JP2002172027A - 背板の取付構造 - Google Patents
背板の取付構造Info
- Publication number
- JP2002172027A JP2002172027A JP2000372175A JP2000372175A JP2002172027A JP 2002172027 A JP2002172027 A JP 2002172027A JP 2000372175 A JP2000372175 A JP 2000372175A JP 2000372175 A JP2000372175 A JP 2000372175A JP 2002172027 A JP2002172027 A JP 2002172027A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back plate
- fitting
- main body
- furniture main
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Assembled Shelves (AREA)
- Furniture Connections (AREA)
Abstract
る際に、簡単な取付作業と確実な取付強度を確保し得る
背板の取付構造を提供する。 【解決手段】家具本体1の左右の側板11及び背板2の
それぞれと部材の弾性変形を利用して係り合う取付具4
を利用するものであり、この取付具4が、背板2が家具
本体1に取り付けられる所定取付位置で、家具本体1及
び背板2に対する巾方向のがたつきを禁止された状態で
係り合うように構成している。
Description
適に利用される箱形の家具において、背板を家具本体に
取り付ける際に好適に利用される背板の取付構造に関す
るものである。
される箱形の家具を組み立てる場合には、先ず、底板、
左右側板及び頂板により正面視略ロ字形状の家具本体を
構成しておき、この家具本体の後方側の開口を閉止する
位置に背板を、前方側の開口を閉止する位置に蝶番部材
を利用して前扉を開閉可能に取り付けるようにしてい
る。
には、ビス等の取付具を利用して、家具本体側の左右側
板の後端部側に背板を取り付けるようにしているのが一
般的である。
うにビス等の取付具を利用して背板を取り付ける場合に
は、強度を確保し易いという利点はあるものの、ドライ
バー等の取付工具が必要になる上、取付作業も煩雑なも
のとなり易いという問題点があった一方、例えば、弾性
爪等の取付具を利用する場合もある。ところが、従来の
ものは、ワンタッチでの取り付けが可能となって取付作
業は非常に容易となるものの、強度を確保しにくいとい
う問題があった。特に、弾性爪が、板金の折曲精度や形
成精度に依存する構造をなしているため、特に、家具本
体に左右のがたつきを生じやすく、左右の側板が傾斜し
て家具本体が正面視平行四辺形状となるように変形する
恐れがある等の問題点があった。
るために、本発明は、巾方向に対をなして配置される側
板を少なくとも具備してなる家具本体に背板を取り付け
るための背板の取付構造であって、前記家具本体及び背
板のそれぞれと部材の弾性変形を利用して係り合う取付
具を利用するようにし、この取付具が、前記背板が家具
本体に取り付けられる所定取付位置で、前記家具本体及
び背板に対する巾方向のがたつきを禁止された状態で係
り合うように構成されている。
弾性変形を利用して前記背板を側板間に取り付けるの
で、ドライバー等の取付工具が不要となる上、取付作業
も非常に容易なものとなる。そして、この取付具を家具
本体及び背板の両方に対して巾方向にがたつきを生じる
ことを禁止した状態で取り付けているので、結果的に、
家具本体と背板とが巾方向にがたつきを生じることを禁
止されることになる。したがって、家具本体に所定の取
付強度を確保して、特に、側板が巾方向に傾斜して家具
本体が略平行四辺形状に変形することを有効に防止する
ことが可能となる。
付具が、前記所定取付位置で、前記家具本体に対する巾
方向のがたつきを禁止された状態で当該家具本体と係り
合う第1の係り合い手段と、前記背板に対する巾方向の
がたつきを禁止された状態で当該背板と係り合う第2の
係り合い手段とを具備しているものが挙げられる。
の係り合い手段が、前記家具本体に設けた第1の嵌合凹
部に嵌合する第1の嵌合凸部を具備してなり、前記所定
取付位置において、前記第1の嵌合凸部を構成する巾方
向に対をなして位置する面部と、これら面部と対面する
