JP3788724B2 - 保護カバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の電気系統の接続に使用されているコネクタを保護するための保護カバーに関し、特に使用環境の厳しい機器に使用されるコネクタの保護カバーに構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両において、ワイヤーハーネス同士の接続、或いは電子機器とワイヤーハーネスの接続にコネクタが多用されている。この種のコネクタは、基本的に合成樹脂製のハウジング内に接続端子を収容するとともに、該接続端子に接続された被覆電線をハウジング後端から導出した構成になっている。
また、使用環境が厳しい自動車等においては、走行中にコネクタに泥水がかかったり、洗車の際に高圧水がかかったりする。また、走行に伴って激しく振動することもある。
【0003】
このような使用環境を考慮して、図6に示したような防水コネクタが提案されている。防水コネクタ50は合成樹脂で一体成形され、ハウジング本体51とヒンジ部52、更に一対のカバー53,54を備えている。このハウジング本体51は、略四角筒形状の外壁55の後側内部に複数の端子収容室を有するとともに、前側内部に相手コネクタ(図示せず)の挿入部57を有し、外壁上面に挿入された相手コネクタを係止するためのロック部58が形成されている。
【0004】
前記ハウジング本体51の後端には、外壁55より小径の四角筒状部59が形成されている。この四角筒状部59後端の両側面にヒンジ部52を介して一対のカバー53,54を一体的に設けられている。また、前記ヒンジ部52の中央部52aは、可撓性を有するように薄肉状に形成されている。
【0005】
前記カバー53,54は、四角筒状部59を軸方向に沿って半割りした形状であり、ヒンジ部52を支点として互いに近接する方向に回動させ、内端面53a,54aを接合させると、四角筒状部59後端から連続した形状になる。
また、前記カバー53,54の後端面の中央には、凹部54cが形成され、カバー53,54を閉じた場合に電線貫通孔となる。また、前記カバー53,54には、接合状態で互いに係合する係止用突起64と係止枠溝65が設けられている。
【0006】
次に、従来のコネクタの第2例を図7を参照して説明する。
図7に示したコネクタ70は、コネクタハウジング71と、リアホルダ72と、該リアホルダ72の後部外端面を覆うとともに、リアホルダ72に図中の矢印方向に開閉可能に連接した防水カバー73を備えている。このリアホルダ72は、板状ブロックにより構成され、コネクタハウジング71に嵌挿固定される。
前記防水カバー73は、一対の蓋体74,75により構成され、それぞれは一端がリアホルダ72の上面及び下面に可撓性の帯状部76により連接され、両蓋体74,75でリアホルダ71の外端面を開閉可能に覆うようになっている。
【0007】
前記蓋体74の帯状部76は、リアホルダ72の内端面下部に接続され、これを支点に蓋体74は矢印上方向に開く。蓋体75の帯状部(図示せず)はリアホルダ72の内端面下部に接続され、これを支点に蓋体75は矢印下方向に開く構成になっている。
なお、コネクタハウジング71内には図示を省略しているが接続端子が収容され、この接続端子に接続された被覆電線77がコネクタハウジング71の後端から導出されている。そして、コネクタハウジング71、リアホルダ72、防水カバー73を一体に組み付けた状態では、前記被覆電線77は防水カバー73の後端中央に形成された開口部78から導出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の防水コネクタ50は、高圧洗浄や振動条件の厳しいトラック等に使用されているものであって、防水コネクタ50と一体にヒンジ52を介してカバー53,54を設けたものであるから、構造が複雑なことと相まって生産コストが高くなるという問題があった。
また、コネクタの使用形態によっては、防水不要の場合もあり、このような使用形態を考えると防水コネクタ及び防水機能を有していないコネクタを準備しなければならず、在庫管理や生産現場への手配などに手間がかかり、これらがコスト高の一因になっている。
【0009】
