JP2001135401A - コネクタの端子位置決め構造 - Google Patents

コネクタの端子位置決め構造

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JP2001135401A JP31364499A JP31364499A JP2001135401A JP 2001135401 A JP2001135401 A JP 2001135401A JP 31364499 A JP31364499 A JP 31364499A JP 31364499 A JP31364499 A JP 31364499A JP 2001135401 A JP2001135401 A JP 2001135401A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ内での圧入式の端子の位置決めを簡
単且つ確実に行わせる。 【解決手段】 中間部を端子ホルダに圧入する端子の基
部側の両側に、端子ホルダに押接する一対の弾性部を設
けた。端子ホルダの壁部又は弾性部に押接用の突条を設
けた。端子の基板部の両側に一対の支持壁を突出させ、
支持壁と直交して弾性部としての折曲げ壁を形成した。
弾性部が外向きに突出した弾性片であってもよい。ま
た、端子2の基部側の両側に、断面略コの字状に突出し
た一対の挿入部20を設け、端子ホルダ1に、挿入部に
対する収容部13を設け、挿入部の三方の壁部17〜1
9又は収容部の三方の壁部6〜8に押接用の突条14を
設けた。突条14の先端側に、端子に対する摺接ガイド
用の傾斜面を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコネクタハ
ウジング内に樹脂材を充填して防水や防油等を図る樹脂
充填コネクタ等における端子の位置決め及びアライメン
ト出しを容易に行わせ得るコネクタの端子位置決め構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12〜図16は従来の樹脂充填コネク
タを示すものであり、図12は斜視図、図13はX方向
の縦断面図、図14は平面図、図15は図13のE部拡
大図、図16はY方向の縦断面図である。
【0003】この樹脂充填コネクタ51は、合成樹脂製
の雌型のコネクタハウジング52と、コネクタハウジン
グ52内に挿着される合成樹脂製の端子ホルダ(インナ
プレート)53と、端子ホルダ53に固定される雄型の
端子54と、コネクタハウジング52の電線導出部55
内に嵌着されるゴム栓56と、コネクタハウジング52
内に充填されるエポキシ樹脂材57とで概ね構成され
る。
【0004】図14の如くコネクタハウジング52のコ
ネクタ嵌合室58内には複数の端子54のタブ部59が
等ピッチで複数列に配置されている。コネクタハウジン
グ52は一体にインサート成形された金属ブラケット7
1(図12)で機器や車両のギヤボックス等のケース
(図示せず)に固定される。
【0005】図15の如く、端子54はそのタブ部59
を端子ホルダ53の基壁60の孔部61に圧入されてい
る。タブ部59の両側に一対の突起62が形成され、突
起62が孔部61に締まり嵌めで圧入されている。突起
以外の部位は隙間嵌めで孔部61に挿入されている。そ
れによって端子54の固定が低挿入力で容易に行われて
いる。
【0006】図16の如く、端子ホルダ53は可撓性の
枠状の係止アーム72を有し、コネクタハウジング52
は係止アーム72に対する係合突起73を有しており、
係止アーム72が係合突起73に係合することで、端子
ホルダ53がコネクタハウジング52に固定されてい
る。
【0007】図13,図16の如く、端子54は端子ホ
ルダ53への圧入とエポキシ樹脂材57の硬化とによっ
てコネクタハウジング52に固定されている。端子54
