JP2920906B2 - コネクタハウジング - Google Patents

コネクタハウジング

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JP2920906B2
JP2920906B2 JP14732094A JP14732094A JP2920906B2 JP 2920906 B2 JP2920906 B2 JP 2920906B2 JP 14732094 A JP14732094 A JP 14732094A JP 14732094 A JP14732094 A JP 14732094A JP 2920906 B2 JP2920906 B2 JP 2920906B2
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locking
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rod
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projection
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勲 亀山
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雌端子を嵌装するコネ
クタハウジングに関し、とくに、コネクタハウジング内
に収容された端子を二重に係止することのできる信頼性
の高いコネクタハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二重係止コネクタとしては、たと
えば、図4ないし図6に示すような、コネクタKが特開
平4−14775号公報に開示されている。コネクタK
は、コネクタハウジングaの端子収容室b内に収容され
た雌端子cを、コネクタハウジングaに形成されたラン
スdとロック解除桿eとによって二重に係止するように
したコネクタである。
【0003】このロック解除桿eは、コネクタハウジン
グaの先端部a1 に一体的に形成されており、ヒンジf
を介してコネクタハウジングaに対し開閉可能に接続さ
れており、外力の加わらない状態では、図4に示すよう
に、ヒンジfの付勢力によってコネクタハウジングaの
外部に起立している。ロック解除桿eの先端部には鉤状
の二重係止部gが形成され、中間部には係留部hが突設
されている。端子cは、ランスdで第一次的に係止され
るので、ロック解除桿eの係止部を敢えて二重係止部と
呼ぶことにする。
【0004】端子cを係止する際は、ロック解除桿eを
コネクタハウジングaに向けて押圧することにより、コ
ネクタハウジングaに設けられた開口k内に進入し、係
留部hがコネクタハウジングaに設けた解除桿係止部m
と係合してロック解除桿eをコネクタハウジングaに係
止すると共に、二重係止部gが端子cのロック片nと当
接して端子cを係止する。なお、端子cは、コネクタハ
ウジングaのランスdによっても係止されている。
【0005】上記のように、コネクタKは、二重の係止
手段を備えているため、端子の係止が確実となる利点は
あるが、コネクタハウジングaは、合成樹脂材の成形加
工で形成されているため、成形加工時にロック解除桿e
の寸法に若干の誤差が生じることがある。そのため、ロ
ック解除桿eの二重係止部gが、コネクタハウジングa
の開口kの所定の位置に合致しないことがあり、図7に
示すように、ロック解除桿eが長すぎてコネクタハウジ
ングaの開口kに二重係止部gが進入できない場合や、
図8に示すように、短すぎて端子cの上壁c1 に当たっ
てしまい係止する位置まで進入できないことも生じる。
【0006】さらに、図9に示すように、ランスdで端
子が係止されない状態のまま端子cを係止してしまい、
端子cに対する二重係止ができなくなることもある。ま
た、端子cの上壁の端部c2 に対して無理な押圧力が加
えられ、端子cを前方に圧迫する力が作用して端子cの
自由度がなくなり、端子cが変形する障害が発生するこ
ともあるなどの問題点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、コネクタハウジングに設
ける係止桿を改良することにより、嵌装した端子に対し
て確実な二重係止ができると共に端子の変形が防止さ
れ、小型で信頼性の高いコネクタハウジングを提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、両端に開口する端子収容室を備え、該端
子収容室の上壁に係止窓を開口すると共に底壁に該端子
収容室に嵌装された端子と係合する可撓係止片を有し、
