JP3040542B2 - フロア用コンセント - Google Patents

フロア用コンセント

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JP3040542B2
JP3040542B2 JP3186629A JP18662991A JP3040542B2 JP 3040542 B2 JP3040542 B2 JP 3040542B2 JP 3186629 A JP3186629 A JP 3186629A JP 18662991 A JP18662991 A JP 18662991A JP 3040542 B2 JP3040542 B2 JP 3040542B2
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博之 立石
綱一 長谷川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フリーアクセスフロア
等のフロアにおいて、床上配線に接続されたプラグを受
けて床下配線に電気的に接続するフロア用コンセントに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フリーアクセスフロア等で
は、床上配線に接続されたプラグを受けて床下配線に電
気的に接続するフロア用コンセントが提供されている。
この種のフロア用コンセントでは、床面に沿う方向ない
し斜め上方向に栓刃を抜き差しするように形成されてい
るのが普通である。したがって、床内に埋め込まれたボ
ックス内にプラグとの接続を行うコンセント本体を収納
した構成のものや、非使用時には床内に収納し、使用時
に床上にコンセント本体を突出させる形式のものが提供
されている。
【0003】前者の構成のものは、床内にプラグを収納
することから、床に形成される取付孔の開口面積が大き
くなるという問題があり、また、後者の構成のものは、
プラグが接続されていない状態で床上にコンセント本体
が突出していると、歩行時につまづきやすいという問題
がある。そこで、コンセント本体を床内に埋め込むとと
もに、プラグを上下方向に抜き差しすることによって、
取付孔の開口面積を小さくして取付作業を容易にし、し
かも、プラグが接続されていない状態では床上への突出
部分がほとんど形成されないようにすることによって、
安全に歩行できるようにしたフロア用コンセントが考え
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のフロア用コ
ンセントでは、プラグの栓刃を挿入する栓刃挿入口が上
方に開放されているものであるから、プラグを接続して
いない非使用時に栓刃挿入口に異物が入るのを防止した
り、歩行時にコンセント本体に荷重が直接作用してコン
セント本体が破損するのを防止するために、コンセント
本体の上面を覆う開閉自在な蓋板を設けることが考えら
れる。しかしながら、蓋板を起伏自在に取り付けただけ
では、プラグを挿入しない状態で蓋板を閉め忘れている
と、床上に蓋板が突出することになり、歩行時の安全性
が確保できなくなるという問題が生じる。
【0005】また、プラグを接続していない状態で蓋板
が開いていると、栓刃挿入口に異物が入るおそれがあ
り、異物が金属製であると、短絡が生じて危険であると
いう問題がある。本発明は上記問題点の解決を目的とす
るものであり、蓋板を設けることによって、蓋板が閉じ
た状態ではコンセント本体に荷重が直接作用しないよう
にするとともに異物が栓刃挿入口に入らないようにし、
また、蓋板が開放された状態では、床上への突出部分が
ほとんど形成されないようにして歩行時の安全性を確保
するとともに、栓刃挿入口を閉じる扉をコンセント本体
内に設けることによって、異物が栓刃挿入口に入るのを
防止したフロア用コンセントを提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、床上面に当接する取付フランジを上端
に備え床に固定される器具本体と、床下配線に接続され
栓刃挿入口が器具本体の上面開口から露出するように器
具本体内に配設されたコンセント本体と、コンセント本
体を露出させる開口窓を備えるとともに上面が取付フラ
ンジの上面と面一になるように配置された化粧プレート
と、化粧プレートにおいて開口窓の周囲に形成された蓋
板収納凹所に収納されて上面が化粧プレートの上面と面
一になる位置と開口窓を開放する位置との間で開閉自在
