JP3246894B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3246894B2
JP3246894B2 JP25147498A JP25147498A JP3246894B2 JP 3246894 B2 JP3246894 B2 JP 3246894B2 JP 25147498 A JP25147498 A JP 25147498A JP 25147498 A JP25147498 A JP 25147498A JP 3246894 B2 JP3246894 B2 JP 3246894B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば基板表面と
フレキシブル配線とを接続するコネクタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】この種の
コネクタでは、例えば図8に示すように、ソケットハウ
ジング91内に収容されたソケットコンタクト(図示せ
ず)に、ベースハウジング92の内奥壁93から突出す
る剛体からなる棒状のコンタクト94を挿入し、両コン
タクトの接触をとっている。
【0003】ところが、この棒状のコンタクト94は、
基端のみがベースハウジング92の内奥壁93に片持ち
状に支持され、突出している部分の周囲は完全に開放さ
れている。このため、両コネクタのハウジング91,9
2同士を互いに挿脱する際に、斜めに挿脱したり、こじ
ったりすると、剛体からなる棒状のコンタクト94が、
曲げを受けて塑性変形するおそれがある。
【0004】特に、近年、この種のコネクタでは、薄肉
化、小型化とともに、例えば20極、30極、40極と
いうような多極化が進んでおり、このため、結合状態の
ハウジング91,92が例えば上下にこじられた場合
に、ハウジングの幅方向の中央部付近で撓みによって両
コンタクト間の接触圧が不安定になるおそれもある。ま
た、一方のコンタクトが剛体からなっていて弾性変形で
きないので、両コンタクト間の接触圧を安定して確保で
きるような弾性変形量を両コンタクト間で確保し難い。
【0005】一方、この種のコネクタでは、製品への組
み込み時において、コンタクト同士が完全に接続された
という感触(接続の終了感、達成感。いわゆるクリック
感)を作業者に与えることが重要である。このため、従
来では、例えば図8に示すように、ソケットハウジング
91の側壁の係合突起95を、ベースハウジング92の
側壁の係合凹部96に弾性的に嵌め込んで、ハウジング
91,92同士をロックし、これにより結合の終了感を
得るようにしている。しかしながら、ハウジング91,
92を構成する樹脂部材同士の係合では、弱い達成感し
か得られないという問題がある。
【0006】また、コンタクト同士に関しても、一方の
棒状のコンタクト94が剛体からなるので、弾性変形量
を多く確保できない結果、接続動作時に良好な達成感が
得られない。一方、特に高さ方向に関して小型化の要請
があるが、その場合、ハウジングがこじりに対して弱く
なる傾向にあり、これが高さ方向に関しての小型化を阻
害する要因となっている。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、本発明の第1の目的は、こじりに強く、且つコン
タクト接続時に強いクリック感が得られるコネクタを提
供することである。また、本発明の第2の目的は、高さ
に関しての小型化を達成しつつ、こじれに対して強いコ
ネクタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための課題解決手段として、請求項1記載の発明の態
様は、基板表面に実装される第1のコネクタのハウジン
グに整列配置される複数のベースコンタクトと、電線端
部に接続される第2のコネクタのハウジングに整列配置
される複数のソケットコンタクトとを備え、各ソケット
コンタクトは、主体部と、この主体部から折り返された
弾性舌片とを含み、各ベースコンタクトは、対応するソ
ケットコンタクトの主体部および弾性舌片にそれぞれ接
触する第1および第2の片部を有し、主体部および弾性
舌片を一括して挟持するフォーク形形状をなし、第2の
片部は弾性舌片に追従して弾性変形可能であり、上記弾
性舌片および第2の片部はコネクタの挿脱方向と交差す
る方向に互いに対向して隆起する山形突起をそれぞれ有
