JP2560143Y2 - Fpc接続用コネクタ - Google Patents

Fpc接続用コネクタ

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JP2560143Y2
JP2560143Y2 JP1991061424U JP6142491U JP2560143Y2 JP 2560143 Y2 JP2560143 Y2 JP 2560143Y2 JP 1991061424 U JP1991061424 U JP 1991061424U JP 6142491 U JP6142491 U JP 6142491U JP 2560143 Y2 JP2560143 Y2 JP 2560143Y2
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JP
Japan
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contact
insulator
base
fpc
connector
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JP1991061424U
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JPH056759U (ja
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辰一 森野
守 鈴木
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はFPC(フレキシブル
プリント基板)接続用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器等では最近の高性能化に伴って
狭い筺体内に多数の電子部品を収納している。これらの
電子部品は通常はFPC上に半田付けなどで実装された
状態で使用され、またこのようなFPCの上に別のFP
Cを載せる構造も広く使用される。これらのFPCはそ
の片面に電子部品をまた他面にはこれらの電子部品を所
定の順序で接続するための導電パターン部を有してお
り、これらにFPC接続用コネクタを取付ける場合は通
常FPCの一端においてこの導電パターン部にコネクタ
のコンタクトの接触部を当接するなどして接続する方法
が採られる。
【0003】ところで、FPCは機器内の配線状態によ
ってはその導電パターン部が上向きであったり下向きで
あったりする。そしてこれらに取付けられるコネクタも
これに対応して、FPCの上面ないし下面においてコン
タクトと接続する構造が採られるため、両方の接触構造
のコネクタが必要となる。従来はこれら両方のコネクタ
をそれぞれ別々に作っている。
【0004】このようなFPC接続用コネクタの従来例
を図8に示した。この例は下面接続の場合であって、ベ
ースインシュレータ31にスライドインシュレータ41
を装着して形成される挿着凹部7からFPC6の一端が
挿入される。そして、FPC6の下面に形成された導電
パターン部6aには、コンタクト1の接触部1aが下か
ら当接して接続が行われる。また、このコネクタは、機
器筐体あるいは別の支持基板8の上に載置され、コネク
タに固着されたホールドダウン21を利用して支持基板
8にねじ止め等により固定することでコネクタ、並びに
コネクタに接続されたFPC6は支持基板8上において
固定される。
【0005】図9は上面接続の場合の例であり、上記と
同様にベースインシュレータ31にスライドインシュレ
ータ41を装着して形成される挿着凹部7からFPC6
の一端が挿入される。FPC6の上面に形成された導電
パターン部6aにはコンタクト5の接触部5aが上から
当接して接続が行われる。またコネクタに固着されたホ
ールドダウン21によってコネクタ、並びにコネクタに
接続されたFPC6が支持基板8上において固定される
ことは図8の例と同様である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
コネクタでは、上面並びに下面接触用のコネクタをそれ
ぞれ別々に、別部品として構成していることから、用途
が同じで且つコンタクトの芯数が同じ場合であっても、
2種類の部品を用意しなければならず、またそれぞれ別
の製作金型などを必要となり、これがコスト低減化を図
る上での障害となるなどの問題がある。
【0007】この考案は、上記従来の欠点に鑑み、同一
の構成部品で上面、下面接触の双方に対応することがで
きるFPC接続用コネクタを提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案によれば、コン
タクト装着用の突片が櫛歯状に多数形成されたベースイ
ンシュレータと、該ベースインシュレータに装着されて