また、上記従来のコネクタ70は、コネクタハウジング71とカバー73が別部品であるから、防水機能が不要の場合はカバー73を使用しなければよく、前記問題点を解消することはできるが、リアホルダ72、別部品である2つの蓋体74,75を組み付ける構成であるから、部品点数が多くコスト高になってしまう。更に、組み付け作業が面倒であり、生産工数が増加するなどの新たな問題があった。
【0010】
更に、リアホルダ72、蓋体74,75の形状や規格は、コネクタハウジング71の規格に合わせて形成されるものであり、言わば特定の専用コネクタに使用するしかない。また、コネクタの規格は電流量、配設位置等に対応して多種にわたるものであり、例えばコネクタ同士を係止する係止部をハウジング上に設けたもの、或いはコネクタを車体の一部に係止する係止部をハウジング上に設けたもの等がある。しかしながら、コネクタ70のカバー73は、前記コネクタのいずれか一方にしか適用できず、汎用性に欠けていた。
【0011】
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は必要に応じて既存のコネクタに組み付けることができ、しかも組み付け性に優れている上に、構造が簡単で汎用性のある保護カバーを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる前記課題は、相手方コネクタに接続される接続端子を収容するとともに、外部の取付け部に固定するための係止部が形成されているスルーロック部を備えたコネクタを覆う保護カバーにおいて、前記スルーロック部を嵌合し、該スルーロック部を形成する段差部に当接する当接部と該当接部の縁部が前記スルーロック部の端部に当接する閉塞部とを設けた樋状の基底部と、該基底部に嵌合された前記スルーロック部の端部を前記基底部外に露呈させる開口部と、前記基底部にヒンジを介して接続され、前記基底部に前記スルーロック部を嵌合した状態で前記基底部を覆うカバー部と、該カバー部を前記基底部に係止するロック部とを備えていることを特徴とする保護カバーによって解決することができる。
【0013】
前記構成の保護カバーによれば、スルーロック部を嵌合する樋状の基底部と、該基底部に嵌合された前記スルーロック部の端部を前記基底部外に露呈させる開口部と、前記基底部にヒンジを介して接続され、前記基底部に前記スルーロック部を嵌合した状態で前記基底部を覆うカバー部と、該カバー部を前記基底部に係止するロック部とを備えている。
従って、コネクタハウジングの一部に構成されたスルーロック部に保護カバーの基底部を嵌合すると、その一部が基底部に形成された開口部から露呈される。よって、スルーロック部の形状の如何に関わらず適用することができ、汎用性に優れている。
【0014】
また、基底部にはヒンジを介して一体にカバー部が形成され、カバー部にはロック部が設けられているので、コネクタハウジングに基底部を嵌合させた後にカバー部を被せてロックすることで、コネクタと保護カバーとを一体化させてコネクタ保護を行うことができる。
また、基底部には、スルーロック部を形成する段差部に当接する当接部と、該当接部の縁部がスルーロック部の端部に当接する閉塞部とが設けられているので、基底部にスルーロック部を嵌合すると、当接部と閉塞部の縁部とにより半固定状態になり、カバー部の係止作業等が容易になり、組み付け性や作業性の向上を図ることができる。
【0015】
また上記課題は、前記保護カバーにおいて、前記基底部及び前記カバー部は、蛇腹状のチューブの端部を係止する係止溝を後端に設け、前記スルーロック部から導出された前記電線を前記チューブで覆うことを特徴とする保護カバーによって解決できる。
従って、コネクタハウジング後端から導出される電線にコルゲートチューブとして知られている蛇腹状のチユーブが被せられ、基底部とカバー部とに形成した係止溝によってチューブの一端が係止される。よって、電線はハウジングの後端から導出した位置で急激に折り曲げられることがなく、断線や接続端子の後抜け等を確実に防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る保護カバーの一実施形態を図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。図1は本実施形態の保護カバー及びコネクタの構成を示す分解斜視図、図2は図1におけるコネクタへの保護カバーの組み付け過程を示す斜視図、図3は図1における保護カバーの構成を示す縦断面図、図4は図1における保護カバーの組み付け完了状態を示す斜視図、図5は図4における縦断面図である。
