JP6479618B2 - コネクタホルダ - Google Patents

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この発明は、例えば、コネクタを内部空間に収容して車両に取り付けられるコネクタホルダに関する。
自動車に配索するワイヤハーネスは、例えば、自動車の部位ごとに分割し、分割したそれぞれのワイヤハーネスに備えたコネクタ同士を雌雄嵌合させることで、自動車の全体に配索できるように構成されている。
上記コネクタは、例えば、特許文献1に記載のコネクタホルダに収容した状態で、自動車のボディパネルなどに固定され、エンジンの振動や走行時の振動などによって、コネクタが他の部材や他の部品と干渉して、異音が生じたり、損傷したりすることを防止する。
特許文献1に記載のコネクタホルダは、軸方向に貫通する内部空間を有するとともに、内部空間にコネクタを固定するホルダ側固定部を備えており、コネクタに備えたコネクタ側固定部とホルダ側固定部とを着脱自在に固定して内部空間にコネクタを収容するとされている。
収容空間に収容されるコネクタは、一般的に雄コネクタであって、雌コネクタと雌雄嵌合する嵌合面の反対側の面からワイヤハーネスが延出しているため、ワイヤハーネスが延出する延出側から内部空間を通過させたコネクタを、雌コネクタと嵌合する嵌合側まで一旦引き出し、雄コネクタの嵌合面が嵌合側を向いた状態で、雄コネクタを内部空間に引き戻しながら収容するとともに、コネクタ側固定部をホルダ側固定部に固定する。
これにより、コネクタホルダの内部空間に収容された雄コネクタは、嵌合面が向いた嵌合側から雌コネクタを雌雄嵌合させても、嵌合する際の嵌合力によって固定状態が解除され、意図せずにコネクタホルダから外れることを防止できる。
しかしながら、ホルダ側固定部とコネクタ側固定部とを固定する上述のような従来のコネクタホルダは、コネクタを延出側から内部空間を通過させる際に、固定部同士が干渉しないように、つまり、コネクタ側固定部がホルダ側固定部をかわして通過するため、雄コネクタの外形よりも内部空間を一回り以上大きく形成する必要があり、小型化することに限界があった。
特開2001−185277号公報
そこで本発明は、小型化することができるコネクタホルダを提供することを目的とする。
この発明は、軸方向における一端から他端まで貫通するとともに、コネクタを収容する内部空間、及び前記一端から前記他端にわたって、前記軸方向に直交する直交断面方向に所定の長さ開口した開口部を有するコネクタホルダ本体と、前記内部空間に収容した前記コネクタを着脱自在に固定するホルダ側固定部と、前記開口部を開閉自在に閉塞する閉塞部とで構成され、前記閉塞部による前記開口部の閉塞状態を保持する保持部が、前記軸方向に沿って複数備えられ、前記保持部が、前記コネクタホルダ本体に備えられ、前記開口部を構成する開口縁部から外方に突出形成された突出係止部と、前記閉塞部に備えられ、前記突出係止部と係止するとともに前記突出係止部を囲う枠状に形成された枠状係止部とで構成され、前記閉塞部には、係止状態において、前記突出係止部との係止部分における前記開口縁部を前記枠状係止部とともに挟持する挟持部が、前記軸方向に沿って前記一端側から前記他端側まで延設されたコネクタホルダを特徴とする。
上記コネクタホルダは、閉塞部による開口部の閉塞状態において、一端と他端とが開口した無底筒状体であって、軸方向に直交する断面形状が、例えば、略長方形状のコネクタホルダ、略正方形状のコネクタホルダ、略多角形状のコネクタホルダ、略楕円形状のコネクタホルダ、略長楕円形状のコネクタホルダ、或いは、略円形状のコネクタホルダなどを含む概念である。
上述の軸方向に直交する直交断面方向に所定の長さ開口した開口部とは、コネクタから延出するワイヤハーネスを、コネクタホルダの外部から直交断面方向に沿って内部空間に挿通可能な開口幅を有する開口部であれば、例えば、直交断面方向における一部が開口する開口部、直交断面方向において半分程度が開口する開口部などを含む概念である。
上記保持部は、閉塞部によって開口部の閉塞状態を保持できれば、例えば、コネクタホルダ本体と閉塞部とのそれぞれに設けた係止部同士を係止させて閉塞状態を保持する保持部、コネクタホルダ本体と閉塞部とのいずれかに設けたクリップ状の保持部、或いは、バンドや紐などの別部材を用いて閉塞状態を保持する保持部などを含む概念である。