位置にある前記第1の嵌合凹部の面部とが、それぞれ密
着するように設定しているものが挙げられる。
を確保するには、第1の係り合い手段が、前記家具本体
と係り合って前記取付具が家具本体から外れることを防
止する第1の弾性爪を具備してなり、この第1の弾性爪
が、前記第1の嵌合凸部を前記第1の嵌合凹部に挿入す
る際に前記家具本体の一部に押されて経過的に弾性変形
し、取付具が家具本体に取り付けられる取付位置で元の
形状に復元して前記家具本体と係り合うものであること
が望ましい。
ができるようにするには、第1の弾性爪が、家具本体と
の係り合いを解除するための操作端を具備してなり、こ
の操作端を外方から操作し得る位置に設けていることが
望ましい。
取り付ける前扉を開閉可能に支持する蝶番部材の取り付
けにも利用できるようにするには、第1の嵌合凹部が、
前記側板の前後両端部側に設けてあることが望ましい。
成するには、第1の嵌合凹部が、開口であることが望ま
しい。
い手段が、前記背板に設けた第2の嵌合凸部に嵌合する
第2の嵌合凹部を具備してなり、前記所定取付位置にお
いて、前記第2の嵌合凹部を構成する巾方向に対をなし
て位置する面部と、これら面部と対面する位置にある前
記第2の嵌合凸部の面部とが、それぞれ密着するように
設定していることが望ましい。
定且つ確実な取付状態を確保するには、第2の係り合い
手段が、前記第2の嵌合凹部の入口側に、当該嵌合凹部
の開口巾寸法が入口側に向かうにつれて漸次大きくなる
ように設定した案内面部と、この案内面部と巾方向にお
いて対向する位置に、前記第2の嵌合凸部を第2の嵌合
凹部に挿入する際に、前記嵌合凸部に押されて経過的に
弾性変形し、前記所定取付位置で、背板の一部と係り合
って前記取付具が背板から外れることを防止する第2の
弾性爪を具備していることが望ましい。
く、簡単な加工により嵌合凸部を構成するには、第2の
嵌合凸部が、背板の面板部の巾方向に位置する両縁部を
一体に折り曲げることにより構成されていることが望ま
しい。
いて、図面を参照して説明する。なお、図2及び図3
は、家具Aを後方から見た場合の分解斜視図である。
ものであり、図1及び図2に示すように、左右の側板1
1と、底板12及び頂板13とから構成される正面視略
ロ字形状の家具本体1と、この家具本体1の後方側の開
口を閉止する位置に取り付けられる背板2と、前記家具
本体1の前方側の開口を閉止する位置に蝶番部材(図示
せず)を利用して開閉可能に取り付けられる前扉3とを
具備してなる。これら左右の側板11、底板12、頂板
13、背板2及び前扉3は、全て板金素材を折曲成形す
ることにより構成されている。また、前記家具本体1
は、巾方向に対をなして配置された左右の側板11の上
下端部にそれぞれ適宜の手段で頂板13及び底板12を
取り付けることにより構成されている。なお、この家具
Aは、内部に収納空間Sを有しており、この収納空間S
を上下方向に仕切る位置に複数の仕切板Tが適宜の手段
で取り付けてある。
形態では、図2に示すように、前記背板2を家具本体1
に取り付ける際に、家具本体1及び背板2のそれぞれに
部材の弾性変形を利用して係り合う取付具4を利用する
ようにし、この取付具4が、前記背板2が家具本体1に
取り付けられる所定取付位置で、前記家具本体1及び背
板2に対する巾方向のがたつきを禁止された状態で係り
合うものである。
具本体1の左右の側板11、背板2及び取付具4の具体
的な形状について詳述する。
面板部111aと、この面板部111aの前後縁を内方
に向かって略L字状に一体に折り曲げることによって構
成した前後端面部111bとから構成される側板本体1
11と、前記面板部111aの内面側において前記前後
端面111bから若干内方にはいった位置に溶接等の適
宜の手段で取り付けた平面視略コ字形状の前後補強材1
12とを具備している。そして、後補強材112の後向
面112aに、前記取付具4を係り合わせるための第1
の嵌合凹部たる角孔状の開口5を上下方向複数箇所に設
けている。なお、本実施の形態では、前補強材112の
前向面(図示せず)にも、同形状の開口5を設けてお
り、この開口5を前記前扉3を開閉可能に支持する蝶番
部材(図示せず)を取り付けるために利用するようにし
ている。
縁を内方に向かって略外向きコ字形状となるように折り
曲げることによって構成された略矩形状のものである。
そして、前記面板部21の左右側縁を平面視略コ字形状
となるように折り曲げた部分を、前記取付具4に係り合
わせるための第2の嵌合凸部たる突出部6としている。