に接続された電線70はエポキシ樹脂材57の内部を通
ってゴム栓56の孔部(図示せず)から導出されてい
る。電線70は例えば前記ケース内に導入され、コネク
タハウジング52の外周のシールリング63がケースの
孔部に密着し、樹脂充填コネクタ51によってケースの
内外が電気的に接続される。
【0008】樹脂充填コネクタ51にはワイヤハーネス
等の相手側の雄型のコネクタ(図示せず)が嵌合接続さ
れる。エポキシ樹脂材57は端子54を強固に固定させ
ると共に、ケースと外部との間の防水や、ケースからの
油等の洩れ出しを防止する。
【0009】図17は、上記樹脂充填コネクタの製造過
程における端子ホルダ53への端子54の組付工程を示
すものである。樹脂充填コネクタ51の製造方法として
は、先ず図16の如く端子ホルダ53に電線付きの端子
54を圧入して固定させる。端子ホルダ53と電線付き
の端子54とで端子ホルダ組立体64が構成される。
【0010】端子ホルダ53は、端子54のタブ部59
と電線接続部65とを隔絶する前記基壁60と、基壁6
0と直交して電線接続部側に延びる複数の区画壁66
と、コネクタ嵌合室58(図13)側に突出して各タブ
部59を区画する区画壁67とを有している。基壁60
の孔部61(図15)にタブ部59の突起62が圧入さ
れる。
【0011】次いで、図13の如く、コネクタ嵌合室5
8の上部開口68からコネクタハウジング52内に端子
ホルダ組立体64を組み付ける。端子ホルダ53はコネ
クタハウジング52の図示しない係止部に係合して固定
される。電線70は予め導出部55側の下部開口69か
らコネクタハウジング52内に挿通させておく。さら
に、ゴム栓56をコネクタハウジング52の導出部55
に嵌着させる。電線70はゴム栓56の図示しない孔部
に予め挿通させておく。
【0012】そして、上部開口68からコネクタハウジ
ング52内に溶融したエポキシ樹脂材57を注入して硬
化させる。エポキシ樹脂材は硬化材を含んでいる。エポ
キシ樹脂材57はコネクタハウジング52と端子ホルダ
53との隙間から端子54の電線接続部65側と電線7
0側に注入されて下側のゴム栓56まで達する。
【0013】エポキシ樹脂材57が硬化することで、前
述の如く端子54が固定される。相手側のコネクタ(図
示せず)を嵌合させることで、端子54に相手側の雌型
の端子(図示せず)が電気的に接続される。樹脂材はエ
ポキシ樹脂材57に限らず、他の硬化性の樹脂材であれ
ば使用可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の樹脂充填コネクタにあっては、端子ホルダ53への
端子54の固定はほぼ突起62のみによって行っている
ために、安定性が悪く、端子ホルダ53に端子54を組
み付けた後、端子54や電線70に軸方向以外の方向の
力が加わった場合に、端子54が傾いてしまう(アライ
メントが狂う)ことがあった。
【0015】また、端子54の圧入後に端子ホルダ組立
体64をコネクタハウジング52内に挿着し、エポキシ
樹脂材57を充填する訳であるが、エポキシ樹脂材57
が硬化するまでの間に何らかの力が端子54や電線70
に加わった場合に、アライメント(複数の端子の配列)
が狂った状態で端子54が固定されてしまい、アライメ
ントの修正が不可能となり、その端子54を含むワイヤ
ハーネス全体を廃棄しなければならないという問題を生
じた。ワイヤハーネス(図示せず)は複数のコネクタ5
1と複数の電線70の集合体である。
【0016】これを防ぐためには、エポキシ樹脂材57
が硬化するまでの間で、端子54のアライメントを矯正
する治具(図示せず)をコネクタ嵌合室58内に挿入し
て、端子54の倒れを防止する方法があるが、この矯正
治具をセットする手間や矯正治具71の作製コストや管
理の手間がかかり、生産性やコスト面で問題があった。
【0017】また、矯正治具と同様の形状の検査治具
(図示せず)を用いて端子54のアライメントを検査す
るが、その頻度も全数に近い検査としなければならず、
多くの検査工数が必要であった。検査治具は、端子54
のタブ部59を挿入孔(図示せず)に挿入した状態で検
査治具の自重でコネクタ嵌合室58内に落とし込むよう
にしたものであり、取り扱いや操作もなかなか面倒なも
のであった。
【0018】本発明は、上記した点に鑑み、矯正治具等
を用いることなく、比較的容易な構造で安価に端子の位
置出し(アライメント出し)を精度良く且つ簡単に行う
ことができ、樹脂材が硬化するまでの間等において端子
に曲げ方向等の力が加わっても、位置やアライメントが
狂うことのないコネクタの端子位置決め構造を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、端子の長手方向中間部をコネクタハウジ
ング内の端子ホルダの挿通孔に圧入するコネクタの端子
位置決め構造において、前記端子の基部側の両側に、前
記端子ホルダに押接する一対の弾性部を設けたことを特
徴とする(請求項1)。前記端子ホルダの壁部又は前記
弾性部に押接用の突条を設けたことも有効である(請求
項2)。また、前記端子の基板部の両側に一対の支持壁
が突出され、該一対の支持壁と直交して前記弾性部とし
ての折曲げ壁が形成されたことも有効である(請求項
3)。また、前記弾性部が外向きに突出した弾性片であ
ることも有効である(請求項4)。また、他の手段とし
て、端子の長手方向中間部をコネクタハウジング内の端
子ホルダの挿通孔に圧入するコネクタの端子位置決め構
造において、前記端子の基部側の両側に、断面略コの字
状に突出した一対の挿入部を設け、前記端子ホルダに、
該一対の挿入部に対する収容部を設け、該挿入部の三方
の壁部又は該収容部の三方の壁部に押接用の突条を設け
たことを特徴とする(請求項5)。上記各手段におい
て、前記突条の先端側に、前記端子に対する摺接ガイド
用の傾斜面が形成されたことも有効である(請求項
6)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図4は、本発
明に係るコネクタの端子位置決め構造の第一の実施形態
を示すものである。樹脂充填コネクタの外部形状すなわ
ちコネクタハウジングの形状は従来と同様であるので、
図示及び説明を省略する。
【0021】図1はコネクタハウジング内に装着される
合成樹脂製の端子ホルダ(インナプレート)1を示すも
のである。端子ホルダ1は、端子2(図2)のタブ部3
を圧入する挿通孔4を有する厚肉の基壁5の下側に、端
子2の基部側を圧入させるXY方向の直交する区画壁
(壁部)6,7を有し、X方向(端子ホルダ横幅方向)
の幅広の区画壁6とY方向(端子ホルダ厚さ方向)の対
向する幅狭な一対の区画壁7,7とで略凹字状の収容壁
を構成し、さらにY方向の各区画壁7に直交し、且つX
方向の区画壁6に平行に対向して幅狭な覆い壁(壁部)
8が一体に形成されている。
【0022】覆い壁8は凹状の収容壁の間で一対対称に
形成され、一対の覆い壁8,8の間に、端子2(図2)
の電線圧着部9の先端側ないしは電線10の導体部11
の先端を挿通可能な隙間が構成されている。従来の端子
ホルダには覆い壁8は形成されていない。図2の如く覆
い壁8の基端は基壁5に直交し、覆い壁8は区画壁6,
7よりもZ方向に短く形成されている。X方向の区画壁
6とY方向の一枚の区画壁7と一枚の覆い壁8とで端子
2の基部に対する保持用の断面横凹字状(略コの字状)
の収容部13が構成され、一つの端子2に対して一対の
収容部13が対称に配置されている。
【0023】図2〜図4に示す如く、収容部13には各
区画壁6,7と覆い壁8の各内面に、端子挿入方向(Z
方向)に延びる三本の突条14が一体に形成されてい
る。各突条14は断面略半円状を呈し、各突条14の先
端には、端子2をスムーズに案愛する傾斜面15(図