上記挟持部は、コネクタホルダの一端から他端にわたって延設した挟持部や、保持部に対応する位置に配置した挟持部などを含む概念である。
この発明により、コネクタホルダを小型化することができる。
詳述すると、一端から他端にわたって、軸方向に直交する直交断面方向に所定の長さ開口した開口部を有することで、ワイヤハーネスを直交断面方向に沿ってコネクタホルダの外部から開口部を通過させ内部空間に挿通することができるため、コネクタを軸方向に沿って他端側から内部空間に通過させて一端側に一旦引き出す必要がなく、内部空間にワイヤハーネスを挿通した状態において、コネクタをコネクタホルダの一端側に配置することができる。
これにより、コネクタホルダの内部空間において、コネクタがホルダ側固定部をかわす必要がなく、内部空間をコネクタの外形と略同等の大きさに形成することができ、コネクタホルダを小型化することができる。従って、コネクタホルダの車両への配置の自由度を向上できるとともに、軽量化やコスト削減を実現することができる。
さらに、上述のように、開口部からワイヤハーネスを直交断面方向に沿って内部空間に挿通できるため、コネクタを軸方向に沿うように他端側から内部空間に通過させて一端側に一旦引き出す必要がなく、コネクタホルダへコネクタを収容する際の作業性を向上させることができる。
さらにまた、閉塞部を備えたことで、コネクタホルダの断面形状を環状に保持することができるため、閉塞部による開口部の閉塞状態において、コネクタホルダ全体の剛性を向上させることができ、内部空間におけるコネクタの収容状態を確実に保持することができる。
また、閉塞部による開口部の閉塞状態が解除されて意図せずに開放されることを防止できるため、コネクタホルダの断面形状を確実に環状に保持して、コネクタホルダ全体の剛性が低下することをより防止できるとともに、内部空間内にコネクタをより確実に保持することができる。
さらに、開口縁部のうち他方における一端側及び他端側に保持部を配置したことで、一端及び他端の中央側に保持部を配置した場合よりも、捩じれ方向の外力に抗するコネクタホルダの剛性が向上するため、閉塞部による開口部の閉塞状態を確実に保持することができる。
また、ホルダ側係止部と閉塞側係止部とを係止させるだけの簡素な構成で、閉塞部による開口部の閉塞状態を確実に保持することができ、別部材を用いて閉塞状態を保持しないため、部品点数が増加することを防止できる。
また、閉塞部による開口部の閉塞状態をより確実に保持することができる。
詳述すると、突出係止部と枠状係止部との係止状態において、外方に突出する突出係止部と係止する枠状係止部は、開口縁部の外面側に配置されとともに、枠状係止部とともに挟持する挟持部は、開口縁部の内面側に配置されるため、外方からホルダ側係止部や閉塞側係止部に作用する外力によって、開口縁部が内部空間側に落ち込んで、ホルダ側係止部と閉塞側係止部との係止状態が解除されることを防止できる。これにより、閉塞部による開口部の閉塞状態をより確実に保持することができる。
この発明の態様として、前記閉塞部による前記開口部の閉塞状態において、前記軸方向に直交する断面形状を略長方形状に形成し、前記断面形状の短辺を構成する面の一方を前記閉塞部で構成することができる。
この発明により、開口部を確実かつ容易に閉塞することができる。
詳述すると、断面形状が長方形であるコネクタホルダは、長辺を構成する面よりも面積が小さい短辺を構成する面の一方を閉塞部としたことで、板状の閉塞部が意図しない外力によって変形することを抑制できるため、開口部を確実かつ容易に閉塞することができる。
これにより、コネクタホルダの断面形状を環状に保持することができるため、コネクタホルダ全体の剛性が低下することを防止できるとともに、内部空間内にコネクタを確実に保持することができる。
またこの発明の態様として、前記コネクタホルダ本体に対して前記閉塞部を前記直交断面方向に沿って開閉自在に連結する連結部が、前記開口部を構成する開口縁部のうちいずれか一方に備えられ、前記保持部が、前記開口縁部のうちの他方に配置することができる。
