JPH11307194A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH11307194A
JPH11307194A JP10115007A JP11500798A JPH11307194A JP H11307194 A JPH11307194 A JP H11307194A JP 10115007 A JP10115007 A JP 10115007A JP 11500798 A JP11500798 A JP 11500798A JP H11307194 A JPH11307194 A JP H11307194A
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cavity
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connector housing
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/72Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/721Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures cooperating directly with the edge of the rigid printed circuits
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/73Means for mounting coupling parts to apparatus or structures, e.g. to a wall
    • HELECTRICITY
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路体の反りや歪みに端子が追従し、接触信
頼性を高めることのできるコネクタを提供する。 【解決手段】 コネクタ31は、コネクタハウジング3
2と端子33と弾性部材34とを備えて構成されてお
り、コネクタハウジング32には、内部に端子収容のた
めの可撓性を有するキャビティ39が設けられるととも
に一方及び他方の挿し込み空間40、41が形成されて
いる。また、端子33は、回路体35の端子接続部49
に接触する電気接触部44を有しており、弾性部材34
は、回路体35との挿着により撓んだキャビティ39を
一方の挿し込み空間40側へ付勢するようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関し、
特に、挿着相手側の回路体の反り等に合わせて、収容さ
れた端子が追従し得るコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6に示されるコネクタ1は、
本件出願人が先に提案し、実開昭55−164783号
公報に開示されたものであり、合成樹脂製のコネクタハ
ウジング2と、そのコネクタハウジング2に挿着される
複数の端子3とを備えて構成され、プリント配線基板4
等の回路体を設けた合成樹脂製のメータボックス5など
に挿着されるようになっている。
【0003】コネクタハウジング2には、内部に上下二
段となる複数の端子収容室6が形成されており、外周壁
7には係止突起8を有する弾性変形可能なアーム9が設
けられている。また、コネクタハウジング2の前半部に
は、左右両側壁10、10及び各端子収容室6の隔壁1
1の中央部を横断してプリント配線基板4に対する挿し
込み空間12が形成されている。
【0004】端子3は、電気接触部13とその電気接触
部13に連成される電線接続部14とを有し、電気接触
部13には基板部15の先端部を折り曲げて弾性接触片
16が形成されている。また、基板部15には、各端子
収容室6の係止突起17と係合する係合孔18が形成さ
れている。一方、電線接続部14には電線19が加締め
られている。
【0005】プリント配線基板4には、その表裏面に複
数の短冊状の端子接続部20が形成されており、その各
端子接続部20が各端子3の弾性接触片16と一対一で
接触するように配置されている。また、前端に切り欠き
部21が形成されている。
【0006】メータボックス5は、コネクタハウジング
2の前半下部が嵌合する凹溝22を有しており、その凹
溝22にはアーム9の係止突起8と嵌合する係合部23
が形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、コネクタ1とプリント配線基板4及びメータボック
ス5との結合が確保されるとともに、そのコネクタ1の
