JP2002352885A - Fpc接続用シールド機能付きプラグコネクタ及びfpc接続用シールド機能付きプラグコネクタのfpc嵌合方法 - Google Patents

Fpc接続用シールド機能付きプラグコネクタ及びfpc接続用シールド機能付きプラグコネクタのfpc嵌合方法

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JP2002352885A
JP2002352885A JP2001157644A JP2001157644A JP2002352885A JP 2002352885 A JP2002352885 A JP 2002352885A JP 2001157644 A JP2001157644 A JP 2001157644A JP 2001157644 A JP2001157644 A JP 2001157644A JP 2002352885 A JP2002352885 A JP 2002352885A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄形化が可能で且つ部品点数が少ないFPC
接続用シールド機能付きプラグコネクタを提供すること
と、FPCを嵌合させるときの作業効率が向上するFP
C接続用シールド機能付きプラグコネクタのFPC嵌合
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 FPC接続用シールド機能付きプラグコ
ネクタAは、コンタクト10と、シェル20と、インシ
ュレータ30とからなり、インシュレータ30の一端に
はレセプタクルコネクタと嵌合するためのレセプタクル
コネクタ嵌合部71と、その反対側にはFPCと嵌合す
るためのFPC嵌合部72とを備えており、上記コンタ
クト10をインサート成形によりインシュレータ30に
設けてある。またシェル20は導電性金属板材を打ち抜
いてプレス加工して形成されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FPC(フレキシ
ブルプリント配線板)接続用シールド機能付きプラグコ
ネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、使用されているFPC接続用シー
ルド機能付きプラグコネクタAは、図12(a)
(b)、図13に示すように複数のコンタクト10と、
金属板からなる第1のシェル20と、導電性金属板から
なる第2のシェル40と、合成樹脂成形品からなるイン
シュレータ30とで構成され、上記第2のシェル40は
インシュレータ30にインサート成形されており、イン
シュレータ30には複数のコンタクト10が圧入されて
いる。またインシュレータ30の一端には図14(a)
に示すレセプタクルコネクタBと嵌合するためのレセプ
タクルコネクタ嵌合部71と、その反対側にはFPCに
嵌合するためのFPC嵌合部72とを備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のFPC接
続用シールド機能付きプラグコネクタAでは、シェルを
第1のシェル20と、第2のシェル40の2部材から構
成していたため、部品点数が多くなるという欠点があっ
た。
【0004】一方薄形化するとレセプタクルコネクタ嵌
合部71のインシュレータ30の肉厚が薄くなり強度が
弱くなるので、第2のシェル40をインサート成形して
強度を保つ必要があった。
【0005】さらに上記FPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタAでは、図14(a)に示すレセプタク
ルコネクタBの導電性金属板からなるシェル63と接触
するのは第2のシェル40になるが、第2のシェル40
は弾性部を持たないため、レセプタクルコネクタB側に
弾性接触させるためのグランドコンタクト62を設ける
必要があった。
【0006】尚レセプタクルコネクタBは、図14
(b)に示すように上記シェル63と、合成樹脂成形品
からなるインシュレータ65と、インシュレータ65に
圧入固定されるコンタクト61と、上記グランドコンタ
クト62とで構成されている。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは薄形化が可能で且つ部品点
数が少ないFPC接続用シールド機能付きプラグコネク
タを提供することにある。
