JP3582218B2 - 住宅用分電盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅用分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、分電盤を設置した後に、工事業者が分電盤内の主幹ブレーカ及び分岐ブレーカを点検するために、照明や各種点検道具等の電源が必要なことがあり、分電盤を形成する箱体内にコンセントを収納することが為されている。
本出願人も、天井に配設される分電盤ではあるが、前面側のプラグ差込口を開口側として一面開口の箱体内にコンセントを収納し、箱体の開口を塞ぐ中蓋(蓋体)にコンセント露見孔を設け、この露見孔からコンセントの前面を外部に突出させたもの(特開平6−335123号)を提案している。なお、このものには、中蓋の外側に配設される外蓋も設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したものによれば、コンセントの前面が中蓋(蓋体)の露見孔から突出した状態で配設されているので、外蓋を開くことによってコンセントに各種電気機器のプラグを差し込むことができ、照明機器や各種点検道具等を接続して分電盤内のブレーカを照らしたり、ブレーカの点検を行うことができる。
【0004】
一方、夜中に地震等により停電が発生したときには、建物内の照明機器が全て消えるので避難しにくいという問題があり、これを解決するために、通常はコンセントに差し込んで充電しておき、停電になったら勝手に点灯し、しかもコンセントから取り外し自在な非常用照明機器が登場した。この非常用照明機器を壁面に配設された通常のコンセントに接続するとコンセントの数が減るので、分電盤内に取り付けることが考えられるが、上述した分電盤によれば、コンセントが中蓋から突出した状態で配設されているので、照明機器も中蓋からかなり突出した状態で配設されることとなり、非常用照明機器の収納性が悪いという問題があった。
【0005】
また、収納性を向上させるために、コンセントを箱体の奥側に収納するとともに蓋体に露見孔を設けて照明機器を収納することも考えられるが、掃除や点検の際に、照明機器を取り外してコードを有する電気機器のプラグをコンセントのプラグ差込口に差し込む場合、作業者が誤って箱体内のブレーカやブレーカの配線等に触れることがあり、そのブレーカの負荷への電気の供給を停止させてしまう恐れがある。
【0006】
本発明は、かかる事由に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、可搬型の非常用照明機器等の小型の電気機器の収納性が向上するとともに、コンセントから小型の電気機器を取り外して一般の電気機器に使用する場合に箱体内のブレーカやブレーカの配線に触れる恐れが少なく、もって安定した負荷への電気の供給が行える住宅用分電盤を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために請求項1の発明では、開閉ハンドルを有したブレーカ及びこのブレーカに電気的に接続されるプラグ差込口を有したコンセントをそれぞれ開閉ハンドル及びプラグ差込口を開口側として収納した一面開口の箱体と、コンセントを外部から露見可能な露見孔を有してコンセントから所定間隔で箱体の開口を塞ぐ蓋体と、を備えた住宅用分電盤において、前記露見孔は、コンセントのプラグ差込口に差し込まれる電気機器を外部から装着し得る大きさに形成されるとともに、この露見孔の開口口縁に対して同周囲で電気機器を囲む隔離壁を、前記所定間隔内で、且つ挿入させた指先がブレーカに触れない隙間以内で前記露見孔の開口周縁に設けたので、外部からコンセントのプラグ差込口に電気機器のプラグを差し込んで電気機器を箱体内に装着することができる。また、この電気機器を取り外して他の電気機器のコードを挿通させてプラグ差込口にプラグを差し込む場合、箱体内のブレーカやブレーカの接続電線に触れる恐れが少なく、もって安定した負荷への電気の供給が行える。また、前記ブレーカはフレームを介して箱体に取着され、前記コンセントは、前記露見孔に対向して配置されて前記フレームに取着されるコンセント収納体の底部の一端側に、プラグ差込口側の前面が突出した状態で取着され、前記コンセント収納体の底部の他端側は、その面の高さ位置が前記底部の一端側から突出したコンセントのプラグ差込口の前面と同じ高さとなるように形成され、前記コンセントのプラグ差込口の前面と前記コンセント収納体の底部の他端側とで前記コンセントに接続される電気機器の底面部を支えるので、露見孔の略全面を覆う電気機器を装着したときに、電気機器ががたつきにくくなる。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記露見孔から箱体内に電気機器を装着した状態で、この電気機器の四周のうちの少なくとも一方方向両側と隔離壁とのに指先差込空間を設けたので、指先差込空間から指先を差し込んで電気機器を取り外し易くできる。請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記指先差込空間は、プラグ差込口の長手方向両側に設けたので、電気機器をプラグ差込口から取り外すときに、電気機器のプラグが変形しにくいものとなる。
