から垂立し上記受入溝への回路基板の
挿着の際に該回路基板の上記前縁部の両端で対向して平
行に位置する両縁側を案内する。
【0008】本発明にあっては、ガイド部は、回路基板
の両側縁を案内するように回路基板の厚さより若干大き
めの寸法の溝幅とされた挿入溝部に、溝幅を部分的に狭
めて回路基板を所定の挿着位置にて保持する側縁保持部
が設けられている。
【0009】上記側縁保持部は、溝幅が回路基板の厚さ
寸法よりも若干小さく設定され該回路基板の面の一部を
平面で弾圧挟持する挟圧部と、該挟圧部に隣接した位置
にて挟圧部よりも上記溝幅を狭めるように突出し上記回
路基板の孔部もしくは切欠部に突入して該切欠部内に収
まる係止突部とを有している。
【0010】かかる構成の本発明の電気コネクタによる
と、装着の際には回路基板はガイド部の突部のみにて接
触して挿入溝部を拡幅しながら該挿入溝部内を進入し所
定位置へ装着される。所定位置へ挿着されると、ガイド
部の係止突部が回路基板の孔部もしくは切欠部へ突入し
てここに係止し該回路基板の抜けを防止する。又、係止
突部が回路基板の孔部もしくは切欠部へ突入して該切欠
部内に収まると、ガイド部の挿入溝部の弾性拡幅は解除
され、挟圧部が回路基板の面を平面で圧するようにして
該回路基板を挟持する。
【0011】このように回路基板を保持している状態の
電気コネクタあるいは該回路基板に振動や衝撃が作用し
ても、その力は上記挟圧部にて大きく吸収され係止突部
が回路基板の孔部もしくは切欠部から外れることがなく
なる。又、回路基板に意図せぬ引抜力が作用しても係止
突部での係止に加え、挟圧部での摩擦力が協働してこれ
に対抗する。係止突部は、回路基板の孔部もしくは切欠
部の下縁のエッジと当接するために、回路基板に対して
引抜き方向と反対方向の力を与えるので、きわめて効果
的である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1〜図14に
もとづき本発明の実施の形態を説明する。
【0013】図1において、符号1は電気コネクタ10
に挿着されるべき回路基板で、その底辺には縁部方向に
所定ピッチをもって接続回路部2が配列されている。
又、該回路基板1の両側縁の所定位置には、該回路基板
1が上記電気コネクタ10に挿着された際に、該電気コ
ネクタ10の後述する係止突部と係止して該回路基板1
を所定挿着位置に維持するための切欠部3が形成されて
いる。該切欠部3に代えて孔部であってもよい。
【0014】符号10は上記回路基板1を挿入接続する
ための電気コネクタである。該電気コネクタ10は、上
記回路基板1を受け入れて、内部に配列された導電材よ
り成る接触子(図1には図示せず)を上記接続回路部2
に接続した状態で、上記回路基板1を保持する絶縁材か
ら作られたハウジング20と、上記接続状態を解除する
ように上記回路基板1を上方に所定量だけもち上げるた
めのエジェクタ40とを備えている。
【0015】上記ハウジング20は、接触子が内部に植
設された横長の前縁保持部21と該前縁保持部の両端部
にて垂立して設けられたガイド部22とを有している
(図においては、一方のガイド部22のみが図示されて
いる)。
【0016】前縁保持部21には、上方に開口する受入
溝23が該前縁保持部21の長手方向に延びて形成され
ており、該受入溝23は、図2に見られるように上記前
縁保持部21の両端部にて下方に開口せる開口部24と
連通している。そして、上記電気コネクタの複数の接触
子25は、図2のごとく、上記両端部における開口部2
4の間の範囲にて、上記受入溝23内に植設されてい
て、該受入溝23に上記回路基板1を挿入した際に、該
回路基板1の対応せる接続回路部2と接続されるように
なっている。上記開口部24の対向内壁には、下方に向
け末広がりの間隔をなすよう斜面をもつ突起26が対向
して設けられている(図参照)。該突起26の上面2
6Aは凸曲面をなしている。また、該突起26に対し上
記前縁保持部21の長手方向内方側(接触端子寄り)位
