JP3098850B2 - フロア用コンセント - Google Patents

フロア用コンセント

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JP3098850B2
JP3098850B2 JP04133052A JP13305292A JP3098850B2 JP 3098850 B2 JP3098850 B2 JP 3098850B2 JP 04133052 A JP04133052 A JP 04133052A JP 13305292 A JP13305292 A JP 13305292A JP 3098850 B2 JP3098850 B2 JP 3098850B2
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綱一 長谷川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フリーアクセスフロア
等のフロアにおいて、床上配線に接続されたプラグを受
けて床下配線に電気的に接続するフロア用コンセントに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フリーアクセスフロア等で
は、床上配線に接続されたプラグを受けて床下配線に電
気的に接続するフロア用コンセントが提供されている。
この種のフロア用コンセントでは、床面より上方向に栓
刃を抜き差しするように形成されているのが普通であ
り、床内に埋め込まれたボックス内にプラグとの接続を
行うコンセント本体を収納した構成とされている。
【0003】これらのものにおいては、コンセント本体
は床部に配置されるようになっており、栓刃を受ける刃
受けばねは上方に向けて配置されている。そして、これ
らのものにおいて、刃受けばねに金属片やゴミ等が侵入
すると接続不良や短絡等の危険性があるために器具本体
の上部に開閉自在な蓋板を設けて金属片やゴミの侵入を
防止している。しかし、蓋板を開いた状態では刃受けば
ねが露出した状態となるために蓋板を閉じるのを忘れた
場合には刃受けばねに金属片やゴミ等が侵入することが
考えられるために、コンセント本体内において刃受けば
ねの上方にスライド移動自在となった扉を設け、この扉
によって栓刃を刃受けばねに接続していない場合には刃
受けばねの上部を閉塞した状態とし、刃受けばねに金属
片やゴミが侵入するのを防止している。この扉は板ばね
のようなばね部材によってばね付勢されており、また、
扉の上面には先端側に向けて下り傾斜するガイド面が設
けられており、受け部材への栓刃の接続時には栓刃の先
端によってガイド面が押されることで扉がばね力に抗し
て側方に移動させられることとなり、栓刃と受け部材と
を接続することができるようになっている。そして、扉
をスライド移動させる場合には扉の下方に扉のスライド
移動を補助するための板材が必要であるために扉の下に
は扉の下面に接する摺動板が設けられている。ここで、
扉の下方には床下配線が接続されることとなる速結端子
が設けられているが、速結端子の上方には速結端子の浮
き上がりを防止するための浮き上がり防止板が上記摺動
板の下方に位置するように配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、扉と速結端子との間において、コン
セント本体内に扉のスライド移動を支持する摺動板と、
速結端子の浮き上がりを防止するための浮き上がり防止
板とがそれぞれ別々に配置されるようになっており、こ
れによって扉と速結端子との間には摺動板と浮き上がり
防止板とを設置するためのスペースが必要となり、コン
セント本体を小型化することができないという問題があ
り、また、部材点数が増加してコストが高くつくと共に
組立工数が増加して組立性が悪くなるという問題があっ
た。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、扉を支持する部材と速結端子の浮き上がりを
防止するための部材を共用化できるようにして部材点数
を削減することにより、小型化を図ることができると共
にコストを低く抑えることができるようにし、さらに組
立性を向上させることができるフロア用コンセントを提
供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、床上面に当接する取付フランジを上端
に備え床に固定される器具本体と、床下配線に接続され