し、両コンタクトの接続時に山形突起が互いに相手方の
山形突起を乗り越えて係合することを特徴とするもので
ある。
【0009】本態様では、ソケットコンタクトの弾性舌
片(いわゆるベローズ)に、フォーク形のベースコンタ
クトの弾性変形可能な第2の片部を組み合わせており、
組み合わせられる双方の部材にばね性を持たせてあるの
で、コネクタがこじられる場合にも、確実な接触を確保
することができる。また、弾性舌片や第2の片部にへた
り等が生じ難い。さらに、両コンタクトに弾性を持たせ
てあるので、接続時に十分な量の弾性変形量を確保でき
るので、接続動作時に強いクリック感(接続達成感)を
作業者に与えることができる。特に、コンタクトは金属
からなるので、樹脂部材同士でクリック感を得る場合と
比較して、接続動作時により強いクリック感を得ること
ができる。
【0010】
【0011】また、山形突起同士を係合させるので、両
コンタクトが互いに抜け難い。また、両コンタクトを互
いに接続するときに、山形突起同士の乗り越え動作で良
好なクリック感を得ることができる。特に、弾性舌片お
よび第2の片部の双方にばね性を持たせてあるので、双
方ともにへたりが生じ難く、したがって、長期にわたっ
て、良好なクリック感を維持することができる。
【0012】上記第1の目的を達成するための課題解決
手段として、請求項記載の発明の態様は、請求項1に
おいて、上記弾性舌片は自由状態でその先端部を主体部
に略当接させることを特徴とするものである。本態様で
は、弾性舌片を両持ち状に支持することができ、弾性舌
片の弾性反発力を増して、フォーク形形状をなすベース
コンタクトの第2の片部との十分な接触圧を得ることが
できる。また、弾性舌片の耐久性を向上することができ
る。さらに、コンタクト同士を接続する際に、より良好
なクリック感を得ることができる。
【0013】上記第1の目的を達成するための課題解決
手段として、請求項記載の発明の態様は、請求項1
は2において、各ソケットコンタクトの主体部は、弾性
舌片に連なる第1の部分と、弾性舌片を挟んだ両側に配
置される第2および第3の部分とを含む断面コ字形形状
をなすことを特徴とするものである。本態様では、断面
コ字形形状をなす主体部によって弾性舌片の周囲三方を
取り囲んで保護することができる。また、第2および第
3の部分によって主体部の曲げ強度(特に長手方向に関
しての強度)を向上することができる。
【0014】上記第2の目的を達成するための課題解決
手段として、請求項記載の発明の態様は、請求項1
2又は3において、各ソケットコンタクトは第2のコネ
クタのハウジングのコンタクト収容室にそれぞれ収容さ
れ、各コンタクト収容室はソケットコンタクトの少なく
とも弾性舌片を外方へ臨ませる開放部を有することを特
徴とするものである。請求項5記載の発明は、基板表面
に実装される第1のコネクタのハウジングに整列配置さ
れる複数のベースコンタクトと、電線端部に接続される
第2のコネクタのハウジングに整列配置される複数のソ
ケットコンタクトとを備え、各ソケットコンタクトは、
主体部と、この主体部から折り返された弾性舌片とを含
み、各ベースコンタクトは、対応するソケットコンタク
トの主体部および弾性舌片にそれぞれ接触する第1およ
び第2の片部を有し、主体部および弾性舌片を一括して
挟持するフォーク形形状をなし、第2の片部は弾性舌片
に追従して弾性変形可能であり、各ソケットコンタクト
は第2のコネクタのハウジングのコンタクト収容室にそ
れぞれ収容され、各コンタクト収容室はソケットコンタ
クトの少なくとも弾性舌片を外方へ臨ませる開放部を有
することを特徴とするものである。
【0015】請求項4又は5記載の発明の態様では、弾
性舌片に対応して開放部を設けることにより、ソケット
ハウジングの高さを低くすることができ、結果として、
両コネクタを組み合わせたときの高さを低くすることが
できる。上記第2の目的を達成するための課題解決手段
として、請求項6記載の発明の態様は、請求項4又は
において、各コンタクト収容室はソケットコンタクトの
主体部を外方へ臨ませる開放部を有し、ソケットコンタ
クトの主体部は、第1の片部を介して第1のコネクタの
ハウジングの内壁面により受けられることを特徴とする
ものである。
【0016】本態様では、主体部に対応して開放部を設
けることにより、ソケットハウジングの高さを低くする
ことができ、結果として、両コネクタを組み合わせたと