定取付位置において、家具本体1に対する巾方向のがた
つきを防止した状態で前記左右の側板11と係り合う第
1の係り合い手段7と、背板2に対する巾方向のがたつ
きを防止した状態で当該背板2と係り合う第2の係り合
い手段8とを具備している。なお、これら第1、第2の
係り合い手段7、8は、左右巾方向に対してがたつきを
禁止した状態で密接に係り合うが、上下方向には、若干
の移動を許容した状態で係り合うように構成されてい
る。このように、上下方向に若干のがたつきを生じて
も、本体強度には、殆ど影響を与えないものである。
11に設けた前記開口5に嵌合する第1の嵌合凸部71
と、取付位置で前記開口5の上下開口縁51、52と係
り合って前記取付具4が家具本体1から外れることを防
止する第1の弾性爪72とを具備してなる。
と上下壁712とにより構成される正面視略ロ字形状の
筒状のものである。前記左右起立壁711は、前記所定
取付位置で、その外面711aが前記開口5の左右開口
端面5c、5dと密着して当たるように、その離間距離
及び厚みを寸法設定してある。
71の上下壁712に設けてあり、前記第1の嵌合凸部
71を前記開口5内に挿入する際に、図5中実線で示す
ように、上下開口端面5a、5bに押されて内方に向か
って経過的に弾性変形し、取付具4を側板11に取り付
けた取付位置で、図5中想像線で示すように、元の形状
に復元して、前記開口5の上下開口縁51、52と係り
合うものである。この第1の弾性爪72は、上下開口縁
51、52との係り合いを解除するための操作端72a
を具備してなり、この操作端72aを外方から操作し得
る位置に設けている第2の係り合い手段8は、前記背板
2に設けた突出部6と嵌合する第2の嵌合凹部81と、
前記第2の嵌合凹部81の入口側に、当該嵌合凹部81
の開口巾寸法が入口側に向かうにつれて漸次大きくなる
ように傾斜する案内面部82と、この案内面部82と巾
方向において対向する位置に、前記突出部6を第2の嵌
合凹部81に挿入する際に、前記突出部6に押されて経
過的に弾性変形し、前記所定取付位置で、前記突出部6
の対応位置に設けた切欠9の前開口縁9aと係り合って
前記取付具4が背板2から外れることを防止する第2の
弾性爪83とを具備している。
部71の後端部側に位置し該嵌合凸部71の上下寸法及
び左右巾寸法よりもそれら寸法を若干大きく設定された
正面視略矩形状の基板811と、この基板811の外方
端側から後方に向かって突出した外側壁812と、この
外側壁812と対向する位置に前記基板811の内方端
側から突出した内側壁813とにより構成され、前記所
定取付位置において、巾方向に対をなして位置する内側
壁813及び外側壁812の内面813a、812a
と、前記突出部6の内外側面6a、6bとが、それぞれ
密着するように設定している。前記基板811には、前
記第1の弾性爪72の操作端72aを外部に表出するた
めの開口窓811aが設けてある。なお、前記案内面部
82は、前記外側壁812の後端部側に設けてあり、前
記第2の弾性爪83は、前記内側壁813の後端部側に
設けてある。また、この第2の弾性爪83は、前記第1
の弾性爪72とその係り合い方向が直交しているので、
背板2を家具本体1に確実且つ安定的に取り付けること
が可能となる。さらに、図4に示すように、前記所定取
付位置では、突出部6の外側面6bと、この外側面6b
と対向する側板11の内面11aとに、これらの間に介
在する取付具4の外側壁812の内外面が密着して位置
するので、家具本体1に対する背板2の左右巾方向への
がたつきをさらに確実に防止することが可能となる。
本体1に取付具4を介して背板2を取り付ける際の手順
について説明する。
側板11に取り付ける際の手順について説明する。前記
左右の側板11の開口5に、前記取付具4の前記第1の
嵌合凸部71を弾性変形させながら圧入する。その際、
前記第1の弾性爪72は、図5中実線で示すように、前
記開口5の上下開口端面5a、5bに押されて経過的に
内方に向かって弾性変形し、前記第1の嵌合凸部71の
左右側壁711の外面711aが、前記開口5の左右開
口端面5c、5dに密着して嵌合する図4に示す取付位
置で前記上下開口縁51、52と係り合って取付具4が
前記開口5から抜け出ることを禁止する。一方、廃棄時
等、合成樹脂製の取付具4と板金製の側板11とを分別
する場合には、前記第1の弾性爪72の操作端72aを
外方から操作することにより前記第1の弾性爪72と上
下開口縁51、52との係り合いを解除して取り外すよ
うにする。この取付具4は、予め左右の側板11に取り