この発明により、コネクタホルダを構成する部品点数を削減できるとともに、コネクタを内部空間へ収容する際の作業性をより向上でき、閉塞部による開口部の閉塞状態を確実に保持することができる。
詳述すると、コネクタホルダ本体に対して閉塞部を直交断面方向に沿って開閉自在に連結する連結部を備えたことで、コネクタホルダ本体と閉塞部とを一体化できるため、部品点数を削減することができるとともに、コネクタを内部空間に収容する際に、閉塞部が紛失することを防止して、作業性をより向上させることができる。
この発明により、ホルダ側係止部と閉塞側係止部とを係止させるだけの簡素な構成で、閉塞部による開口部の閉塞状態を確実に保持することができ、別部材を用いて閉塞状態を保持しないため、部品点数が増加することを防止できる。
またこの発明の態様として、前記連結部の前記一端側及び前記他端側に、前記内部空間に向けて窪ませた凹部を備えることができる。
この発明により、開口部に対する閉塞部の開閉状態を繰り返す際に生じる応力を分散させることができるため、連結部が破損することを防止できる。
本発明は、小型化することができるコネクタホルダを提供することができる。
コネクタを収容した状態のコネクタホルダを説明する説明図。 閉塞状態のコネクタホルダを説明する説明図。 開口状態のコネクタホルダを説明する説明図。 雄コネクタを説明する説明図。 他の実施形態におけるコネクタホルダの斜視図。
この発明の一実施形態を以下図1から図3を用いて説明する。
図1(a)は、雄コネクタ100〜120を装着固定した状態のコネクタホルダ10の斜視図を示し、図1(b)は、雄コネクタ100〜120を装着固定した状態のコネクタホルダ10の手前側Fからみた正面図を示し、図2(a)は、閉塞状態のコネクタホルダ10の斜視図を示し、図2(b)は、閉塞状態のコネクタホルダ10の手前側Fからみた正面図を示している。
図3は、開口状態のコネクタホルダ10の斜視図を示し、図4(a)は、雄コネクタ100を上方からみた斜視図を示し、図4(b)は、雄コネクタ100を下方からみた斜視図を示している。
なお、各図におけるコネクタホルダ10の手前側Fを先端11とするとともに、奥側Rを後端12とし、先端11と後端12とを結ぶ方向をコネクタホルダ10の軸方向Xとする。
本実施形態におけるコネクタホルダ10は、図1(a)及び図1(b)に示すように、雌コネクタ200と雌雄嵌合する略直方体の雄コネクタ100〜120をコネクタホルダ本体20に装着固定した状態で、車両を構成するボディパネル300に固定される。
まずは、上記雄コネクタ100〜120、雌コネクタ200、及びボディパネル300の構成について以下に説明する。
雄コネクタ100は、図4(a)及び図4(b)に示すように、略直方体に形成されており、コネクタホルダ10の内部空間H1に収容されるコネクタであって、雌コネクタ200を内部に嵌合可能な嵌合孔101を有するとともに、嵌合孔101と反対側の面からワイヤハーネスWが延出されている。
そして、雄コネクタ100は、ワイヤハーネスWの延出方向に向けて、後述するホルダ側固定部60に装着固定可能なコネクタ側固定部102を備えている。
雄コネクタ110,120は、雄コネクタ100と同様の構成であるため、以下で簡単に説明する。
雄コネクタ110は、略直方体に形成されており、図示省略する雌コネクタを嵌合可能な嵌合孔111を有するとともに、嵌合孔111と反対側の面からワイヤハーネスWの延出されており、ワイヤハーネスWの延出方向に向けてホルダ側固定部61に装着固定可能なコネクタ側固定部112を備えている。
雄コネクタ120は、略直方体に形成されており、図示省略する雌コネクタを嵌合可能な嵌合孔121を有するとともに、嵌合孔121と反対側の面からワイヤハーネスWの延出されており、ワイヤハーネスWの延出方向に向けてホルダ側固定部62に装着固定可能なコネクタ側固定部122を備えている。
雌コネクタ200は、略直方体に形成されており、嵌合孔101に嵌合する嵌合部201を有するとともに、嵌合部201と反対側の面からワイヤハーネスWが延出されている。
ボディパネル300は、車両のボディを構成するパネルであって、図1(b)に示すように、コネクタホルダ10を固定するために平面状に形成したクランプ座面310を設けている。