栓刃挿入口が器具本体の上面開口から露出するように器
具本体内に配設されたコンセント本体と、コンセント本
体を露出させる開口窓を備えるとともに上面が取付フラ
ンジの上面と面一になるように配置された化粧プレート
と、化粧プレートにおいて開口窓の周囲に形成された蓋
板収納凹所に収納されて上面が化粧プレートの上面と面
一になる位置と開口窓を開放する位置との間で開閉自在
である蓋板とを備え、蓋板は、一端部の両側面に突設さ
れた軸ピンが器具本体の内周面に上下方向に走るように
形成されたスライド溝に挿入されていて、開口窓を開放
した状態において器具本体内に収納され、コンセント本
体は、平板状の栓刃が挿入される少なくとも一対の平行
な栓刃挿入口を備え、コンセント本体内には、栓刃を抜
いた状態で栓刃挿入口を閉塞するようにばね部材にてば
ね付勢された扉が配設され、扉の下方には、扉の下面に
接して扉のスライド移動を支持すると共にコンセント本
体内の下部に収納配置された速結端子の浮き上がりを防
止する摺動板を配置したものである。
【0007】また、摺動板として速結端子の浮き上がり
を防止する凹凸状の凹凸部を有し、隣合うように配置さ
れる凹凸部間に仕切り板が設けられたものを用いるよう
にしたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、摺動板によって扉のスライ
ド移動を支持する部材と速結端子の浮き上がりを防止す
るための部材を共用化でき、扉のスライド移動の支持
と、速結端子の浮き上がりの防止を摺動板にて行なうこ
とができて部材点数を削減することができる。これによ
ってフロア用コンセントの小型化を図ることができると
共にコストを低く抑えることができ、さらに組立性を向
上させることができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、フロア用コンセントは
基本的には、上端に取付フランジ11が形成された器具
本体10と、器具本体10に対して上方から挿通される
固定用ねじ31に螺合する挟み金具30と、器具本体1
0に収納され床下配線に電気的に接続されるコンセント
本体50と、コンセント本体50の上面を露出させる開
口窓22aを備えた化粧プレート22と、開口窓22a
を開閉する蓋板24とを備えて構成されている。
【0010】器具本体10は、耐衝撃性を有する熱可塑
性合成樹脂により円筒状に形成されている。器具本体1
0の上端面よりも下方には支持板12が形成されてい
る。支持板12は、周縁の大部分が器具本体10の内周
面に一体に連続しているが、一部に器具本体10の内周
面から離間した直線部12aを有し、中央部には直線部
12aに臨んで一側縁が開放された矩形状の切欠窓12
bが形成されている。器具本体10の内周面のうち、支
持板12の直線部12aに対向する部位には、直線部1
2aに平行な平面部10aが形成されている。また、器
具本体10の内周面うち、平面部10aの両側から支持
板12に至る部位は、互いに平行な平面である一対の案
内壁14を形成し、各案内壁14にはそれぞれ上下方向
のスライド溝14aが形成されている。ここに、平面部
10aと案内壁14とに囲まれた空間は、蓋板24を収
納する空間として機能するようになっている。支持板1
2の周部の上面には上下に貫通した貫通孔15aが直径
方向に対向して一対形成されている。また、支持板12
の内端からは対向するように一対の支持段部12dが突
設されており、支持段部12dにはプレート取付用ねじ
孔12cが形成されている。
【0011】器具本体10において、取付フランジ11
よりも下方の外周面には、貫通孔15aに連続する上下
方向のガイド溝16が形成されている。ガイド溝16の
下端は、中央部に保持孔17aを有した保持板17によ
り閉塞され、ガイド溝16の周壁のうち、器具本体10
を上方から見たときに器具本体10の外周面の左回り側
に位置する周壁の下端部には、退避用切欠16aが形成
される。器具本体10の下面には、ガイド溝16とは異
なる部位で、電線引出用凹部18が形成されている。電
線引出用凹部18の上底部には図4に示されるように保
持金具18aが固定されている。電線引出用凹部18の
下面を閉塞するように器具本体10の下面には張力止め
具41が固定されるようになっている。張力止め具41
は、両端部にそれぞれ挿通される取付ねじ42を器具本
体10の下面に螺合させることによって、器具本体10
に固定される。張力止め具41は、上下の一面に保持金