なお、本実施形態の説明にあたっては、先ず保護カバーの構成を説明して、次いでコネクタへの組み付け過程を説明する。
【0018】
図1に示すように本実施形態の保護カバー1は、図中下方に示すように樋状の基底部2と、この基底部2にヒンジ3を介して設けられたカバー部4とを合成樹脂により一体成形したものである。この保護カバー1は、コネクタ5の下側から該コネクタ後端に形成したスルーロック部24に嵌合され、カバー部4を閉じることによりコネクタ5に一体的に組み付けられる。
【0019】
先ず、前記基底部2の構成を説明する。
前記基底部2は、その前端両側に一対の対向した側壁部6a,6bを形成するとともに、該側壁部6a,6bの前端下部を板状の当接部7で連結した構成になっている。また、一対の側壁部6a,6b及び当接部7で囲まれた部分の下部は上下方向に連通した嵌合空間である開口部8が形成されている(図3参照)。
また、基底部2の後端側は、一部が閉塞部9により閉塞されるとともに、閉塞部9に隣接して半円状の筒部が形成され、その内側面に係止溝11が形成されている。
【0020】
図3に示すように、当接部7の高さH1 と、側壁部6a,6bの高さH2 ,H3 の2段階の段差状に形成されてる。これら側壁部6a,6bの高さH1 〜H3 、側壁部6a,6bの内側面の横幅W、当接部7内側面から閉塞部9先端までの長さL1 は、後述するコネクタ5を構成するハウジング21の外側面の形状に合わせて設定されている。
【0021】
また、前記側壁部6a,6bの高さH2 上縁の内側面には、外側に一部張出した湾曲部12a,12bが形成され、この部分の補強を図るとともに、後述するハウジング21に弾性的に係合するようになっている。また、高さH3 の内側部分で、高さH4 の位置に段部13が形成されている。この段部13は、カバー部4で覆う際の受け部となり、この段部13によってカバー部4が位置規制される。
【0022】
更に、前記側壁部6a,6bの高さH3部分の内側には、2個の係止凹部14,15が形成され、カバー部4を抜け出し不可に係止するようになっている。なお、係止凹部14,15は対向する側壁の内側面にも形成されている(図1中には一方の係止凹部のみ図示されている)。また、前記カバー部4側には前記係止凹部14,15内に係止される後述する係止突起19,20が設けられている。
【0023】
次に、前記カバー部4の構成を説明する。
前記カバー部4は、基底部2の一方の側面にヒンジ3を介して形成されている。このカバー部4は、一対の側壁部16a,16b及び天板17と、該天板17に隣接して係止溝18を備えている。この係止溝18は、基底部2に形成した係止溝11と、山及び谷が一致するように形成されている。従って、基底部2にカバー部4を被せた場合は、後述するチューブ28の蛇腹状の溝形状と略一致する環状溝が形成される。
また、一対の側壁部16a,16bの外側には、前記係止凹部14,15に係止される係止突起19,20が形成されている。また、前記ヒンジ3は、天板17の外側に一体的に接続されている。
【0024】
次に、前記コネクタ5の構成を説明する。
前記コネクタ5のハウジング21内に2個の接続端子22を収容するとともに、各接続端子22に接続された電線23をハウジング21の後端側に設けたスルーロック部24から導出した構成になっている。
図5に示すようにハウジング21内には、端子収容室25が隔壁を介して横並びに形成され、その内部に接続端子22が抜け出し不可に収容されている。即ち、接続端子22の先端に設けられた棒状の接続部22aが、相手コネクタが嵌合される嵌合口26内に突出し、接続端子22後端に加締め等により接続された電線23はスルーロック部24(図1参照)内を通ってコネクタ外に導出されている。また、ハウジング21内の電線23には防水栓27が外嵌されている。
【0025】
また、ハウジング21の上部には、相手方コネクタと相互に係止する係止部31が形成され、その後端側に段差部32が形成され、この段差部32後方にスルーロック部24が形成されている。
また、ハウジング21の下部には、スルーロック部24の一部が突出して、その内部に係止部33が形成されている(図5参照)。この係止部33は、コネクタ5を例えば車両の所定取付け部に固定するためのものである。
なお、従来の保護カバーは、前記係止部33を形成したものには適用できなかったが、本実施形態の保護カバー1は係止部33の有無に関わらず適用することができ、汎用性に優れている。
【0026】
次に、前記コネクタ5への前記保護カバー1の組み付けを説明する。
先ず、図1に示すように組み付け時にあっては、保護カバー1のカバー部4を開けておき、前記コネクタ5の下側からスルーロック部24に嵌合する。この際、スルーロック部24の下部の係止部33が形成されている突出部分を当接部7と閉塞部9先端との間の開口部8内に差し込むようにして、コネクタ5を保護カバー1内に嵌合した状態となる。
【0027】
この状態をより詳細に説明すると、スルーロック部24の段差部24aが、当接部7の内側面に当接するとともに、後端が閉塞部9先端に当接するように、前記間隔L1 間に嵌まり込む。これにより、前記コネクタ5はコネクタ嵌合方向へのガタ付きが無い状態で嵌合される。しかも、一対の側壁部6a,6bには湾曲部12a,12bが形成されているので、前記コネクタ5は弾性的に嵌合される。
そして、ハウジング21の両側にフランジ部35が形成されているので、図4に示すように側壁部6a,6bの内、高さH2 に設定された部分の上縁がフランジ部35の下部に当接して、これ以上の差し込みが不可になるとともに、保護カバー1がコネクタ5に斜めに嵌合される等の不都合が防止される。
【0028】
このように、保護カバー1がコネクタ5のハウジング21の後端側に形成されたスルーロック部24に係合された後、図2に示すようにチューブ28を2本の電線23に被せ、その表面に形成された蛇腹状の環状溝を係止溝11(図1参照)に合わせて係止させる。
次いで、カバー部4をヒンジ3を中心にして回動させ、一対の側壁部16a,16bを側壁部6a,6b内に嵌め込みながら押し込む。これにより、係止突起19,20が係止凹部14,15に係止され、図4に示すようにカバー部4が基底部2に係合される。従って、基底部2の上部をカバー部4で覆うことにより、図4及び図5に示すようにスルーロック24全体が保護カバー1により覆われ、その後端側から電線23端部を覆うチューブ28が導出される。
【0029】
前述したように保護カバー1をコネクタ5に組み付けた状態では、カバー部4を構成する側壁部16a,16b上縁の外側に形成された段部36が側壁部6a,6bの内側面に形成した段部13上に当接し、上縁の内側が段部13から側壁部16a,16bの内側面に沿って下がるようになる。即ち、段部13,36の当接する位置では、両者の外側面がクランク状に当接するので接触面が広くなる。従って、基底部2とカバー部4との当接位置では水密性が高く、例えば走行中に泥水がかかったり、或いは洗車等のため高圧水がかかっても水の浸入を防止することができる。
【0030】
また、前記電線23はチューブ28によって覆われ、チューブ28の端部は保護カバー1の端部に係止されているので、電線23の端部が急角度で折り曲げられるようなことはなく、ハウジング21内の接続端子22の後抜け等を防止することができる。
【0031】
また、前記コネクタ5に保護カバー1を嵌合したにも関わらず、基底部2に形成されている開口部8から係止部33が露呈しているので、コネクタ5を車両の所定位置に取り付けることができ、保護カバー1の汎用性を向上させることができる。
更に、前記コネクタ5に保護カバー1を嵌合した場合、カバー部4を構成する天板17の前端部が段差部32に当接するので、保護カバー1の当接部7、閉塞部9の前端部、天板17の前端部によってコネクタ5との位置決めが確実に行われ、保護カバー1のガタ付き等を防止できる。
【0032】
上述したように本実施形態の保護カバー1においては、コネクタ5に設けたスルーロック部24に基底部2を嵌合して、基底部2にヒンジ3を介して設けたカバー部4を閉じるという簡単な作業でコネクタ5に保護カバー1を組み付けることができる。
また、基底部2には、スルーロック部24の端部を露呈させる開口部8が形成されているので、スルーロック部24の露呈される部分に、本実施形態の如く係止部33が設けられていても、適用することができるので汎用性の向上を図ることができる。
【0033】
また、基底部2とカバー部4には係止溝11,18が設けられているので、基底部2にカバー部4を閉じることにより、電線23端部が覆われるチューブ28を係止させることができる。従って、電線23の急激な折れ曲がりを防ぐとともに、泥水等の直接の浸入を阻止できる。