【0008】併せて、FPCを嵌合させるときの作業効
率が向上するFPC接続用シールド機能付きプラグコネ
クタのFPC嵌合方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のFPC接続用シールド機能付きプラグコ
ネクタに係る発明では、インシュレータの一端側にレセ
プタクルコネクタと嵌合するためのレセプタクルコネク
タ嵌合部を、他端側にFPCと嵌合するためのFPC嵌
合部とを備えたFPC接続用シールド機能付きプラグコ
ネクタにおいて、上記インシュレータはFPC嵌合部側
に複数のコンタクトをインサート成形により両側方向に
配設した樹脂成形品からなり、該インシュレータを、両
端部が開口した導電性材から形成せるシェルの一端側開
口よりシェル内に嵌合して成ることを特徴とする。
【0010】請求項2のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明では、請求項1の発明におい
て、上記シェルには、上記レセプタクルコネクタ嵌合部
に嵌合される相手側レセプタクルコネクタのシェルと弾
性接触するための弾性部を備えていることを特徴とす
る。
【0011】請求項3のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明では、請求項1又は2の発明
において、上記インシュレータのコンタクト間の基部か
らレセプタクルコネクタ嵌合部方向に延びる断面略凹字
形状の溝部をインシュレータの表面に形成し、上記シェ
ルに設けられた弾性部を上記溝部内に配置していること
を特徴とする。
【0012】請求項4のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明では、請求項1乃至3の何れ
かの発明において、上記FPC嵌合部側で上記インシュ
レータのコンタクトと対面する上記シェルの内側面に
は、上記FPCを上記コンタクトと挟持するための段差
を形成していることを特徴とする。
【0013】請求項5のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明では、請求項1乃至4の何れ
かの発明において、上記コンタクトの先端部の側断面形
状を略U字状とするとともに且つ突出方向が上記シェル
の内側面方向に向くように形成していることを特徴とす
る。
【0014】請求項6のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明では、請求項1乃至5の何れ
かの発明において、上記FPC嵌合部側の上記シェルの
開口部の開口縁には、上記FPCを上記内側面との間で
押さえて上記FPCの位置決めを行うFPC押さえ部を
形成したことを特徴とする。
【0015】請求項7のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明では、請求項6の発明におい
て、上記FPC嵌合部側の上記シェルの開口部の開口縁
の先端部にR面を備えるとともに、上記開口部側に対応
する上記FPC押さえ部の角隅部にR部を備えたことを
特徴とする。
【0016】請求項8のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタのFPC嵌合方法にかかる発明では、上
記請求項1乃至7に記載の構成を備えたFPC接続用シ
ールド機能付きプラグコネクタにおいて、FPC嵌合部
側のシェルの開口部に対してシェルの内側面の段差方向
にFPCの先端部を斜め挿入して後、シェルのFPC押
さえ部とシェルの内側面との間にFPCの両側が押さえ
られる位置までFPCをシェルの内側面方向へ下ろし、
この状態でFPCの先端両側に形成した突起部がシェル
の開口部の両側に形成している抜止部に当たる位置まで
FPCを引き戻し、この引き戻し状態からシェルとFP
Cをインシュレータのレセプタクルコネクタ嵌合部側方
向の所定位置までスライドさせてFPCの先端部をシェ
ルの内側面とコンタクトの先端部との間に挿入嵌合させ
ることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明を一実施形態により説
明する。
【0018】本発明の実施形態によるFPC接続用シー
ルド機能付きプラグコネクタAは、図1(a)(b)に
示すように、導電性金属板材をプレス加工等により打ち
抜き曲げ加工して形成せるシェル20と、インサート成