具18aに対向する保持金具41aが固定されている。
器具本体10の下面において、電線引出用凹部18とは
異なる部位には、器具本体10の下面を覆う電線カバー
43が取着される。電線カバー43は、器具本体10の
内側に挿入される一対の脚片43aを有し、両脚片43
aの先端部に設けた引掛フック43bを器具本体10の
内周面に係合させることによって、器具本体10に結合
されるようになっている。
【0012】上述のように構成された器具本体10は、
突台15に形成された貫通孔15aに上方から挿通され
る固定用ねじ31に螺合する挟み金具30と、取付フラ
ンジ11との間で床板を挟持することによって、床板に
固定される。固定用ねじ31は、上端部が貫通孔15a
に挿通され、下端部が保持孔17aに挿通されることに
よって、ぐらつかないように保持されている。固定用ね
じ31の下端にはCリング等が嵌着されて保持板17か
らの抜け止めがなされている。挟み金具30は、一端部
が固定用ねじ31に螺合し、挟み金具30の他端部が器
具本体10の外周面から突出するように一端部をガイド
溝16に挿入した状態では、固定用ねじ31を回転させ
ることによって上下に移動するようになっている。挟み
金具30の上下移動の下端位置では、挟み金具30を回
転させて退避用切欠16aに通すことにより、挟み金具
30が器具本体10の外周面から突出しない位置に退避
させることができる。したがって、床板に器具本体10
を固定するときには、まず、挟み金具30を退避用切欠
16aに通した状態として、床板に穿孔された取付孔に
器具本体10を上方から挿入する。その後、固定用ねじ
31を締め付ければ、挟み金具30が退避用切欠16a
から出るように回転してガイド溝16の一方の周壁に当
接して、挟み金具30が一端部をガイド溝16に挿入す
るとともに他端部を器具本体10の外周面から突出させ
た状態で上方に移動することになる。したがって、固定
用ねじ31を締め付ければ、器具本体10の取付フラン
ジ11と挟み金具30との間で床板が挟持されることに
なり、器具本体10が床板に固定されるのである。
【0013】ところで、器具本体10には、支持板12
の上面に取付プレート21を載置した形でコンセント本
体50が収納される。また、取付プレート21の上面は
化粧プレート22により覆われる。さらに、器具本体1
0に設けた一対のスライド溝14aに挿入される一対の
軸ピン24aが突設されてコンセント本体50の上面を
覆う位置と開放する位置との間で開閉自在になった蓋板
24が配設される。
【0014】コンセント本体50のケース51は、図2
および図8に示すように、プラグの栓刃を受ける刃受け
ばね52,53を収納した上面開口する直方体状のボデ
ィ51aと、取付プレート21と一体化されていてプラ
グの栓刃が挿入される栓刃挿入口54a,54bを備え
たカバー51bとを結合して形成される。このコンセン
ト本体50は接地極付きであって、一対の平板状の平行
な電源用の栓刃と、丸棒状の接地用の栓刃とが接続でき
るように構成され、カバー51bには、電源用の栓刃が
挿入される2個の栓刃挿入口54aと、接地用の栓刃が
挿入される1個の栓刃挿入口54bとが開口する。
【0015】ボディ51aの中には、独立した3室が形
成されており、互いに対向して配置された一対のばね片
52aと、ばね片52aの側方に配置された端子板52
bとを導電性の板金によって一体に形成した2個の刃受
けばね52と、互いに対向して配置された一対のばね片
53aと、両ばね片53aの連結部分に結合された端子
板53bとを導電性の板金によって一体に形成した1個
の刃受けばね53とが、各室にそれぞれ収納される。各
刃受けばね52,53の端子板52b,53bには鎖錠
ばね52c,53cが対向して配置される。鎖錠ばね5
2c,53cは、ボディ51aの下壁に形成された電線
挿入孔(図示せず)を通して挿入された電線を端子板5
2b,53bとの間で挟持するのであって、鎖錠ばね5
2c,53cの上部に設けた接触片52d,53dが電
線に接触し、下部に設けた鎖錠片52e,53eが電線
に食い込んで抜け止めをするのである。また、鎖錠片5
2e,53eに対応する位置には解除釦52f,53f
が配設され、ボディ51aの下壁に形成された解除孔5
2g,53gを通して挿入されるドライバの先端部等の
工具によって解除釦52f,53fを押すと、鎖錠片5
2e,53eが電線から外れて電線を引き抜くことがで
きるようになっている。すなわち、端子板52b,53