付けた状態で工場からオフィス等の使用現場へと搬入さ
れ、使用現場では、先ず、これら左右の側板11と、底
板12及び頂板13を適宜の手段で連結して家具本体1
を構成するようにしている。このように、本実施の形態
では、取付具4を側板11の前後端面111bから若干
内方に位置する前後補強材112の前後向面112a
に、前記前後端面111bから飛び出さないように取り
付けているので、搬入時に、側板11や背板2をそれぞ
れ積み重ねてコンパクトな状態で搬入することが可能で
ある。
ける場合の手順について説明する。
記第2の嵌合凹部81に後方から近づけて挿入してい
く。この時に、図6に示すように、前記突出部6の外側
面6bを前記案内面部82上を巾方向へ滑らせるように
するとともに、前記突出部6の内側面6aで第2の弾性
爪83を押しながら挿入していくと、この第2の弾性爪
83が、前記突出部6に押されて経過的に前記案内面部
82と離間する方向へ弾性変形する。そして、図4に示
す前記所定取付位置で、第2の嵌合凹部81を構成する
内外側壁813、812の内面813a、812aと、
前記突出部6の内外側面6a、6bが密着して嵌合し、
前記第2の弾性爪83が突出部6側に設けた切欠9の前
開口縁9aと係り合って背板2が家具本体1に取り付け
られる。さらに、図4に示すように、前記所定取付位置
では、突出部6の外側面6bと、この外側面6bと対向
する側板11の内面11aとに、これらの間に介在する
取付具4の外側壁812の内外面が密着して位置するの
で、家具本体1に対する背板2の左右巾方向へのがたつ
きをさらに確実に防止することが可能となる。
の弾性変形を利用して前記背板2を左右の側板11間に
取り付けるので、背板2の取り付けに際してドライバー
等の取付工具が不要となる上、取付作業も非常に簡単な
ものとすることができる。そして、この取付具4を家具
本体1及び背板2の両方に対して巾方向にがたつきを生
じることを禁止した状態で取り付けているので、結果的
に、家具本体1と背板2とが巾方向にがたつきを生じる
ことを禁止されることになる。したがって、家具本体1
に所定の取付強度を確保して、特に、側板11が巾方向
に傾斜して家具本体1が平行四辺形状に変形することを
有効に防止することが可能となる。
に設けた開口5に嵌合する第1の嵌合凸部71を具備し
てなり、前記所定取付位置において、前記第1の嵌合凸
部71を構成する巾方向に対をなして位置する左右側壁
711の外面711aと、これら外面711aと対面す
る位置にある前記開口5の左右開口端面5c、5dと
が、それぞれ密着するように設定しているので、簡単な
構造で確実に家具本体1と取付具4間に生じる巾方向の
がたつきを防止することができる。
下開口縁51、52と係り合って前記取付具4が側板1
1から外れることを防止する第1の弾性爪72を具備し
てなり、この第1の弾性爪72が、前記第1の嵌合凸部
71を前記開口5に挿入する際に前記開口5の上下開口
端面5a、5bに押されて経過的に弾性変形し、取付具
4が側板11に取り付けられる取付位置で元の形状に復
元して前記上下開口縁51、52と係り合うものである
ならば、前記所定取付位置での安定且つ確実な取付状態
を確保することが可能となる。
いを解除するための操作端72aを具備してなり、この
操作端72aを外方から操作し得る位置に設けているの
で、取付具4を側板11から簡単に取り外すことがで
き、廃棄時等の分別作業を行うことが容易となる。
設けてあるので、前端部側に設けた開口5を利用して蝶
番部材を取り付ける等して家具本体1の前端部側に前扉
3を開閉可能に設ける等、この開口5を取付具4の取り
付けと蝶番部材の取り付けに共用することが可能とな
る。特に、本実施の形態では、前補強材112と後補強
材112とを同じものにして、製造工程及び製造コスト
の低減化を図ることが可能となる。
純な孔あけ加工により前記第1の嵌合凹部を構成するこ
とができ、製造工程及び製造コストの低減化を図ること
が可能となる。
けた突出部6に嵌合する第2の嵌合凹部81を具備して
なり、前記所定取付位置において、前記第2の嵌合凹部
81を構成する巾方向に対をなして位置する内外側壁8
13、812の内面813a、812aと、前記突出部
6の内外側面6a、6bとが、それぞれ密着するように
設定しているので、簡単な構造で確実に背板2と取付具
4間に生じる巾方向のがたつきを防止することができ
る。
凹部81の入口側に、当該嵌合凹部81の開口巾寸法が
入口側に向かうにつれて漸次大きくなるように設定した