【0010】
請求項の発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、前記露見孔から装着される電気機器を照明機器とし、箱体の開口を建物の壁面に対して平行状態で壁面に取着したときに、前記照明機器を床方向に傾斜させた状態で装着したので、足元を照らすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本実施形態1を図1乃至図6により説明する。本実施形態は壁面等に埋設する住宅用分電盤を構成し、盤本体は図4に示すように壁面等に埋設される前面開口の箱体1と、この箱体1の前面開口を覆う蓋体2とで構成され、箱体1内には内器ブロック3が取着され、また上部開口1aより先行配線された電線が箱体1内に導入されるようになっている。
【0012】
内器ブロック3は箱体1の奥面に横方向に並行取着される2本のフレーム4,4と、このフレーム4、4間に取着される主幹ブレーカ5と、この主幹ブレーカ5に電源側接続バー6及び接地側接続バー7を介して電気的に接続され、各フレーム4,4に横並びに取着される分岐ブレーカ8…と、この分岐ブレーカ8…の横並びで少なくとも1つのフレーム4に取着され、前記電源接続側バー6及び接地側接続バー7に各々電気的に接続されたコンセント9と、このコンセント9に接続される電源側電線10と電源側接続バー6との間に介在してフレーム4に取着されるヒューズボックス11と、このヒューズボックス11に取着されるヒューズ12と、前記の各接続バー6、7を配設した導電ブロック13等より構成されたもので、Z状に曲成してある取付金具14、14にフレーム4、4の両端をを固定し、この取付金具14,14に穿設してある達磨孔14aを用いて箱体1の両側壁1b,1bの前面に螺子固定することにより箱体1内に箱体1の奥面と接触しないように収納保持される。
【0013】
導電ブロック13はフレーム4,4間の中央にフレーム4と並行するに配置された絶縁基台15と、箱体1の開口側に面する絶縁基台15の前部に長手方向に配設された接地側接続バー7と、絶縁基台15の後部の上下側に長手方向配設された電源側接続バー6,6とからなる。接地側接続バー7及び電源側接続バー6,6は単相3線用主幹ブレーカ5の夫々に対応する負荷側端子に導体を介して接続され、また各分岐ブレーカ8の電源側端子に夫々導体を介して接続され、導電ブロック13はこれらブレーカ5,8に対する接続により導体及び接続バー6、7の剛性によりフレーム4、4間で支持される。
【0014】
また導電ブロック13の絶縁基台15の上記前部の上下側には長手方向に沿って突出壁15aを設けており、この両側突出壁15a、15a間に亘るように図3、図4に示す如く絶縁カバー16を載置して、導電ブロック13を被蔽するとともに、両側に配置された分岐ブレーカ8の端子部を被蔽する。この際突出壁15a,15aより突出してある突起15bが絶縁カバー16の側縁に形成した切欠16aに係合して絶縁カバー16を保持する。
【0015】
前記ヒューズボックス11は板部材19に取り付けられる。板部材19は金属板からなり、一端側が後述するようにフレーム4に取着され、他端が他方のフレーム4から離れる方向に延出形成されて、この他端演出部19a上にヒューズボックス11を螺子固定してある。そして板部材19の上面には一面開口の箱状をなした金属製のコンセント収納体23が絶縁板35を介して図5に示すように螺子18…により取着される。ここで螺子18の先端は板部材19の挿通孔17、17’を介してフレーム4に螺合締結されることにより板部材19、コンセント収納体23及び絶縁体35を共に固定している。
【0016】
コンセント収納体23に収納されるコンセント9は既製の配線器具のコンセントが使用され、金属製の取付枠20に予め固定されており、コンセント収納体23に対する固定は次のように行う。つまりコンセント収納体23と板部材19とに設けたコンセント挿通孔21,22にプラグ差込口9a,9aが図4において上向き側となるようにしてコンセント9の後部を嵌め込むととおもに、取付枠20の両端部をコンセント挿通孔21開口周縁のコンセント収納体23底部に当接し、この取付枠20の両端部に設けた取付孔24とこの取付孔24に対応したコンセント収納体23側の挿通孔25とを介して板部材19に設けた螺子孔26に螺子27を螺入締結することによりコンセント9をコンセント収納体23を介して板部材19に固定するのである。ここで板部材19に対して重合するフレーム4の一部は図3において破線で示すように切欠部28を設けており、この切欠部28内にコンセント挿通孔22より突出せるコンセント9の後部を嵌めてコンセント9の後部の逃げとしている。
【0017】
コンセント9は器体の両側に金属取付枠用係止孔29及び合成樹脂製取付枠用係止爪30を設けた既製の配線器具からなり、取付枠20の開口窓31に前方から器体後部を嵌め込んで一方の係止孔29に開口窓31の両側内縁の一方に突設してある係止突起32aを係入させ、開口窓23の両側内縁の他方に突設してある係止突起32bに対応するように取付枠20の枠片に形成してある孔32cを用いて枠片を変形させて係止突起32bを器体の他方の係止孔29に係入させることにより取付枠20に固定される。
【0018】
而してコンセント9の電源接続端子の接地側は電線33により接地側接続バー7に対して接続され、他方はヒューズボックス11の出力側端子に電線10により接続される。またヒューズボックス11の入力側端子は電線34により電源側接続バー6に接続される。
上記絶縁板35は板部材19とコンセント収納体23との間に介在して各接続バー6,7とコンセント収納体23とを絶縁するためのものであって、コンセント収納体23と隣合う分岐ブレーカ8及び導電ブロック13とを絶縁する隔離片35a及び35bを設けてある。
【0019】
蓋体2は箱体1の前面開口に被着されるもので、扉46を開閉自在に枢支してある中央凹平面47には主幹ブレーカ5の開閉ハンドル36、分岐ブレーカ8の開閉ハンドル37を露見させる窓孔38、39を夫々に対応するように開口するととに、コンセント9の差込口9a,9aを露見させ、且つこのコンセント9の差込口9a,9aに栓刃を挿入して電気的に接続するともに保持される充電式で且つ可搬自在な非常用照明機器40の後部を上記コンセント収納体23に嵌め込むことができる露見孔41を開口してある。露見孔41は蓋体2に直接開口しておらず、コンセント9に対応する蓋体2の位置に開口した角状の開口窓43に嵌着した枠体42により開口したもので、コンセント9のプラグ差込口9a,9aに差し込まれる非常用照明機器40を外部から装着し得る大きさに形成されている。そして枠体42の周壁の高さは略蓋体2の高さ(所定間隔)に相当し、枠体42の後端の開口部は、蓋体2が閉じられた状態で箱体1側のコンセント収納体23の開口部に僅かの隙間を介して臨むようになっている。
【0020】
つまり枠体42の後端の開口部たる露見孔41の開口周縁とコンセント収納体23の開口部との隙間はコンセント9のプラグ差込口9a,9aに電気機器のプラグを差し込む際に誤って箱体1内分岐ブレーカ8の接続電線に触れることがないような寸法とし、且つコンセント9に非常用照明機器40を接続した場合に、露見孔41から蓋体2の前面に至るまでの枠体42の周壁、つまり隔離壁42aと非常用照明機器40の外周面との隙間をコンセント9の差込口9a,9aの長手方向の両側(つまり図3では上下部)において指先が入る寸法とし両側部においては隙間を殆ど無くしてある。従って非常用照明機器40をコンセント9から外す際には図6に示すように上、下部に形成された指先差し込み空間44、44に指先を入れて指先により非常用照明機器40の上下部を掴むようにすれば容易に非常用照明機器40を前方へ引き抜くことができる。この時露見孔41の開口周縁から箱体1内部に指先が入らないから分岐ブレーカ8の接続電線に接触することが無く安全である。
【0021】
また非常用照明機器40をコンセント9に接続する場合も同様に非常用照明機器40の上下部を指先で掴むようにして枠体42内に押し込めば非常用照明機器40の後面に突出してある栓刃を露見孔41を介してコンセント9の差込口9a,9aに差し込むことができる。
ここでコンセント収納体23の底部はコンセト挿通孔5が開口している一端側より他端側は一段高くなった段部23aとなっており、この段部23aの面の位置はコンセント9の差込口9a,9aが開口している前面と略同じ高さになっており、非常用照明機器40の栓刃をコンセント9の差込口9a,9aに差し込んだ状態で、非常用照明機器40の後面をコンセント9の前面とともに支えるようになっている。