外壁にヒンジ部を介して開閉自在に結合した係止桿を設
け、該係止桿の自由端部に係止突起を設けると共に、該
係止突起にロック爪を付設して成り、 該係止窓内に該
係止桿の係止突起を進入させ、該端子収容室内の端子の
係止部と係止突起とを衝合して端子を係止することによ
り、該端子を可撓係止片および係止桿の双方で係止する
一方、該係止突起のロック爪を係止窓の縁部に係合させ
て該係止桿をロックするようにしたコネクタハウジング
であって、該係止桿を外壁に対し伸縮可能なヒンジ部を
介して開閉自在に結合したことを特徴とする。前記伸縮
可能なヒンジ部は、アーチ形または波形に形成された薄
板から成ることが好ましい(請求項2)。
【0009】
【作用】本発明のコネクタハウジングは、端子を二重係
止する一方の係止桿に伸縮自在のヒンジ部を介在させて
いるため、係止桿が成形加工時に受ける歪みによって若
干の寸法誤差を有していても、ヒンジ部の伸縮によって
調整可能となり、係止桿自体の係止および端子に対する
係止が適切な位置で確実に行われる。端子の挿入が不十
分であっても、係止突起の進入に伴い端子を本係止の位
置に押し進めることができる。また、係止桿の係止突起
にロック爪を付設して、ヒンジ部の付勢力によって端子
収容室の係止窓の縁部とロック爪とを係合するようにし
ているため、端子の係止部と係止突起との衝合に若干の
余裕が生じ、嵌装された端子に無理な外力が作用せず端
子の変形が防止される。さらに、端子に対する係止と係
止桿自体のコネクタハウジングに対する係止の双方の係
止を係止突起によって行うことができるので、ハウジン
グの構造が簡素化され小型化が可能となる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係わるコネクタハ
ウジング1に端子2を嵌装し、係止した状態を示す縦断
面図であり、図2は、端子2を係止する前の状態を示す
縦断面図である。コネクタハウジング1は、前端部1a
および後端部1bに開口した端子収容室3を備え、端子
収容室3の底壁3aに可撓係止片4を有し、コネクタハ
ウジング1の前端部1aの外壁1cには係止桿5が伸縮
可能なヒンジ部6を介して開閉自在に結合されている。
また、端子収容室3の上壁3bには係止窓7が開設され
ている。
【0011】可撓係止片4は、その先端部4aを雌型の
端子2の底面2aに形成された係止孔8に嵌入して、端
子2に対する第一次の係止を行うようにしている。
【0012】係止桿5は、端子2に対する第二次の係止
を行うためのものであり、係止桿5の自由端部に係止突
起9が設けられている。さらに、係止突起9の先端部に
は、係止桿5自体をコネクタハウジング1に対して係止
するためのロック爪10がその自由端を上方へ向けて付
設されている。
【0013】係止桿5は、端子2に対する係止を行わな
い状態においては、図2に示すように、ヒンジ部6の付
勢力によって上方へ開かれている。端子2の係止を行う
際には、係止突起9を押圧して、上壁3bの係止窓7内
に係止突起9を進入させ、係止突起9の前壁9aと、端
子2の電気接触部11の後端に形成した係止部11aと
を衝合させて第二次の係止を行うようにしている。この
とき、ロック爪10のロック鉤10aが係止窓7の縁部
7aと係合し、係止桿5がコネクタハウジング1に対し
て係止される。端子2は、可撓係止片4と係止桿5とに
より二重に係止され、端子収容室3からの抜け出しが確
実に防止される。
【0014】ヒンジ部6は、コネクタハウジング1の外
壁1cと係止桿5とを連結するアーチ型の形状の薄板か
ら成り、コネクタハウジング1および係止桿5と一体的
に形成されている。係止桿5の係止突起9をヒンジ部6
に向けて押圧することにより、アーチ型のヒンジ部6は
その屈曲度が強められ、ヒンジ部6の長さが短縮すると
共に、係止桿5の係止突起9の位置がコネクタハウジン
グ1の前端部1aに近づけられる。したがって、係止桿
5の長さに若干の寸法誤差があっても、係止突起9をヒ
ンジ部6に向けて押圧することにより、端子収容室3の
係止窓7に係止突起9を適切に進入させることができ
る。このとき、端子2の挿入が不十分であっても、係止
突起9の前壁9aが端子2の電気接触部11の後端11
aに当接する位置にあれば、係止突起9の進入に伴い端
子2を本係止の位置に押し進めることができる。
【0015】また、係止突起9は、ヒンジ部6の付勢力
によって常に係止窓7の縁部7aに弾圧されるため、端
子2の電気接触部11の後端11aと係止突起9の前壁
9aとの間に若干の余裕が生じ、端子収容室3内の端子
2に対する無用な外力の作用を受けることがなくなり、
端子2の変形を防止することができる。ヒンジ部6の形
状は、アーチ型に限らず、図3に示すように、波型に形
成されたヒンジ部12を係止桿13に連結する構造にし
てもよい。
【0016】係止桿5の係止を解除するときは、ロック
爪10をヒンジ部6側へ押圧して、ロック爪10のロッ
ク鉤10aを係止窓7の縁部7aから外すこととによ
り、容易に係止が解除できる。
【0017】
【発明の効果】本発明のコネクタハウジングは、端子を
二重係止する一方の係止桿に伸縮自在のヒンジ部を介在
させているため、ヒンジ部の伸縮によって係止桿の長さ
が調整可能となり、係止桿自体の係止および端子に対す
る係止が適切な位置で確実に行われる。端子の挿入が不
十分であっても、係止突起の進入に伴い端子を本係止の
位置に押し進めることができる。また、ヒンジ部の付勢
力によって端子収容室の係止窓の縁部とロック爪とを係
合するようにしているため、端子の係止部と係止突起と
の衝合に若干の余裕が生じ、嵌装された端子に無理な外
力が作用せず端子の変形が防止される。さらに、端子に
対する係止と係止桿自体のコネクタハウジングに対する
係止の双方の係止を係止突起によって行うことができる
ので、ハウジングの構造が簡素化され小型化、軽量化が
可能となるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるコネクタハウジングに
端子2を嵌装して係止した状態を示す縦断面図である。
【図2】図1のコネクタハウジングの端子を係止する前
の状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係わるヒンジ部を示す断
面図である。
【図4】従来の二重係止コネクタを示す斜視図である。
【図5】図4の二重係止コネクタのロック解除桿を閉じ
た状態を示す斜視図である。
【図6】図2の二重係止コネクタの縦断面図である。
【図7】図6のロック解除桿が長すぎた状態を示す説明
図である。
【図8】図6のロック解除桿が短すぎた状態を示す説明
図である。
【図9】図4の二重係止コネクタの係止が不完全な状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コネクタハウジング 1c 外壁 2 端子 3 端子収容室 3a 底壁 3b 上壁 4 可撓係止片 5 係止桿 6 ヒンジ部 7 係止窓 7a 縁部 9 係止突起 10 ロック爪 10a ロック鉤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に開口する端子収容室を備え、該端
    子収容室の上壁に係止窓を開口すると共に底壁に該端子
    収容室に嵌装された端子と係合する可撓係止片を有し、
    外壁にヒンジ部を介して開閉自在に結合した係止桿を設
    け、該係止桿の自由端部に係止突起を設けると共に、該
    係止突起にロック爪を付設して成り、 該係止窓内に該係止桿の係止突起を進入させ、該端子収
    容室内の端子の係止部と係止突起とを衝合して端子を係
    止することにより、該端子を可撓係止片および係止桿の
    双方で係止する一方、該係止突起のロック爪を係止窓の
    縁部に係合させて該係止桿をロックするようにした コネ
    クタハウジングであって、該係止桿を外壁に対し伸縮可能なヒンジ部を介して開閉
    自在に結合した ことを特徴とするコネクタハウジング。
  2. 【請求項2】 前記伸縮可能なヒンジ部が、アーチ形ま
    たは波形に形成された薄板から成る請求項1に記載のコ
    ネクタハウジング。
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JPH0817504A JPH0817504A (ja) 1996-01-19
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US9608355B2 (en) 2015-05-28 2017-03-28 Yazaki Corporation Connector having a retainer with outer surface flush with outer surface of the connector housing
KR101924456B1 (ko) * 2017-09-20 2019-02-27 (주)우주일렉트로닉스 와이어 체결용 커넥터 장치
KR102072463B1 (ko) * 2018-11-19 2020-02-03 (주)우주일렉트로닉스 회전형 위치확정부를 구비하는 커넥터 장치

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