形により複数のコンタクト10を備えた合成樹脂成形品
からなるインシュレータ30とからなる。
【0019】インシュレータ30は図2(a)(b)に
示すようにすようにレセプタクルコネクタBと嵌合する
ためのレセプタクルコネクタ嵌合部71を一端側に、F
PC50(図8参照)を嵌合するためのFPC嵌合部7
2を他端側に備える。
【0020】コンタクト10は、インシュレータ30の
他端側の端面(図1では上端面)にインサート成形によ
り幅方向に一定間隔で配設されており、FPC50のシ
グナルパターン51(図8参照)に弾性接触するための
弾性部11と、FPC50のシグナルパターン51との
接触部12と、FPC50を後述するシェル20の開口
部23(図1(b)参照)に挿入するときにコンタクト
10が挫屈するのを防止するための側断面形状が略U字
形の誘導部13と、インシュレータ30にインサート成
形されて固定される固定部14(図4参照)と、図6に
示すようにレセプタクルコネクタBのコンタクト61と
接触するための接触面15と、レセプタクルコネクタB
をレセプタク嵌合部71により嵌合する際にレセプタク
ルコネクタBのコンタクト61が挫屈するのを防止する
ための傾斜面からなる誘導部16と、インサート成形時
に金型で支持される支持部17とを備えている。
【0021】シェル20は、一枚の導電性金属板材を逆
U字状に折り曲げて前後に並行する形成された板片20
a、20bを有するとともに、図1(b)において上端
部から一方の板片20aの上部に亘る開口部230を形
成したもので、この開口部230の下部に板片20a,
20b間の上記開口部23を開口している。そして一方
の板片20aの両側縁には、他方の板片20b方向に延
長し且つ水平断面形状が略コ字状に折り曲げ形成された
第1の折り曲げ部221を設け、他方の板片20bの両
側側縁には、板片20a方向に延長し且つ水平断面形状
が略コ字状に折り曲げ形成された第2の折り曲げ部22
2を設けてある。上記の第1の折り曲げ部221の中央
片(シェル20の側面に位置する片)と第2の折り曲げ
部222の中央片(シェル20の側面に位置する片)に
はそれぞれシェル20のスライド嵌合時にインシュレー
タ30の両側面に形成した係止突起331,332に係
止する係止孔211、212を設けており、折り曲げ部
222は図1において折り曲げ部221の下側にあり、
インシュレータ30に、FPC嵌合部72側からシェル
20を仮被挿する際には折り曲げ部222の係止孔21
2が、FPC嵌合部72側に位置する係止突起331が
係止され、シェル20のスライド嵌合時には折り曲げ部
222の係止孔212に係止突起332が、また折り曲
げ部221の係止孔211に係止突起331がそれぞれ
係止されるようなっている。このスライド嵌合状態を図
2乃至図5に示す。尚図2(a)(b)はシェル20を
インシュレータ30に対してスライド嵌合した状態の正
面、背面それぞれから見た示す斜視図を、図3(a)、
(b)、(c)はシェル20をインシュレータ30に対
してスライド嵌合した状態の正面図、下面図、背面図
を、図4は同上のインシュレータ30に対してスライド
嵌合した状態の側断面図、図5はFPC50を嵌合して
いる状態でインシュレータ30に対してスライド嵌合し
た状態の側断面図を示す。
【0022】また板片20aの内側面には両側方向に所
定間隔で切り起こしによる係止片213を突出形成して
あり、シェル20を上述のようにインシュレータ30に
対してスライド嵌合した際に、図7に示すようにこの係
止片213が板片20aの内側面と対向するインシュレ
ータ30の面に形成している係止凹部333に係止され
るようになっている。
【0023】折り曲げ部221は、シェル20の板片2
0a方向(図4においては上方向)の変形を防止するた
めのものであり、折り曲げ部222はシェル20の板片
20b方向(図4においては下方向)の変形を防止する
ためのものである。
【0024】またシェル20の板片20a、20bを連
結する図1の両側上端部の逆U字曲げ部の中央片(上側
片)の開口部230側に臨む側縁にFPC50の抜けを
防止するための抜止部24を設け、また逆U字曲部の板
片20a側の垂下片の開口部230に臨む側縁より他方
の板片20b方向に、FPC嵌合部72におけるFPC
50の上方向(図4において)への変形を防止するため
のL字状のFPC押さえ部251を一体形成し、更にF
板片20aの中程にはFPC50を上記コンタクト10
と挟持するための段差261を両側に亘るように形成
し、またこの段差261の位置と先端部(図1では上端
部)の間にはFPC50のグランドパターン52と接触
するための接触部262を設け、更にFPC50の嵌合
後にFPC50が上方向(図11(a)参照)に変形し
たときにFPC50の表面が破断しないためのR部25
2を上記FPC押さえ部251の角隅部(図1で上端)
に形成し、またFPC50の嵌合後にFPC50が下方
向(図11(b)参照)に変形したときにFPC50の
表面が破断しないために板片20bの先端(図1で上
側)にR面263を形成し、更にレセプタクルコネクタ
Bのシェル63の内面と弾性接触するための接触部27
2を先部に設けた弾性部たる弾性片271を板片20b
の下端部に(図1で下側)に所定間隔で複数並行に形成
してある。
【0025】インシュレータ30は、レセプタクルコネ
クタBと嵌合する際にレセプタクルコネクタのコンタク
ト61が挫屈するのを防止するための傾斜面からなる誘
導部31をレセプタクルコネクタ嵌合部71(図1にお
いて下部)の片面側に形成し、またコンタクト10をイ
ンサート成形する際に金型で押さえるための孔部32を
レセプタクルコネクタ嵌合部71側(図1において下
部)に形成し、更に両側面には上述した係止突起33
1、係止突起332を形成し、更に上部の一面には上記
の係止凹部333を形成し、またコンタクト10を配設
した一端部(図1では上端部)の両側には、FPC50
の上方向(図5において)への変形を防止するための押
さえ面341とFPC50の両側方向への変形を防止す
るための位置決め面342と、シェル20内に挿入する
際にシェル20を誘導するための誘導面343と、FP
C50を嵌合するときにFPC50の位置決めをするた
めの突き当て面344とを設け、またシェル20の板片
20bの内側面に対面する面側には、シェル20に設け
た弾性片271と干渉しないように弾性片271を収納
するとともにその先端の接触部272の接触面を外部に
露出させるための断面略凹形状の溝部35をコンタクト
10とコンタクト10の間においてコンタクト10の基
部側からレセプタクルコネクタ嵌合部71方向に延長形
成し、更に両側下部にそれぞれ形成した凹み部360に
臨む側部にはレセプタクルコネクタBと嵌合したときに
簡易的に係止するための係止突起36を設け、更にまた
レセプタクルコネクタBとの誤った嵌合を防止しするた
めの回転非対称の誤嵌合防止構造37を備えている。
【0026】ここで本実施形態のFPC接続用シールド
機能付きプラグコネクタAに嵌合するFPC50は、図
8(a)に示す表側にはシグナルパターン51を設
け、、同図(b)に示す裏側にはグランドパターン52
を設けている。また上記シェル20の抜止部24に係止
させるために、FPC50の嵌合側先端部の両側部には
側方に突出したは突起部53をそれぞれ備えている。こ
の両側に突出する突起部53によりFPC50はT字型
となっている。
【0027】次に図1(a)(b)に基づいて本実施形
態のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタAの
組み立て手順を説明する。まずコンタクト10をインサ
ート成形したインシュレータ30に対してFPC嵌合部
72側をシェル20の下端開口からシェル20内に挿入
して、シェル20の係止孔212にインシュレータ30
の係止突起331が内側から係止されるまでシェル20
内にインシュレータ30を押し込んで、仮止め状態とす
る。
【0028】この仮止め状態において、FPC接続用シ
ールド機能付きプラグコネクタAにのFPC50を嵌合
する手順を図9に基づいて説明する。
【0029】まず同図(a)に示すように図において上
方から斜め下向きにFPC50の嵌合側先端部をFPC
嵌合部72に対応するシェル20の開口部230側から
開口部23を介してシェル20の板片20a,20bの
空間内に挿入し、段差261の傾斜面に沿うようにして
板片20aの内側面とコンタクト10との間に介入させ
る。この状態で同図(b)に示すようにFPC50がシ
ェル20のFPC押さえ部251とグランドパターン接
触部262との間にくるように、図において下方向へ曲
げ下ろす。図10(a)及び(b)はこのときの正面及
び背面から見た斜視図である。
【0030】その後同図(c)に示すようにシェル20
の抜止部24にFPC50の突起部53が当たるまでF
PC50を矢印方向に引き戻す。そして同図(d)に示
す矢印方向にシェル20とFPC50とを共にスライド
させると、シェル20の両側の係止孔212にインシュ
レータ30の両側の係止突起332が、またシェル20
の両側の係止孔211にインシュレータ30の両側の係
止突起331がそれぞれ係止されるとともに、インシュ
レータ30の係止凹部333にシェル20の係止片21
3が係止される。
【0031】またシェル20とFPC50がスライドさ
れるとコンタクト10の弾性部11が弾性変形し、この
変形により接触圧力が生じ、FPC50のシグナルパタ
ーン51とコンタクト11の接触部12及びグランドパ
ターン52とシェル20のグランドパターン接触部26
2が接触することになる。図5はこの状態を示す断面図
である。また図10(c)、(d)はこのときの正面及
び背面から見た斜視図である。
【0032】さて本実施形態のFPC接続用シールド機
能付きのプラグコネクタAのレセプタクルコネクタ嵌合
部71にレセプタクルコネクタBを図6及び図7に示す
ように嵌合すると、レセプタクルコネクタBのコンタク
ト61の弾性部が変形し、この変形により接触圧力が生
じ、プラグコネクタAのシェル20とレセプタクルコネ
クタBのシェル63が接触する。同時にFPC接続用シ
ールド機能付きプラグコネクタAのシェル20の弾性片
271の先部の接触部272がシェル63の内面に弾接
して変形し、この変形によりシェル60の内面に対する
接触圧力が生じ、互いのシールド用外殻を構成するプラ
グコネクタAのシェル20とレセプタクルコネクタBの
シェル60が電気的に接続される。
【0033】
【発明の効果】請求項1のFPC接続用シールド機能付
きプラグコネクタに係る発明は、インシュレータの一端
側にレセプタクルコネクタと嵌合するためのレセプタク
ルコネクタ嵌合部を、他端側にFPCと嵌合するための
FPC嵌合部とを備えたFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタにおいて、上記インシュレータはFPC
嵌合部側に複数のコンタクトをインサート成形により両
側方向に配設した樹脂成形品からなり、該インシュレー
タを、両端部が開口した導電性材から形成せるシェルの
一端側開口よりシェル内に嵌合しているので、薄形化し
てもレセプタクルコネクタ嵌合部の強度が十分に得ら
れ、シェルを2部材にしてインサート成形する必要がな
くなり、そのためシェルを1部材で構成でき、部品点数
を減らすことができるという効果がある。
【0034】請求項2のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明は、請求項1の発明におい
て、上記シェルには、上記レセプタクルコネクタ嵌合部
に嵌合される相手側レセプタクルコネクタのシェルと弾
性接触するための弾性部を備えているため、レセプタル
コネクタにグランドコンタクトを設ける必要がなくな
り、レセプタクルコネクタ側の部品点数を減らすことが
できる。
【0035】請求項3のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明は、請求項1又は2の発明に
おいて、上記インシュレータのコンタクト間の基部から
レセプタクルコネクタ嵌合部方向に延びる断面略凹字形
状の溝部をインシュレータの表面に形成し、上記シェル
に設けられた弾性部を上記溝部内に配置しているので、
シェルの弾性部とインシュレータとの干渉を防ぐことが
でき、プラグコネクタを薄形化することができる。
【0036】請求項4のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明は、請求項1乃至3の何れか
の発明において、上記FPC嵌合部側で上記インシュレ
ータのコンタクトと対面する上記シェルの内側面には、
上記FPCを上記コンタクトと挟持するための段差を形
成しているので、コンタクトがFPCの厚みだけでなく
シェルの段差分を加えた量だけ変形することができ、そ
のためコンタクトとFPCのシグナルパターンとの接触
圧力やシェルとFPCのグランドパターンとの接触圧力
夫々の接触圧力が大きくなり、確実な接触を得ることが
できる。
【0037】請求項5のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明は、請求項1乃至4の何れか
の発明において、上記コンタクトの先端部の側断面形状
を略U字状とするとともに且つ突出方向が上記シェルの
