JP2733894B2 - 防水コネクターのリアホルダカバー - Google Patents

防水コネクターのリアホルダカバー

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JP2733894B2
JP2733894B2 JP5287230A JP28723093A JP2733894B2 JP 2733894 B2 JP2733894 B2 JP 2733894B2 JP 5287230 A JP5287230 A JP 5287230A JP 28723093 A JP28723093 A JP 28723093A JP 2733894 B2 JP2733894 B2 JP 2733894B2
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
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    • H01R13/5205Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
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    • H01R13/56Means for preventing chafing or fracture of flexible leads at outlet from coupling part
    • H01R13/562Bending-relieving

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の電気系統配線
に用いる接続端子を収納する防水コネクタのリアホルダ
カバー、特に高圧水洗浄時等への耐衝撃性を備えるリア
ホルダカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用コネクタでは、端子収容室内部
に収納した電線付き接続端子が端子収容室から抜け出す
のを防止するため、コネクタハウジングへ電線付き接続
端子を収納した後に、コネクタハウジング後部からリア
ホルダを嵌挿して後部からも接続端子を係止する構成が
採用されている。
【0003】しかるに自動車用コネクタでは、洗車など
高圧水による洗浄が行なわれる際に問題が発生する恐れ
がある。すなわち、コネクタに高圧の洗浄水が当てられ
るとコネクタまわりの電線やリアホルダやゴム栓に高圧
の水流が直噴されることによって、嵌挿されたリアホル
ダが変位脱離したり、ゴム栓が弾性変形してコネクタ内
に洗浄水が浸水する結果、電気接続上において好ましく
ない事態を発生する恐れがある。このためリアホルダや
ゴム栓を高圧水流や力学的衝撃から防御するための被覆
体としてリアホルダカバーをコネクタに装着する構成が
一般的となっている。
【0004】従来、この種のリアホルダカバーはコネク
タハウジングと別体に構成され、かつリアホルダならび
にリアホルダカバーが一体に連成されている。例えば実
開平3―2570号公報に開示されている防水コネクタ
は、図10に示すように、電線と防水栓を取付けた接続
端子を収納するコネクタハウジング21と、リアホルダ
41と、このリアホルダ41の後部外端面を覆うととも
に、リアホルダ41に図中矢線方向に開閉可能に連接し
た防水カバー51(リアホルダカバー)から構成されて
いる。リアホルダ41は板状ブロックから構成されてお
り、ハウジング21に嵌挿固定される。
【0005】また防水カバー51は一対の蓋体52、5
3で構成されており、それぞれは一端がリアホルダ41
の上面および下面に可撓性の帯状部材54により連接さ
れ、両蓋体52、53でリアホルダ41の外端面を開閉
可能に覆っている。
【0006】蓋体52の帯状部材54はリアホルダ41
の内端面上部に接続され、これを支点に蓋体52は矢印
上方向に開く。蓋体53の帯状部材(図示せず)はリア
ホルダ41の内端面下部に接続され、これを支点に蓋体
53は矢印下方向に開く構成となっている。
【0007】この他の従来例としては、上下2枚から成
る防水カバーの一端をヒンジによってそれぞれリアホル
ダと連結し、前記ヒンジを支点に各カバーが回動して開
閉するという、防水カバーの一端においてヒンジを設け
