JP2998114B2 - 配線器具の蓋止構造 - Google Patents
配線器具の蓋止構造Info
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Description
蓋止金具にて一体に締結してなる配線器具に関し、特に
蓋体とケース本体とを簡単且つ強固に締結できる蓋止構
造に係る。
しては、例えば本出願人が先に出願したもので特開平3
−43928号公報に掲載されているようなものがあ
る。このものは、蓋体とケース本体と蓋止金具とを備
え、2個の蓋止金具で蓋体とケース本体とを一体に締結
して配線器具の器体を構成している。前記蓋止金具は、
蓋体のボス部の側壁に添って延在する金具本体と、この
金具本体の長手方向両端部に形成した締結片とからな
り、両締結片は蓋体の側面を通ってケース本体の側面上
部まで延びている。各締結片の先端部は二股状をなして
おり、その二股先端部を左右に折り曲げてケース本体の
突部に係止することにより、蓋体とケース本体とを一体
に締結している。
た先行技術に係る配線器具の蓋止構造にあっては、蓋止
金具の両端部に設けた締結片の先端部をケース本体の突
部に係止し、金具本体の両端で蓋体とケース本体とを締
結する構造となっており、金具本体の両端部よりも中央
部の締結力が弱いため、金具本体が長くなると蓋止金具
全体の締結力が弱くなり、所定の締結力を得ることがで
きなくなるという課題があった。
なされたものであり、金具本体の中途部を蓋体側に係止
し、当該中途部のたるみを防止して蓋止金具全体の締結
力を強くすることにより、上記課題を解決することを目
的としている。
に、本発明における配線器具の蓋止構造は、蓋体4とケ
ース本体2とを、前記蓋体のボス部12の側壁に添わせ
て装着した蓋止金具の両端部に設けられた締結片をそれ
ぞれケース本体に係止することにより一体に締結してな
る配線器具の蓋止構造において、前記蓋体4と前記蓋止
金具9との間に金具保持体24を介在させ、蓋体の長手
方向側面でボス部の側壁の下部には四角形の切欠を設け
ると共に、当該切欠が接するエッジ部13にも垂直方向
に切欠を設けて座部29を設けると共に蓋体の内方とエ
ッジ部の下方に向かって開口する穴部16を設け、断面
略L字状の金具保持体24には底面側に前記エッジ部に
設けられた座部29に嵌合する底面片26を設け、垂直
面側には前記ボス部の側壁と面接触する側面片25を設
ける共に、側面片の中央下部には下方へ突出し且つ先端
に爪部28を有する係止片27を設け、金具保持体の係
止片27を前記穴部に挿入した際に爪部が前記エッジ部
底面と係合することにより金具保持体と蓋体とが強固に
係合し、且つ金具保持体の側面片25の下部にあって、
前記係止片27の両側位置に設けられた凹部30に蓋止
め金具に設けられた凸部23が係合することにより、蓋
止金具の長手方向中央部においても強固に係止できるこ
とを特徴としている。
して穴部で係止片を係止することにより当該蓋体のボス
部の側壁に添わせて金具保持体を取り付け、その蓋体を
ケース本体に被せる。次に、蓋止金具に設けた凸部を金
具保持体に設けた凹部に係合しつつ、当該蓋止金具をボ
ス部の側壁に添わせて蓋体に装着し、ケース本体側に突
出した締結片の先端部を当該ケース本体に係止すること
により、蓋体とケース本体とを簡単且つ強固に締結する
ことができる。
て説明する。図1〜図13は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は配線器具を構成する蓋体とケース本体と蓋
止金具と金具保持体とを示す分解斜視図、図2は同じく
配線器具の正面図、図3は同じく平面図、図4は同じく
左側面図、図5は同じく図2のA−A線断面図、図6は
同じく図2のB−B線断面図、図7は本実施例に係る蓋
止金具を示す正面図、図8は同じく平面図、図9は同じ
く右側面図、図10は本実施例に係る金具保持体を示す
正面図、図11は同じく平面図、図12は同じく左側面
図、図13は同じく図10のC−C線断面図である。
材料で形成された器体であり、この器体1は、通常の大
きさの配線器具が幅方向に3個連結された大きさを有す
るケース本体2と、このケース本体2の上面に開口して
設けた凹陥部3を閉じる蓋体4とからなり、凹陥部3内
にはスイッチ機構5や外部電線の接続端子6等を収納し
ている。蓋体4の下部には下方に突出する位置決め用の
突起7を設けており、その突起7をケース本体2に設け
た位置決め用の凹欠部8に係合することによりケース本
体2及び蓋体4間を位置決めしている。また、ケース本