bと鎖錠ばね52c,53cと解除釦52f,53fと
によって、周知の速結端子が構成されるのである。
【0016】一方、カバー51bにおいて栓刃挿入口5
4a,54bに対応する部位の下面には、扉55a,5
5bが配設される。扉55a,55bはそれぞれコイル
スプリング56bによって栓刃挿入口54a,54bを
閉じる向きに付勢される。扉55a,55bの移動方向
の一端面にはコイルスプリング56bの一端部に結合さ
れるばね座突起55cが突設されている。扉55a,5
5b、コイルスプリング56bは、図9に示されるよう
に、カバー51bの下面に形成された収納凹所57a,
57bに収納される。各扉55a,55bの上面には傾
斜面55fが形成され、栓刃が挿入されたときに傾斜面
55fに下向きに作用する力によって、扉55a,55
bが水平方向に移動し、栓刃挿入口54a,54bを開
くようになっている。カバー51bの下面には、収納凹
所57a,57bに収納された扉55a,55b、コイ
ルスプリング56bが下方に脱落するのを防止すると共
にコンセント本体50内に配置される上記した速結端子
の浮き上がりを防止するための摺動板58が装着され
る。
【0017】摺動板58は、図10乃至図15に示され
るように形成されており、図9に示されるようにカバー
51bの下面側に嵌まり込むようにしてコンセント本体
50を形成するボディ51aとカバー51bとの間に設
置されるようになっている。つまり、摺動板58の両端
より突設された突起部58fからは外側方に向けて係止
フック58cが突設されており、係止フック58cをカ
バー51bの内側壁に凹設された係止溝100に係合す
ることでカバー51bの下面側に嵌まり込むようにして
カバー51bとボディ51aとの間に設置されている。
摺動板58の上面は、カバー51bの下面に係止される
こととなる係止フック58cが設けられた突起部58f
を除いて凹凸のないほぼフラットな状態となっており、
これによって下面が接しながらスライド移動する扉55
a,55bの移動がスムーズに行なわれるようになって
いる。摺動板58の下面において、コンセント本体50
内に配置された速結端子の位置と対応することとなる位
置には各刃受けばね52,53の端子板52b,53b
と共に速結端子の上部を押さえて速結端子の浮き上がり
を防止するための凹凸部58dが形成されており、速結
端子の上部は各刃受けばね52,53の端子板52b,
53bと共に凹凸部58dに係合することで位置ずれを
起こしたりするようなことが防止されながら上方への浮
き上がりが防止されている。つまり、速結端子に電線を
挿入して接続する場合、速結端子と共に各刃受けばね5
2,53の端子板52b,53bが電線の挿入接続によ
って上方に付勢されることとなるが、この上方への付勢
を凹凸部58dによって押さえて浮き上がりを防止して
いるのである。また、摺動板58には、プラグの栓刃が
挿通されることとなる部位に貫通孔58a,58bが、
栓刃挿入口54a,54bとほぼ同じ形状で形成されて
いる。ここで、58eは隣合うように近接して配置され
ることとなる速結端子の上部または各刃受けばね52,
53の端子板52b,53b同士が接触したりすること
がないように凹凸部58dを仕切るための仕切り板であ
る。そして、摺動板58の上面は各扉55a,55bを
ガイドしながら支持できるようにほぼフラットに形成さ
れており、また、摺動板58の下面には各速結端子の浮
き上がりを防止するための凹凸部58dが形成されてお
り、摺動板58の存在によって各扉55a,55bを支
持することができると共に各速結端子の浮き上がりを防
止することができ、摺動板58によって扉55a,55
bを支持する部材と、速結端子の浮き上がりを防止する
部材とを兼用することができる、コンセント本体50内
に各部材をそれぞれ配置する必要がなくなり、部材点数
を削減することができる。これによってフロア用コンセ
ントの小型化を図ることができると共にコストを低く抑
えることができ、さらに組立性を向上させることができ
るようになっている。
【0018】上記構成を有したコンセント本体50の取
付プレート21は、支持段部12dの上面に重複するよ
うに形成され、支持段部12dから支持板12の突出量
と取付プレート21の厚みとは等しく設定されている。
また、取付プレート21には、支持段部12dのプレー
ト取付用ねじ孔12cに対応する位置で、挿通孔21c
が穿設されており、挿通孔21cを通してプレート取付
