JP2593036Y2 - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents

フラットケーブル用コネクタ

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JP2593036Y2
JP2593036Y2 JP1991101517U JP10151791U JP2593036Y2 JP 2593036 Y2 JP2593036 Y2 JP 2593036Y2 JP 1991101517 U JP1991101517 U JP 1991101517U JP 10151791 U JP10151791 U JP 10151791U JP 2593036 Y2 JP2593036 Y2 JP 2593036Y2
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flat cable
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正光 千島
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フラットケーブル用コ
ネクタに関し、詳しくは、軸方向に沿って貫通させた端
子挿入穴に、一端側よりフラットケーブルを挿入すると
共に他端側より音叉形状の端子を挿入して接続するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、フラットケーブル用コネクタとし
ては、図9に示すように、ハウジング1の内部に隔壁1
aで仕切って一面側(図中、下面側)に開口した接触片
溝2と圧入片溝3とを形成し、下方より、音叉状の端子
4の接触片4aを上記接触片溝2に挿入し、圧入片4b
を上記圧入片溝3に圧入して、リード片4cを外部に突
出させるようにしたものが提案されている。(実開平3
−8886号公報参照)
【0003】上記コネクタに対して、フラットケーブル
(図示せず)は、ハウジング1の上面側の開口1bから
接触片溝2に挿入して、端子4の接触片4aに弾性接触
させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記ハ
ウジング1の幅W1は、実際には2.5mm程度で非常
に薄いものであることから、接触片溝2の他に圧入片溝
3を設けることは、ハウジング1の成形金型の製作がき
わめて困難であり、仮に圧入片溝3を成形するための細
いピン(凸型)の製作が可能であるとしても、成形時の
樹脂圧等により、折れたり曲がったりする可能性が大き
いので、圧入片溝3の精度が悪く、かつ、量産性に乏し
いという問題がある。
【0005】また、上記隔壁1aを有るために端子4の
接触片4aと圧入片4bとの間隔W2が広くなり、それ
だけハウジング1の幅W1も広くなるので、端子4及び
ハウジング1が大型化し、軽薄短小化の要望に応えられ
ないという問題もある。
【0006】そこで、本考案の目的は、量産性に優れ、
かつ軽薄短小化を実現できるフラットケーブル用コネク
タを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、基部の一側より、外縁部に固定突起を有
する接触片と、該接触片と同一方向に略平行に突出した
位置決め片と、基部の他側よりリード片を反対方向に突
出させた端子と、長方形のブロック状に成形されてい
て、端子挿入側の一端面から他端側へかけて縦長スリッ
ト状の端子収容孔が、長手方向に一定の間隔をあけて多
数並設され、各端子収容孔の端子挿入側の上下内面に、
上記端子の接触片と位置決め片の挿入をガイドする挿入
溝が凹設され、該挿入溝の幅は端子の接触片と位置決め
片の幅を位置決めする幅とし、かつ、上記端子挿入側と
反対側の下面には長手方向に連続して開口する嵌入切欠
が設けられたハウジングと、上記嵌入切欠に挿入され、
上記各端子収容孔に収容された上記端子の接触片と位置
決め片との間に位置させるフラットケーブルと、上記嵌
入切欠から挿入され、上記フラットケーブルと位置決め
片の間に位置させて、フラットケーブルを押圧して上記
接触片に弾性接触させ、かつ、この弾性接触させる位置
で上記ハンジングに係止されるスライダとを備え、上記
各端子収容孔内で、上記スライダによりフラットケーブ
ルを介して接触片の固定突起を上側挿入溝に押圧して固
定すると共に、位置決め片を下側挿入溝に押圧固定する
構成としていることを特徴とするフラットケーブル用コ
ネクタを提供するものである。
【0007】上記ハウジングの接触片の挿入をガイドす
る挿入溝の他端側にはストッパー段部が設けられると共
に、他端側先端にフラットケーブルの挿入を容易とする
ための傾斜面が設けられており、また、上記スライダに
は仮係止位置において、上記傾斜面と平行となる傾斜部
を先端部上面に形成し、該傾斜面に連続して平坦な上面
を有する押圧部を設け、該押圧部によりフラットケーブ
ルを端子の接触突起に押圧するようにしている。
【0008】
【作用】本考案のフラットケーブル用コネクタでは、ハ
ウジングに軸方向に貫通して形成した1つの端子収容孔