である蓋板とを備え、蓋板は、一端部の両側面に突設さ
れた軸ピンが器具本体の内周面に上下方向に走るように
形成されたスライド溝に挿入されていて、開口窓を開放
した状態において器具本体内に収納され、コンセント本
体内には、栓刃を抜いた状態で栓刃挿入口を閉塞するよ
うにばね付勢された扉が配設されていることを共通の構
成としている。
【0007】さらに、請求項1の発明では、コンセント
本体に、平板状の栓刃が挿入される少なくとも一対の平
行な栓刃挿入口を設けている。また、請求項2の発明で
は、コンセント本体に、平板状の栓刃が挿入される少な
くとも一対の弧状の栓刃挿入口を設け、コンセント本体
内に、栓刃を挿入した後に回転させると栓刃に形成され
た係止孔に係合する係止突起を備えた刃受けばねを設け
ているのである。
【0008】請求項3の発明では、コンセント本体に、
引掛栓刃が挿入される少なくとも一対の弧状の栓刃挿入
口を設けるとともに、引掛栓刃を挿入した後に回転させ
ると引掛栓刃に係合して抜け止めをする係合部を設けて
いるのである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、蓋板の一端部の両側面に軸
ピンが突設され、器具本体の内周面に上下方向に走るよ
うに形成されたスライド溝に軸ピンが挿入されるので、
コンセント本体の上面を覆う位置と開放する位置との間
で軸ピンを中心として蓋板を開閉できるのはもちろんの
こと、蓋板を開いた状態ではスライド溝に沿って軸ピン
を下方に移動させることによって、蓋板を器具本体内に
収納することが可能になるのである。すなわち、蓋板を
閉め忘れたとしても、蓋板が器具本体内に収納されてい
ることによって、床上への突出部分が形成されず、歩行
の安全性が確保できるのである。また、器具本体にはコ
ンセント本体を露出させる開口窓を備えた化粧プレート
が配設され、蓋板を閉じた状態では開口窓の周囲に形成
された蓋板収納凹所に蓋板が収納されるので、歩行時に
蓋板を踏んだとしてもコンセント本体に荷重が直接作用
しないのであって、コンセント本体の破損が防止できる
のである。さらに、コンセント本体内に、プラグの栓刃
を抜いた状態で栓刃挿入口を閉塞するようにばね付勢さ
れた扉が配設されているので、蓋板が開いた状態でも扉
によって栓刃挿入口が閉塞されることになり、栓刃挿入
口に異物が入るのを防止できるのである。すなわち、金
属製の異物等による短絡事故などを防止でき高い安全性
が確保できるのである。
【0010】
【実施例】(実施例1)図1に示すように、基本的に
は、上端に取付フランジ11が形成された器具本体10
と、器具本体10に対して上方から挿通される固定用ね
じ31に螺合する挟み金具30と、器具本体10に収納
され床下配線に電気的に接続されるコンセント本体50
と、コンセント本体50の上面を露出させる開口窓22
aを備えた化粧プレート22と、開口窓22aを開閉す
る蓋板24とを備える。
【0011】器具本体10は、耐衝撃性を有する熱可塑
性合成樹脂により円筒状に形成される。器具本体10の
上端面よりも下方には支持板12が形成される。支持板
12は、周縁の大部分が器具本体10の内周面に一体に
連続しているが、一部に器具本体10の内周面から離間
した直線部12aを有し、中央部には直線部12aに臨
んで一側縁が開放された矩形状の切欠窓12bが形成さ
れている。器具本体10の内周面のうち、支持板12の
直線部12aに対向する部位には、直線部12aに平行
な平面部10aが形成される。また、器具本体10の内
周面うち、平面部10aの両側から支持板12に至る部
位は、互いに平行な平面である一対の案内壁14を形成
し、各案内壁14にはそれぞれ上下方向のスライド溝1
4aが形成されている。ここに、平面部10aと案内壁
14とに囲まれた空間は、蓋板24を収納する空間とし
て機能する。支持板12の周部の上面には直径方向に離
間した一対の突台15が形成され、突台15の中央部に
は上下に貫通した貫通孔15aが形成される。また、支
持板12における切欠窓12bの周部の2箇所にはプレ
ート取付用ねじ孔12cが形成される。
【0012】器具本体10において、取付フランジ11
よりも下方の外周面には、貫通孔15aに連続する上下
方向のガイド溝16が形成される。ガイド溝16の下端
は、中央部に保持孔17aを有した保持板17により閉
塞され、ガイド溝16の周壁のうち、器具本体10を上
