JP4436011B2 - Fpc接続用シールド機能付きプラグコネクタ及びfpc接続用シールド機能付きプラグコネクタのfpc嵌合方法 - Google Patents

Fpc接続用シールド機能付きプラグコネクタ及びfpc接続用シールド機能付きプラグコネクタのfpc嵌合方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FPC(フレキシブルプリント配線板)接続用シールド機能付きプラグコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、使用されているFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタAは、図12(a)(b)、図13に示すように複数のコンタクト10と、金属板からなる第1のシェル20と、導電性金属板からなる第2のシェル40と、合成樹脂成形品からなるインシュレータ30とで構成され、上記第2のシェル40はインシュレータ30にインサート成形されており、インシュレータ30には複数のコンタクト10が圧入されている。またインシュレータ30の一端には図14(a)に示すレセプタクルコネクタBと嵌合するためのレセプタクルコネクタ嵌合部71と、その反対側にはFPCに嵌合するためのFPC嵌合部72とを備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタAでは、シェルを第1のシェル20と、第2のシェル40の2部材から構成していたため、部品点数が多くなるという欠点があった。
【0004】
一方薄形化するとレセプタクルコネクタ嵌合部71のインシュレータ30の肉厚が薄くなり強度が弱くなるので、第2のシェル40をインサート成形して強度を保つ必要があった。
【0005】
さらに上記FPC接続用シールド機能付きプラグコネクタAでは、図14(a)に示すレセプタクルコネクタBの導電性金属板からなるシェル63と接触するのは第2のシェル40になるが、第2のシェル40は弾性部を持たないため、レセプタクルコネクタB側に弾性接触させるためのグランドコンタクト62を設ける必要があった。
【0006】
尚レセプタクルコネクタBは、図14(b)に示すように上記シェル63と、合成樹脂成形品からなるインシュレータ65と、インシュレータ65に圧入固定されるコンタクト61と、上記グランドコンタクト62とで構成されている。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは薄形化が可能で且つ部品点数が少ないFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタを提供することにある。
【0008】
併せて、FPCを嵌合させるときの作業効率が向上するFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタのFPC嵌合方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明では、インシュレータの一端側にレセプタクルコネクタと嵌合するためのレセプタクルコネクタ嵌合部を、他端側にFPCと嵌合するためのFPC嵌合部とを備えたFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタにおいて、上記インシュレータはFPC嵌合部側に複数のコンタクトをインサート成形により当該インシュレータの幅方向に配設した樹脂成形品からなり、該インシュレータを、両端部が開口した導電性材から形成せるシェルの一端側開口よりシェル内に嵌合し、上記シェルは、インシュレータの嵌合方向に並行する一対の板片を有し、一方の板片における上記FPC嵌合部側が上記インシュレータのコンタクトに近付く向きに折曲されることでFPC嵌合部に向かってコンタクトに近付く向きに傾斜する傾斜面を有した段差が形成され、当該板片の上記FPC嵌合部側の先端部分と上記コンタクトとの間で上記FPCを狭持してなることを特徴とする。
【0010】
請求項2のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明では、請求項1の発明において、上記シェルには、上記レセプタクルコネクタ嵌合部に嵌合される相手側レセプタクルコネクタのシェルと弾性接触するための弾性部を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項3のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明では、請求項1又は2の発明において、上記インシュレータのコンタクト間の基部からレセプタクルコネクタ嵌合部方向に延びる断面略凹字形状の溝部をインシュレータの表面に形成し、上記シェルに設けられた弾性部を上記溝部内に配置していることを特徴とする。
