JP2014023218A - プロテクタの電線結束構造 - Google Patents
プロテクタの電線結束構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014023218A JP2014023218A JP2012157837A JP2012157837A JP2014023218A JP 2014023218 A JP2014023218 A JP 2014023218A JP 2012157837 A JP2012157837 A JP 2012157837A JP 2012157837 A JP2012157837 A JP 2012157837A JP 2014023218 A JP2014023218 A JP 2014023218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- binding
- main body
- electric wire
- protector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D63/00—Flexible elongated elements, e.g. straps, for bundling or supporting articles
- B65D63/10—Non-metallic straps, tapes, or bands; Filamentary elements, e.g. strings, threads or wires; Joints between ends thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/0207—Wire harnesses
- B60R16/0215—Protecting, fastening and routing means therefor
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/02—Details
- H02G3/04—Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
- H02G3/0462—Tubings, i.e. having a closed section
- H02G3/0487—Tubings, i.e. having a closed section with a non-circular cross-section
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/30—Installations of cables or lines on walls, floors or ceilings
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
- Y10T24/14—Bale and package ties, hose clamps
- Y10T24/1498—Plastic band
Abstract
【課題】電線の収容高さ内にバックル部を収める標準化作業が容易となり、高品質な電線保護構造が簡単な作業で得られるプロテクタの電線結束構造を提供する。
【解決手段】プロテクタ11の電線結束構造は、電線13を収納可能な筒体を形成する本体15および蓋体17と、収容された電線13と交差する方向に並んで本体15に穿設された一対のバンド挿通孔65a,65bと、一方のバンド挿通孔65aを含んで本体15に画成され、結束バンド61のバックル部67を電線13の収容高さDよりも低く収容するためのバンド結束用空間部71と、蓋体17に形成され、蓋体17が本体15に取り付けられたときにバンド結束用空間部71を閉塞する結束空間閉鎖板部91と、を備える。
【選択図】図6
【解決手段】プロテクタ11の電線結束構造は、電線13を収納可能な筒体を形成する本体15および蓋体17と、収容された電線13と交差する方向に並んで本体15に穿設された一対のバンド挿通孔65a,65bと、一方のバンド挿通孔65aを含んで本体15に画成され、結束バンド61のバックル部67を電線13の収容高さDよりも低く収容するためのバンド結束用空間部71と、蓋体17に形成され、蓋体17が本体15に取り付けられたときにバンド結束用空間部71を閉塞する結束空間閉鎖板部91と、を備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、本体および蓋体を互いに組み合わせて電線を収納可能な筒体を形成するプロテクタの電線結束構造に関する。
自動車用ワイヤハーネス(電線)を保護して車体パネル等に取り付けられるワイヤハーネス用のプロテクタが知られている(例えば特許文献1参照)。
図7に示すこの種のワイヤハーネス用のプロテクタ501は、プロテクタ本体503が樋形状に形成され、端部壁面505に複数の挿通孔507が穿設されている。結束バンド509は帯状で、両端部がプロテクタ本体503の各挿通孔507を介して内部に挿通され、内部に配設される複数の電線511からなるワイヤハーネス513の周囲を保持する。バンド部515の一端にはバックル部517が備えられ、このバックル部517にロック孔519を形成した構成になっている。ロック孔519の内部には爪が設けられており、バンド部515をロック孔519に差し込むと、バンド部515の表面に形成された凹凸521に爪が係合することにより、バンド部515がロックされる構造になっている。
図7に示すこの種のワイヤハーネス用のプロテクタ501は、プロテクタ本体503が樋形状に形成され、端部壁面505に複数の挿通孔507が穿設されている。結束バンド509は帯状で、両端部がプロテクタ本体503の各挿通孔507を介して内部に挿通され、内部に配設される複数の電線511からなるワイヤハーネス513の周囲を保持する。バンド部515の一端にはバックル部517が備えられ、このバックル部517にロック孔519を形成した構成になっている。ロック孔519の内部には爪が設けられており、バンド部515をロック孔519に差し込むと、バンド部515の表面に形成された凹凸521に爪が係合することにより、バンド部515がロックされる構造になっている。
しかしながら、プロテクタ501に収容された電線511を結束バンド509によってプロテクタ本体503に固定する際、バックル部517の向きや位置は、作業者によって区々であり、電線保護構造の品質にばらつきがあった。また、車両レイアウトの都合で、隙間の無いプロテクタ取り付け箇所においては、結束バンド509のバックル部517の向きを規制しなければならない。そこで、例えば図8に示すようなバックル部517の配置範囲Aを指定する管理項目に基づいて、組み付け作業が行われていた。更に、車両床部に取り付けられるプロテクタ501では、高さ方向の寸法Hを極力小さくしたい要請があり、この場合にはバックル部517が電線511よりも上方に配置されないようにした管理項目に基づいて、組み付け作業が行われていた。このため、作業上の管理項目が増える等、気遣い作業(煩雑な作業)を強いられることになり、電線511の組み付け作業者に負担を掛けていた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、電線の収容高さ内にバックル部を収める標準化作業が容易となり、高品質な電線保護構造が簡単な作業で得られるプロテクタの電線結束構造を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 互いに組み合わされることにより電線を収納可能な筒体を形成する本体および蓋体と、収容された前記電線と交差する方向に並んで前記本体に穿設された一対のバンド挿通孔と、一方の前記バンド挿通孔を含んで前記本体に画成され、結束バンドのバックル部を前記電線の収容高さよりも低く収容するためのバンド結束用空間部と、前記蓋体に形成され、前記蓋体が前記本体に取り付けられたときに前記バンド結束用空間部を閉塞する結束空間閉鎖板部と、を備えることを特徴とするプロテクタの電線結束構造。
(1) 互いに組み合わされることにより電線を収納可能な筒体を形成する本体および蓋体と、収容された前記電線と交差する方向に並んで前記本体に穿設された一対のバンド挿通孔と、一方の前記バンド挿通孔を含んで前記本体に画成され、結束バンドのバックル部を前記電線の収容高さよりも低く収容するためのバンド結束用空間部と、前記蓋体に形成され、前記蓋体が前記本体に取り付けられたときに前記バンド結束用空間部を閉塞する結束空間閉鎖板部と、を備えることを特徴とするプロテクタの電線結束構造。
上記(1)の構成のプロテクタの電線結束構造によれば、本体に穿設された一対のバンド挿通孔の一方に、本体の表側に画成されたバンド結束用空間部側から結束バンドのバンド先端が挿入される。バンド先端は、本体の裏側に抜けた後、他方のバンド挿通孔から再び本体の表側に引き出される。結束バンドは、本体の表側に引き出されたバンド先端が、ループ状となったバンド部の内側で本体に収容された電線を包囲した後、バンド結束用空間部に配置されたバンド後端のバックル部に通されて引き出されることで、電線を本体に結束する。本体に固定された結束バンドは、電線を結束しつつ、バックル部が本体に接して電線の収容高さよりも低くバンド結束用空間部に配置される。
そこで、仮に、結束バンドのバックル部がバンド結束用空間部に収まるように適正に配置されておらず、電線の収容高さよりも高く上方に突出していると、蓋体の結束空間閉鎖板部がバックル部に干渉し、蓋体の取り付けが不能となる。これにより、結束バンドが正規に取り付けられていないことを作業者は感知できる。また、いずれの作業者によっても、結束バンドのバックル部をバンド結束用空間部に配置することができるので、電線固定作業におけるバックル部の向きや位置を標準化することができ、電線保護構造の品質にばらつきが生じるのを防止できる。