着脱が容易に成し得られるという効果を奏するものであ
る。
【0008】しかし、例えばプリント配線基板4等の回
路体に反りや歪みが生じていた場合には、部分的に端子
接続部20と端子3とが接触しない、又は、接触してい
たとしても各端子3毎に十分な接触荷重を得られないと
いった不具合につながってしまうことになる。端子3は
導電性を考慮してその材質を決定しているため、反りや
歪みを吸収できるようなバネ性を確保することが困難で
あり、このことは接触信頼性を著しく低下させてしまう
ことになる。また、端子3の材質は、上述のようにバネ
性も考慮して決定されているので、導電性の面でよりよ
い材質を用いることが必ずしもできるとは限らない。
【0009】本発明は、上述した事情により、回路体の
反りや歪みに端子が追従し、接触信頼性を高めることの
できるコネクタを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のコネクタは、端子接続
部を形成した回路体との挿着方向に対して直交方向に可
撓性を有する端子収容のためのキャビティを内部に設け
るとともに、該キャビティと外壁等の壁とで前記直交方
向にそれぞれ挿し込み空間を形成したコネクタハウジン
グと、前記キャビティに収容されて前記挿し込み空間の
一方に臨み、該一方の前記挿し込み空間に前記回路体が
進入した際には前記端子接続部に接触して電気的接続を
成し得ることとなる電気接触部を有する端子と、前記一
方に対して他方となる前記挿し込み空間に挿着され、前
記回路体との挿着により撓んだ前記キャビティを前記一
方の前記挿し込み空間側へ付勢する弾性部材とを備える
ことを特徴としている。
【0011】上記構成において、コネクタは、コネクタ
ハウジングと端子と弾性部材とを備えて構成されてお
り、コネクタハウジングには、内部に端子収容のための
キャビティが設けられるとともに一方及び他方の挿し込
み空間が形成されている。また、端子は、回路体の端子
接続部に接触する電気接触部を有しており、弾性部材
は、回路体との挿着により撓んだキャビティを一方の挿
し込み空間側へ付勢するようになっている。キャビティ
は、回路体との挿着方向に対して直交方向に可撓性を有
しており、また、一方及び他方の挿し込み空間は、それ
ぞれ前記直交方向でキャビティとコネクタハウジングの
外壁等の壁とによって形成されている。そして、端子の
電気接触部は、一方の挿し込み空間に回路体が進入した
際に、回路体の端子接続部に接触して電気的接続を成し
得るようになっている。このようにコネクタを構成する
ことにより、回路体に反りや歪みがあったとしても端子
がその反りや歪みに追従するようになる。即ち、例えば
回路体が両端側に向けて次第に反るような円弧状の場合
を考えると、回路体の両端側では端子を介してキャビテ
ィを押しつけることになる。従来ではこの状態になる
と、端子の有するバネ性が必ずしも十分とは言えなかっ
たので、上記例えの場合には、コネクタハウジングの中
心軸付近と両端側とで端子と回路体との接触荷重が異な
ってしまっていた。しかし、上記キャビティは、その可
撓性と弾性部材の付勢とにより、回路体の反り等に対し
て端子ごと追従することができるようになり、端子と回
路体とを常に良好な接触状態に維持することになる。従
って、コネクタを上記構成とすることで、端子のバネ性
を考慮する必要がなくなり、より導電性のよい材質から
成る端子を提供することができるとともに、回路体に対
する接触信頼性を格段に向上させることが可能になる。
【0012】請求項2記載の本発明のコネクタは、請求
項1に記載のコネクタにおいて、前記キャビティは、前
記端子に対して一対一となるよう個々に独立して形成さ
れることを特徴としている。
【0013】上記構成において、キャビティは、端子に
対して一対一となるよう個々に独立して形成されてい
る。このようにキャビティを形成することで、各端子毎
に回路体の反りや歪み等に追従することとなり、端子の
追従性をより高めるとともに接触荷重を安定させること
ができるようになる。
【0014】請求項3記載の本発明のコネクタは、請求
項1又は請求項2に記載のコネクタにおいて、前記弾性
部材は、短冊状の片を中間部で折り曲げて形成した収縮
自在のバネ片であることを特徴としている。
【0015】上記構成において、弾性部材は、短冊状の
片を中間部で折り曲げて形成した収縮自在のバネ片であ
るので、安価に製造することができる。また、折り曲げ
て形成することにより挿着性を良くすることができると
いう利点もある。
【0016】請求項4記載の本発明のコネクタは、請求
項3に記載のコネクタにおいて、前記バネ片を櫛歯状に
横一列に連成することを特徴としている。
【0017】上記構成において、バネ片は櫛歯状に横一