に端子の接触片と位置決め片をそれぞれ挿入して、端子
の幅方向及び厚み方向を位置決めする。ついで、端子の
接触片と位置決め片との間にフラットケーブルを挿入
し、該フラットケーブルと位置決め片との間にスライダ
を挿入して、該スライダでフラットケーブルを押圧して
接触片に弾性接触させる。これにより、ハウジングには
1つの端子に対して1つの端子収容孔のみを設ければよ
く、従来のような2つの溝を設ける必要がなくなる。ま
た、端子は形状がシンプルになり打抜き加工が容易であ
るうえ、端子及びハウジングの幅も狭くできる。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図1及び図2に示すように、フラットケーブル
用コネクタは、金属製の音叉状の端子10と、合成樹脂
(絶縁材)製のハウジング11及びスライダ12とで構
成されている。
【0010】上記端子10は、図5に詳細に示すよう
に、薄い金属板を打抜き加工して音叉状に形成してお
り、同方向へ伸長する接触片10a及び位置決め片10
bと、接触片10aの基部から反対方向へ伸長するリー
ド片10cとを一体的に有している。上記接触片10a
は位置決め片10b側へ僅かにたわまされている。
【0011】該端子10の接触片10aの基部側の外縁
部には固定突起10dが設けられ、該接触片10aの先
端部側の内縁部には接触突起10eが設けられている。
【0012】上記位置決め片10bの先端部側の内縁部
には、上記スライダ12の挿入を容易にするための傾斜
部10fが設けられている。また、上記リード片10c
の先端部は、被接続部の基板(図示せず)の差込み孔へ
の挿入を容易にするための両勾配が形成されている。
【0013】上記ハウジング11は、図3及び図8に詳
細に示すように、長方形のブロック状に成形されてい
て、図中矢印Xで示す軸方向の一端面11aと他端面1
1bに貫通する縦長スリット状の端子収容孔11c,
…,11cを軸方向と直交する長手方向に一定の間隔を
あけて多数設けられている。
【0015】該端子収容孔11cの一端面11a側の上
面11dと下面11eには、端子収容孔11cに面する
内面に、上記端子10の接触片10aと位置決め片10
bの各外縁部の挿入をガイドする挿入溝11f,11m
がそれぞれ形成されている。これら挿入溝11f、11
mの幅は端子10の接触片10a、位置決め片10bの
幅と略等しくして位置決め保持できるようにしている。
【0014】上記端子収容孔11cの他端面11b側の
上面11dには、上記接触片10aの先端部が当接する
ストッパー段部11hが設けられ、かつ、該ストッパー
段部11hの他端面11b側先端の上面11dの先端面
には、フラットケーブル13(図1参照)の挿入を容易
にするために外方へ傾斜した案内部11iが設けられて
いる。また、上記端子収容孔11cの他端面11b側の
下面11eには、上記スライダ12の基部12aが嵌入
して、該基部12aの外面を他端面11bと面一にさせ
るための嵌入切欠11jが設けられている。
【0015】上記スライダ12は、図4及び図6に詳細
に示すように、両側にアーム状の保持部12b,12b
を有し、該保持部12b,12bの間の基部12aから
伸長するフラットな押圧部12cを有している。
【0016】該スライダ12の保持部12b,12b
は、上記ハウジング11の他端面11b側から、長手方
向の両側部に設けた保持凹部11k,11kに挿入され
て係止爪11n等で係止される。上記基部12aが上記
嵌入切欠11jに嵌入されると、押圧部12cは上面1
1dと僅かの隙間を隔てて端子収容孔11cに挿入され
る。該押圧部12cの先端部の上面には、挿入途中でハ
ウジング11の案内部11iに略平行に対向して、上記
フラットケーブル13の挿入を容易にするための傾斜部
12dが設けられている。
【0017】上記コネクタに接続するフラットケーブル
13は、絶縁基板上に導電部材を並列に配線したもの
で、例えば、プリントサーキットボード、フレキシブル
プリントサーキット、フレキシブルワイヤーサーキット
等からなる。
【0020】上記コネクタにフラットケーブル13と音
叉形状の端子10を組み付ける時、まず、端子10を、
ハウジング11の一端面11a側の端子収容孔11cの
挿入溝11f,11mに接触片10aと位置決め片10
bの外縁面を添わせてそれぞれ挿入する。接触片10a
の先端部がストッパー段部11hに当接する位置で、固
定突起10dによって離脱防止される。これにより、端
子10は、挿入溝11f,11mで幅方向及び厚み方向
が位置決めされ、端子10全体が端子収容孔11cに圧
入された状態でハウジング11に固定される。
【0018】つぎに、スライダ12の保持部12b,1
2bの約半分をハウジング11の保持凹部11k,11
kに挿入した図1の挿入途中状態で仮係止して、他端面
11b側の案内部11iとスライダ12の傾斜部12d
との間から、端子収容孔11cにフラットケーブル13
を斜め方向から挿入すると、フラットケーブル13は、
上記端子10の接触片10aと位置決め片10bの間に
挿入される。このとき、案内部11i及び傾斜部12d
が略平行に対向しているので、フラットケーブル13の