3)が形成されている。覆い壁8側の突条14(図4)
はX方向の区画壁6側の突条14に対向して位置し、Y
方向の区画壁7側の突条14は区画壁7の高さ方向中央
に位置している。
【0024】図1のX方向の区画壁6とY方向の一対の
区画壁7とX方向の一対の覆い壁8とで端子2の基部に
対する収容部13が構成され、図2の如く各収容部13
ごとに基壁5に、端子2のタブ部3を挿通させる矩形ス
リット状の挿通孔4が形成されている。挿通孔4内には
従来と同様にタブ部3を圧入するための一対の突起(図
示せず)が形成されている。
【0025】図2の如く、端子2の基部側には、各収容
部13に対する横凹字状の挿入部20が左右対称に形成
されている。挿入部20はタブ部3と同一平面に続く基
板部16の両側に突出形成され、基板部16から同一平
面に突出したX方向の支持壁(壁部)17と、支持壁1
7から直交方向に折り曲げられたY方向(基板部板厚方
向)の折曲げ壁(壁部)18と、折曲げ壁18から直交
方向に折り返されて支持壁17と平行に位置する折返し
壁(壁部)19とで構成されている。
【0026】折返し壁19は支持壁17と同程度の幅に
形成され、折曲げ壁18は折返し壁19よりも幅狭に形
成されている。支持壁17と折返し壁19とはY方向
(基板部板厚方向)の弾性を有し、中間の折曲げ壁18
はX方向(端子幅方向)の弾性を有している。挿入部2
0すなわち各支持壁17や折曲げ壁18や折返し壁19
は弾性を有してはいるが、剛性は比較的高く、撓みにく
くなっている。
【0027】図4の如く、区画壁6側の突条14は端子
2の挿入部20の折返し壁18の中央に接し、Y方向の
区画壁7側の突条14は折曲げ壁19の中央に接する。
図3の如く突条14は挿入部20よりも長く形成されて
いる。
【0028】端子2の未挿入時において、図4でX方向
の区画壁6の突条14と覆い壁8の突条14との各頂点
間の距離は、挿入部20の支持壁17と折返し壁19と
の各外面の間隔よりも若干短く設定されている。また、
Y方向の一対の区画壁7(図1)の各突条14の頂点間
の距離は、両側の一対の挿入部20の折曲げ部18の外
面間の距離よりも若干短く設定されている。これらによ
り挿入部20が収容部13内に圧入されて確実に固定さ
れる。また、図2で一対の支持壁17が基板部16の両
側に突出していることで、一対の折曲げ壁18の間の距
離がタブ部3の幅よりも長くなり、挿入部20による端
子2の傾き防止性が高まる。
【0029】端子2の基板部16は電線圧着部9に続い
ている。電線圧着部9は一対の圧着片で構成され、電線
10の端末の露出導体部11を圧着接続している。他の
図示しない一対の圧着片で電線10の絶縁被覆を圧着す
ることも可能である。
【0030】図1において各収容部13は前後二列に配
置され、且つ各列の収容部13はX方向の区画壁6に連
結壁21を介して背中合わせに対称に配置されている。
両端の収容部13もY方向の区画壁7を有していること
は言うまでもない。
【0031】基壁5の周部には、コネクタハウジング
(図示せず)に対する支持用の突出部22と、突出部2
2の間の樹脂材注入用の切欠部23と、コネクタハウジ
ングに対する可撓性の枠状の係止アーム24とが形成さ
れている。基壁5の上側には、各端子2のタブ部3を隔
絶する区画板25が突出形成されている。なお、本明細
書で「上側」とはコネクタハウジング内に樹脂材を充填
する際の上側であり、樹脂充填コネクタの実装方向とは
必ずしも一致するものではない。
【0032】図3は端子ホルダ1に端子2を挿着した状
態、図4は図3の矢視B平面図をそれぞれ示すものであ
り、タブ部3の突起(図示せず)が挿通孔4に圧入され
ると同時に、両側の挿入部20が各収容部13内に圧入
される。挿入部20はその先端で収容部13の各突条1
4の頂部側を削りながら、あるいは各突条14の高さを