列に連成されており、例えば一回で弾性部材を挿着すれ
ば、最小限の工数で対応することができる。
【0018】請求項5記載の本発明のコネクタは、請求
項1ないし請求項4いずれか記載のコネクタにおいて、
前記端子の前記電気接触部を、略弓状かつ前記キャビテ
ィの撓みを促す剛体となるように形成することを特徴と
している。
【0019】上記構成において、端子の電気接触部を、
略弓状かつキャビティの撓みを促す剛体となるように形
成している。従って、略弓状に形成することで回路体と
の挿着性を高めることができ、弾性部材に対してはバネ
荷重の設定を容易にすることができる。
【0020】請求項6記載の本発明のコネクタは、請求
項1ないし請求項5いずれか記載のコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの外壁に、挿着相手側に備えら
れた係合部に係合する係止突起を形成した弾性変形可能
なアームを設けることを特徴としている。
【0021】上記構成において、コネクタハウジングの
外壁には、挿着相手側に備えられた係合部に係合する係
止突起を形成した弾性変形可能なアームが設けられてい
る。このようなアームを設けることにより、コネクタと
回路体を配設した部材との結合がアームにより確保され
るとともに、そのコネクタの着脱を容易に成し得ること
になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明のコネクタの一実
施の形態を示す斜視図である。また、図2は図1のコネ
クタの断面図、図3は図1の弾性部材の斜視図、図4は
図1のコネクタ収容部の他の例を示す斜視図である。
【0023】図1及び図2において、31はメータボッ
クス用(これに限定するものではない)のコネクタを示
している。コネクタ31は、合成樹脂製のコネクタハウ
ジング32と、例えばリン青銅などの剛性を有する良導
電性の金属板からプレス加工により折曲形成されて成る
端子33と、SUS材などの金属板からプレス加工によ
り折曲形成されて成るとともに十分なバネ性を有する弾
性部材34とを備えて構成されており、回路体としての
配線基板35を設けた挿着相手としてのメータボックス
36のコネクタ収容部37に挿着されるようになってい
る。
【0024】コネクタハウジング32には、内部中央に
そのコネクタハウジング32を横断するような格好で支
壁38が形成されており、その支壁38の先端で支壁3
8と直交する方向に端子33を収容するための複数のキ
ャビティ39が設けられている。また、キャビティ39
と上壁32a及び下壁32bとの間には、配線基板35
に対する挿し込み空間40(特許請求の範囲に記載した
一方の挿し込み空間に相当)と、弾性部材34に対する
挿し込み空間41(特許請求の範囲に記載した他方の挿
し込み空間に相当)とが形成されている。尚、32c
は、コネクタハウジング32の成形性を考慮するための
肉盗みである。
【0025】キャビティ39は略棺桶状に形成されてお
り、各端子33を図示しない既知固定手段により一対一
で収容できるようになっている。また、支壁38近傍の
周壁39aには、切り欠き39b、39b(図2参照、
一方のみ図示)が形成されてキャビティ39の可撓性
(コネクタ31の挿着方向Pに対して直交方向となるQ
方向)を確保できるようになっている。
【0026】挿し込み空間40は、コネクタハウジング
32の前端部から後端部にかけて形成されており、その
挿し込み空間40に各端子33が臨んでいる。挿し込み
空間41は、コネクタハウジング32の前端部から支壁
38にかけて開放するように形成されている。
【0027】一方、コネクタハウジング32の後半上部
には、図示しない開放部が形成されており、その開放部
に適宜係合手段によってカバー42が設けられている。
また、下壁32bの中央外側には、係止突起43aを有
する弾性変形可能なアーム43が形成されている。
【0028】複数の端子33は、それぞれに略弓状に形
成された電気接触部44と電気接触部44に連続する電
線接続部45とを有しており、電気接触部44は、キャ
ビティ39に挿着収容された際に、上壁32aとの間隔
が配線基板35の板厚よりも狭くなるようにその高さが
設定されている。また、電線接続部45には電線46が
圧接されている。
【0029】弾性部材34は、図3に示される如く、前
記キャビティ39の数に対応する分のバネ片47を複数
有しており、そのバネ片47が基部48を介して横一列
に櫛歯状に並設されている。バネ片47は、短冊片の中
間部を折り返してその先端が基部48に向くよう略く字
状に形成されており、前記挿し込み空間41の間隔と同
じか若干高めに高さ設定されている。
【0030】一方、図1に示される配線基板35は、表
