JPH07233805A - ユニット取付構造 - Google Patents

ユニット取付構造

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JPH07233805A
JPH07233805A JP2509094A JP2509094A JPH07233805A JP H07233805 A JPH07233805 A JP H07233805A JP 2509094 A JP2509094 A JP 2509094A JP 2509094 A JP2509094 A JP 2509094A JP H07233805 A JPH07233805 A JP H07233805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
bracket
mounting
fitting portion
locking piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP2509094A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Kamiya
治雄 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP2509094A priority Critical patent/JPH07233805A/ja
Publication of JPH07233805A publication Critical patent/JPH07233805A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースなどのユニットをブラケットを介して
装着壁に取付ける構造においてユニットおよびブラケッ
ト双方の結合部の構造の簡素化を図り、廉価でしかも強
固にユニットをブラケットを介して位置決め固定できる
ユニット取付構造を提供する。 【構成】 ブラケット(2)に嵌合部(2B)および嵌
合部からユニット(1)側に向けて斜め上方に切り起さ
れたばね力のある係止片(6)と嵌合部から上方に延在
された取付部(2A)とを設け、ユニット(1)の取付
面(1B)に上記嵌合部(2B)を挿入可能な案内手段
(5,5A)および係止片(6)の係合が可能な係止孔
(4)を設け、係止片(6)を係止孔(4)に係合させ
るようにしたユニット取付構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット取付構造に関
し、詳しくは、ケースなどのユニットを装着壁に取付け
るに際し、ブラケットを介して取付けるようにしたユニ
ット取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのようなユニット取付構造とし
ては、実開平4−87554号公報に図1として開示さ
れているものがある。この従来例は、樹脂系材料などで
成形されているケースなどを対象の装着壁に取付けるの
にブラケットを介して固定するもので、そのケース側の
取付面に設けられた位置決め手段の可動ロックアームを
ブラケットのスライド嵌合部に嵌め合せた時に可動ロッ
クアームから突設した係合突起がブラケット側のスライ
ド嵌合部に設けた係止孔に係合されるように構成されて
いる。また、ブラケットのスライド嵌合部より上方に対
象の装着壁に取付けられる取付部が設けられると共にス
ライド嵌合部の両側の端部がケース側の対応位置に設け
たスライド溝に嵌め合わされることによってケースが装
着壁から外方に倒れ込まないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、対象の装着壁に固定されたブラケット
のスライド嵌合部にケース側の位置決め手段であるロッ
クアームを嵌合するにあたり、ロックアームから突設し
た係合突起が少なくともブラケットのスライド嵌合部に
突設されている係止孔の位置に到達するまではロックア
ームをケース本体側に撓ませてやる必要があり、そのた
めに、ケース本体側とロックアームとの間にそれ丈の空
間を保たせる必要がある。また、ブラケットをケース本
体に位置決め固定するための構成が複雑過ぎると共に嵩
高い構造になる。
【0004】本発明の目的は、上述したような従来の欠
点を除去し、ケースなどのユニットにおけるブラケット
取付部およびブラケットのユニットへの位置決め部の構
造の簡素化を図り、廉価でしかも容易かつ強固にユニッ
トをブラケットを介して位置決め固定することのできる
ユニット取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、ブラケットを介してユニットを装着壁
に固定するようにしたユニット取付構造において、前記
ブラケットに、前記ユニットの前記装着壁と対向する取
付面に沿わせて挿入可能な嵌合部および該嵌合部から前
記ユニット側に向けて斜め上方に切り起されたばね力の
ある係止片と、前記嵌合部から上方に延在され、前記装
着壁に固定するための取付部とを設け、前記ユニットの
取付面に、該取付面に沿わせて前記嵌合部を挿入可能な
案内手段および前記係止片の係合が可能な係止孔を設
け、前記ブラケットの嵌合部を前記ユニットの案内手段
に従って挿入した状態で前記ブラケットの係止片を前記
ばね力により前記ユニットの係止孔に係合させるように
したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、ブラケットの嵌合部をユニッ
トの取付面に沿わせて案内手段に従い挿入したときに、
ブラケットの係止片がそのばね力によりユニットの係止
孔に係合されると共に、案内手段、係止孔および係止片
にかかわる寸法を適切に設定することで上記の挿入およ
び係合時に無理がなく、しかも双方の位置決め後は、そ
の状態を安定維持させることができる。
【0007】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
【0008】図1は本発明による構造の一例を示すもの
で、ここで、1は例えばケースなどのユニット、2はユ
ニット1を不図示の壁体などの装着面に取付けるための
ブラケットである。なお、ユニット1の筐体1Aとして
は樹脂系材料で成形したものが一般に対象となるが必ず
しも樹脂系材料である必要はない。ただし、筐体1A自
体の取付面1Bには以下に述べるようにブラケット2を
位置決めするための取付手段(以下で取付部という)3
が形成されるので、筐体1Aのうち少なくとも取付部3
の近傍は成形が容易なように樹脂系材料であることが望
ましい。また、ブラケット2としては加工が容易でかつ
強度的にも有利な弾性のある金属材料で形成されること
が望ましい。
【0009】4は取付部3においてユニット取付面1B
に凹ませて形成した係止孔、5は係止孔4の両側に互い
に平行して設けられ、断面がかぎ型をなすブラケット案
内部材であり、案内部材5の下端部はそれぞれ有底に形
成されている。一方、ブラケット2はこの図に示すよう
に段付きに折曲げられており、2Aは対象の装着壁に固
定するための固定部、2Bはユニット1のブラケット案
内部材5,5間に上方から嵌合される嵌合部、6は嵌合
部2Bから前記ユニット側に向けて斜め上方に向けて切
り起されたばね力のある係止片である。
【0010】ついで、図1および図2の(A),(B)
を参照しつつ、ユニット1の取付部3とブラケット2の
嵌合部との寸法関係について説明しておく。まず図1に
示すように、ユニット1の取付部3に設けたブラケット
案内部材5間に形成される案内溝5Aの幅Wはブラケッ
ト2の嵌合部2Bの幅Wより当然ながら幾分広くしてあ
る。これにより案内溝5Aに沿って嵌合部2Bを上方か
ら矢印で示す方向に挿入することができる。また、寸法
は表示していないが、係止孔4の幅はブラケット2の方
の嵌合部2Bに設けられる係止片6の幅よりやや広い。
さらにまた、案内溝5Aの上記幅Wと直交する方向の奥
行Tは、図2の(A),(B)に示すようにブラケット
2側の嵌合部2Bの厚さtより大きい。
【0011】また、係止孔4に係止片6が係合されたと
きに係止片6がばねとして機能し、がた付かないように
するために上述の奥行Tに係止孔4の孔の深さを加えた
寸法Hは(B)に示す係止片6の突出高さhより小さ
く、さらに案内溝5Aの係止孔4にかかわる寸法Mより
ブラケット嵌合部2B側のこれに対応する部分の寸法m
を幾分大き目に設定しておく。さらにまた、ブラケット
嵌合部2Bの先端が当接する案内溝5Aの底部から係止
孔4の上端までの寸法L1 ((A)に示す)はブラケッ
ト嵌合部2Bの先端から係止片6の頂部までの高さL2
((B)に示す)より幾分大きい。
【0012】このように構成したユニット取付構造にお
いては、ブラケット2をユニット1に固定するにあたっ
て、ブラケット2の嵌合部2Bをユニット1の案内溝5
Aに沿わせて挿入する。そして、その挿入に従い係止片
6が撓むが係止片6の頂部が係止孔4の上端を越えた時
点で、係止片6がばね力により復元し、その頂部が係止
孔4の上端に係合する。しかして、この状態ではH<h
の関係から係止片6は完全に復元することなく、ばね力
を残した形でこのばね力によりブラケット2の嵌合部2
Bをユニット1の案内溝5A内で遊びがないように位置
決めすることができる。なお、案内溝5Aの底部と嵌合
部2Bの先端との間にはL1 >L2 の関係から幾分の余
裕が保たれるが、上記の係合状態ではユニット1の荷重
により係止片6の頂部端面が係止孔4の上端面に当接し
た状態に保たれるので、使用上、支障を来すようなこと
はない。
【0013】このように、ユニット1にブラケット2を
位置決め固定した上、ブラケット2の固定部2Aを例え
ばねじ等により対象の装着壁に固定すればよく、ブラケ
ット2を介してユニット1を装着壁に安定した状態に固
定保持させることができる。図3の(A)はこのように
して、ユニット1にブラケット2を位置決め固定した状
態、また、図3の(B)はかかるブラケット2とユニッ
ト1とを一体化した上、ブラケット2の固定部2Aをね
じ10等により対象の装着壁20に固定した状態をそれ
ぞれ示す。
【0014】以上に述べた実施例では、ユニット1とブ
ラケット2とを一体化したあとは、ユニット1をブラケ
ット2から引き外すことができないが、ユニット1を着
脱自在としたいような場合は、例えばユニット1の係止
孔4に図示はしないがユニット1の筐体1A内面に貫通
するピン孔を設け、筐体1Aの内面側からピン孔を介し
て係止片6をばね力に抗して引き起し係止孔4に対する
係合状態を解除させるようにすればよい。
【0015】さらにまた、ユニット1の筐体1A内側に
支障がなければ案内部材5を上述の例のように取付面か
ら穿設せず、案内溝および係止面を取付面から凹ませた
形で成形してもよく、かくすることによりユニット取付
空間のスペース効率を一層高めることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ブラケットに、前記ユニットの前記装着壁と対向す
る取付面に沿わせて挿入可能な嵌合部および該嵌合部か
ら前記ユニット側に向けて斜め上方に切り起されたばね
力のある係止片と、前記嵌合部から上方に延在され、前
記装着壁に固定するための取付部とを設け、前記ユニッ
トの取付面に、該取付面に沿わせて前記嵌合部を挿入可
能な案内手段および前記係止片の係合が可能な係止孔を
設け、前記ブラケットの嵌合部を前記ユニットの案内手
段に従って挿入した状態で前記ブラケットの係止片を前
記ばね力により前記ユニットの係止孔に係合させるよう
にしたので、ユニットおよびブラケットの相互間の結合
手段を簡略化することができ、コスト低減に貢献できる
と共に、ユニットの安定した取付状態を維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による構成をユニットへのブラケット取
付前の状態で示す斜視図である。
【図2】本発明による構成をユニット(A)およびブラ
ケット(B)の断面によって示す説明図である。
【図3】本発明による構成をユニットとブラケットとの
組立状態の断面図(A)およびユニットと一体化したブ
ラケットを装着壁に取付けた状態の側面図(B)によっ
て示す説明図である。
【符号の説明】
1 ユニット(ケース) 1A 筐体 1B 取付面 2 ブラケット 2A 固定部 2B 嵌合部 3 取付部(取付手段) 4 係止孔 5 案内部材 5A 案内溝 6 係止片 10 ねじ 20 装着壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケットを介してユニットを装着壁に
    固定するようにしたユニット取付構造において、 前記ブラケットに、前記ユニットの前記装着壁と対向す
    る取付面に沿わせて挿入可能な嵌合部および該嵌合部か
    ら前記ユニット側に向けて斜め上方に切り起されたばね
    力のある係止片と、前記嵌合部から上方に延在され、前
    記装着壁に固定するための取付部とを設け、 前記ユニットの取付面に、該取付面に沿わせて前記嵌合
    部を挿入可能な案内手段および前記係止片の係合が可能
    な係止孔を設け、 前記ブラケットの嵌合部を前記ユニットの案内手段に従
    って挿入した状態で前記ブラケットの係止片を前記ばね
    力により前記ユニットの係止孔に係合させるようにした
    ことを特徴とするユニット取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットの係止片を前記ユニット
    の係止孔に係合させた状態で、前記係止片のばね力と前
    記案内手段との協働により前記ユニットの前記ブラケッ
    トに対する互いに直交する三方向の動きが規制されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のユニット取付構造。
JP2509094A 1994-02-23 1994-02-23 ユニット取付構造 Pending JPH07233805A (ja)

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