低くする方向に弾性的に圧縮変形させながら圧入され
る。
【0033】これにより挿入部20が各突条14に隙間
なく密着し、且つ突条14の合成樹脂材であるが故の復
元力と挿入部20の弾性とで弾力的に接触し、端子2の
挿入部20が端子ホルダ1の収容部13に確実に固定さ
れる。突条を削るように、あるいは圧縮させるように寸
法設定したのは、挿入部20や突起14等の寸法のばら
つきがあっても、確実に圧入できるようにするためであ
る。
【0034】しかも、挿入部20の支持壁17は収容部
13の覆い壁8に対面し、折曲げ部18はY方向の区画
壁7に対面し、折返し壁19はX方向の区画壁6に対面
して、挿入部20の三方の壁部(17〜19)が収容部
13の三方の壁部(6〜8)で囲まれて保持され、且つ
挿入部20と収容部13とは両側に一対配置されている
から、端子2の基部側が前後左右の四方向に不動に固定
される。タブ部3は突起(図示せず)により挿通孔4内
に圧入固定されているから、端子2が突起と挿入部20
とにより長手方向の二点で固定され、端子幅方向や板厚
方向の曲げ力が作用しても、端子2が傾いたり、ガタつ
きたりすることがなく、端子2の位置やアライメントが
正確に規定される。
【0035】なお、上記断面半円形に突条14に代え
て、断面三角形状の突条(図示せず)を用いることも可
能である。また、前記補強壁8の板厚を区画壁7と同一
にして剛性を高めることも可能である。
【0036】図5〜図6は、前記第一の実施形態を変形
させた第二の実施形態を示すものである。便宜上、第一
の実施形態と同一の部分には同一の符号を用いて詳細な
説明を省略する。
【0037】この構造は、図5の如く端子ホルダ27側
に突条を設けずに、端子ホルダ27の収容部28に対し
て端子29の挿入部30の外面に断面円弧状の突条31
を設けたことを特徴とする。
【0038】突条31は、挿入部30を構成する支持壁
17と折曲げ壁18と折返し壁19とにそれぞれ設けら
れて、端子長手方向に延びている。各突条31は、端子
29をプレス金型で金属板から打ち抜く際に、プレス金
型で外側に膨出させることで容易に形成可能であり、第
一の実施形態の端子ホルダ1側に突条14を樹脂材で一
体成形する場合に較べて、突条31の形成が容易であ
り、コスト的にも有利である。突条31の挿入方向先端
側には、収容部28に対する案内用の傾斜面(図示せ
ず)を設けることが好ましい。
【0039】図6で、端子29の未挿入時において、挿
入部30の支持壁17の突条31と折返し壁18の突条
31との各頂点間の距離は、端子ホルダ27の収容部2
8のX方向の区画壁6の内面と覆い壁8の内面との間隔
よりも若干長く設定されている。また、図5の左右の一
対の挿入部30の各突条31の頂点間の距離は一対の収
容部28のY方向の区画壁7の内面の間隔よりも若干長
く設定されている。
【0040】そして、挿入部30は板厚方向にある程度
の弾性を有しているから、各突条31は収容部28内に
圧入され、各壁部6〜8に隙間なく密着し、且つ弾性的
に接触する。これにより、挿入部30が収容部28内に
しっかりと固定され、第一の実施形態と同様にタブ部3
の突起(図示せず)による圧入とで端子29が長手方向
の二点で位置ずれなく固定され、端子29の傾きやガタ
つきが防止される。
【0041】図7〜図10は、本発明に係るコネクタの
端子位置決め構造の第三の実施形態を示すものである。
便宜上、前記第一の実施形態と同一の部分には同一の符
号を用いて詳細な説明を省略する。
【0042】図7はコネクタハウジング(図示せず)内
に挿着される合成樹脂製の端子ホルダ(インナプレー
ト)33を示すものであり、基壁5から垂下形成された
Y方向の対向する各区画壁7に突条34が端子挿入方向
に一体に形成されている。
【0043】X方向とY方向の各区画壁(壁部)6,7
で凹字状の収容部35が構成され、一つの収容部35内
