JP2967919B2 - コンセント - Google Patents
コンセントInfo
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- JP2967919B2 JP2967919B2 JP8000655A JP65596A JP2967919B2 JP 2967919 B2 JP2967919 B2 JP 2967919B2 JP 8000655 A JP8000655 A JP 8000655A JP 65596 A JP65596 A JP 65596A JP 2967919 B2 JP2967919 B2 JP 2967919B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- ground terminal
- opening
- terminal
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アース端子を備え
たコンセントに関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般にアースを必要とする電気器具を電
源に接続する場合、アース端子付のコンセントを使用し
たり、アース端子のみを設けたアースターミナルを通常
のコンセントと併用する方法がとられていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアース
端子付のコンセントは1組の栓刃差し込み口と、これに
対応するアース端子を設けて、アースを必要とする電気
器具専用コンセントになっていた。そのためアースを必
要としない電気器具のプラグを接続したい場合には、別
のコンセントを併設しなければならなかった。同様にア
ースターミナルを設ける場合にも、上述のように別のコ
ンセントを併設しなければならなかった。また上記の従
来のコンセントは、アース端子の頭部がケーシングの前
面よりも突出していたため、これが邪魔になって、アダ
プタ,充電器,充電式カミソリ、横 口プラグ等の栓刃を
栓刃挿入口に差し込めないことがあるという問題があっ
た。また、アース端子が露出しているため、外観が悪い
といった問題もあった。 【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところはアース端子を必要とする電
気器具以外の電気器具を同時に接続使用でき、しかも電
源アダプタや電気かみそりや大きなプラグ等もアース端
子に邪魔されることなく且つ安定した状態で接続でき、
更に外観も良く、また取付枠への取付が容易で且つ安定
良く取り付けることができるコンセントを提供するにあ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ボディと、該ボディに被せられるカバ
ーとからなり、前記カバーの前面両側に配置される組立
枠により、前記カバーの一部と前記ボディの一部とが結
合固定されたケーシングを備え、前記組立枠の側縁に
は、前記ケーシングの側部の上下位置より側方へ夫々一
対ずつ突出するように、配線器具を造営物に埋め込み配
設するための取付枠に係止する係止爪を形成し、前記カ
バーの前面には上から下へかけて第1の栓刃挿入口と、
第2の栓刃挿入口と、開口部とが設けられ、前記栓刃挿
入口の奥には刃受けばねが配置されるとともに、前記開
口部には電気的に独立したアース端子が配置され、該ア
ース端子は前記前面よりも奥に配置されるとともに、前
記開口部に設けられた開閉自在の扉によって覆われ、前
記アース端子及び刃受けばねの結線部には、押圧により
導線を固定する錠ばねとこの固定を解除する解除釦とが
配置されて成ることを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図4は、本発明にかかる
コンセントの一実施形態(アースターミナル付ダブルコ
ンセント)を表す。図示するように、このコンセント
は、ケーシング14の前面に上から下へかけて、第1の
栓刃挿入口28a、第2の栓刃挿入口28b、アース端
子5を順次設けたものである。 【0007】そしてボディ11,カバー12及び組立枠
13を夫々備え、ボディ11及びカバー12からなるケ
ーシング14は、端子板15,座金付端子ねじ16,端
子金具17,18,解除釦19,20及び錠ばね21,
22が内部に収納されるようになっているとともに、扉
23が設けられるようになっている。ボディ11は、図
3において下部に凹所11a,上部に凹所11b,11
cが設けられ、両側に凸部11dが設けられている。凹
所11aの奥底には、貫通穴24,25が設けられ、凹
所11b及び11cの奥底にも貫通穴26,27が設け
られている。座金付端子ねじ16及び端子板15はアー
ス端子5を構成している。座金付端子ねじ16は、端子
ねじ16aに座金16bが抜けないようにして挿入され
ている。そして、端子ねじ16aが端子板15のねじ穴
15aに通されたのち、その先端がスピン加工されて、
座金付端子ねじ16が端子板15から抜けないようにさ
れている。端子金具17,18は、錠ばね収納部(中央
部)30の両側に刃受ばね部31が設けられている。扉
23は、可撓性を有する樹脂等からなっていて、基部2
3aにヒンジ部23bを介して覆い部23cが接続され
ており、薄肉状のヒンジ部23bにより、覆い部23c
が基部23aに対し曲げ伸ばし自在となっている。基部
23aの基部分両側には、側方に突出する突起32が設
けられている。覆い部23cの先端部分には、切欠23
dが設けられており、その両側には、鉤形の突起33が
設けられている。カバー12は、前面に、栓刃が挿入さ
れる二つの穴が1組となった栓刃挿入口28が2組28
a,28b、上下に並んで設けられ、更にその下方に
は、開口部29が設けられている。開口部29の両側壁
には、凸部29aが設けられており、図4において凸部
29aの後方には、下端が開口した切欠29bが設けら
れている。図3において開口部29の下壁は斜面29c
となっており、斜面29cの下端両側には、上方に突出
する突起29dが設けられている。カバー12の両側に
は、段部12aが設けられている。組立枠13は、図4
において、その前後が斜め下に折り曲げられた形をして
おり、両側には、鉤形の突起13a,下方に突出するU
字形の突出片13b及び側方に突出する係止爪13cが
設けられている。係止爪13cは組立枠13の片側に夫
々2対設けている。ボディ11とカバー12とは、組立
枠13の突起13aがカバー12の段部12aに掛けら
れ、突出片13bがボディ11の凸部11dに係止され
て互いに固定(かしめ固定)されている。ボディ11の
凹所11b,11c内には、各収納部30内に二つの錠
ばね21が挿入されるようにして端子金具17,18が
配置され、二つの錠ばね21のU字形下部21aの先端
前方に両側が位置するようにして解除釦19が配置され
ている。そして、栓刃挿入口28a,28bの夫々の奥
に端子金具17あるいは18の刃受ばね部31が配置さ
れている。凹所11a内には、端子板15の内部に二つ
の錠ばね22が挿入されるようにして、端子板15及び
座金付端子ねじ16が配置され、二つの錠ばね22のU
字形下部22aの先端前方に両側が位置するようにして
解除釦20が配置されている。端子板15は、上面c両
側がカバー12の凸部29aに押さえられて固定されて
いる。座金付端子ねじ16及び端子板15は、開口部2
9から外部に覗いており、端子ねじ16aの上端は、上
面よりも下に位置するようにされている。扉23は、裏
側から開口部29に挿入されて突起32が切欠29bに
挿入され、ボディ11の前部上面aによりその下端面b
が押さえられて、基部23aが開口部29後端に位置決
め固定されている。扉23の覆い部23cは、基部23
aに対して伸ばしたり折り曲げたりすることにより、開
口部29を開閉することができるようになっており、閉
じた時に座金付端子ねじ16及び端子板15を覆うよう
になっている。覆い部23cは、その突起33が開口部
29の凸部29aと突起29dの間に挿入され、突起2
9dに係止されることにより、閉状態に固定されるよう
になっている。覆い部23cを開くときは、切欠部23
dに指をかけて覆い部23cを上げるようにする。そう
すると、突起33の係止が解除され、扉23が弾性を有
する材料からなるときは、覆い部23cがひとりでに開
く。 【0008】このコンセントは、次のようにして結線が
なされる。端子板15の上部に導線(アース線)34を
接続するときは、まず、覆い部23cを開き、端子ねじ
16aをゆるめて座金16bと端子板15の上面cとの
間に間隔をあける。次に、座金16bと端子板15との
間に導線34を挿入し、端子ねじ16aを締める。開口
部29には、斜面29cが設けられているので、導線3
4の挿入を楽に行うことができる。次に、覆い部23c
を閉じ、導線34が切欠23dから引き出されるように
する。端子板15の下部に導線34を接続するときは、
導線を貫通穴24から挿入して、端子板15と錠ばね2
2の間に挿入する。錠ばね22が導線を押圧して固定す
る。この固定を解除するときは、貫通穴25からドライ
バー等を挿入し、解除釦20により錠ばね22の下部2
2a先端を押して導線34を引き抜く。端子金具17,
18に対する導線の接続及び接続解除もこれと同様にし
て行う。 【0009】またこのコンセントは、例えば、係止爪1
3cが挿入される穴を備えた埋め込み配設用の取付枠に
取り付けられ、壁等に埋め込まれた配線ボックスに取付
粋が取り付けられて、埋め込み設置される。この場合、
各対毎の係止爪13c,13cによって取付枠に対する
係止取付ががたなく行えることになる。更にこのコンセ
ントは、アース端子5が前面よりも奥方(後方)に配置
されているので、電源アダプタ,充電器,充電式カミソ
リ,横口ブラグ等、プラグ栓刃を直接突出させた器具の
プラグ栓刃を下側の栓刃挿入口28bに接続する場合で
も、アース端子5が邪魔にならないので、接続可能であ
る。特に扉23を開じた場合覆い部23cがコンセント
の前面と同一平面となるため電源アダプタ,充電器,充
電式カミソリ,横口ブラグ等の器具を支持する面が確保
でき、器具の自重でプラグ栓刃が栓刃挿入口28bから
脱落することがなく、しかもアース端子5の端子ねじ1
6a等が扉23で覆われるので、外観も良いものとなっ
ている。さらに、錠ばね22及び解除釦20を備えてい
るので導線の接続及び接続解除が簡単に速く行えるよう
になっている。 【0010】 【発明の効果】本発明は、ボディと、該ボディに被せら
れるカバーとからなり、前記カバーの前面両側に配置さ
れる組立枠により、前記カバーの一部と前記ボディの一
部とが結合固定されたケーシングを備え、前記組立枠の
側縁には、前記ケーシングの側部の上下位置より側方へ
夫々一対ずつ突出するように、配線器具を造営物に埋め
込み配設するための取付枠に係止する係止爪を形成して
あるので、各対毎の係止爪によって取付枠に対する係止
取付ががたなく安定良く行えるものであって、前記カバ
ーの前面には上から下へかけて第1の栓刃挿入口と、第
2の栓刃挿入口と、開口部とが設けられ、前記栓刃挿入
口の奥には刃受けばねが配置されるとともに、前記開口
部には電気的に独立したアース端子が配置され、該アー
ス端子は前記前面よりも奥に配置されるとともに、前記
開口部に設けられた開閉自在の扉によって覆われている
ので、電源アダプタや電気かみそりや大きなプラグ等も
アース端子に邪魔されることなく且つ安定した状態で接
続できる上に、アースを必要とする電気器具以外の別の
電気器具も同時に接続使用でき、そのため使用勝手が向
上し、また別のコンセントを設けたり、或いは複数の栓
刃挿入口を持つコンセントに、別のアースターミナルを
併設するようなことが必要なくなり、また外観も良いと
いう効果があり、しかも前記アース端子及び刃受けばね
の結線部には、押圧により導線を固定する錠ばねとこの
固定を解除する解除釦とを配置しているので、電線接続
及び解除が容易で配線施工が簡単となり、その上アース
端子が電気的に独立しているため、アース端子を別のコ
ンセントに接続されている電気機器のアースを取ること
もでき、また電気機器が地絡しても栓刃挿入口に電源プ
ラグを差し込んでいる電気機器に影響を与えることがな
いという効果がある。
たコンセントに関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般にアースを必要とする電気器具を電
源に接続する場合、アース端子付のコンセントを使用し
たり、アース端子のみを設けたアースターミナルを通常
のコンセントと併用する方法がとられていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアース
端子付のコンセントは1組の栓刃差し込み口と、これに
対応するアース端子を設けて、アースを必要とする電気
器具専用コンセントになっていた。そのためアースを必
要としない電気器具のプラグを接続したい場合には、別
のコンセントを併設しなければならなかった。同様にア
ースターミナルを設ける場合にも、上述のように別のコ
ンセントを併設しなければならなかった。また上記の従
来のコンセントは、アース端子の頭部がケーシングの前
面よりも突出していたため、これが邪魔になって、アダ
プタ,充電器,充電式カミソリ、横 口プラグ等の栓刃を
栓刃挿入口に差し込めないことがあるという問題があっ
た。また、アース端子が露出しているため、外観が悪い
といった問題もあった。 【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところはアース端子を必要とする電
気器具以外の電気器具を同時に接続使用でき、しかも電
源アダプタや電気かみそりや大きなプラグ等もアース端
子に邪魔されることなく且つ安定した状態で接続でき、
更に外観も良く、また取付枠への取付が容易で且つ安定
良く取り付けることができるコンセントを提供するにあ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ボディと、該ボディに被せられるカバ
ーとからなり、前記カバーの前面両側に配置される組立
枠により、前記カバーの一部と前記ボディの一部とが結
合固定されたケーシングを備え、前記組立枠の側縁に
は、前記ケーシングの側部の上下位置より側方へ夫々一
対ずつ突出するように、配線器具を造営物に埋め込み配
設するための取付枠に係止する係止爪を形成し、前記カ
バーの前面には上から下へかけて第1の栓刃挿入口と、
第2の栓刃挿入口と、開口部とが設けられ、前記栓刃挿
入口の奥には刃受けばねが配置されるとともに、前記開
口部には電気的に独立したアース端子が配置され、該ア
ース端子は前記前面よりも奥に配置されるとともに、前
記開口部に設けられた開閉自在の扉によって覆われ、前
記アース端子及び刃受けばねの結線部には、押圧により
導線を固定する錠ばねとこの固定を解除する解除釦とが
配置されて成ることを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図4は、本発明にかかる
コンセントの一実施形態(アースターミナル付ダブルコ
ンセント)を表す。図示するように、このコンセント
は、ケーシング14の前面に上から下へかけて、第1の
栓刃挿入口28a、第2の栓刃挿入口28b、アース端
子5を順次設けたものである。 【0007】そしてボディ11,カバー12及び組立枠
13を夫々備え、ボディ11及びカバー12からなるケ
ーシング14は、端子板15,座金付端子ねじ16,端
子金具17,18,解除釦19,20及び錠ばね21,
22が内部に収納されるようになっているとともに、扉
23が設けられるようになっている。ボディ11は、図
3において下部に凹所11a,上部に凹所11b,11
cが設けられ、両側に凸部11dが設けられている。凹
所11aの奥底には、貫通穴24,25が設けられ、凹
所11b及び11cの奥底にも貫通穴26,27が設け
られている。座金付端子ねじ16及び端子板15はアー
ス端子5を構成している。座金付端子ねじ16は、端子
ねじ16aに座金16bが抜けないようにして挿入され
ている。そして、端子ねじ16aが端子板15のねじ穴
15aに通されたのち、その先端がスピン加工されて、
座金付端子ねじ16が端子板15から抜けないようにさ
れている。端子金具17,18は、錠ばね収納部(中央
部)30の両側に刃受ばね部31が設けられている。扉
23は、可撓性を有する樹脂等からなっていて、基部2
3aにヒンジ部23bを介して覆い部23cが接続され
ており、薄肉状のヒンジ部23bにより、覆い部23c
が基部23aに対し曲げ伸ばし自在となっている。基部
23aの基部分両側には、側方に突出する突起32が設
けられている。覆い部23cの先端部分には、切欠23
dが設けられており、その両側には、鉤形の突起33が
設けられている。カバー12は、前面に、栓刃が挿入さ
れる二つの穴が1組となった栓刃挿入口28が2組28
a,28b、上下に並んで設けられ、更にその下方に
は、開口部29が設けられている。開口部29の両側壁
には、凸部29aが設けられており、図4において凸部
29aの後方には、下端が開口した切欠29bが設けら
れている。図3において開口部29の下壁は斜面29c
となっており、斜面29cの下端両側には、上方に突出
する突起29dが設けられている。カバー12の両側に
は、段部12aが設けられている。組立枠13は、図4
において、その前後が斜め下に折り曲げられた形をして
おり、両側には、鉤形の突起13a,下方に突出するU
字形の突出片13b及び側方に突出する係止爪13cが
設けられている。係止爪13cは組立枠13の片側に夫
々2対設けている。ボディ11とカバー12とは、組立
枠13の突起13aがカバー12の段部12aに掛けら
れ、突出片13bがボディ11の凸部11dに係止され
て互いに固定(かしめ固定)されている。ボディ11の
凹所11b,11c内には、各収納部30内に二つの錠
ばね21が挿入されるようにして端子金具17,18が
配置され、二つの錠ばね21のU字形下部21aの先端
前方に両側が位置するようにして解除釦19が配置され
ている。そして、栓刃挿入口28a,28bの夫々の奥
に端子金具17あるいは18の刃受ばね部31が配置さ
れている。凹所11a内には、端子板15の内部に二つ
の錠ばね22が挿入されるようにして、端子板15及び
座金付端子ねじ16が配置され、二つの錠ばね22のU
字形下部22aの先端前方に両側が位置するようにして
解除釦20が配置されている。端子板15は、上面c両
側がカバー12の凸部29aに押さえられて固定されて
いる。座金付端子ねじ16及び端子板15は、開口部2
9から外部に覗いており、端子ねじ16aの上端は、上
面よりも下に位置するようにされている。扉23は、裏
側から開口部29に挿入されて突起32が切欠29bに
挿入され、ボディ11の前部上面aによりその下端面b
が押さえられて、基部23aが開口部29後端に位置決
め固定されている。扉23の覆い部23cは、基部23
aに対して伸ばしたり折り曲げたりすることにより、開
口部29を開閉することができるようになっており、閉
じた時に座金付端子ねじ16及び端子板15を覆うよう
になっている。覆い部23cは、その突起33が開口部
29の凸部29aと突起29dの間に挿入され、突起2
9dに係止されることにより、閉状態に固定されるよう
になっている。覆い部23cを開くときは、切欠部23
dに指をかけて覆い部23cを上げるようにする。そう
すると、突起33の係止が解除され、扉23が弾性を有
する材料からなるときは、覆い部23cがひとりでに開
く。 【0008】このコンセントは、次のようにして結線が
なされる。端子板15の上部に導線(アース線)34を
接続するときは、まず、覆い部23cを開き、端子ねじ
16aをゆるめて座金16bと端子板15の上面cとの
間に間隔をあける。次に、座金16bと端子板15との
間に導線34を挿入し、端子ねじ16aを締める。開口
部29には、斜面29cが設けられているので、導線3
4の挿入を楽に行うことができる。次に、覆い部23c
を閉じ、導線34が切欠23dから引き出されるように
する。端子板15の下部に導線34を接続するときは、
導線を貫通穴24から挿入して、端子板15と錠ばね2
2の間に挿入する。錠ばね22が導線を押圧して固定す
る。この固定を解除するときは、貫通穴25からドライ
バー等を挿入し、解除釦20により錠ばね22の下部2
2a先端を押して導線34を引き抜く。端子金具17,
18に対する導線の接続及び接続解除もこれと同様にし
て行う。 【0009】またこのコンセントは、例えば、係止爪1
3cが挿入される穴を備えた埋め込み配設用の取付枠に
取り付けられ、壁等に埋め込まれた配線ボックスに取付
粋が取り付けられて、埋め込み設置される。この場合、
各対毎の係止爪13c,13cによって取付枠に対する
係止取付ががたなく行えることになる。更にこのコンセ
ントは、アース端子5が前面よりも奥方(後方)に配置
されているので、電源アダプタ,充電器,充電式カミソ
リ,横口ブラグ等、プラグ栓刃を直接突出させた器具の
プラグ栓刃を下側の栓刃挿入口28bに接続する場合で
も、アース端子5が邪魔にならないので、接続可能であ
る。特に扉23を開じた場合覆い部23cがコンセント
の前面と同一平面となるため電源アダプタ,充電器,充
電式カミソリ,横口ブラグ等の器具を支持する面が確保
でき、器具の自重でプラグ栓刃が栓刃挿入口28bから
脱落することがなく、しかもアース端子5の端子ねじ1
6a等が扉23で覆われるので、外観も良いものとなっ
ている。さらに、錠ばね22及び解除釦20を備えてい
るので導線の接続及び接続解除が簡単に速く行えるよう
になっている。 【0010】 【発明の効果】本発明は、ボディと、該ボディに被せら
れるカバーとからなり、前記カバーの前面両側に配置さ
れる組立枠により、前記カバーの一部と前記ボディの一
部とが結合固定されたケーシングを備え、前記組立枠の
側縁には、前記ケーシングの側部の上下位置より側方へ
夫々一対ずつ突出するように、配線器具を造営物に埋め
込み配設するための取付枠に係止する係止爪を形成して
あるので、各対毎の係止爪によって取付枠に対する係止
取付ががたなく安定良く行えるものであって、前記カバ
ーの前面には上から下へかけて第1の栓刃挿入口と、第
2の栓刃挿入口と、開口部とが設けられ、前記栓刃挿入
口の奥には刃受けばねが配置されるとともに、前記開口
部には電気的に独立したアース端子が配置され、該アー
ス端子は前記前面よりも奥に配置されるとともに、前記
開口部に設けられた開閉自在の扉によって覆われている
ので、電源アダプタや電気かみそりや大きなプラグ等も
アース端子に邪魔されることなく且つ安定した状態で接
続できる上に、アースを必要とする電気器具以外の別の
電気器具も同時に接続使用でき、そのため使用勝手が向
上し、また別のコンセントを設けたり、或いは複数の栓
刃挿入口を持つコンセントに、別のアースターミナルを
併設するようなことが必要なくなり、また外観も良いと
いう効果があり、しかも前記アース端子及び刃受けばね
の結線部には、押圧により導線を固定する錠ばねとこの
固定を解除する解除釦とを配置しているので、電線接続
及び解除が容易で配線施工が簡単となり、その上アース
端子が電気的に独立しているため、アース端子を別のコ
ンセントに接続されている電気機器のアースを取ること
もでき、また電気機器が地絡しても栓刃挿入口に電源プ
ラグを差し込んでいる電気機器に影響を与えることがな
いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
(a)は本発明の一実施形態の覆い部を開いた状態の平
面図である。 (b)は同上のカバーを除いた状態の平面図である。 【図2】 (a)は同上の平面図である。 (b)は同上の(a)におけるA−A線に沿ってみた一
部切欠側面図である。 【図3】 (a)は同上の図2(a)におけるB−B線に沿ってみ
た一部切欠側面図である。 (b)は同上の裏面図である。 【図4】同上の分解斜視図である。 【符号の説明】 5 アース端子13c 係止爪 14 ケーシング19,30 解除釦 21,22 錠ばね 23 扉 28a,28b 栓刃挿入口 29 開口部31 刃受けばね部
面図である。 (b)は同上のカバーを除いた状態の平面図である。 【図2】 (a)は同上の平面図である。 (b)は同上の(a)におけるA−A線に沿ってみた一
部切欠側面図である。 【図3】 (a)は同上の図2(a)におけるB−B線に沿ってみ
た一部切欠側面図である。 (b)は同上の裏面図である。 【図4】同上の分解斜視図である。 【符号の説明】 5 アース端子13c 係止爪 14 ケーシング19,30 解除釦 21,22 錠ばね 23 扉 28a,28b 栓刃挿入口 29 開口部31 刃受けばね部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭60−177581(JP,A)
特開 昭57−60680(JP,A)
特開 昭61−171025(JP,A)
実開 昭55−42216(JP,U)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ボディと、該ボディに被せられるカバーとからな
り、前記カバーの前面両側に配置される組立枠により、
前記カバーの一部と前記ボディの一部とが結合固定され
たケーシングを備え、前記組立枠の側縁には、前記ケー
シングの側部の上下位置より側方へ夫々一対ずつ突出す
るように、配線器具を造営物に埋め込み配設するための
取付枠に係止する係止爪を形成し、前記カバーの前面に
は上から下へかけて第1の栓刃挿入口と、第2の栓刃挿
入口と、開口部とが設けられ、前記栓刃挿入口の奥には
刃受けばねが配置されるとともに、前記開口部には電気
的に独立したアース端子が配置され、該アース端子は前
記前面よりも奥に配置されるとともに、前記開口部に設
けられた開閉自在の扉によって覆われ、前記アース端子
及び刃受けばねの結線部には、押圧により導線を固定す
る錠ばねとこの固定を解除する解除釦とが配置されて成
ることを特徴とするコンセント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8000655A JP2967919B2 (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | コンセント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8000655A JP2967919B2 (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | コンセント |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25646386A Division JPS63110564A (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | コンセント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08236213A JPH08236213A (ja) | 1996-09-13 |
JP2967919B2 true JP2967919B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=11479746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8000655A Expired - Lifetime JP2967919B2 (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | コンセント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2967919B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3991917B2 (ja) * | 2002-07-26 | 2007-10-17 | 松下電工株式会社 | 配線器具 |
JP4618095B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2011-01-26 | パナソニック電工株式会社 | コンセント |
JP2008118756A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Mega Chips Corp | クレードル装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5542216U (ja) * | 1978-09-12 | 1980-03-18 | ||
JPS5935151B2 (ja) * | 1980-09-27 | 1984-08-27 | 松下電工株式会社 | 接地型埋込コンセント |
JPS60177581A (ja) * | 1984-02-23 | 1985-09-11 | 松下電工株式会社 | 配線器具 |
JPS61171025A (ja) * | 1985-01-25 | 1986-08-01 | 松下電工株式会社 | 漏電遮断器の構造 |
-
1996
- 1996-01-08 JP JP8000655A patent/JP2967919B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08236213A (ja) | 1996-09-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970311 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |