JP2749808B2 - 埋込型アースターミナル器具 - Google Patents

埋込型アースターミナル器具

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JP2749808B2
JP2749808B2 JP62158385A JP15838587A JP2749808B2 JP 2749808 B2 JP2749808 B2 JP 2749808B2 JP 62158385 A JP62158385 A JP 62158385A JP 15838587 A JP15838587 A JP 15838587A JP 2749808 B2 JP2749808 B2 JP 2749808B2
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幹男 平井
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明はアースターミナル器具の構造に関するもので
ある。 [背景技術] 従来にあっては、端子ねじと座金とによるアース線の
挟持接続部分が外部に露呈しており、外観上見苦しく、
また、このため、アース線の接続を殊更奇麗に行う必要
があって、接続作業が面倒となり、また、端子ねじ部分
やその周辺部を見栄え良くする必要があって、この部分
が複雑となり、コストアップの原因となるという問題あ
る。また、従来にあっては、座金に挿入した端子ねじを
端子板のねじ孔に螺合し、端子板と座金との間にアース
線を入れて挟持するようにしているが、この従来例にあ
っては例えば単線とより線のような異径のアース線を両
側に同時に挟持した場合、より線の保持力が弱くて引張
った時抜けやすいという問題があり、また単線を斜めに
入れた場合こじるとゆるみやすいという問題があった。 [発明の目的] 本発明は上記した従来の問題点に鑑みて発明したもの
であって、その目的とするところはアース線の接続部分
が外部に露呈しないようにできて、アース線の接続を殊
更奇麗に行う必要がなく、また、アース端子やその周辺
を見栄え良くする必要がなく、アース端子やその周辺が
複雑とならず、コストを下げることができ、また、アー
スターミナル器具の器体をカバーとボディとの係止によ
る組み合わせで簡単に組み立て構成することができ、ま
た、アース線の保持が確実にできて抜けたりしないよう
にできるアースターミナル器具を提供することにある。 [発明の開示] 本発明のアースターミナル器具は、既製の壁面取付型
の配線器具の寸法モジュールに形成された器体内にアー
ス線を接続するアース端子を組み込み、上記器体を、カ
バーに設けた爪をボディに係止してカバーをボディに被
着して形成し、壁面取付型の配線器具を壁面に取り付け
る合成樹脂製の取付枠あるいは金属製の取付枠の夫々に
上記器体を取り付けるための取付手段を上記カバーに設
け、上記器体内に配設される端子板と、この端子板の上
面に螺着される座金付きの端子ねじとでアース端子を構
成し、上記カバーに開口部を設け、この開口部に開閉自
在に扉を取り付け、扉にアース端子に接続したアース線
を引き出す切欠を設け、開口部のアース線の挿入部であ
る前壁の内面が傾斜面となり、この傾斜面の側部に沿っ
て凸部が設けられて傾斜面部分の幅を開口部の幅よりも
狭くし、傾斜面の側部に沿って設けられた凸部に扉の下
面が当接されて成るものである。ここで、矩形状の座金
に挿入した端子ねじを端子板に螺合し、矩形状の座金の
四隅を下方に折り曲げて座金の側縁を略ヘ字状とした
り、端子ねじの頭部の下面部に頭部の径よりも小径の段
部を形成したり、端子板の上面の端子ねじを螺合するた
めのねじ孔の前後にアース線の挿入方向と直交する方向
に長いリブを設け、このリブのねじ孔側の側面をねじ孔
に近い程下となるような緩やかな傾斜面としたりするこ
とが好ましい。そして、上記のような構成を採用するこ
とで、上記した本発明の目的を達成したものである。 本発明を以下実施例により詳述する。第8図において
埋込型アースターミナル器具の器体13は、熱硬化性樹脂
製のボディ11に熱可塑性樹脂製のカバー12を被着して形
成してあり、この器体13内に端子板14及び座金15bに挿
入した端子ねじ15aからなるアース端子、壁面内に配線
されたアース線の芯線を端子板14とで挟持する錠ばね1
7、及びこの錠ばね17及び端子板14によるアース線の芯
線の挟持力を解除するための解除釦16を収納してあり、
上記カバー12には器体13内に収納されたアース端子の上
部を覆う開閉自在な扉18を設けてある。 上記ボディ11には上記端子板14などが収納される収納
凹所11aを形成してあり、上面両側にカバー12を被着す
るための係止孔11bを設けてある。上記収納凹所11aの底
面には、壁面内に配線されたアース線を挿入する挿入
孔、及びこの挿入されたアース線を外すこときにドライ
バーなどを挿入する解除穴19が設けてあり、またこの収
納凹所11aの底面からは略C字状の錠ばね17を収納する
収納部と、端子板14に螺合された端子ねじ15aの先端を
螺挿する部分とに分離する隔壁11cを形成してある。 端子板14は上面14cに座金15bを挿入した端子ねじ15a
を螺合するねじ孔14aが穿孔され、上記錠ばね17が収納
された収納部に挿入される挿入片14bが形成されてい
る。また、端子板14のねじ孔14aは前面側に寄せた(図
中A>B)位置に形成してある。そして、解錠釦16を錠
ばね17と端子板14の挿入片14bとの間に配設するように
して収納凹所11a内に収納配設する。端子ねじ15aが挿入
される座金15bは矩形状をしていて四炭を下方にやや折
り曲げてあって、折り曲げ部15iを形成してあり、座金1
5bのアース線23を挿入する方向と直交する方向の側縁で
ある前後の側縁が略へ字状となるようにしてあり、座金
15bのアース線23を挿入する方向と平行な方向の側縁で
ある左右の側縁は略へ字状をしているが中央部は水平縁
となっている。ところで端子ねじ15にはあらかじめ座金
15bを取付けた座金付端子ねじ15であってもよくあるい
は締め付け時に端子ねじ15を座金15bに挿入するタイプ
のものであってもよい。 扉18は可撓性を有する樹脂にて形成してあり、中央部
を横方向に薄肉にしてヒンジ部18bを形成し、このヒン
ジ部18bの下部を固定部18a、上部を覆い部18cとしてあ
る。つまり、ヒンジ部18bにて扉18を曲げ伸ばし自在と
してある。固定部18aの下部両端には側方に係止爪33を
突設してあり、この係止爪33の内側の縦方向に切込溝32
を形成してある。覆い部18cの上部には切欠18dを形成
し、その切欠18dの両側に鉤状の突起21を突設してあ
る。 カバー12は中央が開口され、開口部22の内側壁には扉
18の覆い部18cが載置される凸部22aが前後方向に形成し
てある。この凸部22aの下面奥部には上記扉18の係止爪3
3を係止する係止凹所22bが穿設してあり、凸部22aの上
面には扉18の突起21を係合する係合孔22dが穿孔してあ
る。なお、開口部22の前壁22cは内側へ行くほど下とな
るように傾斜させてある。カバー12の両側下部には爪12
aが突設してあり、この爪12aをボディ11の係止孔11b内
に挿入して爪部を係止孔11bの下面に係止することによ
り、カバー12をボディ11に被着固定するようになってい
る。このカバー12の両外側壁には夫々、金属製の取付枠
の固定爪が係止される係止凹所12bと、合成樹脂製の取
付枠の係止孔に挿入される一対の係止片12cが形成して
ある。 上記埋込型アースターミナル器具の組立について説明
する。端子板14は内部に2つの錠ばね17が位置するよう
にしてボディ11の収納凹所11a内に収納配置する。な
お、このとき端子板14には端子ねじ15に座金15bを取付
けた座金付端子ねじ15が予め取り付けてある。解除釦16
は、収納凹所11aの底面に形成された溝内に挿入し、2
つの錠ばね17の壁17aの先端前方に両側に形成された解
除片16aが位置するようにして配置する。端子板14及び
座金付端子ねじ15は上部がカバー12の開口部22内に位置
しており、座金付端子ねじ15の上端はカバー12の上面22
aよりも内方に位置するようになっている。扉18は固定
部18aをカバー12の上方から垂直方向に開口部22に挿入
する。このとき、扉18の突起33が凸部22aの側面に当接
することにより、切込溝32により固定部18aの幅が狭く
なり、開口部22を挿通できるようになっている。そし
て、カバー12をボディ11にて被着したとき、固定部18a
の下端面が隔壁11cに当接するとともに、切込溝32に突
起リブ11dが入り込み突起33が係止凹所22bに係止される
ことにより、扉18が器体13に固定される。扉18のヒンジ
部18bはカバー12の上面から突出しない位置に形成して
あり、覆い部18cを開口部22に被着したとき、覆い部18c
上面がカバー12上面から突出しないようになっている。
このように覆い部18cを開口部22に被着して下面が凸部2
2a上面に当接する位置になると、突起21が係合孔22dに
係合されて、覆い部18cの被着状態を保持するようにな
っている。この覆い部18cを開くときには、切欠部18dに
指を掛けて覆い部18cを上に上げるようにすれば、弾力
性を有する突起21が変形して係合状態が解除され、覆い
部18cを開くことができる。 このアース端子にアース線を次のようにして結線す
る。覆い部18cを開き、端子ねじ15aを緩めて座金15bと
端子板14の上面14cとの間に間隔をあける。そして、第
2図に示すようにアース線23の芯線を座金15bと端子板1
4の上面14cとの間に挿入し、端子ねじ15aを締める。こ
のようにアース線23を座金15bと端子板14の上面14cとの
間に挿入するとき、開口部22のアース線23の挿入部であ
る前壁22cが傾斜面になっているため、容易にアース線2
3を挿入できる。この場合、第8図に示すように傾斜面
の側部に沿って凸部22aが設けられているので、傾斜面
部分の幅が開口部22の幅よりも狭くなり、このため、開
口部22から傾斜面部分をガイドとしてアース線23を差し
込んでアース端子に接続するに当たって、アース線23を
幅の狭い傾斜面に沿ってガイドして挿入することで、ア
ース端子に簡単にアース線23に導き入れることができる
ものである。アース線23を結線すると、覆い部18cを閉
じる。このとき切欠18dからアース線23が引き出され
る。しかも、座金付端子ねじ15は端子板14の上面14cに
穿孔されたねじ孔14aが前面側に寄せてあるために、座
金15bが前面側に寄って座金15bとカバー12の開口部22a
の後壁との間に隙間ができ、これによりアース線23の先
端が座金15bの奥側から露出するまでアース線23を挿入
すれば、アース線23の芯線が座金15bの背方に露出して
アース線23が確実に挿入されていることを確認できる。
ここで単線23aのアース線23とより線23bのアース線23を
座金15bを端子板14の上面部との間に挟持する場合は第
2図のようにして挟持するものであり、この場合座金15
bの側縁が略へ字状をしているのでより線23b及び単線23
aがいずれも確実に座金15bの側縁で保持され、とくによ
り線23bに引張り力が作用しても抜けないように保持で
きることとなる。また単線23aを斜めに接続した場合も
座金15bの2辺で単線23aを確実に保持できてこじてもゆ
るまないものである。 次に端子板14の下部に壁面に配線されたアース線を接
続するときには、アース線の芯線を挿入孔から挿入す
る。このとき、アース線の芯線は端子板14の挿入片14b
と錠ばね17にて挟持され固定される。この固定状態を解
除する場合には、解除穴19からドライバーなどを挿入
し、解除釦16の解除片16aにて錠ばね17を端子板14の挿
入片14bから引き離すようにして挟持状態を解除し、ア
ース線を引き抜くことによりアース線を取り外す。 上記構成の埋込型アースターミナル器具は、例えば第
10図に示す取付枠20を用いて壁面に埋設される。この取
付枠20は合成樹脂にて形成されたもので、壁面に埋設さ
れた壁面ボックス(図示せず)にボックス穴25にて取り
付けられる。取付枠20の片側には2つで1組になった穴
27が3組設けられ、反対側には下方に突出する横長の板
体28が設けてあり、この板体28に開口部29が3つ並設さ
れ、各開口部29の下縁には凸形の突出片30が形成してあ
る。埋込型アースターミナル器具は、片側の一対の係止
片12cを1組の穴27に挿入したのち、反対側の一対の係
止片12cを突出片30の肩30aに載せるようにして開口部29
に挿入し、枠自身の開口部31より使用面を突き出すよう
にして、一点鎖線で示すように埋込型アースターミナル
器具Aを取り付ける。このように、埋込型アースターミ
ナル器具の取付枠20への取付を簡単にできるようにな
る。第10図に示すように埋込型アースターミナル器具は
既製の壁面取付型の配線器具の1モジュールの寸法に形
成してあるため、残りの穴27の組及び突出片30を利用し
て、両側に上記係止片を備えた他の配線器具を取り付け
られるようになっており、第11図に示すように他の配線
器具と並設することが簡単にできる。このようにして埋
込型アースターミナル器具を取り付けられた取付枠20を
壁面ボックスに取り付け、ねじ穴24を利用してプレート
40を取付枠20に取り付けて、埋込型アースターミナル器
具を壁面に取り付ける。なお、上述した合成樹脂製の取
付枠20の他に、金属製の取付枠にて埋込型アースターミ
ナル器具の係止凹所12bを用いて壁面に取り付けること
ができる。このように埋込型アースターミナル器具は、
アース端子が使用面よりも器体13内部に配置され、開閉
自在の扉18にてカバー12の開口部22を覆うことにより、
アース端子が外から見えず見映えが良くなり、アース端
子がカバー12上面から突出しないため、アース端子に接
触してアース端子を破損することがない。しかも、電源
コンセント41と一緒に並設し、横口プラグを電源コンセ
ント41に装着した場合にも上記埋込型アースターミナル
器具が邪魔になり、横口プラグを差し込めないといった
ことがない。 第3図、第4図には本発明の他の実施例が示してあ
る。この実施例にあっては、端子ねじ15aの頭部15cの下
面部に頭部15cの径よりも小径の段部15dが設けてある。
このように段部15dを設けると第4図の段部15dを設けな
い2点鎖線のものに比べて第4図の実線のように座金15
bの傾きを大きく取ることができ、この結果アース線23
の保持力を向上させて、アース線23の引張力を向上させ
ることができるものである。 また端子板14の上面部に第5図乃至第7図のようにリ
ブ14dを設けて端子板14と座金15bでアース線23を挟着す
る際アース線23が抜けにくくなるようにしてもよい。こ
のリブ14dは端子板14の上面のねじ孔14aの前後にアース
線23の挿入方向と直交する方向に長く形成してある。と
ころでリブ14dを形成した場合第7図(a)のような形
状の場合アース線23を挿入したときアース線23の先端が
リブ14dのねじ孔14a側の側面に引っかかる場合があるの
で、第7図(b)のようにリブ14dのねじ孔14a側の側面
をねじ孔14a側に近い方程下となるような緩やか傾斜面1
4eとしておくことで、傾斜面14eがガイドとなってスム
ーズにアース線23が挿入できることとなる。 なお第12図には端子ねじ15aの頭部15cの下面に係止突
起15fを設けてある。この係止突起15fの下面は端子ねじ
15aの締付方向(第12図矢印イ方向)の先端側から後端
側に下り傾斜した傾斜下面部15gとなっており、係止突
起15fの後端は略垂直な垂直面15hとなっている。この第
11図に示す端子ねじ15aは第13図のように固定物45の通
孔45aに挿入して端子ねじ15aの頭部15cをたたき、固定
物45に係止突起15fの形状と同じ形状の凹所45bを形成
し、その後端子ねじ15aを固定物40を取付ける被取付物
のねじ孔に螺合するものである。しかして端子ねじ15a
は弱いトルクでの締め付けができ、強い戻しトルクが生
じ、ゆるみ止め防止効果を生じるものである。この端子
ねじ15の構造は他の一般のねじにも応用してもよい。 [発明の効果] 本発明にあっては、上述のように、既製の壁面取付型
の配線器具の寸法モジュールに形成された器体内にアー
ス線を接続するアース端子を組み込み、上記器体を、カ
バーに設けた爪をボディに係止してカバーをボディに被
着して形成し、壁面取付型の配線器具を壁面に取り付け
る合成樹脂製の取付枠あるいは金属製の取付枠の夫々に
上記器体を取り付けるための取付手段を上記カバーに設
け、上記器体内に配設される端子板と、この端子板の上
面に螺着される座金付きの端子ねじとでアース端子を構
成し、上記カバーに開口部を設け、この開口部に開閉自
在に扉を取り付け、扉にアース端子に接続したアース線
を引き出す切欠を設け、開口部のアース線の挿入部であ
る前壁の内面が傾斜面となり、この傾斜面の側部に沿っ
て凸部が設けられて傾斜面部分の幅を開口部の幅よりも
狭くし、傾斜面の側部に沿って設けられた凸部に扉の下
面が当接してあるので、アース端子が器体内部に収納さ
れてアース線の接続部が蓋で閉塞される構造となり、こ
の結果、アース線の接続部が露呈せず、アース線の接続
を殊更奇麗に行う必要がなくて、アース線の接続が容易
に行え、また、アース線の接続部が見えず、アース線を
扉の切欠から引き出す構造であるから、見栄えが良く、
更にアース端子、アース端子を収めた部分を扉で閉塞す
るので、アース端子やその周辺部を見栄えよくする必要
がなく、このためアース端子やその周辺部が複雑になら
ず、コストを下げることができるものであり、また、開
口部のアース線の挿入部である前壁の内面が傾斜面とな
り、この傾斜面の側部に沿って凸部が設けられて傾斜面
部分の幅を開口部の幅よりも狭くし、傾斜面の側部に沿
って設けられた凸部に扉の下面が当接してあるので、開
口部からアース線を挿入する際に傾斜面をガイドとして
容易にアース線をアース端子内に挿入することができ、
しかもこのように、開口部から傾斜面部分をガイドとし
てアース線を差し込んでアース端子に接続するに当たっ
て、傾斜面は扉の下面が当接されて扉を支持するための
凸部間において開口部の幅よりも狭い幅となっており、
幅の広い開口部からアース線を容易に凸部間の傾斜面に
挿入して、挿入後はアース線を幅の狭い傾斜面に沿って
ガイドして挿入することで、アース端子に簡単にアース
線を導き入れることができるものであり、また、アース
ターミナル器具の器体をカバーとボディとの係止による
組み合わせで簡単に組み立て構成とすることができるも
のである。 また、矩形状の座金に挿入した端子ねじを端子板に螺
合し、矩形状の座金の四隅を下方に折り曲げて座金の側
縁を略ヘ字状とするので、異径のアース線を同時に両側
に挟持する時の保持力が増して、アース線の引き抜き力
が増し、また、単線のアース線を斜めに接続しても座金
の2辺でアース線を確実に保持できてこじてもゆるまな
いものである。 また、端子ねじの頭部の下面部に頭部の径よりも小径
の段部を形成してあるので、座金の傾きを大きく取るこ
とができ、この結果、アース線の保持力を向上させて、
アース線の引張力を向上させることができるものであ
る。 また、端子板の上面の端子ねじを螺合するためのねじ
孔の前後にアース線の挿入方向と直交する方向に長いリ
ブを設け、このリブのねじ孔側の側面をねじ孔に近い程
下となるような緩やかな傾斜面としてあるので、リブ部
分でアース線を曲げた状態で挟持できてアース線の保持
が確実となるのはもちろん、このようにリブを設けたに
もかかわらず、アース線を挿入する際にアース線がリブ
に突き当たることなく傾斜面にガイドされてスムーズに
挿入できるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に用いる座金の斜視図、第2図は同上の
異径のアース線を挟持している状態の正面図、第3図
(a)(b)は端子ねじの他の実施例の正面図及び下面
図、第4図は同上の端子ねじに座金を取付けた状態の傾
斜状態の説明図、第5図は本発明に用いる端子板の斜視
図、第6図は端子板に設けたリブの部分の断面図、第7
図(a)(b)はリブの一例及び他例のアース線の挿入
状態を示す説明図、第8図は本発明の分解斜視図、第9
図は同上の断面図、第10図は同上の壁面に取付ける取付
枠を示す斜視図、第11図は同上の壁面取付状態を示す斜
視図、第12図(a)(b)は端子ねじの他例の正面図及
び下面図、第13図(a)(b)は同上の端子ねじで固定
物に凹所を形成するための説明図及び凹所部分の平面図
であって、14は端子板、15aは端子ねじ、15bは座金、23
はアース線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−110563(JP,A) 特開 昭63−205068(JP,A) 特開 昭61−296660(JP,A) 特開 昭60−177581(JP,A) 実開 昭63−9768(JP,U) 実開 昭56−135665(JP,U) 実開 昭59−166368(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/64 H01R 4/38 H01R 13/652

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.既製の壁面取付型の配線器具の寸法モジュールに形
    成された器体内にアース線を接続するアース端子を組み
    込み、上記器体を、カバーに設けた爪をボディに係止し
    てカバーをボディに被着して形成し、壁面取付型の配線
    器具を壁面に取り付ける合成樹脂製の取付枠あるいは金
    属製の取付枠の夫々に上記器体を取り付けるための取付
    手段を上記カバーに設け、上記器体内に配設される端子
    板と、この端子板の上面に螺着される座金付きの端子ね
    じとでアース端子を構成し、上記カバーに開口部を設
    け、この開口部に開閉自在に扉を取り付け、扉にアース
    端子に接続したアース線を引き出す切欠を設け、開口部
    のアース線の挿入部である前壁の内面が傾斜面となり、
    この傾斜面の側部に沿って凸部が設けられて傾斜面部分
    の幅を開口部の幅よりも狭くし、傾斜面の側部に沿って
    設けられた凸部に扉の下面が当接されて成ることを特徴
    とする埋込型アースターミナル器具。 2.矩形状の座金に挿入した端子ねじを端子板に螺合
    し、矩形状の座金の四隅を下方に折り曲げて座金の側縁
    を略ヘ字状として成ることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の埋込型アースターミナル器具。 3.端子ねじの頭部の下面部に頭部の径よりも小径の段
    部を形成して成ることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の埋込型アースターミナル器具。 4.端子板の上面の端子ねじを螺合するためのねじ孔の
    前後にアース線の挿入方向と直交する方向に長いリブを
    設け、このリブのねじ孔側の側面をねじ孔に近い程下と
    なるような緩やかな傾斜面として成ることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の埋込型アースターミナル器
    具。
JP62158385A 1987-06-25 1987-06-25 埋込型アースターミナル器具 Expired - Lifetime JP2749808B2 (ja)

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