そこで、仮に、結束バンドのバックル部がバンド結束用空間部に収まるように適正に配置されておらず、電線の収容高さよりも高く上方に突出していると、蓋体の結束空間閉鎖板部がバックル部に干渉し、蓋体の取り付けが不能となる。これにより、結束バンドが正規に取り付けられていないことを作業者は感知できる。また、いずれの作業者によっても、結束バンドのバックル部をバンド結束用空間部に配置することができるので、電線固定作業におけるバックル部の向きや位置を標準化することができ、電線保護構造の品質にばらつきが生じるのを防止できる。
(2) 上記(1)の構成のプロテクタの電線結束構造であって、前記バンド結束用空間部が、前記バックル部およびバンド結束工具の結束先端部を挿入可能な大きさで形成されていることを特徴とするプロテクタの電線結束構造。
上記(2)の構成のプロテクタの電線結束構造によれば、結束バンドがバンド結束工具を用いて結束される場合、バンド結束工具の結束先端部をバンド結束用空間部の空間部底面に直接押し当てて作業することが可能となり、高品質な電線保護構造をより簡便な作業で得ることができる。
本発明に係るプロテクタの電線結束構造によれば、電線の収容高さ内にバックル部を収める標準化作業が容易となり、高品質な電線保護構造を簡単な作業で得ることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るプロテクタ11の電線結束構造は、互いに組み合わされて電線13(図6参照)を収納可能な筒体を形成する本体15および蓋体17を有する。本体15は、電線13を挟み互いに離間する両側部19を有する。両側部19は、電線13に沿って長尺の底板部21の長手方向に沿う両側から起立している。つまり、本体15は、長手方向に直交する断面形状が、上方を開放されたコ字形状となる。この上方の開放部分は、本体15内方の電線収容空間23(図1参照)を開放する本体開口部25となる。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るプロテクタ11の電線結束構造は、互いに組み合わされて電線13(図6参照)を収納可能な筒体を形成する本体15および蓋体17を有する。本体15は、電線13を挟み互いに離間する両側部19を有する。両側部19は、電線13に沿って長尺の底板部21の長手方向に沿う両側から起立している。つまり、本体15は、長手方向に直交する断面形状が、上方を開放されたコ字形状となる。この上方の開放部分は、本体15内方の電線収容空間23(図1参照)を開放する本体開口部25となる。
本実施形態において、本体15には2本の電線13が収容される。底板部21には両側部19の中間部に隔壁部27が起立して設けられ、隔壁部27は電線収容空間23を長手方向に沿って二分割している。本実施形態において、本体15には2本の電線13が収容されるが、本発明に係るプロテクタは、1本の電線13、或いは3本以上の電線13が収容されるものであってもよい。また、電線は、複数の電線13を束状に纏めた電線束であってもよい。
本体15は、直線状に形成されてもよく、本実施形態のように湾曲して形成されてもよい。図1及び図3に示すように、本体15の長手方向一端側には一端側電線導出入部29が形成され、本体15の長手方向他端側には他端側電線導出入部31が形成される。本体15には、一端側電線導出入部29の外側に、車体固定用ブラケット部33が設けられている。車体固定用ブラケット部33には、車体固定用係止孔35が形成されている。
蓋体17は、本体15の平面視の形状、即ち、本体開口部25に倣った形状に形成される。図2に示すように、蓋体17は、電線13に沿う両側に、蓋体縁部37が形成されている。この蓋体縁部37は、本体15における両側部19の内側に挿入される。
本体15および蓋体17には、双方の長手方向に沿って複数のロック部41が設けられている。ロック部41は、本体15の両側部19および蓋体17の両側縁39を相互に係合する。ロック部41は、本体15および蓋体17の長手方向に沿って所定間隔で配置されている。ロック部41は、両側部19のそれぞれに設けられる受け部43と、蓋体17の両側縁39のそれぞれに設けられ受け部43に挿入係合される係合片45と、からなる。受け部43は、両側部19の外側面47に設けられている。
受け部43は、両側部19の外側面47に、中空板体状となって突出している。この中空板体状の上面は、係合片挿入開口部49(図1参照)となって矩形状に開口している。受け部43は、一部分が切欠部51となって切り欠かれることで外方に開放される。つまり、係合片挿入開口部49は、受け部43の内方から外方へ開放される。受け部43は、切欠部51の上方が係合梁部53となる。
蓋体17の両側縁39のそれぞれに設けられる係合片45は、蓋体縁部37の外側に位置する両側縁39から本体15に向かって突出される。この係合片45の外面には図2に示す係合爪55が突設され、係合爪55は係合片挿入開口部49に係合片45が挿入されることで、係合梁部53(図1参照)に係合して、係合片45を受け部43に抜け止めする。
本実施形態に係る本体15の長手方向略中央部には、矩形状に開放される筒部57が、隔壁部27を分断して形成されている。蓋体17には、この筒部57に一致する矩形穴59が形成されている。矩形穴59は、蓋体17が本体15に取り付けられることで筒部57に一致し、筒部57の内方を閉鎖することなく外方へ開放する。
図4に示すように、本体15の底板部21には、結束バンド61(図6参照)のバンド部63を挿通可能とする一対のバンド挿通孔65a,65bが穿設されている。これらバンド挿通孔65a,65bは、図6に示すように、本体15に収容された電線13と交差する方向(本実施形態では、直交する方向)に並んで本体15に配置される。
結束バンド61は帯状で、両端部が本体15のバンド挿通孔65a,65bを介して内部に挿通され、内部に配設される電線13を本体15に結束する。バンド部63のバンド後端にはバックル部67が備えられ、このバックル部67にロック孔69を形成した構成になっている。ロック孔69の内部には爪が設けられており、バンド部63のバンド先端をロック孔69に差し込むと、バンド部63の表面に形成された凹凸に爪が係合することにより、バンド部63がロックされる構造になっている。
結束バンド61は帯状で、両端部が本体15のバンド挿通孔65a,65bを介して内部に挿通され、内部に配設される電線13を本体15に結束する。バンド部63のバンド後端にはバックル部67が備えられ、このバックル部67にロック孔69を形成した構成になっている。ロック孔69の内部には爪が設けられており、バンド部63のバンド先端をロック孔69に差し込むと、バンド部63の表面に形成された凹凸に爪が係合することにより、バンド部63がロックされる構造になっている。
ここで、本実施形態に係るプロテクタ11では、一方のバンド挿通孔65aを含んで本体15にバンド結束用空間部71が画成されている。バンド結束用空間部71は、結束バンド61のバックル部67を電線13の収容高さ(本実施形態では、電線収容空間23の高さと同等)Dよりも低く収容するための空間である。本体15の他端側電線導出入部31(図1参照)には両側部19の一方に沿って、底板部21よりも高くなった(浮上した)上段部73が設けられている。バンド結束用空間部71は、この上段部73の上段面75に凹設されている。従って、底板部21と、バンド結束用空間部71の空間部底面77とは略同一平面状となる。
バンド結束用空間部71に穿設された一方のバンド挿通孔65aは、図4に示す一対のガイド壁81によって挟まれている。これらガイド壁81は、結束バンド61のバンド部63を幅方向から挟み、バンド部63の幅方向の移動を規制する。バンド結束用空間部71は、両側部19の一方に形成された側部分断部83によって電線収容空間23に連通している。また、結束バンド61の側部分断部83と同じ周回経路に位置する隔壁部27には、凹状切欠部85が形成されている。これら側部分断部83および凹状切欠部85は、電線13を包囲して結束するバンド部63との干渉を回避するためのものである。
本実施形態において、バンド結束用空間部71は、バックル部67およびバンド結束工具87の結束先端部89を挿入可能な大きさで形成されている。つまり、バンド結束用空間部71は、バンド結束工具87に装着されたバックル部67が、バンド結束工具87の結束先端部89ごと挿入可能な大きさを有している。バンド結束工具87の結束先端部89は、例えば角柱形状に形成される。バンド結束用空間部71は、この角柱形状の結束先端部89が挿入可能な略相似形状に形成される。バンド結束工具87は、手動式結束工具または空圧式結束工具のいずれであってもよい。
図2に示すように、本体15の本体開口部25を覆う蓋体17には、結束空間閉鎖板部91が膨出形成されている。結束空間閉鎖板部91は、蓋体17を本体15に取り付けたときに、バックル部67を収容したバンド結束用空間部71を閉塞するよう矩形状に形成されている。本実施形態の結束空間閉鎖板部91は、図5に示すように、蓋体17と同一平面で形成されている。
次に、上記構成のように構成されるプロテクタ11の電線結束構造の作用を説明する。
本実施形態に係るプロテクタ11の電線結束構造では、本体15に穿設された一対のバンド挿通孔65a,65bのうち一方のバンド挿通孔65aに、本体15の表側に画成されたバンド結束用空間部71側から結束バンド61のバンド先端が挿入される。バンド先端は、本体15の裏側に抜けた後、他方のバンド挿通孔65bから再び本体15の表側に引き出される。結束バンド61は、本体15の表側に引き出されたバンド先端が、ループ状となったバンド部63の内側で本体15に収容された2本の電線13を包囲した後、バンド結束用空間部71に配置されたバンド後端のバックル部67に通されて引き出されることで、これら電線13を本体15に結束する。本体15に固定された結束バンド61は、電線13を結束しつつ、図6に示すように、バックル部67が本体15に接して電線13の収容高さDよりも低くバンド結束用空間部71に配置される。即ち、電線13の収容高さDがバックル部67の高さhよりも大きければ、バックル部67が電線13の収容高さDよりも上方に突出することはない。
