JPH0430786Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0430786Y2
JPH0430786Y2 JP1986084729U JP8472986U JPH0430786Y2 JP H0430786 Y2 JPH0430786 Y2 JP H0430786Y2 JP 1986084729 U JP1986084729 U JP 1986084729U JP 8472986 U JP8472986 U JP 8472986U JP H0430786 Y2 JPH0430786 Y2 JP H0430786Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
cover
terminal cover
flexible arm
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986084729U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62197271U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986084729U priority Critical patent/JPH0430786Y2/ja
Publication of JPS62197271U publication Critical patent/JPS62197271U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0430786Y2 publication Critical patent/JPH0430786Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電線に接続された端子に外装される端
子カバーの改良に関する。
(従来の技術) 一般に電線に接続された電気接続用の端子を車
輌等に装備される種々の電気機器の電気接続部に
接続する場合、接続部における電線の頻繁な屈曲
による断線や電線加締部の回動による短絡の発生
等を防止するため、端子の電線加締圧着部(以下
電線圧着部という)及び必要に応じ端子の電気接
続部にわたつて端子カバーを外装し、この端子カ
バーを電気機器の接続部にボルト等により固定す
ることが行なわれている。
このための端子カバーとしては、従来第4図に
外装前の斜視図、第5図に外装後の斜視図で示さ
れるようなものがある。
すなわち、図においてA′は従来の端子カバー
の一例、Tは電線Wに接続された端子の一例を示
し、この端子カバーA′は端子Tの電線圧着部1
に外装されるものである。しかして端子カバー
A′は、断面コ字状に成形された半筒状の上蓋2
a及び下蓋2bを対向する一側縁においてヒンジ
3により開閉自在に連結し、合体により筒状体2
が形成されるように構成すると共に、上蓋2a及
び下蓋2bのヒンジ3と反対側の側縁に筒状体2
に合体した場合のロツク部、すなわち図示の例で
は上蓋2aの側縁に係止孔部を有する雌ロツク片
4a、下蓋2bの側縁に雌ロツク片4aに係合さ
れる雄ロツク片4bを形成したものである。又、
端子カバーA′には通常上蓋2a及び下蓋2bの
後端部に夫々半円筒状の電線被覆部5a,5bが
延設形成されており、これらは絶縁性樹脂により
一体成形される。
(考案が解決しようとする問題点) しかし乍ら、上記従来の端子カバーA′を電線
接続端子Tの電線圧着部1に外装した場合の状態
は、第6図に第5図のB−B断面図で示されるよ
うになり、電線圧着部1の断面における外周寸法
が端子カバーA′の断面における内壁寸法に適合
する場合は問題がないが、電線Wがより細径であ
る場合等においては端子カバーA′の内壁すなわ
ち上蓋2aの天壁2a1及び下蓋2bの底壁2b1
内面内壁2a1,2b1と電線圧着部1の上端部及び
下端部との間に隙間d1及びd2を生ずることによ
り、この隙間(ガタ)が大きいときは車輌の振動
等により電線圧着部1が端子カバーA′の内壁に
断続的に当接して異音を発生するという問題点が
ある。
そこで、このような異音の発生を完全に防止す
るためには、電線圧着部1の外周寸法に適合する
内壁寸法を有する端子カバー、換言すれば電線W
の径を異にする毎に内壁寸法の大きさを異にする
専用の端子カバーを必要とすることになり、端子
カバーのコスト上昇をきたすという問題点があ
る。従来の端子カバーA′は一旦閉じると内部が
見えず、電線圧着部1が正しく収容保持されてい
るか否かを判断するのが困難あつた。
本考案は、従来の端子カバーA′のかかる問題
点に着目してなされたもので、ある程度異なる径
を有する電線に接続された端子に使用しても電線