【0013】
請求項4のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、上記コンタクトの先端部の側断面形状を略U字状とするとともに且つ突出方向が上記シェルの上記一方の板片側に向くように形成していることを特徴とする。
【0014】
請求項5のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明では、請求項1乃至4の何れかの発明において、上記FPC嵌合部側の上記シェルの開口部の開口縁には、上記FPCを上記一方の板片における上記FPC嵌合部側の先端部分との間で押さえて上記FPCの位置決めを行うFPC押さえ部を形成したことを特徴とする。
【0015】
請求項のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明では、請求項の発明において、上記FPC嵌合部側の上記シェルの開口部の開口縁の先端部にR面を備えるとともに、上記開口部側に対応する上記FPC押さえ部の角隅部にR部を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタのFPC嵌合方法にかかる発明では、上記請求項1乃至に記載の構成を備えたFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタにおいて、FPC嵌合部側のシェルの開口部に対してシェルの内側面の段差方向にFPCの先端部を斜め挿入して後、シェルのFPC押さえ部とシェルの内側面との間にFPCの両側が押さえられる位置までFPCをシェルの内側面方向へ下ろし、この状態でFPCの先端両側に形成した突起部がシェルの開口部の両側に形成している抜止部に当たる位置までFPCを引き戻し、この引き戻し状態からシェルとFPCをインシュレータのレセプタクルコネクタ嵌合部側方向の所定位置までスライドさせてFPCの先端部をシェルの内側面とコンタクトの先端部との間に挿入嵌合させることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明を一実施形態により説明する。
【0018】
本発明の実施形態によるFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタAは、図1(a)(b)に示すように、導電性金属板材をプレス加工等により打ち抜き曲げ加工して形成せるシェル20と、インサート成形により複数のコンタクト10を備えた合成樹脂成形品からなるインシュレータ30とからなる。
【0019】
インシュレータ30は図2(a)(b)に示すようにレセプタクルコネクタBと嵌合するためのレセプタクルコネクタ嵌合部71を一端側に、FPC50(図8参照)を嵌合するためのFPC嵌合部72を他端側に備える。
【0020】
コンタクト10は、インシュレータ30の他端側の端面(図1では上端面)にインサート成形により幅方向に一定間隔で配設されており、FPC50のシグナルパターン51(図8参照)に弾性接触するための弾性部11と、FPC50のシグナルパターン51との接触部12と、FPC50を後述するシェル20の開口部23(図1(b)参照)に挿入するときにコンタクト10が挫屈するのを防止するための側断面形状が略U字形の誘導部13と、インシュレータ30にインサート成形されて固定される固定部14(図4参照)と、図6に示すようにレセプタクルコネクタBのコンタクト61と接触するための接触面15と、レセプタクルコネクタBをレセプタク嵌合部71により嵌合する際にレセプタクルコネクタBのコンタクト61が挫屈するのを防止するための傾斜面からなる誘導部16と、インサート成形時に金型で支持される支持部17とを備えている。
【0021】
シェル20は、一枚の導電性金属板材を逆U字状に折り曲げて前後に並行する形成された板片20a、20bを有するとともに、図1(b)において上端部から一方の板片20aの上部に亘る開口部230を形成したもので、この開口部230の下部に板片20a,20b間の上記開口部23を開口している。そして一方の板片20aの両側縁には、他方の板片20b方向に延長し且つ水平断面形状が略コ字状に折り曲げ形成された第1の折り曲げ部221を設け、他方の板片20bの両側側縁には、板片20a方向に延長し且つ水平断面形状が略コ字状に折り曲げ形成された第2の折り曲げ部222を設けてある。上記の第1の折り曲げ部221の中央片(シェル20の側面に位置する片)と第2の折り曲げ部222の中央片(シェル20の側面に位置する片)にはそれぞれシェル20のスライド嵌合時にインシュレータ30の両側面に形成した係止突起331,332に係止する係止孔211、212を設けており、折り曲げ部222は図1において折り曲げ部221の下側にあり、インシュレータ30に、FPC嵌合部72側からシェル20を仮被挿する際には折り曲げ部222の係止孔212が、FPC嵌合部72側に位置する係止突起331が係止され、シェル20のスライド嵌合時には折り曲げ部222の係止孔212に係止突起332が、また折り曲げ部221の係止孔211に係止突起331がそれぞれ係止されるようなっている。このスライド嵌合状態を図2乃至図5に示す。尚図2(a)(b)はシェル20をインシュレータ30に対してスライド嵌合した状態の正面、背面それぞれから見た示す斜視図を、図3(a)、(b)、(c)はシェル20をインシュレータ30に対してスライド嵌合した状態の正面図、下面図、背面図を、図4は同上のインシュレータ30に対してスライド嵌合した状態の側断面図、図5はFPC50を嵌合している状態でインシュレータ30に対してスライド嵌合した状態の側断面図を示す。
【0022】
また板片20aの内側面には両側方向に所定間隔で切り起こしによる係止片213を突出形成してあり、シェル20を上述のようにインシュレータ30に対してスライド嵌合した際に、図7に示すようにこの係止片213が板片20aの内側面と対向するインシュレータ30の面に形成している係止凹部333に係止されるようになっている。
【0023】
折り曲げ部221は、シェル20の板片20a方向(図4においては上方向)の変形を防止するためのものであり、折り曲げ部222はシェル20の板片20b方向(図4においては下方向)の変形を防止するためのものである。
【0024】
またシェル20の板片20a、20bを連結する図1の両側上端部の逆U字曲げ部の中央片(上側片)の開口部230側に臨む側縁にFPC50の抜けを防止するための抜止部24を設け、また逆U字曲部の板片20a側の垂下片の開口部230に臨む側縁より他方の板片20b方向に、FPC嵌合部72におけるFPC50の上方向(図4において)への変形を防止するためのL字状のFPC押さえ部251を一体形成し、更に板片20bの中程にはFPC50を上記コンタクト10と挟持するための段差261を両側に亘るように形成し、またこの段差261の位置と先端部(図1では上端部)の間にはFPC50のグランドパターン52と接触するための接触部262を設け、更にFPC50の嵌合後にFPC50が上方向(図11(a)参照)に変形したときにFPC50の表面が破断しないためのR部252を上記FPC押さえ部251の角隅部(図1で上端)に形成し、またFPC50の嵌合後にFPC50が下方向(図11(b)参照)に変形したときにFPC50の表面が破断しないために板片20bの先端(図1で上側)にR面263を形成し、更にレセプタクルコネクタBのシェル63の内面と弾性接触するための接触部272を先部に設けた弾性部たる弾性片271を板片20bの下端部に(図1で下側)に所定間隔で複数並行に形成してある。
【0025】
インシュレータ30は、レセプタクルコネクタBと嵌合する際にレセプタクルコネクタのコンタクト61が挫屈するのを防止するための傾斜面からなる誘導部31をレセプタクルコネクタ嵌合部71(図1において下部)の片面側に形成し、またコンタクト10をインサート成形する際に金型で押さえるための孔部32をレセプタクルコネクタ嵌合部71側(図1において下部)に形成し、更に両側面には上述した係止突起331、係止突起332を形成し、更に上部の一面には上記の係止凹部333を形成し、またコンタクト10を配設した一端部(図1では上端部)の両側には、FPC50の上方向(図5において)への変形を防止するための押さえ面341とFPC50の両側方向への変形を防止するための位置決め面342と、シェル20内に挿入する際にシェル20を誘導するための誘導面343と、FPC50を嵌合するときにFPC50の位置決めをするための突き当て面344とを設け、またシェル20の板片20bの内側面に対面する面側には、シェル20に設けた弾性片271と干渉しないように弾性片271を収納するとともにその先端の接触部272の接触面を外部に露出させるための断面略凹形状の溝部35をコンタクト10とコンタクト10の間においてコンタクト10の基部側からレセプタクルコネクタ嵌合部71方向に延長形成し、更に両側下部にそれぞれ形成した凹み部360に臨む側部にはレセプタクルコネクタBと嵌合したときに簡易的に係止するための係止突起36を設け、更にまたレセプタクルコネクタBとの誤った嵌合を防止しするための回転非対称の誤嵌合防止構造37を備えている。
【0026】
ここで本実施形態のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタAに嵌合するFPC50は、図8(a)に示す表側にはシグナルパターン51を設け、、同図(b)に示す裏側にはグランドパターン52を設けている。また上記シェル20の抜止部24に係止させるために、FPC50の嵌合側先端部の両側部には側方に突出したは突起部53をそれぞれ備えている。この両側に突出する突起部53によりFPC50はT字型となっている。
【0027】