また、基底部2とカバー部4には相互に係合するロック部が設けられているので、例えば車両の走行中にヒンジ3が切断されるようなことがあっても、基底部2からカバー部4が脱落するようなことはない。従って、保護カバー1のコネクタ5からの脱落やチューブ28の抜け出し等を防止することができ、信頼性の高い保護カバーを得ることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の保護カバーは、スルーロック部を嵌合し、該スルーロック部を形成する段差部に当接する当接部と該当接部の縁部が前記スルーロック部の端部に当接する閉塞部とを設けた樋状の基底部と、該基底部に嵌合されたスルーロック部の端部を基底部外に露呈させる開口部と、前記基底部にヒンジを介して接続され、前記基底部にスルーロック部を嵌合した状態で基底部を覆うカバー部と、該カバー部を基底部に係止するロック部とを備えている。
従って、コネクタハウジングの一部に構成されたスルーロック部に保護カバーの基底部を嵌合すると、その一部が基底部に形成された開口部から露呈される。よって、スルーロック部の形状の如何に関わらず保護カバーを使用することができ、汎用性に優れている。
【0035】
また、基底部にはヒンジを介して一体にカバー部が形成され、カバー部にはロック部が設けられているので、コネクタハウジングに基底部を嵌合させた後にカバー部を被せて押し込むだけでコネクタと保護カバーとを一体化させることができる。よって、保護カバーのコネクタへの組み付け性が良く、且つ保護カバーのガタ付き等を確実に防止することができる。
また、基底部にはスルーロック部を形成する段差部に当接する当接部と、該当接部の縁部がスルーロック部の端部に当接する閉塞部とを設けているので、基底部にスルーロック部を嵌合すると、保護カバーが当接部と閉塞部により半固定状態となり、カバー部の係止作業等が容易となる。よって、保護カバーの組み付け性や作業性の向上を一層図ることができる。
【0036】
また、前記保護カバーにおいて、前記基底部及び前記カバー部は、蛇腹状のチューブの端部を係止する係止溝を後端に設け、スルーロック部から導出された電線をチューブで覆うので、電線はハウジングの後端から導出した位置で急激に折り曲げられることはなく、断線や接続端子の後抜け等を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保護カバーの一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1におけるコネクタへの組み付け途中状態を示す斜視図である。
【図3】図1における保護カバーの構成を示す縦断面図である。
【図4】図1におけるコネクタへの組み付け完了状態を示す斜視図である。
【図5】図4における縦断面図である。
【図6】従来のコネクタの一例を示す斜視図である。
【図7】従来のコネクタの別の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 保護カバー
2 基底部
3 ヒンジ
4 カバー部
5 コネクタ
6a,6b,16a,16b 側壁部
7 当接部
8 開口部
9 閉塞部
11,18 係止溝
13 段部
14,15 係止凹部(ロック部)
19,20 係止突起(ロック部)
22 接続端子
23 電線
24 スルーロック部
24a 段差部
25 端子収容室
26 嵌合口
28 チューブ
31,33 係止部
35 フランジ部
36 段部

Claims (2)

  1. 相手方コネクタに接続される接続端子を収容するとともに、外部の取付け部に固定するための係止部が形成されているスルーロック部を備えたコネクタを覆う保護カバーにおいて、
    前記スルーロック部を嵌合し、該スルーロック部を形成する段差部に当接する当接部と該当接部の縁部が前記スルーロック部の端部に当接する閉塞部とを設けた樋状の基底部と、
    該基底部に嵌合された前記スルーロック部の端部を前記基底部外に露呈させる開口部と、前記基底部にヒンジを介して接続され、前記基底部に前記スルーロック部を嵌合した状態で前記基底部を覆うカバー部と、該カバー部を前記基底部に係止するロック部とを備えていることを特徴とする保護カバー。
  2. 前記基底部及び前記カバー部は、蛇腹状のチューブの端部を係止する係止溝を後端に設け、前記スルーロック部から導出された前記電線を前記チューブで覆うことを特徴とする請求項1記載の保護カバー。
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