裏面に複数のプリントされた略短冊状の端子接続部49
を有しており、各端子33の電気接触部44と電気的接
触が成されるようになっている。また、コネクタ収容部
37には、前記アーム43の前記係止突起43aと係合
する係合部50が形成されている。
【0031】上記構成において、図1及び図2を参照し
ながらコネクタ31の組み立て工程と、コネクタ31を
コネクタ収容部37に挿着する工程とを説明する。先
ず、コネクタ31の組み立て工程は、コネクタハウジン
グ32のキャビティ39にそれぞれ端子33を挿着収容
する。続いて、電線接続部45に電線46を圧着し、カ
バー42を嵌合する。そして、挿し込み空間41に弾性
部材34を複数のバネ片47側から挿着し、一連のコネ
クタ組み立て工程を完了する。
【0032】次に、コネクタ31を矢線P方向に挿着し
て行くと、コネクタ31はコネクタ収容部37に収容さ
れるとともに、挿し込み空間40内に配線基板35が進
入し、その配線基板35に電気接触部44が当接する。
そして、さらに挿着を続けると、略弓状の電気接触部4
4と配線基板35とが摺動し、電気接触部44が押しつ
けられてキャビティ39が挿し込み空間41側(矢線Q
方向)へ撓まされる。キャビティ39が撓んでも、弾性
部材34が挿し込み空間41に挿着されているので、そ
の押しつけ力に抗してキャビティ39を付勢し、常に安
定した接触荷重で端子33と端子接続部49との電気的
接続が維持される。
【0033】一方、仮に配線基板35が反っていたり歪
んでいたりした場合には、コネクタ31を挿着した際
に、キャビティ39がその反り等に倣って撓むことにな
るので、上記同様に端子33と端子接続部49との電気
的接続が維持される。
【0034】従って、上記構成のようなコネクタ31と
することで、端子33のバネ性を考慮する必要がなくな
り、より導電性のよい材質から成る端子33を提供する
ことができるとともに、回路体としての配線基板35に
対する接触信頼性を格段に向上させることが可能にな
る。
【0035】尚、コネクタ31は、図4に示される如く
のコネクタ収容部51に挿着することもできる。コネク
タ収容部51には、合成樹脂製の基板52が設けられて
おり、基板52の表裏面にメータボックス36の表面に
沿って配設されたフレキシブル・プリント・サーキット
53が取り付けられている。そのフレキシブル・プリン
ト・サーキット53には、複数の短冊状の端子接続部5
4が形成されている。また、コネクタ収容部51の内部
には、前記アーム43の前記係止突起43aと係合する
係合部55が形成されている。
【0036】その他、本発明は本発明の要旨を変えない
範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、コネクタは、コネクタハウジング
と端子と弾性部材とを備えて構成されており、コネクタ
ハウジングには、内部に端子収容のためのキャビティが
設けられるとともに一方及び他方の挿し込み空間が形成
されている。また、端子は、回路体の端子接続部に接触
する電気接触部を有しており、弾性部材は、回路体との
挿着により撓んだキャビティを一方の挿し込み空間側へ
付勢するようになっている。キャビティは、回路体との
挿着方向に対して直交方向に可撓性を有しており、ま
た、一方及び他方の挿し込み空間は、それぞれ前記直交
方向でキャビティとコネクタハウジングの外壁等の壁と
によって形成されている。そして、端子の電気接触部
は、一方の挿し込み空間に回路体が進入した際に、回路
体の端子接続部に接触して電気的接続を成し得るように
なっている。このようにコネクタを構成することによ
り、回路体に反りや歪みがあったとしても端子がその反
りや歪みに追従するようになる。即ち、例えば回路体が
両端側に向けて次第に反るような円弧状の場合を考える
と、回路体の両端側では端子を介してキャビティを押し
つけることになる。従来ではこの状態になると、端子の
有するバネ性が必ずしも十分とは言えなかったので、上
記例えの場合には、コネクタハウジングの中心軸付近と
両端側とで端子と回路体との接触荷重が異なってしまっ
ていた。しかし、上記キャビティは、その可撓性と弾性
部材の付勢とにより、回路体の反り等に対して端子ごと
追従することができるようになり、端子と回路体とを常
に良好な接触状態に維持することになる。従って、コネ
クタを上記構成とすることで、端子のバネ性を考慮する
必要がなくなり、より導電性のよい材質から成る端子を
提供することができるとともに、回路体に対する接触信
頼性を格段に向上させることが可能になるという効果を
奏する。
【0038】請求項2に記載された本発明によれば、キ
ャビティは、端子に対して一対一となるよう個々に独立
して形成されている。このようにキャビティを形成する