用ねじ孔12cに螺合するプレート固定ねじ25を用い
ることにより、取付プレート21が支持段部12dに固
定されるようになっている。すなわち、プレート固定ね
じ25によってコンセント本体50が器具本体10に固
定されるのである。
【0019】化粧プレート22は、取付プレート21の
上面に載置されるのであって、コンセント本体50の上
端部のみが挿入されるように、開口窓22aが形成され
ている。また、化粧プレート22の厚みは、取付プレー
ト21の上面から取付フランジ11の上面までの寸法に
略等しく設定され、化粧プレート22を器具本体10に
挿入した状態では、化粧プレート22の上面が取付フラ
ンジ11の上面と略面一になるようにしてある。化粧プ
レート22の下面には、下端部に係止フック22eを有
した結合爪22fが突設され、この結合爪22fは支持
板12に形成された結合孔12dに挿入されることによ
って、係止フック22eが結合孔12dの下縁に係止さ
れて、化粧プレート22が器具本体10に結合されるよ
うになっている。さらに、化粧プレート22の周縁の一
部には、器具本体10のガイド壁14の間に挿入される
係止突片22dが突設されており、化粧プレート22の
器具本体10に対する回り止めがなされている。化粧プ
レート22の上面には開口窓22aの周部に蓋板収納凹
所22bが形成されている。蓋板収納凹所22bの周縁
であって、器具本体10の平面部10aに対向する周縁
の中央部には、蓋明け用切欠部22cが形成される。
【0020】蓋板24は、器具本体10における平面部
10aと支持板12の直線部12aとの間隔にほぼ等し
い厚みを有した平板状であって、この厚み寸法は、化粧
プレート22の蓋板収納凹所22bの深さとも略等しく
なっている。また、蓋板24は蓋板収納凹所22bを充
足する大きさの矩形状に形成されている。蓋板24の軸
ピン24aは、上述したように、器具本体10のスライ
ド溝14aに挿入されるのであって、蓋板24が器具本
体10の平面部10aと支持板12の直線部12aとの
間で上下にスライド自在となるようにしてある。また、
蓋板24において軸ピン24aとは反対側の端部の一面
には、蓋板24の厚み方向につまみ片24bが突設さ
れ、蓋板24の軸ピン24aがスライド溝14aに沿っ
て下方に移動し、下端位置に到達したときに、つまみ片
24bが化粧プレート22の上面側に露出するようにな
っている。
【0021】したがって、蓋板24は、図2中実線で示
すように、化粧プレート22の蓋板収納凹所22bを覆
う位置では、開口窓22aを閉塞してコンセント本体5
0の上面を覆うのである。また、蓋明け用切欠部22c
に指などを入れて蓋板24を開けば、軸ピン24bがス
ライド溝14aに沿って下方に移動し、図2中想像線の
ように、蓋板24が器具本体10の中に収納されること
になる。このとき、つまみ片24bは、化粧プレート2
2の上面側に露出する。すなわち、蓋板24を閉じると
きには、つまみ片24bを持って蓋板24を器具本体1
0から上方に引き出せばよいのである。
【0022】(実施例2)本実施例は、図20乃至図3
1に示されるように、電源用の栓刃が接続される刃受け
ばね52のばね片52aに、栓刃に形成された係止孔
(図示せず)に係合する係止突起52gを設けたもので
ある。この刃受けばね52は、栓刃が係止突起52gが
形成されていない部位で上方から一対のばね片52aの
間に挿入された後、ばね片52aの間に保持された状態
で栓刃が回転されることによって、栓刃の係止孔が係止
突起52gに係合するように構成されている。係止突起
52gに栓刃が係合した状態では、栓刃は上方への抜け
止めがなされる。ここにおいて、栓刃は一対のばね片5
2aの間に挟持された状態で回転されるから、ばね片5
2aは水平断面が弧状に湾曲している。また、接地用の
栓刃が接続される刃受けばね53についても、栓刃が回
転できる向きでばね片53aが対向する。
【0023】カバー51bに形成された栓刃挿入口54
a,54bと、押さえ板58に形成された貫通孔58
a,58bとは、栓刃が回転できるように弧状に形成さ
れている。ここでは、栓刃が左回りに回転して係止突起
52gに係合するように設計してあり、栓刃挿入口54
a,54bと貫通孔58a,58bとは、左回りにずれ
た位置に形成されている。したがって、栓刃挿入口54
a,54bの左端にプラグの栓刃を挿入し、プラグを左
回りに回転させれば、係止突起52gに栓刃が係合して
プラグの抜け止めがなされるのである。