で一対の突条34が対向して位置している。各突条34
はY方向の各区画壁7の中央に位置している。突条34
は横断面矩形状に形成され、先端側に端子36(図8)
をスムーズに案内する傾斜面37(図8)を有してい
る。端子ホルダ33は第一の実施形態の端子ホルダ1
(図1)から覆い壁8を除いた形状にほぼ等しく、突条
34はY方向の区画壁7にのみ形成されている。
【0044】図8に図7のC部拡大図と端子36の要部
を示す如く、端子36にはタブ部3に続く基板部16
と、基板部16の両側に突出した支持壁17と、各支持
壁17から直角に折り曲げられた折曲げ壁(弾性部)3
8とが形成されている。折曲げ壁38はその板厚方向の
可撓性及び弾性を有している。基板部16の両側に支持
壁17が突出し、支持壁17の先端に折曲げ壁38が設
けられているから、一対の折曲げ壁38の間の距離がタ
ブ部3の幅よりも長くなり、折曲げ壁38による端子3
6の傾き防止性すなわち端子36の位置決め性が高ま
る。
【0045】折曲げ壁38の幅はY方向の区画壁7の幅
と同程度であり、折曲げ壁38の長さは区画壁7の長さ
よりも短い。端子36の未挿入状態において、一対の折
曲げ壁38の外面間の距離は、一対のY方向の区画壁
7,7の内面間の距離よりも短く、且つ一対の突条34
の頂点34a間の距離よりも長い。図8で、9は電線圧
着部、4は挿通孔であり、タブ部3には、挿通孔4に対
する圧入用の突起(図示せず)が形成されている。
【0046】図9の如く、端子36のタブ部3が端子ホ
ルダ33の挿通孔4内に挿入され、タブ部3の突起が挿
通孔4に圧入されると同時に、端子36の折曲げ壁38
が傾斜面37に案内されつつ突条34に摺接し、突条3
4の頂部34aに弾性的に押接する。図10の如く、折
曲げ壁38は支持壁17との境を支点として内向きに撓
み、そのばね反力で突条34に押接する。その状態で折
曲げ壁38の先端38aがX方向の区画壁6にほぼ接す
る。
【0047】タブ部3の突起(図示せず)が挿通孔4内
に圧入され、且つ端子36の両側の一対の折曲げ壁38
がその外側の一対の突条34に弾性的に押接すること
で、端子36の特に幅方向の倒れやガタつきが防止され
る。折曲げ壁38と突条34とが弾性的に接触し、突条
34に対する折曲げ壁38の幅方向の摺動抵抗が増大す
ることで、端子36のタブ部板厚方向の倒れやガタつき
もかなり抑制される。
【0048】なお、区画壁7の突条34に代えて、端子
36の折曲げ壁38に第一の実施形態と同様な突条を形
成することも可能である。
【0049】図11は、上記第三の実施形態の端子36
(図8)の両側の各折曲げ壁38に弾性片(弾性部)4
0を一体に形成した第四の実施形態の端子45を示すも
のである。端子ホルダ33は図7のものを適用可能であ
る。弾性片40は、例えば図8の折曲げ壁38と支持壁
17との境に切れ目41(図11)を入れ、折曲げ壁3
8を外側に略くの字状に屈曲させることで形成される。
【0050】図11で折曲げ壁42は支持壁17と直交
して短く形成され、折曲げ壁42の折曲げ直交方向に弾
性片40が一体に続いている。弾性片40は傾斜部43
と真直部44とで構成され、真直部44は折曲げ壁42
とほぼ平行である。端子45の未挿入状態で、一対の弾
性片40の外面間の距離は図9の一対の突条34の内面
間の距離よりも長く、一対の折曲げ壁42の外面間の距
離は突条34の頂部間の距離と同等ないしはそれよりも
短く設定されている。この点で折曲げ壁42は第三の実
施形態と相違している。
【0051】図8の端子ホルダ33の挿通孔4に端子4
5(図11)のタブ部3の突起(図示せず)を圧入する
と同時に、弾性片40がY方向の区画壁7の突条34に
接触して内側に撓み、ばね力で突条34を押圧付勢す
る。それにより、第三の実施形態と同様に端子45の位
置決めが行われ、同様の作用効果が奏せられる。
