JP2594799Y2 - ロック構造 - Google Patents

ロック構造

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JP2594799Y2
JP2594799Y2 JP1993008116U JP811693U JP2594799Y2 JP 2594799 Y2 JP2594799 Y2 JP 2594799Y2 JP 1993008116 U JP1993008116 U JP 1993008116U JP 811693 U JP811693 U JP 811693U JP 2594799 Y2 JP2594799 Y2 JP 2594799Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
side wall
locking
lock
locking frame
lock piece
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1993008116U
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English (en)
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JPH0666242U (ja
Inventor
悦夫 高野
博明 星野
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケースとカバーとのロ
ック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のロック構造をプロテクタ
に適用した一例を、図3に示す(実開平1−94575
号公報参照)。
【0003】このケースはワイヤハーネスWを収容保護
するプロテクタ1で、カバー2を備えている。プロテク
タ1は、底面10と、底面10の両側から立設された一
対の側壁8、9とを有し、底面10と側壁8,9とは、
ワイヤハーネスWを収容する断面コ字状の収容凹部を形
成している。カバー2は、プロテクタ1の上面開口の一
部を閉止するように板状に形成され、カバー2の一側縁
は、プロテクタ1の一側壁8に、ヒンジ3によって開閉
自在に連結されている。
【0004】プロテクタ1の他側壁9の外面上部には、
ロック穴5を有する係止枠4が形成され、ヒンジ3に対
向したカバー2の他側縁には、係止突起7を備えたロッ
ク片6が突設されている。カバー2によってプロテクタ
1の上面開口を閉止すると、前記ロック穴5に係止突部
が挿入され、係止枠4の下端に係止突部7が係止され
て、ロック片6が係止枠4に係合しロックされる。
【0005】かかる挿入時において、カバー2はヒンジ
3を中心に回動するので、係止突部7は、まず係止枠4
の外側壁の上部斜面4aに斜め方向から当接した後、係
止枠4と対向する側壁部分13に向かって押圧される。
そして、ロック片6の挿入方向は、側壁部分13によっ
て鉛直方向に規制される。
【0006】このとき、係止突部7に加わる力の方向
は、挿入開始の直後に斜め方向から鉛直方向に急変し、
ロック片6には側壁部分13から強い抵抗力が作用する
ので、ロック片6の挿入性が悪く、高い挿入力を要して
しまう。
【0007】これに対し、図4に示すロック構造は、係
止枠4と対向する側壁部分13の端面13aを、係止枠
4の上端面よりも低く設定してある(実開平3−412
96号公報参照)。
【0008】従って、かかるロック構造によれば、ロッ
ク片6を挿入する際に、側壁部分13からの抵抗力を受
けず、係止突部7に加わる力の方向が徐々に変化するの
で、係止突部7の挿入力が軽減され、挿入を容易に行う
ことができる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図4に示す
ロック構造では、係止枠4と対向する側壁部分13の端
面が係止枠4の上端面よりも低いために、プロテクタ1
に収容するワイヤハーネスWの量が多い場合等には、カ
バー2を閉じた際にロック片6がワイヤハーネスWを噛
み込んでしまうおそれがある。
【0010】本考案は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、ロック片の挿入性が滑らかで、より小さい
挿入力でロックでき、かつワイヤハーネスの噛み込みを
確実に防止できるロック構造を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、ワイヤハーネスを収容するケースの一側
壁にカバーの一側縁を開閉自在に連結し、前記ケースの
他側壁にロック穴を有する係止枠を設け、前記カバーの
他側縁に突設したロック片の係止突部を前記ロック穴に
挿入して係合させるロック構造において、前記係止枠
上端面と同じ高さの端面を有した他側壁の該係止枠と対
向する側壁部分に、該側壁部分の端面から前記ロック片
の挿入方向に沿って該ロック片の挿入深さよりも深い一
対のスリットをそれぞれ設けた構成としてある。
【0012】
【作用】カバーを閉じると、係止突部がロック穴に挿入
される。このとき、他側壁の係止枠と対向する側壁部分
にはロック片の挿入方向に沿って該ロック片の挿入深さ
よりも深い一対のスリットがそれぞれ設けられているの
で、かかる側壁部分は一対のスリットを介して容易に撓
み、ロック片は側壁部分から強い抵抗力を受けず、係止
突部に加わる力の方向は徐々に変化する。従って、係止
突部を滑らかに挿入することができ、挿入力が軽減す
る。
【0013】また、前記他側壁の係止枠と対向する側壁
部分を係止枠と同じ高さにしたので、カバーの閉鎖時
に、ロック片がケース内に収容されたワイヤハーネス
噛み込むおそれがない。
【0014】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0015】図1は、本考案の一実施例にかかるロック
構造を適用したプロテクタの斜視図、図2の(a)〜
(d)は、図1のプロテクタのロック片挿入時の状態を
示す要部拡大図である。なお、従来と同一の部分には、
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0016】図1に示すように、プロテクタ1の係止枠
の上端面と同じ高さの端面を有した他側壁9の該係止
枠4と対向する側壁部分11には、ロック片6の挿入方
向(ロック穴5の挿通方向)に沿って、一対のスリット
12,12がそれぞれ設けられている。この一対のスリ
ット12,12の間隔は、ロック穴5の幅と略同一で、
一対のスリット12,12の深さは、ロック片6の挿入
深さよりもく形成されている。
【0017】カバー2を閉じると、まず図2(a)に示
すように、係止突起7の先端が係止枠4の内面に当接
し、図2(b)に示すように、係止突起7の前方斜面7
aが係止枠4の上部斜面4a上を摺動して、ロック片6
は側壁部分11の方に押圧される。ここで、ロック片6
に加わる力の方向は、斜め方向のF1 方向から、やや鉛
直方向(ロック穴5の挿通方向)に向きを変えて、F2
方向となる。
【0018】さらに係止突起7が上部斜面4a上を摺動
して変位すると、図2(c)に示すように、ロック片6
他側壁9の係止枠4と対向する側壁部分11を押圧す
る。このとき、側壁部分11は一対のスリット12,1
2を介して容易に撓むので、ロック片6は、側壁部分1
1から強い抵抗力を受けずに変位し、図2(d)に示す
ように、ロック穴5に係合される。ここで、ロック片6
に加わる力の方向は、前記F2方向から、さらに鉛直方
向に向きを変えてF3方向となり、最終的に鉛直方向
(F4方向)となる。
【0019】かかる係合時において、側壁部分11は初
期状態に戻り、ロック片6が側壁部分11と係止枠4と
の間に挟まれると共に、係止突部7の後方上面7bが係
止枠4の下面5aに係合して、ロック片6と係止枠4と
がロック状態となる。従って、ロック片6を引き抜くよ
うなG方向の力が作用しても、ロック片6はロック穴5
から抜けるおそれがない。
【0020】このように、本実施例によれば、ロック片
6は側壁部分11から強い抵抗力を受けず、ロック片6
に加わる力の方向が、斜め方向のF1 方向から鉛直方向
のF4 方向に徐々に変化するので、ロック片6を滑らか
に挿入することができ、ロック片6の挿入力が軽減し、
カバー2を閉じる際の作業性が向上する。
【0021】また、係止枠4と対向する側壁部分11
を、係止枠4よりも低く形成する必要がないので、カバ
ー2の閉鎖時に、ロック片11がケース内に収容された
ワイヤハーネスWを噛み込むおそれがなく、カバー2を
容易かつ確実に閉じてロックすることができる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ロック片の挿入性が滑らかで、より小さい挿入力でロッ
することができ、かつワイヤハーネスの噛み込みを確
実に防止することができる。これにより、カバーを閉じ
る際の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるロック構造を適用し
たプロテクタの斜視図である。
【図2】図1のプロテクタのロック片挿入時の状態を示
す要部拡大図であり、(a)は挿入開始時の状態を示
し、(b)は挿入初期の状態を示し、(c)は挿入途中
の状態を示し、(d)は挿入完了後のロック状態を示
す。
【図3】従来のロック構造を示す斜視図である。
【図4】従来の他のロック構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プロテクタ(ケース) 2 カバー 4 係止枠 5 ロック穴 6 ロック片 7 係止突部 8 一側壁 9 他側壁 11 側壁部分 12 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 2/22 F16L 3/12 H02G 3/26

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを収容するケースの一側
    壁にカバーの一側縁を開閉自在に連結し、前記ケースの
    他側壁にロック穴を有する係止枠を設け、前記カバーの
    他側縁に突設したロック片の係止突部を前記ロック穴に
    挿入して係合させるロック構造において、 前記係止枠の上端面と同じ高さの端面を有した他側壁の
    該係止枠と対向する側壁部分に、該側壁部分の端面から
    前記ロック片の挿入方向に沿って該ロック片の挿入深さ
    よりも深い一対のスリットをそれぞれ設けたことを特徴
    とするロック構造。
JP1993008116U 1993-03-02 1993-03-02 ロック構造 Expired - Lifetime JP2594799Y2 (ja)

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JPH0666242U JPH0666242U (ja) 1994-09-16
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JP2016153693A (ja) * 2015-02-16 2016-08-25 株式会社戸張空調 配管用カバー及びその構成部材並びに配管用カバーの施工方法

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