きの高さを低くすることができる。また、両コネクタが
結合した状態で、主体部を第1のコネクタのハウジング
によって受けるので、開放部の形成による不具合を生じ
ることがなく、両コネクタの幅方向に関するこじれなく
すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態のコネクタを示す一部破断概略斜視図である。図1
を参照して、本コネクタは、基板1の表面1aに実装さ
れる第1のコネクタ2と、電線3の端部に接続される第
2のコネクタ4とを互いに連結可能に備えている。
【0018】図1および互いに連結された状態の両コネ
クタ2,4の概略平面図である図2を参照して、第1の
コネクタ2のハウジングであるベースハウジング5は、
第2のコネクタ4の前半部4aを挿脱させる挿脱孔6を
有しており、この挿脱孔6は、ベースハウジング5の前
面である連結側端面5aに開口するとともに、複数のフ
ォーク状のベースコンタクト7(図2のIII-III 線に沿
う断面図である図3を参照)を整列配置させた状態で一
括して収容している。ベースコンタクト7の後端に設け
られたリード部19は、ベースハウジング5の後方へ突
出し、基板1の表面1aの導電性部材にはんだ付けされ
ている。8はベースハウジング5の両側面に形成された
溝に嵌め入れられた補強金具であり、この補強金具8は
基板1の表面1aの導電性部材にはんだ付けされ、第1
のコネクタ2のねじれ等を防止する働きをしている。
【0019】第2のコネクタ4のハウジングであるソケ
ットハウジング9は、複数のソケットコンタクト10を
整列配置させており、各ソケットコンタクト10はコン
タクト収容室11にそれぞれ収容されている。ソケット
コンタクト10は電線3の端部を例えば圧着(圧接であ
っても良い)するものからなる。圧着によりソケットコ
ンタクト10に接続された電線3の端部は、ソケットハ
ウジング9の後面9aの開口12を通してコンタクト収
容室11内に導入されている。
【0020】ソケットハウジング9は、上述した第2の
コネクタ4の前半部4aに対応して、コンタクト収容室
11を上方および下方にそれぞれ開放させる開放部1
3,14(図4参照)を形成しており、ソケットコンタ
クト10の一部はこれらの開放部13,14を介して外
部に臨んでいる。図1、図3、図4および図5を参照し
て、上記のフォーク状をなすベースコンタクト7は、第
1のコネクタ2のベースハウジング5の後面2bに開放
する複数の縦溝15内に挿入され、この縦溝15を通し
て挿脱孔6内に進出している。縦溝15は、その内壁面
によって、ベースコンタクト7の挿脱孔6への進出を案
内するガイド溝として機能する。
【0021】ベースコンタクト7は、第1および第2の
弾性片部16,17を有するフォーク形形状をなしてお
り、例えば板金により打ち抜き形成される。ベースコン
タクト7は、第1および第2の弾性片部16,17の基
端に連続するとともに上記の縦溝15内に収容される被
案内片部18を有し、また、この被案内片部18の後部
下端に連続するL字形形状をなすリード部19を有して
いる。
【0022】図4および図5を参照して、第1および第
2の弾性片部16,17は、挿脱孔6の内奥壁24に形
成された各別の挿入孔25,26を通して、挿脱孔6内
に挿入されている。第1の弾性片部16は図4におい
て、挿脱孔6の内上壁20に形成されたガイド溝35に
一部が収容される状態で配置されている。第1の弾性片
部16は、ガイド溝35の底面36に略接触する状態で
(例えば20〜50μm程度の隙間を確保する程度で)
配置されており、主に位置決め片として機能している。
すなわち、第1の弾性片部16は、ベースハウジング5
内で微小量の弾性変形を許容されることにより、この範
囲で誤差吸収の役目を果たすとともに、この範囲を超え
る変形を受けた際には、内上壁20のガイド溝35の底
面36に当接し、ベースハウジング5と協働して、全体
の変形やこじれを防止する役目を果たす。
【0023】第2の弾性片部17は図4において、挿脱
孔6の内下壁21に形成されたガイド溝37に一部が収
容される状態で配置されている。第2の弾性片部17と
ガイド溝37の底面38との間には、十分な量の隙間が
確保されており、上下に弾性変形可能である。これによ
り、第2の弾性片部17は、相手方のソケットコンタク
ト10の後述する弾性舌片33(図3参照)との触触圧