方から見たときに器具本体10の外周面の左回り側に位
置する周壁の下端部には、退避用切欠16aが形成され
る。器具本体10の下面には、ガイド溝16とは異なる
部位で、電線引出用凹部18が形成されている。図6に
示すように、電線引出用凹部18の上底部には保持金具
18aが固定される。また、電線引出用凹部18の下面
を閉塞するように器具本体10の下面には張力止め具4
1が固定される。張力止め具41は、両端部にそれぞれ
挿通される取付ねじ42を器具本体10の下面に螺合さ
せることによって、器具本体10に固定される。張力止
め具41は、上下の一面に保持金具18aに対向する保
持金具41aが固定され、上下の他面には器具本体10
に張力止め具41を固定したときに電線引出用凹部18
に挿入されて先端面と保持金具18aとの間で電線を挟
持する保持凸部41bが形成されている。すなわち、丸
電線などの太い電線は保持金具18aと保持金具41a
との間で挟持し、偏平電線などの細い電線は張力止め具
41を上下逆にして使用し、保持金具18aと保持凸部
41bとの間で挟持すればよいのである。図4および図
5に示すように、器具本体10の下面において、電線引
出用凹部18とは異なる部位には、器具本体10の下面
を覆う電線カバー43が取着される。電線カバー43
は、器具本体10の内側に挿入される一対の脚片43a
を有し、両脚片43aの先端部に設けた引掛フック43
bを器具本体10の内周面に係合させることによって、
器具本体10に結合されるようになっている。
【0013】上述のように構成された器具本体10は、
突台15に形成された貫通孔15aに上方から挿通され
る固定用ねじ31に螺合する挟み金具30と、取付フラ
ンジ11との間で床板を挟持することによって、床板に
固定される。固定用ねじ31は、上端部が貫通孔15a
に挿通され、下端部が保持孔17aに挿通されることに
よって、ぐらつかないように保持されている。固定用ね
じ31の下端にはCリング等が嵌着されて保持板17か
らの抜け止めがなされている。挟み金具30は、一端部
が固定用ねじ31に螺合し、挟み金具30の他端部が器
具本体10の外周面から突出するように一端部をガイド
溝16に挿入した状態では、固定用ねじ31を回転させ
ることによって上下に移動するようになっている。挟み
金具30の上下移動の下端位置では、挟み金具30を回
転させて退避用切欠16aに通すことにより、挟み金具
30が器具本体10の外周面から突出しない位置に退避
させることができる。したがって、床板に器具本体10
を固定するときには、まず、挟み金具30を退避用切欠
16aに通した状態として、床板に穿孔された取付孔に
器具本体10を上方から挿入する。その後、固定用ねじ
31を締め付ければ、挟み金具30が退避用切欠16a
から出るように回転してガイド溝16の一方の周壁に当
接して、挟み金具30が一端部をガイド溝16に挿入す
るとともに他端部を器具本体10の外周面から突出させ
た状態で上方に移動することになる。したがって、固定
用ねじ31を締め付ければ、器具本体10の取付フラン
ジ11と挟み金具30との間で床板が挟持されることに
なり、器具本体10が床板に固定されるのである。
【0014】ところで、器具本体10には、支持板12
の上面に取付プレート21を載置した形でコンセント本
体50が収納される。また、取付プレート21の上面は
化粧プレート22により覆われる。さらに、器具本体1
0に設けた一対のスライド溝14aに挿入される一対の
軸ピン24aが突設されてコンセント本体50の上面を
覆う位置と開放する位置との間で開閉自在になった蓋板
24が配設される。
【0015】コンセント本体50のケース51は、図9
および図10に示すように、プラグの栓刃を受ける刃受
けばね52,53を収納した上面開口する直方体状のボ
ディ51aと、取付プレート21と一体化されていてプ
ラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口54a,54bを備
えたカバー51bとを結合して形成される。すなわち、
カバー51bの下面には、組立孔51cを有した組立用
突片51dが突設され、ボディ51aの側面の上端部に
突設された組立用爪片51eが組立孔51cに係合する
ことによって、ボディ51aとカバー51bとが結合さ
れる。このコンセント本体50は接地極付きであって、
一対の平板状の平行な電源用の栓刃と、丸棒状の接地用
の栓刃とが接続できるように構成され、カバー51bに