【0052】なお、弾性片40を用いた場合は突条37
がなくても、Y方向の区画壁7に弾性片40を直接接触
させることで、第三の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。その場合、端子45の未挿入状態において、
一対の弾性片40の外面間の距離は一対のY方向の区画
壁7の内面間の距離よりも長く設定する。また、自由端
を有する片持ち支持の弾性片40に代えて、図8の折曲
げ壁38の中間部に両持ち支持の弾性片(図示せず)を
切り起こし形成することも可能である。
【0053】また、上記各実施形態において、タブ部3
に代わる他の電気接触部としてピン状部や雌型の箱状部
等を用いることも可能である。また、端子ホルダ1,3
3をコネクタハウジングに一体に形成することも可能で
ある。さらに、樹脂充填式ではないコネクタに上記各実
施形態の構成を適用することも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、端子の弾性部が端子ホルダの壁部に弾性的に接触す
ることで、端子が長手方向の圧入部と弾性部との二点で
安定して支持され、それによりガタつきや傾きがなくな
り、端子の位置やアライメント(複数の端子の配列)が
正確に規定される。従ってコネクタ内に樹脂材を充填し
た場合に、樹脂材が硬化するまでの間で端子に曲げ方向
等の力が作用しても、端子が傾くことがなく、従来のよ
うに端子が傾いて固定された場合にワイヤハーネス全体
を廃棄するという無駄がなくなり、且つ従来の矯正治具
を使用せずに、簡単且つ確実に端子の位置及びアライメ
ント出しを行うことができる。特に、端子の基部側に一
対の弾性部を設けただけの簡単な構造で、端子の位置出
しを行うことができるから、製品コストが安くて済む。
【0055】また、請求項2記載の発明によれば、突部
によって端子の弾性部と端子ホルダの壁部との間の寸法
ばらつきによる隙間の発生が防止され、弾性部が常に十
分な接圧(ばね力)で確実に壁部に接触する。これによ
り、端子の位置決め精度が向上する。
【0056】また、請求項3記載の発明によれば、支持
壁によって一対の折曲げ壁の間の距離が長くなり、端子
位置決め時の安定性が増し、端子の傾きが一層確実に防
止される。さらに、請求項2記載の突条が片持ち支持の
折曲げ壁を押圧して板厚方向に撓ませることで、簡単な
構造であるにも係わらず、強いばね性を発揮させること
ができ、端子の位置決め性が高まる。そして、端子の支
持壁と折曲げ壁、端子又は端子ホルダの突条という簡単
な構成で端子の位置決めが行えて、製品コストが安く抑
えられる。
【0057】また、請求項4記載の発明によれば、端子
の弾性片を突出させることで、特に突条を設けなくと
も、十分な接圧で且つ確実に端子ホルダの壁部に弾性片
を接触させることができる。従って、従来の端子ホルダ
をそのまま流用することができ、経済的である。
【0058】また、請求項5記載の発明によれば、端子
の一対の挿入部の三方の壁部と端子ホルダの一対の収容
部の三方の壁部とを突条を介して押接させるから、端子
の基部が四方すなわち前後左右にガタつきなく位置決め
固定され、端子の位置出し精度及びアライメント出し精
度が向上する。従って、コネクタ内に樹脂材を充填した
場合に、樹脂材が硬化するまでの間で端子に曲げ方向等
の力が作用しても、端子が傾くことがなく、従来のよう
に端子が傾いて固定された場合にワイヤハーネス全体を
廃棄するという無駄がなくなり、且つ従来の矯正治具を
使用せずに、簡単且つ確実に端子の位置及びアライメン
ト出しを行うことができる。特に、端子と端子ホルダ以
外の位置決め用の部品を必要としない簡単な構造である
から、製品コストが安く抑えられ、経済的である。
【0059】また、請求項6記載の発明によれば、端子
の弾性部(折曲げ壁)や挿入部が端子ホルダの壁部の内
側や収容部内にスムーズに圧入され、端子の圧入作業が
容易に且つ確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタの端子位置決め構造の第一の
実施形態で用いる端子ホルダを示す斜視図である。
【図2】図1の端子ホルダのA部(収容部)に端子の基
部を圧入する状態を示す分解斜視図である。
【図3】端子の基部を端子ホルダに圧入した状態を示す
断面図である。
【図4】図3の矢視B平面図である。
【図5】コネクタの端子位置決め構造の第二の実施形態
を示す分解斜視図である。
【図6】端子の基部を端子ホルダに圧入した状態を示す
平面図である。
【図7】コネクタの端子位置決め構造の第三の実施形態
で用いる端子ホルダを示す斜視図である。
【図8】図7の端子ホルダのC部(収容部)に端子の基
部を圧入する状態を示す分解斜視図である。
【図9】端子の基部を端子ホルダに圧入した状態を示す
断面図である。
【図10】図9の矢視D平面図である。
【図11】コネクタの端子位置決め構造の第四の実施形
態で用いる端子を示す斜視図である。
【図12】従来の樹脂充填コネクタを示す外観斜視図で
ある。
【図13】同じく樹脂充填コネクタを示す図12のX−
X相当断面図である。
【図14】同じく樹脂充填コネクタの平面図である。
【図15】図13のE部拡大図である。
【図16】同じく樹脂充填コネクタを示すY−Y相当断
面図である。
【図17】端子ホルダに端子を圧入する状態を示す正面
図である。
【符号の説明】
1,33 端子ホルダ 2,29,36,45 端子 4 挿通孔 6,7 区画壁(壁部) 8 覆い壁(壁部) 13,28 収容部 14,31,34 突条 15,37 傾斜面 16 基板部 17 支持壁(壁部) 18 折曲げ壁(壁部) 19 折返し壁(壁部) 20,30 挿入部 38 折曲げ壁(弾性部) 40 弾性片(弾性部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子の長手方向中間部をコネクタハウジ
    ング内の端子ホルダの挿通孔に圧入するコネクタの端子
    位置決め構造において、前記端子の基部側の両側に、前
    記端子ホルダに押接する一対の弾性部を設けたことを特
    徴とするコネクタの端子位置決め構造。
  2. 【請求項2】 前記端子ホルダの壁部又は前記弾性部に
    押接用の突条を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    コネクタの端子位置決め構造。
  3. 【請求項3】 前記端子の基板部の両側に一対の支持壁
    が突出され、該一対の支持壁と直交して前記弾性部とし
    ての折曲げ壁が形成されたことを特徴とする請求項2記
    載のコネクタの端子位置決め構造。
  4. 【請求項4】 前記弾性部が外向きに突出した弾性片で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタの
    端子位置決め構造。
  5. 【請求項5】 端子の長手方向中間部をコネクタハウジ
    ング内の端子ホルダの挿通孔に圧入するコネクタの端子
    位置決め構造において、前記端子の基部側の両側に、断
    面略コの字状に突出した一対の挿入部を設け、前記端子
    ホルダに、該一対の挿入部に対する収容部を設け、該挿
    入部の三方の壁部又は該収容部の三方の壁部に押接用の
    突条を設けたことを特徴とするコネクタの端子位置決め
    構造。
  6. 【請求項6】 前記突条の先端側に、前記端子に対する
    摺接ガイド用の傾斜面が形成されたことを特徴とする請
    求項1〜5の何れかに記載のコネクタの端子位置決め構
    造。
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