を確保する接触片として機能しているが、ベースハウジ
ング5が大きくこじられるようなときには、ガイド溝3
7の底面38に当接して、変形を防止する機能を果た
す。第2の弾性片部17の先端には、コネクタの挿脱方
向と交差する方向である第1の弾性片部16側に向けて
隆起する山形突起22が形成されている。また、第2の
弾性片部17の基端に近い部分の被案内片部18には、
内下壁21に食い込んで本ベースコンタクト7を抜け止
め固定するための食い込み突起23が形成されている。
【0024】次いで、図3、図3に対応する分解断面図
である図4、第2のコネクタ4の要部の分解斜視図であ
る図6、およびソケットコンタクト10の前面図である
図7を参照して、ソケットコンタクト10について説明
する。まず、図6を参照して、ソケットコンタクト10
は、主体部27を備えており、この主体部27の最後部
に電線3の絶縁被覆部3aをクランプするインシュレー
ションバレル28が形成され、このインシュレーション
バレル28の前方に電線3の芯線3bをクランプするワ
イヤバレル29が形成されている。主体部27の前半部
は、第1の部分30と、この第1の部分30の両側に形
成される第2および第3の部分31,32とを有してお
り、これら第1,第2および第3の部分30,31,3
2で断面コ字形形状をなしている。
【0025】主体部27の前半部の第1の部分30の先
端から弾性舌片33が折り返されている。また、第1の
部分30には、切り起こし突起からなるコンタクトラン
ス34が弾性舌片33の反対側へ突出するように設けら
れている。このコンタクトランス34は、図4に示すよ
うに、ソケットハウジング9の段部からなる当接面9b
に当接して、ソケットコンタクト10の抜け止めを果た
している。また、このコンタクトランス34は、開放部
13を通して外方へ突出しているので、図3に示すコネ
クタ2,4の連結状態において、相手方のベースハウジ
ング5の挿脱孔6の内上壁20を弾性的に押圧し、これ
により、ハウジングランスとしての機能をも果たす。な
お、図示していないが、両ハウジング5,9同士の抜け
止めとなる公知のハウジングランスの構造は、各ハウジ
ング5,9にそれぞれ設けてある。
【0026】弾性舌片33は、コネクタの挿脱方向と交
差する方向に隆起し、第2の弾性片部17の山形突起2
2に係合する山形突起39を有している。両山形突起2
2,39が両コンタクト7,10の接続時に図3に示す
ように互いに相手方の山形突起39,22を乗り越えて
係合し、接続時にクリック感が得られるようになってい
る。
【0027】弾性舌片33の先端部40は第1の部分3
0側に折り返されて二重になっており、自由状態で主体
部27の第1の部分30に略密接されている。これによ
り、弾性舌片33が両持ち状に支持されることになり、
弾性舌片33の弾性反発力を増して、第2の弾性片部1
7との強い接触圧を得ることができるようになってい
る。また、コネクタが頻繁に抜き差しされた場合の、弾
性舌片33の耐久性が向上されている。
【0028】本実施の形態によれば、ソケットコンタク
ト10の弾性舌片33に、ベースコンタクト7の第2の
弾性片部17を組み合わせており、組み合わせられる双
方にばね性を持たせてあるので、仮にコネクタ2,4が
こじりを受けたときにも、コンタクト7,10同士の確
実な接触を確保できる。また、弾性舌片33や第2の弾
性片部10にへたり等が生じ難いので、長期にわたって
コンタクト7、10同士の十分な接触圧を確保できる。
さらに、両コンタクト7,10が弾性を有するので、接
続時の弾性変形量を多くできる結果、コネクタの挿脱時
に、強い接続達成感を得ることができる。特に、コンタ
クト7,10を構成する金属部材同士でクリック感を得
るので、ハウジング等の樹脂部材同士でクリック感を得
る場合と比較して、より強いクリック感を達成できる。
【0029】また、コンタクト7,10間で山形突起2
2,39同士を係合させるので、両コンタクト7,10
が互いに抜け難い。また、両コンタクト7,10を互い
に接続するときに、山形突起22,39同士の乗り越え
動作で良好なクリック感を得ることができる。しかも、
双方22,39にばね性を持たせてあってへたりが生じ
難いので、長期にわたって良好なクリック感を維持でき
る。
【0030】特に、弾性舌片33を両持ち状に支持して
いるので、弾性舌片33の弾性反発力を増して、第2の