内側面方向に向くように形成しているので、FPCをコ
ンタクトの先端部とシェルの内側面との間に仮挿入する
時にもコンタクトの挫屈を防ぐことができる。
【0038】請求項6のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明は、請求項1乃至5の何れか
の発明において、上記FPC嵌合部側の上記シェルの開
口部の開口縁には、上記FPCを上記内側面との間で押
さえて上記FPCの位置決めを行うFPC押さえ部を形
成したので、FPCの仮挿入時及びFPC嵌合時に、F
PCが上記内側面と反対方向に変形するのを防ぐことが
できる。
【0039】請求項7のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタに係る発明は、請求項6の発明におい
て、上記FPC嵌合部側の上記シェルの開口部の開口縁
の先端部にR面を備えるとともに、上記開口部側に対応
する上記FPC押さえ部の角隅部にR部を備えたので、
FPCの嵌合時にFPCが嵌合方向と直交する方向に変
形しても、FPCの破断を防ぐことができる。
【0040】請求項8のFPC接続用シールド機能付き
プラグコネクタのFPC嵌合方法にかかる発明は、上記
請求項1乃至7に記載の構成を備えたFPC接続用シー
ルド機能付きプラグコネクタにおいて、FPC嵌合部側
のシェルの開口部に対してシェルの内側面の段差方向に
FPCの先端部を斜め挿入して後、シェルのFPC押さ
え部とシェルの内側面との間にFPCの両側が押さえら
れる位置までFPCをシェルの内側面方向へ下ろし、こ
の状態でFPCの先端両側に形成した突起部がシェルの
開口部の両側に形成している抜止部に当たる位置までF
PCを引き戻し、この引き戻し状態からシェルとFPC
をインシュレータのレセプタクルコネクタ嵌合部側方向
の所定位置までスライドさせてFPCの先端部をシェル
の内側面とコンタクトの先端部との間に挿入嵌合させる
ので、FPCを仮挿入した際に、シェルのFPC押さえ
部及び抜止部によって位置決めできるため、FPCの斜
め嵌合等の誤嵌合に注意する必要がなくなり、FPCを
嵌合させるときの作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態の正面方向から見
た分解斜視図である。(b)は同上の背面方向から見た
分解斜視図である。
【図2】(a)は同上のインシュレータにシェルをスラ
イド嵌合した状態の正面方向から見た斜視図である。 (b)は同上のインシュレータにシェルをスライド嵌合
した状態の背面方向から見た斜視図である。
【図3】(a)は同上のインシュレータにシェルをスラ
イド嵌合した状態の正面図である。 (b)は同上のインシュレータにシェルをスライド嵌合
した状態の下面図である。 (c)は同上のインシュレータにシェルをスライド嵌合
した状態の背面図である。
【図4】同上のインシュレータにシェルをスライド嵌合
した状態の側断面図である。
【図5】同上のFPCを嵌合した状態の図3(a)に示
すX−X部位の断面図である。
【図6】同上にレセプタクルコネクタを嵌合した状態の
図3(a)に示すX−X部位の断面図である。
【図7】同上にレセプタクルコネクタを嵌合した状態の
図3(c)に示すY−Y部位の断面図である。
【図8】(a)は同上に用いるFPCの正面方向から見
た斜視図である。(b)は同上に用いるFPCの背面方
向から見た斜視図である。
【図9】同上のFPCの嵌合手順の説明図である。
【図10】(a)は同上にFPCを仮挿入した状態の正
面方向から見た斜視図である。(b)は同上にFPCを
仮挿入した状態の背面方向から見た斜視図である。
(c)は同上にFPCを嵌合した状態の正面方向から見
た斜視図である。(d)は同上にFPCを嵌合した状態
の背面方向から見た斜視図である。
【図11】同上にFPCを嵌合した状態におけるFPC
の変形時の説明図である。
【図12】(a)は従来例の分解斜視図である。(b)
は同上の斜視図である。
【図13】同上の側断面図である。
【図14】(a)はプラグコネクタに嵌合させるレセプ
タクルコネクタの斜視図である。(b)は同上の分解斜
視図である。
【符号の説明】