案内面部82と、この案内面部82と巾方向において対
向する位置に、前記突出部6を第2の嵌合凹部81に挿
入する際に、前記突出部6に押されて経過的に弾性変形
し、前記所定取付位置で、突出部6に設けた切欠9と係
り合って前記取付具4が背板2から外れることを防止す
る第2の弾性爪83を具備しているので、取付作業の容
易性と、前記所定取付位置での安定且つ確実な取付状態
を確保することが可能となる。
に位置する左右両縁部を一体に折り曲げることにより構
成されているので、前記背板2に特別な部品を追加する
ことなく、簡単な加工により嵌合凸部を構成することが
可能となる。
たものに限定されないのは勿論である。最終的に背板2
を家具本体1に取り付けた所定取付位置で取付具4が家
具本体1及び背板2に対する巾方向のがたつきを禁止さ
れた状態で係り合うように寸法設定しておくようにすれ
ば、例えば、挿入し易さを図るべく、前記開口5の開口
巾寸法を前記第1の嵌合凸部71の巾寸法よりも僅かに
大きく設定する等しておいてもよい。その他の構成も、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。
施され以下に記載されるような効果を奏する。
り付けるための背板の取付構造であって、前記家具本体
及び背板のそれぞれと部材の弾性変形を利用して係り合
う取付具を利用するものであり、この取付具が、前記所
定取付位置で、前記家具本体及び背板に対する巾方向の
がたつきを禁止された状態で前記家具本体及び背板と係
り合うようにしているので、取付作業の容易性と取付強
度の確保を両立させることが可能となる。
本体に対する巾方向のがたつきを禁止された状態で当該
家具本体と係り合う第1の係り合い手段と、前記背板に
対する巾方向のがたつきを禁止された状態で当該背板と
係り合う第2の係り合い手段とを具備しているならば、
確実に家具本体と背板間に生じる巾方向のがたつきを防
止して取付強度を確保することが可能となる。
けた第1の嵌合凹部に嵌合する第1の嵌合凸部を具備し
てなり、前記所定取付位置において、前記第1の嵌合凸
部を構成する巾方向に対をなして位置する面部と、これ
ら面部と対面する位置にある前記第1の嵌合凹部の面部
とが、それぞれ密着するように設定しているならば、簡
単な構造で確実に家具本体と取付具間に生じる巾方向の
がたつきを防止することができる。
り合って前記取付具が家具本体から外れることを防止す
る第1の弾性爪を具備してなり、この第1の弾性爪が、
前記第1の嵌合凸部を前記第1の嵌合凹部に挿入する際
に前記家具本体の一部に押されて経過的に弾性変形し、
取付具が家具本体に取り付けられる取付位置で元の形状
に復元して前記家具本体と係り合うものであるならば、
前記所定取付位置での安定且つ確実な取付状態を確保す
ることが可能となる。
解除するための操作端を具備してなり、この操作端を外
方から操作し得る位置に設けているならば、取付具を家
具本体から簡単に取り外すことができ、廃棄時等の分別
作業を行うことが容易となる。
側に設けてあるならば、前端部側に設けた嵌合凹部を利
用して蝶番部材を取り付けて前扉を開閉可能に設けるこ
と等が可能となり、この第1の嵌合凹部を取付具の取り
付けと蝶番部材の取り付けに共用することが可能とな
る。
純な孔あけ加工により前記第1の嵌合凹部を構成するこ
とができるので、製造工程及び製造コストの低減化を図
ることが可能となる。
第2の嵌合凸部に嵌合する第2の嵌合凹部を具備してな
り、前記所定取付位置において、前記第2の嵌合凹部を
構成する巾方向に対をなして位置する面部と、これら面
部と対面する位置にある前記第2の嵌合凸部の面部と
が、それぞれ密着するように設定しているならば、簡単
な構造で確実に背板と取付具間に生じる巾方向のがたつ
きを防止することができる。
部の入口側に、当該嵌合凹部の開口巾寸法が入口側に向
かうにつれて漸次大きくなるように設定した案内面部
と、この案内面部と巾方向において対向する位置に、前
記第2の嵌合凸部を第2の嵌合凹部に挿入する際に、前
記嵌合凸部に押されて経過的に弾性変形し、前記所定取
付位置で、背板の一部と係り合って前記取付具が背板か
ら外れることを防止する第2の弾性爪を具備しているな
らば、取付作業の容易性と、前記所定取付位置での安定
且つ確実な取付状態を確保することが可能となる。
に位置する両縁部を一体に折り曲げることにより構成さ
れているならば、前記背板に特別な部品を追加すること
なく、簡単な加工により嵌合凸部を構成することが可能
となる。
図。
Claims (10)
- 【請求項1】巾方向に対をなして配置される側板を少な
くとも具備してなる家具本体に背板を取り付けるための
背板の取付構造であって、 前記家具本体及び背板のそれぞれと部材の弾性変形を利
用して係り合う取付具を利用するようにし、この取付具
が、前記背板が家具本体に取り付けられる所定取付位置
で、前記家具本体及び背板に対する巾方向のがたつきを
禁止された状態で係り合うものであることを特徴とする
背板の取付構造。 - 【請求項2】取付具が、前記所定取付位置で、前記家具
本体に対する巾方向のがたつきを禁止された状態で当該
家具本体と係り合う第1の係り合い手段と、前記背板に
対する巾方向のがたつきを禁止された状態で当該背板と
係り合う第2の係り合い手段とを具備していることを特
徴とする請求項1記載の背板の取付構造。 - 【請求項3】第1の係り合い手段が、前記家具本体に設
けた第1の嵌合凹部に嵌合する第1の嵌合凸部を具備し
てなり、前記所定取付位置において、前記第1の嵌合凸
部を構成する巾方向に対をなして位置する面部と、これ
ら面部と対面する位置にある前記第1の嵌合凹部の面部
とが、それぞれ密着するように設定していることを特徴
とする請求項2記載の背板の取付構造。 - 【請求項4】第1の係り合い手段が、前記家具本体と係
り合って前記取付具が家具本体から外れることを防止す
る第1の弾性爪を具備してなり、この第1の弾性爪が、
前記第1の嵌合凸部を前記第1の嵌合凹部に挿入する際
に前記家具本体の一部に押されて経過的に弾性変形し、
取付具が家具本体に取り付けられる取付位置で元の形状
に復元して前記家具本体と係り合うものであることを特
徴とする請求項2又は3記載の背板の取付構造。 - 【請求項5】第1の弾性爪が、家具本体との係り合いを
解除するための操作端を具備してなり、この操作端を外
方から操作し得る位置に設けていることを特徴とする請
求項4記載の背板の取付構造。 - 【請求項6】第1の嵌合凹部が、前記側板の前後両端部
に設けてあることを特徴とする請求項3、4又は5記載
の背板の取付構造。 - 【請求項7】第1の嵌合凹部が、開口であることを特徴
とする請求項3、4、5又は6記載の背板の取付構造。 - 【請求項8】第2の係り合い手段が、前記背板に設けた
第2の嵌合凸部に嵌合する第2の嵌合凹部を具備してな
り、前記所定取付位置において、前記第2の嵌合凹部を
構成する巾方向に対をなして位置する面部と、これら面
部と対面する位置にある前記第2の嵌合凸部の面部と
が、それぞれ密着するように設定していることを特徴と
する請求項2記載の背板の取付構造。 - 【請求項9】第2の係り合い手段が、前記第2の嵌合凹
部の入口側に、当該嵌合凹部の開口巾寸法が入口側に向
かうにつれて漸次大きくなるように設定した案内面部
と、この案内面部と巾方向において対向する位置に、前
記第2の嵌合凸部を第2の嵌合凹部に挿入する際に、前
記嵌合凸部に押されて経過的に弾性変形し、前記所定取
付位置で、背板の一部と係り合って前記取付具が背板か
ら外れることを防止する第2の弾性爪を具備しているこ
とを特徴とする請求項8記載の背板の取付構造。 - 【請求項10】第2の嵌合凸部が、背板の面板部の巾方
向に位置する両縁部を一体に折り曲げることにより構成
されていることを特徴とする請求項8又は9記載の背板
の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000372175A JP4117698B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 背板の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000372175A JP4117698B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 背板の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002172027A true JP2002172027A (ja) | 2002-06-18 |
JP4117698B2 JP4117698B2 (ja) | 2008-07-16 |
Family
