JP2788623B2 - パイプソケット - Google Patents

パイプソケット

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JP2788623B2 JP34896895A JP34896895A JP2788623B2 JP 2788623 B2 JP2788623 B2 JP 2788623B2 JP 34896895 A JP34896895 A JP 34896895A JP 34896895 A JP34896895 A JP 34896895A JP 2788623 B2 JP2788623 B2 JP 2788623B2
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socket cap
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洋服等の吊金具
として用いられるパイプソケットに係り、詳しくは、パ
イプの両端部を支持するソケット本体にソケットキャッ
プを組付けするパイプソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ソケット本体にソケットキャップを組付
けするパイプソケットとしては、ソケット本体を略U字
形に形成するとともにこのソケット本体の上部開口部の
両内側壁に一対の凹溝を対向して長さ方向に設け、ソケ
ットキャップを凹溝にスライド嵌入可能な肉薄のバネ板
に形成するとともにこのバネ板の前端を上方に折り曲げ
て操作片に形成したものが商品化されている。
【0003】上記パイプソケットは、家具や建具等の両
側板にソケット本体をビス固定し、次いで、パイプの両
端部をソケット本体内のU溝に嵌め込み、しかる後に、
ソケットキャップの後端をパイプの長さ方向でソケット
本体の凹溝に嵌入し、操作片を押圧操作しソケットキャ
ップをソケット本体の凹溝にスライドさせて嵌め付け
る。こうしてソケット本体に組付けされたソケットキャ
ップはソケット本体のU溝の開口からのパイプの外れを
防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記パイプ
ソケットにおいては、バネ板状のソケットキャップを僅
かな開口寸法の凹溝にスライドさせてソケット本体に組
付けるスライド式の組付け構造を採用しているため、凹
溝へのソケットキャップの位置合わせが難しく、ソケッ
トキャップを凹溝に入れ難いという組付け作業上の問題
があった。また、パイプが洋服の荷重で撓んだりする
と、パイプの端部がソケットキャップの裏面に当たって
ソケットキャップを凹溝から長さ方向へ押し出してしま
うという問題があった。
【0005】さらに、家具や建具等の側板にソケット本
体をビス固定する際には中心を基準として作業を行うこ
とが多いが、作業時にその中心を特定することは困難な
面が多く、ソケット本体の取付け位置を固定することが
難しいというソケット本体取付け作業上の問題があっ
た。
【0006】この発明は、上記パイプソケットの問題に
鑑みて為されたものであって、ソケット本体の取付け、
及びソケット本体とソケットキャップとの組付けを簡単
且つ容易に行うことができ、しかもソケット本体からの
ソケットキャップの外れを防止することのできるパイプ
ソケットの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために創案されたものであって、取付座とこの
取付座の下部に突設されパイプの端側面を支持する下蓋
片と取付座の上部を開口する開口部とから成るソケット
本体と、この開口部を閉塞するソケットキャップとから
成り、上記ソケット本体の下蓋片の端部と上記ソケット
キャップの端部とが上部から係止されることによって組
付られるパイプソケットであって、上記ソケット本体の
取付座と上記ソケットキャップとにはソケットキャップ
の長さ方向への抜け止めをする抜止部が設けられている
ことを特徴とする。
【0008】これによると、ソケット本体の下蓋片の端
部とソケットキャップの端部とが上部から係止すること
によってソケット本体とソケットキャップとの組付けが
行われる。ソケットキャップは、抜止部によってソケッ
ト本体から長さ方向に抜けずにパイプを保持する。
【0009】また、請求項2のパイプソケットにおい
て、抜止部は、取付座の裏面側の上部に凹部が設けら
れ、ソケットキャップにこの凹部に嵌合する凸部が設け
られて成ることを特徴とする。
【0010】これによると、取付座の裏面側の凹部とソ
ケットキャップの凸部とが嵌合することによって、ソケ
ット本体からソケットキャップが長さ方向へ抜けて外れ
ない。
【0011】また、請求項3のパイプソケットにおい
て、抜止部は、取付座の表面側の上部に凸部が設けら
れ、ソケットキャップにこの凸部に嵌合する凹部が設け
られて成ることを特徴とする。
【0012】これによると、取付座の表面側の凸部とソ
ケットキャップの凹部とが嵌合することによって、ソケ
ット本体からソケットキャップが長さ方向へ抜けて外れ
ない。
【0013】また、請求項4のパイプソケットにおい
て、取付座の中心には、ソケット本体を取付ける位置の
確認をするための確認孔が設けられていることを特徴と
する。
【0014】これによると、ソケット本体の家具や建具
等への左右の取付位置の確認が、パイプソケットの中心
点となる確認孔を基準として行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図5に基づいて説明する。
【0016】ソケット本体1は、好ましくは亜鉛を主成
分としたダイカスト合金を素材とし、取付座11、下蓋
片12によって概略構成されている。取付座11は円盤
状に形成することができ、下蓋片12は取付座11の下
部からパイプPの長さ方向に突設され、パイプPの端側
面の下周面の約2分の1を支持できるように湾曲形成さ
れている。なお、取付座11の上端部13には開口部1
3aが設けられている。
【0017】前記下蓋片12の両端部12a,12aに
は、係止部14,14が設けられている。係止部14
は、端部12aの内側を段部形状に切り込んで長さ方向
に延びる凹部14aと下方に延びるに従い徐々に拡幅す
る案内面14bとから形成されている。また、上端部1
3の裏面側略中央の位置には、ソケットキャップ2の抜
け止めをする抜止部として凹部15が設けられている。
【0018】取付座11の中心部には、確認孔16が設
けられている。そして、確認孔16の上下には、皿孔1
1a.11aが設けられている。なお、図示しないが、
取付座11の表面には確認孔より上方に位置に「上」、
下方の位置に「下」と表示しておくことができる。
【0019】ソケットキャップ2は、ソケット本体1の
開口部13aを閉塞する上蓋片21であって、ABS樹
脂を素材として形成することができる。上蓋片21は、
開口13aを閉塞した際に長さ方向の両端面がソケット
本体1の長さ方向の両端面と面一となって下蓋片12と
で略円形をなす弧状に形成されている。
【0020】前記上蓋片21の両端部21a,21aに
は、下蓋片12の端部12a,12aに設けられた係止
部14,14と対応する係止片22,22が突設してい
る。係止片22には、図2に示すように、係止部14の
凹部14aと同一形状に形成されて長さ方向に延びる凸
部22aと上蓋片21の内面に向かって傾斜する傾斜面
22bが形成されている。
【0021】前記上蓋片21の裏面側には、取付座11
の上端部13に設けられた凹部15に対応する位置に、
凹部15と同一形状の凸部23が設けられている。ま
た、上蓋片21の内周面21bには支持片24を湾曲に
沿って形成することができる。
【0022】次に、かかる構成のパイプソケットの取付
について説明する。
【0023】先ず、ソケット本体1を建具や家具等の一
方の側板Cにビス固定する際には、取付座11の確認孔
16の中心点Xを確認し、ソケット本体1の固定位置を
定める。そして、ソケット本体1を固定位置に合わせた
状態で皿孔11aに固定ビスBが螺入されて建具や家具
の側板等にビス固定される。同様に、図示しないが、他
方の側板Cに確認孔16で中心点Xを確認しながらビス
固定すれば、同一水平面上にソケット本体1が固定され
る。
【0024】次に、建具や家具の両側板にビス固定した
ソケット本体1の下蓋片12に開口部13aよりパイプ
Pの端部を嵌込し、しかる後に、ソケット本体1にその
上部からソケットキャップ2を組付ける。ソケット本体
1にソケットキャップ2を組付ける場合、ソケットキャ
ップ2の上蓋片21の両端部21a,21aを手指で押
圧し、弾性変形させて、係止片22をソケット本体1の
係止部14の案内面14bに押し付けると、上蓋片21
の係止片22の傾斜面22bが案内面14bに当接して
案内され、図2に示すように、ソケットキャップ2の上
蓋片21の係止片22とソケット本体1の係止部14と
が嵌合される。また、取付座11の凹部15に上蓋片2
1の凸部23が嵌合して組付けられる。そして、ソケッ
トキャップ2の上蓋片21がソケット本体1の開口部1
3aを閉塞し、かつ上蓋片21の内周面21bに設けら
れた支持片24がパイプPの外周面31に当接した状態
で、ソケット本体1とソケットキャップ2とが組付けら
れる。
【0025】ソケット本体1からソケットキャップ2を
取外す場合には、ソケットキャップ2の上蓋片21の両
端部21a,21aを左右より手指で押圧して内側に弾
性変形させて下蓋片12の係止部14から係止片22を
離脱させ、上方へ移動させることで、ソケットキャップ
2をソケット本体1から取外すことができる。
【0026】この状態において、下蓋片12の係止部1
4,14の凹部14a,14aと、この凹部14a,1
4aと対応する上蓋片21の係止片22,22の凸部2
2a,22aとが、下蓋片12の長さ方向で位相して嵌
合していることから、ソケット本体1に対するソケット
キャップ2の上方への動きが規制される。また、図4に
示すように、取付座11の凹部15と上蓋片21の凸部
23との嵌合状態における空隙の幅L1を下蓋片12の
係止部14の凹部14aの幅L2よりも小さくすること
により、ソケットキャップ2を左右に移動させても係止
部14の凹部14aと係止片22凸部22aとの嵌合状
態は保たれることになるので、これによってもソケット
本体1に対するソケットキャップ2の上方への動きは規
制される。
【0027】また、取付座11の上端部13に凹部15
を設け、これに上蓋片21に設けられた凸部23が嵌合
していることから、ソケット本体1に対するソケットキ
ャップ2の長さ方向への動きが規制され、ソケットキャ
ップ2が外れるのを確実に防止できる。
【0028】また、確認孔16によって、ソケット本体
1の固定位置を確認しながら取付け作業を行うことがで
きるので、正確な取付けを行うことができ、しかも、作
業時間の短縮等、作業の効率化を図ることができる。
【0029】なお、図3に示すように、上蓋片21の内
周面に設けられた支持片24がパイプPの外周面31に
当接しているので、パイプPの支持強度の向上を図るこ
とができる。
【0030】この実施の形態においては、取付座11の
上端部13の裏面側に凹部15を設け、上蓋片21に凸
部23を設ける態様を示したが、図5に示すように、取
付座11の上端部13の表面側に凸部17を設け、上蓋
片21に凹部27を設けることもできる。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、ソケット本体とソケ
ットキャップとは、上部からソケットキャップをソケッ
ト本体に組付け、凸部と凹部とを嵌合させるだけで簡単
且つ容易に組付けることができるので、作業の効率化を
図ることできる。また、ソケット本体とソケットキャッ
プとは凸部と凹部とが嵌合して上方への動きを規制し、
また、抜止部によってソケット本体に対するソケットキ
ャップの長さ方向への動きを規制しているので、パイプ
の撓み等によるソケットキャップの外れを確実に防止し
て、組付後の安全性を保つことができる。さらに、ソケ
ット本体の確認孔によってソケット本体の固定位置を確
認しながら固定作業を行うことができるので、ソケット
本体を正確かつ簡単に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るパイプソケットの一例を
示す分解斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係るパイプソケットの一部切
欠き背面図である。
【図3】図3は、図2のA−A線断面図である。
【図4】図4は、本発明に係るパイプソケットの要部を
示す一部切欠き背面図である。
【図5】図5は、本発明に係るパイプソケットの他の例
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ソケット本体 11 取付座 12 下蓋片 13a 開口部 14 係止部 14a 凹部 14b 案内面 15 凹部(抜止部) 16 確認孔 2 ソケットキャップ 21 上蓋片 22 係止片 22a 凸部 22b 傾斜面 23 凸部(抜止部) P パイプ X 中心点

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付座とこの取付座の下部に突設されパ
    イプの端側面を支持する下蓋片と取付座の上部を開口す
    る開口部とから成るソケット本体と、この開口部を閉塞
    するソケットキャップとから成り、上記ソケット本体の
    下蓋片の端部と上記ソケットキャップの端部とが上部か
    ら係止されることによって組付られるパイプソケットで
    あって、上記ソケット本体の取付座と上記ソケットキャ
    ップとにはソケットキャップ長さ方向への抜け止めをす
    る抜止部が設けられているパイプソケット。
  2. 【請求項2】 前記抜止部は、上記取付座の裏面側の上
    部に凹部が設けられ、上記ソケットキャップにこの凹部
    に嵌合する凸部が設けられて成ることを特徴とする請求
    項1記載のパイプソケット。
  3. 【請求項3】 前記抜止部は、上記取付座の表面側の上
    部に凸部が設けられ、上記ソケットキャップにこの凸部
    に嵌合する凹部が設けられて成ることを特徴とする請求
    項1記載のパイプソケット。
  4. 【請求項4】 前記取付座には、ソケット本体を取付け
    る位置の確認をするための確認孔が取付座の中心に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のパイプソケ
    ット。
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