は、図3に示すように、電源用の栓刃が挿入される2個
の栓刃挿入口54aと、接地用の栓刃が挿入される1個
の栓刃挿入口54bとが開口する。
【0016】ボディ51aの中には、独立した3室が形
成されており、互いに対向して配置された一対のばね片
52aと、ばね片52aの側方に配置された端子板52
bとを導電性の板金によって一体に形成した2個の刃受
けばね52と、互いに対向して配置された一対のばね片
53aと、両ばね片53aの連結部分に結合された端子
板53bとを導電性の板金によって一体に形成した1個
の刃受けばね53とが、各室にそれぞれ収納される。各
刃受けばね52,53の端子板52b,53bには鎖錠
ばね52c,53cが対向して配置される。鎖錠ばね5
2c,53cは、ボディ51aの下壁に形成された電線
挿入孔(図示せず)を通して挿入された電線を端子板5
2b,53bとの間で挟持するのであって、鎖錠ばね5
2c,53cの上部に設けた接触片52d,53dが電
線に接触し、下部に設けた鎖錠片52e,53eが電線
に食い込んで抜け止めをするのである。また、鎖錠片5
2e,53eに対応する位置には解除釦52f,53f
が配設され、ボディ51aの下壁に形成された解除孔
(図示せず)を通して挿入されるドライバの先端部等の
工具によって解除釦52f,53fを押すと、鎖錠片5
2e,53eが電線から外れて電線を引き抜くことがで
きるようになっている。すなわち、端子板52b,53
bと鎖錠ばね52c,53cと解除釦52f,53fと
によって、周知の速結端子が構成されるのである。
【0017】一方、カバー51bにおいて栓刃挿入口5
4a,54bに対応する部位の下面には、扉55a,5
5bが配設される。栓刃挿入口54aに対してはそれぞ
れ1個の扉55aが配設され、栓刃挿入口54bに対し
ては2個の扉55bが配設される。扉55aはそれぞれ
板ばね56aによって栓刃挿入口54aを閉じる向きに
付勢され、扉55bはそれぞれコイルばね56bによっ
て栓刃挿入口54bを閉じる向きに付勢される。扉55
bの移動方向の一端面にはコイルばね56bの一端部に
結合されるばね座突起55cが突設され、また、扉55
bの両側面には移動規制突起55dが突設されている。
扉55a,55b、板ばね56a、コイルばね56b
は、図10に示すように、カバー51bの下面に形成さ
れた収納凹所57a,57b(図11参照)に収納され
る。扉55bは収納凹所57bの周面に移動規制突起5
5dが当接することによって、移動範囲が規制されるよ
うになっている。各扉55a,55bには傾斜面55f
が形成され、栓刃が挿入されたときに傾斜面55fに下
向きに作用する力によって、扉55a,55bが水平方
向に移動し、栓刃挿入口54a,54bを開くようにな
っている。カバー51bの下面には、収納凹所57a,
57bに収納された扉55a,55b、板ばね56a、
コイルばね56bが下方に脱落するのを防止するため
に、押さえ板58が装着される。押さえ板58は、図1
0に示すように、カバー51bの下面に突設された結合
爪51fに周部が係合することによってカバー51bに
保持される。また、カバー51bがボディ51aに結合
された状態では、押さえ板58によって刃受けばね
2、53の浮き上がりが防止される。押さえ板58に
は、プラグの栓刃が挿通される貫通孔58a,58b
が、栓刃挿入口54a,54bとほぼ同じ形状に形成さ
れる。
【0018】上記構成を有したコンセント本体50の取
付プレート21は、支持板12の上面に重複するように
形成され、突台15に嵌合する切欠溝21bを備えてい
る(図7参照)。ここに、支持板12からの突台15の
突出量と取付プレート21の厚みとは等しく設定されて
いる。また、取付プレート21には、支持板12のプレ
ート取付用ねじ孔12cに対応する位置で、挿通孔21
cが穿設されており、挿通孔21cを通してプレート取
付用ねじ孔12cに螺合するプレート固定ねじ25を用
いることにより、取付プレート21が支持板12に固定
されるようになっている。すなわち、プレート固定ねじ
25によってコンセント本体50が器具本体10に固定
されるのである。
【0019】化粧プレート22は、取付プレート21の
上面に載置されるのであって、コンセント本体50の上
端部のみが挿入されるように、開口窓22aが形成され
ている。また、化粧プレート22の厚みは、取付プレー
ト21の上面から取付フランジ11の上面までの寸法に
略等しく設定され、化粧プレート22を器具本体10に
挿入した状態では、化粧プレート22の上面が取付フラ
ンジ11の上面と略面一になるようにしてある。化粧プ
レート22の下面には、図8に示すように、下端部に係
止フック22eを有した結合爪22fが3箇所に突設さ
れ、この結合爪22fは取付プレート21に形成された
結合孔21dに挿入されることによって、係止フック2
2eが結合孔21dの下縁に係止されて、化粧プレート
22が取付プレート21に結合されるようになってい
る。さらに、化粧プレート22の周縁の一部には、器具
本体10のガイド壁14の間に挿入される係止突片22
dが突設されており、化粧プレート22の器具本体10
に対する回り止めがなされている。化粧プレート22の
上面には開口窓22aの周部に蓋板収納凹所22bが形
成されている。蓋板収納凹所22bの周縁であって、器
具本体10の平面部10aに対向する周縁の中央部に
は、蓋明け用切欠部22cが形成される。
【0020】蓋板24は、器具本体10における平面部
10aと支持板12の直線部12aとの間隔にほぼ等し
い厚みを有した平板状であって、この厚み寸法は、化粧
プレート22の蓋板収納凹所22bの深さとも略等しく
なっている。また、蓋板24は蓋板収納凹所22bを充
足する大きさの矩形状に形成されている。蓋板24の軸
ピン24aは、上述したように、器具本体10のスライ
ド溝14aに挿入されるのであって、蓋板24が器具本
体10の平面部10aと支持板12の直線部12aとの
間で上下にスライド自在となるようにしてある。また、
蓋板24において軸ピン24aとは反対側の端部の一面
には、蓋板24の厚み方向につまみ片24bが突設さ
れ、蓋板24の軸ピン24aがスライド溝14aに沿っ
て下方に移動し、下端位置に到達したときに、つまみ片
24bが化粧プレート22の上面側に露出するようにな
っている。
【0021】したがって、蓋板24は、図2のように、
化粧プレート22の蓋板収納凹所22bを覆う位置で
は、開口窓22aを閉塞してコンセント本体50の上面
を覆うのである。また、蓋明け用切欠部22cに指など
を入れて蓋板24を開けば、軸ピン24bがスライド溝
14aに沿って下方に移動し、図3のように、蓋板24
が器具本体10の中に収納されることになる。このと
き、つまみ片24bは、化粧プレート22の上面側に露
出する。すなわち、蓋板24を閉じるときには、つまみ
片24bを持って蓋板24を器具本体10から上方に引
き出せばよいのである。
【0022】上述の構成を有するコンセント本体50を
器具本体10に取り付けるには、蓋板24の軸ピン24
aをスライド溝14aに挿入した状態で蓋板24を上方
に引上げ、取付プレート21を器具本体10に固定す
る。その後、化粧プレート22を取付プレート21の上
に載置すればよい。 (実施例2)本実施例は、図12ないし図14に示すよ
うに、電源用の栓刃が接続される刃受けばね52のばね
片52aに、栓刃に形成された係止孔(図示せず)に係
合する係止突起52gを設けたものである。この刃受け
ばね52は、栓刃が係止突起52gが形成されていない
部位で上方から一対のばね片52aの間に挿入された
後、ばね片52aの間に保持された状態で栓刃が回転さ
れることによって、栓刃の係止孔が係止突起52gに係
合するように構成されている。係止突起52gに栓刃が
係合した状態では、栓刃は上方への抜け止めがなされ
る。ここにおいて、栓刃は一対のばね片52aの間に挟
持された状態で回転されるから、ばね片52aは水平断
面が弧状に湾曲している。また、接地用の栓刃が接続さ
れる刃受けばね53についても、栓刃が回転できる向き
でばね片53aが対向する。
【0023】カバー51bに形成された栓刃挿入口54
a,54bと、押さえ板58に形成された貫通孔58
a,58bとは、栓刃が回転できるように弧状に形成さ
れている。ここでは、栓刃が左回りに回転して係止突起
52gに係合するように設計してあり、栓刃挿入口54
a,54bと貫通孔58a,58bとは、左回りにずれ
た位置に形成されている(図13および図14参照)。
したがって、栓刃挿入口54a,54bの左端にプラグ
の栓刃を挿入し、プラグを左回りに回転させれば、係止
突起52gに栓刃が係合してプラグの抜け止めがなされ
るのである。
【0024】他の構成および動作は実施例1と同様であ
るから説明を省略する。 (実施例3) 本実施例は、図15ないし図17に示すように、引掛栓