ことで、各端子毎に回路体の反りや歪み等に追従するこ
ととなり、端子の追従性をより高めるとともに接触荷重
を安定させることができるという効果を奏する。
【0039】請求項3に記載された本発明によれば、弾
性部材は、短冊状の片を中間部で折り曲げて形成した収
縮自在のバネ片であるので、安価に製造することができ
るという効果を奏する。また、折り曲げて形成すること
により挿着性を良くすることができるという利点もあ
る。
【0040】請求項4に記載された本発明によれば、バ
ネ片は櫛歯状に横一列に連成されており、例えば一回で
弾性部材を挿着すれば、最小限の工数で対応することが
できるという効果を奏する。
【0041】請求項5に記載された本発明によれば、端
子の電気接触部を、略弓状かつキャビティの撓みを促す
剛体となるように形成している。従って、略弓状に形成
することで回路体との挿着性を高めることができ、弾性
部材に対してはバネ荷重の設定を容易にすることができ
るという効果を奏する。
【0042】請求項6に記載された本発明によれば、コ
ネクタハウジングの外壁には、挿着相手側に備えられた
係合部に係合する係止突起を形成した弾性変形可能なア
ームが設けられている。このようなアームを設けること
により、コネクタと回路体を配設した部材との結合がア
ームにより確保されるとともに、そのコネクタの着脱が
容易に成し得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコネクタの一実施の形態を示す斜
視図である。
【図2】図1のコネクタの断面図である。
【図3】図1の弾性部材の斜視図である。
【図4】図1のコネクタ収容部の他の例を示す斜視図で
ある。
【図5】従来例のコネクタの斜視図である。
【図6】図5のコネクタの断面図である。
【符号の説明】
31 コネクタ 32 コネクタハウジング 32a 上壁(外壁) 32b 下壁(外壁) 33 端子 34 弾性部材 35 配線基板(回路体) 36 メータボックス 37、51 コネクタ収容部 38 支壁 39 キャビティ 40 挿し込み空間(一方の挿し込み空間) 41 挿し込み空間(他方の挿し込み空間) 43 アーム 43a 係止突起 44 電気接触部 47 バネ片 48 基部 49、54 端子接続部 50、55 係合部 52 基板 53 フレキシブル・プリント・サーキット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子接続部を形成した回路体との挿着方
    向に対して直交方向に可撓性を有する端子収容のための
    キャビティを内部に設けるとともに、該キャビティと外
    壁等の壁とで前記直交方向にそれぞれ挿し込み空間を形
    成したコネクタハウジングと、 前記キャビティに収容されて前記挿し込み空間の一方に
    臨み、該一方の前記挿し込み空間に前記回路体が進入し
    た際には前記端子接続部に接触して電気的接続を成し得
    ることとなる電気接触部を有する端子と、 前記一方に対して他方となる前記挿し込み空間に挿着さ
    れ、前記回路体との挿着により撓んだ前記キャビティを
    前記一方の前記挿し込み空間側へ付勢する弾性部材とを
    備えることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコネクタにおいて、 前記キャビティは、前記端子に対して一対一となるよう
    個々に独立して形成されることを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のコネクタ
    において、 前記弾性部材は、短冊状の片を中間部で折り曲げて形成
    した収縮自在のバネ片であることを特徴とするコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコネクタにおいて、 前記バネ片を櫛歯状に横一列に連成することを特徴とす
    るコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    コネクタにおいて、 前記端子の前記電気接触部を、略弓状かつ前記キャビテ
    ィの撓みを促す剛体となるように形成することを特徴と
    するコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5いずれか記載の
    コネクタにおいて、 前記コネクタハウジングの外壁に、挿着相手側に備えら
    れた係合部に係合する係止突起を形成した弾性変形可能
    なアームを設けることを特徴とするコネクタ。
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