JP2584066Y2 - 電子機器などのユニット仮止め機構 - Google Patents

電子機器などのユニット仮止め機構

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JP2584066Y2
JP2584066Y2 JP3314993U JP3314993U JP2584066Y2 JP 2584066 Y2 JP2584066 Y2 JP 2584066Y2 JP 3314993 U JP3314993 U JP 3314993U JP 3314993 U JP3314993 U JP 3314993U JP 2584066 Y2 JP2584066 Y2 JP 2584066Y2
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JP
Japan
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unit
base
mounting portion
electronic device
temporary fixing
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JP3314993U
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JPH0686377U (ja
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一夫 榎原
幸司 田口
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Nippon Antenna Co Ltd
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Nippon Antenna Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テレビ共聴用受信シス
テムにおけるチャンネル専用増幅器等に用いられる、電
子機器ユニットの仮止め機構に係り、電子機器ユニット
の保守、点検作業時における取付け操作を平易且つ安全
に実施することのできる仮止め機構を提供しようとする
ものである。
【0002】
【従来の技術】電柱や高層建築物の壁面等に取付けて使
用される電子機器筐体から、保守、点検を行うために着
脱可能とした内部電子機器ユニットの固定に際し、一時
的に仮止めを行ない固定する機構が採用されており、そ
の機構については従来よりされなりに実施されている。
即ち図1に示すように、筐体10の最上段の電子機器ユ
ニット1には、放熱を考慮して電源部等の発熱ユニット
が装着されるが、相当の重量を有しており、高所では直
ちに固定することが容易でなく、特に電子機器ユニット
の取扱い自体に両手作業を必要とするような条件下にお
いては、作業者が固定操作するためには少なくとも電子
機器ユニットの取付位置保持を片手で行ない、他方の手
で固定操作すべきであるから、片手による取付位置保持
をなすことが不可欠である。
【0003】然して前記したような実情から従来におい
て電子機器ユニット仮止めのために採用されている機構
としては図7、8の如くであって、取付けるべき筐体1
0の垂直面20に対して放熱板である基台21を取付
け、該基台21にはガイドピン22を配設せしめ、また
L型金具の如きである支持金具23を設け、支持金具2
3上にユニット24の端部側を支持させると共にガイド
ピン22をユニット24のガイド孔に挿入して仮止め状
態を形成せしめ、この状態で取付ボルト25、25を挿
通して基台21に固定するようにしている。
【0004】前記のような図7、8のものに対し、別に
図9、10のように電子機器ユニット24にフックのよ
うな仮止め部材26を取付け、基台21には該仮止め部
材26の突出部26aと係合し且つ該突出部26aとの
係合状態でスライドさせることにより仮止め状態を形成
する係合孔を設け、突出部26aの係合孔に対するスラ
イド係合によって仮止め状態を形成し、斯うした仮止め
状態で取付ボルト25、25を図7、8のものと同様に
挿着して固定するようにしたものものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記した図7、8のも
のはL型金具のような支持金具23で電子機器ユニット
24の前端を支持して操作し得るが取付けるべき垂直面
が傾斜しているような場合は的確な操作をなし難く、ま
た仮止め状態が振動などが作用した場合には電子機器ユ
ニット24が落下する可能性が高く、その作業性などが
必ずしも好ましくない不利がある。
【0006】一方前記した図9、10のものはフック状
の突出部26aを仮固定させるためのスライド部を含め
て相当に大きな係合ガイド孔を必要とし、限られたスペ
ースの有効利用に限界がある。
【0007】また電子機器ユニット24を上下左右に操
作することが必要であるからユニット24が電源部のよ
うに5〜6kg以上となると作業性が著しく劣ったものと
なり、更に操作者が直接に確認できない基台21上のガ
イド孔の状態を充分に認識して着脱操作しなければなら
ないので好ましい操作性が得られず、往々にして仮止め
部材26を損壊する不利がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記したような
従来のものの課題を解消することについて検討を重ね着
脱操作されるユニットに可動部材を設け、該可動部材に
よる基台挿脱口通過時の作動で円滑且つ安定な仮止め作
用を実現することに成功したものであって、以下の如く
である。
【0009】(1) 基台に対し電子機器ユニットを仮止
めするための構成であって、取付部に対し弾性材を介装
して取付けられた可動部材と該可動部材を挿通するため
の通口より成り、該通口の高さが前記可動部材の弾性材
による取付部からの押出高さより小とされ、該取付部の
基端部幅員が前記通口の幅員と同一状態とされたことを
特徴とする電子機器などのユニット仮止め機構。
【0010】(2) 基台に対し電子機器ユニットを仮止
めするための構成であって、取付部がユニットまたは該
ユニットが仮止めされる基台から突出して形成され、該
取付部の基端側幅員が可動部材を挿通するための通口の
幅員と同一状態とされたことを特徴とする前記(1)項
に記載した電子機器などのユニット仮止め機構。
【0011】
【作用】基台に対し電子機器ユニットを仮止めするため
の構成であって、取付部に対し弾性材を介装して取付け
られた可動部材と該可動部材を挿通するための通口より
成り、該通口の高さが前記可動部材の弾性材による取付
部からの押出高さより小とされたことにより取付部と可
動部材とを弾性材による弾性作用条件下で通口に対し適
宜に挿脱せしめ、またその挿通状態において弾性材で押
出された可動部材と通口とを係止させて仮止め状態を自
動的に形成する。
【0012】取付部の基端部側幅員が可動部材を挿通す
るための通口の幅員と同一状態とされたことにより通口
に挿入された取付部または可動部材の基端部が幅方向に
おいて通口の両側と接合し、ユニットが左右方向におい
て変位することを抑制する。前記基端側幅員は取付部を
台形状に形成し、通口に挿嵌係止した位置を以て通口の
幅員と同一状態とされた部分とすることができる。な
お、上記した作用は取付け部が電子機器ユニットまたは
該電子機器ユニットが仮止めされる基台から突出される
いずれの場合においても同じである。
【0013】
【実施例】上記したような本考案によるものの具体的実
施例を添付図面に示すものについて説明すると、本考案
が適用される機器の1例は図1に示す如くであって、開
閉扉11を有する筐体10にはブロック状ないしユニッ
ト状に形成された各種電子機器部体12、13、14、
機器ユニット12a〜121eなどが装脱可能に設けら
れ、上部には本考案によるユニット1が把手15によっ
て装脱可能に設けられている。
【0014】前記したユニット1の仮止めないし取付機
構は図2以下に示す如くであって、筐体10内に放熱板
である基台2が取付けられ、該基台2に取付ボルト6で
取付けられるが、その仮止め機構としてこの図2に示し
たものにおいては電子機器ユニット1に取付部4を突設
し、該取付部4に弾性材5を介装して可動片3を設け、
前記基台2に該可動片3の通口8を形成したものであ
る。
【0015】前記したような取付部4および可動片3部
分の具体的な仔細な構造は図4に示す如くであって、取
付部4には2つの穿孔7、7が設けられ、これらの穿孔
7、7に対し台形に中間を屈曲された可動片3の両端部
が挿着して係止され、可動片3の中間に形成された支持
座9と支持部4との間にはコイルばねなどの弾性材5が
セットされている。
【0016】上記した図2のものは電子機器ユニット1
に可動片3を設けたものであるが、本考案によるものは
斯かる図2のものとは反対に基台2に取付け部4を設け
ることができる。即ち図6はこのような場合を示すもの
で、基台2に突設された取付部4に対して可動部材3が
設けられ電子機器ユニット1と基台2との接合壁面に通
口8を設けて図4におけると同様に可動部材3をセット
する。
【0017】前記のようにして設けられている可動片3
の作動関係は図4の〜において併せて示してある如
くであって、通口8に対して取付部4が挿入されること
により可動部材3のテーパ面3aが通口8の口縁に接す
ることによって弾性材5の弾力に抗して可動部材3の、
特に後部側を矢印cで図示のように押上げ、取付部4お
よび可動部材3を図示矢印aのように進入させ、通口8
の高さより相当に大きな高さをもった可動部材3を支障
なく挿入させる(L2 >L1 )。通口8を通過した可動
部材3は弾性材5の復元力によって通口8後方でもとの
高さに復帰し、通口8に対し仮止め状態を形成する。
【0018】取外し時には電子機器ユニット1が強く引
き出されることにより可動片3が再び穿孔7内で押込ま
れて平易に引き出され、上記のようにして形成されてい
た仮止め状態を解除することができる。
【0019】前記した本考案のものにおいて取付部4は
図5の(a)のようなものでよいことは明らかである
が、また図5の(b)のように電子機器ユニット1(ま
たは基台2)側を幅広に形成した台形平面のものとする
ことが好ましい。即ち図4に示したように通口8内挿入
時において取付部4の傾斜拡大した基端部が通口8の両
側に接合ないし近接した状態となり、従って前記したよ
うな仮止め時において取付部4の基端側4a、4aで電
子機器ユニット1の左右方向移動を抑止すると共に電気
機器ユニット1の重量に対応した補強策となる。
【0020】なお図示のものでは取付部4がユニット1
または基台2と一体に形成されたものを示しているが、
取付部4を別体に形成し、これをビス止めまたは溶接な
どでユニット1または器台2に取付けるようにしてよい
ことは当然である。
【0021】
【考案の効果】以上説明したような本考案のものは取付
部を通口に挿入することにより可動片を操作して自動的
に仮止め状態を形成せしめ、筐体のような基台側の傾
斜、振動によっても落下することのない嵌合係止関係を
形成せしめ、電子機器ユニットをガイドピンの方向にそ
って上下左右に移動操作するようなことなく平易な着脱
を図り、限られたスペースにおいて有効な利用を可能と
なし高所における電子機器ユニットの如くを安全確実に
仮止めし、着脱し得るなどの効果を有しており、実用上
その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を採用した機器の1例について全般的な
構成関係を示した斜面図である。
【図2】本考案による仮止め機構の1例を示した断面的
説明図である。
【図3】本考案による仮止め機構の図2に示した斜視図
である。
【図4】その可動部材部分についての構成および作動関
係を示した部分的な断面図である。
【図5】その取付部部分についての構成について2つの
場合を併せて示した平面図である。
【図6】本考案による仮止め機構の別の例を示した図2
と同様な説明図である。
【図7】従来の電子機器ユニット仮止め機構の1例を示
した部分的説明図である。
【図8】その一部についての斜視図である。
【図9】従来の電子機器ユニット仮止め機構についての
別の例を示した部分的側面図である。
【図10】その一部についての斜面図である。
【符号の説明】
1 ユニット 2 基台 3 可動部材 4 取付部 4a 基端部 5 弾性材 6 取付ボルト 7 穿孔 8 通口 9 支持座 10 筐体 11 開閉扉 12 電子機器部材 12a〜12e 各種電子機器ユニット 15 把手 20 従来の取付けるべき垂直面 21 その基台 22 そのガイドピン 23 その支持金具 24 そのユニット 25 その取付ボルト 26 その仮止め部材 26a その突出部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に対し電子機器ユニットを仮止めす
    るための構成であって、取付部に対し弾性材を介装して
    取付けられた可動部材と該可動部材を挿通するための通
    口より成り、該通口の高さが前記可動部材の弾性材によ
    る取付部からの押出高さより小とされ、該取付部の基端
    部幅員が前記通口の幅員と同一状態とされたことを特徴
    とする電子機器などのユニット仮止め機構。
  2. 【請求項2】 基台に対し電子機器ユニットを仮止めす
    るための構成であって、取付部がユニットまたは該ユニ
    ットが仮止めされる基台から突出して形成され、該取付
    部の基端側幅員が可動部材を挿通するための通口の幅員
    と同一状態とされたことを特徴とする請求項1に記載し
    た電子機器などのユニット仮止め機構。
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JPH0686377U JPH0686377U (ja) 1994-12-13
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