本実施形態に係るプロテクタ11の電線結束構造では、本体15に穿設された一対のバンド挿通孔65a,65bのうち一方のバンド挿通孔65aに、本体15の表側に画成されたバンド結束用空間部71側から結束バンド61のバンド先端が挿入される。バンド先端は、本体15の裏側に抜けた後、他方のバンド挿通孔65bから再び本体15の表側に引き出される。結束バンド61は、本体15の表側に引き出されたバンド先端が、ループ状となったバンド部63の内側で本体15に収容された2本の電線13を包囲した後、バンド結束用空間部71に配置されたバンド後端のバックル部67に通されて引き出されることで、これら電線13を本体15に結束する。本体15に固定された結束バンド61は、電線13を結束しつつ、図6に示すように、バックル部67が本体15に接して電線13の収容高さDよりも低くバンド結束用空間部71に配置される。即ち、電線13の収容高さDがバックル部67の高さhよりも大きければ、バックル部67が電線13の収容高さDよりも上方に突出することはない。
そこで、仮に、結束バンド61のバックル部67がバンド結束用空間部71に収まるように適正に配置されておらず、電線13の収容高さDよりも高く上方に突出していると、電線13に近接して本体15に取り付けられる蓋体17の結束空間閉鎖板部91がバックル部67に干渉し、蓋体17の取り付けが不能となる。これにより、結束バンド61が正規に取り付けられていないことを作業者は感知できる。
また、いずれの作業者によっても、結束バンド61のバックル部67をバンド結束用空間部71に配置することができるので、電線固定作業におけるバックル部67の向きや位置を標準化することができ、電線保護構造の品質にばらつきが生じるのを防止できる。
また、いずれの作業者によっても、結束バンド61のバックル部67をバンド結束用空間部71に配置することができるので、電線固定作業におけるバックル部67の向きや位置を標準化することができ、電線保護構造の品質にばらつきが生じるのを防止できる。
また、本実施形態に係るプロテクタ11の電線結束構造では、結束バンド61がバンド結束工具87を用いて結束される場合、バンド結束工具87の結束先端部89(図6参照)をバンド結束用空間部71の空間部底面77に直接押し当てて作業することが可能となる。これにより、高品質な電線保護構造をより簡便な作業で得ることができる。
従って、本実施形態に係るプロテクタ11の電線結束構造によれば、車両レイアウトの都合で隙間の無いプロテクタ取り付け箇所にプロテクタ11を組み付けたり、高さ方向の寸法を極力小さくしたい車両床部にプロテクタ11を取り付けたりする際にも、電線13の収容高さD内に結束バンド61のバックル部67を収める標準化作業が容易となり、高品質な電線保護構造を簡単な作業で得ることができる。
なお、本発明のプロテクタの電線結束構造は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
なお、本発明のプロテクタの電線結束構造は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…プロテクタ
13…電線
15…本体
17…蓋体
41…ロック部
61…結束バンド
65a,65b…バンド挿通孔
67…バックル部
71…バンド結束用空間部
87…バンド結束工具
89…結束先端部
91…結束空間閉鎖板部
13…電線
15…本体
17…蓋体
41…ロック部
61…結束バンド
65a,65b…バンド挿通孔
67…バックル部
71…バンド結束用空間部
87…バンド結束工具
89…結束先端部
91…結束空間閉鎖板部
Claims (2)
- 互いに組み合わされることにより電線を収納可能な筒体を形成する本体および蓋体と、
収容された前記電線と交差する方向に並んで前記本体に穿設された一対のバンド挿通孔と、
一方の前記バンド挿通孔を含んで前記本体に画成され、結束バンドのバックル部を前記電線の収容高さよりも低く収容するためのバンド結束用空間部と、
前記蓋体に形成され、前記蓋体が前記本体に取り付けられたときに前記バンド結束用空間部を閉塞する結束空間閉鎖板部と、
を備えることを特徴とするプロテクタの電線結束構造。 - 前記バンド結束用空間部が、前記バックル部およびバンド結束工具の結束先端部を挿入可能な大きさで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタの電線結束構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012157837A JP2014023218A (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | プロテクタの電線結束構造 |
EP13816632.7A EP2874255A4 (en) | 2012-07-13 | 2013-07-11 | ELECTRO-WIRE BINDING STRUCTURE FOR A PROTECTION DEVICE |
CN201380037374.4A CN104428966A (zh) | 2012-07-13 | 2013-07-11 | 保护器的电线捆扎结构 |