前記突片とともにFPC(フレキシブルプリント基板)
の挿着凹部を形成する蓋片を備えたスライドインシュレ
ータと、前記ベースインシュレータに挿着され且つ前記
挿着凹部において前記FPCの上下面のうち一方の面に
形成された導電パターン部に接続される複数のコンタク
トと、前記ベースインシュレータの両側に装着されたコ
ネクタ固定用のホールドダウンとから成り、前記コンタ
クトは、基部と該基部の一方から延在して前記FPCの
導電パターン部と接続するための接点を中心側に向けて
突出させて持つ接触部と前記基部の一方から延在して前
記接触部と対向し、かつ前記接触部とは非対称のピン状
嵌合片と前記基部の他方から延在して前記ベースイン
シュレータより突出したコンタクト端子部とを有し、前
記ベースインシュレータ及び前記スライドインシュレー
タはそれぞれ、両者の間の装着を係止するための係止部
及び係止用突起を有し、前記FPCの前記導電パターン
部がその上下のいずれにあるかで前記ベースインシュレ
ータと前記スライドインシュレータの両方を係止したま
まで上下逆にして装着するようにしたことを特徴とする
FPC接続用コネクタが得られる。
【0009】
【作用】上記係止部によってベースインシュレータとス
ライドインシュレータとの間の係止を保持すると共に、
ホールドダウンの向きをFPCの上面接触ないし下面接
触に応じて適宜に変えることが可能となり、この結果、
同じ構成部品でFPCに対する上面接触用と下面接触用
の両方のコネクタを構成することができる。
【0010】
【実施例】以下に実施例を説明する。図1は下面接触の
場合の実施例のコネクタを示したものである。このコネ
クタは、図1の通り、接触部1a,コンタクト端子部
bを有する導電性のコンタクト1、このコンタクト1が
挿着される絶縁性のベースインシュレータ3、コネクタ
を他の支持基板8上に載置し固定するための略L字状の
ホールドダウン2、並びに両端に係止用突起4a,4a
がそれぞれ形成された絶縁性のスライドインシュレータ
4から構成される。
【0011】コンタクト1は、基部1cとこの基部1c
の一方から延在し、FPC6の導電パターン部と接続す
るための接点を中心側に向けて突出させて持つ接触部1
aと、この接触部1aと同一方向に延在し、接触部1a
と対向し、かつ前記接触部とは非対称のピン状の嵌合片
1dと、接触部1aとは反対側の基部1cの他方から延
在し,ベースインシュレータ3より突出したコンタクト
端子部1bとを有する。ベースインシュレータ3は中空
で、その下壁及び上壁にFPC6とは反対の側からコン
タクト1を挿着するために多数の櫛歯状の突辺3a,3
bが形成されている。これらの突辺3a,3bの間には
コンタクト1の接触部1aと嵌合片1dがそれぞれ嵌挿
される。
【0012】ベースインシュレータ3の両端には係合片
3cがそれぞれ設けられている。この係合片3cとベー
スインシュレータ3の本体との間には,ホールドダウン
2を装着するための空間とホールドダウン2の上側の係
合溝2aに入り込むことのできる突起(図示せず)が設
けられており、ホールドダウン2は上記空間と突起によ
って保持された状態となる。ホールドダウン2の下側2
bは他の支持基板8上に載置され且つねじ止めなどで固
定される。
【0013】係合片3cにはまた、テーパ状の2つの係
止部3dが形成されている。これらはスライドインシュ
レータ4の係止用突起4aとともに係止機構を構成す
る。また、スライドインシュレータ4にはベースインシ
ュレータ3と対向するように蓋片4bが形成されてい
る。
【0014】以上の構成のコネクタにおいて、図1の状
態からホールドダウン2をベースインシュレータ3に装
着すると共に、スライドインシュレータ4をベースイン
シュレータ3の方にスライドさせ、係止用突起4a、4
aをベースインシュレータ3の係止部3d,3dに係止
させることでコネクタを組立てた状態を図2に、またそ
の断面を図3にそれぞれ示した。なお、コネクタ両端か
らはホールドダウン2の下側2bが突出した状態とな
る。図4は係合片3cと係止用突起4aとの係合構造を
上方から見た図である。
【0015】図3において明らかな通り、コンタクト1
の嵌合片1dはベースインシュレータ3とスライドイン
シュレータ4の蓋片4bとの間に嵌着された状態とな
る。またベースインシュレータ3の突片3aとスライド
インシュレータ4の蓋片4bとの間には挿着凹部7が形
成され、この挿着凹部7にはコンタクト1の接触部1a
が飛出した状態となる。そして、この状態においてFP
C6をその導電パターン部6aを下にした状態でこの挿
着凹部7に挿入することで、導電パターン部6aと接触
部1aの接点とが当接して接続が行われる。
【0016】図5は上面接触の場合の実施例のコンタク
トを示したものであり、これは上記した図1の状態にお