クランプ座面310は、後述するアンカー70の挿入を許容するクランプ孔(図示省略)を備えている。
続いて、コネクタホルダ10の構成について以下に説明する。
なお、以下においては、特別な記載がない限り、後述するコネクタホルダ本体20の開口部H2を閉塞部30で閉塞した閉塞状態について説明している。
コネクタホルダ10は、図2(a)及び図2(b)に示すように、軸方向Xにおける先端11から後端12まで貫通した内部空間H1を有する略直方体の箱状に形成しており、コネクタホルダ本体20、閉塞部30、ヒンジ部40、保持部50、ホルダ側固定部60,61,62、及びアンカー70とを一体に構成している。つまり、コネクタホルダ10は、軸方向Xに直交する断面形状が、略長方形の環状に形成されている。
コネクタホルダ本体20は、手前側Fからみて右側面を開口させた開口部H2(図3参照)を有し、軸方向Xに直交する断面形状が略コの字状に形成されおり、コネクタホルダ10の底面を構成する底面部21と、上面を構成する上面部22と、左側面を構成する左側面部23とで一体に構成されている。
このコネクタホルダ本体20は、開口部H2を構成する底面部21の右側を第1開口縁部24とするとともに、開口部H2を構成する上面部22の右側を第2開口縁部25とし、第2開口縁部25の手前側F及び奥側Rの近傍に上方に突出する突出部26を備えている。
突出部26は、図3(a)に示すように、手前側Fからみて略直角三角形に形成されており、左側面部23に向かうに連れて徐々に高さが高くなるように形成されている。
なお、開口部H2は、上述した雄コネクタ100のワイヤハーネスWを挿通可能な開口幅に形成されている。
閉塞部30は、断面形状が略長方形状のコネクタホルダ10の右側面を構成しており、嵌合部201に対応する下側を第1閉塞縁部31とするとともに、上面部220に対応する上側を第2閉塞縁部32としている。
そして、閉塞部30は、第2閉塞縁部32において、第2開口縁部25の外面に位置する態様で突出部26を囲繞する枠状の枠状部33と、第2開口縁部25の内面に位置する態様で先端11側から後端12側まで延設した板状の板状部34とを備えている。
枠状部33は、第2閉塞縁部32の端部からコネクタホルダ本体20の左側面部23に向けて、閉塞部30に直交するように配置されている。
板状部34は、枠状部33よりも下方側において、挟持する第2開口縁部25の板厚分の間隔を隔てて配置されている。
ヒンジ部40は、図3(a)に示すように、先端11側から後端12側にわたって第1開口縁部24と第1閉塞縁部31とを連結しており、図3(b)に示すように、先端11側及び後端12側に軸方向Xに沿って窪んだ凹部41を設けている。
このヒンジ部40は、底面部21及び閉塞部30よりも薄肉に形成されるとともに、第1開口縁部24と第1閉塞縁部31との中間部分において、外面が軸方向Xに沿って内面に窪むように形成されており、軸方向Xに直交する直交断面方向に閉塞部30を開閉可能な可撓性を有している。
保持部50は、上述したコネクタホルダ本体20の突出部26と閉塞部30の枠状部33とで係脱可能に構成し、突出部26と枠状部33との係止状態において、閉塞部30による開口部H2の閉塞状態を保持する。つまり、閉塞部30によって開口部H2を閉塞する保持部50の枠状部33は、突出部26を囲繞するように上面部22の外面に配置されている。
ホルダ側固定部60は、雄コネクタ100のコネクタ側固定部102の装着固定を許容する固定部であって、平面からみて倒位の略M字状に形成され、底面部21の内面における先端11側の略中央に配置されている。
ホルダ側固定部61,62は、ホルダ側固定部60と同様の構成であるため、以下で簡単に説明する。
ホルダ側固定部61は、雄コネクタ110のコネクタ側固定部112の装着固定を許容する固定部であって、上面部22の外面における先端11側において、保持部50と所定の間隔を隔てて配置されており、ホルダ側固定部62は、雄コネクタ120のコネクタ側固定部122の装着固定を許容する固定部であって、左側面部23の外面における先端11側の略中央に配置されている。
なお、ホルダ側固定部60〜62は、いずれも手前側Fから奥側Rに向かうコネクタ100〜120の装着固定を許容する。
アンカー70は、例えば、バンドクランプなどに設けられている一般的なアンカーと同様の構成であって、図1(b)及び図4(b)に示すように、閉塞部30側の底面部21の外面から下方に向けて突出し、下方に向けて末広がりに形成された傘部71を上部に備えている。
このアンカー70は、ボディパネル300のクランプ座面310におけるクランプ孔に挿入し、傘部71がクランプ座面310に当接することで、ボディパネル300に対するコネクタホルダ10の安定した固定状態を維持する。
以上のように構成したコネクタホルダ10に対して雄コネクタ100を装着固定する方法を、以下に説明する。
まず、開口部H2を開口した開口状態において、雄コネクタ100がコネクタホルダ10よりも手前側Fに位置するように、雄コネクタ100から延出しているワイヤハーネスWを、開口部H2から内部空間H1へ挿通する。
そして、雄コネクタ100を手前側Fから内部空間H1に収容しながら、コネクタ側固定部102をホルダ側固定部60に装着固定し、その後、閉塞部30によって開口部H2を閉塞する。
なお、ワイヤハーネスWを内部空間H1へ挿入し、閉塞部30で開口部H2を閉塞した後、コネクタ側固定部102とホルダ側固定部60とを装着固定してもよい。
上述のように構成したコネクタホルダ10は、軸方向Xにおける先端11から後端12まで貫通するとともに、内部に雄コネクタ100を収容する内部空間H1、及び右側面を開口した開口部H2とを有するコネクタホルダ本体20と、雄コネクタ100を装着するホルダ側装着部60と、開口部H2を開閉自在に閉塞する閉塞部30とで構成したことで、小型化することができる。
詳述すると、コネクタホルダ本体20の開口部H2を直交断面方向に開閉自在に閉塞する閉塞部30を備えたコネクタホルダ10は、開口部H2からワイヤハーネスWを直交断面方向に沿って外部から内部空間H1に挿通することができるため、雄コネクタ100をコネクタホルダ本体20よりも奥側Rから軸方向Xに沿って内部空間H1に通過させて手前側Fまで一旦引き出す必要がなく、内部空間H1にワイヤハーネスWを挿通した状態において、雄コネクタ100をコネクタホルダ10の手前側Fに配置することができる。
これにより、コネクタホルダ10の内部空間H1において、雄コネクタ100がホルダ側固定部60をかわす必要がなく、内部空間H1を雄コネクタ100の外形と略同等の大きさに形成することができ、コネクタホルダ10を小型化することができる。従って、コネクタホルダ10の車両への配置の自由度を向上できるとともに、軽量化やコスト削減を実現することができる。
さらに、上述のように、開口部H2からワイヤハーネスWを内部空間H1に挿通できるため、雄コネクタ100を軸方向Xに沿うようにコネクタホルダ本体20の奥側Rから内部空間H1に通過させて手前側Fに一旦引き出す必要がなく、コネクタホルダ10へ雄コネクタ100を収容する際の作業性を向上させることができる。
さらにまた、閉塞部30を備えたことで、コネクタホルダ10の断面形状を環状に保持することができるため、閉塞部30による開口部H2の閉塞状態において、コネクタホルダ10全体の剛性を向上させることができ、内部空間H1における雄コネクタ100の収容状態を確実に保持することができる。
また、上述の説明によれば、閉塞部30による開口部H2の閉塞状態において、軸方向Xに直交する断面形状を略長方形状に形成し、コネクタホルダ10の右側面を閉塞部30としたことで、開口部H2を確実かつ容易に閉塞することができる。
詳述すると、断面形状が長方形であるコネクタホルダ10は、底面部21や上面部22よりも面積が小さい右側面を閉塞部30としたことで、意図しない外力によって閉塞部30が変形することを抑制できるため、開口部H2を確実かつ容易に閉塞することができる。
これにより、コネクタホルダ10の断面形状を環状に保持することができるため、コネクタホルダ10全体の剛性が低下することを防止できるとともに、内部空間H1に雄コネクタ100を確実に保持することができる。
また、上述の説明によれば、閉塞部30による開口部H2の閉塞状態を保持する保持部50を備えたことで、開口部H2から閉塞部30が意図せずに外れることを防止できるため、コネクタホルダ10の断面形状を確実に環状に保持して、コネクタホルダ10全体の剛性が低下することをより防止できるとともに、内部空間H1に雄コネクタ100をより確実に保持することができる。
また、上述の説明によれば、コネクタホルダ本体20に対して閉塞部30を軸方向Xに直交する直交断面方向に沿って開閉自在に連結するヒンジ部40を第1開口縁部24に備え、第2開口縁部における先端11側及び後端12側に保持部50を配置することで、コネクタホルダ10を構成する部品点数を削減できるとともに、雄コネクタ100を収容空間H1に収容する際の作業性をより向上でき、閉塞部30による開口部H2の閉塞状態を確実に保持することができる。
詳述すると、コネクタホルダ本体20に対して閉塞部30を直交断面方向に沿って開閉自在に連結するヒンジ部40を備えたことで、コネクタホルダ本体20と閉塞部30とを一体化できるため、部品点数を削減することができるとともに、雄コネクタ100を内部空間H1に収容する際に、閉塞部30が紛失ことを防止して、作業性をより向上させることができる。
さらに、第2開口縁部25における先端11側及び後端12側に保持部50を配置したことで、先端11及び後端12の中央側に保持部50を配置した場合よりも、捩じれ方向の外力に抗するコネクタホルダ10の剛性が向上するため、閉塞部30による開口部H2の閉塞状態を確実に保持することができる。
また、上述の説明によれば、コネクタホルダ本体20に備えた突出部26と、閉塞部30に備え、突出部26と係止する枠状部33とで保持部50を構成したことで、突出部26と枠状部33とを係止させるだけの簡素な構成で、閉塞部30による開口部H2の閉塞状態を確実に保持することができ、ゴムや紐などの別部材を用いて閉塞状態を保持しないため、部品点数が増加することを防止できる。
また、上述の説明によれば、突出部26を、第2開口縁部25から上方に突出形成するとともに、枠状部33を、突出部26を囲って係止する枠状に形成し、係止状態の突出部26を枠状部33とともに挟持する板状部34を閉塞部30に備えたことで、閉塞部30による開口部H2の閉塞状態をより確実に保持することができる。
詳述すると、突出部26と枠状部33との係止状態において、上方に突出する突出部26と係止する枠状部33は、第2開口縁部25の外面側に配置されとともに、枠状部33とともに挟持する板状部34は、第2開口縁部25の内面側に配置されるため、例えば、上面部23のホルダ側固定部61に固定した雄コネクタ110が、エンジンの振動や走行時の振動などによって揺れるワイヤハーネスWに伴って、上面部23に外力を作用させた場合であっても、第2開口縁部25が内部空間H1側に落ち込んで、突出部26と枠状部33との係止状態が解除されることを防止できる。これにより、閉塞部30による開口部H2の閉塞状態をより確実に保持することができる。
また、上述の説明によれば、ヒンジ部40の手前側F及び後端12側に、内部空間H1に向けて窪ませた凹部41を備えたことで、開口部H2に対する閉塞部30の開閉状態を繰り返す際に生じる応力を分散させることができるため、ヒンジ部40が破損することを防止できる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の一端は、実施形態の先端11に対応し、
以下同様に、
他端は、後端12に対応し、
開口縁部は、第1開口縁部24及び第2開口縁部25に対応し、
ホルダ側係止部及び突出係止部は、突出部26に対応し、
閉塞側係止部及び枠状係止部は、枠状部33に対応し、
挟持部は、板状部34に対応し、
連結部は、ヒンジ部40に対応し、
コネクタは、雄コネクタ100〜120に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
上述の説明によれば、コネクタホルダ10は、閉塞部30による開口部H2の閉塞状態において、軸方向Xに直交する断面形状が略長方形状であるが、内部空間H1に雄コネクタ100を収容することができれば、例えば、略正方形状のコネクタホルダ、略多角形状のコネクタホルダ、略楕円形状のコネクタホルダ、略長楕円形状のコネクタホルダ、或いは、略円形状のコネクタホルダなどであってもよい。
また、上述の説明によれば、コネクタホルダ10は、雄コネクタ100〜120をコネクタホルダ本体20に装着固定したが、コネクタホルダ本体20に雌コネクタを装着してもよいし、閉塞部に雄コネクタ100〜120又は雌コネクタを装着してもよい。