た構成が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来構成
においては、組み込み時の衝撃やその他何等かの理由に
よって帯状部材が接続状態から外れたり、リアホルダと
連結しているヒンジが切断されると、リアホルダと防水
カバーとの連結性がなくなり、その結果、嵌合が外れて
防水カバーが分離し機能しなくなるという問題点を有す
るものであった。
【0009】さらに、防水カバーはリアホルダを覆って
いる状態において、例えばその軸方向(コネクタハウジ
ングへの嵌着方向)と直角方向に外力が作用すると、リ
アホルダ近傍を支点とする曲げモーメントが働いて防水
カバーが傾き、このためコネクタハウジングに嵌挿され
たリアホルダも傾いてハウジングから脱離するという不
都合が発生する恐れがあった。
【0010】本発明は前記の問題点を解決すべくなされ
たもので、リアホルダとリアホルダカバーとを連結する
ヒンジが切れても機能を維持することが可能で、かつコ
ネクタハウジングとの接合部近傍に衝撃等の外力が作用
してもリアホルダカバーやリアホルダが傾かず係合を維
持する防水コネクターのリアホルダカバーを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係る防水コネクターのリアホルダカバーは、コ
ネクタハウジングに嵌挿される板状のリアホルダ(端子
係止具)にその嵌挿方向と直交方向に回動する複数のヒ
ンジ連結部を設け、該複数のヒンジ連結部夫々の他端に
ハーフカバーを設け、該ハーフカバーの前記リアホルダ
嵌挿方向に平行な各辺に、隣接する他葉のハーフカバー
の辺と係合する突起部あるいは突起受部の一方を設けて
成ることを特徴とする。
【0012】また前記ハーフカバーは、前記ヒンジ連結
部の取付け位置から前記リアホルダ嵌挿方向に延設部を
有して成ることを特徴とする。
【0013】さらに前記ハーフカバーは、コネクタハウ
ジングへの嵌挿完了時におけるリアホルダの外端面位置
に対応する内壁位置に、前記リアホルダ嵌挿方向と直角
方向に張り出すリブを延設したことを特徴とする。
【0014】また前記リブの、リアホルダ外端面に接す
る部分に面とりを施したことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明に係る防水コネクターのリアホルダカバ
ーにおいては、コネクタハウジングに嵌挿される板状の
リアホルダに設けられた複数のヒンジ連結部が、嵌挿方
向と直交方向に回動する結果、これら複数のヒンジ連結
部夫々の他端に設けられた複数葉のハーフカバーが相互
に接近し、嵌挿方向に平行な辺がやがて隣接する他葉の
ハーフカバーの辺と接合すると、各辺に設けられた突起
部と突起受部が係合して、ハーフカバー各葉が互いに係
止される。これによってハーフカバーは、例えヒンジ連
結部が切断しても互いに結合してコネクタハウジングを
覆う状態を維持する。
【0016】また、ヒンジ連結部の取付け位置から前記
リアホルダ嵌挿方向に設けられた延設部が、リアホルダ
嵌挿位置から比較的遠い距離に亘ってコネクタハウジン
グに当接してこれを覆うから、比較的長い距離に亘って
ハーフカバーがコネクタハウジングに支持されることに
なり、リアホルダ嵌挿位置近傍あるいはリアホルダ嵌挿
方向と逆方向に離れたハーフカバー部分に、リアホルダ
嵌挿方向と直交方向に外力が作用しても、ハーフカバー
が傾くことはない。よって内部のリアホルダも傾くこと
はない。
【0017】また、ハーフカバー内壁に、リアホルダ嵌
挿方向と直角方向に張り出して延設されたリブは、リア
ホルダがコネクタハウジングへ正常に嵌挿されず、傾い
たり浮き上がった状態にあれば、ハーフカバーの組み付
け途中でリブがリアホルダと接触し、それ以上のリアカ
バーの組み付けを不可能にする。これによってリアホル
ダの不完全嵌挿を検知することができる。
【0018】また、ハーフカバー内壁にリアホルダ嵌挿
方向と直角方向に延設したリブの、リアホルダ外端面に
接する部分に面とりを施した場合、リアホルダがコネク
タハウジングへ正常に嵌挿されず、傾いたり浮き上がっ
た状態にあれば、ハーフカバーの組み付け途中でリアホ
ルダ外端面がリブの面とり部分と接触すると、リブの面
とり部分がリアホルダ外端面を押圧しつつ組み付けが続
行される。この結果、リアホルダ外端面はリブに押され
て移動し、やがて組み付け完了に伴いリアホルダも同時
に正常な嵌挿位置に補正される。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明に係る防水
コネクタのリアホルダカバーの実施例を説明する。図1
乃至図4は、本発明に係るリアホルダカバーの第1実施
例を示すもので、図1はリアホルダカバー全体の斜視
図、図2は図1のリアホルダカバーの組み付け斜視図、
図3は図1のリアホルダカバーの組み付け完了時の斜視
図、図4は図1のリアホルダカバーの組み付け完了時の
構造断面図である。
【0020】図1及び図2において、リアホルダカバー
1はリアホルダ2とハーフカバー3a、3bをヒンジ連
結部4(以下、ヒンジ4と略称する)を介して結合した
一体成型にて構成される。リアホルダカバー1はハウジ
ング8を覆うように組み付けられるもので、図中の太矢
線にて示す、ハウジング8の長手(軸)方向に進んでハ
ウジング8に嵌合する。
【0021】リアホルダ2にはハウジング8の外筒に穿
設された係止穴10と係止するための係止用突起5がそ
の外壁に設けられ、ハーフカバー3a、3bにはハウジ
ング8の外筒に延設された複数の固定突起9に係合する
ための固定穴7が夫々穿設される。
【0022】ハーフカバー3aと3bは、組み付けの際
に後述するように接合して合体されるが、この接合合体
のためハーフカバー3bは、ハーフカバー3aを係止す
るためのカバー係止突起部6aとカバー係止突起受部6
bを備え、一方ハーフカバー3aは、ハーフカバー3b
を係止するためのカバー係止突起部6c(図3参照)と
カバー係止突起受部6dとを備える。
【0023】ハーフカバー3aと3bは対称形状であ
り、これらハーフカバー3a、3bが接合合体したと
き、その内壁がハウジング8を包むよう、内壁の曲率や
寸法を構成する。同図ではハーフカバーは3aと3bの
2個から構成されているが、ハーフカバーの構成数に限
定はなく、寸法、形状、材質にあわせて任意の構成数と
することが可能であることは当然である。
【0024】前記リアホルダ2とハーフカバー3(3a
と3bをまとめてハーフカバー3と称する)とは複数個
のヒンジ4によって連結される。これら複数個あるヒン
ジ4のうち1個に着目すると、ヒンジ4はハーフカバー
3aまたは3bがリアホルダ2のハウジング8への嵌挿
方向と直交する方向に回動するように、その一端をリア
ホルダ2の側面に連設し、ヒンジ4の他端をハーフカバ
ー3aあるいは3bのいずれか一方の内側壁に連設する
よう構成する。
【0025】ヒンジ4は可撓性のある材質で製造される
もので、これによりヒンジ4はリアホルダ2のハウジン
グ8への嵌挿方向と直交する方向に回動自在となる。こ
の結果、ヒンジ4先端に連設されたハーフカバー3a、
3bはいずれもリアホルダ2のハウジング8への嵌挿方
向と直交する方向に回動自在となる。
【0026】つぎにリアホルダカバー1の組み付け順序
を図2に基づいて説明する。まずリアホルダ2をハウジ
ング8に嵌挿し、リアホルダ2の係止用突起5をハウジ
ング8の係止穴10に係合させて係止する。すなわちこ
れによってリアホルダ2がハウジング8内部に収納され
た図示しない接続端子を係止することになり、接続端子
の2重係止が実現する。
【0027】この後、ハーフカバー3a、3bを図中、
太矢線B方向すなわちリアホルダ2の嵌挿方向と直交す
る方向に回動させて両方の端部を接合させる。ここでハ
ーフカバー3bに設けたカバー係止突起部6aの凸条6
1と、相対するハーフカバー3aに設けたカバー係止突
起受部6dの凹条64、さらにハーフカバー3aに設け
たカバー係止突起部6cの凸条(図示せず)と、ハーフ
カバー3bに設けたカバー係止突起受部6bの凹条62
の各組を係合させることで、ハーフカバー3a、3bを
係合係止して一体化する。
【0028】これと同時に、各ハーフカバー3a、3b
の固定穴7をハウジング8側の固定突起9に嵌着固定す
る。例えば図2ではハーフカバー3bの固定穴7aを、
ハウジング8の固定突起9aに嵌着固定する。この嵌着
動作とともに、電線13を収納したコルゲートチューブ
11が固定溝12に嵌着固定される。
【0029】この結果、図3に示すようにリアホルダカ
バー1のハウジング8への嵌合が完了する。このよう
に、ハーフカバー3a、3bが嵌挿方向と直交方向に回
動して互いに係合された後は、例え何等かの原因でヒン
ジ4が切断されても、カバー係止突起部6aとカバー係
止突起受部6dとの嵌合係止は持続し、同様にカバー係
止突起部6cとカバー係止突起受部6bとの嵌合係止も
持続してリアカバーは一体に合体しており、この状態を
持続する。
【0030】さらに固定穴7とハウジング8側の固定突
起9とが嵌合しているから、リアホルダカバー1はハウ
ジング8に嵌着された状態を続けることができる。この
ように本発明に係るリアホルダカバー1においては、ヒ
ンジ4の切れが発生しても、それが原因でリアホルダ2
をはじめ、ハーフカバー3の機能に障害が発生すること
がない。
【0031】図4はリアホルダカバー1の組み付け完了
時の構造断面図を示すものである。ここで図4に示すハ
ーフカバー3bにおいて、ヒンジ4が連設される内側壁
の位置からリアホルダ2のハウジング8への嵌挿方向に
向かう延設部30bを備える構成を採用することができ
る。この延設部30bに加え、さらに前記嵌挿方向とは
逆方向にも延設部を備える構成を採用することもでき
る。
【0032】このような、少なくともリアホルダ2の嵌
挿方向に向かう延設部30bを備えた構成とする結果、
図3に太矢線Cで示すような嵌挿方向と直交方向の外力
がハーフカバー3に作用しても、ハウジング8の外筒と
延設部30bが比較的長い距離に亘って嵌合しているか
ら、外力が発生させる曲げモーメントに抗することがで
きる。
【0033】よって、少なくともリアホルダ2の嵌挿方
向に向かう延設部30bを設けることによって、リアホ
ルダ2の嵌挿方向と直角方向の成分を有する外力が作用
しても、この外力のためにハウジング8内のリアホルダ
2が傾くことはない。従って、リアホルダ2はハウジン
グ8に安定して固定されることになる。
【0034】前記のように、外力が発生させる曲げモー
メントに抗するには、リアホルダ2の嵌挿方向に向かう
延設部30bをハーフカバー3に設けるのが効果的であ
るが、実際の設計においてはコルゲートチューブ固定溝
12の形成等で、リアホルダ2の嵌挿方向と逆方向にの
びる延設部が必要になることも多い。この結果、逆方向
にのびる延設部の、特にその先端部分に外力が作用する
と、曲げモーメントが増幅されて好ましくない。
【0035】このような場合に望ましい形状としては、
リアカバーの前記両延設部の長さが略等しい構成、すな
わち各ハーフカバーの内側壁の略中心部にヒンジ4を配
設する構成がある。しかしこの構成にとらわれることな
く、両延設部の長さの比を例えば3対7、4対6等様々
な構成にすることができる。要は、リアホルダ2の嵌挿
方向に向かう延設部30bの長さが、前記の外力によっ
て生じる曲げモーメントに抗するに十分なものでさえあ
ればよい。
【0036】図5と図6は、本発明に係るリアホルダカ
バーの第2実施例の組み付け途中の断面図と、リアホル
ダカバー全体の斜視図である。これらの図が示すよう
に、リアホルダカバー1のハーフカバー3aおよび3b
は、それらの内壁の、リアホルダ2がコネクタハウジン
グ8へ嵌挿完了した時におけるリアホルダ2の外端面2
aの位置に対応する位置に、リアホルダ2嵌挿方向と直
角方向に張り出すリブ16を延設したものである。ここ
においてリブ16の周縁は面取りを施さず、鋭角状態の
ままで構成するものとする。
【0037】ハーフカバー3a、3bの内壁に、リアホ
ルダ2の嵌挿方向と直角方向に張り出して延設したリブ
16は、図5に示すようにリアホルダ2がコネクタハウ
ジング8へ正常に嵌挿されていない場合、係止用突起5
がコネクタハウジング8の係止穴10と係合することが
なく、傾いたり浮き上がった状態にある。
【0038】この状態のままハーフカバー3a、3bの
組み付けを進行させると、リブ16が図中Mの円内に示
すようにリアホルダ2と接触するから、ハーフカバー3
bはそれ以上閉じ方向に回動できず、よってリアカバー
の組み付けが不可能となる。
【0039】これによって作業者は、リアホルダ2のコ
ネクタハウジング8への不完全嵌挿を検知し得て、手直
し等の修復作業が実施できるから、不完全嵌挿のままリ
アカバーを施して出荷することを排除でき、不良率の低
減が実現される。
【0040】図7と、図8及び図9は、本発明に係るリ
アホルダカバーの第3実施例の夫々リアホルダカバー全
体の斜視図と、組み付け途中の断面図と、さらに組み付
け完了時の断面図である。
【0041】これらの図が示すように、リアホルダカバ
ー1のハーフカバー3aおよび3bは、それらの内壁
の、リアホルダ2がコネクタハウジング8へ嵌挿完了し
た時におけるリアホルダ2の外端面2aの位置に対応す
る位置に、リアホルダ2嵌挿方向と直角方向に張り出し
た、リブ17を延設したものである。ここにおいてリブ
17のリアホルダ外端面2aに接する周縁には面取り部
18を設けて構成するものとする。
【0042】ハーフカバー3a、3bの内壁に、リアホ
ルダ2の嵌挿方向と直角方向に延設したリブ17は、図
8に示すようにリアホルダ2がコネクタハウジング8へ
正常に嵌挿されていない場合、係止用突起5がコネクタ
ハウジング8の係止穴10と係合することがなく、傾い
て浮き上がった状態にある。
【0043】この状態にて図7中の太矢線Aが示す方向
にハーフカバー3aの組み付けを進行させると、途中で
リブ17が、図8のMで示す円内にみられるようにリア
ホルダ2と接触するが、このときリブ17下部に設けた
面取り部18の斜面が、浮いた位置にあるリアホルダ2
に接する。
【0044】このままハーフカバー3aの組み付けを進
め、図8のNで示す円内にみられるように、ハーフカバ
ー3aの固定穴7をハウジング8の固定突起9に嵌める
ように操作すると、ハーフカバー3aのリブ17がリア
ホルダ2を押圧しながら移動するので、この結果、面取
り部18の斜面の移動に沿ってリアホルダ2がハウジン
グ8内部方向に押し下げられる。
【0045】このままハーフカバー3aの組み付けを進
行させ、やがて組み付けを完了すると、これに伴いリア
ホルダ2も同時にコネクタハウジング8に押し込まれて
正常な嵌挿位置に補正される。この結果、組み付け作業
中にリアホルダ2が嵌挿不良状態にあるか否かのチェッ
クをする必要がなくなる。
【0046】従って、例えリアホルダ2が嵌挿不良状態
にあっても、前記のようにそのまま組み付けを進行させ
ればよく、手直しの必要がなくなるから、よって作業性
は格段に改善される。
【0047】また、前記第2実施例および第3実施例に
おいて、ハーフカバーの内壁に相当な厚さのリブを設け
ることによって、前記の効果とは別に、太矢線Eが示す
方向の外力に対してリアカバー自体の強度を補強できる
という効果も実現できる。
【0048】加えて、第2実施例および第3実施例の組
み付け完了後においては、図9からも明らかなように、
リブ16(第2実施例の場合)、17の下面がリアホル
ダ2の上端面2aを押し下げるか、あるいはリブ16、
17の下面がリアホルダ2の上端面2aに当接して、リ
アホルダ2の上方への移動を拘束するよう作用する。こ
の結果、正常に嵌挿されたリアホルダの脱離抑止効果が
発揮されるという利点も同時に実現できるものである。
【0049】図9に示すように、組み付け完了後のハウ
ジング8内部には、電線13が接続された接続端子15
が、ハウジング8に設けたランス8aによって係止され
ている。端子15の根の部分はゴム栓14によって封じ
られている。このゴム栓14を外側から押さえる位置に
リアホルダ2が嵌挿される。
【0050】リブ16、17は、前記のように嵌挿され
たリアホルダ2を拘束するよう作用するから、よってリ
ブ16、17は間接的にゴム栓14を押さえ、ゴム栓1
4のハウジング8からの離脱や位置移動を防止する効果
も発揮するものである。
【0051】以上述べたように、本発明の構成により、
電気接続端子の固定効果、ゴム栓の固定効果、ハウジン
グ取付け部材のカバー効果、さらには外力等への耐衝撃
効果が一挙に実現され、その産業上の効用は極めて大き
いものがある。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る防水コネクターのリアホル
ダカバーにおいては、コネクタハウジングに嵌挿される
板状のリアホルダに設けられた複数のヒンジ連結部が、
嵌挿方向と直交方向に回動する結果、これら複数のヒン
ジ連結部夫々の他端に設けられた複数葉のハーフカバー
が相互に接近し、嵌挿方向に平行な辺がやがて隣接する
他葉のハーフカバーの辺と接合すると、各辺に設けられ
たカバー係止突起部とカバー係止突起受部とが係合し
て、ハーフカバー各葉が互いに係止されるので、例えヒ
ンジ連結部が切断しても、ハーフカバーはコネクタハウ
ジングを覆う状態を維持することが可能である。従って
従来におけるような、ヒンジ連結部切断事故によりリア
カバーの機能が停止するような不都合は回避できる。
【0053】またヒンジ連結部の取付け位置からリアホ
ルダ嵌挿方向に設けられた延設部が、リアホルダ嵌挿位
置から比較的遠い距離に亘ってコネクタハウジングに当
接してこれを覆うから、ハーフカバーがコネクタハウジ
ングに比較的長い距離に亘って支持されることになり、
リアホルダ嵌挿位置近傍あるいはリアホルダ嵌挿方向と
逆方向の離れたリアカバー部分に、直交方向に外力が作
用しても、リアカバーが傾くことはない。よって内部の
リアホルダも傾くことはなく、外力が作用してもリアホ
ルダが脱離するといった不都合は発生しない。
【0054】さらに、ハーフカバー内壁に、リアホルダ
嵌挿方向と直角方向に延設したリブは、リアホルダがコ
ネクタハウジングへ正常に嵌挿されず、傾いたり浮き上
がった状態にあれば、ハーフカバーの組み付け途中でリ
ブがリアホルダと接触するから、それ以上のハーフカバ
ーの組み付けを不可能にする。これによってリアホルダ
の不完全嵌挿を検知し得て不良率の低減が実現されると
ともに、組み付け途中での手直しを容易にし、部品の無
駄を排除できる。
【0055】また、ハーフカバー内壁にリアホルダ嵌挿
方向と直角方向に延設したリブの、リアホルダ外端面に
接する部分に面とりを施した場合、リアホルダがコネク
タハウジングへ正常に嵌挿されず、傾いたり浮き上がっ
た状態にあれば、ハーフカバーの組み付け途中でリアホ
ルダ外端面がリブの面とり部分と接触するから、リブの
面とり部分がリアホルダ外端面を押圧しつつ組み付けが
続行される。この結果、リアホルダ外端面はリブに押さ
れて移動し、組み付け完了に伴いリアホルダも同時に正
常な嵌挿位置に補正されるから、嵌挿不良時であっても
手直しの必要がなく、よって作業性は格段に改善され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリアホルダカバーの第1実施例の
分解斜視図である。
【図2】図1のリアホルダカバーの組み付け斜視図であ
る。
【図3】図1のリアホルダカバーの組み付け完了時の斜
視図である。
【図4】図1のリアホルダカバーの組み付け完了時の構
造断面図である。
【図5】本発明に係るリアホルダカバーの第2実施例の
組み付け途中の断面図である。
【図6】図5のリアホルダカバーの斜視図である。
【図7】本発明に係るリアホルダカバーの第3実施例の
斜視図である。
【図8】図7のリアホルダカバーの組み付け途中の断面
図である。
【図9】図7のリアホルダカバーの組み付け完了時の断
面図である。
【図10】従来の防水コネクタの構成斜視図である。
【符号の説明】
1 リアホルダカバー 2 リアホルダ 3a、3b ハーフカバー 4 ヒンジ連結部(ヒンジ) 5 係止用突起 6a、6c カバー係止突起部 6b、6d カバー係止突起受部 7 固定穴 8 ハウジング 9 固定突起 10 係止穴 11 コルゲートチューブ 12 固定溝 13 電線 14 ゴム栓 15 端子 16 ランス 61 凸条 62、64 凹条

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングに嵌挿される板状の
    リアホルダ(端子係止具)にその嵌挿方向と直交方向に
    回動する複数のヒンジ連結部を設け、該複数のヒンジ連
    結部夫々の他端にハーフカバーを設け、該ハーフカバー
    の前記リアホルダ嵌挿方向に平行な各辺に、隣接する他
    葉のハーフカバーの辺と係合する突起部あるいは突起受
    部の一方を設けて成ることを特徴とするリアホルダカバ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記ハーフカバーは、前記ヒンジ連結部
    の取付け位置から前記リアホルダ嵌挿方向に延設部を有
    して成ることを特徴とする前記請求項1記載のリアホル
    ダカバー。
  3. 【請求項3】 前記ハーフカバーは、コネクタハウジン
    グへの嵌挿完了時におけるリアホルダの外端面位置に対
    応する内壁位置に、前記リアホルダ嵌挿方向と直角方向
    に張り出すリブを延設したことを特徴とする前記請求項
    1記載のリアホルダカバー。
  4. 【請求項4】 前記リブの、リアホルダ外端面に接する
    部分に面とりを施したことを特徴とする前記請求項3記
    載のリアホルダカバー。
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