いてベースインシュレータ3、並びにスライドインシュ
レータ4の両方を係止したままで上下逆にして装着す
とともに、コンタクト5としてコンタクト1のコンタク
ト端子部1bの突出位置とは逆にコンタクト端子部5b
の突出位置を嵌合片5d側の基部5cから突出させた
は、上述した下面接触の場合と同様である。
【0017】そして、この構成において図5の状態から
スライドインシュレータ4をベースインシュレータ3の
方にスライドさせ、係止用突起4a,4aをベースイン
シュレータ3の係止部3d,3dに係止させてコネクタ
を組立てた状態は図6に、またその断面は図7にそれぞ
れ示した。この状態でもコネクタ両端からホールドダウ
ン2の下側2bが突出した状態となることは上記と同様
である。
【0018】また図7の通り、コンタクト5の嵌合片5
dはベースインシュレータ3とスライドインシュレータ
4の蓋片4bとの間に嵌着される。一方、ベースインシ
ュレータ3の突片3aとスライドインシュレータ4の蓋
片4bとの間に形成される挿着凹部7にはコンタクト5
接触部5aが飛出した状態となる。そしてこの状態で
FPC6をその導電パターン部6aを上にして挿着凹部
7に挿入すれば、導電パターン部6aと接触部5aとが
当接して接続が行われる。
【0019】
【考案の効果】以上のように、この考案のFPC接続用
コネクタによれば、同一の構成部品で上面、下面接触の
双方に対応することができる。この結果、部品点数を大
幅に削減し、また製作金型なども1種類ですむので製作
コストの低減化を図れるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】FPCを下面接触させて接続する場合の本考案
によるコネクタについてその組立て前の状態を示した
図。
【図2】図1のコネクタについて組立て後の状態を示し
た図。
【図3】図2に示された状態の断面図。
【図4】図2に示された係合片3cと係止用突起4aと
の係合構造を上方から見た図。
【図5】FPCを上面接触させて接続する場合の本考案
によるコネクタについてその組立て前の状態を示した
図。
【図6】図5のコネクタについて組立て後の状態を示し
た図。
【図7】図6に示された状態の断面図。
【図8】下面接触する際に使用する従来のコネクタを示
した図。
【図9】上面接触する際に使用する従来のコネクタを示
した図。
【符号の説明】
1,5 コンタクト 2,21 ホールドダウン 3,31 ベースインシュレータ 4,41 スライドインシュレータ 6 FPC 7 挿着凹部 8 支持基板1a,5a 接触部 1b,5b コンタクト端子部 1c,5c 基部 1d,5d 嵌合片 3a,3b 突片 3c 係合片 3d 係止部 4a 係止用突起 4b 蓋片 6a 導電パターン部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクト装着用の突片が櫛歯状に多数
    形成されたベースインシュレータと、該ベースインシュ
    レータに装着されて前記突片とともにFPC(フレキシ
    ブルプリント基板)の挿着凹部を形成する蓋片を備えた
    スライドインシュレータと、前記ベースインシュレータ
    に挿着され且つ前記挿着凹部において前記FPCの上下
    面のうち一方の面に形成された導電パターン部に接続さ
    れる複数のコンタクトと、前記ベースインシュレータの
    両側に装着されたコネクタ固定用のホールドダウンとか
    ら成り、前記コンタクトは、基部と該基部の一方から延
    在して前記FPCの導電パターン部と接続するための
    点を中心側に向けて突出させて持つ接触部と前記基部の
    一方から延在して前記接触部と対向し、かつ前記接触部
    とは非対称のピン状の嵌合片と前記基部の他方から延在
    して前記ベースインシュレータより突出したコンタクト
    端子部とを有し、前記ベースインシュレータ及び前記ス
    ライドインシュレータはそれぞれ、両者の間の装着を係
    止するための係止部及び係止用突起を有し、前記FPC
    の前記導電パターン部がその上下のいずれにあるかで前
    記ベースインシュレータと前記スライドインシュレータ
    の両方を係止したままで上下逆にして装着するようにし
    たことを特徴とするFPC接続用コネクタ。
JP1991061424U 1991-07-10 1991-07-10 Fpc接続用コネクタ Expired - Lifetime JP2560143Y2 (ja)

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JPH056759U JPH056759U (ja) 1993-01-29
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