置には、下方に向けて延びる係止凹部27が形成されて
いる。
【0017】上記前縁保持部21の両端部にて垂立して
設けられたガイド部22は、図1に見られるように、内
側に上下に延びる挿入溝部としての挿入スロット28を
有して、横断面が略C字状をなしている。上記挿入スロ
ット28は、前出の回路基板1の厚みよりも若干大なる
幅に形成されて上記前縁保持部21の受入溝23に連通
しており、回路基板1を該挿入スロット28にて案内し
て前縁を上記受入溝23に挿入できるようになってい
る。
【0018】上記挿入スロット28の上部における対向
面には側縁保持部29が設けられている。該側縁保持部
29は挟圧部29Aと係止突部29Bとから成ってい
る。該係止突部29Bは、回路基板1が所定位置で挿着
されたときに、該回路基板1の切欠部3に突入する位置
に設けられており、挟圧部29Aはその直下の部分に設
けられている。該挟圧部29Aは挿入スロット28の対
向面に形成され台状に平面をなしており、その対向面同
士間の距離(溝幅)は回路基板1の厚さ寸法よりも若干
小さめに設定されている。この挟圧部29Aは、本実施
形態では平面状になっているが、これに限定されること
なく回路基板1の挿着方向にて成る範囲にわたり存在す
れば十分で、例えば縦に延びる複数の線条部として形成
されていてもよい。上記係止突部29Bは、図2にも見
られるように、上記挟圧部29Aからさらに溝内に突出
していて回路基板1の切欠部3内に収まる大きさとなっ
ている。本実施形態では、該係止突部29Bは横方向に
延びる「かまぼこ」状となっているが、これには限定さ
れず、上記切欠部3内に収まる突部となっていれば十分
である。そして、該係止突部29Bの上方部分がV字状
部28Aとなっていて、回路基板1を上記挿入スロット
28に導入するのに好都合な形をなしている。なお、上
記挟圧部29A及び係止突部29Bは、本実施形態では
溝の対向両面側に設けられているが、一方の側のみでも
よい。なお、本実施形態では挟圧部29Aは係止突部2
9Bの直下に設けられたが、係止突部29Bの直上に設
けても、又直上及び直下の両方に設けてもよい。
【0019】横断面がC字状をなす上記ガイド部22の
腕部22Aは、他部に比して薄目に形成されていて、回
路基板1が上記挿入スロット28に押し込まれたとき
に、該挿入スロット28が拡幅するように弾性変形可能
となっている。その際、弾性変形を容易にするために、
上記腕部22Aの基部近傍に、該腕部22Aの厚みを局
部的に薄くする条溝30を形成したり、前縁保持部21
との境界に切込部31を形成したりするのも一策であ
る。
【0020】横断面がC字状をなす上記ガイド部22の
内部には、ばね性を有するガイド板32が設けられてい
る。該ガイド板32は、下端の基部にて上記ガイド部2
2の腕部22Aと連なっており、中間部よりも上方の部
分にて容易に該ガイド板の板厚方向に弾性撓み変形する
ようになっている。該ガイド板32の内面は、挿入され
る回路基板1の側端面を摺接案内する位置にあり、該回
路基板1から力を受けたときに外方に弾性的に撓み変形
するようになっている。なお、該ガイド板32は回路基
板1の挿入を容易にするために、上端内面にテーパ面3
2Aが形成されている。さらに、ガイド板32の弾性撓
み変形する方向にガイド部22の固定壁があって、過大
な変形によりガイド部22の損傷を生じないようにガイ
ド板32の動きを抑止している。
【0021】本実施形態においては、接触子25は図3
のごとく対向して複数配され、挿着される回路基板の両
側に接触するようになっている。図3において紙面に対
して直角方向に配列される接触子25は受入溝23に向
け突出して臨む接触部25Aとハウジング20外へ下方
に延出する脚状の結線部25Bとを有している。上記接
触部25Aと結線部25Bとは中間部25Cによって連
結されているが、図3において二点線体で示される従来
のものがU字弯曲状となっているのに比し、本実施形態
ではこの部分は直線に近いものとなっている。したがっ
て、接触部25Aと結線部25Bとの距離が最短とな
り、高速信号を通す際に上記の従来の接触子が有してい
た遅延やクロストークの問題が改善される。
【0022】横断面がC字状をなす上記ガイド部22は
外側(背部)に、基部から中間部への範囲にわたり、突
出部33を有し、該突出部33に上下全域に延びるエジ
ェクタ用溝34が形成されている。
【0023】図4には、上記ガイド部22のエジェクタ
用溝34に挿着されるエジェクタ40が示されている。
該エジェクタ40はスライド部41とエジェクタ用のフ
ィンガー部42とを有し、両者は可撓性を有する連結部
43により一体に形成されている。なお、スライド部4
1とフィンガー部42は、別体にて形成し別部材である
連結部材で連結してもよい。
【0024】スライド部41は、縦長の板状部の一方の
面に、上記ガイド部22のエジェクタ用溝34にスライ
ド案内される凸条部44を有している。上記スライド部
41の頂部には、該スライド部41を上方から押圧する
ための押圧部45が設けられている。該押圧部45の上
面は押圧時に指が滑らないための細条面を形成してい
る。
【0025】フィンガー部42は、斜め上方に向けて突
出した略円柱状の受圧部46が形成され、その下方には
先端で連結されている一対のフォーク47が設けられて
いる。該フォーク47の先端外面にはストッパ用の突起
48が設けられている。そして、上記スライド部41の
下端部は、可撓性を有する上記連結部43にて該エジェ
クタ40が屈曲された際に、上記受圧部46の外周面を
その周方向に摺動自在に受け入れる凹面をなす曲面49
を形成している。
【0026】かかるエジェクタ40はハウジング20に
対して、次の要領で組み込まれる。
【0027】(イ)先ず、図5に示されるごとく、エジ
ェクタ40のスライド部41に設けられている凸条部4
4をガイド部22のエジェクタ用溝34に上方から挿入
する。このとき、フィンガー部42は上記挿入に際し障
害とならないように、連結部43にて外側に曲げられて
いる。
【0028】(ロ)上記凸条部44が十分にエジェクタ
用溝34内に挿入された後に、図6(ハウジングを省略
して図示している)に示されるようにフィンガー部42
をハウジング側に屈曲する。
【0029】(ハ)すると、上記フィンガー部42はハ
ウジング20の前縁保持部21に形成された開口部24
内へ下方から進入する。その際、開口部24の対向内面
には下方にテーパ面をもった突起26が形成されてお
り、上記フィンガー部42の一対のフォーク47は、上
記テーパ面で次第に狭まるように湾曲弾性変形して(図
7,図8参照)上記突起26を乗り越え、該突起26と
ガイド部22の底面との間に形成される空間に収められ
る(図9参照)。これと同時にフォーク47の先端外面
に設けられた突起48は前縁保持部21の係止凹部27
内に収まる。
【0030】(ニ)かかる状態では、図2に示されるよ
うにフィンガー部42の円柱状の受圧部46はスライド
部41の下面の曲面49に接面するようにして収められ
るようになる。
【0031】(ホ)かくして、本実施例の電気コネクタ
は組立が完了し、回路基板挿着に備える。
【0032】このようにして得られた本実施例の電気コ
ネクタへの回路基板の挿抜は次の要領でなされる。
【0033】図1に示されるようにして、回路基板1
の両側縁を上方から両側のガイド部22の挿入スロット
28に挿入し、該回路基板1を降下せしめる。回路基板
1はその側端面がガイド板32により、そして側縁の両
面が上記挿入スロット28により案内されて、所定位置
を保って挿入される。その際、この回路基板1の挿入
は、図10に示されるごとく、上記挿入スロット28に
向け該回路基板1を挿入されるが、その過程において、
先ず回路基板1の下線部が係止突部29Bに当接して挿
入スロット28の溝幅を若干拡げながら該挿入スロット
28内へ進入する。挿入スロット28は、回路基板
厚みよりも若干大なる幅に形成されているので、スムー
ズに進入する。
【0034】回路基板1が所定位置まで挿入される
と、回路基板1の接続回路部2は接触子25と接続さ
れ、又、ガイド部22の係止突部29Bが回路基板1の
切欠部3へ突入し(図11及び図12参照)、挟圧部2
9Aが該回路基板1の面を挟持する。このとき、切欠部
3の位置が正規位置から多少ずれていても、図13のご
とく、係止突部29Bは切欠部3内に収まる。かかる状
態で、コネクタあるいは回路基板1に振動や衝撃が作用
しても、これらの力は挟圧部29Aが回路基板1を挟圧
する図12あるいは図13の破断斜線の領域で吸収さ
れ、仮りに回路基板1に上方への意図せぬ力が作用して
も、係止突部29Bが切欠部3の下に当接して回路基
板1を下方へ押すようになり、該回路基板1が上方へ抜
け出してしまうことがない。
【0035】次に、回路基板1を必要時に抜出すると
きには、コネクタの接触子により保持圧力を受けている
回路基板1に外力を加えて該接触子との接続を解除する
必要がある。これは、本実施例では、エジェクタ40の
操作をもって行う。先ず図14に示されるごとく、エジ
ェクタ40の押圧部45を指で強く下方に押す。する
と、該エジェクタ40のスライド部41はエジェクタ用
溝34に案内され降下する。
【0036】降下したスライド部41の下端に形成さ
れた曲面49はフィンガー部42の受圧部46を下方に
押圧する。該フィンガー部42は中間部にて突起26に
より支えられているので、てこの原理により上記突起2
6との接触点を支点とし上記受圧部46を中心に回動
し、該フィンガー部42の先端(フォーク部47を連結
している部分47A)はもち上がり、回路基板1の下縁
に当接しこれを押し上げる。かくして、回路基板1はコ
ネクタの接触子25との接続が解除される。上記フィン
ガー部42の回動に際し、上記突起26の上面26Aは
凸湾曲しているので、該突起26とフィンガー部42と
接触点(支点)は、図14において回動に伴い、右方か
ら左方に、すなわち、回路基板1に作用するモーメント
の腕の長さが、次第に長くなる。これは、当初腕の長さ
が短く、接続解除のための力が大きく作用し、しかる後
に力が弱まって回路基板の持ち上げ量が大きくなるとい
うことを意味するもので、きわめて好都合である。
【0037】なお、上記フィンガー部42は、該フィン
ガー部42の先端外側に設けられた突起48が前縁保持
部21に形成された係止凹部27の上縁に当接して、必
要以上の回動が規制される。
【0038】次に、かくして、接続が解除された回路
基板1をコネクタから引き上げる。その際、該回路基板
1が、図14において二点鎖線で示すごとく、傾いて引
き上げられた場合、回路基板1により押圧されたガイド
板32は側方に弾性変形して上記傾きを許容すると共
に、その弾性復元力によって該傾きを修正するように作
用する。
【0039】上記回路基板1の接触子との接続が解除
されると、エジェクタ40は連結部43の弾性力により
フィンガー部42には原位置、すなわち水平位置に復帰
し、これによりスライド部41もエジェクタ用溝34に
案内されて、原位置まで上昇する。なお、その際、スラ
イド部41の原位置以上の上昇を規制するために、該ス
ライド部41とエジェクタ用溝34との間に係止手段、
例えば互いに係止する小さな突起を形成しておくのが好
ましい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明は、回路基板の両
側縁を案内するように設けられたガイド部の回路基板挿
入用の挿入溝部に側縁保持部を設け、該側縁保持部が回
路基板の面を挟持する挟圧部と回路基板の切欠部もしく
は孔部に突入する係止突部とを有するようにしたので、
回路基板の挿着時には、振動や衝撃を受けても、これら
の力を挟圧部の挟圧面で吸収し回路基板の抜け方向の力
を減少せしめ、又、意図せぬ抜け方向の力が作用しても
上記係止突部でこれを受け、該係止突部が切欠部や孔部
の下縁に抜け方向と逆の力を回路基板に作用するため回
路基板は所定位置を保ち、その結果、回路基板及び本発
明のコネクタを使用せる装置は安定した機能を発揮す
る。又、回路基板の挿入に際しては、挿入スロットは回
路基板の厚みよりも若干大なる幅に形成されているの
で、スムーズに進入する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電気コネクタの主要部を
示す斜視図である。
【図2】図1のコネクタの縦断面図である。
【図3】図1のコネクタの接触子を示すための図2の断
面と直交する面での縦断面図である。
【図4】図1のコネクタに用いられるエジェクタのハウ
ジングへの取付前における斜視図である。
【図5】図4のエジェクタを図1のコネクタへ取付ける
ためにスライド部をハウジングに挿入した時点での斜視
図である。
【図6】図5のエジェクタのフィンガー部をハウジング
内に収めるために連結部にて屈曲せられた時点でのハウ
ジングを省略したエジェクタの斜視図である。
【図7】図6のフィンガー部がハウジング内に収められ
る時点で弾性変形してる状態を示すハウジングを省略し
たエジェクタの斜視図である。
【図8】図7のフィンガー部がハウジングの突起を乗り
越える時点での様子を示す図5におけるVIII−VIII断面
図である。
【図9】図8のフィンガー部が突起を乗り越えてハウジ
ング内の所定位置に収められた様子を示す断面図であ
る。
【図10】図1のコネクタのガイド部及び挿着前の回路
基板を示す縦断面図である。
【図11】図10のガイド部を挿着後の回路基板を示す
縦断面図である。
【図12】図11におけるガイド部の側縁保持部及び回
路基板の切欠部との位置関係を示す図である。
【図13】図11におけるガイド部の側縁保持部及び回
路基板の切欠部との位置関係を示す他の図である。
【図14】図1のコネクタの回路基板抜出時の状態を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 回路基板 3 切欠部 10 電気コネクタ 20 ハウジング 21 前縁保持部 22 ガイド部 28 挿入溝部(挿入スロット) 29 側縁保持部 29A 挟圧部 29B 係止突部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−288153(JP,A) 特開 平7−288154(JP,A) 特開 平7−302644(JP,A) 特開 平6−196230(JP,A) 特開 平5−275146(JP,A) 実開 平7−36378(JP,U) 実開 平2−52278(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/18 H01R 13/629 - 13/639

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前縁部に接続回路部を有する回路基板の
    該前縁部を受け入れるための受入溝が形成されていると
    共に該受入溝内に上記接続回路部との接続のための接触
    子が配列されている前縁保持部と、該前縁保持部の両端
    部から垂立し上記受入溝への回路基板の挿着の際に該回
    路基板の上記前縁部の両端で対向して平行に位置する両
    側縁を案内するガイド部とがハウジングに形成された電
    気コネクタにおいて、ガイド部は、回路基板の両側縁を
    案内するように回路基板の厚さより若干大きめの寸法の
    溝幅とされた挿入溝部に、溝幅を部分的に狭めて回路基
    板を所定の挿着位置にて保持する側縁保持部が設けら
    れ、該側縁保持部は、溝幅が回路基板の厚さ寸法よりも
    若干小さく設定され該回路基板の面の一部を平面で弾圧
    挟持する挟圧部と、該挟圧部に隣接した位置にて挟圧部
    よりも上記溝幅を狭めるように突出し上記回路基板の孔
    部もしくは切欠部に突入して該切欠部内に収まる係止突
    部とを有していることを特徴とする回路基板装着用電気
    コネクタ。
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