先端部がスムースにガイドされて、挿入が容易に行え
る。該フラットケーブル13は、先端部が端子収容孔1
1c内のストッパー部11qに当接するまで差込む。
【0019】その後、スライダ12の保持部12b,1
2bの全部をハウジング11の保持凹部11k,11k
に挿入して係止爪11qで係止すると、図2に示すよう
に、スライダ12の基部12aが嵌入切欠11jに嵌入
すると共に、押圧部12cがフラットケーブル13の下
面と位置決め片10bとの間に挿入されて、フラットケ
ーブル13が押圧部12cで上方に押圧されて水平方向
に傾き、接触片10aの接触突起1Oeに弾性接触する
ようになる。
【0020】上記のように、ハウジング11には、1つ
の端子10を挿入するために、1つの端子収容孔11c
のみを設ければよく、従来のような2つの溝を設ける必
要がなくなるので、成形金型の製作が容易であり、量産
性に優れる。また、端子10の接触片10aに固定突起
10dを設けるだけであるから、形状がシンプルにな
り、打抜き加工も容易になる。さらに、端子10及びハ
ウジング11の幅を狭くできるので、端子10及びハウ
ジング11が小型化する。
【0021】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように、本考
案のフラットケーブル用コネクタは、ハウジングに1つ
の端子に対して1つの端子収容孔のみを設ければよいの
で、成形金型の製作が容易になり、量産性が優れるよう
になる。また、端子の接触片に突起を設けるだけである
から、形状がシンプルになり打抜き加工が容易に行える
うえ、端子及びハウジングの幅を狭くできるので、端子
及びハウジングが小型化し、いわゆる軽薄短小化を実現
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のコネクタのスライダ挿入途中の側面
断面図である。
【図2】 図1のコネクタのスライダ挿入後の側面断面
図である。
【図3】 ハウジングの側面断面図である。
【図4】 スライダの側面断面図である。
【図5】 端子の側面図である。
【図6】 ハウジングとスライダの斜視図である。
【図7】 端子挿入側からみたハウンジグの部分断面斜
視図である。
【図8】 スライダ挿入側からみたハウンジグの部分断
面斜視図である。
【図9】 従来のコネククの要部断面斜視図である。
【符号の説明】
10 端子 10a 接触片 10b 位置決め片 10c リード片 10d 固定突起 11 ハウジング 11a 一端面 11b 他端面 11c 端子収容孔 11f,11m 挿入溝 12 スライダ 12c 押圧部 13 フラツトケーブル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部の一側より、外縁部に固定突起を有
    する接触片と、該接触片と同一方向に略平行に突出した
    位置決め片と、基部の他側よりリード片を反対方向に突
    出させた端子と、 長方形のブロック状に成形されていて、端子挿入側の一
    端面から他端側へかけて縦長スリット状の端子収容孔
    が、長手方向に一定の間隔をあけて多数並設され、各端
    子収容孔の端子挿入側の上下内面に、上記端子の接触片
    と位置決め片の挿入をガイドする挿入溝が凹設され、該
    挿入溝の幅は端子の接触片と位置決め片の幅を位置決め
    する幅とし、かつ、上記端子挿入側と反対側の下面には
    長手方向に連続して開口する嵌入切欠が設けられたハウ
    ジングと、 上記嵌入切欠に挿入され、上記各端子収容孔に収容され
    た上記端子の接触片と位置決め片との間に位置させるフ
    ラットケーブルと、 上記嵌入切欠から挿入され、上記フラットケーブルと位
    置決め片の間に位置させて、フラットケーブルを押圧し
    て上記接触片に弾性接触させ、かつ、この弾性接触させ
    る位置で上記ハンジングに係止されるスライダとを備
    え、 上記各端子収容孔内で、上記スライダによりフラットケ
    ーブルを介して接触片の固定突起を上側挿入溝に押圧し
    て固定すると共に、位置決め片を下側挿入溝に押圧固定
    する構成としていることを特徴とするフラットケーブル
    用コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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NL8600224A (nl) * 1986-01-30 1987-08-17 Du Pont Nederland Klemkontaktorgaan en uit meerdere van dergelijke klemkontaktorganen opgebouwde randkonnektor voor het verbinden van geleiders.
JPH03266384A (ja) * 1990-03-16 1991-11-27 Amp Japan Ltd 平形導体用電気コネクタ

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