弾性片部17との十分な接触圧を得ることができる。ま
た、弾性舌片33の耐久性を向上することができる。さ
らに、コンタクト7,10同士を接続する際に、より良
好なクリック感を得ることができる。また、弾性舌片3
3の先端部40を折り返して二重にしてあるので、第2
の弾性片部17との接触圧をより高めることができると
共に耐久性をより向上できる。また、先端部40を主体
部27の第1の部分30に面接触させることにより、弾
性舌片33の両持ち支持をより安定することができる。
【0031】また、断面コ字形形状をなす主体部27の
前半部によって弾性舌片33の周囲三方を取り囲んで保
護することができる。また、第2および第3の部分3
1,32によって主体部27の曲げ強度(特に長手方向
に関しての強度)を向上できる。また、主体部27の第
1の部分30および弾性舌片33に対応して、開放部1
3,14を設けることにより、ソケットハウジング9の
高さを低くすることができ、結果として、両コネクタ
2,4を組み合わせたときの高さを低くすることができ
る。
【0032】また、両コネクタ2,4が結合した状態
で、ソケットコンタクト10の主体部27の第1の部分
30を第1のコネクタ1のベースハウジング5によって
受けるので、開放部13の形成による不具合を生じるこ
とがなく、両コネクタ2,4の幅方向に関するこじれを
なくすことができる。なお、本発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく、例えば、開放部13を廃止す
ることもでき、この場合、多少高さは高くなるが高い強
度を達成できる。また、第1の弾性片部16が自由状態
でガイド溝35の底面36に当接するようにしても良
い。その他、本発明の範囲で種々の変更を施すことがで
きる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ソケットコン
タクトの弾性舌片に、ベースコンタクトの弾性変形可能
な第2の片部を組み合わせており、組み合わせられる双
方にばね性を持たせてあるので、仮にコネクタがこじり
を受けたときにも、確実な接触を確保できる。また、弾
性舌片や第2の片部にへたり等が生じ難いので、長期に
わたってコンタクト同士の接触圧を確保できる。さら
に、両コンタクトが弾性を有するので、接続時の弾性変
形量を多くできる結果、コネクタの挿脱時に、強い接続
達成感を得ることができる。
【0034】また、山形突起同士を係合させるので、両
コンタクトが互いに抜け難い。また、両コンタクトを互
いに接続するときに、山形突起同士の乗り越え動作で良
好なクリック感を得ることができる。特に、弾性舌片お
よび第2の片部の双方にばね性を持たせてあるので、双
方ともにへたりが生じ難く、したがって、長期にわたっ
て良好なクリック感を維持できる。
【0035】請求項記載の発明では、弾性舌片を両持
ち状に支持することができ、弾性舌片の弾性反発力を増
して、第2の片部との十分な接触圧を得ることができ
る。また、弾性舌片の耐久性を向上できる。さらに、コ
ンタクト同士を接続する際に、より良好なクリック感を
得ることができる。請求項記載の発明では、断面コ字
形形状をなす主体部によって弾性舌片の周囲三方を取り
囲んで保護できる。また、第2および第3の部分によっ
て主体部の曲げ強度(特に長手方向に関しての強度)を
向上できる。
【0036】請求項4又は5記載の発明では、弾性舌片
に対応して開放部を設けることにより、ソケットハウジ
ングの高さを低くすることができ、結果として、両コネ
クタを組み合わせたときの高さを低くすることができ
る。請求項6記載の発明では、主体部に対応して開放部
を設けることにより、ソケットハウジングの高さを低く
することができ、結果として、両コネクタを組み合わせ
たときの高さを低くすることができる。また、両コネク
タが結合した状態で、主体部を第1のコネクタのハウジ
ングによって受けるので、開放部の形成による不具合を
生じることがなく、両コネクタの幅方向に関するこじれ
をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のコネクタの要部の一部
破断分解斜視図である。
【図2】結合状態のコネクタの概略平面図である。
【図3】図2のIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】図3に対応するコネクタの分解断面図である。
【図5】第1のコネクタの前面図である。
【図6】第2のコネクタの要部の分解斜視図である。
【図7】ソケットコンタクトの前面図である。
【図8】従来のコネクタの概略分解斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 第1のコネクタ 3 電線 4 第2のコネクタ 5 ベースハウジング 6 挿脱孔 7 ベースコンタクト 9 ソケットハウジング 10 ソケットコンタクト 11 コンタクト収容室 12 開口 13,14 開放部 16 第1の弾性片部 17 第2の弾性片部 19 リード部 22,39 山形突起 27 主体部 30 第1の部分 31 第2の部分 32 第3の部分 33 弾性舌片 34 コンタクトランス 40 先端部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/05 H01R 13/11 H01R 24/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板表面に実装される第1のコネクタのハ
    ウジングに整列配置される複数のベースコンタクトと、
    電線端部に接続される第2のコネクタのハウジングに整
    列配置される複数のソケットコンタクトとを備え、 各ソケットコンタクトは、主体部と、この主体部から折
    り返された弾性舌片とを含み、 各ベースコンタクトは、対応するソケットコンタクトの
    主体部および弾性舌片にそれぞれ接触する第1および第
    2の片部を有し、主体部および弾性舌片を一括して挟持
    するフォーク形形状をなし、第2の片部は弾性舌片に追
    従して弾性変形可能であり、 上記弾性舌片および第2の片部はコネクタの挿脱方向と
    交差する方向に互いに対向して隆起する山形突起をそれ
    ぞれ有し、両コンタクトの接続時に山形突起が互いに相
    手方の山形突起を乗り越えて係合する ことを特徴とする
    コネクタ。
  2. 【請求項2】上記弾性舌片は自由状態でその先端部を主
    体部に略当接させることを特徴とする請求項1記載のコ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】各ソケットコンタクトの主体部は、弾性舌
    片に連なる第1の部分と、弾性舌片を挟んだ両側に配置
    される第2および第3の部分とを含む断面コ字形形状を
    なすことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】各ソケットコンタクトは第2のコネクタの
    ハウジングのコンタクト収容室にそれぞれ収容され、各
    コンタクト収容室はソケットコンタクトの少なくとも弾
    性舌片を外方へ臨ませる開放部を有することを特徴する
    請求項1,2又は3記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】基板表面に実装される第1のコネクタのハ
    ウジングに整列配置される複数のベースコンタクトと、
    電線端部に接続される第2のコネクタのハウジングに整
    列配 置される複数のソケットコンタクトとを備え、 各ソケットコンタクトは、主体部と、この主体部から折
    り返された弾性舌片とを含み、 各ベースコンタクトは、対応するソケットコンタクトの
    主体部および弾性舌片にそれぞれ接触する第1および第
    2の片部を有し、主体部および弾性舌片を一括して挟持
    するフォーク形形状をなし、第2の片部は弾性舌片に追
    従して弾性変形可能であり、 各ソケットコンタクトは第2のコネクタのハウジングの
    コンタクト収容室にそれぞれ収容され、各コンタクト収
    容室はソケットコンタクトの少なくとも弾性舌片を外方
    へ臨ませる開放部を有することを特徴とするコネクタ。
  6. 【請求項6】各コンタクト収容室はソケットコンタクト
    の主体部を外方へ臨ませる開放部を有し、ソケットコン
    タクトの主体部は第1の片部を介して第1のコネクタの
    ハウジングの内壁面により受けられることを特徴とする
    請求項4又は5記載のコネクタ。
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