また、上述の説明によれば、コネクタホルダ10は、右側面を開閉自在な閉塞部30で構成したが、上面を開閉自在に構成した閉塞部、底面を開閉自在に構成した閉塞部、或いは、左側面を開閉自在に構成した閉塞部であってもよい。
さらには、例えば、右側面の一部で構成した閉塞部、右側面と上面の一部とを一体に構成した閉塞部、或いは、右側面の上側半分と左側面の上半分とを上面で連結して一体に構成した閉塞部などであってもよい。
また、上述の説明によれば、保持部50を、突出部26と枠状部33とで構成したが、閉塞部30によって開口部H2の閉塞状態を保持できれば、例えば、他の実施形態のコネクタホルダ10’をあらわす図5に示すように、コネクタホルダ本体20に枠状部26’を備えるとともに、閉塞部30に突出部33’備え、枠状部26’と突出部33’とで保持部50’を構成してもよい。これにより、閉塞部30に板状部34を備えなくても、上面部22が内部空間H1に落ち込むことを防止することができる。
また、上述の説明によれば、板状部33を、コネクタホルダ10の先端11から後端12にわたって延設することだけに限らず、枠状部33に対応する位置に分割して配置した枠状部であってもよい。
さらには、バンドや紐などの別部材を用いて閉塞状態を保持する保持部であってもよい。
10,10’…コネクタホルダ
11…先端
12…後端
20…コネクタホルダ本体
24…第1開口縁部
25…第2開口縁部
26,33’…突出部
30…閉塞部
31…第1閉塞縁部
32…第2閉塞縁部
33,26’…枠状部
34…板状部
40…ヒンジ部
41…凹部
50,50’…保持部
60〜62…ホルダ側装着部
100〜120…雄コネクタ
H1…内部空間
H2…開口部
X…軸方向

Claims (6)

  1. 軸方向における一端から他端まで貫通するとともに、コネクタを収容する内部空間、及び前記一端から前記他端にわたって、前記軸方向に直交する直交断面方向に所定の長さ開口した開口部を有するコネクタホルダ本体と、
    前記内部空間に収容した前記コネクタを着脱自在に固定するホルダ側固定部と、
    前記開口部を開閉自在に閉塞する閉塞部とで構成され、
    前記閉塞部による前記開口部の閉塞状態を保持する保持部が、前記軸方向に沿って複数備えられ、
    前記保持部が、
    前記コネクタホルダ本体に備えられ、前記開口部を構成する開口縁部から外方に突出形成された突出係止部と、
    前記閉塞部に備えられ、前記突出係止部と係止するとともに前記突出係止部を囲う枠状に形成された枠状係止部とで構成され、
    前記閉塞部には、係止状態において、前記突出係止部との係止部分における前記開口縁部を前記枠状係止部とともに挟持する挟持部が、前記軸方向に沿って前記一端側から前記他端側まで延設された
    コネクタホルダ。
  2. 前記枠状係止部は、
    前記閉塞部における前記軸方向の前記一端及び前記他端に、前記コネクタホルダ本体における前記一端側の端部と前記他端側の端部と面一となるように備えられた
    請求項1に記載のコネクタホルダ。
  3. 前記閉塞部による前記開口部の閉塞状態において、
    前記軸方向に直交する断面形状が略長方形状であり、
    前記断面形状の短辺を構成する面の一方が前記閉塞部で構成された
    請求項1又は2に記載のコネクタホルダ。
  4. 前記コネクタホルダ本体に対して前記閉塞部を前記直交断面方向に沿って開閉自在に連結する連結部が、前記開口部を構成する前記開口縁部のうちいずれか一方に備えられ、
    前記保持部が、前記開口縁部のうちの他方に配置された
    請求項1乃至3のうちのいずれかに記載のコネクタホルダ。
  5. 前記連結部の前記一端側及び前記他端側に、前記軸方向に沿って窪ませた凹部を備えられた
    請求項4に記載のコネクタホルダ。
  6. 前記コネクタホルダ本体の外周面に、前記コネクタを着脱自在に固定するホルダ側固定部が設けられた
    請求項1乃至5のうちのいずれかに記載のコネクタホルダ。
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