体2の前記連結方向である長手方向両端の側面上部の各
隅部には、蓋止金具9の締結片19を係止するための掛
止部11をそれぞれ形成している。
2と、そのボス部12の両側に設けたエッジ部13とを
有し、ボス部12の中央部には、スイッチ機構5の回動
軸14が貫通する貫通孔15を設けている。同じく蓋体
4の長手方向側面中央部で、ボス部12の側壁中央部の
下部に四角形の切欠を設けると共に、当該切欠が接する
エッジ部13にも垂直方向に切欠を設けて座部29を設
けると共に蓋体4の内方とエッジ部13の下方に向かっ
て開口する穴部16を設けている。
図7〜図9に示すように、蓋体4のボス部12の側壁に
添うように延びる金具本体18と、この金具本体18の
長手方向両端部に連続して設けた前記締結片19とを有
している。各締結片19は90度折り曲げられて下方に
突出していると共に、その先端部を細くして二股状に形
成しており、これにより当該二股先端部の左右方向への
折り曲げを容易にしている。金具本体18の幅方向の両
側には、この配線器具を配線器具取付枠(図示せず)に
係合固定するための固定手段を設けている。20は、固
定手段の一例を示す突起、21は、固定手段の他の例を
示す立上片22に設けた係合孔であり、突起20を配線
器具取付枠の凹部に係合させることにより、また、係合
孔21に配線器具取付枠の凸部を係合させることによ
り、いずれの場合にも、この配線器具が配線器具取付枠
を介して建物等の設置面に取り付けられる。
体4側に突出する凸部23を2個設けている。2個の凸
部23,23は、蓋体4の前記穴部16を跨ぐように設
定している。
するように設けた金具保持体であり、この金具保持体2
4は高い弾性を有する合成樹脂材料で形成することが好
適ではあるが、ある程度の弾性を発揮し得るように形成
すれば鋼板等も適用することができる。この金具保持体
24は、図1及び図10〜図13に示すように、ボス部
12の側壁に当接する側面片25と、この側面片25の
下部から横方向に連続する底面片26と、側面片25の
中央部から下方に突出する係止片27と当該係止片27
の先端に設けられ、底面片26と同方向へ突出する爪部
28とからなる。係止片27には適度な弾性を付与して
おり、係止片27を前記穴部16に垂直方向に挿入した
場合に係止片27は適度に湾曲し無理なく挿入できると
共に、係止片27の先端の爪部28はエッジ部13の底
面と係合し、金具保持体24を蓋体4に強固に係合させ
ることができる。
金具9の金具本体18が載置され、この金具本体18で
底面片26の浮き上がりを防止している。そのため、蓋
体4のエッジ部13の上面には座部29を設け、この座
部29内に底面片26を収納して当該底面片26の上面
をエッジ部13両端の上面と一致させている。更に、金
具保持体24の側面片25には、蓋止金具9の2個の前
記凸部23が係合する凹部30を2個設けている。10
は、スイッチ機構5の回動軸に取着したツマミである。
6を参照して説明する。まず、蓋止金具9に設けた2個
の凸部23を金具保持体24に設けた2個の凹部30に
係合する。これにより、蓋止金具9の金具本体18の裏
面が金具保持体24の底面片26の上面に載置され、蓋
止金具9が金具保持体24に組み付けられる。
の組付体を蓋体4のボス部12の両側壁に臨ませ、各金
具保持体24に設けた係止片27を蓋体4に設けた穴部
16に挿入し、その係止片27の先端の爪部28を穴部
16の内側の縁に係止する。これにより、金具保持体2
4の側面片25がボス部12の側壁に当接し、底面片2
6がエッジ部13の座部29内に収納されると共に、蓋
止金具9がボス部12の側壁に添って蓋体4に装着され
る。
せ、その凹陥部3を蓋体4で閉じる。これにより、蓋止
金具9の両端に設けた締結片19がケース本体2側に突
出するため、その締結片19の先端に設けた二股部を左
右に折り曲げ、その二股部先端をケース本体2の掛止部
11に係止する。これにより、ケース本体2への蓋体4
の蓋止め作業が完了する。
体24に係止され、その金具保持体24は係止片27に
よって蓋体4の穴部16に係止されているため、金具保
持体24及び蓋止金具9のいずれにも撓みを生ずること
がなく、蓋止金具9で金具保持体24と蓋体4とを強く
押圧することができる。従って、本発明は従来のように
蓋止金具9の両端部のみで締結力を発揮させるのではな
く、蓋止金具9の両端部に加えて中途部分でも大きな締
結力を発揮させることができるため、金具本体18部分
の長い蓋止金具であっても、ケース本体2と蓋体4との
