JPH0686377U - 電子機器などのユニット仮止め機構 - Google Patents

電子機器などのユニット仮止め機構

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JPH0686377U
JPH0686377U JP3314993U JP3314993U JPH0686377U JP H0686377 U JPH0686377 U JP H0686377U JP 3314993 U JP3314993 U JP 3314993U JP 3314993 U JP3314993 U JP 3314993U JP H0686377 U JPH0686377 U JP H0686377U
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一夫 榎原
幸司 田口
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Nippon Antenna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビ共聴用受信システムのチャンネル専用
増幅器などに用いられる電子機器ユニットの保守、点検
作業時における取付けを平易且つ安全に実施できる電子
機器ユニットなどの仮止め機構を提供する。 【構成】 基台2に対し電子機器ユニット1を仮止めす
る構成であって、取付部4に対し弾性材5を介装して取
付けられた可動部材3と該可動部材3を挿通するための
通口8より成り、該通口8の高さが可動部材3による取
付部4からの押出高さより小とされ、該取付部4の基端
幅員が通口8の幅員と同一状態とされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テレビ共聴用受信システムにおけるチャンネル専用増幅器等に用い られる、電子機器ユニットの仮止め機構に係り、電子機器ユニットの保守、点検 作業時における取付け操作を平易且つ安全に実施することのできる仮止め機構を 提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
電柱や高層建築物の壁面等に取付けて使用される電子機器筐体から、保守、点 検を行うために着脱可能とした内部電子機器ユニットの固定に際し、一時的に仮 止めを行ない固定する機構が採用されており、その機構については従来よりされ なりに実施されている。即ち図1に示すように、筐体10の最上段の電子機器ユ ニット1には、放熱を考慮して電源部等の発熱ユニットが装着されるが、相当の 重量を有しており、高所では直ちに固定することが容易でなく、特に電子機器ユ ニットの取扱い自体に両手作業を必要とするような条件下においては、作業者が 固定操作するためには少なくとも電子機器ユニットの取付位置保持を片手で行な い、他方の手で固定操作すべきであるから、片手による取付位置保持をなすこと が不可欠である。
【0003】 然して前記したような実情から従来において電子機器ユニット仮止めのために 採用されている機構としては図7、8の如くであって、取付けるべき筐体10の 垂直面20に対して放熱板である基台21を取付け、該基台21にはガイドピン 22を配設せしめ、またL型金具の如きである支持金具23を設け、支持金具2 3上にユニット24の端部側を支持させると共にガイドピン22をユニット24 のガイド孔に挿入して仮止め状態を形成せしめ、この状態で取付ボルト25、2 5を挿通して基台21に固定するようにしている。
【0004】 前記のような図7、8のものに対し、別に図9、10のように電子機器ユニッ ト24にフックのような仮止め部材26を取付け、基台21には該仮止め部材2 6の突出部26aと係合し且つ該突出部26aとの係合状態でスライドさせるこ とにより仮止め状態を形成する係合孔を設け、突出部26aの係合孔に対するス ライド係合によって仮止め状態を形成し、斯うした仮止め状態で取付ボルト25 、25を図7、8のものと同様に挿着して固定するようにしたものものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記した図7、8のものはL型金具のような支持金具23で電子機器ユニット 24の前端を支持して操作し得るが取付けるべき垂直面が傾斜しているような場 合は的確な操作をなし難く、また仮止め状態が振動などが作用した場合には電子 機器ユニット24が落下する可能性が高く、その作業性などが必ずしも好ましく ない不利がある。
【0006】 一方前記した図9、10のものはフック状の突出部26aを仮固定させるため のスライド部を含めて相当に大きな係合ガイド孔を必要とし、限られたスペース の有効利用に限界がある。
【0007】 また電子機器ユニット24を上下左右に操作することが必要であるからユニッ ト24が電源部のように5〜6kg以上となると作業性が著しく劣ったものとなり 、更に操作者が直接に確認できない基台21上のガイド孔の状態を充分に認識し て着脱操作しなければならないので好ましい操作性が得られず、往々にして仮止 め部材26を損壊する不利がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記したような従来のものの課題を解消することについて検討を重ね 着脱操作されるユニットに可動部材を設け、該可動部材による基台挿脱口通過時 の作動で円滑且つ安定な仮止め作用を実現することに成功したものであって、以 下の如くである。
【0009】 (1) 基台に対し電子機器ユニットを仮止めするための構成であって、取付部 に対し弾性材を介装して取付けられた可動部材と該可動部材を挿通するための通 口より成り、該通口の高さが前記可動部材の弾性材による取付部からの押出高さ より小とされ、該取付部の基端部幅員が前記通口の幅員と同一状態とされたこと を特徴とする電子機器などのユニット仮止め機構。
【0010】 (2) 基台に対し電子機器ユニットを仮止めするための構成であって、取付部 がユニットまたは該ユニットが仮止めされる基台から突出して形成され、該取付 部の基端側幅員が可動部材を挿通するための通口の幅員と同一状態とされたこと を特徴とする前記(1)項に記載した電子機器などのユニット仮止め機構。
【0011】
【作用】
基台に対し電子機器ユニットを仮止めするための構成であって、取付部に対し 弾性材を介装して取付けられた可動部材と該可動部材を挿通するための通口より 成り、該通口の高さが前記可動部材の弾性材による取付部からの押出高さより小 とされたことにより取付部と可動部材とを弾性材による弾性作用条件下で通口に 対し適宜に挿脱せしめ、またその挿通状態において弾性材で押出された可動部材 と通口とを係止させて仮止め状態を自動的に形成する。
【0012】 取付部の基端部側幅員が可動部材を挿通するための通口の幅員と同一状態とさ れたことにより通口に挿入された取付部または可動部材の基端部が幅方向におい て通口の両側と接合し、ユニットが左右方向において変位することを抑制する。 前記基端側幅員は取付部を台形状に形成し、通口に挿嵌係止した位置を以て通口 の幅員と同一状態とされた部分とすることができる。なお、上記した作用は取付 け部が電子機器ユニットまたは該電子機器ユニットが仮止めされる基台から突出 されるいずれの場合においても同じである。
【0013】
【実施例】
上記したような本考案によるものの具体的実施例を添付図面に示すものについ て説明すると、本考案が適用される機器の1例は図1に示す如くであって、開閉 扉11を有する筐体10にはブロック状ないしユニット状に形成された各種電子 機器部体12、13、14、機器ユニット12a〜121eなどが装脱可能に設 けられ、上部には本考案によるユニット1が把手15によって装脱可能に設けら れている。
【0014】 前記したユニット1の仮止めないし取付機構は図2以下に示す如くであって、 筐体10内に放熱板である基台2が取付けられ、該基台2に取付ボルト6で取付 けられるが、その仮止め機構としてこの図2に示したものにおいては電子機器ユ ニット1に取付部4を突設し、該取付部4に弾性材5を介装して可動片3を設け 、前記基台2に該可動片3の通口8を形成したものである。
【0015】 前記したような取付部4および可動片3部分の具体的な仔細な構造は図4に示 す如くであって、取付部4には2つの穿孔7、7が設けられ、これらの穿孔7、 7に対し台形に中間を屈曲された可動片3の両端部が挿着して係止され、可動片 3の中間に形成された支持座9と支持部4との間にはコイルばねなどの弾性材5 がセットされている。
【0016】 上記した図2のものは電子機器ユニット1に可動片3を設けたものであるが、 本考案によるものは斯かる図2のものとは反対に基台2に取付け部4を設けるこ とができる。即ち図6はこのような場合を示すもので、基台2に突設された取付 部4に対して可動部材3が設けられ電子機器ユニット1と基台2との接合壁面に 通口8を設けて図4におけると同様に可動部材3をセットする。
【0017】 前記のようにして設けられている可動片3の作動関係は図4の〜において 併せて示してある如くであって、通口8に対して取付部4が挿入されることによ り可動部材3のテーパ面3aが通口8の口縁に接することによって弾性材5の弾 力に抗して可動部材3の、特に後部側を矢印cで図示のように押上げ、取付部4 および可動部材3を図示矢印aのように進入させ、通口8の高さより相当に大き な高さをもった可動部材3を支障なく挿入させる(L2 >L1 )。通口8を通過 した可動部材3は弾性材5の復元力によって通口8後方でもとの高さに復帰し、 通口8に対し仮止め状態を形成する。
【0018】 取外し時には電子機器ユニット1が強く引き出されることにより可動片3が再 び穿孔7内で押込まれて平易に引き出され、上記のようにして形成されていた仮 止め状態を解除することができる。
【0019】 前記した本考案のものにおいて取付部4は図5の(a)のようなものでよいこ とは明らかであるが、また図5の(b)のように電子機器ユニット1(または基 台2)側を幅広に形成した台形平面のものとすることが好ましい。即ち図4に示 したように通口8内挿入時において取付部4の傾斜拡大した基端部が通口8の両 側に接合ないし近接した状態となり、従って前記したような仮止め時において取 付部4の基端側4a、4aで電子機器ユニット1の左右方向移動を抑止すると共 に電気機器ユニット1の重量に対応した補強策となる。
【0020】 なお図示のものでは取付部4がユニット1または基台2と一体に形成されたも のを示しているが、取付部4を別体に形成し、これをビス止めまたは溶接などで ユニット1または器台2に取付けるようにしてよいことは当然である。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したような本考案のものは取付部を通口に挿入することにより可動片 を操作して自動的に仮止め状態を形成せしめ、筐体のような基台側の傾斜、振動 によっても落下することのない嵌合係止関係を形成せしめ、電子機器ユニットを ガイドピンの方向にそって上下左右に移動操作するようなことなく平易な着脱を 図り、限られたスペースにおいて有効な利用を可能となし高所における電子機器 ユニットの如くを安全確実に仮止めし、着脱し得るなどの効果を有しており、実 用上その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を採用した機器の1例について全般的な
構成関係を示した斜面図である。
【図2】本考案による仮止め機構の1例を示した断面的
説明図である。
【図3】本考案による仮止め機構の図2に示した斜視図
である。
【図4】その可動部材部分についての構成および作動関
係を示した部分的な断面図である。
【図5】その取付部部分についての構成について2つの
場合を併せて示した平面図である。
【図6】本考案による仮止め機構の別の例を示した図2
と同様な説明図である。
【図7】従来の電子機器ユニット仮止め機構の1例を示
した部分的説明図である。
【図8】その一部についての斜視図である。
【図9】従来の電子機器ユニット仮止め機構についての
別の例を示した部分的側面図である。
【図10】その一部についての斜面図である。
【符号の説明】
1 ユニット 2 基台 3 可動部材 4 取付部 4a 基端部 5 弾性材 6 取付ボルト 7 穿孔 8 通口 9 支持座 10 筐体 11 開閉扉 12 電子機器部材 12a〜12e 各種電子機器ユニット 15 把手 20 従来の取付けるべき垂直面 21 その基台 22 そのガイドピン 23 その支持金具 24 そのユニット 25 その取付ボルト 26 その仮止め部材 26a その突出部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に対し電子機器ユニットを仮止めす
    るための構成であって、取付部に対し弾性材を介装して
    取付けられた可動部材と該可動部材を挿通するための通
    口より成り、該通口の高さが前記可動部材の弾性材によ
    る取付部からの押出高さより小とされ、該取付部の基端
    部幅員が前記通口の幅員と同一状態とされたことを特徴
    とする電子機器などのユニット仮止め機構。
  2. 【請求項2】 基台に対し電子機器ユニットを仮止めす
    るための構成であって、取付部がユニットまたは該ユニ
    ットが仮止めされる基台から突出して形成され、該取付
    部の基端側幅員が可動部材を挿通するための通口の幅員
    と同一状態とされたことを特徴とする請求項1に記載し
    た電子機器などのユニット仮止め機構。
JP3314993U 1993-05-28 1993-05-28 電子機器などのユニット仮止め機構 Expired - Lifetime JP2584066Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019143368A (ja) * 2018-02-21 2019-08-29 公益財団法人鉄道総合技術研究所 鋼桁の支承部周辺の補強方法及び補強構造

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JP2584066Y2 (ja) 1998-10-30

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