JPH0635391Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH0635391Y2
JPH0635391Y2 JP3276391U JP3276391U JPH0635391Y2 JP H0635391 Y2 JPH0635391 Y2 JP H0635391Y2 JP 3276391 U JP3276391 U JP 3276391U JP 3276391 U JP3276391 U JP 3276391U JP H0635391 Y2 JPH0635391 Y2 JP H0635391Y2
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JP
Japan
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contact
connector
housing
portions
contacts
Prior art date
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JP3276391U
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JPH04119970U (ja
Inventor
敬一郎 鈴木
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コネクタ、特に、複数
のコンタクト間のピッチの小さいコネクタにに用いるコ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクタは、図8に示すように、
コネクタを構成する一部品としての絶縁性のハウジング
100を有している。ハウジング100には複数の導電
性のコンタクト(図示せず)が組込まれている。ハウジ
ング100にはコンタクトを一対一に取り付けるための
複数のコンタクト収容穴110が形成されている。各コ
ンタクト収容穴110の間には隔壁部120が設けられ
ている。これらの隔壁部120は各隔壁部120が隣合
うコンタクトを電気的に絶縁するものである。ところ
が、コンタクトが小さくなるにしたがって各コンタクト
の間のピッチも小さくなる。したがって、これらの隔壁
部120を必要な肉厚で成型することが困難となる。
【0003】このため、図9に示すようなコネクタで
は、ハウジング200に隣り合うコンタクト230間の
隔壁部を形成することができず、単に保持用の突起21
0を形成する構成をとっていた。すなわち、各突起21
0の間には、コンタクト230が圧入される。コンタク
ト230は接触部231と、この接触部231の一側に
保持部232及び端子部233を有している。このよう
なコンタクト230は保持部232が隣合う各突起21
0の間に挿入されてハウジング200に圧入・保持され
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図9のハウジング10
0において、現状よりもさらにコンタクトのピッチ間の
距離を小さくしようとすると、隔壁120の板厚Wをさ
らに薄くしまければならない。このため、ハウジング1
00を樹脂による射出成形などの成形方法により成形す
る場合、成形時に樹脂を充填することが困難となってし
まう。
【0005】また、図9に示すコネクタの場合、導電性
の異物により隣り合うコンタクト230が短絡してしま
う危険性がある。さらに、隣り合うコンタクト230の
間の寸法が充分に採れなくなってしまうため、コンタク
ト230間での絶縁抵抗が低下してしまう。
【0006】それ故に、本考案の課題は狭い各コンタク
トの間のピッチを保ち、かつ各コンタクト間の絶縁性を
保持するようにしたコネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、絶縁板
を繰り返し折曲して互いに対向した複数の隔壁部と、該
複数の隔壁部のうち隣り合うもの間を接続した折曲げ部
とを形成してなる絶縁性の組込部材、及び上記隔壁部の
間に挿入された導電性のコンタクトとを含むことを特徴
とするコネクタが得られる。 また、本考案によれば、上記コンタクトは相手コンタク
トに接触する接触部と、該接触部の一側にのびて上記隔
壁部の間に位置した保持部とを有し、上記保持部は係合
部を有し、上記折り曲げ部は上記係合部に係合する係合
受部を有しているコネクタコネクタが得られる。
【0008】
【作用】絶縁板を繰り返し折曲して互いに対向した複数
の隔壁部と、これらの隔壁部のうち隣り合うもの間を接
続した折曲げ部とを形成してなる絶縁性の組込部材を作
る。この組込部材の隔壁部のうち隣り合う隔壁部の間に
導電性のコンタクトを挿入する。コンタクトはの係合部
を折り曲げ部の係合受部に係合する。
【0009】
【実施例】図1は本考案のコネクタの第1の実施例を示
す。図1を参照して、コネクタは、絶縁性の組込部材1
と、この組込部材1に挿入された導電性のコンタクト3
とを有している。組込部材1は絶縁板を繰り返し折曲し
て互いに対向した複数の隔壁部5と、これらの隔壁部5