A プラグコネクタ 10 コンタクト 20 シェル 30 インシュレータ 71 レセプタクルコネクタ嵌合部 72 FPC嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FB05 FC33 LA09 LA15 5E023 AA04 AA16 BB02 BB23 CC23 EE10 GG14 HH28 HH30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インシュレータの一端側にレセプタクル
    コネクタと嵌合するためのレセプタクルコネクタ嵌合部
    を、他端側にFPCと嵌合するためのFPC嵌合部とを
    備えたFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタに
    おいて、上記インシュレータはFPC嵌合部側に複数の
    コンタクトをインサート成形により両側方向に配設した
    樹脂成形品からなり、該インシュレータを、両端部が開
    口した導電性材から形成せるシェルの一端側開口よりシ
    ェル内に嵌合して成ることを特徴とするFPC接続用シ
    ールド機能付きプラグコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記シェルには、上記レセプタクルコネ
    クタ嵌合部に嵌合される相手側レセプタクルコネクタの
    シェルと弾性接触するための弾性部を備えていることを
    特徴とする請求項1記載のFPC接続用シールド機能付
    きプラグコネクタ。
  3. 【請求項3】 上記インシュレータのコンタクト間の基
    部からレセプタクルコネクタ嵌合部方向に延びる断面略
    凹字形状の溝部をインシュレータの表面に形成し、上記
    シェルに設けられた弾性部を上記溝部内に配置している
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のFPC接続用シ
    ールド機能付きプラグコネクタ。
  4. 【請求項4】 上記FPC嵌合部側で上記インシュレー
    タのコンタクトと対面する上記シェルの内側面には、上
    記FPCを上記コンタクトと挟持するための段差を形成
    していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載
    のFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタ
  5. 【請求項5】 上記コンタクトの先端部の側断面形状を
    略U字状とするとともに且つ突出方向が上記シェルの内
    側面方向に向くように形成していることを特徴とする請
    求項1乃至4の何れか記載のFPC接続用シールド機能
    付きプラグコネクタ。
  6. 【請求項6】 上記FPC嵌合部側の上記シェルの開口
    部の開口縁には、上記FPCを上記内側面との間で押さ
    えて上記FPCの位置決めを行うFPC押さえ部を形成
    したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか記載のF
    PC接続用シールド機能付きプラグコネクタ。
  7. 【請求項7】 上記FPC嵌合部側の上記シェルの開口
    部の開口縁の先端部にR面を備えるとともに、上記開口
    部側に対応する上記FPC押さえ部の角隅部にR部を備
    えたことを特徴とする請求項6記載のFPC接続用シー
    ルド機能付きプラグコネクタ。
  8. 【請求項8】 上記請求項1乃至7に記載の構成を備え
    たFPC接続用シールド機能付きプラグコネクタにおい
    て、FPC嵌合部側のシェルの開口部に対してシェルの
    内側面の段差方向にFPCの先端部を斜め挿入して後、
    シェルのFPC押さえ部とシェルの内側面との間にFP
    Cの両側が押さえられる位置までFPCをシェルの内側
    面方向へ下ろし、この状態でFPCの先端両側に形成し
    た突起部がシェルの開口部の両側に形成している抜止部
    に当たる位置までFPCを引き戻し、この引き戻し状態
    からシェルとFPCをインシュレータのレセプタクルコ
    ネクタ嵌合部側方向の所定位置までスライドさせてFP
    Cの先端部をシェルの内側面とコンタクトの先端部との
    間に挿入嵌合させることを特徴とするFPC接続用シー
    ルド機能付きプラグコネクタのFPC嵌合方法。
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