ID=18841760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000372175A Expired - Fee Related JP4117698B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 背板の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4117698B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021526984A (ja) * | 2018-06-06 | 2021-10-11 | ハンファ アズデル インコーポレイテッド | 非平滑フィルムを含む、複合物品、及びそれを含む調度品 |
-
2000
- 2000-12-06 JP JP2000372175A patent/JP4117698B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021526984A (ja) * | 2018-06-06 | 2021-10-11 | ハンファ アズデル インコーポレイテッド | 非平滑フィルムを含む、複合物品、及びそれを含む調度品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4117698B2 (ja) | 2008-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7201407B2 (en) | Sliding panel latch | |
US3775808A (en) | Door pull | |
JP2002172027A (ja) | 背板の取付構造 | |
JP2598850Y2 (ja) | ドアのラッチ用ストライク | |
JP2665724B2 (ja) | パネル取付コネクタ | |
JPH08152255A (ja) | 箱状構造体の交差部接続構造 | |
JPH0541166Y2 (ja) | ||
JPH0513095Y2 (ja) | ||
JP3313346B2 (ja) | 家具部品及び家具部品の取付構造 | |
JPH11236780A (ja) | 磁石組立体 | |
JPH059416Y2 (ja) | ||
JP2628459B2 (ja) | マグネットキャッチ | |
JP3172935B2 (ja) | 引出し装置 | |
JP3920614B2 (ja) | 筐体 | |
JP2008093291A (ja) | パネルへの物品の取付構造 | |
JP3067027U (ja) | ウイング係止装置 | |
JPH10121796A (ja) | 調整ストライク | |
JP3458296B2 (ja) | カセット窓取付装置 | |
JPH0746017Y2 (ja) | 配線器具用プレート枠 | |
JPS6015268Y2 (ja) | パネル取付用コネクタ | |
JP2617882B2 (ja) | 開閉操作パネルの受け具 | |
JPH10292681A (ja) | ドアーラッチの受け金具 | |
JP2572322Y2 (ja) | 収納ケース | |
JP2788623B2 (ja) | パイプソケット | |
JPH0413806Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040311 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050812 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051205 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060308 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060323 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20060414 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080415 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4117698 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140502 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |