JPH0635386Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH0635386Y2
JPH0635386Y2 JP1989119154U JP11915489U JPH0635386Y2 JP H0635386 Y2 JPH0635386 Y2 JP H0635386Y2 JP 1989119154 U JP1989119154 U JP 1989119154U JP 11915489 U JP11915489 U JP 11915489U JP H0635386 Y2 JPH0635386 Y2 JP H0635386Y2
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JP
Japan
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hole
press
contact
insulator
fitting portion
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JP1989119154U
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JPH0358877U (ja
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徹 橋口
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コネクタに関し、特に、プリント回路基板の
ような回路基板に搭載されるコネクタに関する。
[従来の技術] 従来のコネクタは、第3図に示すように、インシュレー
タ1と、このインシュレータ1に設けられた複数本の導
電性のコンタクト3とを有している。
インシュレータ1にはコンタクト3が並列(図面では2
列)に設けられている。コンタクト3はインシュレータ
1の一側壁を貫通するように形成されている複数の貫通
穴(図示せず)の夫々に一本ずつ挿入されている。この
コンタクト3は軸方向の中間部分に圧入部(図示せず)
を有している。圧入部は貫通穴に圧入されている。この
コンタクト3には圧入部の一側に引き続きのびている端
子部3aがインシュレータ1の一側壁から突出して設けら
れている。
このコネクタにおいては、コンタクト3をインシュレー
タ1の貫通穴に圧入した後に、端子部3が突出している
インシュレータ1の一側に樹脂材5を塗布している。こ
の樹脂材5により端子部3と貫通穴との間の隙間を塞ぐ
ようにしている。
こうして、コネクタを回路基板(図示せず)に搭載し、
回路基板の回路と端子部3とを互いに半田により電気的
に接続する。
したがって、このコネクタによると、樹脂材5によっ
て、端子部3から貫通穴を通してインシュレータ1の内
部に入り込むような半田のフラックスの侵入が阻止され
る。これによって、フラックスによるコネクタの不良を
防止している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このコネクタを作るには、樹脂材5を用
いて端子部3と貫通穴との間の隙間を閉塞する工程があ
るため、材料費や作業性などの点で損失が大きいという
問題がある。
それ故に、本考案の課題は半田付け時におけるインシュ
レータ内へフラックスが侵入するのを防止することがで
き、しかも作業性に優れ、かつ低コストであるコネクタ
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、貫通穴を有したインシュレータと、該
貫通穴に固定された導電性のコンタクトとを含み、該コ
ンタクトは上記貫通穴に圧入された圧入部と、該圧入部
の一側に引続いてのびた端子部と、該圧入部の反対側に
引続いてのびた接触部とを有しているコネクタにおい
て、上記圧入部は上記接触部と同一の板厚寸法であり、
かつ上記貫通穴よりも横断面の輪郭を大きく作られ、こ
れにより上記圧入部が上記貫通穴の内面に隙間なく全周
にわたって圧接されており、上記端子部は上記圧入部の
板厚寸法よりも小さく、かつ上記貫通穴よりも横断面の
輪郭を小さく作られ、これにより上記端子部と上記貫通
穴との間に隙間が残されていることを特徴とするコネク
タが得られる。
[実施例] 第1図、第2図(A)、第2図(B)及び第2図(C)
は、本考案の一実施例によるコネクタを示している。こ
のコネクタは、インシュレータ11と、このインシュレー
タ11に圧入・固定されている導電性のコンタクト13とを
有している。
インシュレータ11は一側に2つの大きな溝15を有してい
る。このインシュレータ11には各溝15の底部からインシ
ュレータ11の外側に貫通した角穴形状、すなわち、横断