次に図1(a)(b)に基づいて本実施形態のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタAの組み立て手順を説明する。まずコンタクト10をインサート成形したインシュレータ30に対してFPC嵌合部72側をシェル20の下端開口からシェル20内に挿入して、シェル20の係止孔212にインシュレータ30の係止突起331が内側から係止されるまでシェル20内にインシュレータ30を押し込んで、仮止め状態とする。
【0028】
この仮止め状態において、FPC接続用シールド機能付きプラグコネクタAにのFPC50を嵌合する手順を図9に基づいて説明する。
【0029】
まず同図(a)に示すように図において上方から斜め下向きにFPC50の嵌合側先端部をFPC嵌合部72に対応するシェル20の開口部230側から開口部23を介してシェル20の板片20a,20bの空間内に挿入し、段差261の傾斜面に沿うようにして板片20aの内側面とコンタクト10との間に介入させる。この状態で同図(b)に示すようにFPC50がシェル20のFPC押さえ部251とグランドパターン接触部262との間にくるように、図において下方向へ曲げ下ろす。図10(a)及び(b)はこのときの正面及び背面から見た斜視図である。
【0030】
その後同図(c)に示すようにシェル20の抜止部24にFPC50の突起部53が当たるまでFPC50を矢印方向に引き戻す。そして同図(d)に示す矢印方向にシェル20とFPC50とを共にスライドさせると、シェル20の両側の係止孔212にインシュレータ30の両側の係止突起332が、またシェル20の両側の係止孔211にインシュレータ30の両側の係止突起331がそれぞれ係止されるとともに、インシュレータ30の係止凹部333にシェル20の係止片213が係止される。
【0031】
またシェル20とFPC50がスライドされるとコンタクト10の弾性部11が弾性変形し、この変形により接触圧力が生じ、FPC50のシグナルパターン51とコンタクト11の接触部12及びグランドパターン52とシェル20のグランドパターン接触部262が接触することになる。図5はこの状態を示す断面図である。また図10(c)、(d)はこのときの正面及び背面から見た斜視図である。
【0032】
さて本実施形態のFPC接続用シールド機能付きのプラグコネクタAのレセプタクルコネクタ嵌合部71にレセプタクルコネクタBを図6及び図7に示すように嵌合すると、レセプタクルコネクタBのコンタクト61の弾性部が変形し、この変形により接触圧力が生じ、プラグコネクタAのシェル20とレセプタクルコネクタBのシェル63が接触する。同時にFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタAのシェル20の弾性片271の先部の接触部272がシェル63の内面に弾接して変形し、この変形によりシェル60の内面に対する接触圧力が生じ、互いのシールド用外殻を構成するプラグコネクタAのシェル20とレセプタクルコネクタBのシェル60が電気的に接続される。
【0033】
【発明の効果】
請求項1のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明は、インシュレータの一端側にレセプタクルコネクタと嵌合するためのレセプタクルコネクタ嵌合部を、他端側にFPCと嵌合するためのFPC嵌合部とを備えたFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタにおいて、上記インシュレータはFPC嵌合部側に複数のコンタクトをインサート成形により当該インシュレータの幅方向に配設した樹脂成形品からなり、該インシュレータを、両端部が開口した導電性材から形成せるシェルの一端側開口よりシェル内に嵌合し、上記シェルは、インシュレータの嵌合方向に並行する一対の板片を有し、一方の板片における上記FPC嵌合部側が上記インシュレータのコンタクトに近付く向きに折曲されることでFPC嵌合部に向かってコンタクトに近付く向きに傾斜する傾斜面を有した段差が形成され、当該板片の上記FPC嵌合部側の先端部分と上記コンタクトとの間で上記FPCを狭持してなるので、薄形化してもレセプタクルコネクタ嵌合部の強度が十分に得られ、シェルを2部材にしてインサート成形する必要がなくなり、そのためシェルを1部材で構成でき、部品点数を減らすことができるという効果がある。
また、上記シェルがインシュレータの嵌合方向に並行する一対の板片を有し、一方の板片における上記FPC嵌合部側が上記インシュレータのコンタクトに近付く向きに折曲されることでFPC嵌合部に向かってコンタクトに近付く向きに傾斜する傾斜面を有した段差が形成され、当該板片の上記FPC嵌合部側の先端部分と上記コンタクトとの間で上記FPCを狭持しているので、コンタクトがFPCの厚みだけでなくシェルの段差分を加えた量だけ変形することができ、そのためコンタクトとFPCのシグナルパターンとの接触圧力やシェルとFPCのグランドパターンとの接触圧力夫々の接触圧力が大きくなり、確実な接触を得ることができるという効果がある。