のうち隣り合う隔壁部5間を接続した折曲げ部7とを有
している。すなわち、この組込部材1は同じ形状に繰り
返し折曲げることによって周期的な波型形状に作られて
いる。コンタクト3は互いに間隔を持ち対向している対
の片からなる接触部11と、この接触部11の一側にの
びて接触部11を保持している保持部13及び端子部1
5とを有している。このコンタクト3は対の片の間に相
手コンタクト(図示せず)を嵌合して互いに電気的に接
触するようにしたソケットコンタクトが用いられてい
る。また、端子部15はSMT端子のようにプリント回
路基板(図示せず)の一面に形成されている導電部分に
半田付けなどによって接続されるものである。なお、組
込部材1は、ポリイミド、ポリエステルもしくはポリエ
チレン等の薄板を用いている。
【0010】コネクタ、すなわち、コンタクト3を挿入
した組込部材1は、図2に示すように、絶縁性のハウジ
ング21に組込まれている。ハウジング21には組込部
材1を挿入するための大きなコンタクト収容穴23が形
成されている。コンタクト収容穴23の内部には折曲げ
部7を嵌め込むための複数の溝25が形成されている。 これらの溝25に嵌め込まれ所定位置に保持された組込
部材1は、コンタクト3が各隔壁部5によって互いに絶
縁された状態で、しかもピッチ方向を狭い間隔に保ちつ
つ組込まれている。
【0011】図3及び図4はコネクタの第2の実施例を
示す。この実施例のおいて図1のコネクタと同じ部分に
は同じ符号を付して一部の説明を省略して説明する。 図3及び図4を参照して、このコネクタの組込部材1
は、絶縁板を繰り返し折曲して互いに対向した複数の隔
壁部5と、これらの隔壁部5のうち隣り合う隔壁部5間
を接続した第1及び第2の折曲げ部7a,7bとを有し
ている。すなわち、この組込部材1は互いに対向した複
数の隔壁部5のうち一つおきに幅狭部分31を形成して
櫛歯型に作られている。幅狭部分31を除き相対向する
隔壁部5の間、すなわち幅狭部分31よりも広い部分に
は、コンタクト3が挿入されている。コンタクト収容穴
23の内部には第1及び第2の折曲げ部7a,7bを嵌
め込むための複数の第1及び第2の溝25a,25bが
形成されている。第1の溝25aはコンタクト収容穴2
3の一面に形成され、第2の溝25bはコンタクト収容
穴23の一面に対向する他面に形成されている。つま
り、第1の溝25aには第1の折曲げ部7aが嵌め込ま
れ、第2の溝25bには第2の折曲げ部7bが嵌め込ま
れている。これらの第1及び第2の溝25a,25bに
嵌め込まれた組込部材1は、コンタクト3が各隔壁部5
によって互いに絶縁された状態で、しかもピッチ方向を
狭い間隔に保ちつつ組込まれている。
【0012】さらに、第3の実施例として、図5に絶縁
性のハウジングに組込まれたコネクタを示す。この実施
例のおいて図1のコネクタと同じ部分には同じ符号を付
して一部の説明を省略して説明する。組込部材1及びコ
ンタクト3は図1に示したものと同様なものが用いられ
る。コンタクト3は隔壁部5の間に位置した保持部13
に2つの係合部35を有している。折り曲げ部7は係合
部35に係合する係合受部37を有している。係合受部
37は図5において2つの係合部35を係合するように
それぞれ穴を形成しているが、2つの係合部35に係合
するものであれば、例えば凹部であってもよい。
【0013】ハウジング21の一側にはFPC(フレキ
シブル・プリンテッド・サーキット)基板41を挿通す
るための挿通口43を形成されている。ハウジング21
の他側には組込部材1及びコンタクト3をハウジング2
1の内部に収容するための収容口45を設けている。F
PC基板41の一端面にはコンタクト3の接触部11に
接触する導電部47が露出して設けられている。そし
て、ハウジング21には内部に挿通口43から収容口4
5へかけて貫通したコンタクト収容部49を複数個が同
じピッチに形成されている。コンタクト収容部49のピ
ッチ、即ち、コンタクトピッチは、例えば0.5mmか
ら0.3mmの範囲であり、上下に対向して形成された
組込部材1を保持するための溝25を設けている。コン
タクト3は、保持部13から収容口45の外にのびてい
る端子部15を備えている。
【0014】コンタクト3と組込部材1との係合は、組
込部材1にコンタクト3を挿入し、係合部35を組込部
材1の係合受部37に係合させることによって完了す
る。このようにして、組付けられたものをハウジング2
1に挿入すると、組込部材1は溝25に圧接され確実に
固定される。従って、ハウジング21、コンタクト3及
び組込部材1の相互の動きは規制される。
【0015】図6及び図7は、さらに別の形状の組込部
材1及びコンタクト55を用いたコネクタの第4の実施
例を示す。このコネクタは、特に、コンタクト55のピ
ッチが小さいものではなく、一般的なピンタイプのコン
タクト55を用いている。ハウジング57は、フロント
ハウジング61とリヤハウジング63とを有している。 ハウジング57にはフロントハウジング61からリヤハ
ウジング63に貫通したコンタクト収容穴65を形成し
ており、コンタクト収容穴65に相手コンタクトに接触