PCT/JP2013/069033 WO2014010698A1 (ja) | 2012-07-13 | 2013-07-11 | プロテクタの電線結束構造 |
US14/595,699 US20150121658A1 (en) | 2012-07-13 | 2015-01-13 | Electric-Wire Binding Structure for Protector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012157837A JP2014023218A (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | プロテクタの電線結束構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014023218A true JP2014023218A (ja) | 2014-02-03 |
Family
ID=49916139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012157837A Abandoned JP2014023218A (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | プロテクタの電線結束構造 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20150121658A1 (ja) |
EP (1) | EP2874255A4 (ja) |
JP (1) | JP2014023218A (ja) |
CN (1) | CN104428966A (ja) |
WO (1) | WO2014010698A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019103030A1 (ja) * | 2017-11-23 | 2019-05-31 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネスプロテクタ及びハーネスアセンブリ |
WO2022158302A1 (ja) * | 2021-01-22 | 2022-07-28 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5985309B2 (ja) * | 2012-08-29 | 2016-09-06 | 矢崎総業株式会社 | プロテクタ |
US10363444B2 (en) * | 2015-09-30 | 2019-07-30 | Specified Technologies Inc. | Self-adjusting firestopping sleeve apparatus |
JP6258907B2 (ja) | 2015-10-23 | 2018-01-10 | 矢崎総業株式会社 | 外装部材及びワイヤハーネス |
JP6383345B2 (ja) * | 2015-12-03 | 2018-08-29 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス用プロテクタ、及び、ワイヤハーネスの製造方法 |
WO2018168399A1 (ja) * | 2017-03-16 | 2018-09-20 | 住友電装株式会社 | 電線配索部材及び電線配索構造 |
JP2019146289A (ja) * | 2018-02-16 | 2019-08-29 | 住友電装株式会社 | プロテクタ及びプロテクタ付きワイヤハーネス |
CN109775437A (zh) * | 2019-01-15 | 2019-05-21 | 深圳市华星光电半导体显示技术有限公司 | 拖链线材的束缚构造及束缚方法 |
JP6883595B2 (ja) * | 2019-01-31 | 2021-06-09 | 矢崎総業株式会社 | 保護チューブの接続構造 |
DE102022118937A1 (de) * | 2022-07-28 | 2024-02-08 | Lisa Dräxlmaier GmbH | Abdichtbares gehäuse für eine flachleiterschienenanordnung |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0833156A (ja) | 1994-07-15 | 1996-02-02 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス用プロテクタ |
JP4312042B2 (ja) * | 2003-12-19 | 2009-08-12 | 矢崎総業株式会社 | 結束バンドの固定構造 |
DE102005015075A1 (de) * | 2005-04-01 | 2006-10-05 | MAN Nutzfahrzeuge Österreich AG | Kabelkanalelement |
JP2009065798A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス用のプロテクタ |
JP2009095185A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス用のプロテクタ |
JP5769388B2 (ja) * | 2010-07-22 | 2015-08-26 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス配索構造 |
-
2012
- 2012-07-13 JP JP2012157837A patent/JP2014023218A/ja not_active Abandoned
-
2013
- 2013-07-11 WO PCT/JP2013/069033 patent/WO2014010698A1/ja active Application Filing
- 2013-07-11 CN CN201380037374.4A patent/CN104428966A/zh active Pending
- 2013-07-11 EP EP13816632.7A patent/EP2874255A4/en not_active Withdrawn
-
2015
- 2015-01-13 US US14/595,699 patent/US20150121658A1/en not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019103030A1 (ja) * | 2017-11-23 | 2019-05-31 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネスプロテクタ及びハーネスアセンブリ |
WO2022158302A1 (ja) * | 2021-01-22 | 2022-07-28 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2874255A4 (en) | 2015-12-02 |
WO2014010698A1 (ja) | 2014-01-16 |
CN104428966A (zh) | 2015-03-18 |
US20150121658A1 (en) | 2015-05-07 |
EP2874255A1 (en) | 2015-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014023218A (ja) | プロテクタの電線結束構造 | |
JP5939400B2 (ja) | 結束バンド固定構造 | |
JP5985309B2 (ja) | プロテクタ | |
JP6324364B2 (ja) | コネクタのワイヤカバー | |
JP2016046943A (ja) | プロテクタ | |
JP2020150594A (ja) | 電気接続箱 | |
JP4835512B2 (ja) | 電線カバー | |
JP5666250B2 (ja) | 電線固定部 | |
JP5746580B2 (ja) | 結束バンドの取付構造 | |
JP5067176B2 (ja) | 車載用の電気接続箱 | |
JP2014059985A (ja) | コネクタ | |
JP2019030064A (ja) | プロテクタ | |
US20210101545A1 (en) | Electric junction box | |
JP2017059421A (ja) | 電線カバー | |
JP7082101B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP7021066B2 (ja) | 係合部材 | |
JP2014121224A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2007005703A (ja) | ワイヤーハーネスプロテクタ | |
JPWO2019103030A1 (ja) | ワイヤハーネスプロテクタ及びハーネスアセンブリ | |
JP6069050B2 (ja) | 電線固定構造及びクランプ | |
JP2022063644A (ja) | 樹脂構造体、及び、ワイヤハーネス | |
JP2017135813A (ja) | プロテクタ付ワイヤハーネス | |
JP6014469B2 (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP5745903B2 (ja) | プロテクタ | |
JP7098549B2 (ja) | 固定部材及びワイヤハーネス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20150122 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150619 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20151028 |