JP2869326B2 - カバー取付け構造 - Google Patents

カバー取付け構造

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JP2869326B2 JP3403894A JP3403894A JP2869326B2 JP 2869326 B2 JP2869326 B2 JP 2869326B2 JP 3403894 A JP3403894 A JP 3403894A JP 3403894 A JP3403894 A JP 3403894A JP 2869326 B2 JP2869326 B2 JP 2869326B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、U字形に屈曲されたバ
ネ材と、このバネ材の両脚部間に弾性挟持される係合突
起とを、カバーとこれを支持する取付け枠とに振分けて
装着してあるカバー取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のカバー取付け部構造におい
て、前記バネ材は、その屈曲部だけが機体側の取付け枠
にリベットで固着された片持ち状になっていた〔例え
ば、実開昭60‐11277号公報〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の構
成によれば、バネ材を機体側の取付け枠にリベットで固
着していたために、取付け枠への取付け作業に手間がか
かっていた。また、バネ材が取付け枠に固着されていた
ために、製作誤差等によって係合突起とバネ材との芯に
多少のずれが生じていた場合、係合突起からの力がバネ
材の片方の脚部に偏って作用する片ぎき状態になって、
確実な係合状態を維持することが難しかった。さらに、
上記のような片ぎき状態が続くとバネ材が塑性変形しや
すいうえに、バネ材が塑性変形して新しいバネ材と交換
するとなると、上記のようにバネ材がリベットで固着さ
れていために、取付け枠からの取外し作業に手間がかか
った。
【0004】本発明は上記の点に鑑み、取付け枠やカバ
ーに対する取付け取外し作業が簡単で、しかもバネ材の
片ぎき状態を防止できて、確実な係合状態を維持できる
とともに、片ぎき状態が続くことに起因するバネ材の塑
性変形を防止できるカバー取付け構造を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、バ
ネ材の装着部位には、該バネ材の両端部を相対接近及び
離間変位のみ可能に差込み支持する係止部と、バネ材の
屈曲部近くを両脚部の開閉変位方向と直交する方向への
外れを阻止する状態で差込み支持する係止部とを設け、
前記係合突起を、前記両係止部の間においてバネ材の両
脚部間に、両脚部開閉変位方向と直交する方向から挿抜
可能に取付けてあることにある。
【0006】
【作用】上記の構成により、カバーと取付け枠とのうち
の一方に設けた係合突起に、他方に装着したバネ材の両
脚部を押し広げさせながら、その係合突起を両脚部間に
挿通させ、両脚部に係合突起を弾性挟持させて、カバー
を取付け枠に取付ける。
【0007】上記の構成によれば、バネ材を取付け枠や
カバーに取付ける場合、上記の一方の係止部によって、
バネ材の両端部が相対接近及び離間変位のみ可能に差込
み支持されるように、かつ、他方の係止部によって、バ
ネ材の屈曲部近くが両脚部の開閉変位方向と直交する方
向への外れを阻止する状態で差込み支持されるように、
そのバネ材を両係止部に係止させるだけでよいから、バ
ネ材の取付け枠等への取付け作業を簡単に行うことがで
き、また、新しいバネ材と交換する場合にもその取外し
作業を簡単に行うことができる。
【0008】そして、バネ材には取付け枠あるいはカバ
ーに固着されている部位がなく、上記のように係止させ
てあるだけだから、製作誤差等によって係合突起とバネ
材との芯が多少ずれていても、弾性挟持された係合突起
にバネ材の両脚部がよくなじんで係合突起からの力がバ
ネ材の両脚部に均等にかかりやすく、確実な係合状態を
維持することができる。また、係合突起からの力がバネ
材の片方の脚部に偏って作用する片ぎき状態続くことに
起因するバネ材の塑性変形も防止できる。
【0009】
【発明の効果】従って、取付け枠に対する取付け取外し
作業が簡単で、しかもバネ材の片ぎき状態を防止でき
て、確実な係合状態を維持できるとともに、片ぎき状態
が続くことに起因するバネ材の塑性変形を防止できるカ
バー取付け構造を提供することができた。
【0010】
【実施例】次に、本発明を適用した実施例を農用トラク
タにより、図面に基づいて説明する。図7に示すよう
に、前輪1及び後輪2で支持された機体の前部にエンジ
ン3、中央部に操縦部4、後部にミッションケース5が
配置されて農用トラクタが構成されている。この農用ト
ラクタのボンネット6は、フロントカバー7、左右一対
のサイドカバー8及び上カバー9から成り、以下に各カ
バーとそのカバーの機体への取付け構造とについて説明
する。
【0011】図3に示すように、前記フロントカバー7
は、前壁部7aと下すぼまり状に対向する左右の短い側
壁部7bとを備え、前記前壁部7aには換気用のグリル
10を形成してある。そして、前壁部7aの下端部に左
右一対のブラケット26を、互いに幅方向に対向させた
状態で固着して、両ブラケット26に切欠孔11を縦に
それぞれ形成し、機体側の前フレーム12の前部に立設
したアーチ型支持部材13(取付け枠の一例)の左右下
端部から左右外方側に向けて突出する横ピンP1に、両
切欠孔11を各別に上方から上下回動可能に外嵌してあ
る。また、前記側壁部7bの後側上端部には後方に向け
て係合突起14をそれぞれ左右に一対形成し、前記支持
部材13の上部前面の第1取付けプレート13aに設け
た左右一対の第1係合部15に前記係合突起14を前方
から係合させてある。
【0012】前記第1係合部15について説明すると、
図4(イ),図5に示すように、U字形に屈曲された線
状のバネ材16の両端部を相対接近及び離間変位のみ可
能に差込み支持する第1係止部15aと、バネ材16の
屈曲部16a近くを両脚部16bの開閉変位方向と直交
する方向への外れを阻止する状態で差込み支持する第2
係止部15bとを第1取付けプレート13aに設け、前
記係合突起14がバネ材16の両脚部16b間に、両脚
部開閉変位方向と直交する方向から挿抜可能で、その挿
入状態で両脚部16bにより弾性挟持されるように、前
記バネ材16を第1、第2係止部15a,15bを介し
て第1取付けプレート13aに装着してある。
【0013】前記バネ材16の両端部は、脚部16bに
対して外側にそれぞれ直角に折曲形成してある。そし
て、前記第1係止部15aは、前記第1取付けプレート
13aの裏面部に形成した互いに対向する左右一対の立
上がり壁に、バネ材16の前記折曲された両端部をそれ
ぞれ挿入して係止可能な係止孔17を形成して構成して
ある。前記第2係止部15bは、第1取付けプレート1
3aの上端の角部に、前記バネ材16の屈曲部16aを
挿通させる切欠孔18を形成して構成してある。また、
第1取付けプレート13aのバネ材16の長手方向中央
部が位置する箇所には、前記係合突起14をバネ材16
の両脚部16b間に挿通させるための開口部19を形成
してある。前記バネ材16をこの第1、第2係止部15
a,15bに係止させる場合、まず、バネ材16の屈曲
部16aを下方から前記切欠孔18に挿通させ、このバ
ネ材16の両脚部16bが近接するようにバネ材16の
両端部を圧縮したまま、前記両端部16bを係止孔17
の芯上に位置させた後、圧縮を解除して両端部を係止孔
17に挿通させる。なお前記係合突起14は、図6
(イ),(ロ)に示すように舌片状のもので、基端部の
幅方向両端部に、それぞれ抜け止め用溝14aを形成し
てある。
【0014】上記構成のフロントカバー7を機体に取付
ける場合、フロントカバー7の前壁部7aの切欠孔11
を、アーチ型支持部材13の横ピンP1に上方から各別
に外嵌した後、このフロントカバー7を横ピンP1周り
に揺動させながら後方に倒す。そうすると、図6(イ)
に示すように、係合突起14が第1係合部15のバネ材
16の両脚部16bを押し広げながら両脚部16b間に
挿通し、図6(ロ)に示すように、係合突起14の抜け
止め用溝14aが両脚部16bで弾性挟持されて、フロ
ントカバー7が機体側に取付く。なお、前記横ピンP1
は、アーチ型支持部13の下部に備えたバッテリBTの
受台13cの左右に設けてあり、受台13cの前端左右
に形成した斜面13dが前記ブラケット26を左右位置
決めする案内面となっている。
【0015】前記左右のサイドカバー8は、図2に示す
ように、それらが下すぼまり状で対向するように、下側
の部分を、下端部側ほど内面側に向かう傾斜面に形成し
てある。そして、図1に示すように、下端部に前後一対
の係合突起20を下方に向けて一体形成し、前フレーム
12の前部で左右外方側に向けて延出したブラケット2
1が備える係合孔21aに(図3参照)、前側の係合突
起20を上方から係入させるとともに、主クラッチハウ
ジング22に設けた係合孔22aに(図1参照)後側の
係合突起20を上方から係入させてある。また上端部に
は前後一対の係合突起14を機体側に向けて形成し、前
記支持部材13の上部側面の左右の第2取付けプレート
13b(図3参照)と、ボンネット後部の機体側の後ろ
フレーム23(取付け枠の一例)とにそれぞれ設けた第
2係合部24に、前後の係合突起14を側方から係合さ
せてある。
【0016】前記第2係合部24は前記第1係合部15
とほぼ同様の構成で、第1係合部15における前記第
1、第2係止部15a,15bを第2取付けプレート1
3b等に形成して、前記バネ材16を第1、第2係止部
15a,15bを介して第2取付けプレート13b等に
装着してある。前記第1係合部15とは第2係止部15
bの構成が多少異なり、図4(ロ)、図5に示すよう
に、この第2係合部24においては、バネ材16の屈曲
部16aを係止させるためのフック25を、前記第2取
付けプレート13bに形成して前記第2係止部15bを
構成してある。その他の構成は上記の通り前記第1係合
部15と同様であるので、その詳細についての説明は省
略する。
【0017】上記構成のサイドカバー8を機体側に取付
ける場合、前後一対の係合突起20をブラケット21の
係合孔21aと、主クラッチハウジング22の係合孔2
2aとに各別に挿入してサイドカバー8を機体側に倒
す。そうすると、図6(イ)に示すように、係合突起1
4が第1係合部15のバネ材16の両脚部16bを押し
広げながら両脚部16b間に挿通し、図6(ロ)に示す
ように、係合突起14の抜け止め用溝14aが両脚部1
6bで弾性挟持されて、サイドカバー8が機体側に取付
く。
【0018】図1,図2に示すように、前記上カバー9
は上壁部9aと前壁部9bと上すぼまり状に対向する左
右の側壁部9cとを備えている。そして、上壁部9aの
後端部を前記後ろフレーム23の上壁部に設けた左右一
対の横向きピンP2に上下回動可能に枢支連結してあ
る。
【0019】〔別実施例〕上記の実施例では、農用トラ
クタのボンネットについて説明したが、本発明は、コン
バイン等他の作業機のボンネットや点検用カバーだけで
なく、家具の開閉カバーや、その他のあらゆるカバーの
取付け構造に適用することができる。
【0020】前記係合突起14は、図8に示すような丸
棒状のもので構成してもよい。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの前部の側面図
【図2】トラクタの前部の縦断正面図
【図3】トラクタの前部の斜視図
【図4】(イ) 第1係合部の正面図 (ロ) 第2係合部の正面図
【図5】第1係合部と第2係合部の分解斜視図
【図6】(イ) 係合突起をバネ材の両脚部間に挿通さ
せるときの作用図 (ロ) 係合突起をバネ材の両脚部間に挿通させた状態
を示す図
【図7】トラクタの全体側面図
【図8】別実施例の斜視図
【符号の説明】
7,8 カバー 13,23 取付け枠 14 係合突起 15a,15b 係止部 16 バネ部材 16a 屈曲部 16b 脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U字形に屈曲されたバネ材(16)と、
    このバネ材(16)の両脚部間に弾性挟持される係合突
    起(14)とを、カバー(7),(8)とこれを支持す
    る取付け枠(13),(23)とに振分けて装着してあ
    るカバー取付け構造であって、 前記バネ材(16)の装着部位には、該バネ材(16)
    の両端部を相対接近及び離間変位のみ可能に差込み支持
    する係止部(15a)と、バネ材(16)の屈曲部(1
    6a)近くを両脚部(16b)の開閉変位方向と直交す
    る方向への外れを阻止する状態で差込み支持する係止部
    (15b)とを設け、前記係合突起(14)を、前記両
    係止部(15a),(15b)の間においてバネ材(1
    6)の両脚部(16b)間に、両脚部開閉変位方向と直
    交する方向から挿抜可能に取付けてあるカバー取付け構
    造。
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JP5588294B2 (ja) * 2010-09-30 2014-09-10 三菱農機株式会社 管理機

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