する接触部69を挿入している。接触部69の一側には
端子部71がのびている。端子部71の端部はプリント
回路基板のスルーーホールに挿入されてプリント回路基
板の回路に接続される。組立部材1は、接触部69を取
り巻くようにループ状に繰り返し折曲げられて配置され
ている。したがって、この実施例では、組立部材1が同
形状の折曲げ部7と隔壁部5とを有している。さらに、
フロントハウジング61においてコンタクト収容穴65
に形成されている溝73は、上述の図2に示したものと
同様であり、これらの溝73に折曲げ部7が嵌め込まれ
る。
【0016】
【考案の効果】以上、実施例により説明したように、本
考案のコネクタによれば、複数の隔壁部のうち隣り合う
もの間を接続した折曲げ部とを形成してなる組込部材に
コンタクトを挿入することによって、隣接するコンタク
ト同士が短絡するのを防止するとともにコンタクトピッ
チの小さいコネクタの絶縁を容易になしえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコネクタの第1の実施例を示した斜視
図ある。
【図2】図1のコネクタをハウジングに組込んだ状態を
示した断面図ある。
【図3】本考案のコネクタの第2の実施例を示し、組込
部材のみを示す斜視図ある。
【図4】図2の組込部材を用いたコネクタの第2の実施
例を示した斜視図ある。
【図5】本考案のコネクタの第3の実施例を示し、ハウ
ジングにコネクタを固定しFPC基板を続する状態を示
す一部破断した斜視図ある。
【図6】本考案のコネクタの第4の実施例を示し、ハウ
ジングにコネクタを固定した状態を示す一部破断した斜
視図ある。。
【図7】図6の断面図である。
【図8】従来のコネクタに用いられるハウジングを示し
た一部破断した斜視図
【図9】従来のコネクタの他の例を示した斜視図である
【符号の説明】
1 組込部材 3 コンタクト 5 隔壁部 7 折曲げ部 11 接触部 13 保持部 21 ハウジング 23 コンタクト収容穴 25 溝 31 幅狭部 35 係合部 37 係合受部 55 コンタクト 73 溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁板を繰り返し折曲して互いに対向し
    た複数の隔壁部と、該複数の隔壁部のうち隣り合うもの
    間を接続した折曲げ部とを形成してなる絶縁性の組込部
    材、及び上記隔壁部の間に挿入された導電性のコンタク
    トとを含むことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記コンタクトは相手コンタクトに接触
    する接触部と、該接触部の一側にのびて上記隔壁部の間
    に位置した保持部とを有し、上記保持部は係合部を有
    し、上記折り曲げ部は上記係合部に係合する係合受部を
    有している請求項1記載のコネクタ。
JP3276391U 1991-04-12 1991-04-12 コネクタ Expired - Lifetime JPH0635391Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3276391U JPH0635391Y2 (ja) 1991-04-12 1991-04-12 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3276391U JPH0635391Y2 (ja) 1991-04-12 1991-04-12 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04119970U JPH04119970U (ja) 1992-10-27
JPH0635391Y2 true JPH0635391Y2 (ja) 1994-09-14

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ID=31915646

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JP3276391U Expired - Lifetime JPH0635391Y2 (ja) 1991-04-12 1991-04-12 コネクタ

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JP2016029633A (ja) * 2014-07-22 2016-03-03 住友電装株式会社 コネクタ

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JPH04119970U (ja) 1992-10-27

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Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

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Effective date: 19950404