刃を有したプラグに対応するものである。引掛栓刃は、
先端部の側縁に引掛片が突設された周知の形状のもので
あって、プラグ挿入口54a,54bを通して挿入した
後に回転させることによって、ケース51の内部に引掛
片が係合してプラグの抜け止めがなされるものである。
また、本実施例では、接地用の栓刃も引掛栓刃になって
いる。したがって、刃受けばね52a,52bには弧状
に形成されたものが用いられ、栓刃挿入口54a,54
bおよび貫通孔58a,58bは、引掛栓刃を挿入して
回転できる形状に形成される。とくに、接地用の引掛栓
刃が挿入される栓刃挿入口54bおよび貫通孔58b
は、実施例2よりも狭幅に形成される。さらに、接地用
の栓刃が引掛栓刃であることから、扉55bは扉55a
と同形状に形成され、扉55aと同形状の板ばね56a
によって栓刃挿入口54bを閉じる向きに付勢される。
【0025】この構成では、プラグの引掛栓刃を、栓刃
挿入口54a,54bの左端に挿入し、プラグを左回り
に回転させれば、係止突起52aに栓刃が係合するとと
もに、引掛片が貫通孔58a,58bの開口周縁に係止
され、プラグの抜け止めがなされるのである。すなわ
ち、貫通孔58a,58bの開口周縁が係止部として機
能する。
【0026】他の構成および動作は実施例1と同様であ
るから説明を省略する。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述のように、蓋板の一端部の
両側面に軸ピンが突設され、器具本体の内周面に上下方
向に走るように形成されたスライド溝に軸ピンが挿入さ
れるので、コンセント本体の上面を覆う位置と開放する
位置との間で軸ピンを中心として蓋板を開閉できるのは
もちろんのこと、蓋板を開いた状態ではスライド溝に沿
って軸ピンを下方に移動させることによって、蓋板を器
具本体内に収納することが可能になるという効果を奏す
るのである。すなわち、蓋板を閉め忘れたとしても、蓋
板が器具本体内に収納されていることによって、床上へ
の突出部分が形成されず、歩行の安全性が確保できると
いう利点がある。また、器具本体にはコンセント本体を
露出させる開口窓を備えた化粧プレートが配設され、蓋
板を閉じた状態では開口窓の周囲に形成された蓋板収納
凹所に蓋板が収納されるので、歩行時に蓋板を踏んだと
してもコンセント本体に荷重が直接作用しないのであっ
て、コンセント本体の破損が防止できるという効果があ
る。さらに、コンセント本体内に、プラグの栓刃を抜い
た状態で栓刃挿入口を閉塞するようにばね付勢された扉
が配設されているので、蓋板が開いた状態でも扉によっ
て栓刃挿入口が閉塞されることになり、栓刃挿入口に異
物が入るのを防止できるのである。すなわち、金属製の
異物等による短絡事故などを防止でき高い安全性が確保
できるという利点を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す分解斜視図である。
【図2】実施例1を示す蓋板を閉じた状態の平面図であ
る。
【図3】実施例1を示す蓋板を開いた状態の平面図であ
る。
【図4】実施例1を示す断面図である。
【図5】実施例1を示す下面図である。
【図6】実施例1を示す一部切欠側面図である。
【図7】実施例1を示す化粧プレートを外した状態の一
部切欠平面図である。
【図8】実施例1の要部の一部切欠側面図である。
【図9】実施例1に用いるコンセント本体の分解斜視図
である。
【図10】実施例1に用いるコンセント本体の分解斜視
図である。
【図11】実施例1に用いるコンセント本体のカバーの
要部下面図である。
【図12】実施例2に用いるコンセント本体の分解斜視
図である。
【図13】実施例2を示す蓋板を開いた状態の平面図で
ある。
【図14】実施例2に用いるコンセント本体のカバーの
要部下面図である。
【図15】実施例3に用いるコンセント本体の分解斜視
図である。
【図16】実施例3を示す蓋板を開いた状態の平面図で
ある。
【図17】実施例3に用いるコンセント本体のカバーの
要部下面図である。
【符号の説明】
10 器具本体 11 取付フランジ 14a スライド溝 22 化粧プレート 22a 開口窓 22b 蓋板収納用凹所 24 蓋板 24a 軸ピン 50 コンセント本体 52 刃受けばね 52g 係止突起 54a 栓刃挿入口 54b 栓刃挿入口 55a 扉 55b 扉 56a 板ばね 56b コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−44321(JP,A) 特開 平1−103113(JP,A) 特開 平1−136517(JP,A) 実開 昭57−1020(JP,U) 実開 昭63−63023(JP,U) 実公 昭55−52748(JP,Y2) 実公 昭46−16203(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/18 H01R 13/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床上面に当接する取付フランジを上端に
    備え床に固定される器具本体と、床下配線に接続され栓
    刃挿入口が器具本体の上面開口から露出するように器具
    本体内に配設されたコンセント本体と、コンセント本体
    を露出させる開口窓を備えるとともに上面が取付フラン
    ジの上面と面一になるように配置された化粧プレート
    と、化粧プレートにおいて開口窓の周囲に形成された蓋
    板収納凹所に収納されて上面が化粧プレートの上面と面
    一になる位置と開口窓を開放する位置との間で開閉自在
    である蓋板とを備え、蓋板は、一端部の両側面に突設さ
    れた軸ピンが器具本体の内周面に上下方向に走るように
    形成されたスライド溝に挿入されていて、開口窓を開放
    した状態において器具本体内に収納され、コンセント本
    体は、平板状の栓刃が挿入される少なくとも一対の平行
    な栓刃挿入口を備え、コンセント本体内には、栓刃を抜
    いた状態で栓刃挿入口を閉塞するようにばね付勢された
    扉が配設されて成ることを特徴とするフロア用コンセン
    ト。
  2. 【請求項2】 床上面に当接する取付フランジを上端に
    備え床に固定される器具本体と、床下配線に接続され栓
    刃挿入口が器具本体の上面開口から露出するように器具
    本体内に配設されたコンセント本体と、コンセント本体
    を露出させる開口窓を備えるとともに上面が取付フラン
    ジの上面と面一になるように配置された化粧プレート
    と、化粧プレートにおいて開口窓の周囲に形成された蓋
    板収納凹所に収納されて上面が化粧プレートの上面と面
    一になる位置と開口窓を開放する位置との間で開閉自在
    である蓋板とを備え、蓋板は、一端部の両側面に突設さ
    れた軸ピンが器具本体の内周面に上下方向に走るように
    形成されたスライド溝に挿入されていて、開口窓を開放
    した状態において器具本体内に収納され、コンセント本
    体は、平板状の栓刃が挿入される少なくとも一対の弧状
    の栓刃挿入口を備え、コンセント本体内には、栓刃を挿
    入した後に回転させると栓刃に形成された係止孔に係合
    する係止突起を備えた刃受けばねと、栓刃を抜いた状態
    で栓刃挿入口を閉塞するようにばね付勢された扉とが配
    設されて成ることを特徴とするフロア用コンセント。
  3. 【請求項3】 床上面に当接する取付フランジを上端に
    備え床に固定される器具本体と、床下配線に接続され栓
    刃挿入口が器具本体の上面開口から露出するように器具
    本体内に配設されたコンセント本体と、コンセント本体
    を露出させる開口窓を備えるとともに上面が取付フラン
    ジの上面と面一になるように配置された化粧プレート
    と、化粧プレートにおいて開口窓の周囲に形成された蓋
    板収納凹所に収納されて上面が化粧プレートの上面と面
    一になる位置と開口窓を開放する位置との間で開閉自在
    である蓋板とを備え、蓋板は、一端部の両側面に突設さ
    れた軸ピンが器具本体の内周面に上下方向に走るように
    形成されたスライド溝に挿入されていて、開口窓を開放
    した状態において器具本体内に収納され、コンセント本
    体は、引掛栓刃が挿入される少なくとも一対の弧状の栓
    刃挿入口を備えるとともに、引掛栓刃を挿入した後に回
    転させると引掛栓刃に係合して抜け止めをする係合部を
    備え、コンセント本体内には、引掛栓刃を抜いた状態で
    栓刃挿入口を閉塞するようにばね付勢された扉が配設さ
    れて成ることを特徴とするフロア用コンセント。
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