【0024】他の構成および動作は実施例1と同様であ
るから説明を省略する。ここで、実施例1における刃受
けばね52と、実施例2における刃受けばね52とは部
材の共通化を図るために同一のものを使用しており、抜
け止めが行なわれない実施例1の刃受けばね52は、実
施例2における刃受けばね52と同一のものを使用する
ようにしている。つまり、実施例1におけるものと実施
例2におけるものとは実質的には栓刃挿入口54a,5
4bが形成されることとなる図16乃至図18に示され
る実施例1に用いられる取付プレート21と、図28乃
至図31に示される実施例2に用いられる取付プレート
21とを適宜選択して用いることでいずれの場合にも対
応できるようになっている。
【0025】(実施例3)本実施例は、図32乃至図4
9に示されるように、引掛栓刃を有したプラグに対応す
るものである。引掛栓刃は、先端部の側縁に引掛片が突
設された周知の形状のものであって、プラグ挿入口54
a,54bを通して挿入した後に回転させることによっ
て、ケース51の内部に引掛片が係合してプラグの抜け
止めがなされるものである。また、本実施例では、接地
用の栓刃も引掛栓刃になっている。したがって、刃受け
ばね52a,52bには弧状に形成されたものが用いら
れ、栓刃挿入口54a,54bおよび貫通孔58a,5
8bは、引掛栓刃を挿入して回転できる形状に形成され
る。特に、接地用の引掛栓刃が挿入される栓刃挿入口5
4bおよび貫通孔58bは、実施例2よりも狭幅に形成
される。
【0026】この構成では、プラグの引掛栓刃を、栓刃
挿入口54a,54bの左端に挿入し、プラグを左回り
に回転させれば、係止突起52aに栓刃が係合するとと
もに、引掛片が貫通孔58a,58bの開口周縁に係止
され、プラグの抜け止めがなされるのである。すなわ
ち、貫通孔58a,58bの開口周縁が係止部として機
能する。
【0027】他の構成および動作は実施例1と同様であ
るから説明を省略する。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のように、コンセント本体
内には、栓刃を抜いた状態で栓刃挿入口を閉塞するよう
にばね部材にてばね付勢された扉が配設され、扉の下方
には、扉の下面に接して扉のスライド移動を支持すると
共にコンセント本体内の下部に収納配置された速結端子
の浮き上がりを防止する摺動板が配設されているので、
摺動板によって扉のスライド移動を支持する部材と速結
端子の浮き上がりを防止するための部材を共用化でき、
扉のスライド移動の支持と、速結端子の浮き上がりの防
止を摺動板にて行なうことができて部材点数を削減する
ことができる。これによってフロア用コンセントの小型
化を図ることができると共にコストを低く抑えることが
でき、さらに組立性を向上させることができるものであ
る。
【0029】また、摺動板に速結端子の浮き上がりを防
止する凹凸状の凹凸部を設け、隣合うように配置される
凹凸部間に仕切り板を設けるようにしてあると、速結端
子が近接して配置されているように場合においても、速
結端子の浮き上がりを防止することができると共に速結
端子同士が接触するようなことが防止されるものであ
り、高い安全性を確保しながら速結端子の浮き上がりを
防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す分解斜視図である。
【図2】図3におけるA−A−B−B−C−C線断面図
である。
【図3】実施例1を示す一部省略した平面図である。
【図4】実施例1を示す一部破断した正面図である。
【図5】実施例1を示す下面図である。
【図6】実施例1を示す電線カバーを外した状態の下面
図である。
【図7】実施例1を示す化粧プレートを外した状態の平
面図である。
【図8】実施例1の刃受けばねの配置状態を示す平面図
である。
【図9】カバーへの摺動板の配置状態を示す一部省略し
た下面図である。
【図10】実施例1に用いる摺動板の平面図である。
【図11】実施例1に用いる摺動板の正面図である。
【図12】実施例1に用いる摺動板の側面図である。
【図13】実施例1に用いる摺動板の下面図である。
【図14】図10におけるF−F線断面図である。
【図15】図10におけるG−G線断面図である。
【図16】実施例1に用いる取付プレートの平面図であ
る。
【図17】実施例1に用いる取付プレートの正面図であ
る。
【図18】実施例1に用いる取付プレートの下面図であ
る。
【図19】図18におけるH−H−I−I−J−J線断
面図である。
【図20】実施例2を示す図21におけるK−K−L−
L−M−M線断面図である。
【図21】実施例2を示す一部省略した平面図である。
【図22】実施例2を示す一部破断した正面図である。
【図23】実施例2を示す下面図である。
【図24】実施例2を示す電線カバーを外した状態の下
面図である。
【図25】実施例2を示す化粧プレートを外した状態の
平面図である。
【図26】実施例2の刃受けばねの配置状態を示す平面
図である。
【図27】カバーへの摺動板の配置状態を示す一部省略
した下面図である。
【図28】実施例2に用いる取付プレートの平面図であ
る。
【図29】実施例2に用いる取付プレートの正面図であ
る。
【図30】実施例2に用いる取付プレートの下面図であ
る。
【図31】図30におけるP−P−Q−Q−R−R線断
面図である。
【図32】実施例3を示す図33におけるU−U−V−
V−W−W線断面図である。
【図33】実施例3を示す一部省略した平面図である。
【図34】実施例3を示す一部破断した正面図である。
【図35】実施例3を示す下面図である。
【図36】実施例3を示す電線カバーを外した状態の下
面図である。
【図37】実施例3を示す化粧プレートを外した状態の
平面図である。
【図38】実施例3の刃受けばねの配置状態を示す平面
図である。
【図39】カバーへの摺動板の配置状態を示す一部省略
した下面図である。
【図40】実施例3に用いる摺動板の平面図である。
【図41】実施例3に用いる摺動板の正面図である。
【図42】実施例3に用いる摺動板の側面図である。
【図43】実施例3に用いる摺動板の下面図である。
【図44】図40におけるS−S−T−T線断面図であ
る。
【図45】図43におけるD−D線断面図である。
【図46】実施例3に用いる取付プレートの平面図であ
る。
【図47】実施例3に用いる取付プレートの正面図であ
る。
【図48】実施例3に用いる取付プレートの下面図であ
る。
【図49】図48におけるX−X線断面図である。
【符号の説明】
10 器具本体 11 取付フランジ 14a スライド溝 22 化粧プレート 22a 開口窓 22b 蓋板収納用凹所 24 蓋板 24a 軸ピン 50 コンセント本体 52 刃受けばね 52g 係止突起 54a 栓刃挿入口 54b 栓刃挿入口 55a 扉 55b 扉 56b コイルスプリング 58 摺動板 58d 凹凸部 58e 仕切り板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/46 - 13/52 H02G 3/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床上面に当接する取付フランジを上端に
    備え床に固定される器具本体と、床下配線に接続され栓
    刃挿入口が器具本体の上面開口から露出するように器具
    本体内に配設されたコンセント本体と、コンセント本体
    を露出させる開口窓を備えるとともに上面が取付フラン
    ジの上面と面一になるように配置された化粧プレート
    と、化粧プレートにおいて開口窓の周囲に形成された蓋
    板収納凹所に収納されて上面が化粧プレートの上面と面
    一になる位置と開口窓を開放する位置との間で開閉自在
    である蓋板とを備え、蓋板は、一端部の両側面に突設さ
    れた軸ピンが器具本体の内周面に上下方向に走るように
    形成されたスライド溝に挿入されていて、開口窓を開放
    した状態において器具本体内に収納され、コンセント本
    体は、平板状の栓刃が挿入される少なくとも一対の平行
    な栓刃挿入口を備え、コンセント本体内には、栓刃を抜
    いた状態で栓刃挿入口を閉塞するようにばね部材にてば
    ね付勢された扉が配設され、扉の下方には、扉の下面に
    接して扉のスライド移動を支持すると共にコンセント本
    体内の下部に収納配置された速結端子の浮き上がりを防
    止する摺動板が配設されて成ることを特徴とするフロア
    用コンセント。
  2. 【請求項2】 速結端子の浮き上がりを防止する凹凸状
    の凹凸部を有し、隣合うように配置される凹凸部間に仕
    切り板が設けられた摺動板を備えて成ることを特徴とす
    る請求項1記載のフロア用コンセント。
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