【0022】
蓋体2の扉46は非常用照明機器40を装着した状態で開閉することができるもので、例えば光透過性の樹脂等により成形されたものを使用している。
非常用照明機器40は通常時は商用電源により内蔵蓄電池が充電され、商用電源が停電した時に自動的に内蔵ランプを点灯させることができるようになっている。またコンセント9から外し使用する場合には「入」「切」のスイッチで、懐中電灯と同様にも使用することができるものである。
【0023】
而して本実施形態の住宅用分電盤では分電盤内に点検時に点検道具等の電源が必要な場合には、非常用照明機器40を外してコンセント9を使用することができ、また通常には非常用照明機器40を装着して、停電等の際の非常灯に使用することができ、また避難等の際にはコンセント9より取り外して懐中電灯として使用することができる。また必要に応じて点検器具の電源コンセントとしてコンセント9を使用することができる。
【0024】
(実施形態2)
上記実施形態1は埋め込み型の住宅用分電盤であったが、本実施形態は露出設置型の住宅用分電盤であり、本実施形態を図7乃至図12により説明する。
まず本実施形態と実施形態1との相違は、実施形態1の如く取付金具14を用いて内器ブロック3を箱体1に取り付けたものではなく、図10に示すように箱体1の奥面に設けたブロック載置片50の螺子孔51に予め締結してある螺子(図示せず)の頭部をフレーム4,4の両端に設けた達磨孔52に嵌め込むようにして内器ブロック3を箱体1に収納した後、螺子を締結して内器ブロック3を固定する。
【0025】
また箱体1の前面開口に被着する蓋体2には扉を設けておらず、主幹ブレーカ、分岐ブレーカ8の各開閉ハンドル36、37を窓孔38,39を介して外部に露出させるようになっている。また内器ブロック3に設けたコンセント9に接続して装着する非常用照明機器40の前面も外部に露出させるようになっている。
【0026】
さて内器ブロック3は実施形態1と同様に箱体1の奥面に横方向に並行取着される2本のフレーム4,4と、このフレーム4、4間に取着される主幹ブレーカ5と、この主幹ブレーカ5に電源側接続バー6及び接地側接続バー7を介して電気的に接続され、各フレーム4,4に横並びに取着される分岐ブレーカ8…と、この分岐ブレーカ8…の横並びで少なくとも1つのフレーム4に取着され、前記電源接続側バー6及び接地側接続バー7に各々電気的に接続されたコンセント9と、このコンセント9の電源側電線10と電源側接続バー6との間に介在してフレーム4に取着されるヒューズボックス11と、このヒューズボックス11に取着されるヒューズ12と、前記の各接続バー6、7を配設した導電ブロック13等より構成されており、上述のようにフレーム4,4の両端に形成した達磨孔52と螺子を用いて箱体1のブロック載置片50に固定される。
【0027】
フレーム4は断面コ状で両側片の先端より外側方へ載置片4a、4aを突設しており、この載置片4a,4b上に分岐ブレーカ8や、主幹ブレーカ5の底面が乗って支えられるようになっている。
導電ブロック13は実施形態1と同様にフレーム4,4間の中央にフレーム4と並行するに配置された絶縁基台15と、この絶縁基台15に配設された接地側接続バー7及び電源側接続バー6,6とからなり、接地側接続バー7及び電源側接続バー6,6は単相3線用主幹ブレーカ5の夫々に対応する負荷側端子に導体を介して接続され、また各分岐ブレーカ8の電源側端子に夫々導体を介して接続され、導電ブロック13はこれらブレーカ5,8に対する接続により導体及び接続バー6、7の剛性によりフレーム4、4間で支持される。
【0028】
また図7に示すように導電ブロック13の絶縁基台15の前部に設けた突出壁15a、15a間に亘るように絶縁カバー16を載置して、導電ブロック13を被蔽するとともに、両側に配置された分岐ブレーカ8の端子部を被蔽する。この際突出壁15a,15aより突出してある係止突起15b’が絶縁カバー16の側縁に形成した切欠16aに係合して絶縁カバー16を保持する。
【0029】
前記ヒューズボックス11は板部材19に取り付けられる。板部材19は金属板からなり、図7,図11に示すように一端両側に形成せる取付片54の挿通孔55を通した螺子18’によりフレーム4の内側の載置片4aに形成した螺子固定することによりフレーム4に取着され、他端が他方のフレーム4から離れる方向に延出形成された金属板からなり、他端延出部19a上にヒューズボックス11を螺子固定するのである。そして板部材19の両側縁には上記フレーム4の外側の載置片4aの裏面側に延出して該載置片4aと係合して板部材19とでフレーム4の載置片4aを挟む係合片53を設けてあり、この係合片53により板部材19のフレーム4への取り付け時の位置決めと、回転止めとを図っている。
【0030】
そして板部材19の上面には一面開口の箱状をなした金属製のコンセント収納体23が絶縁板35を介して螺子18により取着される。コンセント収納体23に収納されるコンセント9は実施形態1と同様に既製の配線器具のコンセントが使用され、金属製の取付枠20を用いてコンセント収納体23に実施形態1と同様に固定する。ここでは実施形態1を参照してその固定構造についての説明は省略する。またコンセント収納体23、絶縁体35、板部材19の取付けも実施形態1と同じ構成についてはここでは説明は省略する。またコンセント9と取付枠20も実施形態1と同じものを使用するため、両者の関係についての説明はここでは省略する。
【0031】
さて本実施形態での板部材19はフレーム4に一端を固定した際に前面が下向き傾斜するように取付片54との境界部をやや後方に折り曲げてあり、板部材19に取り付けられたコンセント収納体23の開口面はやや下向き傾斜し、コンセント9の差込口9a,9aの向きも下向き傾斜する。
つまり箱体1に被着する蓋体2の略中央より上下の面が傾斜しており、この下側の傾斜面に開口する後述する露見孔41の向きに合わせてある。
【0032】
蓋体2は主幹ブレーカ5の開閉ハンドル36、分岐ブレーカ8の開閉ハンドル37を露見させる窓孔38、39を夫々に対応するにように開口するととに、コンセント9の差込口9a,9aを露見させ、且つこのコンセント9の差込口9a,9aに栓刃を挿入して電気的に接続するともに保持される充電式で且つ可搬自在な非常用照明機器40の後部を上記コンセント収納体23に嵌め込むことができる露見孔41を開口してある。露見孔41は蓋体2に直接開口しておらず、コンセント9に対応する蓋体2の位置に開口した角状の開口窓43に嵌着した枠体42の底部に開口したものある。本実施例の枠体42の周壁である隔離壁42aの役割及びその構成も実施形態1と同じであるから、ここでは詳細な説明は省略する。
【0033】
而して本実施形態の住宅用分電盤でも実施形態1と同様に分電盤内に点検時に点検道具等の電源が必要な場合には、非常用照明機器40を外してコンセント9を使用することができ、また通常には非常用照明機器40を装着して、停電等の際の非常灯に使用することができ、また避難等の際にはコンセント9より取り外して懐中電灯として使用することができる。更にコンセント9を用いて点検器具の電源コンセントと使用できる。
【0034】
そして本実施形態では、箱体1を壁面に取り付けた状態において、蓋体2に開口した露見孔41の向きは床方向となっており、そのためコンセント9に装着した非常用照明機器40の前面も床方向に向くことなり、そのため非常時時に点灯した場合、足元を照らすことができることになり、避難等が容易に行えることになる。
【0035】
尚実施形態1、実施形態2の図面中において60は圧着端子であり、61は螺子端子で、電線の接続に使用されている。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の発明は、開閉ハンドルを有したブレーカ及びこのブレーカに電気的に接続されるプラグ差込口を有したコンセントをそれぞれ開閉ハンドル及びプラグ差込口を開口側として収納した一面開口の箱体と、コンセントを外部から露見可能な露見孔を有してコンセントから所定間隔で箱体の開口を塞ぐ蓋体と、を備えた住宅用分電盤において、前記露見孔は、コンセントのプラグ差込口に差し込まれる電気機器を外部から装着し得る大きさに形成されるとともに、この露見孔の開口口縁に対して同周囲で電気機器を囲む隔離壁を、前記所定間隔内で、且つ挿入させた指先がブレーカに触れない隙間以内で前記露見孔の開口周縁に設けたので、外部からコンセントのプラグ差込口に電気機器のプラグを差し込んで電気機器を箱体内に装着することができるという効果がある。また、この電気機器を取り外して他の電気機器のコードを挿通させてプラグ差込口にプラグを差し込む場合、箱体内のブレーカやブレーカの負荷線に触れる恐れが少なく、もって安定した負荷への電気の供給が行えるという効果がある。また、前記ブレーカはフレームを介して箱体に取着され、前記コンセントは、前記露見孔に対向して配置されて前記フレームに取着されるコンセント収納体の底部の一端側に、プラグ差込口側の前面が突出した状態で取着され、前記コンセント収納体の底部の他端側は、その面の高さ位置が前記底部の一端側から突出したコンセントのプラグ差込口の前面と同じ高さとなるように形成され、前記コンセントのプラグ差込口の前面と前記コンセント収納体の底部の他端側とで前記コンセントに接続される電気機器の底面部を支えるので、露見孔の略全面を覆う電気機器を装着したときに、電気機器ががたつきにくくなるという効果がある。
【0037】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記露見孔から箱体内に電気機器を装着した状態で、この電気機器の四周のうちの少なくとも一方方向両側と隔離壁とのに指先差込空間を設けたので、指先差込空間から指先を差し込んで電気機器を取り外し易くできるという効果がある。請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記指先差込空間は、プラグ差込口の長手方向両側に設けたので、電気機器をプラグ差込口から取り外すときに、電気機器のプラグが変形しにくいものとなるという効果がある。
【0039】
請求項の発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、前記露見孔から装着される電気機器を照明機器とし、箱体の開口を建物の壁面に対して平行状態で壁面に取着したときに、前記照明機器を床方向に傾斜させた状態で装着したので、足元を照らすことができ、非常時の避難が容易となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部の一部省略せる拡大側断面図である。
【図2】同上の要部の一部省略せる拡大平断面図である。
【図3】同上の一部省略せる拡大正面断面図である。
【図4】同上の一部破断せる分解斜視図である。
【図5】同上のコンセント、コンセント収納体、板部材、ヒューズボックスの分解斜視図である。
【図6】同上の扉を開いた状態の正面図である。
【図7】本発明の実施形態の要部の一部省略せる拡大側断面図である。
【図8】同上の要部の一部省略せる拡大平断面図である。
【図9】同上の一部省略せる拡大正面断面図である。
【図10】同上の一部破断せる分解斜視図である。
【図11】同上のコンセント、コンセント収納体、板部材、ヒューズボックスの分解斜視図である。
【図12】同上の正面図である。
【符号の説明】
2 蓋体
3 内器ブロック
4 フレーム
6 電源側接続バー
7 接地側接続バー
8 分岐ブレーカ
9 コンセント
10 電線
11 ヒューズボックス
13 導電ブロック
19 板部材
35 絶縁板
37 開閉ハンドル
40 非常照明機器
41 露見孔
42 枠体
44 指先差し込み空間

Claims (4)

  1. 開閉ハンドルを有したブレーカ及びこのブレーカに電気的に接続されるプラグ差込口を有したコンセントをそれぞれ開閉ハンドル及びプラグ差込口を開口側として収納した一面開口の箱体と、コンセントを外部から露見可能な露見孔を有してコンセントから所定間隔で箱体の開口を塞ぐ蓋体と、を備えた住宅用分電盤において、前記露見孔は、コンセントのプラグ差込口に差し込まれる電気機器を外部から装着し得る大きさに形成されるとともに、この露見孔の開口口縁に対して同周囲で電気機器を囲む隔離壁を、前記所定間隔内で、且つ挿入させた指先がブレーカに触れない隙間以内で前記露見孔の開口周縁に設け、前記ブレーカはフレームを介して箱体に取着され、前記コンセントは、前記露見孔に対向して配置されて前記フレームに取着されるコンセント収納体の底部の一端側に、プラグ差込口側の前面が突出した状態で取着され、前記コンセント収納体の底部の他端側は、その面の高さ位置が前記底部の一端側から突出したコンセントのプラグ差込口の前面と同じ高さとなるように形成され、前記コンセントのプラグ差込口の前面と前記コンセント収納体の底部の他端側とで前記コンセントに接続される電気機器の底面部を支えることを特徴とする住宅用分電盤。
  2. 前記露見孔から箱体内に電気機器を装着した状態で、この電気機器の四周のうちの少なくとも一方方向両側と隔離壁とのに指先差込空間を設けたことを特徴とする請求項1記載の住宅用分電盤。
  3. 前記指先差込空間は、プラグ差込口の長手方向両側に設けたことを特徴とする請求項2記載の住宅用分電盤。
  4. 前記露見孔から装着される電気機器を照明機器とし、箱体の開口を建物の壁面に対して平行状態で壁面に取着したときに、前記照明機器を床方向に傾斜させた状態で装着したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の住宅用分電盤。
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