【0034】
請求項2のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明は、請求項1の発明において、上記シェルには、上記レセプタクルコネクタ嵌合部に嵌合される相手側レセプタクルコネクタのシェルと弾性接触するための弾性部を備えているため、レセプタルコネクタにグランドコンタクトを設ける必要がなくなり、レセプタクルコネクタ側の部品点数を減らすことができる。
【0035】
請求項3のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明は、請求項1又は2の発明において、上記インシュレータのコンタクト間の基部からレセプタクルコネクタ嵌合部方向に延びる断面略凹字形状の溝部をインシュレータの表面に形成し、上記シェルに設けられた弾性部を上記溝部内に配置しているので、シェルの弾性部とインシュレータとの干渉を防ぐことができ、プラグコネクタを薄形化することができる。
【0037】
請求項4のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、上記コンタクトの先端部の側断面形状を略U字状とするとともに且つ突出方向が上記シェルの上記一方の板片側に向くように形成しているので、FPCをコンタクトの先端部とシェルの内側面との間に仮挿入する時にもコンタクトの挫屈を防ぐことができる。
【0038】
請求項5のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明は、請求項1乃至4の何れかの発明において、上記FPC嵌合部側の上記シェルの開口部の開口縁には、上記FPCを上記一方の板片における上記FPC嵌合部側の先端部分との間で押さえて上記FPCの位置決めを行うFPC押さえ部を形成したので、FPCの仮挿入時及びFPC嵌合時に、FPCが上記内側面と反対方向に変形するのを防ぐことができる。
【0039】
請求項のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに係る発明は、請求項の発明において、上記FPC嵌合部側の上記シェルの開口部の開口縁の先端部にR面を備えるとともに、上記開口部側に対応する上記FPC押さえ部の角隅部にR部を備えたので、FPCの嵌合時にFPCが嵌合方向と直交する方向に変形しても、FPCの破断を防ぐことができる。
【0040】
請求項のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタのFPC嵌合方法にかかる発明は、上記請求項1乃至に記載の構成を備えたFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタにおいて、FPC嵌合部側のシェルの開口部に対してシェルの内側面の段差方向にFPCの先端部を斜め挿入して後、シェルのFPC押さえ部とシェルの内側面との間にFPCの両側が押さえられる位置までFPCをシェルの内側面方向へ下ろし、この状態でFPCの先端両側に形成した突起部がシェルの開口部の両側に形成している抜止部に当たる位置までFPCを引き戻し、この引き戻し状態からシェルとFPCをインシュレータのレセプタクルコネクタ嵌合部側方向の所定位置までスライドさせてFPCの先端部をシェルの内側面とコンタクトの先端部との間に挿入嵌合させるので、FPCを仮挿入した際に、シェルのFPC押さえ部及び抜止部によって位置決めできるため、FPCの斜め嵌合等の誤嵌合に注意する必要がなくなり、FPCを嵌合させるときの作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態の正面方向から見た分解斜視図である。
(b)は同上の背面方向から見た分解斜視図である。
【図2】(a)は同上のインシュレータにシェルをスライド嵌合した状態の正面方向から見た斜視図である。
(b)は同上のインシュレータにシェルをスライド嵌合した状態の背面方向から見た斜視図である。
【図3】(a)は同上のインシュレータにシェルをスライド嵌合した状態の正面図である。
(b)は同上のインシュレータにシェルをスライド嵌合した状態の下面図である。
(c)は同上のインシュレータにシェルをスライド嵌合した状態の背面図である。
【図4】同上のインシュレータにシェルをスライド嵌合した状態の側断面図である。
【図5】同上のFPCを嵌合した状態の図3(a)に示すX−X部位の断面図である。
【図6】同上にレセプタクルコネクタを嵌合した状態の図3(a)に示すX−X部位の断面図である。
【図7】同上にレセプタクルコネクタを嵌合した状態の図3(c)に示すY−Y部位の断面図である。
【図8】(a)は同上に用いるFPCの正面方向から見た斜視図である。
(b)は同上に用いるFPCの背面方向から見た斜視図である。
【図9】同上のFPCの嵌合手順の説明図である。
【図10】(a)は同上にFPCを仮挿入した状態の正面方向から見た斜視図である。
(b)は同上にFPCを仮挿入した状態の背面方向から見た斜視図である。
(c)は同上にFPCを嵌合した状態の正面方向から見た斜視図である。
(d)は同上にFPCを嵌合した状態の背面方向から見た斜視図である。
【図11】同上にFPCを嵌合した状態におけるFPCの変形時の説明図である。
【図12】(a)は従来例の分解斜視図である。
(b)は同上の斜視図である。
【図13】同上の側断面図である。
【図14】(a)はプラグコネクタに嵌合させるレセプタクルコネクタの斜視図である。
(b)は同上の分解斜視図である。
【符号の説明】
A プラグコネクタ
10 コンタクト
20 シェル
30 インシュレータ
71 レセプタクルコネクタ嵌合部
72 FPC嵌合部

Claims (7)

  1. インシュレータの一端側にレセプタクルコネクタと嵌合するためのレセプタクルコネクタ嵌合部を、他端側にFPCと嵌合するためのFPC嵌合部とを備えたFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタにおいて、上記インシュレータはFPC嵌合部側に複数のコンタクトをインサート成形により当該インシュレータの幅方向に配設した樹脂成形品からなり、該インシュレータを、両端部が開口した導電性材から形成せるシェルの一端側開口よりシェル内に嵌合し、
    上記シェルは、インシュレータの嵌合方向に並行する一対の板片を有し、一方の板片における上記FPC嵌合部側が上記インシュレータのコンタクトに近付く向きに折曲されることでFPC嵌合部に向かってコンタクトに近付く向きに傾斜する傾斜面を有した段差が形成され、当該板片の上記FPC嵌合部側の先端部分と上記コンタクトとの間で上記FPCを狭持してなることを特徴とするFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタ。
  2. 上記シェルには、上記レセプタクルコネクタ嵌合部に嵌合される相手側レセプタクルコネクタのシェルと弾性接触するための弾性部を備えていることを特徴とする請求項1記載のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタ。
  3. 上記インシュレータのコンタクト間の基部からレセプタクルコネクタ嵌合部方向に延びる断面略凹字形状の溝部をインシュレータの表面に形成し、上記シェルに設けられた弾性部を上記溝部内に配置していることを特徴とする請求項1又は2記載のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタ。
  4. 上記コンタクトの先端部の側断面形状を略U字状とするとともに且つ突出方向が上記シェルの上記一方の板片側に向くように形成していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタ。
  5. 上記FPC嵌合部側の上記シェルの開口部の開口縁には、上記FPCを上記一方の板片における上記FPC嵌合部側の先端部分との間で押さえて上記FPCの位置決めを行うFPC押さえ部を形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタ。
  6. 上記FPC嵌合部側の上記シェルの開口部の開口縁の先端部にR面を備えるとともに、上記開口部側に対応する上記FPC押さえ部の角隅部にR部を備えたことを特徴とする請求項5記載のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタ。
  7. 上記請求項1乃至6に記載の構成を備えたFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタにおいて、FPC嵌合部側のシェルの開口部に対してシェルの内側面の段差方向にFPCの先端部を斜め挿入して後、シェルのFPC押さえ部とシェルの内側面との間にFPCの両側が押さえられる位置までFPCをシェルの内側面方向へ下ろし、この状態でFPCの先端両側に形成した突起部がシェルの開口部の両側に形成している抜止部に当たる位置までFPCを引き戻し、この引き戻し状態からシェルとFPCをインシュレータのレセプタクルコネクタ嵌合部側方向の所定位置までスライドさせてFPCの先端部をシェルの内側面とコンタクトの先端部との間に挿入嵌合させることを特徴とするFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタのFPC嵌合方法。
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