間を強固に締結することができる。しかも、上述したよ
うに、取付作業を極めて簡単に行うことができ、この種
の配線器具における蓋止めの作業性を大幅に向上するこ
とができる。
部16と金具保持体24の係止片27とを1個ずつ設け
た例について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、それぞれ2個以上設けてもよいことは勿論
である。
のとおり構成されているので、次に記載するような効果
を奏する。
と共に、その金具保持体を蓋体に係止する構造としたた
め、蓋止金具の両端部に加えて中途部分でも大きな締結
力を発揮させることができ、蓋止金具の中途部における
撓みを防止して蓋止金具全体の締結力を強くすることが
できる。従って、金具本体部分の長い蓋止金具であって
も、ケース本体と蓋体との間を強固に締結することがで
きる。しかも、上述したように、取付作業を極めて簡単
に行うことができるため、この種の配線器具における蓋
止め作業の作業性を大幅に向上することができる。
体とケ−ス本体と蓋止金具と金具保持体とを示す分解斜
視図である。
面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 蓋体4とケース本体2とを、前記蓋体の
ボス部12の側壁に添わせて装着した蓋止金具の両端部
に設けられた締結片をそれぞれケース本体に係止するこ
とにより一体に締結してなる配線器具の蓋止構造におい
て、前記蓋体4と前記蓋止金具9との間に金具保持体2
4を介在させ、蓋体の長手方向側面でボス部12の側壁
の下部には四角形の切欠を設けると共に、当該切欠が接
するエッジ部13にも垂直方向に切欠を設けて座部29
を設けると共に蓋体の内方とエッジ部の下方に向かって
開口する穴部16を設け、断面略L字状の金具保持体2
4には底面側に前記エッジ部に設けられた座部29に嵌
合する底面片26を設け、垂直面側には前記ボス部の側
壁と面接触する側面片25を設ける共に、側面片の中央
下部には下方へ突出し且つ先端に爪部28を有する係止
片27を設け、金具保持体の係止片27を前記穴部に挿
入した際に爪部が前記エッジ部底面と係合することによ
り金具保持体と蓋体とが強固に係合し、且つ金具保持体
の側面片25の下部にあって、前記係止片27の両側位
置に設けられた凹部30に蓋止め金具に設けられた凸部
23が係合することにより、蓋止金具の長手方向中央部
においても強固に係止できることを特徴とする配線器具
の蓋止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3353949A JP2998114B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 配線器具の蓋止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3353949A JP2998114B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 配線器具の蓋止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05176438A JPH05176438A (ja) | 1993-07-13 |
JP2998114B2 true JP2998114B2 (ja) | 2000-01-11 |
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ID=18434301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3353949A Expired - Fee Related JP2998114B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 配線器具の蓋止構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2998114B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP3353949A patent/JP2998114B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05176438A (ja) | 1993-07-13 |
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