圧着部1と端子カバー内壁面との間に異音発生の
原因となるガタの生成を防止すると共に内部の端
子の収容保持状態を容易に確認することができる
端子カバーを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち本考案は、合体により筒状体を形成す
る半筒状の上蓋と下蓋との一方の側壁間をヒンジ
などにより開閉自在に結合すると共に他方の側壁
間にロツク手段を設けてなり、電線に接続された
端子に外装される端子カバーにおいて、前記上蓋
の両側壁の少なくとも一方の内面に対向する側壁
に向けて前記端子と係合して下蓋の底壁に押圧固
定する可撓アームを突設し、上蓋の天壁には前記
可撓アームの撓み代を確保する窓部を設けたこと
を特徴とする。
以下に本考案を、実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図に本考案の端子カバーの斜視図、第2図
に第1図のA−A断面図を示した。
なお、以下の説明において従来の端子カバー
A′と同一部分については同一符号を用いた。
図において本考案の端子カバーAは、断面コ字
状に成形された半筒状の上蓋2a及び下蓋2bを
その一側縁においてヒンジ3により開閉自在に連
結し、合体により筒状体2が形成されるように構
成し、上蓋2a及び下蓋2bのヒンジ3と反対側
の側縁に雌ロツク片4aと雄ロツク片4bとから
なるロツク部を設けて筒状体2を固定しうるよう
に形成し、又、上蓋2a及び下蓋2bの後端部に
半円筒状の電線被覆部5a及び5bを必要に応じ
延設形成して構成される点においては従来の端子
カバーA′の構成と同様である。しかし、本考案
においては、端子カバーAを構成する筒状体2の
内壁面すなわち図示の例では上蓋2aの側壁2a2
の内面に可撓アーム6が突設してある。この可撓
アーム6は、両側の対向する側壁2a2の少なくと
も一方から1個又は複数個(図示の例では2個)
が天壁2a1と平行に他方の側壁2a2に向けて突設
される。
又、可撓アーム6が撓む側の上蓋2aの天壁2
a1には、可撓アーム6が撓んだ場合に内面に当接
して最大限の撓み(弾性変位)が規制されないよ
うに、可撓アーム6に対向する位置に必要に応じ
て撓み代を確保するための窓部7が開設してあ
る。
なお、第1図の端子カバーAは、電線接続端子
Tの電線圧着部1に外装される実施例を示した
が、端子Tの電気接触部8(第4図参照)の部分
をも保護しうるように、第1図の上蓋2a及び下
蓋2bの前端部にも適宜形状の被覆部を一体に形
成するなど種々の変形が可能である。
(作用) 本考案の端子カバーAを電線接続端子Tに外装
するには、従来の端子カバーA′と全く同様に行
なうことができる。すなわち、第1図において下
蓋2bに電線接続端子Tの電線圧着部1(第4
図)をセツトし、上蓋2aをヒンジ3を介して下
蓋2bに合体させ、雌ロツク片4aを雄ロツク片
4bに係止ロツクすることにより行なわれる。こ
の場合、電線圧着部1に対する端子カバーAの装
着状態は第3図a又はbに断面図で示されるよう
になる。すなわち、第3図aは電線Wの径が比較
的細い場合であり、端子Tの電線圧着部1は端子
カバーAの筒状体2内に突設される可撓アーム6
により、その上面が可撓アーム6の突設位置に適
合して押えられ固定されている。一方、第3図b
は電線Wの径が比較的太い場合であり、端子Tの
電線圧着部1はその高さが大となるため、可撓ア
ーム6が図示上方に撓むことによつて押えられ固
定される。
(考案の効果) 本考案の端子カバーは以上詳細に説明した構成
及び作用よりなり、電線圧着部は端子カバー内に
おいて上蓋の両側の側壁の内面に突設した可撓ア
ームにより下蓋側に押圧されて上下間で固定され
ると共に横方向への動きも規制されるから、端子
カバー内でのガタに起因する異音の発生が防止さ
れると共に、上蓋の天壁には可撓アームの撓み代
を確保するための窓部を設けたから、電線径(端
子電線圧着部の高さ)及び端子形状(端子電線圧
着部の高さ)を多少異にするものでも専用カバー
を必要とすることなく、同一サイズの端子カバー
により対応できる利点が得られる。また、この窓
部を通じて内部の端子の保持状態の適否を容易に
確認することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の端子カバーの斜視図、第2図
は第1図のA−A断面図、第3図a及びbは電線
の径が異なる場合における端子の電線圧着部に本
考案の端子カバーを装着した状態の断面図、第4
図は電線接続端子と従来の端子カバーとを分離し
て示した斜視図、第5図は同上の装着時における
斜視図、第6図は第5図のB−B断面図を示す。 1……電線圧着部、2……筒状体、2a……上
蓋、2b……下蓋、2a1……天壁、2a2……側
壁、2b1……底壁、4a……(ロツク手段として
の)雌ロツク片、4b……雄ロツク片、6……可
撓アーム、8……電気接触部、W……電線、T…
…端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合体により筒状体を形成する半筒状の上蓋と下
    蓋との一方の側壁間をヒンジなどにより開閉自在
    に結合すると共に他方の側壁間にロツク手段を設
    けてなり、電線に接続された端子に外装される端
    子カバーにおいて、前記上蓋の両側壁の少なくと
    も一方の内面に対向する側壁に向けて前記端子と
    係合して下蓋の底壁に押圧固定する可撓アームを
    突設し、上蓋の天壁には前記可撓アームの撓み代
    を確保する窓部を設けたことを特徴とする端子カ
    バー。
JP1986084729U 1986-06-05 1986-06-05 Expired JPH0430786Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986084729U JPH0430786Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986084729U JPH0430786Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62197271U JPS62197271U (ja) 1987-12-15
JPH0430786Y2 true JPH0430786Y2 (ja) 1992-07-24

Family

ID=30939491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986084729U Expired JPH0430786Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0430786Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3081746B2 (ja) * 1993-07-22 2000-08-28 矢崎総業株式会社 電線端末接続部の保護ケース
JP5555536B2 (ja) 2010-04-28 2014-07-23 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP5670697B2 (ja) * 2010-10-20 2015-02-18 トヨタ自動車株式会社 収容カバー、収容カバー付き電線、及び、端子収容方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118673U (ja) * 1982-02-05 1983-08-12 株式会社三英社製作所 共用型コネクタ−カバ−
JPS60115466U (ja) * 1984-01-13 1985-08-05 品川商工株式会社 端子用絶縁カバ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62197271U (ja) 1987-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3136931B2 (ja) コネクタカバー
JP2597037Y2 (ja) 電気接続箱の嵌合構造
JPH0794235A (ja) 防水コネクタ用電線保持具
JPH065322U (ja) ワイヤハーネス用成形プロテクタのアース端取着部
JP2524946Y2 (ja) 防水雌型コネクタハウジングの構造
JP3997879B2 (ja) コネクタ
JPH0430786Y2 (ja)
JP3788724B2 (ja) 保護カバー
JPH0740264Y2 (ja) 防水グロメット
US11394186B2 (en) Electric connection box
JP3963801B2 (ja) 電気接続箱用グロメットのシール構造
JP2563037Y2 (ja) 防水コネクタ
JPH0339900Y2 (ja)
JP2553323Y2 (ja) ワイヤーハーネス保護部材へのグロメットの取付構造
JPH11248040A (ja) 自動車用ワイヤハーネスのクランプ構造
JPH0521668Y2 (ja)
JPH0135526Y2 (ja)
JPH0241891Y2 (ja)
JPH0659161U (ja) 箱体の組付け構造
JPH037900Y2 (ja)
JPH0739182Y2 (ja) 電気コネクタ
JPH0340046Y2 (ja)
JPH0132273Y2 (ja)
JPH0350624Y2 (ja)
JPH09199244A (ja) 中継端子