JP2691573B2 - シンチレーシヨンカメラ - Google Patents
シンチレーシヨンカメラInfo
- Publication number
- JP2691573B2 JP2691573B2 JP20320388A JP20320388A JP2691573B2 JP 2691573 B2 JP2691573 B2 JP 2691573B2 JP 20320388 A JP20320388 A JP 20320388A JP 20320388 A JP20320388 A JP 20320388A JP 2691573 B2 JP2691573 B2 JP 2691573B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detectors
- scintillation camera
- position calculation
- light emission
- detector
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、核医学画像診断に使用されるシンチレーシ
ヨンカメラに係り、特に複数の検出器で構成する高感度
を指向したシンチレーシヨンカメラに関する。
ヨンカメラに係り、特に複数の検出器で構成する高感度
を指向したシンチレーシヨンカメラに関する。
核医学画像診装置として知られているシンチレーシヨ
ンカメラは人体の代謝,血流等に代表される臓器の機能
診断に適するが、人体に投与された放射性医薬品から放
射されるガンマ線情報の検出感度が低いことは一般に知
られている事実である。シンチレーシヨンカメラに関連
す従来技術としては、例えば米国特許第3,011,057号公
報に示されている。
ンカメラは人体の代謝,血流等に代表される臓器の機能
診断に適するが、人体に投与された放射性医薬品から放
射されるガンマ線情報の検出感度が低いことは一般に知
られている事実である。シンチレーシヨンカメラに関連
す従来技術としては、例えば米国特許第3,011,057号公
報に示されている。
核医学画像診断装置として知られているシンチレーシ
ヨンカメラにおいて、その感度を向上させる目的で検出
器を複数個にし人体より放射されるガンマ線情報をより
有効に利用する2検出器形シンチレーシヨンカメラまた
は多検出器形シンチレーシヨンカメラがある。しかし、
シンチレーシヨンカメラの検出器を複数にして装置の検
出感度を向上させる場合、それに付随するコストの上昇
について十分な配慮がなされていなかつた。
ヨンカメラにおいて、その感度を向上させる目的で検出
器を複数個にし人体より放射されるガンマ線情報をより
有効に利用する2検出器形シンチレーシヨンカメラまた
は多検出器形シンチレーシヨンカメラがある。しかし、
シンチレーシヨンカメラの検出器を複数にして装置の検
出感度を向上させる場合、それに付随するコストの上昇
について十分な配慮がなされていなかつた。
従来技術では、これら複数の検出器をもつシンチレー
シヨンカメラの位置計算回路は検出器の数と同数で構成
しているが、保有すべきガンマ線情報の量からみて位置
計算回路の処理能力に余裕があり、経済性の観点からま
だ改善すべき点が残されている。
シヨンカメラの位置計算回路は検出器の数と同数で構成
しているが、保有すべきガンマ線情報の量からみて位置
計算回路の処理能力に余裕があり、経済性の観点からま
だ改善すべき点が残されている。
本発明の目的は、装置の感度向上を狙つて複数の検出
器で構成するシンチレーシヨンカメラにおいて、検出器
の信号からガンマ線像をつくる最適な位置計算回路を構
成することにより、さらに経済性の優れた装置を提供す
ることにある。
器で構成するシンチレーシヨンカメラにおいて、検出器
の信号からガンマ線像をつくる最適な位置計算回路を構
成することにより、さらに経済性の優れた装置を提供す
ることにある。
上記目的は、板状のシンチレータに光電子増倍管を光
学的に結合した検出器とシンチレータの発光位置を求め
る位置計算手段とを有し、該検出器が複数個からなるシ
ンチレーシヨンカメラにおいて、該位置計算手段が該複
数検出器の出力信号のうちの発光位置情報を一括する行
列加算器,該行列加算器の出力により発光位置を計算す
る位置計算回路,該複数検出器の出力信号から前記発光
位置計算結果に対応する検出器を識別する弁別器を具備
することを特徴とするシンチレーシヨンカメラ、及び上
記位置計算回路の個数を上記検出器の数より少くするこ
とにより、達成される。
学的に結合した検出器とシンチレータの発光位置を求め
る位置計算手段とを有し、該検出器が複数個からなるシ
ンチレーシヨンカメラにおいて、該位置計算手段が該複
数検出器の出力信号のうちの発光位置情報を一括する行
列加算器,該行列加算器の出力により発光位置を計算す
る位置計算回路,該複数検出器の出力信号から前記発光
位置計算結果に対応する検出器を識別する弁別器を具備
することを特徴とするシンチレーシヨンカメラ、及び上
記位置計算回路の個数を上記検出器の数より少くするこ
とにより、達成される。
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図は検出器数が4個で、位置計算回路が1個で構
成する実施例である。被検体1より時間的に離散した全
方向に放射するガンマ線は検出器D1,D2,D3,D4に装着し
たコリメータ2のそれぞれに対して直角な方向のガンマ
線だけが通過してシンチレータ3に到達して発光する。
つぎに、この発光はシンチレータ3に2次元に配列され
た光電子増倍管4で検出,増幅され、さらにプリアンプ
5により電圧信号に変換され、信号S1〜S4として行列加
算器6に入力される。行列加算器6に入力された信号S1
〜S4は発光位置を計算するためのデータとして使用され
る。ここで、各検出器D1,D2,D3,D4に対する個々の行列
信号を同じ行列について重ねて加算することで、4個の
検出器D1〜D4に対する共通の総合行列信号Σxi,Σyjを
得る。つぎに、この総合行列信号Σxi,Σyjは通常の位
置計算回路8に入力されて、検出器D1,D2,D3,D4で検出
したガンマ線を検出器D1,D2,D3,D4の区別なく一括して
位置計算した後、その計算値X,Yを弁別器9に入力す
る。
成する実施例である。被検体1より時間的に離散した全
方向に放射するガンマ線は検出器D1,D2,D3,D4に装着し
たコリメータ2のそれぞれに対して直角な方向のガンマ
線だけが通過してシンチレータ3に到達して発光する。
つぎに、この発光はシンチレータ3に2次元に配列され
た光電子増倍管4で検出,増幅され、さらにプリアンプ
5により電圧信号に変換され、信号S1〜S4として行列加
算器6に入力される。行列加算器6に入力された信号S1
〜S4は発光位置を計算するためのデータとして使用され
る。ここで、各検出器D1,D2,D3,D4に対する個々の行列
信号を同じ行列について重ねて加算することで、4個の
検出器D1〜D4に対する共通の総合行列信号Σxi,Σyjを
得る。つぎに、この総合行列信号Σxi,Σyjは通常の位
置計算回路8に入力されて、検出器D1,D2,D3,D4で検出
したガンマ線を検出器D1,D2,D3,D4の区別なく一括して
位置計算した後、その計算値X,Yを弁別器9に入力す
る。
他方、検出器D1,D2,D3,D4についてそれぞれに付随す
る光電子増倍管4の信号S1,S2,S3,S4をZ信号加算器7
に入力して、シンチレータ発光の時間データとして使用
される。Z信号加算器7に入力した信号S1,S2,S3,S4は
検出器D1,D2,D3,D4が検出したガンマ線による全発光量
(光電吸収ピーク)信号SZ1,SZ2,SZ3,SZ4を得て、これ
を検出器D1,D2,D3,D4に対応する波高分析器12にそれぞ
れ入力する。波高分析器12の出力U1,U2,U3,U4は全発光
量信号SZ1,SZ2,SZ3,SZ4の波高値がガンマ線の全吸収に
相当する場合のみ出力すると同時に、ガンマ線が入射し
た検出器D1,D2,D3,D4を識別できる。ここで、信号U1,U
2,U3,U4を上記の弁別器9に入力することにより、位置
計算回路8の計算結果X,YとU1,U2,U3,U4とを対応させ
る。その上で、X,Y,U1;X,Y,U2;X,Y,U3;X,Y,U4のデータ
を検出器D1,D2,D3,D4と対をなす補正回路10に入力し、
各検出器D1,D2,D3,D4が持つ固有の空間歪などを補正す
べき補正定数C1,C2,C3,C4で補正をして、位置座標を記
憶するメモリ11に取り込まれる。以上述べたような手順
で1個の位置計算回路8を用いて4個の検出器D1,D2,D
3,D4による発光位置の計算が実施される。この場合、最
終の出力信号X,Yは上述の如くメモリ11から検出器D1,D
2,D3,D4に対する輝度変調信号U1,U2,U3,U4と一対をなし
て出力される。
る光電子増倍管4の信号S1,S2,S3,S4をZ信号加算器7
に入力して、シンチレータ発光の時間データとして使用
される。Z信号加算器7に入力した信号S1,S2,S3,S4は
検出器D1,D2,D3,D4が検出したガンマ線による全発光量
(光電吸収ピーク)信号SZ1,SZ2,SZ3,SZ4を得て、これ
を検出器D1,D2,D3,D4に対応する波高分析器12にそれぞ
れ入力する。波高分析器12の出力U1,U2,U3,U4は全発光
量信号SZ1,SZ2,SZ3,SZ4の波高値がガンマ線の全吸収に
相当する場合のみ出力すると同時に、ガンマ線が入射し
た検出器D1,D2,D3,D4を識別できる。ここで、信号U1,U
2,U3,U4を上記の弁別器9に入力することにより、位置
計算回路8の計算結果X,YとU1,U2,U3,U4とを対応させ
る。その上で、X,Y,U1;X,Y,U2;X,Y,U3;X,Y,U4のデータ
を検出器D1,D2,D3,D4と対をなす補正回路10に入力し、
各検出器D1,D2,D3,D4が持つ固有の空間歪などを補正す
べき補正定数C1,C2,C3,C4で補正をして、位置座標を記
憶するメモリ11に取り込まれる。以上述べたような手順
で1個の位置計算回路8を用いて4個の検出器D1,D2,D
3,D4による発光位置の計算が実施される。この場合、最
終の出力信号X,Yは上述の如くメモリ11から検出器D1,D
2,D3,D4に対する輝度変調信号U1,U2,U3,U4と一対をなし
て出力される。
上記の実施例としては、検出器数が4個の場合につい
て述べたが、検出器数は4個に限定されることなく他の
複数の検出器の場合にも適用できる。また、位置計算回
路の数も上記実施例の1個に限定されることなく検出器
数より少なければ効果が得られるので、それらの場合に
も適用可能である。
て述べたが、検出器数は4個に限定されることなく他の
複数の検出器の場合にも適用できる。また、位置計算回
路の数も上記実施例の1個に限定されることなく検出器
数より少なければ効果が得られるので、それらの場合に
も適用可能である。
本発明によれば、複数の検出器で構成するシンチレー
シヨンカメラにおいて、その位置計算回路は少なくとも
1つで構成できるので、簡略化による効果、例えば4検
出器で構成する装置の場合、その位置計算回路は従来の
1/4にすることができ、単に経済的な効果ばかりでなく
軽量,小形化にも大きな効果が得られる。
シヨンカメラにおいて、その位置計算回路は少なくとも
1つで構成できるので、簡略化による効果、例えば4検
出器で構成する装置の場合、その位置計算回路は従来の
1/4にすることができ、単に経済的な効果ばかりでなく
軽量,小形化にも大きな効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例のブロツク構成図を示す。 1……被検体、2……コリメータ、3……シンチレー
タ、4……光電子増倍管、5……プリアンプ、6……行
列加算器、7……Z信号加算器、8……位置計算回路、
9……弁別器、10……補正回路、11……メモリ、12……
波高分析器。
タ、4……光電子増倍管、5……プリアンプ、6……行
列加算器、7……Z信号加算器、8……位置計算回路、
9……弁別器、10……補正回路、11……メモリ、12……
波高分析器。
Claims (2)
- 【請求項1】板状のシンチレータに光電子増倍管を光学
的に結合した検出器とシンチレータの発光位置を求める
位置計算手段とを有し、該検出器が複数個からなるシン
チレーシヨンカメラにおいて、該位置計算手段が該複数
検出器の出力信号のうちの発光位置情報を一括する行列
加算器,該行列加算器の出力により発光位置を計算する
位置計算回路,該複数検出器の出力信号から前記発光位
置計算結果に対応する検出器を識別する弁別器を具備す
ることを特徴とするシンチレーシヨンカメラ。 - 【請求項2】上記位置計算回路の個数が上記検出器の数
より少いことを特徴とする請求項1記載のシンチレーシ
ヨンカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20320388A JP2691573B2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | シンチレーシヨンカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20320388A JP2691573B2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | シンチレーシヨンカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0252278A JPH0252278A (ja) | 1990-02-21 |
JP2691573B2 true JP2691573B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=16470176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20320388A Expired - Lifetime JP2691573B2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | シンチレーシヨンカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2691573B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3627299B2 (ja) * | 1995-07-19 | 2005-03-09 | ソニー株式会社 | 音声認識方法及び装置 |
JP3355094B2 (ja) | 1996-07-31 | 2002-12-09 | ヒロセ電機株式会社 | 回路基板挿着用電気コネクタ |
KR20000051947A (ko) * | 1999-01-28 | 2000-08-16 | 윤종용 | 감마카메라 시스템 |
EP3842202B1 (en) | 2018-08-22 | 2023-08-30 | Toray Industries, Inc. | Production method for prepreg, prepreg tape, and fiber reinforced composite material, and prepreg production device |
-
1988
- 1988-08-17 JP JP20320388A patent/JP2691573B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0252278A (ja) | 1990-02-21 |
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