面が長四角形の複数の貫通穴17が形成されている。貫通
穴17は2つの溝15の中間部分に位置している隔壁11aに
沿って溝15の底部に2列に配置されている。ここで、貫
通穴17の横断面の長手方向の2辺の長さを縦幅寸法と呼
び、これらの2辺の両端を互いに接続している2辺の長
さを横幅寸法と呼ぶ。
したがって、横幅寸法は縦幅寸法よりも小さい寸法にな
っている。
貫通穴17は軸方向に第1の穴部17a、第2の穴部17b、及
び第3の穴部17cとを有している。第1の穴部17aの縦幅
寸法iは、第2の穴部の縦幅寸法fよりも大きく(f<
i)、第2の穴部17bの縦幅寸法fは,第3の穴部17cの
縦幅寸法hよりも大きい(h<f)。さらに、第1の穴
部17aの横幅寸法dは,第2及び第3の穴部17b,17cの横
幅寸法cよりも大きく(c<d)、第2及び第3の穴部
の横幅寸法cはそれぞれ同じ寸法になっている。
一方、コンタクト13はインシュレータ11の貫通穴17に一
本づつ圧入・固定されている。このコンタクト13は軸方
向の中間部分に形成されている圧入部13aと、この圧入
部13aの一側に引続いてのびている端子部13bとを有して
いる。圧入部13aの反対側には軸方向に接続部13cと、こ
の接続部13cに引き続いて接触部13dがのびている。接触
部13dの先端部分は隔壁11aの上端部に形成されている窪
み部11eに入り込むようにコンタクト13の軸方向から少
しずれた位置に曲げられている。
コンタクト13は、例えば、一枚の金属板を打ち抜き加工
することによって作られる。コンタクト13はその板厚寸
法a、すなわち接触部13d、接続部13c及び圧入部13aの
それぞれが同一の板厚寸法aである。端子部13bの板厚
寸法bは板厚寸法aよりも小さい(b<a)。すなわ
ち、コンタクト13は金属板を打ち抜き加工をした後に、
端子部13bを板厚方向にプレス機を用いて潰し加工を施
すことによって薄い板厚寸法bに作られている。
また、端子部13bの板幅寸法gは圧入部13の板幅寸法e
よりも小さく(g<e)作られている。しかも、端子部
13の板幅寸法gは、第3の穴部17cの縦幅寸法hよりも
小さい(g<h)。
圧入部13aの板幅寸法eは第2の穴部17bの縦幅寸法hよ
りも大きく(h<e),板厚寸法aは第2の穴部17bの
縦幅寸法h及び横幅寸法cよりも大きく(c<a)作ら
れている。
したがって、コンタクト13の圧入部13aの横断面の輪郭
は、第2の穴部17bの横断面の輪郭よりも大きく作られ
ている。これにより圧入部13aが第2の穴部17aの内面に
隙間なく全周にわたって圧接されている。端子部13bの
板厚寸法bは第3の穴部17cの横幅寸法cよりも小さく
(b<c)作られている。これにより端子部13bと第3
の穴部17cとの間に隙間が残されている。
接触部13dはインシュレータ11の溝15の内部に嵌合され
る相手コネクタ(図示せず)のコンタクトに接触する部
分である。
ここで、第1の穴部17aの横幅寸法dは,コンタクト13
の板厚寸法aよりも大きく(a<d)、圧入部13aの板
幅寸法eよりも第2の穴部17bの板幅寸法fが小さく
(f<e)作られている。
なお、圧入部13aの板幅寸法eは、第1の穴部17aの縦幅
寸法iよりも小さい(e<i)寸法となっている。
したがって、コンタクト13の各寸法と貫通穴17の寸法と
の大小の関係は、b<c<a<d、及び、g<h<f<
e<i、となる。
次に、コンタクト13をインシュレータ11に圧入・固定す
る作業について、説明をする。
まず、第2図(B)及び第2図(C)にも示すように、
インシュレータ11の溝15の開口側を上にして、コンタク
ト13の端子部13bの先端を貫通穴17に向けて、この端子
部13bを貫通穴17に挿通する。この際、コンタクト13の
端子部13bの板厚寸法bは、第2及び第3の穴部の横幅
寸法cよりも小さく、圧入部13aの板幅寸法eは、第1
の穴部17aの縦幅寸法fよりも小さく、端子部13bの板幅
寸法gは第3の穴部17cの縦幅寸法hよりも小さいた
め、コンタクト13は圧入前の仮挿入の状態になる。すな
わち、圧入部13aは第1の穴部17aと第2の穴部17bとの
接続部分である肩部に係止されて下方への挿通を阻止さ
れている。この状態で、さらに、コンタクト13を下方に
挿入、すなわち、下方へ力を加えながら押し込むと、圧
入部13aが第2の穴部17bに圧入される。
これにより、圧入部13aが第2の穴部17bの内面に隙間な
く全周にわたって圧接される。さらに、端子部13bと第
3の穴部17cとの間には隙間が残る。
その後に、端子部13bはプリント回路基板のような回路
基板(図示せず)のスルーホールに挿通され、回路基板
の回路と端子部13bとが半田によって、電気的に接続さ
れる。この際、半田付け時にフラックスが発生したとし
ても、第2の穴部17bに圧入部13aが隙間なく圧入されて
いるため、インシュレータ11の内部にまで半田のフラッ
クスが侵入することがない。
なお、貫通穴17は横断面を長四角形としているが、コン
タクト13の横断面の形状が異なれば、その形状に合わせ
て貫通穴17の形状を設計すればよく、特に、この実施例
に限定されるものではない。
[考案の効果] 以上、実施例により説明したように、本考案のコネクタ
によれば、インシュレータの貫通穴よりも横断面の輪郭
が大きく作られたコンタクトの圧入部を、貫通穴の内面
に隙間なく全周にわたって圧接したため、端子部を回路
基板に半田付けする際に、インシュレータの内部に入り
込もうとする半田のフラックスの侵入を防止できる。
また、コンタクトは貫通穴に挿入することで、圧入前の
仮挿入の状態に容易にすることができ、従来のように、
樹脂材及びその樹脂材を塗布する工程を省略することが
できるため、材料費や製造コストの低減ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコネクタの一実施例を示し、インシュ
レータにコンタクトを圧入する前と、圧入した後の状態
を示す断面図、第2図(A)は第1図のII−II線断面
図、第2図(B)はインシュレータにコンタクトを仮挿
入した状態を示す要部断面図、第2図(C)は第2図
(B)の一部を断面したIII−III線断面図、第3図は従
来のコネクタを示す斜視図である。 1;インシュレータ、3;端子部、5;樹脂材、11;インシュ
レータ、13;コンタクト、13a;圧入部、13b;端子部、13
d;接触部,15;溝、17;貫通穴、17a;第1の穴部、17b;第
2の穴部、17c;第3の穴部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通穴を有したインシュレータと、該貫通
    穴に固定された導電性のコンタクトとを含み、該コンタ
    クトは上記貫通穴に圧入された圧入部と、該圧入部の一
    側に引続いてのびた端子部と、該圧入部の反対側に引続
    いてのびた接触部とを有しているコネクタにおいて、上
    記圧入部は上記接触部と同一の板厚寸法であり、かつ上
    記貫通穴よりも横断面の輪郭を大きく作られ、これによ
    り上記圧入部が上記貫通穴の内面に隙間なく全周にわた
    って圧接されており、上記端子部は上記圧入部の板厚寸
    法よりも小さく、かつ上記貫通穴よりも横断面の輪郭を
    小さく作られ、これにより上記端子部と上記貫通穴との
    間に隙間が残されていることを特徴とするコネクタ。
JP1989119154U 1989-10-13 1989-10-13 コネクタ Expired - Lifetime JPH0635386Y2 (ja)

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JP1989119154U JPH0635386Y2 (ja) 1989-10-13 1989-10-13 コネクタ

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JP1989119154U JPH0635386Y2 (ja) 1989-10-13 1989-10-13 コネクタ

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JPH0358877U JPH0358877U (ja) 1991-06-10
JPH0635386Y2 true JPH0635386Y2 (ja) 1994-09-14

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06291162A (ja) * 1993-04-02 1994-10-18 Fuji Electric Co Ltd 半導体集積回路チップ
JP2006019228A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Sumitomo Wiring Syst Ltd 基板用コネクタ
JP7219018B2 (ja) 2018-05-18 2023-02-07 モレックス エルエルシー コネクタ、コネクタ組立体、及び回路装置

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JPS5321387U (ja) * 1976-08-03 1978-02-23
JPS5517223U (ja) * 1978-07-21 1980-02-02
JPS61206275U (ja) * 1985-06-17 1986-12-26

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